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伊群内金天墨 4

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(1)

ヱ03全歌集篇

れ ーかしこ︵都寛︶ 六帰路ー帰洛を︵群扶︶路︵神︶帰路を︵天岐黒内松御 筑 九 加都寛︶ =よりてーより︵加︶ δをはーを︵黒︶ 三みやりたるー見や

たたる︵都︶ 三ことさら  ことさらに︵群神天岐東黒内松御尊筑九加都寛︶ き侍 り1侍るか︵黒︶侍るなり︵筑都寛︶侍候︵加︶ 一西はー×︵加︶ 一≡もーそ

群 (

扶 神 天 岐 東 黒 内松御尊筑九加都寛︶ 美降しー降︵黒︶ 一≡のーーのつ︵東︶×︵御︶

一 一

ー×︵神︶ 昌九やーに︵加都寛︶ 一一一〇時分ー時分に︵天岐内松︶時︵加︶

に ーへ︵黒︶ =三よくせすは⁝けりー×︵神東黒︶ 亘よくーよう︵内尊 筑 九︶ 茜けりーける此終ノ一行異本︵天岐︶ける︵内松︶きイニけり︵都︶

  4

南 都 百 首く文明五年六月以降V

[ 掴川囹内閣文庫蔵﹁詠百首和歌﹂本く201・453V

[ 閥 囹囹河野信一記念文化館蔵﹁詠百首和歌﹂本︿123・922>  ︵河︶

      島原公民館松平文庫蔵﹃歌書集興﹄︿119・6∨所収﹁後成恩寺百       首和歌﹂本       ︵松︶

   

 内閣文庫蔵﹃墨海山筆﹄︿2ユ7・31>第九四冊所収﹁一条禅閤百

首和歌﹂本

天 理 図書館吉田文庫蔵﹁詠百首和歌﹂本く81・吉119∨

金 刀 羅 宮 図

書 館

詠 「

百 首 和 歌﹂本く23・5・1277V

内閣文庫蔵﹁後成恩寺殿南都百首﹂本く201・461V

群 書 類 従 本

宮城県立図書館伊達文庫蔵本く911・24・17∨

              へ

伊群内金天墨

)  )  )  )  ) )

大 阪 市立大学附属図書館森文庫蔵本︿911・FUJ・森文庫﹀

 ︵大︶

(2)

ヱ04

刈 谷 図 書 館 蔵

蓬 『

芦雑紗﹄∧6203>第一〇一冊所収本   ︵刈︶

一  

       

ひ︶     畠      ︵ひ︶

玉しきたいらの都をさそらへ出てあをによしならの京にすまゐせしより

      お       ニ このかた六とせの春秋ををくりむかへては昨日の夢のまたさめぬかとう

た か ひ ひ とつ空の月日をあふき見てはむかしの友にむかへる思ひをなせ

 四       工      六 りみかさの山のふもとのちりにましはりてあめかしたの白浪しつかなら

む︶      七 ん 事 を い の り春日のsとふひのかけをのぞみても雪まのわかなつむにさ

      カ またけなしといへとも七そちあまりの波のしはのふるはかりの思出もな

く千とせをふへき松ならぬ身はなけきのもとをはなれかたしものsふの       合

に しむまれされはゆみむまのみちにたつさはるへきにもあらすのりの

     =    三        三茜 しの門をは心さすといへともはな香のつとめに物うくしていたつらにあ

      ︵ほ︶      三   一六

      ス もてあそひてそ花のあした月のゆふへをはなくさみにけるこれによりて        一七 か しくらしなをさりにおきふすひまくにはからのうたやまとこと葉を 堀 川 の 院の百首の題をえらひて大和国の諸所の名によせつs硯の水のあ

      完      二〇       三 さき心さしにまかせて筆の林にくちぬることの葉をかきあつむるといふ

事しかなり

(3)

105全歌集篇

O

詠 百 首 和 歌 ー×︵内群伊大刈︶

O

門 覚 恵 1×︵内群伊︶藤原兼良

( 伊

刈︶

O

帰るーかはる︵群伊大刈︶

すとーする︵墨内群伊大刈︶

O

まゆみー梓︵松︶あつさ︵墨︶

O

閨一玉しきーたましきの︵墨内群伊大刈︶ 二さそらへー×︵墨︶さすらへ︵内

  群

伊 大 刈︶ エは  ×︵群伊大刈︶ 四みかさの山  三かさ山︵墨金群伊大刈︶ エ

 ましはりて  ましはり︵群伊大刈︶ 六白浪1×︵内群伊大刈︶ 七つむーつまん

 ︵内群伊大刈︶ ︵いへともーいふへとも︵大︶ 九思出  おもひ︵墨︶ ≡へきー        ぐ  ×︵墨︶ =心さすーこころさせ︵内群伊大刈︶ 三といへともーとも︵内群伊大

 刈︶ 三はな香  はなの香︵墨︶ 茜はな香⁝物うくしてー×︵内群伊大刈︶

 一五やまとーやまとの︵墨内群伊大刈︶ =︷こと葉−言の葉︵大︶ 一七をはーを︵内

  群

伊 大 刈︶ 天諸所ー名所︵群大︶一九筆ーくさ︵内群伊大刈︶ 二〇ことの葉iこ

 とは︵内群刈︶ 三かきあつむる  かきつむる︵刈︶

  詠 百 首 和 歌

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

桑門覚恵    春二十首

   

       ︵む︶ 立 春 蹴 飛 鳥河なかれてはやき年波も けふを春とや立帰るらん

   

      ︵む︶

鵬 子 日すとまゆみの岡の姫小松 引やまとゐのはしめなるらん       霞

      ︵む︶

て る門をや春も尋けん 三輪の山辺のけさはかすめる

   

(4)

106

O

光にー光も︵墨︶0朝ー泪︵河

天︶O

ノ歌ナシ︵内群伊大刈︶

O

もるーもり︵群大︶ Oあとー×

墨︶

O みし世ーみし夜︵墨︶みしま︵伊

刈︶

    に

O

よ とにーよとの︵内︶ Oつるー へ る︵天︶  ぐ

O

青根か嶺ー青根に嶺︵松︶

蛎 春といへは出る光にさそはれて 朝の原にきなく鶯       若 菜

       ︵む︶

鋤 い まいくか日数をつてみ飛火のs 野へのわかなはもえんとすらん       残 雪

       ︵む︶

皿 とのへもるたかあとつけて出つらん 御垣か原の雪の村消       梅 珊 泊瀬河はやくみし世の古郷に むかしわすれぬ梅かsそする       柳 孤 玉 柳六田のよとに糸はへて わかあゆつるとみゆる春哉       早 蕨

      ︵む︶

蜘 うちけふるわか草山の下わらひ 木のめも春と今やもゆらん

訊 昨日けふ嶺にも尾にも白雲の たつたの桜いまさかりかも

莚 しくくふれる春雨は 青根か嶺そ色まさりける

小 さs原なつみし駒も引かへつ ひのくま河の春のけしきに

(5)

107全歌集篇

。 な けやな7なけや龍︵金︶

O

春とー春に︵群大︶ Oけりーけ

る︵墨︶O

行 大刈︶O岡にーほかに︵墨︶岡の        に 来 ー行け︵河天︶雪け︵内群伊

天︶

O

藤ー藤花︵内群伊大刈︶

O けりーける︵墨︶ O閑院⁝よせ 侍 ー︵題ノ下二割注トシテアリ︵松

金︶︹913︺題ノ下二割注トシテアリ︶

(墨︶×︵内群伊大刈︶ O閑院−閑

院の︵河松天︶ O南円堂をー南円 堂︵金︶ Oよせ侍ーよせて︵墨︶      て

     く

O

くれてーくれは︵松︶

O の み とーとのみ︵内群伊大刈︶

ーさりけれ︵河天︶ 花 O もー花は︵群大︶ 0ちりけれ

   

  帰 鷹

       ︵む︶

鯉 霞しくゆきけの沢をたつかりの またふるさとはさえ帰るらん

   

  喚 子 鳥 鍋 な けやなけさほの山辺の喚子鳥 はsそも春とひこはえにけり

   

  苗 代

      ︵む︶

鎚 五 十 串たてひくや御しあのなはしろに 布留のわさ田も春や知らん

   

  童 即

一 夜

ね し露たに袖はしほれしを 行来の岡につむ童哉

   

  杜 若

      ︵な︶

鎚 猿 沢 の 池 の

玉 藻 や へ たつらん 底にはさかぬかきつはた哉

   

  藤 鋤 藤 な み の        ︵え︶ か sるすゑはもめくみけり 南の岸にたてしちかひは     閑 院 左 大臣南円堂をたてS藤氏のさかへをいのりし事を思よせ侍

   

  款 冬 鋤 ぬ ししらぬ花染衣はるくれて 口なし山にさける款冬

   

三 月尽

鋤 けふのみと春にたむけの山桜 むへこそ花もぬさとちりけれ

(6)

ヱ08

  夏欺

O

夏 ーっな︵群大︶ Oきてーきく

墨︶

O

室 ーか室︵河天︶

なしーかけし︵河松墨天内群伊大

O

よ るくー夜なく︵大︶Oか

刈︶

     き

O

き㌔つともーきつとも︵天︶きs つ sも︵内伊刈︶

O

あけぬーあくる︵内群伊大刈︶

O

をもーおの︵群大︶ Oくらはし

山のーくらはし山に︵群大︶

○しるくーしなく︵墨︶

    夏十五首       更 衣 鋤 た ちかへぬ雲の衣は春なから 夏きてみゆる天のかく山       卯花 鍋 さきにけり神の御室の榊葉に しらゆふかくる岸の卯花       葵 盟 神山のあふひはよその契にて よるくかなしかつらきのはし       郭 公 鰯 きsつともいはせの杜の郭公 人つてならぬ一声も哉       菖 蒲 鋤 としをへて五月のけふはをたえせぬ 玉井の沼にあやめひくなり       早 苗 翅 す か 原 や ふ しみのさなへほのくと あくる田面にそよくをそまつ       照 射

      ︵む︶

脇 あけぬとやともしするをもわかるらん くらはし山の横雲の空      

五 月雨

㈱ さみたれは水分山の名もしるく 雲におちそふ滝の白浪

(7)

109全歌 集 篇

O

慶 橘 ー橘︵内群伊大刈︶

     と

O

か は とーかはも︵天︶

O

夜 は の ーよるは︵河内伊︶夜は

( 天 刈︶よるの︵群大︶

O

い るー池︵河松墨天金内群伊大

刈︶O

もらてーもえて︵天︶ Oもるー もる

山︵金︶

ζ

  る   ら く注V33¢33︵内群伊大刈︶

O

御 祓 ーみちき︵刈︶

〇 一 葉のー一葉も︵内群伊大刈︶

O

天 か 下 −天下︵墨︶天の下︵群伊

刈︶

   

盧 橘 即 い に しへをみきのつかさの袖の香や ならのみやこにのこる橘       螢 訊 山かけはまた夜やのこる夏箕川 かはとあけてもとふ螢哉  

   

蚊 遣 火 蹴 払 え ぬ うちわの里の蚊はしらに 煙たてそふ夜はのあくた火       蓮 脇 た を や めの花のすかたのいる水に 船をうかへてとる蓮哉       氷 室 誕 春 日山日影はもらてひむうもる しけみか下そ夏の外なる       泉 鰯 秋はけふまた夏なからたつの市や うるまの清水むすふ挟に      

六 月祓

夏 はつる御祓やうけし神南備の 森の秋風ゆふかけてふく

  秋二十首

か さ山もりの一葉のおちそめて 天か下には秋風そふく

(8)

ヱ∫0

    を

O

名をやー名のや︵大︶

    ぐ

O

トシテアリ=松金︶×︵墨内群伊大 門 ⁝いへりー︵題ノ下二割注

刈︶

    に

O

に 1露そ︵大︶ Oみたるーみ た

け︵刈︶

O

うこかすーそこかす︵墨︶

O

花の名に1花す﹂きなに︵伊刈︶

O おふ川ーおほかは︵松墨金︶おほ つ

大︶

ζO

秋 風 をー女郎女︵金︶

O

早 薦 ー初薦︵松墨︶

O

か りー鳥耐伊大刈︶ O山風もー

山風に︵松︶

     

七 夕

鎚 た な は た の

手向にさらすけふはかり なに山姫の名をやからまし

    龍 門の布さらす山ひめの事をいへり           む    萩 即 花 す りのたもとは露にみたるとも 猶わけゆかんまのs萩原      女郎花 拠 ゑ に か けるかたちのをのsをみなへし 心うこかす秋風そふく       薄

       ︵む︶

か りねするたまくらののsしの薄くるれは露やまつ結らん

か よふあきつのをのsかるかやの みたれて物は我そかなしき

ふ ちはかま春のゆかりの花の名に おふ川のへを秋そにほはす

な らしのをかにならしても そよとおとろく荻の音哉

鰯 とふかりの羽買の山の山風も はらふか峯のをちの白雲

(9)

ヱ刀全歌集篇

O

ふ ーとふ︵松群大︶

O

とはりーとはかり︵天︶

O

かもーにも⌒金内群伊大刈︶ O

晴間ーたえま︵松︶Oみそめーみ

き︵伊刈︶

O

わけすともーわけねとも︵墨︶

O 露の光−露尤︵内︶

  月 O 月ー︒︵天︶

      鹿

  ︵を︶

拠 さほしかのつまこふ声もたかまとの 尾上のま萩いまさかりかも       露 皿 物 思 ふ 袖にもさそなしけをかの 草葉にあまる秋の夕露       霧 珊 宮の滝きりのとはりのひまみえて 落る白玉はもる人もなし    

  樺

&四

あさかほの花かも霧の晴間より みそめのさきの面影そたつ            ︵む︶   駒迎 蜘 春 日野のおとろのみちはわけすとも 鹿毛なる駒もけふやひくらん    月 瓢 あひにあひて露の光も玉きはる 内の大野の月そさやけき

      擦 衣

       ︵む︶

蹴 里 人

の うつや衣もたゆむらん 十市の山に月かたふきぬ

  虫

夜 寒そふ秋ははつせの山風に 猶もつれなき松虫のこゑ

(10)

112

O

そ か ひ ーうかひ︵刈︶

O

お るーなる︵内群伊大刈︶

O

又 ー老︵群伊大刈︶

O

わ た す ーまよふ︵大︶

O

さ﹂ー篠︵金内群伊大刈︶

頚 み sなしのいけのぞかひに咲にけり なにをか音にきくの白露       紅 葉

      ︵を︶  ︵む︶

鰯 時 雨ふる三輪の檜原をかきわけて 秋や紅葉のかさしおるらん      

九 月尽

鰯 は つ せ 女 か しつはたおひの長月も くるれはけふに又めくりつs     冬十五首       初 冬 蜥 か しは木のもりは朽はにうつもれて 道こそなけれ冬はきにけり       時雨 纈 まてしはしさのsわたりの夕時雨 やとsふみわの里になるまて       霜

       ︵お︶

纈 白妙の雲間の虹は中たえて 霜をきわたすくめの岩はし       霰

       ︵む︶

神 なひのあささs原にふるあられ ひろはぬ玉や世に残るらん

組 たまくしけみむろの山のあくる夜に 鏡をかけてふれる白雪

(11)

ヱ13全歌集篇

O

の ︑ーのに︵群伊大刈︶

O

内ー浦︵群大︶

よと︵内︶Oなんーけむ︵金大︶ 風

O

ー川︵大︶七瀬のよとー七瀬

O

うらみーかきり︵墨︶

O

うたふーこたふ︵内︶

O

うたのーかたの︵群大︶

O た か まー高矢︵松︶たま︵天︶

    埋イ

O

うつみ火ー炉火︵伊︶

      ︵む︶

姫 冬の夜はたく火にせんとしめしのs 沢辺のあしも霜かれにけり  

   

千 鳥

織 月影のきよき川原にさ夜ふけて 千鳥友よふさほの内かな       氷

       ︵む︶

W 昨日けふ猶さえまさるあすか風 七瀬のよとやこほり果なん  

   

水 鳥

調 清 澄の池の鏡のうらみあれや つかはぬ鳥の浪のうきねは       網 代 鰯 瀬をはやみよしのs川の網代木に しらゆふ花のさかぬまそなき    

  神楽

制 庭 火

た きうたふあなしの山かつら あかつきかけてかみあそひせむ

鰯 うたの野s御ゆき跡ある君か代に あふやうれしきやかたをの鷹

雲 よりもたかまの山にたつ煙 よそにもしるし峯のすみかま

鋤 きえぬるか春より冬になら山の 黒木の小屋の夜はのうつみ火

(12)

ヱヱ4

刈︶Oいかたしもーいかたしの

O

な らすーなかす︵松天金群伊大

( 内群伊大刈︶ Oらめーらん︵内 群 伊

刈︶

O

恋 は や ーこひはや︵内群伊大刈︶

O

ゐるー入︵河天︶

     す

      ミ

O

こりすまーこりつま︵松︶ Oか

ちーにこり︵天内群伊大刈︶

O

まとふーおもふ︵内群伊大刈︶

O

夜 ーに︵内伊刈︶

      歳 暮 鋤 まきならす丹生の川瀬のいかたしも さこそは年のくれいそくらめ     恋

十 首

   

  初恋

纏 けふよりは袖ふる山のみつかきも しらぬためしに人を恋はや       忍 恋 鵠 もらすなよゆふゐる雲の下ひ山谷にしつめる鳥の一声    

  不逢恋

砲 日にそへて思ひますたのいける世の ためにねぬなはさそなくるしき    

  初遇恋

の うき名おもへはみなれ川 見なれそめしそいまはくやしき

拓 こりすまに又はまつちの山なりと かこちやせまししのsめの月

二 もとのすきにしかたそしのはるs ふる川のへにまとふ心は

す る枕の太刀のつは市に かへてうき身のあふ夜しらせよ

(13)

115全歌集篇

O

か るーかけ︵伊刈︶

O

ー片︵松墨天金群伊大刈︶

O恨ー﹂恨恋︵群︶

O

とはslそはs︵松︶

O をーに︵松墨内群伊大刈︶

へ ぬ ーあへね︵内︶

O

岩 O

や ー岩ね︵群伊大刈︶ Oはー

や︵墨︶O

        も

ノ歌ナシ︵金︶Oとせーとし

( 内伊刈︶年︵大︶ Oもー︒︵河︶

O

ゐ るーぬる︵刈︶

   

  思

頷⑲

か るもかく猪かひの岡の草なれや おきふす床の露のみたれは

   

  行 恋

       ︵む︶

鋤 うしつらし二上山の峯の雲 こなたはかりになとしくるらん

   

  恨 皿 とはsこそいはせの山の秋風に 下はふ葛の露こほるとも

    雑二十首

           ︵え︶   暁 把 月やとるとよらの寺のゑのはゐを結もあへぬあかつきの袖       松 識 名におひてたか木の山の松なれや 空のみとりに枝をかはせる       竹

      ︵む︶

鯉 うつり行鶯山の春風は ふしみの竹や先なひくらん       苔

       ︵む︶

鰯 み よしのsおくの岩やにすむとても 苔のしつくに袖はぬれなん       鶴

       む 

い くとせをふるの\沢に馴ぬらん 今もおりゐるつるの毛衣

(14)

126

    との

O

とのみーはれみ︵大︶

    ミペ

O

草 ー原︵伊刈︶Oほしーのち

( 河

松 墨 天 金 内伊大刈︶

O

関ーまを︵松︶ Oもるー守︵大

刈︶

  に

O

に ーの︵﹁の﹂ノ上二﹁に﹂ト重ネ テ 書キ︑右傍ニモ﹁に﹂トアルX金︶

O

うちはしわたしー橋うちわたし

( 群

刈︶

O

や す らふーやすらん︵墨︶

O

や とからんーやとるらん︵松︶

O

きにけるー聞ける︵河天内群伊 大 刈>O程にはー程は︵松︶

      な

O

とをーとほ︵墨︶ Oなれーしれ

( 大︶       ζ

           ︵む︶   山 鮒 雲とのみみふねの山の花ならは つねにあらなん春はすくとも    

  川

鰯 昔 見 しきさの小川はかはらねと 我年なみそたちかさねぬる       野

       ︵む︶

鰯 か つ らきやたかまの草にあらすとも しめさす野へはほしもきて見ん

   

  関

鋤 よしの山花の関もる桜戸は 人をそとむる春はとまらす       橋

㎝ さほ川にうちはしわたし我家の 昔の跡を見るそうれしき

   

  海 路 把 龍田山嵐をさむみ大伴の みつのとまりに舟そやすらふ       旅

       ︵む︶  ︵ほ︶

孤 大 和 路のすみたかはらにやとからん とをくきにける程にはあらねと       別 蹴 よしさらは形見とをなれあかすして わかるs袖の岡こえの道

   

  山家

(15)

117全歌 集篇

O

嵐ふきー嵐ふく︵墨︶嶺ふかき

内群伊大刈︶

O

は ーも︵金内群伊大刈>

ー都︵金︶

 里

O

ちりくーちかく︵伊︶ O里

 ︑︑

0

しめんーからん︵内群伊大刈︶

O

あたしのーあらしの︵伊刈︶

O

まかんーくるまかも︵内群伊 大刈︶Oますーまに︵刈︶

O

ーを︵松︶

鰯 巻向の檜原くもりて嵐ふき 月にはうとき山の下庵    

田家

鰯 吹 風

に ひ か ぬ なる子を引手山 ふもとのひつちもる人はなし    

  懐旧

把 か きつめしやまとことの葉ちりくに ならの里人名のみふりつs       夢

      ︵む︶

把 あかつきのかねのみたけにやとしあん こむ世をかけて夢やさめぬと            ︵む︶   無常 珊 あたしのs朝の露のきえぬ間に なにをむさほる心なるらん       述 懐

    ︵む︶

鋤 粟 まかん事をしそ思ふ神のます 春日の原に家居せしより            ︵む︶   祝 姐 君 か た め とよをか姫のあとたれし 玉きの宮に千代やかそへん

   

45

  文明七年︵一四七五︶十二月二十九日日野政光三十

   

   

三 回忌品経歌

       

園︺巴宮内庁書陵部蔵﹃品経和歌﹄

(16)

118

∧注V底本﹁おほきみの﹂に作る︑

改︒

      詠 勧発品和歌       沙弥覚恵 坐 白妙のきさの木にさく花みれは東ふく風に春そきにける       ミミ︵懐旧︶

棚 み そ ちあまり三とせときくにおとろきぬ みしその夢は昨日と思ふに

   

46

  文 明九年︵一四七七︶七月七日七夕歌合巻末長歌

    厨口困群書類従所収本

幽 あはれいかに ふ月七日の 雲のうへ ほしまつるてふ ともし火の   光 さやかに あるへきに かかくる人も なきままに むかしを忍ふ   もしすりの 乱れたちにし よのなみは はやいくとせに 成ぬらむ   か  へも 中々に 折にもあはぬ 円居とて ととめたまひし おほきみ        く注∨ か りしほとに いとたけの 手向にかふる 夜半なれと 秋のしら  

の  そのみこころの かしこさを あふかぬ人こそ なかりけれ さ

  りとてとしとし ひとたひの 行あひのよを いたつらに ねてあか

  さむもさすかにて廿の人をえらひつつ けふの日数の やまと

(17)

ヱヱ9全歌 集篇

うた ほのほのよめの 勅なれは 仰をかしこみ 人々は 和歌の浦

半の もしほ草かきあつめてそ たてまつる其か中にも わたの

は ら 星合のかけを うつせとも なかむるあまも なきさなる ふ ね の か ちのは とるとたに しらぬ事こそ うらみなれ けにこころ

ある しわさにて 野への千種を けふのため 手折もてきて かめ

に さし うしひく名ある はなをさへ 女郎花にそ あはせける か

くても中の はるるよは 星か川辺の ほたるかと 見えし光も み

か くれて 月はかりこそ そらにすめ かくはありとも ものおもふ

袖のなみたは かきくもり 我身にしらぬ 名とり川 無名とりても

こりすまの 恨もたえす 恋しさに 頼まぬものと いひなから ま

たてもあらぬ 夕くれは せむかたなみに よし野川 よしやよの中

今はとて いもせの山に のかれても 滝のひひきに あらそへる

木の葉の時雨松のあめ袖をぬらさぬ夜半もなし薪こるてふ

身なからも 玉のみきりを わすれぬは 君ちよませの ことの葉を

こゑこゑに をれるにしきの いろいろに 聞みる人を おとろかす       ︵お︶ か けてそ 祈りける かかる情の おほかれは みかける玉の

七 十に つかひつつ 左右にとあらそへは文のみちにも

(18)

ヱ2σ

  もののふの たけき心は 有ぬへし 是そ時代に あふ坂の 山ちに

  ︵え︶

は へ る さねかつら 永きよまてや ったはらむ さてしもひろき   国のうち我敷嶋の道しれる人のなくやは有へきにみかさの

 山の やまかけの 柴の庵に すみそめて ころもの玉を かけまく   もかしこき君か島のあと此ひとまきに巻そへて難波のうら

の  よしあしを こころに分て はりまなる しかまの市に かちま   けを しるしつけよの 御ことのり いかにせむとも またしらす   つ らつらつはき つらつらに 思ひほとけは いなみのの いなみ申

  ︵む︶

      ︵む︶   さん道なくて 人のみるめははつかしの森のくちはを ひろひ   あつめさほの川行水くきの跡にまかせて かくとしらなん

   

47

  文 明十年︵一四七八︶二月三日北野社法楽百首続歌

    同n囹宮内庁書陵部蔵﹃類聚和歌﹄

      手 向山      覚恵

て は神に手向の山さくら つsりの袖も錦なりける

  常盤山      覚恵

(19)

12ヱ全歌集篇

︿注V姻と続けて書写されてゐ

る︒

       ︵は︶      ︵は︶

螂 真木のはのかわらぬ色もかわりけり ときはの松の秋のけしきは       小 塩 山       覚恵 斯 時 雨 た に え や は 染けるをしほ山 みゆき待間の千代の緑は       志 香 須 香 渡                                  

    覚恵

螂 しかすかのわたりときけは袖ぬれぬ 君か舟出を待となけれと       角田川      覚恵

卿 思 ふ

こ と有明の月の都とり 角田河原に音をのみそなく       錺磨市 伽 世 を わ た るわたにさこそはあき人の しかまの市に出ぬ日もなし

   

娼 文 明十一年︵一四七九︶正月七日三合厄祈穰和歌

     厨日圏﹃兼顕卿記﹄︵大日本史料所収︶

     閥囹困﹃実隆公記﹄       ︵実︶

       ﹃甲子夜話﹄正篇巻六二・二四      ︵甲︶

     一︵初力︶       昌

人 日菜糞之佳辰一段嘉言万般珍重抑今日立春也初子也

        エ 乃 為転三合之災厄柳呈進一首之祝語汗顔不少笑

  ロ定多柾賜天覧候様可令洩披露給

(20)

122

甲︶〇七ー七日︵実甲︶ 三 1み︵実︶ Oたるーなる︵実    四 里     ×

      頭 左中将殿

      ︵む︶

姐 これやこの三に合たるとしならん 七のはつ子春のたつ空 覚恵上

 エ

 御贈答御製

  

を       お 

 おりにあふことはの玉のひかりには なにかは三のほしもをよはむ          ︵お︶ 後 聞随心院僧正被進一首於禅閤云々件一首如此   玉

は sき又なs草にと口口口口 春たつ日にもあひにあひをひ         ︵かなや︶ 禅 閤贈答 魏 春日野を雪間になして春はきぬ わ口口口つまむ松や引へき  閥︺⁝圏一□1初︵実甲︶ 二般ー端︵実甲︶ 工候様ー候之様︵実甲︶ 酉×1正

 月七日︵実︶正月七日 覚恵上︵甲︶ 工左ー×︵実甲︶ 六×ー表書同前 別紙一

 枚書様如此被巻加之︵実︶別紙︵甲︶ 七御贈答御製−以下ナシ︵実︶御製御返し︵甲︶  ︵おりに⁝1以下ナシ︵甲︶

   

49   文 明十一年四月二十六日崇徳院法楽百首

          厨日困﹈高松宮蔵本

   

霞       覚恵

鵬 松やまのはるのみとりをたちこめて かすみも千世の色は見えけり

(21)

ユ23全歌集篇

      秋 夕       覚恵

鎚 む か しおもふ秋のあらしのはけしさに 里の名きくもうちの夕くれ    

      ︵お︶  ︵む︶   神楽      覚恵

螂 うちしある庭火の影にしるきかな とるさかにはも霜やをくらん       寄 原 恋        覚恵

鋼 小さs原かりに逢よのつゆのぞて むかしの玉のゆかもまさらし       述       ︵?︶ 懐       覚恵

姐 い まはわれおもへはわかのうら人に たちよしるへき老の波やは

   

50

  文 明十一年六月九日御霊社法楽和歌

     ﹇園U困宮内庁書陵部蔵﹃類聚和歌﹄

      名所夏月       覚恵

鎚 月しろきいなのs小篠霜とみて 秋をかりねにあかすみしかよ       疎       ︵む︶ 屋 夕顔      覚恵

咀 夕かほの花咲かこふあはらやよ 今こん冬もかsらましかは

樹 陰納涼       覚恵

(22)

124

鋤 茂りあふ桐の木かけのあさすsみ 一はもまたぬ秋風そふく       山家人稀      覚恵 砲 わ くらはにことsふ人のおとろきは風やはかるs杉の下道       寄 神瓶祝      覚恵 栩 そ の か み の あらふるこsろやはらけて 光をやとす千世の玉かき

   

51  文明十二年二四八〇︶八月十四日文明年中応製詩歌

    届︺巴続群書類従所収本

   

  唐

尭        覚恵

螂 茅 か や ふ く水にみしかきつち橋も すなほなる世を立渡れとや       羅       ︵わ︶ 浮 山      覚恵

姻 梅か香をかりねの山に夢さめて 梢にさはく村鳥の声

   

52

  文 明十二年九月十九日細川道賢十三回忌品経歌

    厨山囹宮内庁書陵部蔵﹃品経和歌﹄

(23)

125全歌集篇

   

  詠

勧 発 品和歌      沙弥覚恵 賜 白妙の象山のはを出にける 月の御かほも法のためとか       ぐミ︵述懐︶

       ︵ゑ︶      ︵む︶

砺 苔

の したにうつもれぬ名や朽すして うへし小松の千代まもるらん

   

53

  文 明十三年︵一四八一︶正月十八日禁裏月次歌会

     厨︺囲宮内庁書陵部蔵﹃公宴続歌﹄第七冊

     

       ︵む︶ 岸 柳      覚恵

卿 はる風やたつたの川を渡らん 御むろの岸になひく柳は       早 苗 多       覚恵

随 今日いくか田子の手まなく取早笛ゆひもやとはsおひさらましを       朝 時 雨        覚恵

螂 これやこのなに山姫の神無月朝の雲の色にしくるs

   

54   文 明十三年二月十八日禁裏月次歌会

     ﹇脚山巴宮内庁書陵部蔵﹃公宴続歌﹄第七冊

(24)

126

   

若 菜        覚恵

卿 へ た て なき春の光は数ならぬ 垣ねの中もわかなつむまて  

   

祝 言                                               む      覚恵 姐 宮人のかさしに手折さくら花 匂はんはるそかすりしられぬ

   

55   文 明十三年三月十八日禁裏月次歌会

     厨川巴宮内庁書陵部蔵﹃公宴続歌﹄第七冊

      翫 花       覚恵 斑 春 といふもしをたまふとなのりして 雲ゐの花にかくることのは

   

56   年 時 未 詳・禁裏五十首御うた

     厨︺圏尊経閣文庫蔵﹃続撰吟抄﹄第三冊

    禁 裏五十首御うたの申に  

   

岸 柳       兼良

 ︵お︶

そ くとき色こそみゆれ春秋の くるかたかはる岸の青柳

(25)

127全 歌 集篇

   

  寄松祝

     ︵む︶ ︵?︶

姻 今日ひかん御前の山の小松はら 千世のねの日も君かためとて

   

47

  年 時 未詳・﹃又片方﹄所収歌

          厨U囹北海学園大学附属図書館北駕文庫蔵﹃武家百人一首﹄︿文・536V

       所収﹁続六歌仙﹂本

   

   

   

   

   

   

   

   

         ︵む︶     後成恩寺入道前関白 螂 白雪のみのしろ衣春はきぬ かさして行ん梅の花かさ

   

58

  年 時 未詳・﹃叢塵集﹄所収歌

     ﹇咽川困曼殊院蔵﹃叢塵集﹄

   

       ︵え︶      ︵む︶ 秋 夕       兼良

聯 よしやそのいつくもおなし秋ならは たへてなかめんやとの夕くれ

   

59

  年時未詳・﹃八景和歌﹄所収歌

  厨い困福井県立図書館松平文庫蔵﹃集書﹄︿M911・25∨

(26)

128

   

 山市晴嵐      桃花野人一条兼良 姻 山本の霞消ゆく朝あらしに たつ市人のぞてかへる見ゆ

   

60  懐紙

   

A

園﹃高松宮御蔵御手鑑﹄︵日本古典文学会11昭55・6︶

   

  詠 方 便 品倭語      従一位兼良 螂

一 巻

を 三 に わ けつsときしかと色香はおなし花の下ひも

   

懐 旧

蜘 しまかくれかくれし浪のあとsめて さらに遠を追風そふく

  B  回國永島福太郎﹃一条兼良く人物叢書31V﹄︵吉川弘文館‖昭34・8︶m頁

    文明七年二月日

     一条殿さま御懐紙

(27)

」29全歌集篇

   

   

       ︵お︶ 沙 弥 覚恵︵花押︶

⑩ か らさきの松にあひをひをちきらなむ むかしをしれるすみ吉の神

   

61  短冊

   

A

  岡 回日本古典全集・正宗敦夫﹃伊勢物語枕草紙﹄︵日本古典全集刊行会11                 昭12・ユ︶

       ⌒ほ︶     初恋      花

岨 よそに見るとを山とりのはつ尾花 ほにあらはれて恋もするかな

   

B  岡n囲﹃大日本史料第八篇之士二﹄︵昭2・H︶文明十三年四月二日条

          ︵む︶   冬江       兼良 鑑

三 嶋

江 や 氷にとつるあしのねの いまいく夜とか春をまつらん

   

C  圃U囲東山御文庫蔵元宝器御物﹃短冊手鑑﹄上

   

  田家      兼良

(28)

130

姻 あきはつるしつか山田のかりやかた かりにもとはぬくれそさひしき  

D 田門囲伏見宮旧蔵﹃短冊手鑑﹄上

   

  青        ︵ひ︶ 獣        兼良

鋲 か す か の s萩のわか葉をはむしかの つのおいかはるころも来にけり  

E  ﹇脚國小松茂美﹃日本書蹟大鑑﹄第八巻︵講談社11昭55・1︶

   

  述        ⌒を︶ 懐        兼良

蝿 雲 とりのあやしやかsる身なからに かふるころものおりにのひぬる

   

F  圃U圏﹃日本の美術 室町時代の書﹄第皿号‖昭56・7

   

  待 雪       兼良

緬 日数のみつもりの浦の空さえて まつにはふらぬゆきそつれなき

(29)

131全歌 集 篇

   

G  囲圏大阪市立大学附属図書館森文庫蔵無刊記本﹃古短冊名鏡﹄︿728・        1・URAV

     一条関白 後花園院御題

   

  春 月       兼良

姐 か す む よの月にも物をおもふかな わか身ひとつの春になしつs

 疑

    − 高野辰之氏旧蔵伝兼良筆詠草切

          扁固福井久蔵﹃一条兼良﹄︵厚生閣H昭18・4︶65頁  

    初 冬

i夏にのみかふる衣と思ひしに 冬の立つ日も白かさねせり

      歳 暮

五くれてゆく玉の緒かけて玉琴の またねもたらす春のしらへは

(30)

132

H

応 『

別 記﹄

[ 噛

川 困内閣文庫蔵本︿167・120>

︿注V﹁イカテ﹂傍注︒       ハオソ 麦ニァハレニ浅増キ事侍ケル+顎七日一条大閤御息依為御本所兵庫ニヲ       孫政房卿イ

ハ シ マ シ ケルカ常ノ御装束ノ体ニテ直衣狩衣優美タル御姿ナレハイカナ ル ア ラ夷ナリ共力・ルヤコトナキ御有様ヲ見シタリタテマツルヘキニ思

モ ワカス以長鑓御心モトヲ突通奉リケレ共少御身ヲハタラカシタニモセ サ セ 給ハス南無西方極楽世界阿弥陀仏ト唱給テ其マ・朝ノ露ト消サセ給

ケリ関白ナトノカ・ルタメシスクナキ事也後日二奈良ニテ太閤聞召レテ       ノ

御 歎 中々文章ヲナストモ鳳風毛モ難及鶉鵡舌モ宣カタカルヘシアマリノ          ︿注∨ 御 事ニカクアソバサレケル

トテモシヌル命ヲイカテ武士ノ 家ニムマレヌ事ソクヤシキ

(31)

1

伝 兼 良 筆 歌 集 切

回日團大東急記念文庫蔵﹃手鑑﹄

    ︵お︶

w

・たれかまたむかしを思ふ心とて さもやよむへしかんなきもなし       ︵む︶ を はをそるsことの賢さは 疵を求ぬこsうなりけり

w

       ︵む︶ か けすてしゆくかたもなき山の井の ぞてにすsしき吹風もなし

え ならぬは道をたつねて求給ふ 心しるきはたれかしりてん

133全歌集篇

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