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スウェーデンにおける保険企業の経営について

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スウェーデンにおける保険企業の経営について

その他のタイトル Management of Insurance Business in Sweden

著者 亀井 利明

雑誌名 關西大學商學論集

2

3

ページ 284‑310

発行年 1957‑08‑31

URL http://hdl.handle.net/10112/00021835

(2)

284 

本稿は保険経営学研究の一端として︑英米両国並びに北欧諸 北欧諸国はあらゆる領域において高い文化水準を有する典型的な文化国家であるにも拘らず︑わが国においてはあまり多くの紹介がなされていない︒保険の領域においてもそうであって︑わずかに社会保険を中心とする社会保障の紹介がなされているに過ぎない︒これは北欧諸国が世界最高の社会保障制度を有しており︑北欧型と呼ばれる︱つの特質を具備しているからである︒普通保険の領域においては全く北欧諸国が無視されているようである︒北欧諸国の近代的保険企業が成立したのは十九世紀の中葉であるが︑今日においては周知の如く欧洲大陸において独•仏・スイスに次いで大きな保険市場を形成しているのである︒従って︑北欧諸国の保険事業を軽視してはならな

スウェーデンにおける保険企業の経営について︵亀井︶

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スウェーデンにおける保険の最初の形態は一︑二

00

年頃の

る ︒ 興味を感じたので︑これを取りまとめたものである︒ 国の保険企業の経営状態を調査した際︑スウェーデンのそれに

スウェーデンの事箭を紹介するためにはスウェーデンにて発

行された図書および雑誌を査料とすべきであるが︑未だそこま

では研究が進んでいないので専ら英国の保険雑誌を利用した︒

演料として用いた主なものは︑

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38 38 ,  38 64 ,  39 01   39 27 , 

3954

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24

これらの雑誌に掲載されたスウ

ェーデソの保険事情に関する解説および統計を綜合し︑それを

適当に墜理した後︑私見を付加して取りまとめたのが本稿であ

や一︑三五0年頃の

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スウェーデンにおける保険企業の経営について

(3)

285 

スウェーデンにおける保険企業の経営について︵亀井︶

止の困雑な都市地方には遮当ではなかったからである︒

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れ︑原則として後払いであった模様である︒地方の長は火災の 損害に対する調査人および損害査定人を任命する権限を有して いた︒この損害を填補するために︑醸金を物にするか貨幣にす るかが鑑定人によって決定され︑それが法律の規定に従って一

定の地方の人々に課せられたのである︒

この地域的火災共済組合は一七三四年の

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! , l   よって確認され︑全員強制加入が決定せられた︒その頃から地 方の町村に公営火災保険会社が設立され︑これに加入する者は ていった︒それはとも角︑最初に設立された公営火災保険会社

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a であっ た︒何故地域的火災共済組合とは別個に︑かかる公営保険会社 が設立されたかといえば︑元来︑前者は農村地方の火災危険を カバーするものであったため︑火災危険が大であり且つ火災防

営する必要性を痛感し︑一七八二年に国営の一般火災保険金庫 を組織した︒この金庫は保険料政策が拙劣であって︑充分な支 払基金を積立てることに失敗したため一八二七年までしか続か 部地方は低危険であったにも拘らず︑保険料政策の拙劣のため

充分な保険金支払ができなかったのである︒

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それ故︑この金庫の都市部門ほ今日の

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  と呼ばれる二つの相互会社に組織替えされたのである︒後者は 南部地方の都市における財産所有者によって組織せられた︒

農村部門は一八

0

八年に全部独立し︑一八二八年から相互会

社として経営されるに至った︒そうしてこれらは

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の公営火災保険会社は一八一

1 ‑ 0

年頃から相互保険会社に変形し

地域的火災共済組合に加入する義務を免ぜられたのである︒こ

なかった︒農村地方や煉瓦造︑石造などの耐火建築物の多い南 る︒そのために政府は全国的なスケールにおいて保険事業を経 その原因は密集した木造家屋に大火が何回も発生したからであ rs

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 のみである︒それらの大部分は失敗した︒

組合は地方議会を構成している人々自身によって管理されてい

営火災保険会社を認可したのである︒それらの中現存している に基づく強制の地域的火災共済組合に遡ることができる︒この た︒保険料に相当する各人の酸金は賦課方式によって徴収さ

のは一七四六年に設立された

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かかる事情の下において︑政府は詳細なる組織規則を持つ公

(4)

286 

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すなわち︑その主なものは一八五六年にゲーテボルグにおいて

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海上保険会社が設立され︑一八六六年に今日の

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の前身である

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火災生命保険会社が設立された︒

一八六七年にストックホルムにおいて

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海上保険

一八七二年に同じく

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海上保険会社︑同年にゲー

テボルグにて

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海上保険会社が設立され

の設立に続いて︑他の会社が続々と設立された︒ あるが︑一八五六年に完全に廃止されるに至った︒ Jの頃までかの地域的火災共済組合は余命を保っていたので

保険業法の草案を作成した︒一八九五年に

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スウェーデソに最初に出現した海上保険会社は一七三九年に

設立された

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であった︒同社は地方

議会並びに国会の長引いた議論の末やっと認可された会社であ

社として組織せられ︑正式の生命保険を販売する最初のもので

あった︒これは国会がオランダ型の州営生命保険会社の制度を

一八五六年に導入しようとしていたのに対して先んじたもので

最初の近代的保険会社である

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社の定款においては

を監督する権限を有する検査官を任命できることを規定した条

項が挿入してあった︒一八七0

会社および再保険会社も同様に検査を受けることになったので

ある︒これによって︑スウェーデソの保険監督行政が樹立され

たのである︒これより前の一八六六年に︑保険会社の監督に関

する行政規則が公布され︑そうして主務大臣の補助者として非

常動の検査官が任命された︒一八七九年になって︑保険協会が

社長である

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氏が明確な保険行政を行うために委

員会を作るよう個人的に議会に働きかけた︒その委員会は一八

九七年に同氏の勧告に従って創設せられた︒

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一八七四年に︱つの海上保険会社が破産したため︑海上保険

の火災保険および生命保険会社は検査を受け︑その結果は極め

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およびその他 五年の

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である︒同社は火災保険と生命保険の兼営会 近代的株式会社組織によって経営された最初のものは一八五最初の間主務大臣が会社の会計や取引状態を監査し︑営業活動 って︑一八六五年まで経営を続けた︒

スウェーデンにおける保険企業の経営について︵亀井︶

一八八七年から年金保険を販売する新しい若千の相互会社が こ ︒

(5)

287 

スウェーデソにおける保険企業の経営について︵亀井︶

ことにあった︒生命保険会社はまた保険料および進備金が充分

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新保険業法の他の規定としては︑保険契約者の代表として少 る如く︑スウェーデンにおいて営業を行う外国保険会社並びに

的の一っは会社の財務的安全性を維持し︑支払能力を確保する

以上のようにして︑スウェーデソの保険行政は済央に前進し

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五年

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氏の提案によって︑保険業法を改

正するよう国会に鋤きかけた︒

一九一四年にそれが改正され︑保険検査局により一附の権威

を与えることになった︒保険業法は更に一九四八年に国会に提 出され︑新保険業法が成立し︑更に一九五

0

年に一部修正が行

0 ‑

︱一年以後のスウェーデン保険行政の基本的目

な安全性を以て計算されることを保証するために予め技術的基 準を有することが要求された︒支払備金や利益配当準備金を含 めて広い意味の生命保険基金は国債︑他の優良な債券︑地方自

火災保険と災害保険の再保険部門並びに海上保険部門におけ

外国で営業を行うスウェーデソ会社にはこの御平原則が適用さ

一人の局長︑生命保険︑損害保険︑法律部門の各 案が国会に提出され︑一九

0

四年に最初の保険業法ができ上っ

た︒これに基づいて保険検査局が創設された︒

この保険検査局は私保険会社の監督行政を委託された︱つの

独立した政府代行機関である︒

治体への貸付︑第一次担保附社債などの如き︑ある特定の有価 証券に投資せねばならないことになっている︒一九四八年以後

新保険業法においては衝平の原則が遮入された︒すなわち︑

保険料は会社がその債務を支払うに充分でなければならないと

共に︑保険契約者にとって高価であってはならないのである︒

生命保険部門においては︑政府の承認を必要とする技術基雖

は単に保険料や責任準備金の計算方法のみならず︑経営費用の

問題や剰余金の計算並びに配当にまで及ぶのである︒

火災保険および災害保険部門においては︑保険料は危険︑必

要なる経営費用︑その他の事情の観点から餌平に決定し︑如何

に衝平を保持するかという事については保険検査局が下した決

定に従わなければならない︒ とができるようになった︒ 生命保険基金の十分の一は株式以外であれば自由に投資するこ

(6)

288 

スウェーデソにおける保険企業の数は︑その外見よりすれば

一九 五二 年に 一︑

1一九四社︑一九五三年に一︑二四七社︑一九

五四年には一︑二1一六社の多きに上っている︒

全体の傾向からすれば年々その数を減じているが︑これは保

険企業の合併結合が非常に盛んであるという事情に基づくもの

であ る︒

1九五五年の始めの総保険企業数︑一︑二1一六社の中七九七

社は保険検査局の監督を受けない小さな家畜保険会社である︒ で

ある

以上がスウェーデンの保険企業の沿革とその監督行政の概略 くとも一名を会社の役員に選ばなければならないという規定がある︒その代表者は多くの場合政府によって任命されるのである︒更に︑新しい会社を設立する免許或は既存会社が新しい保険を営む営業免許は原則として与えられないことになった︒しの健全な発展を促進するための企画がなされた時はこの限りではないのである︒ かしながら︑新しい活動を行う必要のあるときおよび保険事業 スウェーデソにおける保険企業の経営について︵亀井︶

存在によって︑スウェーデンの保険市場は割合に単純化されて また︱二八は一地方においてのみ営業を行う相互会社であり︑一八八は極めて小さな役割しか有していない農村の組合である︒残りの一︱

1 1

の中

0

社は生命保険会社であり︑三社は疾

病保険専門の会社であり︑九社は工場組織との関係においての

み問題となる労災保険専門の会社であり︑一一社は再保険専門

の会社である︒この残りの七

0

社が全国的に営業を行っている

損害保険会社である︒

しかしながらこの七

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社の中

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とは整理中

の会社であって不活動である︒

従って︑実際には活動会社としての損害保険会社は六八社で

ある︒この中の三二社は株式会社であり︑三六社は相互会社で

この損害保険会社の大部分と生命保険会社の多くは財務的に

或は協定によって結ばれた約︱︱︱‑︑四のグループを構成してい

る︒このグループは年々その数を減じたり増加したりしている

が平均して常に一三位の数を有している︒これらのグループの

いる︒一九五

0

年には次の如く︱︱︱一の主要グループに分れてい

た︒ すな わち

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八四

(7)

289 

スウェーデソにおける保険企業の経営について︵亀井︶

(Review, 

No.3838, 

p.J: 256 

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1一である︒これらの︱

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グループの収入した正味損害保険料は一1

0七︑四一四

クローナであり︑正味生命保険料は二四九︑一

0

ローナである︒正味損害保険料の中︑火災・災害保険は一八七︑

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(1950~.HE)

1

一九千クローナであり︑海上保険は一七五︑五二

0千クロー

に主要なグループを育成せしめる方策を取ったからである︒ の新保険業法が生命保険と損害保険の兼営を禁止し︑既存の兼

0

年においては名実ともに

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g グループが最大のものであった︒それに続くものとして︑

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e がある︒これらの四グループで損害 保険部門︑四六︑六%︑生命保険部門︑七七︑五%の地位を占 めている︒生命保険の部門で割合大ぎな地位を占めているのは

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グループである︒生命保険部門で形を示していないグル ープがあるが︑これは生命保険を引受けていないという意味で

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例外︶その額があまり小であるの

で︑%になって現われて来ないという意味である︒

スウェーデソにおいては︑一九五

0年前後において︑グルー

︒フの再編成︑会社の合併が非常に多かった︒これは一九四八年 営会社は生命保険業務を分離せしめるように規定したこと並び これは結局合理的保険料を以て可及的に良質のサービスを提 供せねばならないという公共性の上に立脚した経営合理化の方

向を示唆したものである︒しからばこのような再編成や合併が 割合の収入を得ている︒ J

のような保険料収入に対して︑各グループは第一表の如き

(8)

290 

を行った︒すなわち︑

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社の重要な生命保険部門を引含つから災害保険および再保険を引受けることになった︒ る ︒

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 災害保険相互会社を中心と

更に︑同社は海上保険の営業免許および︑グループ外の会社で これと合併して

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という社名の会社になった︒ 如何に行われたか簡単に主要なものについて述べて見よう︒

当時︑スウェーデソ第一のグループであった

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のグループの再編成を一九五

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年の中途において行ったが︑そ

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グループのの効果を一九五

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年の始めに遡及した︒

中心会社は一八五五年に設立された

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火災生命保険会

社でありその生命保険部門とメンバー会社の

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社を合併せしめ︑

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次の段階として︑

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a社自身が損害保険の全領域に進出し

てきた︒すなわち︑

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a災害保険会社を吸収合併し︑更に海上

保険営業の免許を得たのである︒しかし︑子会社である

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火災・災害保険会社を別個の独立した会社として残した︒

また吸収合併した

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の社名は︑衰本金二

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準備金五0万クローナで再保険会社を新設し︑それを

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a再保険会社と名付けることによって保存せしめたのであ

一八六六年に設立された

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火災生命保険会社を中心とす

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グループも一九四八年の新保険業法によって再編成  スウェーデンにおける保険企業の経営について︵亀井︶

Sv

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社を火災保険会社と生命保険会社に分離しその各

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という固有名詞をつけたのである︒生命保険部門は

分離されたが生命保険の再保険は

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火災の方で引受けられ

た ︒

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火災は一九五一年に至って︑主として災害保険を引

受けていたメソバー会社の

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を火災保険会社に改変し︑

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海上保険会社

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扱を行わせるべく再保険の営業免許を受けた︒

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s グループの二つの相互会社であるところの

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社が一九五0年に合併した︒社名は後者のをその

4距襲することになった︒

一八七六年に設立された

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グループ︵時にほ

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グループと呼ばれるこ

ともあった︶の

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相互会社は

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社に吸収合併された︒

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グループの中心会社である

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社は

生命保険業務を

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に移転すると共に︑一九四九年

一九四九年

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生命保険会社が設立された︒つ

(9)

291 

スウェーデンにおける保険企業の経営について︵亀井︶ 社および

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の残余株式を引受けた

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いう持株会社に支配されることになった︒

一九五一年に至ってA.V•H.というグループが主要グルー

プの一っとして加わり︑合計一四のグループとなった︒一九五 二年においてはかなりの変動があった。すなわち、

Svea•Nor,

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クルー︒フの持株会社である

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が合併した︒この合併はまた

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グループと

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これによって海上保険グループとして有名であった

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グループが消減し︑そのメンバー会社であったところの

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六社が新たに

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グループのメンバー会社となった︒そのた

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a s 再保険会社がロソドソに︑ 一九五二年にはまた二つの新しい会社が外国に設立された︒そ

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という子会社を設立したことである︒

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グループはスウェーデソ第一のグループに躍進した︒ グループの合併を意味した︒

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グループは一九五

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以上のようにスウェーデソにおける保険企業の集中は極めて 経営協定を結び集中化の色彩を加えてきた︒ T

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を設立し︑更に

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をこれに巻き込んだ︒また

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aグループを追い越し︑

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てきた︒更にまた︑

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その二は

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生命保険相互会社がニュー・ヨークにg

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社および

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社の三社が合

併して

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残った

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社はそのグループの再保険専門会社となった︒更にまた缶

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グループが

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グループの傘下に馳せ参じた︒

一九五五年以後に至っても企業の集中が続いた︒すなわち︑

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(10)

292 

社について簡単に述べることにする︒現在スウェーデンにおい

て営業を行っている会社はその収入保険料の点からいって問題

とならない程少額である︒一九五二年には三八社︑一九五三年 さて︑最後にスウェーデソにおいて営業を行っている外国会 以上の如くであるから︑第一表として掲げた一九五

0

年の統

計は単に歴史的名残りを止めているに過ぎない︒ に延びているが︑一九五四年に至ると一億三百万クローネ︵約六%︶程前年に比較して減少している︒この減少は生命保険料

の著しい下落と労災保険料の若干の下落によるものである︒そ

の他若千の例外はあるが︑一九五四年における損害保険料一般

はやはり増収となっている︒一九五

0

年から五四年までの五カ

年間の順調なる増収は実質的な増収であって︑物価変動の影響 いであろうJ 営されることは保険企業にとって決して健全なものとはいえな 損害保険領域に進出したこと︑そのために新領域に関する技術的提携を必要としたこと︑市場の薗に会社数が多く加うるに新しい損害保険領域に多くの会社が進出したため競争が激烈を極で協同歩調を取る必要があったことなど多くの原因によるものと考えられる︒何れにしろ︑かAる変動の激しい状態の中で経 めたこと︑そのために料率が甚だしく低下したのでグループ内 ならなかったこと︑生命保険会社を分離した会社が争って他の

とな って いる

分離独立させたこと︑それに伴うグループの再編成を行わねば 激しく︑年々変化していると共に絶えず会社数並びにグループ数を変えている︒何故にこのような集中が行われるかといえばそれは一九四八年の新保険業法の規定によって生命保険会社を スウェーデソにおける保険企業の経営について︵亀井︶

には三六社︑一九五四年には三三社と次第にその数が少くなっ

てきている︒その内訳は︑生命保険会社が一九五二年に一

0

一九五三年に八社︑一九五四年に七社となっている︒損害保険

会社は一九五二年および五三年に二八社︑一九五四年に二六社

スウェーデンの保険企業は他の欧米諸国に比べて別段特色あ

る保険を販売していない︒英米両国のそれに比較すると阪売保

険種目が割合に単純である︒しかし︑主要な保険種目は全部販

売されている︒一九五

0

年より五カ年間における元受総保険料

とその種目別保険料は第二表の通りである︒

それによると︑一九五

0

年の元受総保険料︑一︱億五千四百

万クローネから︑一九五一年︑一九五二年︑

八八

一九吾1

一年 と順 調

(11)

C6N 第二表元受保険料(単位100kronor)

保険種類

1950

1951│ 1952

1953

1954 156.71 192.77 206.17 203.34 205.70  森林火災2.50 2.92 3.18 3.42 3.76 海上:船舶54.65 62.47 85.87 80.01 76.78 貨物53.29 74.50 61.47 51.65 54.49 

自動車責任42.62 64.40 122.64 152.22 170.41 自動車車体42.29 61.45 81.87 92.23 102.49 

1.01 1.61 1.39 2.40 1.97 6.33 8.41 9.25 9.93 10.62 一 20.46 22.70 26.61 30.55 32.24 10.09 11.21 12.87 14.75 14.69 

水害及びガラス10.59 11.97 14.08 15.59 19.30 

8.16 9.39 10.83 12.03 14.17  ゴピ了3.76 3.84 3.91 3.93 3.87 傷害疾病:個人22.77 24.55 26.78 29.38 30.70 

団体21.49 23.69 27.71 30.87 33.02  2.21 2.70 2.80 2.64 3.18  暴風雨0.76 0.80 0.79 0.89 0.92  1.13 1.26 1.47 1.67 1. 79  0.17 0.25 0.38 0.48 0.68 貴金属1.58 1.94 2.23 2.48 2.61  15.19 15.87 16.86 16.90 17.18 58.04 65.77 73.38 73.63 70.54 損害保険合計535.84 664.50 792.53 830.98 871.09  IllJ 618.64 765.57 856.13 1,035.58 891. 91 

1,̲154.48 ̲L!̲,430.07 

1,648.66 

1,866.56 

1,763.oo (Review;‑No. 3954, pp. 8878.より)

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(12)

294 

の度合いを比較することはできない︒

元受保険料の点からすれば常に生命保険が損害保険より大と なっている︒このことは直ちに︑生命保険の方が損害保険より 発達していると結論することができない︒何故ならば生命保険 の純保険料は︑損害保険の純保険料が危険保険料のみから成っ ているに反して︑貯蓄保険料の部分をも含んでいるからであ

る︒従って元受保険料の大小を以て生命保険と損害保険の発展

一九五四年には前者が五一%︑後者が四九%とな

このことは物価指数を見れば明らかである︒すなわち︑

00

とする物価指数は︑一九五

0

年において一四〇 を示し︑一九五四年は一四一となっている︒従って︑この間に 貨幣価値の変動はなかったと見て差支えない︒これに対して︑

国民総生産高は一九五

0

年の二八九億五千万クローネから︑

従って︑この元受保険料の増加はそのまま保険事業の発展を

意味するものということができる︒

生命保険と損害保険の割合は︑前者が五六%︑後者が四四%

九五四年の四ニー億クローネとその経済規模を拡大している︒

スウェーデソにおける保険企業の経営について︵亀井︶

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.8器 片 9 ) 損害保険の領域で最も発達しているのほ火災保険︑自動車保

険および海上保険の領域である︒

以上の元受総保険料はスウェーデンの国内会社と外国会社の 双方を含むものであって︑両者の割合は第三表の遥りである︒

元受総保険料に対する外国会社の保険料は極めて少額であって その割合も一=%未満という状態である︒従って︑スウェーデソ の保険企業を論ずる場合には︑外国会社の元受事業を殆んど無

視するも差支えない︒

次に︑保険事故の結果支払われた元受保険金は第四表の通り である︒姿料の関係からして︑生命保険および労災保険の数字 を示していない︒第四表は第二表と関連せしめて考察する必要

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(13)

第四表元受保険金(単位100kronor)

保険種類

1950

1951

1952

1953

1954 85.57 85.27 106.49 119.01 105.69 森林火災0.30 0.15 0.20 0.40 0.24 海上:船舶36.09 41.36 43.61 69.08 65.40 貨物17.11 17.22 22.58. 25.58 24.38 自動車責任24.75 36.14 49.11 56.80 64.29 自動車車体22.66 36.15 43.10 37.90 41.51 0.55 0.42 0.24 1.00 0.94 2.93 3.37 4.16 4.51 5.40 8.81 10.86 11.93 11.81 13.09 5.37 5.98 7.13 6.88 6.85 水害及びガラス5.16 6.06 7.54 9.16 10.83 2.59 2.66 2.89 3.22 3.93 0.74 0.73 0.80 0.90 1.01 傷害疾病:個人10.57 10.81 10.76 11.77 13.11 団体15.72 16.37 18.36 23.10 25.94 1.82 0.77 1.79 2.37 2.40 0.35 0.38 0.42 0.72 0.62 0.44 0.50 0.87 0.52 0.68 0.22 ‑0.04 ‑0.13 0.04 0.08 0.80 0.58 1.07 1.10 1.12 13.00 11.07 10.41 11.09 12.39 

合計(除生命・労災)

251.55 

287.13 

343.33 

396.95 

399.88 

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(Review, No.3954, p.888より)

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(14)

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第五表生命保険の経営成果(単位

100kronor)

11950│1951│1952│1953│1954

保険料(除S.P.P.)438 496 546 720 551 

 

(S.P.P.) 182 271 310 316 342 

 

620 767 856 1,036 893 利息・配当金収入(除S.P.P.)140 149 167 190 204 (S.P.P.) 43 51 62 74 88 

 

183 200 229 264 292 基金及び諸準備金(除s,p,p,)3,968 4,238 4,566 5,038 5,295 

 

(S.P.P.) 1,338 1,582 1,866 2,164 2,487 

 

(合計)5,306 5,820 6,432 7,202 7,782 普通生命保険:保険金額7,260 7,763 8,486 9,045 9,509 件数(単位1,000)1,484 1,512 1,543 1,571 1,582 簡易生命保険:保険金額3,800 4,095 4,450 5,192 5,759 件数(単位1,000)2,750 2,820 2,956 3,264 3,432 団体生命保険:保険金額196 327 

485 

875 1,447 被保険者数(単位1,000)77 132 219 302 599 団体年金保険:保険金額240 307 364 392 429 被保険者数(単位1,000)121 132 140 148 158 人ロ一人当り契約高(単位kr.)1,553 1,655 1,793 1,963 2,097 (Review, No.3954, p.891より)

(15)

297 

スウェーデンにおける保険企業の経営について︵亀井︶ についてのみである︒保険金額および件数において順調な進歩をなしているにも拘らず︑保険料が減少したということは︑既に述べた如く保険料率が大幅に引下げられたことを意味している︒一九五四年度末においては人口七二四万の中で個別契約︵普通生命保険と簡易生命保険︶の件数が五

0

た︒更に五九万九千人が団体生命保険によってカバーされてお

り︑そうして一五万八千人の勤労者が

S p

p

によって組織され

た年金に団体加入をしている︒一件当りの契約高については︑

総契約を基準とした場合︑一九五

0

年は二千六百クローネ︑一

九五一年は二千七百クローネ︑一九五二年は二千九百クローネ ら一九五四年の間で減少を示しているのは一九五四年の保険料 第五表を見れば直ちに了解できるのであるが︑

年か

0

通りである︒スウェーデソの生命保険会社 見て行こう︒先ず生命保険であるが︑これは第五表に示された

1 1 0

社のみが普通の生命保険会社である︒

一社は団体保険専門の会社であり︑一社は勤労者年金を取扱

う業諮を独占的に委ねられている

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である︒残りの三社の中︑二社が年金保険専

門であり︑一社が特殊な保険を阪売している︒

となっており︑新契約者を基準とすれば︑四千九百クローネ︑

五千百クローネ︑六千四百クローネと次第に増加している︒人

ロ一人当りの契約高をとって見ても一九五

0

1一 ク

ローネから︑一九五四年の二︑

0

以上の説明で朋らかな如く︑スウェーデソの生命保険は非常

に順調な生長を見せている︒

この場合は前節で見た如き元受収入保険料と元受支払保険金

という基準︑すなわち引受基準をとらずに︑一歩前進した正確

これは実収保険料

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な技術的基準をとることにする︒

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と発生保険金

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)

を基準とする

実収基準を意味する︒︵註

1)

先ず︑最初に元受実収基準︵未経過保険料ー責任準備金と未

払保険金ー支払備金の要素を採り入れる︶をとり︑次に正味実

収基準︵前者の要素と再保険関係の要素を採り入れる︶によっ

て考察していこう︒ 次いで損害保険の各種目を見ていくことにする︒

(16)

298 

また損害保険企業の公共性と営利性が見事に調和された姿で九五三年に赤字を出している︒ て︑非常に異っているのである︒ 第六表は前者の基準によって︑損害保険全般の経営成果を示したものである︒

この表によれば︑損害保険経営は著しい公共性と利益性を示

している︒すなわち︑保険料は順調に増収されており︑損害率

は平均六三︑八彩︑経費率は二四︑八%︑営業利益率は九︑五%

という営業比率を示している︒損害率は英米に比絞して若干高

く︑わが国に比較すると極めて高い︒経費率は逆に英米に比較

して若千低く︑わが国に比較して極めて低い︒

その上に高い営業利益率を示している︒これはスウェーデン

保険業法が採用している飯平の原則を如実に反映しているもの

あるともいえよう︒

しかしながら︑以上のことは損害保険一般についてのみいえ

ることである︒会社が異るにつれ或いは保険種目の相違によっ

スウェーデソにおいては近時災害保険の発達が著しいのであ

るが︑その営業量と収益性において最も重要なのは火災保険と

火災附帯保険である︒第七表は最近五ヵ年間の経営成果を示す

ものである︒この表によって全般的にいえることは損害率と経

費率が英米並の率を示しているという事である︒営業利益率に

ついてほ︑株式会社が相変らず高率を示しており︑全国的営業

の相互会社が低率を示している︒殊に︑後者は一九五一年と一

(Review, 

No.3954, 

p.8

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