三角形,四角形の定義を学習した際に,児童は底辺が水平に置かれた図形だけを三角形,四角形と考えてしま うことがあります。そのため,図形を提示する際には,置き方を様々に変化させて示すことが重要です。図形をと らえる際には,置き方ではなく,辺や頂点の数に着目して考えることができるようにしていきましょう。
三角形・四角形
2年では,四角形の中で最も基本的で,児童にも身近な長方形と正方形について取り扱い,それらの概念を形 成することになります。
長方形の指導では,上のように紙を折ってつくった四角形のかどの形について調べさせ,かどがみんな直角になっ ていることから,長方形を定義します。
正方形についても同様で,紙を切ってつくった四角形について調べさせ,定義することになります。
このように,用語を機械的に教えるのではなく,図形の構成要素の辺や角に目をつけさせ,形を調べるなどの 操作活動を通して,形の特徴をとらえさせて定義することが大切です。
その後は,いろいろな長方形や正方形,他の形の四角形などを見せ,その中から長方形や正方形を弁別させたり,
方眼紙にかかせたりするなどの活動を通して,概念を次第に形成していきます。
なお,長方形,正方形の性質としては,対辺等長(長方形),対角線により合同な直角三角形に分割される(長方形・
正方形)の2つを扱うことになります。
長方形・正方形
小学算数 2 年 2−3①
さらにくわしくお知りになりたい場合 教授用資料
啓林館教師用指導書 2 年下 指導資料集 p187 / 啓林館教師用指導書 2 年下 朱註 p42
11 三角形と 四角形
用語の定義
図形の敷き詰めでは,正方形や長方形などが身の回りに多く使われていることに目を向けさせ,それらを敷き 詰める活動を通して,平面の広がりについての理解の基礎となる経験を豊かにすることがねらいになります。
指導にあたっては,タイル張りの模様を見せるなど,身近なところに敷き詰め模様があることを知らせ,敷き詰 めに対して関心を向けさせることが大切です。
模様づくりでは,まず最初に模様をよく観察させ,どんな色のどんな形の色紙を用意すればよいかを考えさせ,
必要な枚数だけ切らせます。
切った色紙をすきまなく並べて平面を敷き詰めていくのは技術的に少し難しいので,台紙にのりで貼らせるとよ いでしょう。このとき,方眼のついた台紙を使うときれいに仕上がります。
また,つくった模様を見て,いろいろな形をみつける活動を取り扱っています。
なお,図形の敷き詰めに関しては,3年で正三角形や二等辺三角形,4年で平行四辺形,ひし形,台形,一般 四角形を取り扱っています。
図形の敷き詰め
3 年 4 年
小学算数 2 年 2−3②
さらにくわしくお知りになりたい場合 教授用資料
啓林館教師用指導書 2 年下 指導資料集 p188
11 三角形と 四角形
図形の敷き詰め