0
日本郵政グループの概要
平成26年4月14日
資料6
1
1.日本郵政グループの沿革 ・・・ p.2
2.日本郵政グループの全体像 ・・・ p.3
3.日本郵政グループ各社の概要 ・・・ p.4 4-1.日本郵政グループの連結財務諸表 ・・・ p.6
4-2.日本郵政㈱の財務諸表 ・・・ p.7
4-3.日本郵便㈱の財務諸表 ・・・ p.8
4-4.日本郵便㈱(セグメント別)の損益計算書 ・・・ p.9 4-5.郵便事業 物数の推移 ・・・ p.10 4-6.ゆうパック及び宅配便のシェア・取扱個数の推移 ・・・ p.11 4-7.㈱ゆうちょ銀行の財務諸表 ・・・ p.12
4-8.貯金残高の推移 ・・・ p.13
4-9.貯金残高及び個人預貯金の推移 ・・・ p.14 4-10.㈱かんぽ生命保険の財務諸表 ・・・ p.15 4-11.保険契約件数の推移 ・・・ p.16 4-12.保険契約及び簡易生命保険契約件数の推移 ・・・ p.17
5.新規業務に関する規制 ・・・ p.18
6.新規業務の認可申請(平成24年9月3日)の概要 ・・・ p.22
7.従業員持株会 ・・・ p.27
目次
2 1871年 (明治 4年) 郵便事業創業
1872年 (明治 5年) 郵便制度を全国的に実施
1875年 (明治 8年) 郵便役所・郵便取扱所を郵便局と改称 郵便為替事業創業、郵便貯金事業創業 1877年 (明治10年) 万国郵便連合に加盟
1885年 (明治18年) 逓信省創設
1887年 (明治20年) 逓信省のマークとして「〒」を制定 1906年 (明治39年) 郵便振替事業創業
1916年 (大正 5年) 簡易保険事業創業 1926年 (大正15年) 郵便年金事業創業 1949年 (昭和24年) 郵政省発足
簡易郵便局法の公布
1991年 (平成 3年) 新簡易保険制度の発足(郵便年金事業を簡易保険事業に統合)
2001年 (平成13年) 郵政事業庁発足(郵政省は、総務庁および自治省とともに「総務省」として再編)
2003年 (平成15年) 日本郵政公社発足
2006年 (平成18年) 日本郵政株式会社発足(民営化の準備を行う準備企画会社の設立)
2007年 (平成19年) 日本郵政グループ発足(民営化・分社化し、日本郵政株式会社、郵便事業株式会社、
郵便局株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険の5社体制へ)
2012年(平成24年) 日本郵政グループ再編(郵便事業株式会社と郵便局株式会社が統合し、日本郵便 株式会社が発足。日本郵政株式会社、日本郵便株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、
株式会社かんぽ生命保険の4社体制へ)
1.日本郵政グループの沿革
3
100%保有
窓口業務の委託
政 府
9兆6,791億円 3兆5,000億円 8兆7,152億円
3,288名
グループ各社に対する経営管理 100%保有
100%保有 100%保有
病院(14)、宿泊施設(71)
従業員数
(常勤) 201,988名 13,440名 6,954名
4兆7,144億円 1,000億円 5,937億円
203兆5,601億円 3兆5,000億円 11兆3,009億円
88兆1,628億円 5,000億円 1兆5,151億円 郵便業務、銀行窓口業務、保険窓口業務、
国内・国際物流事業、不動産業、物販業など 銀行業 生命保険業
支社(13)、郵便局(24,508) 直営店(234) 直営店(79)
従業員数…平成25年4月1日現在
純資産、資本金、純資産…平成25年12月末現在 主な支店等…平成26年4月1日現在
主な事業
主な支店等
主な支店等 従業員数(常勤)
主な事業 総資産 資本金純資産
総資産資本金 純資産
日本郵政株式会社
日本郵便株式会社 株式会社ゆうちょ銀行
(郵便貯金銀行)
株式会社かんぽ生命保険
(郵便保険会社)
2.日本郵政グループの全体像
4
○ 日本郵便㈱
3.日本郵政グループ各社の概要
○ 日本郵政㈱
名称 日本郵便株式会社
設立年月日 平成19年10月1日
設置根拠法 日本郵便株式会社法
(平成17年10月21日法律第100号)
代表取締役社長 髙橋 亨
本社所在地 東京都千代田区霞が関一丁目3番2号
電話番号 03-3504-4411
(日本郵政グループ代表番号)
資本金 1,000億円
発行済株式数 4,000,000株
主要株主 日本郵政株式会社(100%)
事業内容
郵便業務、銀行窓口業務、保険窓口業 務、印紙の売りさばき、地方公共団体か らの受託業務、前記以外の銀行業、生命 保険業及び損害保険業の代理業務、国 内・国際物流業、ロジスティクス事業、
不動産業、物販業など 従業員数(常勤) 201,988人
従業員数
(臨時従業員を含む) 392,637人
主な事業所
支社(13)、郵便局(24,508)、研修セン ター(10)、お客様サービス相談センター (1)、物流センター(4)、国際郵便業務品 質管理センター(1)、郵便審査事務セン ター(1)、後納債権事務センター(1)、会 計センター(1)、資金管理センター(1)、
ゆうパック決済センター(1)、給与・厚生 事務センター(1)、東京ロジスティクスセ ンター(1)
※平成26年4月1日現在(従業員数は平成25年4月1日現在)
名称 日本郵政株式会社
設立年月日 平成18年1月23日
設置根拠法 日本郵政株式会社法
(平成17年10月21日法律第98号)
取締役兼代表執行役社長 西室 泰三
本社所在地 東京都千代田区霞が関一丁目3番2号 電話番号 03-3504-4411
(日本郵政グループ代表番号)
資本金 3兆5,000億円
発行済株式数 150,000,000株
主要株主 財務大臣(100%)
事業内容 グループ会社に対する経営管理
従業員数(常勤) 3,288人(単体)
225,670人(グループ連結)
従業員数
(臨時従業員を含む)
7,824人(単体)
430,773人(グループ連結)
主な事業所
健康管理事務センター(1)、健康管理施 設(49)、施設センター(7)、逓信病院 (14)、宿泊施設(71)、郵政大学校(1)、
熊本管理事務所(1)
※平成26年4月1日現在(従業員数は平成25年4月1日現在)
5
○ ㈱かんぽ生命保険
○ ㈱ゆうちょ銀行
名称 株式会社ゆうちょ銀行
設立年月日 平成18年9月1日
取締役兼代表執行役社長 井澤 幸
本社所在地 東京都千代田区霞が関一丁目3番2号 電話番号 03-3504-4411
(日本郵政グループ代表番号)
資本金 3兆5,000億円
発行済株式数 150,000,000株
主要株主 日本郵政株式会社(100%)
事業内容 銀行業
従業員数(常勤) 13,440人 従業員数
(臨時従業員を含む) 19,986人
主な事業所
エリア本部(13)、営業所(234)、地域セ ンター(49)、貯金事務センター(11)、
印鑑票管理センター(1)、貯金事務計算 センター(2)、クレジット管理センター (1)、海外駐在員事務所(2)
※平成26年4月1日現在(従業員数は平成25年4月1日現在)
名称 株式会社かんぽ生命保険
設立年月日 平成18年9月1日
取締役兼代表執行役社長 石井 雅実
本社所在地 東京都千代田区霞が関一丁目3番2号 電話番号 03-3504-4411
(日本郵政グループ代表番号)
資本金 5,000億円
発行済株式数 20,000,000株
主要株主 日本郵政株式会社(100%)
事業内容 生命保険業
従業員数(常勤) 6,954人 従業員数
(臨時従業員を含む) 10,326人
主な事業所 エリア本部(13)、支店(79)、サービス センター(5)
※平成26年4月1日現在(従業員数は平成25年4月1日現在)
6
平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 経常収益 199,617 187,736 174,689 166,614 158,491 郵便事業収益 18,350 18,841 17,746 17,407 17,345 銀行事業収益 24,860 22,055 22,028 22,325 21,249 生命保険事業収益 155,334 145,907 133,745 125,382 118,348 その他 1,071 931 1,168 1,499 1,548 経常費用 191,311 177,664 165,123 154,851 146,266 業務費 164,136 151,400 139,216 129,655 121,648 人件費 23,722 23,722 23,627 22,939 22,838 その他 3,451 2,542 2,279 2,256 1,778 経常利益 8,305 10,072 9,569 11,768 12,250
特別利益 1,252 284 139 48 19
特別損失 207 132 241 622 799
特別法上の準備金繰入額 - - - 485 646
価格変動準備金繰入額 - - - 485 646
その他 207 132 241 136 152
契約者配当準備金繰入額 2,759 2,943 3,119 2,719 3,074 税金等調整前当期純利益 6,590 7,280 6,347 8,475 8,397 当期純利益 4,227 4,502 4,189 4,689 5,627
<資産の部> <負債の部>
現金預け金 168,953 貯金 1,764,934
コールローン 20,624 保険契約準備金 818,940
債券貸借取引支払保証金 101,694 債券貸借取引受入担保金 143,750
買入金銭債権 2,539 退職給付引当金 32,187
金銭の信託 35,155 支払承諾 1,300
有価証券 2,418,011 その他 52,802
貸出金 147,841 負債合計 2,813,915
有形固定資産 26,687 <純資産の部>
建物 10,459 資本金 35,000
土地 14,453 資本剰余金 45,038
その他 1,775 利益剰余金 28,828
無形固定資産 2,557 その他有価証券評価差額金 27,343
繰延税金資産 5,613 その他 △6,495
支払承諾見返 1,300
その他 12,652 純資産合計 129,715
資産合計 2,943,630 負債純資産合計 2,943,630
4-1.日本郵政グループの連結財務諸表
《連結貸借対照表》
《連結損益計算書》
(平成25年12月末現在)
(単位:億円)
(単位:億円)
7
平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
営業収益 3,030 3,170 3,058 2,876 2,653 関係会社受入手数料 196 164 149 115 103 関係会社受取配当金 413 845 998 1,060 1,053 受託業務収益 834 846 765 695 650 貯金旧勘定交付金 977 730 562 435 270 医業収益 231 231 240 251 252 宿泊事業収益 376 352 341 317 322 営業費用 1,959 1,727 1,651 1,543 1,440 受託業務費用 833 698 684 640 572 医業費用 282 289 294 301 300 宿泊事業費用 428 384 373 347 336 管理費 414 355 298 255 230 営業利益 1,071 1,443 1,407 1,332 1,212 経常利益 1,099 1,471 1,434 1,357 1,256 当期純利益 1,090 1,453 1,536 1,514 1,452
<資産の部> <負債の部>
流動資産 3,244 流動負債 918
現金及び預金等 1,975 未払い法人税等 739
その他 1,268 その他 178
固定負債 8,720
固定資産 93,546 退職給付引当金 8,472
有形固定資産 1,451 整理資源に係る退職給付引当金 8,095
無形固定資産 27 その他 377
関係会社株式 91,952 その他 247
ゆうちょ銀行株式 77,945 負債合計 9,638
かんぽ生命株式 10,000 <純資産の部>
日本郵便株式 4,000 資本金 35,000
その他 7 資本剰余金 45,038
その他 114 利益剰余金 7,114
純資産合計 87,152
資産合計 96,791 負債純資産合計 96,791
《貸借対照表》
4-2.日本郵政㈱の財務諸表
(単位:億円)
《損益計算書》
(単位:億円)
(平成25年12月末現在)
8
平成23年度 平成24年度
営業収益 12,084 20,541 郵便業務等収益 - 9,603 郵便窓口業務等手数料 1,832 815 銀行代理業務手数料 6,190 6,095 生命保険代理業務手数料 3,842 3,785 その他の営業収益 218 241 営業費用 11,750 19,629 営業原価 10,619 18,100 人件費 8,559 14,172
経費 2,060 3,927
販売費及び一般管理費 1,130 1,528
人件費 535 725
経費 595 802
営業利益 334 912
経常利益 427 1,002
当期純利益 188 830
《損益計算書》
4-3.日本郵便㈱の財務諸表
(単位:億円)
<資産の部> <負債の部>
流動資産 23,520 流動負債 19,310 現金及び預金 18,928 未払金 1,669 その他 4,592 郵便局資産預り金 12,600 固定資産 23,623 その他 5,041 建物 8,929 固定負債 21,896 土地 12,426 退職給付引当金 21,621
その他 2,267 その他 274
負債合計 41,206
<純資産の部>
資本金 1,000
資本剰余金 3,000 利益剰余金 1,937 純資産合計 5,937 資産合計 47,144 負債純資産合計 47,144
(単位:億円)
《貸借対照表》
日本郵便株式会社は、平成24年10月1日に郵便局株式会社と郵便事業株式会社が統合し 発足。平成23年度は存続会社である郵便局株式会社の数値を記載。平成24年度は従来の 郵便局株式会社の決算数値に、平成24年10月以降の従来の郵便事業株式会社の決算数値 を加えた計数を記載。
(平成25年12月末現在)
9
平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
営業収益 12,932 12,639 12,563 12,084 11,879 郵便窓口業務等手数料 2,132 2,093 2,039 1,832 1,756 銀行代理業務手数料 6,481 6,325 6,319 6,190 6,095 生命保険代理業務手数料 4,152 4,052 4,024 3,842 3,785
その他手数料収入等 166 168 179 218 241
営業費用 12,248 12,118 12,068 11,750 11,607 営業原価 11,124 10,949 10,863 10,619 10,532 人件費 8,943 8,830 8,729 8,559 8,508 経費 2,180 2,119 2,133 2,060 2,023 販売費及び一般管理費 1,124 1,168 1,204 1,130 1,075
人件費 561 568 596 535 543
経費 562 599 608 595 531
営業利益 683 521 495 334 272
経常利益 838 624 582 427 322
当期純利益 408 329 306 188 289
平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
営業収益 18,652 18,130 17,798 17,648 17,544 営業費用 18,203 17,702 18,833 17,872 17,170 営業原価 17,246 16,751 17,831 16,963 16,348 人件費 11,324 10,986 11,275 10,892 10,801 経費 5,922 5,765 6,556 6,070 5,546 販売費及び一般管理費 957 950 1,002 908 821
人件費 304 325 352 347 346
経費 652 625 649 561 474
営業利益又は損失 448 427 △1,034 △223 374
経常利益又は損失 589 569 △890 △100 478
当期純利益又は純損失 298 △474 △354 △45 311
《郵便局事業》
《郵便事業》
4-4.日本郵便㈱(セグメント別)の損益計算書
(単位:億円) (単位:億円)
平成20年度~平成23年度については、旧郵便事業株式会社、旧郵便局株式会社の損益計算書の数値を記載。平成24年度については、日本郵便株式会社の郵便事業、
郵便局事業それぞれのセグメント別の損益計算書の数値を記載。
10
21,228
20,583
19,812
19,108 18,862
2,425
2,541
2,622
2,872 3,101
277
264
347
383 382
23,930
23,387
22,780
22,363 22,346
18,652
18,130 17,798 17,648 17,544
15,000 20,000 25,000
平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
0 5,000 10,000 15,000 20,000
郵便 ゆうメール ゆうパック 営業収益(右軸)
(百万通)
0
(億円)
△ 2.3%
△ 4.7%
△ 3.0%
+ 3.2%
△ 3.7%
+ 10.5%
△ 3.6%
△ 0.3%
+ 8.0%
△ 1.3%
+ 9.6%
+ 31.4%
+ 4.8%
△ 2.6%
△ 1.8%
注:ゆうパックには、エクスパックを含めている。
△ 0.1%
4-5.郵便事業 物数の推移
11
0 100,000 200,000 300,000 400,000
平 成 20年 度 平 成 21年 度 平 成 22年 度 平 成 23年 度 平 成 24年 度
4-6.ゆうパック及び宅配便のシェア・取扱個数の推移
123,544
(38.5%)
321,166
(100.0%)
107,338
(33.4%)
62,579
(19.5%)
27,706
(8.6%)
313,694
(100.0%)
126,522
(40.3%)
113,621
(36.2%)
47,149
(15.0%)
26,404
(8.4%)
321,983
(100.0%)
135,354
(42.0%)
120,547
(37.4%)
31,400
(9.8%)
34,682
(10.8%)
142,965
(42.0%)
340,096
(100.0%)
131,016
(38.5%)
27,785
(8.2%)
38,330
(11.3%)
352,600
(100.0%)
149,477
(42.4%)
136,681
(38.8%)
28,223
(8.0%)
38,221
(10.8%)
A社
B社
その他 日本郵便
(ゆうパック)
単位:万個
(下段はシェア)
(注)1 宅配便取扱個数は国土交通省調べ。
2 航空宅配便等の利用運送便による宅配便を含む。
3 本表で掲載単位に満たない計数は四捨五入した。このため、合計と各項目の計とは必ずしも一致しない。
12
《貸借対照表》
<資産の部> <負債の部>
現金預け金 150,549 貯金 1,776,298
有価証券 1,705,392 流動性貯金 609,569
国債 1,316,095 定期性貯金 1,164,523
地方債 57,040 その他の貯金 2,204
社債 113,280 その他 146,294
その他 218,976 負債合計 1,922,592
貸出金 32,265 <純資産の部>
その他 147,393 資本金 35,000
資本剰余金 42,962
利益剰余金 16,120
その他有価証券評価差額金 25,437
その他 △6,511
純資産合計 113,009
資産合計 2,035,601 負債純資産合計 2,035,601
《損益計算書》
4-7.㈱ゆうちょ銀行の財務諸表
平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
経常収益 24,885 22,079 22,053 22,345 21,258 資金運用収益 23,099 20,660 20,441 20,069 18,761 その他 1,786 1,418 1,612 2,276 2,497 経常費用 21,033 17,136 16,787 16,583 15,323 資金調達費用 6,570 4,477 3,606 3,342 3,498 営業経費 12,662 12,210 12,099 11,739 11,107
その他 1,800 448 1,081 1,502 717
経常利益 3,852 4,942 5,265 5,762 5,935 当期純利益 2,293 2,967 3,163 3,348 3,739
(単位:億円)
(平成25年12月末現在)
(単位:億円)
注 : 未払利子を含んでいない。
13
4-8.貯金残高の推移
176.0 (+ 0.4) 175.6
(+ 0.9) 174.6
(△ 1.1) 175.7
(△ 1.6) 177.4
160 170 180
平成20年度末 平成21年度末 平成22年度末 平成23年度末 平成24年度末 0
(兆円、( )は前期末比)
14
0 200 400 600 800
平成20年度末 平成21年度末 平成22年度末 平成23年度末 平成24年度末
4-9.貯金残高及び個人預貯金の推移
単位:兆円
(下段はシェア)
369.3
(49.7%)
177.4
(23.9%)
378.3
(50.2%)
175.7
(23.3%)
386.3
(50.6%)
174.6
(22.9%)
398.1
(51.0%)
175.6
(22.5%)
408.0
(51.4%)
国内銀行
ゆうちょ銀行
94.4
(12.7%) 101.4
(13.7%)
103.3
(13.7%)
96.0
(12.7%)
104.6
(13.7%)
97.8
(12.8%)
107.0
(13.7%)
99.8
(12.8%)
108.0
(13.6%)
101.3
(12.8%)
176.0
(22.2%)
742.6(100.0%)
753.4
(100.0%)
763.4
(100.0%)
780.6
(100.0%)
793.5
(100.0%)
信用金庫 その他
出所:日本銀行「資金循環統計」「預金者別預金」
注:貯金残高及び個人預貯金の総額は日本銀行「資金循環統計」の家計預金を使用。国内銀行及び信用金庫は日本銀行「預金者別預金」の個人預金合計を使用。
ゆうちょ銀行は貯金残高を使用。
15
平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
経常収益 155,337 145,916 133,754 125,386 118,349 保険料等収入 78,811 75,056 73,423 68,564 64,817 資産運用収益 17,139 16,659 16,628 16,317 15,607 責任準備金戻入額 59,341 53,841 42,523 40,209 37,418
その他 44 359 1,179 294 504
経常費用 153,194 142,120 129,532 120,072 113,055 保険金等支払金 139,357 135,239 122,749 113,384 106,730 事業費 5,481 5,492 5,355 5,160 5,129 その他 8,355 1,387 1,427 1,527 1,196 経常利益 2,142 3,796 4,222 5,313 5,293 契約者配当準備金繰入額 2,759 2,943 3,119 2,719 3,074
当期純利益 383 701 772 677 910
<資産の部> <負債の部>
現金及び預貯金 8,638 保険契約準備金 818,940
有価証券 711,124 責任準備金 788,876
国債 540,334 支払備金 7,385
地方債 93,025 契約者配当準備金 22,678
社債 65,691 その他負債 41,075
その他 12,072 その他 6,460
貸付金 115,575 負債合計 866,477
その他 46,290 <純資産の部>
資本金 5,000
資本剰余金 5,000
利益剰余金 3,275
その他有価証券評価差額金 1,875
純資産合計 15,151
資産合計 881,628 負債純資産合計 881,628
《貸借対照表》
《損益計算書》
4-10.㈱かんぽ生命保険の財務諸表
(単位:億円) (単位:億円)
(平成25年12月末現在)
16
1 92 20 5 20 6 2 12 2 21
0 50 100 150 200 250
平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
かんぽ生命 保険新契約の状況 保険保有契約の状況
(万件)
(万件)
4-11.保険契約件数の推移
4,603
4,031
3,550
3,102
2,693 245
434
618
802
987 3,681 3,903
4,847
4,465
4,168
0 2,000 4,000 6,000
平成20年度末 平成21年度末 平成22年度末 平成23年度末 平成24年度末 簡易生命保険 かんぽ生命保険
17 0
5,000 10,000 15,000 20,000
平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
4-12.保険契約及び簡易生命保険契約件数の推移
単位:万件
(下段はシェア)
15,902
(100.0%)
11,055
(69.5%)
4,847
(30.5%)
11,270
(71.6%)
15,736
(100.0%)
4,465
(28.4%)
15,740
(100.0%)
11,573
(73.5%)
4,168
(26.5%)
15,822
(100.0%)
11,919
(75.3%)
3,903
(24.7%)
126,15
(77.4%)
16,295
(100.0%)
3,681
(22.6%)
他生保会社合計
かんぽ生命
+簡易生命保険
出所:生命保険協会「生命保険事業概況」
18
○ 日本郵政・日本郵便・ゆうちょ銀行・かんぽ生命の4社の業務には、郵政民営化法上 「同種の業務を営む事業者と の対等な競争条件を確保するために必要な制限」がかけられている(郵政民営化法第8条)。
○ ゆうちょ銀行・かんぽ生命が新規業務を行うためには、郵政民営化法に基づく内閣総理大臣(金融庁長官)及び 総務大臣の認可を受けなければならない。認可申請があった場合、両大臣は郵政民営化委員会の意見を聴かなければ ならない(郵政民営化法第110条、第138条)。
○ 日本郵政がゆうちょ銀行・かんぽ生命の株式を1/2以上処分した場合、認可制が届出制となり(郵政民営化法第110条 の2、第138条の2)、全株を処分した場合、上乗せ規制は適用されない(郵政民営化法第104条、第134条)。
認 可
事前届出+
①他の金融機関等との適正な競争関係等への配慮義務②民営化委員会への通知(必要に応じ、内閣総理大臣・総務大臣への意見)
③両大臣による業務の全部又は一部の停止を含む監督上の命令(※)
株式の1/2処分前 1/2処分後
郵政民営化委員会の 意見聴取
+
5.新規業務に関する規制
ゆうちょ銀行 ・ かんぽ生命
保険業法上の認可
【 保 険 業 法 】
生保 銀行
銀行法上の承認 (※)
【 銀 行 法 】
【郵政民営化法】(上乗せ規制 ※)
※ 上乗せ規制=「同種の業務を営む事業者との対等な競争条件を 確保するために必要な制限」(郵政民営化法第8条)
※ 郵政民営化法第98条により、新規業務については銀行法に基づく
内閣総理大臣(金融庁長官)の承認を受けなければならないとされている。
(※)郵政民営化法第119条、第147条
19 参照条文
○ 郵政民営化法(平成十七年十月二十一日法律第九十七号)
(新会社の業務についての同種の業務を営む事業者との対等な競争条件の確保)
第八条 日本郵政株式会社、日本郵便株式会社、郵便貯金銀行及び郵便保険会社の業務については、同種の業務を営む事業者との対等な競争条件を確保する ために必要な制限を加えるとともに、移行期間(第百四条に規定する日又は第百三十四条に規定する日のいずれか遅い日以後の最初の三月三十一日までの 期間をいう。以下同じ。)中に、郵政民営化に関する状況に応じ、これを緩和するものとする。
(銀行業の免許の付与)
第九十八条 郵便貯金銀行は、この法律の施行の時において、銀行法第四条第一項の免許を受けたものとみなす。
2 前項の免許は、次に掲げる条件が付されたものとする。
一 第百十条第一項各号に掲げる業務を行おうとするときは、内閣総理大臣の承認を受けなければならないこと。
二 次節の規定の適用を受ける間、業務の健全、適切かつ安定的な運営を維持するための基盤となる銀行代理業者(銀行法第二条第十五項に規定する銀行 代理業者をいう。以下同じ。)への継続的な業務の委託がされていること。
3 前項の条件は、銀行法第四条第四項の規定により付された条件とみなす。
(通則)
第百三条 郵便貯金銀行については、移行期間中、この法律又は他の法律に別段の定めがあるもののほか、この節の定めるところによる。
第百四条 郵便貯金銀行については、次に掲げる日のいずれか早い日(以下「郵便貯金銀行に係る特定日」という。)以後は、前条の規定にかかわらず、こ の節(第百六条及び第百二十二条第三項から第五項までを除く。次条第一項において同じ。)の規定を適用しない。
一 第六十二条第一項の規定により日本郵政株式会社が郵便貯金銀行の株式の全部を処分した日 二 次条第一項の決定があった日
第百五条 内閣総理大臣及び総務大臣は、第六十二条第三項の規定により日本郵政株式会社が郵便貯金銀行の株式の二分の一以上を処分した旨を総務大臣が 内閣総理大臣に通知した日以後に、郵便貯金銀行について、内外の金融情勢を踏まえ、次に掲げる事情を考慮し、この節の規定を適用しなくても、郵便貯 金銀行と他の金融機関等(預金保険法第二条第一項各号に掲げる者及び農水産業協同組合貯金保険法(昭和四十八年法律第五十三号)第二条第一項 に規 定する農水産業協同組合をいう。以下この節において同じ。)との間の適正な競争関係及び利用者への役務の適切な提供を阻害するおそれがないと認める ときは、その旨の決定をしなければならない。
一 日本郵政株式会社が保有する郵便貯金銀行の議決権がその総株主の議決権に占める割合その他他の金融機関等との間の競争関係に影響を及ぼす事情 二 日本郵便株式会社、郵便貯金銀行、郵便保険会社その他日本郵政株式会社が設立した株式会社の経営状況及びこれらの株式会社(郵便貯金銀行を除
く。)と郵便貯金銀行との関係
2 内閣総理大臣及び総務大臣は、前項の決定をしようとするときは、民営化委員会の意見を聴かなければならない。
3 第一項の決定は、取り消すことができない。
4 内閣総理大臣及び総務大臣は、第一項の決定をしたときは、遅滞なく、その旨を郵便貯金銀行及び機構に通知しなければならない。
20
(業務の制限)
第百十条 郵便貯金銀行は、次に掲げる業務を行おうとするときは、その内容を定めて、内閣総理大臣及び総務大臣の認可を受けなければならない。
一~六 略 2~4 略
5 内閣総理大臣及び総務大臣は、第一項の認可の申請があった場合において、次に掲げる事情を考慮し、郵便貯金銀行と他の金融機関等との間の適正な競 争関係及び利用者への役務の適切な提供を阻害するおそれがないと認めるときは、同項の認可をしなければならない。
一 日本郵政株式会社が保有する郵便貯金銀行の議決権がその総株主の議決権に占める割合その他他の金融機関等との間の競争関係に影響を及ぼす事情 二 郵便貯金銀行の経営状況
6 内閣総理大臣及び総務大臣は、第一項の認可の申請があったときは、民営化委員会の意見を聴かなければならない。
第百十条の二 郵便貯金銀行については、第六十二条第二項の規定により日本郵政株式会社が郵便貯金銀行の株式の二分の一以上を処分した旨を総務大臣に 届け出た日以後は、前条第一項の規定は適用しない。この場合において、郵便貯金銀行が同項各号に掲げる業務を行おうとするときは、その内容を定めて、
内閣総理大臣及び総務大臣に届け出なければならない。
2 郵便貯金銀行は、前項後段の規定により業務を行うに当たっては、他の金融機関等との間の適正な競争関係及び利用者への役務の適切な提供を阻害する ことのないよう特に配慮しなければならない。
3 内閣総理大臣及び総務大臣は、第一項後段の規定による届出を受けたときは、速やかに、その旨を民営化委員会に通知しなければならない。
(通則)
第百三十三条 郵便保険会社については、移行期間中、この法律又は他の法律に別段の定めがあるもののほか、この節の定めるところによる。
第百三十四条 郵便保険会社については、次に掲げる日のいずれか早い日(以下「郵便保険会社に係る特定日」という。)以後は、前条の規定にかかわらず、
この節(第百三十六条を除く。次条第一項において同じ。)の規定を適用しない。
一 第六十二条第一項の規定により日本郵政株式会社が郵便保険会社の株式の全部を処分した日 二 次条第一項の決定があった日
第百三十五条 内閣総理大臣及び総務大臣は、第六十二条第三項の規定により日本郵政株式会社が郵便保険会社の株式の二分の一以上を処分した旨を総務大 臣が内閣総理大臣に通知した日以後に、郵便保険会社について、内外の金融情勢を踏まえ、次に掲げる事情を考慮し、この節の規定を適用しなくても、郵 便保険会社と他の生命保険会社(保険業法第二条第三項に規定する生命保険会社及び同条第八項に規定する外国生命保険会社等をいう。以下この節にお いて同じ。)との間の適正な競争関係及び利用者への役務の適切な提供を阻害するおそれがないと認めるときは、その旨の決定をしなければならない。
一 日本郵政株式会社が保有する郵便保険会社の議決権がその総株主の議決権に占める割合その他他の生命保険会社との間の競争関係に影響を及ぼす事情 二 日本郵便株式会社、郵便貯金銀行、郵便保険会社その他日本郵政株式会社が設立した株式会社の経営状況及びこれらの株式会社(郵便保険会社を除
く。)と郵便保険会社との関係
2 内閣総理大臣及び総務大臣は、前項の決定をしようとするときは、民営化委員会の意見を聴かなければならない。
3 第一項の決定は、取り消すことができない。
4 内閣総理大臣及び総務大臣は、第一項の決定をしたときは、遅滞なく、その旨を郵便保険会社及び機構に通知しなければならない。
21
(業務の制限)
第百三十八条 郵便保険会社は、保険の種類(保険金の支払の事由が複数あるときの当該保険金の支払の事由の組合せその他政令で定める保険の種類の細目 を含む。以下この項において同じ。)のうち政令で定めるもの以外の保険の種類の保険の引受けを行おうとするときは、その内容を定めて、内閣総理大臣 及び総務大臣の認可を受けなければならない。ただし、機構を相手方とする保険業法第三条第四項第三号に掲げる保険の引受けについては、この限りでな い。
2 郵便保険会社は、保険料として収受した金銭その他の資産を次に掲げる方法以外の方法により運用しようとするときは、内閣総理大臣及び総務大臣の認 可を受けなければならない。
一~六 略
3 郵便保険会社は、保険業法第九十七条の規定により行う業務以外の業務を行おうとするときは、その内容を定めて、内閣総理大臣及び総務大臣の認可を 受けなければならない。
4 内閣総理大臣及び総務大臣は、前三項の認可の申請があった場合において、次に掲げる事情を考慮し、郵便保険会社と他の生命保険会社との適正な競争 関係及び利用者への役務の適切な提供を阻害するおそれがないと認めるときは、当該認可をしなければならない。
一 日本郵政株式会社が保有する郵便保険会社の議決権がその総株主の議決権に占める割合その他他の生命保険会社との間の競争関係に影響を及ぼす事情 二 郵便保険会社の経営状況
5 内閣総理大臣及び総務大臣は、第一項から第三項までの認可の申請があったときは、民営化委員会の意見を聴かなければならない。
第百三十八条の二 郵便保険会社については、第六十二条第二項の規定により日本郵政株式会社が郵便保険会社の株式の二分の一以上を処分した旨を総務大 臣に届け出た日以後は、前条第一項本文、第二項及び第三項の規定は適用しない。この場合において、郵便保険会社が同条第一項本文に規定する保険の引 受け、同条第二項各号に掲げる方法以外の方法による資産の運用及び同条第三項に規定する業務を行おうとするときは、その内容を定めて、内閣総理大臣 及び総務大臣に届け出なければならない。
2 郵便保険会社は、前項後段の規定により業務を行うに当たっては、他の生命保険会社との適正な競争関係及び利用者への役務の適切な提供を阻害するこ とのないよう特に配慮しなければならない。
3 内閣総理大臣及び総務大臣は、第一項後段の規定による届出を受けたときは、速やかに、その旨を民営化委員会に通知しなければならない。
○ 銀行法(昭和五十六年六月一日法律第五十九号)
(営業の免許)
第四条 銀行業は、内閣総理大臣の免許を受けた者でなければ、営むことができない。
2~3 略
4 内閣総理大臣は、前二項の規定による審査の基準に照らし公益上必要があると認めるときは、その必要の限度において、第一項の免許に条件を付し、及 びこれを変更することができる。
5 略
22
(1)個人向け貸付け業務
住宅ローン・目的別ローン・カードローン等 商 品
実 施 組 織 融 資 対 象
直営店のみで実施。住宅ローンについては82 店舗から開始し、態勢整備状況を踏まえつつ、
順次拡大
媒介業務から引き継いで、個人事業主、女性、
シニア層等顧客属性を意識した対象を基本とし つつ、工夫を加えていく。
(2)法人等向け貸付け業務
開始当初は以下を想定。開始後、漸進的に拡大。
・上場企業等
※シンジケートローンでお取引をしている ような企業を念頭。
・中小企業(例:ふるさと小包事業者)
※従来融資を得にくかったような企業に ついても工夫。
融 資 対 象
実 施 組 織
本社内に融資部門(融資部)を設置し、開始当 初は本社のみで実施
1.ゆうちょ銀行の認可申請の概要
6.新規業務の認可申請(平成24年9月3日)の概要
○ 郵政民営化委員会の意見(平成24年12月18日)
(主なもの)
・住宅ローンの取扱いは、現在媒介業務を行って いる82店舗から段階的に増やすこと。
・融資対象を大企業に限定し、ふるさと小包事業 者等の中小零細企業向けの融資については、
より具体的に検証する必要があると考えられる ことから、これを行わないこと。
○ 現在、総務省、金融庁で審査中
(3)現在の状況
23 株式会社ゆうちょ銀行の新規業務(個人向け貸付け、損害保険募集及び法人向け貸付け)
に関する郵政民営化委員会の意見(要約) (平成24年12月18日)
1 申請に係る業務の認可に関する考え方
個人が必要とする基本的な金融サービスの商品ラインナップの多様化を図ること及び機関投資家としてのリスクの多様化を図 るというもの点において、ゆうちょ銀行が考えているビジネスモデルに沿ったものと認められること、また、従来の審査体制を 引き続き利用し、さらに相応の態勢整備が行われていくものと考えられることなどを踏まえ、
以下の点が確保されることを条件として実施することが適当。
2 条件
・ 住宅ローンの取扱いは直営店のみとし、現在媒介業務を行っている82店舗から段階的に増やすこと。
(最初の2年間は82店舗、5年目までは直営店の半数、5年後以降全直営店)
・ 個人向け貸付けの上限額を現在の媒介業務以下とすることとし、住宅ローンについては2億円、目的別ローンのうち親孝行 ローンに相当するタイプについては500万円、その他の目的別ローンについては300万円、カードローンについては300万円 とすること。
・ 個人向け貸付け及び法人向け貸付けの融資残高等を当面年2回程度委員会へ報告すること。
・ 住宅ローン及び法人向け貸付けの金利を当面年2回程度委員会へ報告すること。
・ 法人向け貸付けの融資対象を大企業に限定するとともに、メインバンクでない立場で実施すること。
また、シンジケートローンのアレンジャー業務は実施しないものとすること。
なお、ふるさと小包事業者等中小零細企業向けの融資については、より具体的に検証する必要があると考えられることか らこれを行わないこと。
3 その他
・ 内部監査・コンプライアンス態勢の一層の充実等が必要。
・ 貸付けの業務は法令上ユニバーサルサービスの対象外。
・ ゆうちょ銀行は、地域金融・経済への貢献の観点から、他の金融機関との協業につながり得るものを検討し、委員会に報告。
・ 金融庁長官・総務大臣は、ゆうちょ銀行の業務遂行能力等を継続的に確認し、委員会に報告。
・ ゆうちょ銀行がより民間企業としてふさわしい会社となるよう、政府を挙げて努力することを期待。
24
2.かんぽ生命保険の認可申請の概要
(1)認可申請の内容
(参考)学資保険の商品内容の改定
○ 従来のかんぽ生命の学資保険は、教育費確保を 目的としているにもかかわらず、過分に被保険者
(こども)の死亡保障が厚く、未成年者に対する 死亡保険のモラルリスク対応の趣旨に沿っていな かったため、この点を改善。
○ この改善により保険料の低価格化が可能となり、
お客さまニーズにあった商品とすることができる。
現行 改定後
死亡保険金額
被保険者の 被保険者の 死亡保障 死亡保障
経過期間
経過期間 経過期間経過期間
被保険者の 被保険者の 死亡保障 死亡保障
見直し
既払保険料相当額 倍額支払
現行 改定後
死亡保険金額
被保険者の 被保険者の 死亡保障 死亡保障
経過期間
経過期間 経過期間経過期間
被保険者の 被保険者の 死亡保障 死亡保障
見直し
既払保険料相当額 倍額支払
○ 郵政民営化委員会の意見(平成24年11月22日)
(主なもの)
・実施について問題はない。
・保険金支払管理態勢の確認を行い、さらに検証を 継続していく必要。
○ 平成24年11月30日に金融庁及び総務省が学資保険 の改定について、保険金支払管理態勢の充実・強化 等の条件を付して認可。
○ 平成26年1月24日に金融庁及び総務省が上記条件 に関して承認。金融庁は、同時に保険業法上の認可。
○ 平成26年4月2日から改定後の学資保険を販売。
(2)現在の状況
25 1 申請に係る業務の認可に関する考え方
学資保険の改定について調査審議を行ったが、本件については、その実施について問題はないと考えられる。また、学資 保険は発売から長年が経過し、現時点においては利用者のニーズとの乖離が生じていることを考えると、利用者のニーズの 変化に合わせた商品に改定していくことの必要性は高いと考えられ、モラルリスク対策も含め、国民利用者の目線に立って、
早急に改善することが重要。
なお、学資保険は、株式会社かんぽ生命保険が従前から提供してきているサービスであり、既存の商品の改善でない新た な商品を提供する場合とは異なり、今般のサービス改定によって業務遂行能力・業務運営態勢の大きな変更が求められるも のとは認められないが、平成24年11月13日に株式会社かんぽ生命保険が「保険金の請求案内等に関するお客さま対応の実施 について」を公表したことを踏まえ、支払管理態勢について確認を行い、さらに検証を継続していく必要。
株式会社かんぽ生命保険の新規業務(学資保険の改定)
に関する郵政民営化委員会の意見(要約)(平成24年11月22日)
2 業務を実施する場合の留意事項
金融庁長官及び総務大臣は、申請に係る業務の開始後においても、株式会社かんぽ生命保険の業務遂行能力・業務運営態 勢が整えられ、利用者保護やリスク管理に支障がないよう業務展開が進められていることを継続的に確認する必要がある。
また、申請に係る業務については、株式会社かんぽ生命保険にとって民営化法改正後初の新規業務となることから、経営 に対する寄与の状況を適切に把握しつつ機動的な対応が行われていることを確認する必要。
3 その他
金融庁長官及び総務大臣は、株式会社かんぽ生命保険の業務遂行能力・業務運営態勢について、今回の申請に係る業務を
含め、継続的に確認するとともに、その結果について、当委員会に対し必要に応じ報告されたい。当委員会としては、郵政
民営化法の趣旨を踏まえ、株式会社かんぽ生命保険がより民間企業としてふさわしい会社となるよう、政府を挙げて努力す
ることを期待。
26
1 本件申請に係る新たな保険に係る収支について、毎年度終了後速やかに、金融庁及び総務省に報告すること。
2 株式会社かんぽ生命保険が、日本郵便株式会社に対して支払った本件申請に係る新たな保険に係る委託手数料について、その考え方、
根拠等も含め、毎年度終了後速やかに、金融庁及び総務省に報告すること。
3 保険金等支払管理態勢の充実、強化に向け、支払業務システムに関する改善をはじめとする支払管理態勢の水準の向上のための措置及 びそれら以外の業務遂行能力、業務運営態勢の充実、強化のために講じた措置の合理性・十分性について、本件申請に係る新たな保険の 引受けを行うまでに、金融庁及び総務省による承認を受けること。
特に、本件申請に係る新たな保険の引受けを行うまでに、①平成24年11月13日に株式会社かんぽ生命保険が公表を行った保険金の請求 案内等に関する事案について、全ての請求案内を実施するとともに、②同月22日に郵政民営化委員会に報告した満期保険金等の未払額 (約2,300億円)への対応計画を策定し、金融庁及び総務省による承認を受けること。また、③これらによって必要となる追加支払について、
できる限り速やかに行うこと。上記①の請求案内、②の計画の実施及び③の追加支払の状況について、本件申請に係る新たな保険の引受 け後、四半期毎に金融庁及び総務省に報告すること。
4 本件申請に係る新たな保険の引受けを行うまでに、本件申請に係る新たな保険について、顧客ニーズを的確に反映しつつ、経営の健全 性を確保した、合理的な販売計画(標準シナリオ、ストレスシナリオ)を提出し、金融庁及び総務省による承認を受けること。
5 本件申請に係る新たな保険の引受けを行うまでに、本件申請に係る新たな保険を含むかんぽ生命の提供する保険商品に係る商品毎の 収支を的確に経理する観点から、合理的な商品区分の計画を策定し、金融庁及び総務省による承認を受けること。
6 運用態勢・リスク管理態勢の更なる充実のため、上記4の販売計画を基礎として、ファンドマネージャーの採用、運用判断のプロセス やシステムの整備方策等について検討を行い、その体制について、本件申請に係る新たな保険の引受けを行うまでに、金融庁及び総務省 による承認を受けること。
7 本件申請に係る新たな保険の引受けを行うまでに、本件申請に係る新たな保険に係るシステムの改修について、信頼性、安定性が確保 されていることについて、金融庁及び総務省による承認を受けること。
8 本件申請に係る新たな保険の引受けを行うまでに、本件申請に係る新たな保険契約の内容の適切性について、以下の点に照らして検証 し、金融庁の承認を受けること。
① 保険契約者等の保護に欠けるおそれがないこと
② 特定の者に対し不当な差別的取扱いをするものでないこと
③ 公序良俗を害する行為を助長・誘発するおそれがないこと
④ 保険契約者等にとって明確かつ平易に定められていること
⑤ 保険料及び責任準備金の算出方法が、保険数理に基づき、合理的かつ妥当なものであること
⑥ その他、保険契約者等保護の観点から、金融庁において必要と認めること
株式会社かんぽ生命保険における新規業務の認可(平成24年11月30日)に付された条件
27
【入会資格】
日本郵政株式会社・日本郵便株式会社の正社員、
一定の要件を満たす非正規社員(月給制契約社 員等)
【拠出金、奨励金】
毎月の給与及び賞与から、会員が申し込んだ一 定額の拠出金及び会社から支給される奨励金を 控除し、従業員持株会へ送金。従業員持株会に おいて自社株式を買付(上場前は「MMF」で 運用)。
【理事会、監事】
従業員持株会の運営は、規約に基づき理事会が 行う。理事長1人、副理事長1人、理事1人で構 成。会計監査は監事2人が行う。
【議決権の行使】
議決権は理事長が行使するが、会員は理事長に 個別の指示を出すことが可能。
7.従業員持株会
○ 従業員持株会は、従業員による自社株式の取得、保有の促進により、従業員の福利厚生の増進及び経営 への参加意識の向上を図ることを目的とする任意加入の組織(民法第667条第1項に基づく組合)。
○ 日本郵政グループでは、「日本郵政従業員持株会」を平成19年10月1日に設立。日本郵政株式会社の上場 時に株式買付を行うため、同持株会に入会した日本郵政株式会社及び日本郵便株式会社の社員の給与及び 賞与から拠出金等を控除し、積立を行っている。
※ 株式会社ゆうちょ銀行・株式会社かんぽ生命保険の社員を対象とする「ゆうちょ銀行従業員持株会」・「かんぽ生命保険 従業員持株会」も同日に設立。
【従業員持株会のイメージ】
日本郵政従業員持株会
日本郵政株式会社 日本郵便株式会社 会員(社員)
拠出金+奨励金
(給与控除)
日本郵政株式
(上場前は「MMF」)
買付
理事会
理事長理 事
拠出金
(事務代行・買付)
証券会社
委託
監 事
会員(社員)
副理事長 (会計監査