キャッシュ・フロー計算書の作成方法
上野清貴
Abstract
Iexplainedthepreparationmethodofcashflowstatementsbyuslngthe accountingdataofStatementofFinancialAccountingStandardsNo.95,
InternationalAccountingStandard7(revised1992)andStatementofFinancial AccountingDeliberationCouncil,andindicatedthetheoreticalproblemsofthe methods.TheProblemsarethefollowings:(1)cashflowstatementsare subordinatetobalancesheetsandincomestatementsfromtheviewpointofthe accountingstructure,(2)cashinflowandcashoutflowinworksheetsarerecorded ontheoppositesidesofthelogicallyrightsides,(3)thetitlesofaccountsare verbose.Thefundamentalreasonoftheseproblemsisthatcashflowstatements arepreparedfrombalancesheetsandincomestatementsandnotpreparedthrough thedoubleentrybookkeeplngsystem.Sowehavetoconstructthesystemincluding cashflowaccounting.Thisisthewaytowardtheintegrationofgeneralaccounting theory.
I まえかき
前稿では,キャッシュ・フロー会計制度論 として,財務会計基準書第95号(SFAS95),
改訂国際会計基準第7号(改訂IAS7)および企 業会計審議会意見書(意見書)を取り扱い,
それらの概要を説明した。そして,各キャッ シュ・フロー会計制度の問題点をいくつかの 論点に絞って検討し,望ましいキャッシュ・
フロー会計制度を探求した。
しかしながら,そこでは,キャッシュ・フ ロー計算書の具体的な作成方法について詳述 しなかった。各キャッシュ・フロー会計制度 を完全に理解し,評価するためには,それぞ れにおけるキャッシュ・フロー計算書の作成 方法を具体的に理解しておかなければならな い。そこで,各キャッシュ・フロー会計制度 において,キャッシュ・フロー計算書をどの ように作成するのかを説明し,それに基づい
て作成方法の問題点を指摘するのが,本稿の 主題である。
ところで,キャッシュ・フロー計算書を作 成する方法として,直接法および間接法とい う2つの方法がある。直接法とは,営業活動 に関係するキャッシュ・フローを各収入およ び支出の総額で示し,これらの差額として,
正味の営業活動によるキャッシュ・フローを 計算する方法である。直接法では,これによっ て,営業活動,投資活動および財務活動によ るキャッシュ・フローのすべてが,各収入お よび支出の総額で示されることになる。
これに対して,間接法とは,損益計算書で 算定された純利益から出発し,これにキャッ シュ・フローを伴わない項目を調整して営業 活動によるキャッシュ・フローを計算する方 法である。ここでは,主な調整項目は2つで あり,その1つは減価償却費などの損益計算 書上の非現金項目であり,他の1つは売掛金
や買掛金の増減などの貸借対照表上の運転資 金に関する調整項目である
o
このことを念頭において,以下ではまず,
各キャッシュ・フロー会計制度における直接 法および間接法によるキャッシュ・フロー計 算書の精算表(ワークシート)による作成方 法を概説する。その場合,
SFAS95
および改 訂I A S 7
に関してはそこにおける設例を利用 し,意見書に関しては日本公認会計士協会か ら公表された『連結財務諸表等におけるキャッ シュ・フロー計算書の作成に関する実務指針』(実務指針)の設例を利用することにする
o
次に, これらの作成方法における理論的な 問題点をいくつかの論点に関して指摘し,最 後に, これらに基づいて,キャッシュ・フロー 計算書のあるべき作成方法を示唆することに
し
f
こい。E
財務会計基準書第95
号SFAS95
におけるキャッシュ・フロー計算 書の特徴は,法人税等が営業活動として区分 表示され,受取利息,支払利息および受取配 当金が営業活動として,支払配当金が財務活 動として区分表示されることである。さらに,間接法において,営業活動によるキャッシュ・
フローは当期純利益から始まることである
o
これらのことを念頭において,
SFAS95
にお けるキャッシュ・フロー計算書の作成方法を 設例にしたがって説明してみようo
1
会計資料SFAS95
は製造業を営むM
社 を 設 定 し て お り,その連結貸借対照表および連結損益計算 書は次のとおりである[ FASB
,1 9 8 7
,p a r a . 1 3 3 J
。 連結貸借対照表期
首
期末
増 減資 産
現 金 及 び 現 金 同 等 物
$ 6 0 0 $1
,6 6 5 $ 1 , 0 6 5
7
τま じ
ず 上 債 権2
,3 7 0 2
,3 9 0 2 0
貸
但
j5 1
当 金( 6 0 0 ) ( 4 5 0 ) 1 5 0
戸
3ζ
之 取 手 形4 0 0 1 5 0 ( 2 5 0 )
棚
在日 資 産1
,2 3 0 1
,3 7 5 1 4 5
目
リ 払 費 用
1 1 0 1 3 5 2 5
投 資
2 5 0 2 7 5 2 5
有 形 固 定 資 産 ( 原 価 )
6
,4 6 0 8
,46 0 2
,0 0 0
減 価 償 却 累 計 額( 2
,1 0 0 ) ( 2
,3 0 0 ) ( 2 0 0 )
有 形 固 定 資 産 ( 純 額 )
4
,3 6 0 6
,16 0 1
,8 0 0
無 形 資 産4 0 1 7 5 1 3 5
資 産 メ仁』3
言十$8
,7 6 0 $11
,8 7 5 $ 3
,1 1 5
負 債
仕 入 債 務 及 び 未 払 費 用
$1
,0 8 5 $1
,0 9 0 s 5
未 払 利 息
3 0 4 5 1 5
人 税
債 務 リ ー ス 債 務 長 期 債 務 繰 延 税 金そ の 他 の 負 債
負 債 合 計資 本
資 本 金
留 保 利 益
資 本 合 計 負 債 及 び 資 本 合 計3 5 8 5
5 0 払
法期 未
短 3 0 0
7 2 5 2 7 5 7 5 0
7 2 5 2
,4 2 5 5 2 5 4 5 0
2
,15 0
3 7 5 1 5 0 5 0 2 7 5
2 2 5
1 , 5 5 5 5
,9 2 0
4
,3 6 5
1
,0 0 0 5 6 0 1
,5 6 0
$ 3
,1 1 5 3
,0 0 0
2
,9 5 5 5
,9 5 5
$11 , 8 7 5 2
,0 0 0
2
,3 9 5 4 , 3 9 5
$8
,7 6 0
連結損益計算書
$13
,9 6 5
1言・
I
司古 河 上
( 1 0 , 2 9 0 )
価原
古 兄 上
4 4 5 ) 減 価 償 却 費 及 び 償 却 費
( 1
,8 9 0 ) 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費
2 3 5 )
,
利息
払
支4 5 関 連 会 社 の 利 益 持 分
8 0 却
益士 一 ル
設 備
5 5
, 息 利
% 1 . 取
3ζ
1 5 険
金保
% 1 . 取
3ζ
( 3 0 ) 特許権侵害による訴訟損失
1
,2 7 0 税 引 前 当 期 純 利 益
( 5 1 0 )
当 額号│
人
税法
7 6 0
s
利
益 純 当 期キャッシュ・フロー計算書を作成するため の追加情報は次のとおりである [FASB , 1 9 8 7 , p a r a . 1 3 4 J o
(1 )M 社は,ある得意先が破産を申し立てた 時に,売上債権 3 5 0 ドルを償却した。貸 倒引当額 2 0 0 ドルが M 社の販売費及び一 般管理費に含まれていた。
( 2 )M 社は,棚卸資産の販売による受取手形 のうち第3回と最終回の年賦支払額1 0 0ド ルを回収し,工場の売却による 4 回払い 受取手形のうち第 3 回の年賦支払額 1 5 0 ド ルを回収した。 1 2 月 3 1 日までのこれらの 利息合計 5 5 ドルも回収した。
( 3 )M 社は持分法会計のもとで計上された関 連会社による配当金 2 0 ドルを受取った。
(4)M 社は帳簿価額 5 2 0 ドル,取得原価 7 5 0 ド ルの設備を 6 0 0 ドルで、売却し,現金を受 取った。
(5)M 社は自己使用のために新しい設備を構 築し,業務に供した。当該年度における 累積支出額 1 , 0 0 0 ドルには,資産計上さ れた利息 1 0 ドルが含まれていた。
(6)M 社は 8 5 0 ドルの公正価値をもっ新しい 設備に対してキャピタル・リース契約を 結んだ。そのリース契約のもとでの元本 支出合計は 1 2 5 ドルであった。
(7)M 社は S 社のすべての株式を 9 5 0 ドルで 買収した。その取得はパーチェス法会計 のもとで記録された。取得日における S 社の資産および負債の公正価値は次のと おりであった。
現 金 $ 2 5
7
τ 全 己 ~ 上 債 権 1 5 5 棚 卸 資 産 3 5 0 有 形 固 定 資 産 9 0 0
特 許 権 8 0
戸品込4与
業 権 7 0 仕入債務及び未払費用 ( 2 5 5 )
長 期 支 払 手 形 取 得 純 資 産
( 3 7 5 )
$ 9 5 0 (8 )M 社は使用限度契約内で様々な額の借入
れと返済を行った。そこでは,借入金は 請求後 3 0 日払いである o 信用限度内で借 入れた額の当該年度における純増加額は 3 0 0 ドルになった。
( 9 )M 社は長期債務証券 4 0 0 ドルを発行した。
( 1 0)M 社の法人税引当額には,繰延税金 1 5 0 ドルが含まれている。
( l 1 )M 社の減価償却費合計は 4 3 0 ドルであり,
無形資産の償却費合計は 1 5 ドルであった。
( 1 2)M 社の販売費及び一般管理費には,取締 役の退職まで繰延べられる奨励金報酬の 発生額 5 0 ドルが含まれている o これに関 連する債務はその他の負債に含められた。
( 1 3 ) M 社は,暴風雨のために棚卸資産の出荷 が1 週間できなかった時に生じた事業妨 害賠償金から保険金 1 5 ドルを回収した。
( 1 4)M 社は特許権侵害による訴訟を解決する ために 3 0 ドル支払った。
( 1 5)M 社は普通株 1 , 0 0 0 ドルを追加発行し,
そのうち 5 0 0 ドルは現金で発行され, 5 0 0 ドルは長期債務の転換で、発行された。
( 1 6)M 社は配当金 2 0 0 ドルを支払った。
2 直接法
以上の会計資料から,直接法によるキャッ
シュ・フロー計算書を作成するために,精算
表を作成すると,次のようになる。
精 算 表
貸 借 対 照 表
正味
増減 修
正記 入
キャッシュ・フロー資 産 借 方 貸 方 借 方 貸 方 支 出 収 入 現 金 及 び 現 金 同 等 物 1 , 0 6 5
(b)6 0 0 ( c ) 1 , 6 6 5
7
τ圭EコP
上 債
権2 0 ( 1 ) 3 5 0 ( 7 ) 1 5 5 ( 1
司2 1 5 貸 倒
ヲ│当 金 1 5 0
(1)2 0 0
(1)3 5 0
~ζ
Z取
手形 2 5 0 ( 2 ) 1 0 0
( 2 ) 1 5 0
棚 在日
資 産 1 4 5 ( 1 8 ) 2 0 5 ( 7 ) 3 5 0
目 I J 払 費 用 2 5
1() 9 2 5
投 資 2 5 ( 3 ) 2 5 有 形 固 定 資 産 2 , 0 0 0 ( 4 ) 7 5 0 ( 5 ) 1 , 0 0 0 ( 6 ) 8 5 0 ( 7 ) 9 0 0 減 価 償 却 累 計 額 2 0 0 ( I D 4 3 0 ( 4 ) 2 3 0 無 形 資 産 1 3 5 ( I D 1 5 ( 7 ) 1 5 0
負 債 及 び 資 本
仕 入 債 務 及 び 未 払 費 用 5 ( 7 ) 2 5 5
1() 8 2 5 0 未 払 利 , 息 1 5
(20 ) 1 5
未 払 法 人 税 3 5 ( 1 0 ) 3 5
短
期 債 務 3 0 0 ( 8 ) 3 0 0
一
ス 債 務 7 2 5 ( 6 ) 8 5 0 ( 6 ) 1 2 5 長 期 債 務 2 7 5 ( 7 ) 3 7 5 ( 1
5)5 0 0
( 9 ) 4 0 0
繰
延 税 金 1 5 0 。 0 ) 1 5 0 そ の 他 の 負 債 5 0 ( 1 2 ) 5 0 資 本 金 1 , 0 0 0 ( 1
5)1 , 0 0 0
留 保 利 益 5 6 0 ( a ) 7 6 0
(16 ) 2 0 0
メ EL 3 計 3 , 5 6 5 3 , 5 6 5 損 益 計 算 書 費 用 収 益
7
τ
全 ロ ~ 上 I
司<=11 3 , 9 6 5 ( 1
官1 3 , 9 6 5
7
τまEま
上
原価 1 0 , 2 9 0 ( 1 8 ) 1 0 , 2 9 0 減 価 償 却 費 及 び 償 却 費 4 4 5 1 (
1)4 4 5 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 1 , 8 9 0
(1)2 0 0 ( 1 2 ) 5 0
(
1
1 9 ) , 6 4 0 位
。 2 3 5 支 払 利 , 息 2 3 5
関 連 会 社 の 利 益 持 分 4 5 ( 3 ) 4 5
設 備 7で圭Eコr却 益 8 0 ( 4 ) 8 0
戸3ζZ
取
手J I 息 5 5 ( 2 ) 5 5
~ζ
Z取 保
険金 1 5 。 ) 3 1 5
訴
ヲ日~ゐ L 損 失 3 0 1 (
4)3 0 法 人 税 引 当 額 5 1 0 ( 1 0 ) 5 1 0 当 期 純
リ手益 7 6 0 ( a ) 7 6 0
メ EL E
言十1 4
,16 0 1 4 , 1 6 0
L一一一一一一ーキャッシュ・フロー計算書 営業活動によるキャッシュ・フロー:
得意先からの収入
仕入先及び従業員への支出 関連会社からの配当金受取額 利息の受取額
利息の支払額 法人税の支払額 保険金の受取額 訴訟解決のための支出
営業活動によって得られた正味現金
メ
Ehヨ 、
三十投資活動によるキャッシュ・フロー:
設備の売却による収入
工場売却による手形代金受取額 資本的支出
S 社買収のための支出
投資活動に使用した正味現金
メ 仁
hヨ 、 計
財務活動によるキャッシュ・フロー:
信用限度契約に基づく正味借入額
キャピタル・リース債務に基づく元本支出額 長期債務の発行による収入
普通株式の発行による収入 配当金の支払額
財務活動によって得られた正味現金
メ に
h3、 計
現金及び現金同等物の正味増加額 現金及び現金同等物期首残高 現金及び現金同等物期末残高
以下, この精算表の作成方法を説明するこ とにしよう o この表において,最初の 2 つの 欄に期首および期末貸借対照表の増減差額と 損益計算書の金額を記入する o その場合,資 産の増加および負債・資本の減少は借方に記 入し,資産の減少および負債・資本の増加は 貸方に記入する o また,費用は借方に記入し,
収益は貸方に記入する。そして,次の 2 つの
( 2 ) 1 0 0 1 3, 8 5 0 (
1
司1 3, 7 5 0
( 1 8 ) 1 0, 3 3 5 1 2, 0 0 0
側1, 6 6 5
( 3 ) 2 0 2 0 ( 2 ) 5 5 5 5
(20)2 2 0 2 2 0
(
1
0)3 2 5 3 2 5
( 1 3 ) 1 5 1 5
(14)3 0 3 0
1, 3 6 5
1 3, 9 4 0 1 3, 9 4 0 ( 4 ) 6 0 0 6 0 0 ( 2 ) 1 5 0 1 5 0 ( 5 ) 1, 0 0 0 1, 0 0 0
( 7 ) 9 2 5 9 2 5
1 , 1 7 5
I1, 9 2 5 1 , 9 2 5 ( 8 ) 3 0 0 3 0 0 ( 6 ) 1 2 5 1 2 5
( 9 ) 4 0 0 4 0 0 ( 1 5 ) 5 0 0 5 0 0
。
。 2 0 0 2 0 0
8 7 5
1, 2 0 0 1, 2 0 0 1, 0 6 5
(b)6 0 0 6 0 0 ( c ) 1, 6 6 5 1, 6 6 5
3 7, 6 4 0 3 7, 6 4 0 1, 6 6 5 1 , 6 6 5 この修正記入は次の手順で行うことになる。
なお,以下で示す記号および番号は精算表に おける記号および番号であり,さらに番号の ( 1 ) ‑ ‑ ( 1 6 ) は上記の追加情報に対応している o
また,各仕訳の括弧内は活動区分を示してい
るo
(a)
まず最初に,損益計算書における当期純利 益と貸借対照表における留保利益を消去す 欄で修正記入を行い,最後の 2 つの欄でキャッ るために修正記入を行う o
シュ・フローを記入する。 結)留保利益 7 6 0 関当期純利益 7 6 0
( 1)
売上債権の償却および貸倒引当金の設定 はキャッシュ・フローを伴わないので,
その影響を取り除くために修正記入を行
つo
働 売 上 債 権 3 5 0 鱒貸倒引当金 3 5 0 働貸倒引当金 2 0 0
鱒販売費及び
一般管理費 2 0 0
(6) キャッシュ・フローを伴わないリース債 務契約 8 5 0 ドルの影響を取除くとともに,
リース債務に基づく元本支出額 1 2 5 ド
jレを投資活動区分に振替える o
鍋リース債務 8 5 0 働有形固定資産 8 5 0 リース債務に基づ
脂) 〈元本支出額倒務) 1 2 5 鱒リース債務 1 2 5
(2) 受取手形および受取利息の回収をそれぞ (7)S 社買収のための支出額 9 2 5 ドルを投資 れの活動区分に振替える。
結)受取手形 (働受取手形 鱒 受 取 利 息
得意先から 1 0 0
鱒の収入(営業 3 1 0 0
工場売却による手
1 5 0 倒 1 5 0 形代金受醐岐路
利息の受取
5 5
働客員(営業) 5 5
(3) 関連会社の利益持分 4 5 ドルのうち, 2 0 ド ルは配当金で、回収したのでこれを営業活 動区分に振替え,残りの 2 5 ドルは未分配
活動区分に振替えるととも民キャッシュ・
フローを伴わない取引の影響を取除く。
なお,特許権と営業権は無形資産として 取扱う。
結)仕入債務及
び未払費用 2 5 5 関 売 上 債 権 1 5 5 長 期 債 務 3 7 5 棚 卸 資 産 3 5 0 S 社買収のた 9 2 5 有 形 9 0 0 めの支出(投資 固 定 資 産
無 形 資 産 1 5 0 でキャッシュ・フローを伴わないのでこ (8) 信用限度契約に基づく正味借入額を財務 れを投資から除去する o 活動区分に振替える。
働関連会社の 利 益 持 分
関連会社からの配 4 5
関当金受取額(営業) 投 資
2 0 2 5 (4) 設備の売却による収入 6 0 0 ドルを投資活
動区分に振替えるとともに,キャッシュ・
フローを伴わない設備売却取引の影響を 除去する o
結)有形固定資産 7 5 0 関減価償却累計額 2 3 0 設備売却益 8 0 設備の売却に よる収入(投資) 6 0 0
(5) 自家製造した有形固定資産に対する支出 額を(利息も含めて)投資活動区分に振替 える o
働 資 本 ( ( . J 支 出 依 r o 1 , 0 0 0 闘有形固定資産 1 , 0 0 0
結)短期債務 信用限契約に基づ 3 0 0
闘〈 正 味 借 入 額 ( 財 務 ) 3 0 0 (9) 長期債務の発行による収入を財務活動区
分に振替える o
(働長期債務 長期債務の発行 4 0 0 開
による収入側務) 4 0 0 ( 1 0 ) 法人税引当額 5 1 0 ドルのうちに,繰延税
金 1 5 0 ドルが含まれており, さらに未払 法人税 3 5 ドルがあるので,当期の法人税 の支払額は 3 2 5 ドルとなる o これを営業 活動区分に振替えるととも巳キャッシュ・
フローを伴わない他の影響を除去する o
(働未払法人税 3 5 舗法人税引当額 5 1 0
繰 延 税 金
1 5 0 法人説の支払額舗 3 2 5
( 1 1 )
減価償却費および償却費はキャッシュ・フローを伴わないので,その影響を除去 する
o
減 価 償 却 減価償却費
働 4 3 0 関 4 4 5
累 計 額 及び償却費無 形 資 産
1 5
(1
2 )
キャッシュ・フローを伴わない取締役の 奨励金報酬額の影響を除去するo
そ の 他 の 販売費及び
脂L~_ -~
Il!:<5 0
関5 0
負
債 一般管理費(1
3 )
保険金の受取額を営業活動区分に振替え る。結)受取保険金
1 5 闘
保 険 金 の受取額(営業 9 1 5
(1
4 )
特許権侵害による訴訟解決のための支出 を営業活動区分に振替えるo
(1
7 )
(1)と( 7 )
の 修 正 後 の 売 上 債 権 純 増 加 額2 1 5
ドルは売上高1 3
,9 6 5
ドルのうちでま だ収入されていない部分であり,したがっ て , 当 期 に お け る 得 意 先 か ら の 収 入 は1 3
,7 5 0
ドルである。これを営業活動区分 に振替えるとともに,売上債権純増加額 の影響を除去するo
( 働 売 上 高
1 3
,9 6 5
働 売 上 債 権2 1 5
得意先から1 3
,7 5 0 の収入(営業
(1
8 ) ( 7 )
の修正後の棚卸資産純減少額2 0 5
ドル は売上原価1 0
,2 9 0
ドルに含まれており,仕入債務の純減少額
2 5 0
ドルは当期に支 払われているので,当期における仕入先 への支出は1 0
,3 3 5
ドルである。これを営 業活動区分に振替えるとともに,必要な 修正記入を行う。(働棚卸資産 仕入先への 支出(営業)
仕入債務及
2 0 5 関
び未払費用
2 5 0 1 0
,3 3 5
売 上 原 価1 0
,2 9 0 訴訟解決のや ! 訊
締めの支出(関
3 0
閲 兵 ロ ム 損 失3 0
(19 )
前払費用の純増加価総5
ドルと(1)と( ω
( 1 5 )
普通株式の発行による収入を財務活動区 分に振替えるとともに,キャッシュ・フ ローを伴わない長期債務の転換の影響を 取除く。結)資 本
1
,0 0 0
関 長 期 債 務5 0 0 普通株式の発行
による収入(財務) 5 0 0 ( 1 6 )
留保利益からの配当金の支払額を財務活動区分に振替える
o
配当金の支
働
2 0 0
闘 留 保 利 益2 0 0
払額(財務)の修正後の販売費及び一般管理費
1
,6 4 0
ドルは従業員への支出と考えられるので,これを営業活動区分に振替える
o
従業員への
支出(営業)
1
,6 6 5
関 前 払 費 用2 5
販売費及び1 , 6 4 0
一般管理費( 2 0 )
支払利息2 3 5
ドルのうち,未払利息が1 5
ドルあるので,当期における利息の支払 額は2 2 0
ドルである。これを営業活動区 分に振替えるとともに,必要な修正記入 を行うo
結)未払利息 1 5 働 支 払 利 息 2 3 5 ( c ) 同 様 に , 現 金 及 び 現 金 同 等 物 期 末 残 高 利息の支払
額 ( 営 業 ) 2 2 0
(b)
最後に,現金及び現金同等物期首残高 6 0 0 ドルを修正記入する。
現 金 及 び 現金及び現金同
鱒
現金同等物 6 0 0 関 ー 6 0 0 等物期首残品
1 , 6 6 5 ドルを修正記入する。
現金及び現金同 現金及び現
惜 ) 古 1
,6 6 5 闘 1
,6 6 5 等物期末残同 金 同 等 物 以上の修正記入によって,結局キャッシュ・
フロー項目のみが残るので,これをキャッシュ・
フロー欄に記入すると,精算表におけるキャッ シュ・フロー計算書が完成することになる o
そして,これに基づいて次のようなキャッシュ・
フロー計算書が作成されることになる [ F A S
B
,1 9 8 7
,p a r a . 1 3 1 ] 。 連結キャッシュ・フロー計算書 営業活動によるキャッシュ・フロー:
得意先からの収入 $13 , 8 5 0 仕入先及び従業員への支出 ( 1 2 , 0 0 0 )
関連会社からの配当金受取額 2 0
利息の受取額 5 5
利息の支払額(資産計上額控除後) ( 2 2 0 )
法人税の支払額 ( 3 2 5 )
保険金の受取額 1 5
特許権侵害による訴訟解決のための支出 ( 3 0 )
営業活動によって得られた正味現金 $ 1 , 3 6 5 投資活動によるキャッシュ・フロー:
設備の売却による収入 6 0 0
工場売却による手形代金受取額 1 5 0 資本的支出 ( 1 , 0 0 0 )
S 社買収のための支出(取得現金控除後) ( 9 2 5 )
投資活動に使用した正味現金 ( 1 , 1 7 5 ) 財務活動によるキャッシュ・フロー:
信用限度契約に基づく正味借入額 3 0 0 キャピタル・リース債務に基づく元本支出額 ( 1 2 5 ) 長期債務の発行による収入 4 0 0 普通株式の発行による収入 5 0 0
配当金の支払額 ( 2 0 0 )
財務活動によって得られた正味現金 8 7 5
現金及び現金同等物の正味増加額 1 , 0 6 5
現金及び現金同等物期首残高 6 0 0
現金及び現金同等物期末残高 $1 , 6 6 5
3
間接法 によるキャッシュ・フロー計算書を作成する ためにまず精算表を作成すると,次のように 次は間接法であるが,同じ資料から間接法 なる。精
算 表貸 借 対 照 表 正 味 増 減 修 正
5
己 入 キャッシュ・フロー資 産 借 方 貸 方 借 方 貸 方 支 出 収 入
現 金 及 び 現 金 同 等 物
1
,0 6 5
(b)6 0 0 ( c ) 1
,6 6 5
7
三走E
コP 上 債 権2 0 ( 1 ) 3 5 0 ( 7 ) 1 5 5
。 百 2 1 5
貸
但 l 5 1
当 金1 5 0 ( 1 ) 2 0 0
(1)3 5 0
: j
ミ之
ム 取
手 形2 5 0 ( 2 ) 1 0 0 ( 2 ) 1 5 0
棚 在日 資 産
1 4 5 ( 1 8 ) 2 0 5 ( 7 ) 3 5 0
目
J I
払 費 用2 5
(19 ) 2 5
投 資
2 5 ( 3 ) 2 5
有 形 固 定 資 産
2
,0 0 0 ( 4 ) 7 5 0 ( 5 ) 1
,0 0 0 ( 6 ) 8 5 0 ( 7 ) 9 0 0
減 価 償 却 累 計 額
2 0 0 ( 1
1)4 3 0 ( 4 ) 2 3 0 無
形 資 産1 3 5
(11)1 5 ( 7 ) 1 5 0
負 債 及 び 資 本
仕 入 債 務 及 び 未 払 費 用
5 ( 7 ) 2 5 5
1() 8 2 5 0
未 払 利
息 1 5 。 位 1 5
未 払 法 人 税
3 5 ( 1
0)3 5
短 期 債 務
3 0 0 ( 8 ) 3 0 0
一 ス
債 務7 2 5 ( 6 ) 8 5 0 ( 6 ) 1 2 5
長 期 債 務
2 7 5 ( 7 ) 3 7 5 ( 1 5 ) 5 0 0 ( 9 ) 4 0 0
繰 延 税 金
1 5 0 ( 1
0)1 5 0
そ の 他 の 負 債
5 0 ( 1 2 ) 5 0
資 本 金
1
,0 0 0 ( 1 5 ) 1
,0 0 0
留 保 利 益
5 6 0
(a)7 6 0
1(6 ) 2 0 0
メに』I 言十
3
,5 6 5 3
,5 6 5
キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 計 算 書 営業活動によるキャッシュ・フロー:
当期純利益 (a)
7 6 0 7 6 0
減価償却費及び償却費 (11)
4 4 5 4 4 5
貸倒引当金繰入額
( 1 ) 2 0 0 2 0 0
設備売却益
( 8 ) 8 0 8 0
関連会社の未分配利益
( 3 ) 2 5 2 5
棚卸資産販売による年賦受取手形代金受取額
( 2 ) 1 0 0 1 0 0
資産及び負債の増減額:
売上債権の増加額
百 。 2 1 5 2 1 5
棚卸資産の減少額
( 1 8 ) 2 0 5 2 0 5
前払費用の増加額 ( 1 9 ) 2 5 2 5 仕入債務及び未払費用の減少額 ( 1 8 ) 2 5 0 2 5 0 未払利息及び未払法人税の増加額
(10)3 5
位
。 1 5 5 0 繰延税金の増加額
(10)1 5 0 1 5 0 その他の負債の増加額
(12 ) 5 0 5 0
営業活動によって得られた正味現金 1 , 3 6 5
メ
仁
L1計 1 , 9 6 0 1 , 9 6 0
投資活動によるキャッシュ・フロー:
設備の売却による収入 ( 4 ) 6 0 0 6 0 0 工場売却による手形代金受取額 ( 2 ) 1 5 0 1 5 0 資本的支出 ( 5 ) 1 , 0 0 0 1 , 0 0 0
S 社買収のための支出 ( 7 ) 9 2 5 9 2 5
投資活動に使用した正味現金 1 , 1 7 5
メ
仁 3
』計 1 , 9 2 5 1 , 9 2 5
財務活動によるキャッシュ・フロー:
信用限度契約に基づく正味借入額 ( 8 ) 3 0 0 3 0 0 キャピタル・リース債務に基づく元本支出額 ( 6 ) 1 2 5 1 2 5
長期債務の発行による収入 ( 9 ) 4 0 0 4 0 0 普通株式の発行による収入 ( 1 5 ) 5 0 0 5 0 0 配当金の支払額
(1) 6 2 0 0 2 0 0
財務活動によって得られた正味現金 8 7 5
メ
E1h計 1 , 2 0 0 1 , 2 0 0
現金及び現金同等物の正味増加額 1 , 0 6 5
現金及び現金同等物期首残高
(b)6 0 0 6 0 0 現金及び現金同等物期末残高 ( c ) 1 , 6 6 5 1 , 6 6 5
1 1 , 5 0 0 L 1 1 , 5 0 0 1 , 6 6 5 1 , 6 6 5 それでは,この精算表の作成方法を説明する
(a)まず最初に,当期純利益 7 6 0 ドルを留保利 ことにしよう。この表において,最初の 2 つ
の欄に期首および期末貸借対照表の増減差額 を記入する o その場合,資産の増加および負 債・資本の減少は借方に記入し,資産の減少
益から営業活動区分に振替える o
(働留保利益 当期純利益 7 6 0
働(営業) 7 6 0 および負債・資本の増加は貸方に記入する o ( 1 )売上債権の償却および貸倒引当金の設定 そして,次の 2 つの欄で、修正記入を行い,最 はキャッシュ・フローを伴わないので,
後の 2 つの欄でキャッシュ・フローを記入す その影響を取り除くために修正記入を行
る
o う 。
この修正記入は次の手順で行うことになる。
なお,前項の直接法の場合と同様に,以下で 示す記号および番号は精算表における記号お よび番号であり, さらに番号の(1)‑‑(1 6 ) は 前述した追加情報に対応している。そして,
各仕訳の括弧内は活動区分を示している。
(同売上債権 倒貸倒引当金
3 5 0 開貸倒引当金 貸倒引当金 2 0 0 悌
繰入額(営業 3 3 5 0 2 0 0
(2 )受取手形の回収をそれぞれの活動区分に
振替える o なお,受取利息の回収はすで
に営業活動によるキャッシュ・フローに 含まれているので,修正記入する必要は
ない。
結 ) 受 取 手 形 年賦受取手形代 1 0 0
関1 0 0
金受取額(営業) 結 ) 受 取 手 形 1 5 0 鈎 工場売却による手
献金受醐働
(7)S 社買収のための支出額 9 2 5 ドルを投資 活動区分に振替えるととも仏キャッシュ・
フローを伴わない取引の影響を取除く。
なお,特許権と営業権は無形資産として 取扱う o
1 5 0 胸 仕入債務及び 2 5 5 関 売 上 債 権 1 5 5 未 払 費 用
長 期 債 務 3 7 5 棚 卸 資 産 3 5 0 S 社買収のた 9 2 5 有形固定資産 9 0 0 めの支出(投資)
無 形 資 産 1 5 0 (3) 関連会社による利益持分 4 5 ドルのうち,
2 0 ドルは配当金で回収したが,残りの 2 5 ドルは未分配でキャッシュ・フローを伴 わないので,これを投資から除去すると
ともに,営業活動区分に振替える o (8) 信用限度契約に基づく正味借入額を財務 関連会社の未
胸 分聞益(鵠 2 5 関 投 資 (4) 設備の売却による収入 6 0 0 ドルを投資活
動区分に振替えるとともに,キャッシュ・
フローを伴わない設備売却取引の影響を 除去する o
働有形固定資産 7 5 0 関減価償却累計額 2 3 0 設備売却益
(営業)
設備の売却に よる収入彼資) 8 0
(5) 自家製造した有形国定資産に対する支出 額を(利息も含めて)投資活動区分に振替 える o
資本的支出 1 , 0 0 0 鱒有形固定資産 1 , 0 0 0 (投資)
2 5
︐つれ
w
d
側矧 川 刷 版 附 用正
巳 恒
︐
t︑
組側
o n U
る ω
振 替 . え
動
活3 0 0 結)短期債務
(9) 長期債務の発行による収入を財務活動区 分に振替える o
(働長期債務 長期債務の発行 4 0 0
関による収入(財務) 4 0 0 6 0 0 ( 1 0 ) 未払法人税 3 5 ドルおよび繰延税金 1 5 0 ド
ルはキャッシュ・フローを伴わないので,
営業活動区分においてそれぞれの影響を 除去する。
働未払法人税 未払法人税の 3 5 闘
増加額(営業) 繰延税金の 1 5 0 働
増力噸(営業 3 1 5 0 3 5 結)繰延税金
(6) キャッシュ・フローを伴わないリース債
務契約 8 5 0 ドルの影響を取除くとともに ( 1 1 ) 減価償却費および償却費はキャッシュ・
リース債務に基づく元本支出額 1 2 5 ドル フローを伴わないので,その影響を除去 を投資活動区分に振替える o する o
(働リース債務 リース債務に基づ 緒) 〈元本支醐岐路
8 5 0 闘有形固定資産 1 2 5 関リース債務
8 5 0 川、減価償却累
,181
計 額
無 形 資 産
4 4 5 1 2 5
減価償却費及び 4 3 0 関
償却費(営業)
1 5
( 1 2 ) その他の負債に含まれているキャッシュ・
フローを伴わない取締役の奨励金報酬額 の影響を除去する o
結)その他の負債 その他の負債 5 0
鱒の糊噸(営業 9 5 0
( 1 9 ) 前払費用の増加額 2 5 ドルを修正記入する。
前払費用の
2 5 関 前 払 費 用 2 5 日増力噸(営業
( 2 0 ) 未払利息の増加額 1 5 ドルを修正記入する。
未払利息の 1 5 鵠
増力撤(営業
( 1 3 ) 保険金の受取額はすでに営業活動による (働未払利息 1 5 キャッシュ・フローに含まれているので,
修正の必要がない。 ( b ) 最後に,現金及び現金同等物期首残高 6 0 0 ( 1 4 ) 特許権侵害による訴訟解決のための支出 ドルを修正記入する o
も修正の必要がない。
( 1 5 ) 普通株式の発行による収入を財務活動区 分に振替えるとともに,キャッシュ・フ
ω 現金及び現
1 日 金 同 等 物
現金及び現金向 6 0 0 倒
等物期首残高 6 0 0 ローを伴わない長期債務の転換の影響を ( c ) 同 様 に , 現 金 及 び 現 金 同 等 物 期 末 残 高 取 除 く 。 1 . 6 6 5 ドルを修正記入する o
( 働 資 本 金 1 , 0 0 0 関 長 期 債 務 普通株式の発行 による収入側務)
5 0 0 5 0 0
現金及び現金同 現金及び現
1 , 6 6 5 闘 1 , 6 6 5 等物期末残高 金 同 等 物
以上の修正 5 己入によって,結局キャッシュ・
( 1 6 ) 留保利益からの配当金の支払額を財務活 フロ一項目のみが残るので,これをキャッシュ・
動区分に振替える。 フロー欄に記入すると,精算表におけるキャッ 配当金の支
払額(財務) 2 0 0 鈎 留 保 利 益 2 0 0
シュ・フロー計算書が完成することになる o
そして,これに基づいて次のような間接法に おけるキャッシュ・フロー計算書が作成され ( 1 7 ) ( 1 ) と ( 7 ) の修正後の売上債権純増加額 ることになる [ F A S B , 1 9 8 7 , p a r a . 1 3 2 ] 。
2 1 5 ドルを修正記入する o
売上債権の
2 1 5 鱒 売 上 債 権 2 1 5 日増力噸(営業 3
( 1 8 ) ( 7 ) の修正後の棚卸資産純減少額 2 0 5 ドル および仕入債務の純減少額 2 5 0 ドルを修 正記入する。
脂)棚卸資産 (門仕上債務及び未払 費 用 の 誠
l胤(鵠
棚卸資産の 2 0 5
鱒減公〉額(営業 3
仕入債務及 2 5 0 関
び未払費用
2 0 5
2 5 0
連結キャッシュ・フロー計算書 営業活動によるキャッシュ・フロー:
当期純利益 $ 7 6 0
純利益を営業活動によって得られた正味現金寸礎するための修正:
減価償却費及び償却費 $ 4 4 5
貸倒引当金繰入額 2 0 0
設備売却益 ( 8 0 )
関連会社の未分配利益 ( 2 5 )
棚卸資産販売による年賦受取手形代金受取額 1 0 0 S 社の買収による影響額除去後の資産及び負債の増減:
売上債権の増加額 ( 2 1 5 )
棚卸資産の減少額 2 0 5
前払費用の増加額 ( 2 5 )
仕入債務及び未払費用の減少額 ( 2 5 0 )
未払利息及び未払法人税の増加額 5 0
繰延税金の増加額 1 5 0
その他の負債の増加額 5 0
修正額合計 6 0 5
営業活動によって得られた正味現金 1 , 3 6 5
投資活動によるキャッシュ・フロー:
設備の売却による収入 6 0 0
工場売却による手形代金受取額 1 5 0
資本的支出 ( 1 , 0 0 0 ) S 社買収のための支出(取得現金控除後) ( 9 2 5 )
投資活動に使用した正味現金 ( 1 , 1 7 5 )
財務活動によるキャッシュ・フロー:
信用限度契約に基づく正味借入額 3 0 0
キャピタル・リース債務に基づく元本支出額 ( 1 2 5 )
長期債務の発行による収入 4 0 0
普通株式の発行による収入 5 0 0
配当金の支払額 ( 2 0 0 )
財務活動によって得られた正味現金 8 7 5
現金及び現金同等物の正味増加額 1 , 0 6 5
現金及び現金同等物期首残高 6 0 0
現金及び現金同等物期末残高 $1 , 6 6 5
E
改訂国際会計基準第7
号改 訂 I A S 7 におけるキャッシュ・フロー計 算書の特徴は,法人税等を活動ごとに認識す べきであるが,認識できない場合には営業活 動として区分表示すること,および,受取利 息,支払利息および受取配当金が営業活動ま たは財務活動・投資活動として区分表示され,
支払配当金は財務活動または営業活動として 区分表示されるということである。さらに,
間接法において,営業活動によるキャッシュ・
フローは税金及び特別項目控除前利益から始
まることである。これらのことを念頭におい て,改訂 I A S 7 におけるキャッシュ・フロー 計算書の作成方法を「補論 1 J の設例にした がって説明してみよう o
1
会計資料
改訂 I A S 7 の設例における企業の連結損益 計算書および連結貸借対照表は次のとおりで ある。なお,期首貸借対照表と期末貸借対照 表との差額である正味増減は,筆者が加えた
ものである o
連結損益計算書
7
竺 全 ' c
上I
彦司三'3 0 , 6 5 0
7
τ
圭E
2 上原 価 ( 2 6 , 0 0 0 )
7
て長E
2 上総 利 益 4 , 6 5 0 減 価 償 却 費 ( 4 5 0 ) 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 ( 9 1 0 ) 支 払 利 息 ( 4 0 0 )
投 資 利 益 5 0 0
為 替 差 損 ( 4 0 )
税 金 及 び 特 別 項 目 控 除 前 利 益 3 , 3 5 0
地震災害和解による受取保険金(特別項目) 1 8 0
特 別 利 益 控 除 後 当 期 純 利 益 3 , 5 3 0
法 人 税 ( 3 0 0 )
当 期 純 利 益 3 , 2 3 0
連結貸借対照表
資 産
現 金 及 び 現 金 同 等 物
売 上 債 権
棚 卸 資 産 有 価 証 券 投 資 有 形 固 定 資 産 ( 原 価 ) 減 価 償 却 累 計 額 有 形 固 定 資 産 ( 純 額 )負
資 産 合 計
仕 入 債 未 払 利 未 払 法 人 長 期 債
負 債 合 計 債
務
息
税 務資 本
資 本 金
留 保 利 益
資 本 合 計 負 債 及 び 資 本 合 計期 首
4 1 0 1
,9 0 0 1
,0 0 0 2
,5 0 0 3
,7 3 0
(1,45 0 )
2
,2 8 0 8
,0 9 0 2 5 0 2 3 0 4 0 0 2
,3 0 0 3
,1 8 0 1
,5 0 0 3
,41 0 4
,9 1 0 8
,0 9 0
キャッシュ・フロー計算書を作成するため の追加情報は次のとおりであるo
なお,括弧 内は設例の内容に沿って筆者が挿入したもの であるo
( 1 )
子会社の株式のすべてを5 9 0
で取得した。取得した資産および引受けた負債の公正 価値は次のようであった。
棚 卸 資 産
売 上 債 権
現 金
有 形 固 定 資 産 仕 入 債 務 長 期 債 務
1 0 0 1 0 0 4 0 6 5 0 1 0 0 2 0 0
期 末
1 6 0 1
,2 0 0 1
,9 5 0 2
,5 0 0 1
,9 1 0 ( 1 , 0 6 0 )
8 5 0 6
,6 0 0 1
,8 9 0 1 0 0 1
,0 0 0 1
,0 4 0 4 , 0 3 0 1
,2 5 0 1
,3 8 0 2
,6 3 0 6
,6 6 0
増
減
2 5 0 7 0 0 ( 9 5 0 ) 1
,8 2 0
( 3 9 0 ) 1
,4 3 0 1
,43 0 ( 1 , 6 4 0 )
1 3 0 ( 6 0 0 ) 1
,2 6 0
( 8 5 0 ) 2 5 0 2 , 0 3 0 2 , 2 8 0 1
,43 0 (2)
株式の発行により2 5 0
が 調 達 さ れ , 長 期借入金によりさらに
2 5 0
が調達された。(3)
支払利息は4 0 0
であり,そのうち1 7 0
を当 期 に 支 払 っ た 。 前 期 の 支 払 利 息1 0 0
も当 期に支払った。(4)
支払った配当金は1
,2 0 0
であった。(5)
期首および期末における未払法人税はそ れぞれ1
,0 0 0
と4 0 0
であった。当期におい て,さらに2 0 0
の法人税が引当てられた。受 取 っ た 配 当 金 の 源 泉 徴 収 税 額 は
1 0 0
で あった。(6)
当期において,このク資産を
1
,2 5 0
の 原 価 で 取 得 し , そ の う ち9 0 0
をファイナンス・リースによって取得した。有形固定資産の購入のために現金
3 5 0
を支払った。(なお,当期におけるファ イナンス・リース債務の支払額は9 0
であっ た。)(7)
取 得 原 価8 0
および減価償却累計額6 0
の設 備 を2 0
で売却した。(8)
期末の売上債権は1 0 0
の 未 収 利 息 を 含 ん でいる。(なお,当期における利息の受 取額は2 0 0
であり,配当金の受取額も2 0 0
であった。)
精
算
貸 借 対 照 表 正 味 増 減
資 産 借 方 貸 方
現 金 及 び 現 金 同 等 物
2 5 0
7
τ
己 ま
ず 上 債 権7 0 0
棚 日在 資 産
9 5 0
有 価 証 券 投 資
有 形 固 定 資 産
1
,8 2 0
減 価 償 却 累 計 額
3 9 0
負 債 及 び 資 本
仕 入 債 務
1
,6 4 0
未 払 利 ,息
1 3 0
未 払 法 人 税
6 0 0
長 期 債 務
1
,2 6 0
資 本 金
2 5 0
留 保
利 益2
,0 3 0
メ
cl、 当
計5
,0 1 0 5
,0 1 0
損 益 計 算 書 費 用 収 益 7
τ土Ef 上 局
3 0
,6 5 0
7
τ
ま ' c
上 原 価2 6
,0 0 0
減 価 償 却 費
4 5 0
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費
9 1 0
支 払 利 ,息
4 0 0
投 資 利 益
5 0 0
為 替 差 損
4 0
戸
コ
ζ
ス 取保 険
金1 8 0
法 人 税
3 0 0
当 期 純 手
I J
益3
,2 3 0
メ 仁 当 ヨ、
言十3 1
,3 3 0 3 1
,3 3 0
2
直接法以上の会計資料から,直接法によるキャッ シュ・フロー計算書を作成するために精算表 を作成すると,次のようになる
o
なお, ここ では,利息の支払額および法人税の支払額は 営業活動に区分表示され,利息の受取額およ び配当金の受取額は投資活動に区分表示され,配当金の支払額は財務活動に区分表示されて いる。
表
修
正 記 入 キャッシュ・フロー 借 方 貸 方 支 出 収 入( b ) 1 6 0 ( c ) 4 1 0 ( 1 ) 1 0 0 ( 8 ) 1 0 0 ( 9 ) 5 0 0
日目
1
,0 5 0
(1)1 0 0 ( 7 ) 8 0
(1)6 5 0 ( 6 ) 1
,2 5 0 (
1
2)4 5 0 ( 7 ) 6 0
(1)
1 0 0 ( 1
0)1
,7 4 0 ( 3 ) 1 3 0
( 5 ) 6 0 0
(1)
2 0 0
(6)9 0 ( 2 ) 2 5 0
( 6 ) 9 0 0 ( 2 ) 2 5 0
(a)
3
,2 3 0 ( 4 ) 1
,2 0 0 ( 9 ) 3 0
,6 5 0
。0)
2 6
,0 0 0
(12)
4 5 0 ( I U 9 1 0 ( 3 ) 4 0 0 ( 8 ) 5 0 0
( 1 3 ) 4 0
( 1 4 ) 1 8 0
( 5 ) 3 0 0
(a)
3
,2 3 0
キャッシュ・フロー計算書 営業活動によるキャッシュ・フロー:
得意先からの収入 ( 9 ) 3 0 , 1 5 0 3 0 , 1 5 0 仕入先及び従業員への支出 1 (
0)2 6 , 6 9 0 2 7 , 6 0 0
(11)
9 1 0
利息の支払額 ( 3 ) 2 7 0 2 7 0 法人税の支払額 ( 5 ) 9 0 0 9 0 0
保険金収入 1 (
4)1 8 0 1 8 0 営業活動によって得られた正味現金 1 , 5 6 0
メ E ヨ L 計 3 0 , 3 3 0 3 0 , 3 3 0
投資活動によるキャッシュ・フロー:
子会社 X の取得 ( 1 ) 5 5 0 5 5 0 有形固定資産の購入 ( 6 ) 3 5 0 3 5 0
設備の売却による収入 ( 7 ) 2 0 2 0 利息の受取額 ( 8 ) 2 0 0 2 0 0 配当金の受取額 ( 8 ) 2 0 0 2 0 0
投資活動に使用した正味現金 4 8 0
メ E3 h
言十9 0 0 9 0 0
財務活動によるキャッシュ・フロー:
株式の発行による収入 ( 2 ) 2 5 0 2 5 0 長期借入金による収入 ( 2 ) 2 5 0 2 5 0 ファイナンス・リース債務の支出額 ( 6 ) 9 0 9 0
配当金の支払額 ( 4 ) 1 , 2 0 0 1 , 2 0 0
財務活動に使用した正味現金 7 9 0
メ E
当3 、 計 1 , 2 9 0 1 , 2 9 0
現金及び現金同等物の正味増加額 2 9 0
現金及び現金同等物期首残高 ( 1 3 ) 4 0 ( b ) 1 6 0 1 2 0 現金及び現金同等物期末残高 ( c ) 4 1 0 4 1 0
6 9 . 5 4 0 6 9 , 5 4 0 4 1 0 4 1 0 この精算表の作成方法は前節の場合と同じ ( 1 2 ) は減価償却費の修正であり, ( 1 3 ) は為替 である。ここでも,修正記入欄における番号 差損の修正であり, ( 1 4 ) は地震災害和解によ の(1) ‑ ‑ ( 8 ) は上記の追加情報に対応している。 る保険金収入に関する修正である。
さらに, ( 9 ) は得意先からの収入を把握する そして,この精算表に基づいて,次のよう ための修正であり, ( 1 0 ) は仕入先への支出を なキャッシュ・フロー計算書が作成されるこ 把握するための修正であり, ( 1 1 ) は従業員へ とになる o
の支出を把握するための修正である。また,
キャッシュ・フロー計算書 営業活動によるキャッシュ・フロー:
得意先からの収入
3 0
,1 5 0
仕入先及び従業員への支出( 2 7
,6 0 0 )
営業活動から生じた現金2
,5 5 0
利息の支払額(資産計上額控除後)( 2 7 0 )
法人税の支払額
( 9 0 0 )
特別項目控除前のキャッシュ・フロー
1
,3 8 0
地震災害和解による保険金収入1 8 0
営業活動によって得られた正味現金
1
,5 6 0
投資活動によるキャッシュ・フロー:子会社Xの取得(取得現金控除後)
( 5 5 0 )
有形固定資産の購入( 3 5 0 )
設備の売却による収入
2 0
利息の受取額
2 0 0
配当金の受取額
2 0 0
投資活動に使用した正味現金
( 4 8 0 )
財務活動によるキャッシュ・フロー:
株式の発行による収入
2 5 0
長期借入金による収入
2 5 0
ファイナンス・リース債務の支払額
( 9 0 )
配当金の支払額0
,2 0 0 )
財務活動に使用した正味現金
( 7 9 0 )
現金及び現金同等物の正味増加額
2 9 0
現金及び現金同等物期首残高
1 2 0
現金及び現金同等物期末残高