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環境政策における情報手法 としてのグ リーン購入法
田 中 謙
Abstract
Thereismuchdemandforthecirculatorysocietyinthistimes.Thecommand‑and‑control system failstofunctionproperly,Sotheinformationsystem haslatelyattractedconsiderableat‑ tention.LawconcernlngthePromotionofProcurementofEco‑FriendlyGoodsandServicesby theStateandOtherEntities(Law onPromotingGreenPuI・Chasi】1g)istheinformationsystem thatintendstochangetothecirculatorysociety.
ThekeywordthatLawonPromotlngGreenPurchasingfunctionsproperlyisthequalityof theinformation.Inthislaw,theprocurementpolicyforeco‑fl・iendlygoods,etc.andthesummary ofprocurementtrackrecordarepublishedwithoutdelay.Andthosewhoprovidetheinformation oneco‑friendlygoods,etc.shallendeavortoprovideeffectiveandappropriateinformation.Soin theinformationsystem,thetransparencyandreliableinformationisrequested.
【要 旨】
今 日,大量生産 ・大量消費 ・大量廃棄型の社会か ら循環型社会への転換は,いまや時代的要請 といえる。 また,従来,環境政策 における法的手法 として主に用い られて きた規制 ・監督手法は 機能不全 を起 こしていることを踏 まえて,環境政策において も,情報手法が注 目されている。 い わゆるグ リーン購入法は,循環型社会への転換 を意図 して策定 された法律であ り,また,情報手 法 として位置づけることがで きる。
環境政策 におけ る情報手法 としてグ リーン購入法を うま く棟能 させ る 「鍵」は,情報の 「質」
といえる。 グ リーン購入法においては,①国等の公的部門における環境物品等を調達す る段階で は,環境物品等の調達要件や調達実績 を明確にする とともに公表することによって,当該情報の
「透 明性」 を確保す ることが要求 され ②環境物品等 に関す る情報 を提供する段階では,で きる 限 り独立 した第三者機関が実施する認証 ・審査登録制度を充実 させ ることによって,提供 される 環線 情報の 「信悉性」 を確保す ることが要求 され るO
【Keyword】
circulatorysociety,afunctionaldisorderofcommand‑and‑controlsystem,informationsystem, reliableinformation
循環型社会,規制 ・監督手法の機能不全,情報手法,情報の信頼性の確保
【目次 】
第 1章 は じめに
第2章 環境政策 における情報手法 第3章 グ リーン購入法の概要
第4章 グ リーン購入法における情報手法の検討 第5章 おわ りに
HO
第 1章 は じめに
現 在 社 会 にお いて は ,大 量 生産 ・大量 消 費 ・大量廃棄型 の経済活動に よって,最質面 面 にわた って環境への負荷が増大 してい る。
こ0)ような状況を踏 まえて,2000年 に循環型
社会形 成推進基本法 (2000年6月2日公布法 律11O号 ) が成 立 した川 。 同法 は, これ まで の大量生産 .大量消費 ・大量廃棄型o)社会か ら,廃棄物の発生 を抑制 し,廃棄物 を有効活 用す る r循環型社会」への転換 を行なお う と す る ものであ る。 もっ とも,同法は基本法で あ るので,そ¢)具体化のためには法制上 また は財政 上の措置 が必要 であ る。本稿で触 れ る
「国等 に よる環境物品等の調達 の推進 等に関 す る法律(20OO年5月31日公布法律第100号)」
(以下,「グ リー ン購入法J とい う)は, こ の循環型社 会形成推進基本法 を具現化 した も 0)であ る。
経 済性や品質が基準 とされていたが,循環型 社会を形成す るためには,再資源化 された商 品の販路 を確保す る必要 があ る。 これまで, 再生品は,価格が高 いために売 れず,売れな いために高 い とい う悪循環 が生 じていたが, グ リー ン購入法は,需要 を増大 させ るこ とに よって価格 を低下 させ,そ うす るこ とに よっ てます ます需要 を増大 させ,市場競争 力が生 まれ る とい う好循環 を期待 している。
ここで用語 の確認 を して お くと,「グ リー ン購 入」とは,製品やサー ビスを購 入す る際, 必要性 を十分 に考慮 し,価格や品質,利便性 , デザ インだけでな く環境 の こ とを考 え,環境 へOj負荷がで きるだけ小 さい ものを優先 して 購 入す るこ とであ る。 グ リー ン購 入は,製品 やせ‑ ビスを購入す る際 に,価格や性能だけ ではな く,製品やサー ビスU:)生産 ・流通 ・使 用 ・処 分等 に関わ る環境負荷 が小 さいこ とを
重要な選択基 準 としている。 なお,グ リー ン 購 入の うち,企業や因 ・地方公共 団体等O‑)汰 人に よる製品やサー ビスの調達 を rグ リー ン 調達」とい うこともあ る。
グリー ン購 入は,市場 (マーケ ッ ト)にお け る消費者 の購 買行動 を通 じて,環境保 全の 推進 を図 ろ うと誘導す る手法であ るが,その 前提 として,情報提供手法が重要 とな る。 す なわち, グ リー ン購入に よる環境 負荷の低減 を効果的 に行な うためには,消費者 に対 して, それぞれの商品 に関す る環境影響¢)情報 が十 分 か つ正確 に伝 え られ て いな ければ な らな い。 その環線 情報伝達の手段 として広 く)削 、 られているのか 「環境 ラベル」 であ るo その ため, グ リーン購入 と環境 ラベル,とは不可分 の関係 にあ る といえる(∠)0
環境政策 におけ る環境政策手法は,開発途 上 にあ る手法 も含め,極めて 多様性 に富んで いる(・日が,環境基本計画では,環境政策手法 として,①直接規制的手法,②枠組規制的手 法,③経済的手法,④ 自主的取組手法,⑤情 報的手法 ,⑥手続的手法,な どに分類 してい る (環境基本計画第2部第2節 3 「あ らゆ る 政策手段 の活用 と適 切な組 合せ」参照 )。 も ち ろん,環境政策手法の中心 は①直接規制的 手法であろ うが,近年 ,環童政策 において注 目され るようにな って きたのが 「情報手法」 であ る川。 グ リーン購 入法 では,行政 自身 に は 自己拘束 による努力義務 ,事業者 には環境 負荷 に関す る情報提供 な どを求めて,環境 に 優 しい商品が売 れ るように しようとす る情報 提供手法が用 い られ るな ど,情報手法が重要 な役割 を果た している。
本稿 では,まず,環境政策 においてなぜ情 報手法が用 い られ るようにな って きたのかに ついて概 観 し (第2章 ),情報手 法の 1つ と
Hl
してグ リーン購入法 を取 り上げ (第 3章), 同法を素材 として情報手法では どの ような こ とが要求 されるのかについて検討する (第4 章) こととしたい。
第 2章 環境政策における情報手法
最近,環境政策 においで情報手法が活用 さ れるようになって きたが,まず,情報手法 と は どの ような手法なのか,そ して,環境政策 においてなぜ情報手法が活用 されるようにな ったのかについてみてい くこととす る。
1.情報手法 とは ?
まず,情報手法 とは どの ような手法なのか であ るが,環境基本計画では,情報手法 とい う用語は用い られていないが,情報的手法 と い う用語が用い られている。環境基本計画に よれば,情報的手法 とは,「消費者 ,投資家 をは じめ とする様 々な利害関係者が,資源採 取,生産,流通,消費,廃棄の各段階におい て,環境保全活動 に積極的な事業者や環境負 荷の少ない製品な どを評価 して選択で きるよ う,事業活動や製品 ・サービスに関 して,環 境負荷な どに関す る情報の開示 と提供 を進め ることにより,各主体の環境 に配慮 した行動 を促進 しようとす る手法」をい う (環境基本 計画第 2部第 2節)。その適用 にあたっては,
この手法が効果 を発揮するためには,開示, 提供 される情報 が事業活動な どによる環境負 荷を正 し く反映 した ものであ ることが必要不 可欠であることを踏 まえ,情報の開示や提供 の手法 と合わせ,事業活動や製品な どの環境 面 か らの評価の手法の開発 を進め,その普及 を図 ることが必要 とな る (環境基本計画第2 部第2節)0
以上の定義 か らも伺 えるように,環境政策 における情報手法 とい う場合,次の ような特
徴がある と考 え られる。第1に,情報手法で 活用す る情報は,事業活動や製品 ・サービス における環境負荷な どに関する情報であ る。
第2に,情報手法 として活用 される手法の中 心は,当該情報の開示あるいは情報提供の手 法 とい う,いわゆ る情報公開手法である。第 3に,情報手法は,各主体が環境 に配慮 した 行動 を促進することを 目指 した誘導手法の1 つ として位置づけることがで きる(5)。 この よ うに,情報手法は,直接 に一定の行動 を命令 した り禁止 した りす るのではな く,それ以外 の間接的な方法であ る情報 を活用す ることに よって,私人の諸活動 を適切な方 向へ促進 ま たは抑制す るよう誘導 しようとす る手法 とい える。
2.情報手法の意義 ・必要性
次に,なぜ環境政策 においで情報手法が活 用 されるようになったのかについてみてい く
こととす る。
(1)規制 ・監督手法の機能不全
従来,環境政策 における法的手法 としては, 主 として規制 ・監督手法が用い られて きた。
具体的にいえば,私人 に対 して命令 ・禁止等 の義務 を課す規制 を行ない,それ らの義務が 遵守 されているか監督 し,違反 に対 しては命 令や罰則で対応す る とい う,いわゆる 「命令
‑管理型(command‑and‑controlapproach)」 の方法である。 しか し, この規制 ・監督手法 に対 しては,さまざまな問題が指摘 されてい る(6)0
まず,環境基準 ・排 出基準等の基準の設定 に際 しては,純粋科学的 に基準が決定 され る のではな く,実現可能性な どの政策的要素が 考慮 されるために,往 々に して,低 い レベル の基準 になって しま うといった,当該基準値 自体 に問題がある とする,いわゆる 「規律の
tl」
欠敏 (Regulungsdefizit)」が指 摘 され て い る し, ス ソ切 りな どの問題 もあげ られ る。 そ a:)背景 として,現 行の法 システム が必要 以上 に営業 の 自由を尊重 す る産 業優先 の法 システ ムであ る こ とや ,環境 にや さ し くな い立法過 程 が指摘 で きよう。
次 に,規制 ・監督手法 において 目的実現 の うえで重要 とな るの は違 反 に対 す る執 行活動 であ り,違 反 を発 見 した行政 は,行政 命 令等 を背景 に して その是 正 に取 り組 む こ と とな る が,いわゆ る r執 行 o)欠映 (Vollzugsdefizit)」
の問題 も指摘 されて い る。 す なわち,発動要 件 が厳 しす ぎるため に規制権 限 が発動 され な い場 合があ るほか, ワン ク ッシ ョン ・シ ステ ム(7l,限 りあ る行政 リソ‑ ス (人員 ・費用 ・ 法 的 権 限 等 ), もた れ あ いの構造 ,縦 割 行政 な どの問題 ojため に,必 ず しも違 反 に対 す る 執 行活動 が行 なわれて いない こ とも指摘 され て い る。
(2)情 報 手 法の意義 ・必要性
以上 の よ うな規制 ・監 督手 法 の機能不 全 に かん がみ,今 日aj環境政策 においては,従来 の規制 ・監督手 法 を補 完 す る環境政 策手法 の 1つ として,情報 を活用 した手 法 が用 い られ る よ うにな って きて お り,情報 o/)有 効性 が高 く評価 されて い る。 それ を反 映 す る ように, た とえば,1997土日こは環境 影響 評価法 が成立 し,廃 棄物処理 法 が改正 され,1999年 には, 情 報 公 開 法 (H)の ほ か , い わ ゆ るPRTR法
(PollutantReleaseandTransferRegister:
環境 汚染物質排 出 ・移動 登録 ・,法 律cT/)正式名 称 は 「特定 化学物 質 uj環 境 への排 出量 の把握 等 及 び管 理 の 改善 の促進 に関 す る法 律 」 (以
i,「PRTR法」 とい う) が成立 した 川)が, これ らの法 律 では ,情報 が重要 な役割 を果た して い る。 欧米 に 目を向け る と,ECでは, 1990年 に 「環線 情報 へU)自由なア クセ スに関
す る理事 会指 令(川)J(以下,「環 矧 育報 指 令」
とい う) が,1992年 には情報 と市場 を活用 す る 手 法 で あ る 「エ コ マ ー ク規 則(川 」が , 1993年 には情報 と事業者 の 合意 とを基礎 とす る手 法 で あ る 「環 境 マ ネ ジ メン ト ・監 査 規 則(12)Jが , そ れ ぞ れ成 立 して い る。 また , ドイツで は,199,1年 に r環境情報 公 開法(川」
が成立 す るに至 って い る し,1995年 には 「環 境 監 査 法 (‖ )Jが施 行 され て い る. これ らの 手 法 は, いずれ も情報 を活用 す る環 境政 策手 法 といえ,情報 が重 要 な役割 を果 た して い る。
ここで注意 すべ きこ とは,情報 手 法 は,直
♂)で はな く, と りわけ関連 す る情報 を公表 ・ 開示 ・提 供 す る こ とに よって,私 人の諸活動 を適切 な方 向へ促進 または抑 制 す る よ う誘導 しよ う として い る とい うこ とであ る。その際 , 環 鼻配慮 活動 を して い る事 業者 は,それが社 会的 に評価 されて競争上 有利 に働 く一万 ,そ うでな い事業者 は不利 な立場 におかれ る よう な シ ステ ム を導 入 す る こ とが期 待 され て い る(ll')。 な お,情 報 手 法 は , 直接 に一 定 の 行 動 を命令 した り禁止 した りす るの では な い と い う点 で,従来 の規制 ・監督手法 とは ま った く異 な る手 法 とい え る。 そ して,行政 リソー スの限界 に対処 で き, 各主 体 におけ る対策 が 柔 軟 性 を有 して い る情 報 手 法 は , 従来 の 規 制 ・監督手 法 とま った く異 な る手法 とい え る がゆ えに,従来 の規制 ・監督 手 法の機能 不 全 を補 完 す る役割 が期 待 されて い る。
3.情報手 法 の拝型
環 境政 策 におけ る情報 手 法 には どの よ うな 種 類 の もの があ るの かであ るが,現在 の とこ ろ,①環境報 告書 に基 づ ぐ情報 提供 ,② 商法 ・ 証 券取 引法 に基 づ く公表 ,③PRTR法 に基 づ く公表 ,④ 環 境 ラベ ル が考 え られ る(1fH。
この なかで ,①②③ は各企業 の環鼻情報 を公
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表 ・提供す るものであ るのに対 して,④は製 品の情報 を公表 す るものであ る。 また,②③ は法律 に基づ くものであ る。
(D環境報告書 に基づ (情報提供手法 とは, 公共財であ る環境 を利用 して事業活動 を行な う企業 が,■自らの環境 に対す る取組み,環境 負荷 に関す る情報 な どを 「環境報告書」の形 で作成 ・公表 す る とい う手 法 で あ る(17)。環 境報告書の記載 内容は,業種 ・企業 ご とに違 いがあ り,それに よる情報 の公表 は任意 に行 なわれているにす ぎない。
②商法 ・証券取引法 に基づ く公表手法であ るが,現行商法の規定 では,毎決算期後 ,取 締役 が作成 すべ き計算 書類 として,「賃借対 照表」「損益計算書」「利益 (損失)処理 に関 す る議案」 とともに 「営業報告書」の作成 が 義務 づけ られて い る (281条) ほか,本店 お よび支店 での備置 きお よび定時株主総会での 報告が義務づけ られている (282条,283条)0 た しかに,環境関連情報 の開示 ・提供 を明示 的 に要 求 して い るわけではないが,「営業報 告書」の中で 「会社 が対処 すべ き課題」 を明 記 す る こ ととな ってお り (商法281条1項3 号 ),企業 の環境情報 がその一環 として触 れ
られ るこ とがあ る。 また,証券取引法では, 有価証券報告書 に 「重要 な訴訟事件 があ る と きは,その概要 を記載す るこ と」 とされてお り (証券取 引法24条 に よる省令15条), この ような場合 に限定 してであ るが環境問題 につ いて記載 され るこ とがあ りうる(18)0
③PRTR法 に基づ く公表手法であ るが, PRTR法 では, (a)事象者 に化学物 質の環 境への排 出量や廃棄物の移動量の把握 と国へ の届 出を義務 づ け (5条 ),(b)国 は届 け 出 られた情報 を物質 ご とに,業種別 ・地域別 な どに集計 ・公表 し (8条), (C)国は小規模事 業者や家庭 ・農地 ・自動車 な どか らの化学物 質 の環 境 へ の排 出量 も推 計 して公表 し (9
条), (a)国民 か らの請 求 があれば ,国は営 業秘密 を確保 しつつ,個別事業所 のデー タを 開示 す る (11条), とい う手法 が用 い られて いる。
④環境 ラベル手法 とは,環境負荷の少ない 製品 としての認定 を受けた ときに, これにつ いて当該製品 に表示 す る手法であ る。 なお,
「環境 ラベル」 とは,「製 品やサー ビスの環 境側面 について,製品や包装 ラベル,製品説 明書,技術報告 ,広告,広報 な どに書かれた 文言,シンボル又は図形 ・図表 を通 じて購 入 者 に伝達 す るもの」 を幅広 く指す用語 であ る が, よ り狭義 の意 味 で,「環境 負荷 デー タ表 示 ・提供」 を除 く,「マー ク等表示」 (同等の 機能 を有す る物品 ・サー ビスのグループの中 で,当該物品 ・サー ビスが環境負荷の低減 に 資す る物品 ・サー ビスであ るこ とを,マー ク 等 を表示す るこ とに よ り示す もの)の弟を,
「環境 ラベル」 として指す場合 もあ る。環境 ラベル手法の代表的な もの として,日本では, エ コマ一一ク制度 が1989年 か ら発足 している。
環境 ラベル制度の 目的は, ラベルを表示 した 製品の イメー ジを向上 させ,消費者 が製品を 選 ぶ参考 にさせ るこ とに よ り,製造者 に製品 の環境上の影響 についての責任感 を養 い,市 場 を通 じて環境 を保護 す るこ とであ る。製品 についての情報手法 として活用 しうる性質 を 持 つ といえる。
第3章 グ リー ン購入法の概要
「国等 に よる環境物 品等 の調達 の推進等 に 関 す る法律 (2000年5月31日公布法律第100 号)」 (以下,「グ リーン購入法」 とい う)は, 政 府 内で取 りま とめ られ た素 案 をた た き台 に,超党派の議員立法 に よ り制定 され,2000 年 5月3日]に公布 された(19)。 本法 は,国等 の機関 にグ リーン購入の取組 みを義務づけ る
桐
とともに,地 方公共 団体,事 業者,国民 に も グ1)‑ ン購 入に努め るへ きこ とを定め,また, 事業者 ,民r肝甘体,国 7/)ti環境物l鋸 こ関す る適 切な情報提供 を進め るこ とを定めている法律 であ るか,以下 に述 べ る ように,r情報」 が 重 要 な 役割 を果 た して い る情報 手 法 とい え る。以下,本法 を概観す る。
1.本法の 目的
本法 は,「国,独立 行政法 人等及び地方 公 共団体 による環境物品等の調達の推進 ,環境 物品等 に関す る情報 aj提供 その他の環境物品 等への需要 の転換 を促進す るため に必要な事 項 を定 め るこ とに よ り,環境への負荷の少な い持続的発展が可能 な社会の構築 を図 り, も って現在 及び将来の国民の健康 で文化的な生 活の確保 に寄与す るこ と」を 目的 としている (1条)。 すなわち,① 国等 の公的部 門 にお け る環境物品等の調達 を推進 した り,②環境 物 品等 に関 す る情 報 を提 供 す る こ とに よっ て,環境 負荷の少 ない持続可能 な社会を構築 す るこ とを 目的 としている。
ここで,「環境物 品等」 が問題 とな るが, 本法では,①再生資源その他の環境への負荷 の低減 に資す る原材料又は部品,②環境への 負荷の低減 に資す る原材料又は部品 を利用 し ているこ と,使用 に伴い排 出され る温室効果 ガ ス等 に よる環境への負荷 が少ない こ と,倭 用後 にその全部又は一部の再使用又は再生利 用か しやすい こ とに よ り廃棄物の発生 を抑制 す るこ とがで きるこ とその他の事 由に よ り, 環境への 負荷の低減 に資す る製品,③環境へ a:)負荷の低減 に資す る製品を用いて提供 され る等環境へ0:,)負荷o)低減 に資す る役務,0,)い ずれかに該 当す る環境 負荷の低減に資す る物 品 または役務 をい う (2条 1項 )。 こaj定義 か ら,本法は,再生品のみな らず,広 く環境 負荷の低減 に資す る物品 お よび役務o:)購入等
を促進 しようとす る ものであ るこ とか伺え, その意味で,循環型社会形成推進基本法1リ条 什再生品UI)使用aj促進」)0)ほか,環境基本 法21条 (r環境 へ0)負荷 の低減 に資す る製品 等 の利 用0/)促進J)を具現化す る法制度であ る といえる(洲 。
2.国および独立行政法人等 における調達の 推進
本法では,固お よび独立行政法人等の公的 部F=判こおけ る環境物品等の調達oj推進 が最 も 大 きな柱 とな ってお り,国及び独立 行政法人 等 に対 して,「物 品及 び役務 の調達 に当た っ ては,環境物品等へq‑)需要o)転換 を促進 す る ため,予算の適正な便f削′こ留意 しつつ,環境 物品等 を選択 す る」 とい う努力義務 を課 して い る (3条 1項 )。 この ように,本法は,国 や独立行政法人等 とい った公的部門の購 入主 体が,大規模 な購 入者 ・発注者 としての地位 を利用す るこ とに よ り,公共契約 を通 じて環 境政策 を推進す る狙 いを持 っている(川。
政府 においては,1995年度 よ り,「国q)事 業者 ・消費者 としての環境保全 に向けた取組 みの率先実行ojための行動計画」 を策定 し, そ0)中でグ リーン購 入の推進 が図 られて きた が,必ず しも十分な成果が上 がっている とは いえない状況であ った。 そ こで,本法では, これまで各省庁 に限 られていた対象機関 を, 国会や裁判所 , さ らには独立行政法人等 にま で拡大 している。 なお,本法 にい う 「独立行 政 法 人等」 とは,r独立 行政 法 人 (独 立行政 法 人通 則 法2条 1項 に規 定 す る独立 行政 法 人)叉は特殊法人 (法律 によ り直接 に設立 さ れた法人又は特 別の法律 に よ り特別の設 立行 為を もって設立 された法 人であ って,総務 省 設置法4条15号の規定a)適用を受 け るもの) の うち,その資本金の全部若 し くは大部分が 国か らの出資 に よる法人又はその事業oj運営
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のために必要 な経費の主た る財源を国か らの 交付金若 し くは補助金 によって得ている法人 であ って,政令 (「国等 に よる環境物品等の 調達の推進等 に関す る法律第2条第2項の法 人 を定 め る政 令」)で定 め る もの」 を い う
(2条2項)0
(1)基本方針の策定 ・公表
国及び独立行政法人等が,環境物品等の調 達 を総合的かつ計画的に推進す るに当た って は,共通の基本ルールを定め る必要がある。
そのため,本法では,国に対 して,環境物品 等 の調達 の推進 に関す る基本方針 (以下 ,
「基本方針」 とい う)の策定 を義務づけてい る (6条 1項)。基本方針 には,① 国及び独 立行政法人等による環境物品等の調達の推進 に関す る基本的方向,(∋国及び独立行政法人 等が重点的に調達 を推進すべ き環境物品等の 種類 (「特定調達品 目」)及びその判断の基準 並 びに当該基準 を満たす物品等 (「特定調達 物品等」)の調達の推進 に関する基本的事項 ,
③その他環境物品等の調達の推進 に関す る重 要事項,が定め られる (6条2項)0
基本方針の策定手続 きであ るが,環境大臣 が,あ らか じめ各省各庁の長等 (国にあ って は各省各庁の長,独立行政法人等にあ っては その主務大臣) と協議 して案 を作成 し,閣議 決定 され る (6条 3項)。閣議決定 された場 令,基本方針 は,環境大臣によって,遅滞な
く公表 され る (6条5項)(22)0
(2)各機関による調達方針の策定 ・公表 と 調達実績の概要の公表
基本方針 が策定 され る と,各省各庁の長 お よび独立行政法人等の長 (当該独立行政法人 等が特殊法人である場合にあっては,その代 表者)によって,毎年度,基本方針 に即 して, 物品等の調達 に関 し,環境物品等の調達の推
進 を図るための方針 (「調達方針」)が作成 さ れ る (7条 1項)。 この調達方針 には,①特 定調達物 品等 の 当該年 度 におけ る調達 の 目 標,②特定調達物品等以外の当該年度に調達 を推進する環境物品等及びその調達の 目標,
③その他環境物品等の調達の推進 に関する事 項 ,が定 め られ る (7条 2項)。 同方針 が作 成 される と,遅滞な く,公表 される (7条3 項)0
各省各庁 の長 お よび独 立行政法 人等 の長 は, この調達方針 に基づいて,当該年度 にお け る物 品等 の調達 を行 うもの とされて お り
(7条4項),また,毎会計年度 または毎事 業年度の終了後,遅滞な く,環境物品等の調 達の実績の概要 を取 りま とめ,公表す る とと
もに,環境大臣に通知する義務が課せ られて いる (8条 1項)。 この通知 を受けて,環境 大臣は,環境物品等の調達の推進 を図 るため 特 に必要 がある と認め られる措置 を とるべ き ことを,各省各庁の長等に対 して要請す るこ とがで きる (9条)0
3.地方公共団体による調達の推進
地方公共団体は,その総体 としてみれば国 以上 に大 きな経済主体であ り,グ リーン購入 の率先的実施が望 まれ る。現在の ところ,都 道府県や政令市ではまずまずの実施状況であ るが,市町村では,まだまだ これか らとい う 状況であ り,今後のなお一層の普及拡大が必 要な状況である。他方,物品調達は,地方 自 治の根幹 をなす ものであ り,また現 に独 自の 方 法 で グ リー ン購 入 を進 めてい る団体 もあ る(23)こ とか ら,国の法律 を もって一律的 な 規制等 をす ることは慎重 にすべ きである と考 え られた。
以上の点を考慮 して,本法では,都道府県 および市町村の 「努力義務」 とい う形で,毎 年度,物品等の調達 に関 し,環境物品等の調
鋸i
達の推進 を図るため0)方針 を作成 し (10条1 項 ),当該 方針 に基 づ いて,当該年度 におけ
る物 品等 の調 達 を行 うこ とを要 求 して い る (lo薬 :う項 ). 同方針 には, 当該年度 に調達 を推進す る環境物品等 お よびその調達の 目標 について定 め られ る (10条2項 )0
4.環境物品等 に関する情報提供
グ リー ン購 入のためには,そU)前提 として, 環境物品等の情報 を必要 とす る購 入者 に,当 該情報 が提供 され ることが重要 であ る。 そ こ で,本法では, 各種主体 による情報提供 の適 切な実施を促進す るうえで必要 な規定 が設 け
られている。
(1)事業者 に よる情報提供U:)推進
物品の製造 ,輸 入,販売等 を行な う事業者 には,当該物品の購 入者等 に対 し,当該物品 等 に係 る環境への負荷の把握 U)ため必要 な情 報 を適切 な方法 に よ り提供す る努力義務 が課 せ られ る 日2条). なお, この場 合の 「適 切 な方法」 とは,事業者 自らが製品 カ タログ等 に よ り環矧 青報 を提供す るこ と,後述す る環 境 ラベル等の第三者機関 に よる環境情報提供 シ ステムを活用す るこ との両者 が含まれ る。
(2)第三者機関 に よる環勢 情報提供 システ ムを活用 した情報提供の推進
事業者 自らが環境物品情報 を個別的 に提供 す る方法は, 自分で 自分の情報 を提供す る と い うものであ るため,提供 され る情報 の信頼 性 には疑問が残 る。 そのため,独立 した中立 的な第三者機関が事業者等の製品等の環境 へ の負荷 に関す る情報 を提供すれば,当該情報 の信頼性 も確保 す るこ とが期待 で きよう。 購 入者 に とって も,事業者 自らが提供す る情報 よ りも第三者機関が提供す る情報 の万 が,伝 頼で きる有用な情報 といえるであ ろ う。 この
ような第三者機関 に よる情報提供の事例 とし ては,エ コマー '/, グ リー ンマー ク等の 「環 境 ラベ ル」や, 各製品の環境情報 を一 覧的 に とりま とめて提供す る取組み (た とえば,グ リー ン購 入ネ 、ソトワー クの環境製品デー タフ ック)があげ られ る。
以上の ような環境 ラベ ル等の情報提供の質 的 向上を図 るため, 本法では,他の事業者 が 製造 ,輸 入,販売 す る物品等について環境へ の 負荷の低減 に資す るものであ る旨o)認定 を 行い,または これ らの物品等 に係 る環境への 負荷 についての情報 を表示 す るこ と等 に よ り 環境物品等 に関す る情報 の提供 を行 う者 に対
して,科学的知 見を踏 まえ,お よび国際的取 決め との整 合性 に留意 しつつ,環境物品等へ の需要の転換 に資す るための有効 かつ適 切な 情 報 を提 供 す る努力義務 が課 せ られて い る (13条)。 この場 合におけ る 「国際的取決 め との整 合性」とは,国際標準 化機構 (1SO) の環境 ラベ ル規格 に準拠 す ること等が念頭 に 置 かれている といえよう。
( 3
)国に よる関連情報 の整理 ・提供 環境物品情報 の量的増加 ・質的 向上 と同時 に, これ らの情報源 に関す る情報 が体系的 に 整理 され,さまざまな購 入者のニー ズに応 じ た検索や比較 がで きるようにす るこ とも重要 であ る。 そのため,本法では,国に対 して, 環境物品等への需要の転換 に資す るため,事 業者や認定機関な どの第三者機関が行 う情報 oj提供 に関す る状況について整理 お よび分析 を行 い,その結果を提供す るこ とを要求 して い る (14条)。 なお, この要求 を受 けて,環 境 ラベ ル等デー タベー スが作成 され,環境 省 のホームページで公表 されている(コ′1)。tqT
第4章 グ リーン購入法における情報 手法の検討
環境政策 における情報手法 としてグ リーン 購入法 を概観 したが,本章では,グ リーン購 入法で用い られているさまざまな情報手法 に ついて検討することとしたい。 グ リーン購入 法では,行政 自身 には 自己拘束 による努力義 務,事業者 には環境負荷 に関する情報提供な どを革めて,環掛 こ優 しい商品が売れ るよう にするためにさまざまな情報手法が用い られ ているが, とりわけ,誰が どの ような環境 に 関する情報 を作成 ・収集 ・公開す るのか とい う点に着 目しつつ,あるべ き環境政策手法に ついて検討す ることとしたい。
なお,情報手法 とい うとき,行政 自身の情 報 を公開す る とか,行政が情報 を収集する方 法,行政が情報 を提供 して社会を誘導する と い う, これまで行われている手法だけではな く,被規制者 に情報 を収集 させて行政 に提供 させ る手法,被規制老 自身が情報 を社会に対 して公開するように義務づける手法な どにつ いて も考 える必要 があ る(25)。 ただ し,本稿 では,グ リーン購入法の法システムに従 って,
(1)国等の公的部 門 におけ る環境物品等の調 達 と,(2)環境物品等 に関す る情報 の提供 , の大 き く2つの段階に分けて,あるべ き環境 政策手法を模索す るこ ととしたい。
1.国等 の公的部 門 にお け る環境物 品等 の 調達
国や地方公共団体な どq)公的主体が物品や 役務の調達のための契約 を締結す る場合,調 達 とい う本来の 目的か らすれば,一方で予算 の浪費防止 ・効率的利用,他方で契約の相手 方 とな り得 る競願事業者の保護のため,経済 性 ・公 正 性 が 基 本 原 則 に な る と考 え られ る(26)。すなわち,グ リーン購入法の ように,
調達契約 に政策 目的を盛 り込む ことは,公的 主体に とって経済的に有利な内容の契約を締 結 す る とい う意味 での経 済性 と対立 し得 る
し,また,経済的に有利な契約 を締結 し得 る 相手方 を排除する とい う意味では,競願事業 者の保護 とも対立 し得 る。
政策 目的 と経済性 との対立 については,グ リーン購入法では,「予算の適正 な使用 に留 意 しつつ」 (3条) とい う留保 を付 してお り,
2つの要請が対立する場合には この規定 によ って調整 を図ることが期待 されている。他方, 政策 目的 と競願事業者保護 との対立 について は,当該政策 目的が合理的である限 りで憲法 に違反 しない と考 え られ る(27)が,そのほか, 環境物品等の調達要件 を明記 し,調達方針 ・ 調達実績 を作成 ・公表することも,公正性 を 確保するうえで要求 され よう。 また,現在で は,公的 部門は国民経済 における大 きな購入 主体であることか ら,調達契約を通 じて一定 の政策 目的 が追求 され る こ とがあ る(28)が, グ リーン購入法における政策 目的を今一度確 認 した うえで,グ リーン調達の主体 について も触れ ることとしたい。以下, これ らの問題 について, よ り具体的に検討す る。
(1)環境物品等の調達要件
グ リーン購入で重要 となるのは,商品選定 に際 しての具体的な判断基準である。思 うに, (Dグ リーン購入の対象物品等 と,(ヨグ リーン 購入の対象 となる事業者, とい う2つの視点 か ら総合的に考慮 した うえで,製品やサービ ス (以下,「製品等」 とい う) を購入す る必 要 がある と考 える。 この点,グ リーン購入法 では,環境大臣に よって策定 される基本方針 のなかで,特定調達品 目,その判断の基準, 特定調達物品な ど,環境物品等を調達するう えでの要件 が定め られている (6条2項)が, このなかで,①グ リーン購入の対象物品等に
情
ついては 「環境物品等」の定義 (2条 l項) の中で読 孟 とるこ とがで きるが,② グ リー ン 購 入の対象 とな る事業者 についての規定 は存 在 しないので, とりわけ,② グ リー ン購 入の 対象 とな る事業者 について も考慮す るこ とが 今後の課題 と考 える.以下では,任〕グ リー ン 購 入の対 象物品等 と,② グ リー ン購入の対 象 とな る事業者の,それぞれの要件 について触 れ るこ ととす る。
㊤ グ リー ン購入の対象物品等
製品やサー ビス (以下,「製品等」とい う) の購入にあた っては,エ ネル,ギー ,鉱物 ・水 資源の消費,地球温暖化影響物質や オゾン層 破壊物質U:)放 出,大 気 .水 ・土壌 な どの環境 を汚染す る物質U)排 出,廃棄物o̲)発生な ど, 多様 な環境 負荷 を考慮す る必要 があ る。また, 環境への影響の大 きさや広が り,地域差 ,修 復 に要す る時間 も配慮すべ き要素であ る。製 品 ラ イフサ イクルのあ る段階で¢)負荷が相対 的 に小 さ くて も,他の段階で負荷 が大 きく, 全体 としては環境 負荷が大 き くな って しま う こ とがあ るので,製品等の環境 負荷 を評価 す るため には,資源採取 ,製造 ,流通 ,使fFJ, リサ イクル,廃棄の製品 ラ イフサ イクル全体 を視野 に入れて考慮 す る必要 があ る。
以上 を踏 まえて,製品等の購 入に当た って 考慮すべ き主 な事項 としては,①環境や人OJ) 健康 に影響 を与 えるような物質の使 用や排 出 が削減 されて い る こ と (「環境 汚染物 質等 の 削減」),②資源やエ ネルギ ーの消費が少ない こ と (「省資源 ・省エ ネルギーJ),③再生可 能な天然資源は持続可能 に利用 していること
(「天然資源の持続可能 な利用」),④ 長期間 の使 用 がで きるこ と (「長期使 用性」),⑤再 使用 が可能 であ るこ と (「再使用可能性J),
⑥ リサ イクルか可能 であ る こ と (「リサ イク ル可能性」),(∋再生材料 や再使用部品 を用い
てい るこ と 昭 年生ネオ料等 の利用」),⑧廃棄 され る ときに適正 な処理 ・処分が容 易な こ と
(r処理 ・処分O‑)容 易性」)な どが具体的 にあ げ られ よう(ごり).
現在の ところ,グ リー ン購 入法では,グ リーー ン購 入法への取 り組 みがF=1弾旨で効率的 に実行 され るよう,rt基 本 方 針」で,国等 が重点的 に調達すべ き物品等 として,紙類,文具類, OA機 器な ど14分野101品 日を特定 調達品 目
として選定 した うえ,それぞれ環境物品等 と しての判 断基準が規定 され て い る(州). そ こ で, まずは これ ら特定調達品 目を拡充 してい くこ とが今後o:)課題 となろ うが,その際,以 上の ような資源採取 か ら廃棄 までの ライフサ イクル全体 におけ る多様 な環境負荷 を考慮 し た うえで,環境物品等 としての判断基準 を策 定す る必要があ る。
② グ リー ン購 入の対 象 とな る事業者
グ リーン購入を実施す るに当た っては,購 入す る製 品やサー ビ ス (以下,「製 品等」と い う) に関す る環境 負荷 を考慮す るだけでは な く,環境 負荷o:)低減 に努め る事業者 か ら製 品 や サ ー ビ スを優先 して購 入す る必 要 があ る。 すなわち,製品等 を設計 ・製造 .販売 し ている事業者 が,環境 負荷低減 に積極的 に取
り組 んでい るか どうかを考慮 した うえで,当 該事業者 が設計 ・製造 ・販売 している製品等 を購 入す る必要 があ る。
以上 を踏 まえて,事業者 について考慮 すべ き主 な事項 としては,庄)組織的 に環境改善 に 取 り組 む し くみがあ るこ と (「環境 マ ネ ジ メ
ン トシステムの導 入」),② 省資源,省エ ネル ギー,化学物質等の管理 ・削減,グ リー ン購 入,廃棄物o:)削減な どに取 り組 んでいるこ と
(「環境 への取 り組 み 内容」),③環境情報 を 積極的 に公 開 して い る こ と (「環境情報 の公 開J),な どがあげ られ よ う川 )。 すなわち,