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翻刻 索引 通常物懸圖教授法 ( 明治十一年 ) 1 はじめにこれまで 同種の資料二種について 考察を重ねてきた すなわち 左記のとおりである 1 通常物図解便覧 (明治九年)の語彙とその性格 付 語彙索引 学海 第十八号上田女子短期大学国語国文学会二〇〇二年三月2 通常物図解問答 (明治一〇年)の

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(1)

① はじめに これまで 、 同 種 の 資料二種につい て 、 考 察 を 重ね てき た。す な わ ち、 左 記 の と お り で あ る 。 ① 『通常物図解便覧』 ( 明 治 九年) の 語彙と そ の性格―― 付 、 語彙 索 引 ― ― 『 学 海 』 第十 八号 上田女 子 短期 大学国 語国文 学 会 二〇 〇 二 年 三 月 ② 『通常 物 図 解 問答 』( 明治 一〇 年 ) の語彙 と そ の 性格 ―― 付、 語彙 索 引 ―― 『上 田女 子短 期大学 紀 要』 第二 十 六 号 二〇 〇 三 年 一 月 今回、 さ らに標記の資料 を 入手し た の で 、考 察 を 深 め て い きたい。 つい ては、 語 彙分 析 の 部 分 が、 あ る 程 度 の分 量 に な る の で 、 本 稿 で は、 ま ず 、 本 文と 語 彙 索 引 を提 示 す る こ とと す る 。 資料の紹介 書 誌 的 事 項を 以下 に 示 す( 図版参 照 )。 『通常物懸 図 教授 法』 (明治一一 年 一 二 月刻成発売) 編集 人 大月 疇四郎 出版 人 川又 定蔵( 三 春書 林 福島県下 田村郡 三 春町 ) 見出 しに 内 表 紙 。本文 一 七 丁 。 一七 丁 裏 に 、 刊記 。和装タ テ二 二 ・五 × 一 五 ・ 二㎝ 。 濃 紺 色 表 紙 。 懸図 を 見 開きで 示 した後に 、各語の解説を見開きで 行 っ て い る 。 懸 図 は、全八枚。一図 に 収 録の語は 、 二 五語。よ っ て 、合計二 〇〇 語の解 説 を示し て い る 。 以下 に 、 語彙 索引を 示 すが 、凡 例 は 、前 記拙 稿 に準ず る。 す な わ ち、 五 〇 音 順 で、 異 体 字 も 可 能 な 限 り 活 字 化 す る 。

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② ▼一 丁 ・ 裏 編纂者・福島師範学校教頭 榧木寛則

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▼二丁

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④ ◆『 通常物懸図教授 法 』( 明治一一 年)語彙索引◆ ■ア 行 アハ セ イケ ス イシ ウ ス イト グ ル マ イネ カ ケ イネ コ キ ウス ウツ バ リ 袷 籞 磑 紡車 喬杵 拖杷 臼 梁 表と 裏と の 絹 キヌ を縫 ヌ ヒ 合せ 温 ワタ 袍 イレ の暖 アタ タ か過 ス ギ ると き着 キ る衣 服なり (六) 竹を以て 篭 カゴ を編 ア み此 中 に 生 イキ 魚 ウヲ を 入 れ置き 河 或 は 海水の 中 に 沈 め 種 々の 魚を貯 タク ハ へ 置 く も の な り 又 板 を以 て 造 れる も あ り (七 ) 石に て 二 面を重ね 上皿を 挽 ヒ キ 回 マ ハ せば 下 皿 の 静 シヅ に す る と 軋 轢 キ り て 穀物等を粉末 コ ナ に なすなり (三) 臺 ダイ は木 に て 造 り 車 を 竹 に て 造 り 把 ト ツ 手 テ を回 マ ハ して 紡 錘 ツ ム に 糸 を 巻 付 る 為 の 道 具 な り ( 四 ) 枝の ある 木を 切り 両 方 に 立 て 或 は 二 三本 の 木 を結 合せ て 臺 ダイ とな し 之 に 木 竹 等 の 竿 サヲ を掛 カケ て 刈 カリ 穂 ホ をか け 晒 サラ す為の も の な り (三) 木に 鉃の 歯 ハ をな らべ 木の 足をつ け 稲 イネ 麦 ム ギ など の 穂 ホ を扱 コ くに 用 ゆ る も の な り (三 ) 大なる 圓 マ ル 木 キ の 切 口 を 凹 ナ カ ク ボ くほ り 之 に 穀 物 コ ク モ ツ を入れ て 𣇃 ウス ツ き精 シラ げる な り (三 ) 松杉等の 丸木を 用 ゐ て 棟 ム ナ 木 キ を支 ササ へ 柱 を 受 ウケ たる も の な り (一 )

(5)

⑤ エ ボ シ エ リ カ ザ リ エ リ マ キ エ ン オシ イ レ オン シ ツ ロ ■カ 行 カガ シ カギ カク シ カケ ス ズ リ 烏帽子 襟飾 襟巻 椽 押入 温室爐 案山子 鑰 隔子 懸硯 厚 アツ き紙 カミ に て 造 り 表 面 オ モ テ を黒く 染 ソ め白 き 紐 ヒ モ を附け 頭 上に 被 カブ るもの な り 古 代 礼 式 レイ シ キ の 時 用 ゐ し も の な れ ど も 今は 用 ゐ る こ と な し (六 ) 種々 の 美 麗 ビ レ イ なる絹 キヌ を 以 て 製 り 洋 服を 着 る と き 頚部 ク ビ の 飾 カザ りに 用 ゐ る な り( 六 ) 柔 ヤハ ラ カ キ 毛 又は 綿 ワタ に て 織 り冬 日 寒 気 を 防 ぐ 為 に 襟 ヱリ に 巻 着 マキ ツ ク るもの な り (六) 板 イタ を以 て 檐 の 下 に 造 り す べ て 坐 敷 ザシ キ 又は 窗の 障子 シヤ ウ ジ の 前 に あ り 庭 ニ ハ より 昇 降 ノ ボ リ ヲ リ する処なり (一) 坐敷 ザ シ キ の 隅 ス ミ など に 設 け 器 物 キブ ツ を納 イ るるに 用 ゐ る 處をい ふ な り (二 ) 洋名 ヨ ウ メ イ 〔 ス ト ー フ 〕 と い ふ 鉃 に て 造 り 寒 中 に ハ 火 を 其 中 に 活 發 ヲ し室 内 イヘ ノ ウ チ に 煖 を取るに 用 ゆ多く 西 洋 造 り の 家 に て 之 を も ち ゆ ( 二 ) 木又は 竹 を立て 之 に 蓑 ミ ノ 笠 カサ を被 カブ せ弓 矢 を 持 た せ人 の 形 カタ チ をなし て 鳥 を お ど すもの な り (三) 鏁 ジヤ ウ と同 種 ドウ シュ の 金 に て 製 ツク り鏁 の し め を 開 ヒ ラ く為 タメ に 用 ゐ る も の な り ( 五 ) 木をほ そ く 四 角 シ カ ク に 削 ケヅ り之 を し げく 組 ク み多 く は 窗 或 は 土 間 口 に 建 タテ 置く もの なり (一 ) 箱を木に て 造 り 隅 ス ミ に は 金 物 カナ モ ノ を打ち 上 方 に 硯 筆 墨 水 滴 等を入 置 携 帯 ケイタ イ に 便 利 ベ ン リ なるも の な り (四 )

(6)

⑥ カス カサ カケヤ ガ ヒ ガス ト ウ カセ グ ル マ カタ ビ ラ カツ パ カナ ヅ チ カナ ド コ カハ ラ 榔槌 笠 瓦斯 燈 纑車 帷子 襏襫 鐵碪 瓦 大なる 圓 木 マ ル キ を切 り 之 に 木 の 柄 を嵌 ハ め 木 材を打ち 又棟 ム ネ 梁 ハ リ 等を打込む に 用ゐるなり (五) 竹の 皮菅 ス ゲ 等に て 造 るも の な り 又 獣 皮 ジフ ヒ に て 製 し 漆 ウル シ に て 其 上 を 塗 ヌ るもあり 其形種々なり頭に かぶ り 雨 雪 をし の ぎ 又 太 陽の 光 線 ヒ カ リ を 遮 サヘ ギ る為 に も ち ゆ (六 ) 鉃に て 造 り 両 端 リヤウ ハ シ を尖 ト ガ ら し て 折 り す べ て 柱桁等の 合せ 目の 開 ヒ ラ きし を密 着 ミ ッ チ ャ ク する 為に 打 ち 置く も の な り 又 木と 木と を連 合 す るに 用 ゆ (五 ) 地下 に 鉃 管 テツ ク ダ を埋 ウヅ め之 に 瓦 斯 ガ の 気 を 充 ミ たし め 路 上 処 々 に 装 置 シカ ケ した る 燈 篭 トウ ラ ウ に 其 気 を 通 じ 之 に 火 を 点 テン すれ ば其 気燒 モ ヘ て 火 光 明 晰 メイ セ キ なるも の な り (八 ) 木に て 造 り 糸 を繰 返 ク リ カ ヘ すと き 巻 付 る も の なり (四 ) 麻 アサ をほ そ く 紡 ツ ム ぎて 織り 単 ヒト へ に 仕 立 暑 中 に 着 る 衣 服 な り ( 六 ) 多 オホ く羅 紗 ラシ ャ に て 造 り 雨 アメ 雪 ユ キ の 日 外 行 す る と き に 着 キ るもの な り (六) 鉃に て 造 り 木 の 柄 をつ け 大 工 は 釘 クギ など を打 ち 冶 工 カジ ヤ ハ 金 物 カナモ ノ を鍛 キタ ふる に 用 ゆ る な り (五 ) 鉃に て 造 り 金 類 カナ モ ノ を鍛 キタ ふる と き 此 上 に 置 き を以 て 擣 ウ つ 臺 ダイ なり 多く は 冶 工 カジ ヤ 此物を用ゆ( 五) 土 ツ チ を焼 ヤ きて 製 セイ し屋 根 ヤネ を葺 フ く に 用ゐるも の な り (二) カナ ヅ チ

(7)

⑦ カベ カマ カマ ス カミ イ レ カミ ソ リ カミ ダ ナ カミ ナ リ ヨ ケ カヤ カラ ウ ス カラ ス キ カン ナ 壁 鎌 蒲簀 夾帒 剃刀 神棚 避雷柱 蚊幮 碓 犂 鉋 泥土 ツ チ に 藁 ワ ラ 又麻 アサ など の 細 切 ス を混 和 コ ン ク ワ して 人 家 の 外 囲 ソ ト マ ワ リ を塗 ヌ り風 雪 寒 暑を 防 フ セ ぐも の な り (二 ) 鎌に 二 種 フタ イ ロ あり 稲刈 イネ カ リ 鎌は 刃 薄 ウ ス く芝 刈 シバ カ リ 鎌は 重 カサ ねあ か し 共 に 鉃 に て 製 し 木 柄 を つ け て も ち ゆ (三 ) 筵 ム シ ロ を二つ に 折 ヲ り両 側 レウ ハ シ を縄 ナ ハ に て 縫 合 ヌヒア ハ せ 穀物等を 納 イ るるに も ち ゆ (三 ) 羅紗其他種 々 の 絹 キヌ 或は 皮 カワ 等に て 製 し 金 貨 キン ク ワ 紙幣 シ ヘ イ その た の 日 用 の 小 道 具 書 付 な ど を 入 れ 他 行 の とき は 懐 中 クワ イ チ ウ に 入 れ 持 つ も の な り ( 六 ) 鉃を 鍛 キタ へ て 造 り 毛 髪 ケ を剃 ソ るに 用ゐるもの な り (四) 人家中 清 潔 セイ ケ ツ なる処 に 神を 祭 マ ツ る処に し て 家 々に 天 照 アマ テラ ス 大 オホ 御神 ミ カ ミ を祭 マ ツ り 奉 る処等をい ふ (二) 屋根 の 上 に 銅 鉃 な ど の 光り た る 尖 ト ガ リ 柱 バ シ ラ を建 て 此 柱よ り 鉃 線を 地 上 に 引 き 若 し 雷 ライ 火の 堕 ヲツ ると きは 此柱 の 光 気 に 就 て 来 り 其 線 ハ リ ガ ネ を 傳 ツ タ ハ リ て 地 上 に 堕 ヲツ るゆへ 家 屋の 災 を 免るるなり (八) 麻又 は 木 綿 に て 踈 アラ く織 ヲ り 之 を四角な る箱 の 形 カタ チ に 縫 合 せ 夏 は 寝 処 ネ の 上 に 釣 ツ リ て 蚊 カ を避 サク るなり (六) 皿は 木又 は 石 に て 造 り 関捩子 カラ ウ ス ザ ホ を足 に て 踏 み杵 キネ を上 下し て 穀 物 を くに も ち ゐ る も の な り (三 ) 鉃を以て 造 り 木の 柄 を 嵌 め牛 馬 に 曳 か せ 田 圃 を耕すに 用ゐ るもの な り (三) 鉃に て 造 り 堅 カタ 木 ギ の 臺 に 嵌 め板 又 は 木 を 平 直 マツス グ に 削 ケヅ る為 に 用 ゆ る 道具なり (五 ) ウス ツ

(8)

⑧ カン バ ン キウ デ ン キネ キリ キン チ ャ ク クギ クギ ヌ キ クサ リ クシ クマ デ 招牌 宮殿 杵 錐 荷 釘 千鈞 鎖 櫛 揪笊 其形種 々 シュ ジ ュ あれど も 多く ハ 板 に て 造り 賣品 の 名 又 屋 号 姓 名 等 を記し 人 の 目 標 メジ ル シ とす (二 ) 棟 ム ネ 并に 床 ユ カ を高 タカ くし 家 イ ヘ の 前 面 階 キザ ハ シ あり 天子或 は 皇族の 居 た ま ふ 家 をい ふ な り (一) 木に て 造 り 臼 ウス に 入 る る 所 の 穀 物 を 擣 くも の な り (三 ) 鉃に て 造 り 其 形ち 釘 の 如く 板 木 に 揉 通 モミト ホ す為の 道 具な り (五) 多く 羅 紗 に て 製し 表面 オ モ テ に は 金 銀 其 他 種 々 イロイロ の 色 イ ロ 糸 イト を以て 種 々の 縫 ヌヒ 模様 モ ヨ ウ をなし 此 中に は 神 仏 の 符 マ モ リ を入れ て 児 童 コド モ の 帯 ヲビ など に 結 付 ユ ヒ ツ ク るもの な り (六) 鉃に て 造 り 一 方を尖 ト ガ らし すべ て 板 木等 を 打 着 ウチ ツ ケ るに 用ゐるも の な り (五) 鉃に て 造 り 上 の 口 に て 釘 の 頭 カシ キ を挟 ハサ みて 釘 を 抜 くに 用 ゆ (五 ) 金銀ア ル ミ ル 鉃等に て 製 ツク り 懐 中 クワ イ チ ュ ウ 時計 ド ケ イ 等に 付 る もの なり 又鉃製の 大な る も の は 蒸気船其他 の もの を繋 ツ ナ ぎ留る等に 用 ゆ (五) 木又は 鼈 甲 ベッコ ウ 象牙 ゾ ウ ゲ 等に て 造 り 蒔 画 マキ ヱ 等を つ け 女 の 髪 飾 カミ カ ザ リ に も ち ゆ 又 木 製 の も の は 多 く 毛 髪 ケ を 梳 クシ ケ ヅ るに 用ゐ るなり 細 か に 割 ワリ たる 所 を 歯 とい ひ 其 上 方 の 厚 アツ き所を胸 ム ネ とい ふ (四 ) 竹又は 鉃 に て 手 の指 ユ ビ を開 ヒ ラ き曲 マ ゲ たる 形 に 造 り 枝 葉 又 は 穢 物 ゴ をか き集む る も の なり (三 )

(9)

⑨ ケイキ キ ウ ケタ ケム リ ダ シ ゲン ク ワ ン ケン ビ キ ヤ ウ コ タ ツ コ テ コ バ コ モ コ リ コ ン パ ス 軽気毬 桁 煙突 玄関 顕 鏡 巨燵 鏝 欂 薦 行李 互更 針 俗 ゾク に 之 を 風 船 フ ウ セ ン とい ふ 竹 又 は 籐 に て 造 ツ ク りた る 船 の 上 に 布 ヌノ 嚢 ブク ロ を装 置 シカ ケ し之 に 瓦 斯 ガ の 気 を充 ミ たし め 空 中 に 放 ハ ナ ち風 に 任 せ 其 船 中 に 乗 る者 機関 カラ ク リ を攬 トリ て 自 在 ジザ イ に 飛 ウ 行し 下界 を測 ハ カ り敵 陣 を 窺 ウカ ガ う等に 用 ふ (八 ) 松杉檜等の 木 を 四 角に 削 ケヅ り柱 と 柱 と の 間 に 架 カ した る 木 を い ふ な り (一 ) 鉄又は 瓦 カハ ラ に て 圓 筒 形 マ ル キ ツ ツ ナ リ に 造 り 䑓 所 或 ダ イ ド コロ は焼 火 場 ヒ タ キ バ の 屋 根 の 上 に 置 て 煙 ケム リ を噴 フカ すも の な り (一 ) 家の 表 ヲモ テ に あ り 人 の 出 入 す る 処 に し て 客 人 キャ ク ジ ン 来る 時 は 此処よ り 坐 敷 ザシ キ へ 案 内 アン ナ イ する処 な り (一 ) 種々 の水 晶 鏡 ス イ シ ョ ウ メ ガ ネ を装 置 シカ ケ し細 微 ゴク コ マ カ の物 を 見 る と き は 其 形 数 百 倍 に 見 ゆ る も の な り (八 ) 木を以て 矢倉 ヤ グ ラ を組 み 小 炉 の 上に 置き 蒲團 フ ト ン を其 上に 覆 オホ ひ火 を 炉 中 に 入 れ 寒 中 に は 手 足 を 煖 アタ タ むる 為 に 用ゆ るもの な り (二) 鉃に て 造 り 木 の 柄 を嵌 ハ め土 壁 ツチ カ ベ 又 竈 カマ ド 等を塗 ヌ ると き土を塗る為に 用 ゆ る 道 具 なり (五 ) 杉 スギ 又栗 クリ など の 木 を 薄 ウス く割 サ き屋 根 ヤ を葺 フ くに 用 ゐ る も の な り (二 ) 藁に て あ み 両 端を剪 キ らず 荒 物 アラ モ ノ を包 み 穀 物 コ ク モ ツ 等を包む に 用 ゆ (三) 柳又 ハ 竹 に て 造 り 種 々 シ ュ ジ ュ の 物 を 納 イ るるに 用 ゆ 旅 行 リョコ ウ 等に 携 タヅ サ ふる 由 ヨリ て 行 李 の 名 な り と い ふ ( 二 ) 鉃鎮鍮等に て 造 り 両脚 レウ ア シ の 先 サキ を尖 トガ らし 図 引 に も ち ゐ るも の な り (四 )

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⑩ ■サ 行 サイ ヅ チ サイ フ ザウ リ サジ サシ ガ ネ サデ ジテ ン シ ヤ ジヤ ウ キ シ ヤ ジヤ ウ キ セ ン 柊 財布 草履 羮匙 矩 趕網 自轉車 蒸気車 蒸気船 木に て 造 り す べ て 道 具 など を打 ウチ 込 み 又紙な ど を う つ に 用 ゆ金類 を 打 に は 用 ゐす (五 ) 絹木 綿等 に て 嚢 フ ク ロ に 縫 ひ金 銭 な ど を 納 イ るるもの な り (六 ) 藁 ワラ を以 て 製 ツク り板 の 間 或 は 庭 ニハ 土 ド 間 など を歩 行 す る と き 用 ゆる も の な り (六 ) 錫 スズ 又陶 器 ヤキ モ ノ の物 お ほ し す べ て 食 料 の 汁 シル 物を吸 ス ふ為 に 用 ゐ る も の な り (七 ) 鉃又は 鎮 鍮 シン チ ュ に て 造 り 尺 寸 分 の 目 を 彫 り直 角 マ ツ カ ク 又は 平 面 の 器 物 を 造り 又図 画 ヅグ ワ を記 すに も ち ゆ( 四 ) 麻 糸 を以て 編 み 竹 又は 木の 柄を付け 魚 類 其 他 水 中 の 物 を 採 るに 用ゆ (七 ) 鉃を以て 製 造 セイゾ ウ し人 之 に 跨 マタ がり 足 に て 車 の 羽 を踏 フ み手 に 楫 カヂ をと り 自 由 ジユ ウ に 道 路を行く な り (八) 石 炭 を 燒 き釜中 の 水を 沸騰 フッ ト ウ せし め其 気 勢 キセ イ を藉 カリ て 機 関 カラ ク リ を運 転 ウン テ ン せし め数 多 アマ タ の乗 車 ジョ ウ シ ャ を連 続 レン ゾ ク して 鉃 道 の 上 ウ ヘ を 行 く車 な り 其 迅 速 ハヤ キ な る こ と 概ね 一 時 間に 国に 十里を行く と い ふ (八 ) 石炭 セキ タ ン を燒 タ き釜中の 水 を 沸騰 フッ ト ウ せ し め 其 気力を以て 種 々 シ ュ ジ ュ の 車 輪 シャ リ ン を運 転 ウン テ ン し此 装 置 シカ ケ を船 室に 設け 自 在 ジザ イ に 水 上 を駛 ハ シ る船也此船ハ 西洋の 発 明 ハ ツ メ イ に て 今 我 国 に て も 製 造 す 又 順 風 ジュ ン プ ウ に は 蒸 気 を 用 ゐ ず 帆 ホ に て 駛 ハ シ るもあり ( 八 )

(11)

⑪ シヤ ウ ジ シャ ク シ シヤ シン ケ ウ シヤ モ ノ シン シ シン ブ ン シ ジン リ キ シ ヤ ス キ ス ミ ツ ボ ス ミ ト リ ス リ ウ ス 障子 杓子 写眞 鏡 毛褥 簇 新聞紙 歩輓 車 鋤 墨斗 炭斗 確 細 ホソ き板を組 立て 之を骨 ホネ とい ふ 骨 に 紙 を 張 り多 く 家 の 便 宜 ビン ギ の 処 に 立 て て 風 を 遮 サヘ ギ り 明 アカ リ をと る( 二) 木に て 造 り 飯 メシ を盛 モ り 或 アル イ は汁 シル など を汲 む に 用 ゆ (七 ) 箱の 中に 水 晶 の 鏡 メ ガ ネ を仕 込み 此 箱 の 前 面に 人 物 或 は 種々 シ ュ ジ ュ の物 を 置 き 此 箱 の 中 の 鏡 に 照 テラ し別 に 薬 を 塗 ヌ り たる 鏡 を 入 れ 前 面 に あ る 物 を 写 ウツ し取 る 器 械 な り (八 ) 洋名〔 ジ ウ タ ン 〕と い ふ 毛 織物 ケヲ リ モ ノ に て 軽 カロ ク 煖 アタ タ カ なり 多く 坐 敷 ザシ キ の 敷 も の と す ( 二 ) 竹をほ そ く 削 ケヅ り両 端 レウ ハ シ を尖 トガ らし 帛 類 キヌ ル イ を晒 サラ すと き乾 縮 チジ マ せぬ 為 タメ に 用 ゐ る も の な り ( 四 ) 諸官省布告 フ レ 又は 世上の 珎 事 チン ジ 物價 サ ウ バ 表廣 ヒロ 告 社説 等を 鉛字 クワ ツ ジ に て 日 々 刷 スリ 行 ダ し人 の 聞 見 を 廣 く す る 有 益 の も の なり (八 ) 両輪あ り て 挽 夫之 クル マ ヒ キ を曳き 一 人 又 は 二 人 を 載 せ 道 路を 行 く 車 に し て 明 治 中我 国の 発明 ハ ツ メ イ なり (八 ) 鉃 テツ を以 て 造 ツク り木 の 柄 を嵌 ハ め田 圃 デンハ タ を 耕 タガ ヤ すに 用 ゐ るも の な り (三) 木に て 造 り 車 クル マ を仕 込 シ み之 に 糸 を 巻 マキ 付け 其糸 を墨斗 スミ ツ ボ の 中 に 通 トホ し糸 端 イト サキ に 小 さ き 錐 キリ を附け 板 又は 木等の 長 きもの を 平 直 タヒ ラ に 截 キ ると きは 此墨 糸に て 黒 線 ク ロ ス チ を引 く に 用ゆ るもの な り (五) 竹又は 籐 或は 木に て 造 り 炭 スミ を納 イ るる為の もの な り (七 ) 木に て 造 り 外 面 ソト ガ ハ を竹に て 編 み稲 の 籾 モミ を摺 ス り除 ノ くる に 用 ゆ (三 )

(12)

⑫ ス リ バ チ セイ ウ シ ン セキ バ ン セフ レ イ フ ク セン ヌ キ ソ ク リヤウ キ ■タ 行 ダイ レ イ フ ク タカ ド ノ 擂盆 晴雨針 石盤 小禮 服 酒鑽 測量器 大禮 服 樓 土を焼 き て 造 り 内 部 ウ チ ガ ハ に繊 絡 ホソ キ ス ヂ を刻 キザ み擂 木 スリ コ ギ を以 て 食 物 を 粉 砕 フン サ イ (コ ナ ス )す る も の な り擂 木 は 木 に て 造 り擂 盆の 中に 入る るもの を 擂 る棒 なり (七 ) 外囲は 銅 又 は 鎮鍮 シン チ ウ 等に て 造 り 中 に 種 々の 機関 カラ ク リ を設 モフ け又 玻 璃 管 ビー ド ロ ク ダ に 水 銀 を 充 た し 此 水 銀 気 候 キコ ウ の変 化 ヘ ン ク ワ に 従 て昇 降 ノ ボ リ ヲ リ し前 面 の 針 を 動 か す 故 に 風 雨 晴 な ど の 機 を 前 に 示 す 為 の も の な り (八 ) 石を平らに 薄 ウス く切 り 木 の 縁 フチ をつ け 洋 算 ヨウ ザ ン 又は 書画 ショ グ ワ 等を記 す もの なり 石筆は 柔 質 ヤハ ラ カ の 石 に て 造 り 之 を 用 ゐ て 石 盤 に 書 く も の な り ( 四 ) 黒羅紗 ク ロラ シ ャ に て 造 り 祭式日 に は 官民と もに 用ゆ るなり (六 ) 鉃 テツ に て 造 り 尖 頭 サキ を螺 旋 ネ らし 木 の 柄 を嵌 ハ め酒 壜 トク リ の 塞 子 ク を抜 ヌ くに 用 ゆ (七 ) 木の 臺 の 上に 鏡 メ ガ ネ を装 置 し 是よ り 前 方 の 目 標 メア テ を望み て 道路の 里 程 田 圃 の 丁数等を量 ハ カ り知 る も の な り此 鏡の 傍に は 度 数等を刻し た る種々の 器械あり (八 ) 羅紗 ラ シ ャ を以 て 造 り 金 銀 或 は (モ ー ル )に て 胸 襟 袖 ムネ エ リ ソ デ 等に 飾 カザ リ を縫 ヌ ひ 付 け 祭 日 式 日 等 に は 官 員 の 礼 服 と せ り 飾 りは 等 級 トウ キ ウ に よ り て 多 少 の 差 ある な り 又 袴 の 色 は 勅 奏 判 任 皆 異 コ ト なり (六 ) 家の 上 ウ ヘ に 又 一 坐 ザ あり 高 タカ くし て 遠 トホ く見 ミ ゆる家 を い ふ 凡 スベ て 二 階 ニカ イ 三階 サン ガ イ 等の 家 造 なり (一 )

(13)

⑬ タタミ タタラ タビ タフ タル キ チ キ ウ ギ チ ギ リ ヂヤ ウ チ リ ハ ラ ヒ ヅキン ツ ヅ ラ 疉 踏韛 足套 塔 榱 地球儀 榺 鏁 拂塵子 頭巾 葛籠 藺 ヰ を編 ア みて 表 オモ テ とな し 藁 ワラ を以 て 床 トコ を造 り 之 を縫 合 ヌヒ ア ハ せて 人 家 の 敷 物 シキモ ノ とな す も の な り (二 ) 石又は 煉 化石 レン グ ワ セ キ を積 立 て 足に て 踏 板 フミ イ タ を踏 フ みそ の 気 を 以 て 火 を 活 発 ヲ しす べ て 堅 質 カタ キ の金 類 或 は 多 量 の 金 類 を鎔 トカ すに 用ゆ るもの な り (五) 白黒の 二 種あり 木 綿に て 縫 ひ 寒 中 に は 足 に 覆 オホ ふも の な り 又 我 国 の 俗 に て は 儀 式 ギシ キ の 時 に は 寒 暑 に 拘 カカ はら ず足 套を用 ゐ た り (六 ) 多 オホ くは 寺 テラ の 境 内 ケイ ダ イ に あ り 檐 ノキ を幾層 イク ゾ ウ に も 重 ね て 高 く の ぼ り 遠 く 見 ゆ る も の な り ( 一 ) 木をほ そ く 四 角 シカ ク に 削 ケヅ り桁 ケタ よ り 桁 に 架し 天井板等を打 ウ ち着 ツ くる 木 を い ふ (一 ) 圓 マロ き形の 物 を造り 其 表面に 地 球 上 の 水 陸或は 國 疆 コ ク ケ ウ 等を記し 又経緯 タテ ヨ コ の 線 を引 き度数を示し 地球運轉の 理を説明す為に 用 ゆ る も の なり (八 ) 木に て 造 り 織 るべ き糸を巻 付置 之を機架 ハ タ の 後 方 ウシ ロ に か け 織 る に 随 て 糸 を 送 ヲク り出 す 為 の も の な り (四 ) 真鍮 シ ン チ ュ 銅鉄 等 に て 造 ツク り 扉 ト ビ ラ 又は 箱 ハコ など の し ま り に 用 ゆる なり (五 ) 鳥 トり 毛 或は 紙 片 カミ キ レ を束 ツガ ね竹 又 は 木 の 柄 を 結 ユヒ 付 け器 物 又 は 坐 敷 等 の 塵 汚 チリ をは らふ に 用 ゆ( 七 ) 羅紗 ラ シ ャ 又は 絹等に て 製し 頭 に 被 カブ り 首 を お ほ ふ もの なり 多 く は 寒 中病 中な ど に もち ゆ (六) 多く 竹を以 て 編 み上 面 ウ ハ ツ ラ に 紙 を 張 り 漆 ウル シ を塗 ヌ り衣 服 等 を 納 れ携 帯 ケイタ イ に 便 な る も の な り ( 二 )

(14)

⑭ ツ ム ツ リ デウ ギ テオ ノ テツ ダ ウ テラ デン シ ン キ テン ゼ ウ テン モ ン ダ イ ト 紡錘 釣 定規 釿 鐵道 寺 電信機 天井 天文臺 戸 鉃の 細長 ホソ ナ ガ き針 ハ リ を造り 之 を糸 車に し か け 車 を回 マハ して 糸 を 巻 付 マキ ツ ク るなり (四) 鉃鈎 テツ バ リ に 餌 エバ を刺 サ し細 き 糸 に て 釣 竿 ツリ ザ ホ に 結 付 け 水 中 に 投 じ て 河 海 の 魚 を 釣 るなり (七) 樫 カシ 又は 槻 ケヤ キ 等の 堅 カタ 木 ギ を以 て 平 直 マツ ス グ に 造 り 物 を 截 つ と き 之 を 標 準 メア テ とし て 切 キ るもの な り (四) 鉃に て 造 り 木 の 柄 を嵌 ハ め板 又 は 木 材 等 の 荒 アラ 削 ケヅ リ りを す る に 用 ゆ (五 ) 平直 マツ ス グ なる道に 並 行 ニホ ン の 鉄 軌 テツ ミ チ を 連 続 し 蒸気車を 通 行 せ し む る もの な り 鉄道中便 宜の 処に 停車場 ステ イ シ ョ ン あり 乗 客 ノリ テ 昇降す る 処なり (八) 市街に も あり 又山間に もあり 多 く は 山に 傍 ソヒ て 造 ツク れり 凡て 仏像 ブツ ゾ ウ を祭 マツ り葬 式 サウ シ キ を行ふ 処 なり 又境内 マ タ ケ イ ダ イ に も 墓 ハ カ 所 ショ あり (一 ) 越 歴 レキ の装 置 シカ ケ を以て 銅 線 ハ リ ガ ネ を遠 く 連 レン 架 カ し之 に 其 気 を 通 ず れ ば 瞬 間 マ タ タ ク ヒ マ に 其 事 由 コ ト ガ ラ を千 百 里 の 遠 き に 達 タ ッ す( 八 ) 座の 上の 榱 タル キ に 板 を 打 ち つ け 或 は 紙 を 張 り或 は 石 灰 シッ ク イ に て 塗 ヌ るもあり 屋 根 ヤネ 裏 ウラ の 塵 チり を防 フセ ぎ又洋 燈 ラン プ を釣 ツ る処 なり (一 ) 地 上 に 高 き 木 の 臺 を 築 き 是 に 大 なる 望遠 鏡を装 置 し 之 よ り 天を 望み て 日 月 星 の 形 象 ケイシ ャ ウ 等を 見 る も の な り( 八 ) 板を 以て 造り 人家の 出 入口に 建 タテ 置 き開閉 アケ タ テ 自在 ジ ザ イ ならし む 多く は 昼 ヒル 開 ヒ ラ キ て 夜 ヨル 閉 ト づる な り (二 )

(15)

⑮ ト イ シ ト ウ ア ミ ト ウ グ ハ ト ウ ミ ト ウ メ ウ ダ イ ト ウ メ ガ ネ ト ウ ロ ドゾ ウ ト ダ ナ 礪 投網 唐鍬 風扇車 燈明台 望遠 鏡 燈籠 土蔵 戸棚 種類 シュ ル イ 数多 ア マ タ あり 通例 用ゐ るもの は 荒 砥 アラ ト 青砥 ア ヲ ト 天草 アマ ク サ 名倉 ナ グ ラ 等なり( 五 ) 麻 アサ 或は 蚕 キヌ の 糸 に て 編 み 周 辺 マワ リ に鉛 ナマ リ 又は 石の 重 ヲモ りを 結 付 け 糸 は 渋 シブ を以 て 染 め魚 を 捕 るに 用ゆ( 七 ) 鉃に て 造 り 木 の 柄 を嵌 ハ め土 を ほ る に 用 ゆ る な り (三 ) 木に て 箱 を 造 り 車 をつ け 此 車 クル マ 扇 ノハ に て 糠 ヌカ と穀 コ ク とを 分 簸 ヒワ ケ するも の なり (三 ) 海岸 カイ ガ ン 又は 島嶼 トウ シ ョ の 上 に 高 く 臺 ダイ を築 キヅ き夜間其上に 燈火 トウ ク ワ を点 テン じ海 上 通 船 の 目 標 メジ ル シ とな す も の な り (八 ) 管 クワ ン 中 チ ュ ウ に 数 箇 の 水 晶 鏡 ス イ シ ョ ウ を嵌 ハ め之 よ り 遠 方 を 望 めば 其 物 体 明 了 に 見 ゆ る も の な り 凡 て 鏡 管 は 伸 縮 ノ ビ チ ヂ ミ 自由 なるも の に 作 る な り (八 ) 其形種 々 あり 玻璃 ビー ド ロ を用ゐ て 造 り 燈火 を 其 中に 点 じ 坐 敷 又 は 椽 側 エン ガ ハ など を照 テラ す に 用ゆ又石或ハ 木に て 作 れるもの は 道 路 ミチ 或は 庭砌 ハ を照 らすに 用 ゆ( 二) 四方 シ ハ ウ の 壁 カベ は土 に て 塗 ヌ り其 ソ 上 ウエ に 石 灰 シツ ク イ をつ け 明 アカ リ 窗 マド を設 け 入 口を鎖 サ 鑰 ヤク を堅 ケン 固 に し す べ て 宝 物 ホウ モ ツ ある ひ は 種々 シ ュ ジ ュ の 所 有物を入置火難盗難を防 フセ ぐ為 の も の な り (一 ) 木に て 造 り 前 面 マ に 戸 を入れ 坐 敷 に 置く もの は 書 冊 其 他の 器物を入れ 臺 所 に 置く もの は 膳 椀 ゼン ワ ン 等を入 れ 置く も の なり (七 )

(16)

⑯ ト ビ ラ ドヘ ウ ■ナ 行 ナ ガ グ ツ ナ ガ モ チ ナ ハ ナ ル コ ニ ク サ シ ニ グ ル マ ニ ナ ヒ オ ケ ネズ ミ ト リ 扉 土豚 長靴 長持 縄 鳴子 叉手 荷車 擔桶 棝 板に て 造 り 鉃 テツ 又は 銅 アカ ガ ネ の 飾 カザ り金 物 カナ モ ノ を う ち て 左右に ひ らく 戸なり 多 く 神 社仏閣の 入口又は 城門大門等 に 用 ゐ た る も の な り ( 一 ) 俵の 中 に 土石砂 等 を入 れ川岸 カハ ギ シ など 土の 崩 クヅ れ 易 き処を防 ぎ又戦地に て は 胸 壁 タマ ヨ ケ に 用 ゆ ( 三 ) 通常 ミ の 靴 クツ より 踏 込 フミコ ミ 長く し て 膝 骨 ヒザ ボ ネ の 下 ま で 入 れ 凡 て 雨 雪 の 日 外 行 す る に 用 ゆ ( 六 ) 木に て 造 ツク れる大 な る箱 ハコ に て 衣 類 イル イ 器物 キ ブ ツ 等を納 イ るる為に 用ゆるなり (二) 藁 ワラ を以 て 長 く 綯 ひ 種 々 の も の を 束 ツガ ね其 他 百 般 イロ イロ の 用 に 供 す ( 五 ) 竹を 短 ミ ヂ カ く切 り 之 を 数 カズ 多く 板に 結 ユヒ 付 け田 圃 デン ハ タ の 上 に 張 置 き 鳥 雀 等 の 蒔 種 マ キ ダ ネ 又は 穀物を食ふ と きは 之を引 ヒ き鳴 ナラ して 追 ひ 逃 ニ ガ す為の も の な り (三) 多く 白 銅 に て 造れ り 禽 獣 魚 肉 等 を刺 サ して 食 ふ 為 の も の 但 し 西 洋 の 料 理 レウ リ に 供 ふ ( 七 ) 両輪 リヤ ウ ワ あり て 上 の 荷 物 ニモ ツ 其他種 々 の 物 品を 載 せ運 ウン 送 ソウ す る もの に て 人の 力を以て 推 し 行 く な り (八) 板を丸 く 組 ク み竹 輪 タガ を嵌 ハ め両 方 の 角 に 縄 を 通 し 棒 ボウ に て 擔 カツ ぎ水 など を 運 ぶ に 用 ゆ (三 ) 鉃 線 テツ ハ リ ガ ネ 或は 銅 アカ ガ ネ 線 ハ リ ガ ネ に て 編 み内 に 機 関 カラ ク リ をし か け 鼠 を 擒 トラ ゆる に 用 ゆ( 七 )

(17)

⑰ ノ キ ノ コ ギ リ ノ ミ ノ レ ン ■ハ 行 ハ カ リ ハ シ ハ シ ゴ ハ シ フ ネ バ シ ヤ ハ シ ラ 檐 鋸 鑿 簷帷 秤 箸 階子 端舟 馬車 柱 屋根 ヤ ネ の す へ の 終 ヲハ る処 に し て 雨 滴 アマ ダ レ の落 ヲツ る処 をい ふ な り (一) 鉃 テツ を薄 ウス く展 ノ べ鑢 ヤス リ を以 て 歯 を刻 キザ み木 の 柄 を嵌 ハ め木 材 又 板 な ど を 截 キ る為 に 用 ゐる道具なり (五 ) 鉃 テツ に て 造 ツク り頭 に 刃 を設 モフ けて 先 サ きに 衝 き切るもの な り 多 く 木 材な ど に 穴を鑿 ホ るに 用ゆ( 五 ) 商家 シャ ウ カ など の 表 口に か け 屋 号 ヤゴ ウ 姓名 セイメ イ 等を記し 目標 メジ ル シ に す る も の な り 多 く は 木 綿 モメ ン を染 貫 ソメ ヌ キ て 作 る も の な り ( 二 ) 棹 サヲ は木 又 は 象 牙 ゾウ ゲ 等に て 製 し 目 方の 標点 シ ル シ を施 し 一 方に 金 の 皿 サラ を釣 ツ り一方 に は 金 類 カネル イ の錘 ヲモ リ を附け 凡 て 量 ハ カ る べ き 物 を 此 皿 サラ に の せ 把 手 トッ テ の 糸 を 持 て 物 の 軽 重 を 秤 ハ カ り定 むる も の な り (四 ) 金銀木竹又は 象牙 ゾ ウ げ 等に て 造 り 食 物を夾 ハ サ み食 ふ 為 の も の な り (七 ) 木を以て 造 り 一 階 一 階 イチ ダ ン イチ ダ ン に 高 く な り 宮 殿楼閣な ど の 昇 降 ノ ボ リ ヲ リ の処 に 用 ゐ る 踏 段 フミ ダ ン なり 又梯 子 ハシ ゴ は階 よ り 手 軽 に して 便 宜 の 処 に 持 行 き 之 を つ け て 昇 降 す る を 得 るもの な り (二) 巨船 オホブネ に 附 属 フゾ ク した る 小 船 な り 上 陸 或 は 運 艚 ウン ソ ウ 等の と き は 櫂 カヒ 又は 櫓 に て 盪 ぎ往 来 に 便するな り (八 ) 一匹 イッ ピ キ 乃至四匹 の 馬 に 曳 かせ 車 中 に 人 を 載 せて 道 路 を 行 く 車 な り (八 ) 多く は 松 マツ 杉 スギ 檜 ヒ ノ キ 等の 木を 四角に 削 ケヅ り家の 骨 ホネ とな り 梁 桁 ハ リ ゲ タ 等を支 ササ ゆるも の な り (一 )

(18)

⑱ ハ タ ハ ハ キ ハ リ ハ リ バ コ ヒ ビー ド ロ カ ガ ミ ヒ ウ チ ダ ウ グ ヒ サ シ ヒ タ タ レ ヒ ノ シ ヒ バ シ 機 箒 針 針箱 杼 玻璃鏡 燧具 庇 直垂 鈷鉧 火鉗 木 に て 造 ツク り種 々 シ ュ ジ ュ の 装 置 シカ ケ あり て 絹 キヌ 或は 木 綿 メン を織 ヲ る道 具なり (四) 竹枝或は 黍穂を 以 て 造 り た る も の は 多 く 土 庭 ニ ワ など を掃く に 用ゐ 藁 ワラ 或は 棕 シ ュ 櫚 毛 ゲ を以 て 造 り た るも の は竹 の 柄 を 附 け 坐 敷 ザシ キ を掃く に 用 ゆ (七 ) 鉃 テツ に て 造 ツク り一方 を 尖 トガ らし 一 方 に 小 チイ さな る孔 アナ をあけ 之 に 糸 をと ほ し 衣 服 等 を 縫 ふも の な り (四 ) 木に て 造 ツク り抽 斗 ヒキ ダ シ をつ け 裁 縫 タチ ヌ ヒ の 道 具 を 入 れ 箱 の 上 に 綿 ワタ 又は 毛を入 れ た る 針指 ハ リ サ シ を付 る な り (四 ) 木に て 造 り 中 に 穴 アナ を穿 ウガ ち其 間 に 巻 糸 マ キ イ ト を入れ 織 物 を すると き 緯 糸 ヌキ イ ト を入 るるに 用 ゐる も の なり (四 ) 大なる 玻 璃 の 裏 ウラ に 水 銀 ミズ カ ネ を塗 ヌ り縁 フチ は木 に て 製 ツク り金 或 は 銀色 に 塗 りす べ て 身 体 を 映 写 ウ し見 る 為 に 柱 或 は 鏡 架 カガ ミ タ テ に か け 置 く も の な り ( 八 ) 燧 ヒ ウ チ 金 ガネ は 鉃 に て 造り 之を以て 燧 ヒ ウ チ 石 イシ に 軋 ウチ 摩 ア ハ し 火 ホク チ 綿 ワタ を持そ へ て 火 を出す 道 具 な り (七 ) 檐 ノキ の先 サキ に 又 板 を 用 ゐ て 葺 フキ 出し 多く は 窗 マド の 上 に あ り て 雨 雪 を 支 ササ ゆる 為の も の な り (一 ) 多く は 精 好 セイガ ウ を以 て 造 り 古 製 の 礼 服 レイ フ ク に し て 位 階 に 因り 其色 或は 紋等の 差 タガ ひ あ る も の な り し が 今 代 は 用 ゐるこ と なし (六 ) 銅又鎮 鍮 シン チ ユ に て 造 り 木 の 柄 を嵌 ハ め火 を 入 れ 帛 類 キヌ ル イ の 皺 シワ を伸 ノバ す為 タメ の も の な り ( 四 ) 鎮鍮 シン チ ウ 銅鉃 の 類 に て 造 り 火を 挟 ハ サ むに 用 ゆ る も の な り (七 )

(19)

⑲ ヒ バ チ ヒ フ キ ダ ケ フ イ ゴ フ ク サ フ ス マ ブツ ダ ン フ ミ グ ル マ フ ロ オ ケ フ ロ シ キ ブン チ ン 火爐 吹火筒 槖籥 紙障 仏壇 龍骨車 風呂桶 袱 文鎮 木 に て 造 り 中 に 銅 炉を入 れ其中 に 灰 と 火 を 入 れ湯を 沸 ワカ し食 物 を 煮 手を 煊 アブ る等に 用 ゆ (七) 竹に て 造 り 後 アト の 節 フシ に 小 チイ さき 穴をあ け 火 を 吹く 為 に 用ゆ( 七 ) 木に て 造 り 把 手 トッ テ を出 入すれば 箱 ハコ の 前 後 アト サキ の 穴 アナ より 空 気 クウ キ を吹 フ き火 を活発 ヲ コ すに 用ゆる 道 具な り 多 く は 冶 工 カジ ヤ 鋳懸 師 イ カ ケ シ など 之 を 用 ゆ (五 ) 単 ヒ ト ヘ に 造 る も あ り 又 裏 絹 ウラ ギヌ を着 ツク るもあり 凡て 良き絹に て 製 し 衣 服物 器 ウツ ワ を包 ツツ むに も ち ゆ (六 ) 障子の 如 き骨を 紙 に て 両面 を 張 り多 く ハ 坐 敷 ザシ キ との 間 に 立 て て 彼 是 相 見 へ ざ る た め に 用 ゐ る も の な り ( 二 ) 家々祖先 ソ セ ン を祭 マツ る棚 タナ に て 先 祖 代 々 の 位 牌 イハ イ を安置 ア ン チ する処 な り 今 イマ 我国の 俗 多く 之を 用ゆ (二 ) 木に て 造 り 車 をし か け 水 中 に 置 き 足 に て 踏 み回 マハ し溝 ミゾ 等の 水 を 田圃 タ ハ タ へ 送 ヲク る為の も の な り (三) 板を合せ て囲 カコ ヒ とな し 竹 輪 タケ ノ ワ 或は 銅 輪 アカ ガ ネ ワ を以 て 束 ツガ ね鉄 又 は 銅 の 釜 カマ を 傍 カタ ハ ラ に 設 け て 火 を 其 中 に 焚 タ き水を 温 アタ タ めて 身 体 を 清 浄 に す る に 用 ゆ 其 形 種 々 あ り (二 ) 絹又 は 木 綿 モメ ン に て 製 し 種 々 の 花 紋 モヤ ウ を記 し 物 を 包 ツツ み携 帯 ケイタ イ する に 用 ゆるも の なり (六 ) 石又は 金 類 カネル イ に て 造 り 机 上 ツ ク ヘ ノ ウ ヘ の 紙 な ど を 押 ヲサ へ 置 く も の に し て 其 形 種 々 シュ ジ ュ あり (四 )

(20)

⑳ ブン マ ハ シ ヘ イ ベ ウ ブ ボタ ン ホマ ヒ セ ン ポン プ ■マ 行 マ ク ラ マ ド マ ナ イ タ 規 塀 屏風 扣鈕 帆舞船 喞筒 枕 窗 肉几 鎮鍮 シン チ ユ 又は 竹 に て 造 り 両 脚 レウ ア シ の 一 方 を 尖 トガ らし 一 方 に 墨 水 スミ を含 フク ませ 圓 径 マ の図 ズ を画 エ ガ くに も ち ゆ る な り (四 ) 石を積 ツミ 上 げ其 上 ウ ヘ を瓦 と 土 に て 積 み屋 敷 ヤシ キ の 四 方 の 囲 カコ ヒ とな す も の な り 又 板 を 用 ゐ て 造 ツク るも あり (一 ) 紙障 フ ス マ の ご と く 木 を 組 み て 骨 ホネ とし 紙 を 張 り 屈 テフ 膝 ツ ガ ヒ を施 し て 曲 ヲリ 折 マ ガ リ を得せ し む 家 中 便 宜の 所 に 用ゆ屏風に 二 曲六折 八 幅等の も の あ り( 二 ) 銅 アカ ガ ネ 又は 種々 シ ュ ジ ュ の金 カネ に て 造 り 種 々 の 花 紋 等 を 彫 り付 け 礼 服 或 は 通 常 の 洋 服 の 胸 部 ムネ を閉ぢ 又 飾等に 用 ゐ るもの な り 其 他玉 材 貝 殻 カイ ガ ラ 等に て 造 れるもあり (六) 蒸気 の 装 置 シカ ケ なく 只 順 風 に 帆 を ひ ら き水 上 を 駛 ハス るな り 其 船形 は 蒸 気船 に 似 た り 然れ ど も 二 フ タ ツ 檣 ホバ シ ラ 或は 三 ミ ツ ノ 檣 ホバ シ ラ の 船 な り ( 八 ) 皮 カ ハ の長 き 嚢 フ ク ロ を 作 り 其 一方 を木製の 大な る箱 に 通 し 此 箱 に 水を 入 れ 機械 キ カ イ を推 ヲ し て 其水を 嚢 フ ク ロ より 思 ふ 処に 迸 出 ハ ウ シ ュ ツ し凡 て 火 災 を 鎮 シヅ め或 は 甲 板 カン パ ン 道路 ド ウ ロ 等を 洗 ふ に 用 ゆ (八) 木の 臺 の 上に そ ば が ら 又 は 籾 モミ な ど を入れ た る袋を結 付 け 頭を載 ノ するも の なり 又 臺 なく し て 大な る 袋 の み を 用 ゆ る も あ り ( 六 ) 家の 外面に て 戸 ト 又は 障子 シャ ウ ジ を設 モフ けて 凡 て 明 アカ リ を取 り 空 気 クウ キ を通 カヨ はし 又 外 方 を 眺 望 テウ ボ ウ する処なり (一) 木に て 造 り 肉 ニ ク 類菜 サイ 類を載 ノ せて 切 キ ると きの 臺に なすもの なり (七 )

(21)

㉑ マ ン ガ マ ン リ キ ミ ミ ス ミ ズ イ レ ミ ヅ ガ メ ミ ヅ グ ル マ ミ ノ ム シ ロ ム ネ ム マ ヤ 秒把 萬力 箕 簾 水滴 水瓶 水車 蓑 筵 棟 厩 木 に 鉃 シ の疎 マ バ ラ なる 歯 を嵌 ハ め秩 を 挿 む 期 トキ に 先 サキ だち之 を 牛 馬 に 曳 ヒ かせ 田 土 タノ ツ チ を混 和 マゼ ル する に も ち ゆ (三 ) 鉃に て 造 り 螺 旋 ネヂ を回 マワ し 上 方を開閉 し て すべ て 細 工 す べ き もの を夾 ハ サ み螺 旋 に て 動 かざ る や う に しめ つ け るもの な り (五) 細 ホソ く割 ワ たる 竹 タけ 片藤 ト 蔓 ツル に て 編 み 穀 物 の 糠 ヌカ を簸 ヒ 揚 ヨウ する に 用 ゐる なり (三 ) 竹 タケ を細 ホソ く割 ワ り之 を 糸 イト に て 編 ア み家 の 内 外 の 際 アハ ヒ に 垂 タ れ人 ヒト の 覘 ウカ ガ ヒ 見 るを 遮 サヘ ギ る為の も の な り (二) 金類 カナ ル イ 或は 陶器類 ヤキ モ ノ ル イ に て 造 り 硯 へ 入 る る 水 を 貯 タク ワ へ 置 く も の に し て 其 形 種 々 あ り ( 四 ) 土を焼 ヤ きて 造 ツク り水 を 入 れ 置 く も の な り (七 ) 大 な る木製の 車 を 河中 カハ ナ カ に 装 置 シカ ケ し 水 の 流 るるに 従 て 車 輪を轉じ 其 車 軸を一 方 に 通 じ 碓 ウス を かせ 或 は 種々 の 製 作の 機関 カラ ク リ を運轉 せ し む る等 の 用 に な すなり (八 ) 藁或は 棕 櫚 シュ ロ 毛 など を以 て 造 り 雨 雪 の 日 着 るもの な り 多 く は 農家 ノ ウ カ は之 を も ち ゆ (六 ) 藁 ワら に て 細 コマ かに 織 り両 端 レウ ハ シ を あ み つ け 穀 物其他 の 物を さら し 或 は 包 ツツ むに 用 ゆ る も の な り (三 ) 屋根 の 頂 上 テウ ジ ャ ウ に し て 瓦 を 積 上 ツミ ア ゲ たる 処 又 梁 ハ リ の 上 に 横 ヨ コ タ ハ りたる 大 木 を い ふ な り (一 ) 屋根 ヤ ネ と壁 カべ の み に し て 床 ユ カ を造らず 此処 に 馬 を繋 ツナ ぎ置 秣 マ グ サ を食 クラ はす 処 を い ふ (一 ) ワ ク ツ

(22)

㉒ モ ツ コ モ ノ サ シ モ ミ フ ル ヒ モ ン ■ヤ 行 ヤゲ ン ヤシロ ヤス リ ヤナ ヨ ツ デ ア ミ ■ラ 行 ラウ カ 畚 裁尺 籾篩 門 薬研 社 鑢 簗 提罾 廊下 縄に て 網 アミ の目 の 如 く 編 み両 方 に 長 き 紐 ヒモ をつ け 土 砂 塵 汚 物 ゴ ミ など を盛 モ り擔 ニ ナ ひ 運 ハコ ぶも の な り (三 ) 竹に て 造 り 寸 分 スン ブ の 目 を彫 ホ り帛 類 キヌ ル イ を裁 タ つ と き 寸 法 スンパ ウ を量 ハ カ るもの な り (四) 金網 カナ ア ミ を以 て 竹 と 棕 櫚 シュ ロ 毛 に て 編 みた る 圓 輪 マル キ ワ の 底 ソコ とな し 籾 と米 と を 篩 フル ひ 分 る も の な り ( 三 ) 凡 スべ て 玄 関 ゲン カ ン 又は 家の 入口の 前 面に あり 昼 ヒル は開 ヒラ き夜 ヨル は閉 ト ぢ人 の 出 入 す る 処 をい ふ な り (一) 鉃に て 造 り 多 く は 薬剤 ヤク ザ イ 等の 物を粉末 コ ナ に す る 道 具 な り ( 五 ) 市街 シ カ イ 又は 山間 サン カン に あ り 凡 スべ て 神 体 シン タ イ を安置 ア ン チ して 祭 マツ る処をい ふ (一) 鉃に て 造 り す べ て 金 物 を 擦 り又 は 鋸 ノ コ ギ リ の 刃 を尖 トガ らす等の 道 具 なり (五 ) 竹を 簾 ミス の 如 く に 編 み之 を 河 瀬 カハ セ の 間 に 装 置 シカ ケ し河 魚 の 流 れ 来 り て 此 簗 ヤナ に 罹 カカ るを 擒 ト ラ ユ る為の も の な り (七) 麻糸 に て 四角に 編 み四 隅 ヨス ミ に 竹 を 付 け 此 竹 を 中 央 に 束 ね て 竹 又 は 木 の 柄 に 結 付 け 此 罾 アミ を水 中 に 沈 め 置 河中 の 魚 を引上 げ 擒 るもの な り (七 ) 家と 家と の 離 隔 リカ ク した る 間 に 造 り 彼 方 カナ タ より 此 方 コナ タ へ 容 易 タヤ ス く通 行 ツウ カ ウ する 為 タメ の処 な り (一 ) ハ ガ ネ

(23)

㉓ ラン カ ン ラン プ レ ン グ ワ シ ツ ロ ク ロ ■ワ 行 ワク ワ サ ビ ヲ ロ シ ワ タ イ レ ワ タ ク リ ワラ ジ ヲ サ 欄干 洋燈 煉化室 轆轤 薑擦 温袍 攪車 草鞋 筬 木に て 造 り 楼 上の 椽 側 エン ガ ハ およ び 橋 梁 ハ の 危 険 な る 所 を 遮 サヘ ギ るに 用ゐるも の な り (二) 玻璃 ビー ド ロ と金 カネ に て 造 り 石 セキ 炭 タン 油 を注 ぎ て 火を点じ 家室を照らす に 用 ゆ近来繁花 ハ ン ク ワ の地 に て も 家 ご と に 用 ゐ ざ る処なし (二 ) 煉化石 レン グ ワ セ キ を以 て 築 キヅ き玻 璃 ガラ ス 窗 マド を設 マフ け て 清 潔 セイケツ に 造 る 家 な り 又 石 イシ を用ゐて 造 る もあり 西 洋各国 カク コ ク は皆 ミナ こ の 建 築 ケンチ ク なり (一 ) 木に て 造 り 麻 アサ 又は 皮 カ ハ の 紐 ヒモ を軸 木 シン ギ に 巻 付け 此軸木の 一方 に 削 ケヅ るべ き木材を打 ウチ 着 け紐 ヒモ を引け ば 軸木 回 旋 クワ ケ セ ン する ゆへ 削 刀 キレ モ ノ を用 ゐて 圓き 器物 を細工 す る 道 具な り (五) 木に て 造 り 糸 を巻 付 マキ ツ ケ 置 くも の な り (四 ) 銅 アカ ガ ネ 又は 陶 器 ヤキ モ ノ に て 造 り 薑 セウ ガ 大根等の 野 菜 ヤサ イ を擦 ヲロ すに 用ゆ( 七 ) 冬服 なり 表 オモ テ の絹 キヌ と裏 ウラ の絹 と の 間 に 綿 を 入 れ 身 体 シン タ イ を温暖 ア タ カ ならし む る 為 の 衣 服 イフ ク なり (六 ) 木に て 造 り 二 ツ の 丸 木 を 密 接 クツ ツ ケ し之 を 一 方 よ り 回 マハ し綿 絮 ワタ バ ナ を放 ハ ナ し綿 実 ワタ ノ ミ を繰 クリ 出す為の もの なり (四 ) 藁を以て 製 り 踵 カカ ト の処 に 紐 ヒモ を設け 山 行ある ひ は 遠 行 等 の と き に 紐に て 足 に 結 ユヒ 付 ヅ け歩 行 す れ ば 甚 だ 軽 便 ケイベ ン なるも の な り (六 ) 竹を 薄 ウス く細 コ マ カ に 削 ケヅ り之 を し げく 組 み 機 ハ タ を織る と き 之 に 経 糸 タテ イ ト をと ほ し て 緯 糸 ヌキ イ ト を打 ウチ 入 るるもの な り (四 )

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