令和3年4月版
練馬区教育委員会事務局こども家庭部 保育課
練馬区保育施設における
新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン
目 次
Ⅰ ガイドライン策定の目的 P1
Ⅱ 感染状況に応じた保育内容などの考え方 P2
Ⅲ 保育施設における基本的な感染症対策の考え方 P3
Ⅳ 保育における感染症対策 P13
Ⅴ 行事などにおける感染症対策 P19
Ⅵ 職員・子ども・保護者が新型コロナウイルスの
検査を受けた、または感染者となった場合の対応 P25
Ⅶ 病児・病後児保育 P31
Ⅰ ガイドライン策定の目的
練馬区では、保育施設は、保護者が働いており、家に 1 人でいることができない 年齢の子どもが利用する施設であることや、三期休業がないなど学校とは異なるも のであることから、国が緊急事態宣言を発令する中にあっても、原則として開所を 継続することとしています。
ただし、子どもや保護者が安心して利用できるとともに、保育の現場を支える職 員の感染リスクを回避できるように、基本的な感染症対策に加え、新型コロナウイ ルス感染症の特徴を踏まえた対策を講じてきました。また、3つの密(密閉・密集・
密接)が重なることを避けるために、令和2年4月に発令された緊急事態宣言の際 は、区から保護者への登園自粛要請を行いました。運営事業者の協力による職員の 出勤抑制とあわせて、感染状況に応じた、保育の提供の規模縮小を図ってきたとこ ろです。
以降、本区では登園自粛要請行うことなく今回に至っていますが、引き続き保育 施設では、感染症対策や集団感染予防への取組みが必要です。
東京都は、新型コロナウイルス感染拡大を防止するための習慣=「新しい日常」
として「手洗いの徹底・マスクの着用」、「人と人との距離」の確保、「3つの密」を 避けての行動など、暮らしや働く場での感染拡大を防止する習慣を、一人ひとりが 実践するよう呼び掛けています。
保育施設は、乳幼児を預かる施設であることから、子どもを抱くことや、おむつ 替え、排泄の介助、着替え、授乳、食事介助など、密接なふれ合いが不可欠であり、
3つの密すべてを完全に避けることは困難です。また、子どもの健やかな成長発達 のためには、こうした関わりが重要であることは、言うまでもありません。
今後、保育の現場では、新型コロナウイルス感染症とともに生きていく社会を前 提に、これまでの保育内容を根底から見直し、子どもに対して必要な関わりを大切 にすることと、感染リスクを極力避けることの両立が求められます。
本ガイドラインは、そのための保育施設運営の指針として策定しています。各保 育施設は、ガイドラインを踏まえ、当該施設や周辺地域の実情に応じた、具体的な 保育内容や行事の実施方法のマニュアルなどを定めてください。なお、ガイドライ ンは、社会情勢の変化や感染症対策に関する新たな知見などを踏まえて随時、改訂 する場合があります。各保育施設は、最新の内容をご参照いただくようお願いいた します。
緊急事態宣言 まん延防止等重点措置※3 ※1新型コロナウイルス感染症についての国や都からの「緊急事態宣言」の発出や感染状況にかかる発表などを判断基準とする。
保育内容※2登園保育施設 ・必要最小限の活動 ・行事など原則中止
自 粛要 請
実施有無および強さは、感染 状況を踏まえて区が判断するⅡ 感 染 状 況 に 応 じ た 保育 内 容 な ど の 考 え 方
【国や都】※1 ※2保育内容の制限・行事などの扱いは、ガイドラインを踏まえ、内容を変更していく。感染の継続期
感染の 収束期
・地域の感染状況を踏まえ、 ガイドラインに準拠した感染 症対策を講じて保育・行事 などを実施 ・ガイドラインを参考に必要な 感染症対策を講じて保育・行 事などを実施
通 常 登 園
開 園
感染者が発生した 場合は、必要に応じ て臨時休園感染が拡大している と思われる 感染が拡大しつつあ ると思われる 感染拡大の兆候があ ると思われる 感染数の増加が一定 程度にとどまってい ると思われる
・ガイドラインに準拠した感染 症対策を講じて保育を実施 ・行事などは可能な限り縮小 または延期・中止 ※3国の緊急事態宣言が出されていなくても、都道府県知事が感染拡大や医療提供に支障が生じるおそれがあるときに市町村など特定の地域を限定できる措置
Ⅲ 保育施設における基本的な感染症対策の考え方
1 健康観察、自己管理、適切な登園や出勤などによる感染予防の徹底
職員は、日頃から、子どもの健康観察を十分に行い、徹底した自己管理により感 染予防に努めなければなりません。さらに、感染が疑われる症状がある場合は、勤 務を控え、保育施設における感染源となるリスクを最小限に抑えなければなりま せん。保護者に対しても協力を求めます。
(1) 子ども
登園前に 37.5 度以上の発熱や呼吸器症状などの風邪症状(以下「発熱など」と いう)があり、新型コロナウイルス感染症が疑われる場合には、原則として、利用 を断る取り扱いとします。ただし、平熱には個人差があることに留意してくださ い。子どもの個人差も踏まえ、主治医や嘱託医と相談の上で対応していきます。
登園した際には、子どもに発熱などがないことを確認した上で、受け入れを 行います。
過去に発熱などが認められた場合には、解熱後 24 時間以上が経過し、症状が改 善傾向となるまでは同様の取り扱いとします。ただし、症状などが新型コロナウ イルス感染症によるものではないと医師が判断した場合にはこの限りではありま せん。
(2) 大人
① 職員
毎朝自宅で検温し、発熱などがないことを確認の上、出勤します。出勤前に発熱 などが認められる場合には、自己判断による出勤は控えます。また、普段と比べ体 温が高いときや体調において気になる症状があるときは施設長に報告し、勤務の 可否や業務内容などについて施設長から指示を受けます。
施設長は毎日の職員の健康状態を確認した上で勤務に当たらせます。
過去に発熱などが認められた場合には、解熱後 24 時間以上が経過し、症状が 改善傾向となるまでは出勤を見合わせます。
ただし、発熱などが新型コロナウイルス感染症によるものではないと医師が判断 した場合にはこの限りではありません。
施設長は「健康チェック表」などを使用し、職員の健康状態について把握しま す。健康チェック表などの記録は、チェック後最低3週間分は保管しておきます。
発熱などがみられるときには、決して無理をさせず、自宅で休養させてくださ
い。日頃の生活においても、感染源とならないように東京都からの外出自粛要請 などの状況を踏まえ、自覚を持って行動してください。
職員とは、子どもに直接サービスを提供する職員だけでなく、事務職や送迎を 行う職員をはじめ、当該保育施設の全ての職員やボランティアなどを含みます。
② 保護者
送迎時はマスク着用を求め、施設内への立ち入りは、短時間で済むよう必要 最小限の範囲までとします。
保護者(同居の家族など)や送迎者に、発熱などがあり、新型コロナウイルス 感染症が疑われる場合には、送迎を控えていただくよう協力を求めます。必要 に応じて、医療機関への相談や受診を勧めます。
あわせて子どもの登園を控えるよう協力を求めます。保育料の減額対象には ならない任意の協力依頼であることに留意してください。
③ 来園者(業者など)
感染源の侵入リスクを下げるため、施設への出入りは、必要最小限の人数・時間 とします。
また、施設内に一定時間以上立ち入る場合は、マスクを着用の上、同意を 得た上で検温を含めた健康状態の確認を行います。
2 保育施設の特性を踏まえた「3つの密」の回避
(密閉空間、人の密集、密接…近距離での会話や発声)
保育施設では、子どもが自ら感染症対策を励行することは難しいため、保育士 をはじめとする周囲の大人による配慮が不可欠です。できるだけ少人数で活動 するように保育を行うなど、室内における「3つの密(密閉・密集・密接)」が 重なることを避け、十分な換気をするなど環境を整える工夫し、日々の保育を 行っていきます。
職員においては、更衣室や休憩室などを利用する際は、時間差をつけるなど 工夫をします。保育参加など、保護者が室内に入る場合は、必要最小限の人数・
時間で実施します。
また、保育施設は、感染状況や子どもの登園状況により、出勤抑制を行い、人 の密集を避けます。
3 人と人との距離の確保
人と人との距離を確保するため、保育は、できるだけ少人数で活動するように 行います。特に感染リスクが高い飲食の場面では、対面を避けるよう、食事の際の 席の配置や食事時間をずらすなどの工夫を行います。順番を待つ間にも密接にな らないよう、人と人との距離を示す子どもにもわかりやすい目印をつけるなどの 配慮を行います。
職員は、保育の場面では大きな声をださないように特に注意します。マスクを 着用せず話をする際は、可能なら2メートル以上(少なくとも1メートル以上)の 距離を取ります。
4 手洗いおよび咳エチケットの徹底 (1) 手洗い
感染症対策の基本はこまめな手洗いです。石鹸と流水を使用して行います。
少なくとも活動の前後には手洗いを行います。すぐに手洗いができない場合 などは、手指消毒用アルコール製剤を使用します。子どもには、手洗いの必要な 場面や子どもの年齢に合わせた手洗い方法を教えます。
(2) マスクについて
自分で衛生的な管理ができない理由から子どものマスク着用は必須ではあり ませんが、着用させる場合は、基本的に自分で管理ができる4、5歳児を対象の 目安とし、2歳未満には安全のため使用しないこととします。
使用の際には、以下の点に注意します。
・感染性でない咳症状(喘息や花粉症など)がある場合は、咳エチケットとしてマ スクを着用する。
・午睡中は安全のため、基本的にマスクは外す。また、体を動かす際や散歩時に 着用する場合には、定期的にマスクを外し、顔色を観察する。熱中症の危険が ある気温の高い日は、マスクの着用は控えるか、途中で外すなど十分に注意 する。
・保護者の希望でマスクを着用して登園してくる場合は、自分で管理ができる 年齢であることや、上記の注意点などに理解を求める。マスクの着脱や管理 の方法は、あらかじめ保護者から子どもに伝えてもらうよう案内し、保育施 設からも伝える。
・外したマスクはそのまま放置せず、保管用の専用ケース(マスクケースやファ スナー付きビニール袋など)を一人ひとりに用意してもらう。
・園外保育において公園などの公共施設を利用する場合には、その施設の利用 上の注意事項などを守り、他の利用者へ配慮する。
・マスク着用が困難な乳児などには、ティッシュペーパーなどで鼻や口をカバー するといった方法での咳エチケットもあることを保護者に伝えるとともに、可能 な範囲で実施する。
職員は、近距離での会話や発声が必要な場面、食事の配膳や介助、また、散歩 などで大きな声を出す場面では、飛沫が発生するため原則マスクを着用します。
ただし、熱中症の危険があるときや息苦しさが強いときには、状況に合わせて 一時的に外したり、深呼吸などを行います。
保護者は、登降園や保育参加など、保育施設に入る場合は原則マスク着用と します。
その他の来園者も同様に、保育施設に入る場合は原則マスク着用とします。
「2歳未満の子どものマスクの着用は不要であり、むしろ危険」
と日本小児科医会が見解を出した(2020 年 5 月 25 日)。
・乳児の呼吸器の空気の通り道は狭いので、マスクは呼吸をしにくくさ せ、呼吸や心臓に負担がかかる
・マスクそのものや嘔吐による窒息のリスクが高まる
・マスクによって熱がこもり熱中症のリスクが高まる
・顔色や口唇色、表情の変化など、体調異変への気づきが遅れる 参 考
マスクの効果
咳・くしゃみなどの症状がある人が使用する場合、周囲の人に飛沫の 飛散を防ぐためにマスクを積極的に着用することが推奨される。これは 咳エチケットの一部である。
感染していない健康な人が、マスクを着用することで飛沫を完全に吸 い込まないようにすることはできない。
厚生労働省新型インフルエンザ専門会議より
【参考例】
・他人と2メートル以上距離を取れる際は、マスクを外してもよい。
・会話をしない時は、マスクを外してもよいが、保育中はとっさに声を 出すことがあるため、いつでもマスクが着用できるようにしておく。
5 密閉の回避
換気は、気候上可能な限り常時行い、困難な場合はこまめに(1時間に2回以上、
数分程度、窓を全開する)2方向の窓を同時に開けて行います。寒い時期には室温 が下がらない範囲で窓を開けておきます。
また、適度な湿度(40%以上を目安)を保てるよう、加湿器や濡らしたタオルを 吊り下げる、洗濯物を室内干しするなど工夫を行います。
6 施設の衛生管理・消毒
保育施設では、消毒などの薬剤使用は必要最小限としていましたが、新型コロ ナウイルス感染症は、接触感染のリスクもあるため、流行状況に合わせて、子ども や職員がよく触れる場所や玩具について、薬剤などによる洗浄や消毒を行います。
しかし、保育施設において消毒によりすべてのウイルスを死滅させることは困 難です。一時的な消毒の効果を期待するよりも、清掃により清潔な空間を保つこ と、健康的な生活により子どもの免疫力を高めることを心がけましょう。
消毒は必要に応じて、熱水、アルコール消毒液、次亜塩素酸ナトリウム、界面活 性剤を含む洗剤、次亜塩素酸水を用途に合わせて使用します。
詳しくは「厚生労働省 新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労 働省経済産業省・消費者庁特設ページ)」を参考にしてください。
(1) 消毒などの基本的な考え方
① 消毒・除菌に使用する物
「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」(厚生労働省・経済産業省・
消費者庁特設ページ)から目的に合った製品を正しく選び、正しい方法で使用 します。
② 手でよく触れる場所を定期的に消毒する。
ドアノブや、電気などのスイッチ、手すり、0・1歳児室の床、蛇口、電話、
パソコンのキーボード、テンキーやインターフォンなど。
ただし、パソコンなどの電気機器の消毒については、製品の取扱書に従って
対応します。消毒ができない場合は、使用の前後に手洗いや手指消毒などを 行い対応してください。
新型コロナウイルス消毒・除菌方法一覧(それぞれ所定の濃度があります)
方法 モノ 手指
水および石けんによる洗浄
〇 〇
熱水
〇 ×
アルコール消毒液
〇 〇
次亜塩素酸ナトリウム水溶液
(塩素系漂白剤)
〇 ×
手指用以外の界面活性剤(洗剤)
〇 ―
(未評価)次亜塩素酸水(一定条件を満たすもの)
〇 ―
(未評価)医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律上の承認を有する製品 が一部あり、そのような製品は手指消毒も可能。
「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設 ページ 令和2年6月 26 日)
(2) 手指のウイルス対策
① 手洗い
手や指に付着したウイルスは、洗い流すことが最も重要です。流水によ る 15 秒の手洗いだけで1/100 に、石けんやハンドソープで 10 秒もみ洗い し、流水で 15 秒すすぐと1/10,000 に減らせます。
手洗いの後、さらに消毒液を使う必要はありません。
② アルコール(濃度 70%以上 95%以下のエタノール)
手洗いがすぐにできない状況では、アルコール消毒液も有効です。
濃度 70%以上 95%以下のエタノールを用いて、よくすりこみます。
60%台のエタノールによる消毒でも、一定の有効性があると考えられる 報告があり入手困難であれば、60%台を使用しても差し支えありません。
(3) モノに付着したウイルス対策
① 水および石けんによる洗浄
② 熱水
食器や食具などには、熱水でウイルスを死滅させることができます。
80℃の熱水に 10 分間さらします。やけどに注意してください。
③ アルコール(濃度 70%以上 95%以下のエタノール) <使用方法>
濃度 70%以上 95%以下のエタノールを用いて拭き取る。
④ 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)
<使用方法>
次亜塩素酸ナトリウムの濃度が 0.05%になるように薄めて拭きます。
その後水拭きします。
次亜塩素酸ナトリウム液は、金属類を腐食させる性質があることから、
金属類に使用する場合は、使用後に水洗いまたは水拭きを行います。
それ以外の布やプラスチック製品などについては、脱色や劣化する可能 性があるため、使用後の水洗いや水拭きが望ましいですが、消毒後にその まま乾燥させたのち使用することも可能です。ただし、その際は、塩素ガス が発生するため、子どもの手の届かない、換気の良い場所で乾燥させるこ とを徹底してください。また、次亜塩素酸ナトリウムに界面活性剤など、他 の成分が配合されている場合には、薬剤が残存するため、水洗いまたは水 拭きを行ってください。
⑤ 洗剤(界面活性剤)
テーブルやドアノブなどには、市販の家庭用洗剤の主成分である「界面 活性剤」も一部有効です。9種類の界面活性剤が新型コロナウイルスに有 効であることが確認されています。
0.05%次亜塩素酸ナトリウム薄め液の作り方
塩素濃度6%次亜塩素酸ナトリウムの場合 (商品名:ピューラックス・サンラック P など)
水3リットルに対し
6%次亜塩素酸ナトリウム 25 ㎖
25 ㎖ 水3ℓ
また、新型コロナウイルスに対して効果が確認された界面活性剤を含む 洗剤についても公開されていますので、参考にしてください。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)
(https://www.nite.go.jp/information/osirasedetergentlist.html)
⑥ 次亜塩素酸水
一定濃度の「次亜塩素酸水」が新型コロナウイルスの感染力を一定程度 減弱させることが確認されています。この場合は、下記の方法により使用 してください。
<使用方法>
消毒したいものの汚れをあらかじめ落としておく。
・拭き掃除 有効塩素濃度 80PPM 以上の次亜塩素酸水をたっぷり使い、消毒 したいものの表面をヒタヒタに濡らした後、20 秒以上置いてきれいな布 やペーパーでふき取る。元の汚れがひどい場合などは、有効塩素濃度 200PPM 以上のものを使うことが望ましい。
・生成されたばかりの次亜塩素酸水を用いて消毒したいものに流水かけ 流しを行う場合、35PPM 以上のものを使う。20 秒以上かけ流した後、きれい
な布やペーパーで拭き取る。
※塩素に過敏な人は使用を控える
※目に入ったり、皮膚につかないようにする
※飲み込んだり、吸い込んだりしないように注意する ※酸性の物と混ぜると塩素ガスが発生して危険
※不安定な物質のため、冷暗所に保管し、早めに使い切る NITE 検証試験結果から有効と判断された界面活性剤(9 種)
・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
・アルキルグルコシド(0.1%以上)
・アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
・塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
・塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)
・塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
・純石けん分(脂肪酸カリウム)(0.24%以上)
・純石けん分(脂肪酸ナトリウム)(0.22%以上)
※成分などがわからない製品は、購入を控える
※「次亜塩素酸ナトリウム水溶液」とは違うことに注意する 令和2年6月 26 日 新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について
(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)より
環境
玩具
布製 洗えるもの 洗えないもの
緊急事態宣言
① 通常の清掃
②子どもや職員が手 でよく触れる場所 1日2回以上の消毒
使用は控える
台所洗剤などの界面 活性剤を用いた洗浄
または 消毒後に使用
または 3日間あけて使用
使用を控える または 消毒薬による清拭
1日2回以上 または 3日間あけて使用 感
染 の 継 続 期
① 通常の清掃
②子どもや職員が手 でよく触れる場所 1日1回以上の消毒
使 用 を 控 え る こ とが望ましい
または 洗剤による洗濯
または 3日間あけて使用
消毒薬による清拭 1日1回以上
または 3日間あけて使用
感 染 の 収 束 期
感染の継続期に準ずる
乳児は、玩具を口に入れたりなめたりすることから、清潔に保つことが大切です。
個人ごとに使えるように、玩具の数を増やしたり、使用前後の玩具を分け午前午 後で交換したりするなどの工夫をします。
玩具の使用や管理はクラス単位で行います。使用後に洗浄・消毒を行っていない 玩具をクラス間で交換することは避けます。
(4) 空間噴霧について
人がいる環境で、消毒や除菌効果を謳う商品を空間噴霧して使用することは、眼、
皮膚への付着や吸入による健康被害の恐れがあることから推奨されていません。
世界保健機関(WHO)は、「室外であっても、人の健康に有害となりうる」とし ています。
7 職員として注意すべき行動
職員一人ひとりが、自らが感染源とならないよう日頃から手洗い、咳エチケット の励行、規則正しい生活習慣など自己管理を行います。
職員の休憩室、更衣室などは3密になりやすい環境であることが想定されるた め、マスクの着用、定期的な換気、少人数での使用、滞在時間を短くする、他の部 屋を利用するなど、できる限り工夫を行います。
マスクを外して食事をしながら会話をする行為は、感染リスクが高いことから
食事休憩の取り方には、特に注意します。
・食事の最中は会話を控え、会話する際にはマスクを着用する
・食事の際にテーブルにアクリル板などをおき、飛沫を防ぐ
・少人数で分散して休憩をとる
・こまめに換気を行う
また、施設長や看護師などの保健担当者は、職員が新型コロナウイルス感染症 について正しく理解できるよう、国や東京都、区からの最新の知見や情報などを 朝礼や職員会議などで情報共有します。
自施設で行っている具体的な対策の内容についても職員間で情報共有しておき ます。
8 保護者の理解と協力
保育施設での感染を防ぐためには、まず外部からウイルスを持ち込まないこと が重要です。このためには各家庭の協力が不可欠となります。毎日の子どもの健 康観察はもちろん、施設内の感染予防の取り組みについて保護者へ知らせ、登降 園の時間や登園口での対応、これまで保育施設で実施していた行事などへの参加 方法について、保護者に理解を求めます。
また、保育施設で集団感染が発生しないよう細心の注意が必要です。保護者の 理解と協力を得て、家庭においても「新しい日常」の実践に取り組みます。
Ⅳ 保育における感染症対策
基本的な感染症対策については、厚労省「保育施設における感染症対策ガイド ライン 2018 年改定版」を参考とする。
1 登降園
できるだけ保護者が保育室内に入らなくても済むように工夫します。
多数の保護者の動線が重複しないように、登降園時間の調整や人と人との距離 を保てるよう登降園口に線を引くなどして距離を取り、子どもを順番に 受け入れるなど、施設の実情に合わせて工夫し、保護者に協力を依頼します。
【参考例1】
保護者へ協力を依頼し、登園口に少なくとも1メートル以上の間隔を空け て線を引き、登園順に並んでもらい、玄関口でお子さんを受け入れる。
【参考例2】
子どもの登園と職員の出勤時間が重なり、密集、密接が避けられない場合 は、玄関からの受け入れは、乳児クラスのみとし、幼児クラスは園庭側から 受け入れ、幼児の保護者は特別な事情がない限りは入室しないよう協力を 依頼するなど工夫する。
2 朝夕合同保育・延長保育
職員の体制確保が可能な限り、クラス保育、少人数での保育を行います。合同保 育を行う際は、保育時間を把握し、園児の体調などを情報共有した上で、密集した 状態にならないことを最優先とし、分散して保育を行います。
3 クラス保育
子どもや職員が、1か所に密集しないように、スペースや遊びを分散させます。
玩具は、こまめな洗浄や消毒を行います。皆で一斉に声を出す活動や歌をうた う時は、子ども同士の間隔を十分にとります。話し合いなどの活動は、徐々に間隔 が狭まり、発声が多くなりがちなので、控えるか、間隔が保てるような工夫をしま す。玩具の共有は極力避けます。
基本的に抵抗力の弱い乳児(特に0歳児・1歳児)と幼児の接触の機会は、なる べく持たないようにします。
【参考例】
土曜日など、職員の体制上、やむを得ず異年齢で合同保育を行う時などは、
乳児(特に0歳児・1歳児)と、幼児の接触の機会は、持たないように保育 士が配慮する。
4 戸外活動
園庭は、一斉に多くの子どもが使用しないように、クラスごとに使用時間を決 め、クラス内でもグループごとに細かく時間を分けるなど、少人数で使用できる 工夫をします。
家庭的保育者や小規模保育施設などの連携施設に対して、園庭を開放する場合 は、自園の子どもと利用時間が重ならないように配慮します。
散歩では、子ども同士が手をつなぐことは、できるだけ控えるようにします。
安全面から手をつなぐ必要がある場合には、活動の前後に手洗いを行った上で、
できるだけ短い時間とします。
散歩先は、複数の公園などを下調べしておき、状況に応じて柔軟に行き先を選 択できるように準備しておきます。
5 食事・おやつなど
食事は唾液などの分泌物の飛沫感染が起きやすい場面です。
食事中の会話は控えることが望ましいですが、乳幼児は難しいため、対面を避 け可能な限り間隔を広くとります。また、食事前後の手洗いを徹底します。
手洗い・うがいは、同時に行う人数を調整するなど、子ども同士が密集しないよ うに行います。うがいの際はコップの共有は行いません。
可能な範囲で、時間差での食事提供や対面を避けた席で食事をするなどの工夫 を行います。行事などでの異年齢による食事は行いません。
配膳・配食は職員が行います。保育者が食事介助に使用するエプロンは、毎日 洗濯したものに取り換えます。保育者が食育の観点から子どもと一緒に食事をす る場合は、会話を控えるなどの対策を講じ、食べ終えてから介助をします。
6 歯みがきについて
集団における子どもの歯みがきは、ブラッシングやうがい後の水の吐き出しの 際に飛沫が起こる感染のリスクが高い行為と言えます。保育施設で実施する場合 には十分な注意が必要です。適切な対策が取れない場合には、実施を控え、家庭で の歯みがきや仕上げ磨きを保護者に依頼し、理解と協力を求めます。
<実施する際の注意点>
( 参 考 :令 和 2 年 6 月 日 本 学 校 歯 科 医 会 作 成 「 給 食 後 の 歯 磨 き 実 施 の た め の チ ェ ッ ク リ ス ト 」 よ り )
・人と人との距離を保つ工夫をする
子ども同士は2メートル(少なくとも1メートル)間隔を空ける 手洗い場に密集しないように時間をずらすなど工夫する
・室内の換気を行う
・歯みがき中の注意事項を子どもに伝える
歯みがき中に会話はしない、口を結んだ状態でみがく、前歯をみがくとき には、もう片方の手で口を覆うようにする
・ブクブクうがいはできるだけ少量の水で行い、低い位置からゆっくり吐き出す ・歯みがきの後は周囲(使用した手洗い場、鏡など)を消毒する
・使用した歯ブラシは流水で洗い、よく乾燥させて保管する
7 午睡
可能な範囲で、寝具の間隔を広くし、クラスごとに午睡をします。
子どもと子どもの口元が1メートル以上離れるように工夫します。また、咳や 鼻水の症状がある場合は他児から必ず1メートル以上離します。
午睡時間中は、熱中症や窒息などの危険性があるため、基本的にマスクは外し てください。咳症状がみられる場合には、他の子どもとの間隔を広くとるか、職員 付き添いの下、別室で午睡をします。
午睡に使用する寝具やコットは個人ごとに専用のものを用意します。コットな ど個人使用が難しい場合には、使用者が代わるごとにアルコール消毒液や次亜塩 素酸ナトリウム薄め液による拭き取りの消毒を行います。
【参考例】
布団やコットを敷く場合は、子どもの顔と顔が近づきすぎないように、頭 と足が互い違いになるようにする。
8 排泄
トイレに行く場合には、少人数単位で行けるよう保育士が配慮します。新型コ ロナウイルスは糞便中にも排出されるため、排便の処理を行う際は1人行うごと に使い捨て手袋を使用します。使い捨て手袋が用意できない場合は、一人処理す
る都度にしっかりと手洗いを行います。
【参考例】
活動前(散歩に行く前など)に、全員が一斉にトイレに行くような言葉 かけは行わない。
9 体調不良の子どもへの対応
子どもが保育中に発熱などの新型コロナウイルス感染症が疑われる場合には、すみ やかに保護者に連絡し、お迎えを依頼します。お迎えに来るまでの間は、集団から 離し、医務室など別室で決められた職員が付き添うことが望ましいです。別室が ない場合には、仕切りなどを使って他の子どもと距離をおきます。
付き添いの職員は、使い捨てのマスク、エプロン、手袋などを着用し、付き添い 中は極力、他の子どもと接触しないように注意します。付き添い終了後、使用した 使い捨てマスクなどは、ビニール袋に入れ密閉して廃棄します。その後、手洗いを 十分に行います。おう吐した場合は、嘔吐や下痢と同様の対応をします。
保護者に対し必要に応じて医療機関への相談や受診を勧めます。また、登園を 再開するまでの、症状回復の目安(項目Ⅲ-1-(1)参照)について伝えておきます。
10 その他の活動
(1) 実施が義務付けられているもの
① 避難訓練
毎月の実施が義務付けられているため、感染状況に関わらず実施します。
ただし、子どもが参加することが困難な場合は、職員のみで初期消火訓練 などを実施します。
子どもが参加しての避難訓練を実施する場合は、感染症対策を講じて3 つの密が重なる状態を避けた上で実施します。
② 健康診断
国の設備運営基準では、「入所時および年2回の健康診断を、学校保健安全法 に規定する健康診断に準じて、行うこと」と定めています。ただし、原則として 区の登園自粛要請期間中は中止または延期とします。
実施する場合は、あらかじめ実施方法や必要物品について園医と打ち合 わせて、登園状況や感染状況などを踏まえて、実施日や方法を決定します。
健診予定日に子どもや職員が新型コロナウイルスの PCR 検査の結果を待って いる状況にある時は、園医に連絡し、実施の有無について相談します。
〈定期健康診断・0歳児健康診断〉
・少人数単位で行い、クラスが混同することは避ける
・順番を待つ間、人と人との距離を保つ
・年齢に合わせ会話を控えるよう指導する ・こまめに換気を行う
・体調不良児がいる場合は、園医に相談し個別対応(別日に実施する、
健診の最後に受けるなど)を行う
・咽頭診察時は手袋、ゴーグルやフェイスシールドの着用が望ましい ・医師、介助者は対応する子どもが変わる都度、アルコール消毒液など
で手指消毒を行う
〈歯科健康診断〉
口腔内に触れることや唾液の飛沫など感染リスクの高い行為であるこ とから、実施する際には十分な注意が必要です。健康診断の注意事項と
合わせ以下の対応を行います。
・歯科医は、マスク、使い捨て手袋を着用する
・目を保護するゴーグルやフェイスシールドなどの着用が望ましい
・診察のために子どもを抱いたり、直接介助を行ったりした職員も同様に 防護する
・診察時は子どもごとに使い捨て手袋を交換する
・記録者は可能であれば1メートル以上離れ、マスクを着用する
〈新入園児健康診断〉
定期健康診断に準じた方法で実施します。
③ 園舎清掃、寝具消毒
状況により、日程変更の必要性を判断します。
④ 新入園児面接
対面で行う際には、必要最小限の内容と時間で実施できるように、事前 に資料を配布する、相談や問い合わせは電話で行うなど工夫します。
(2) 各園で取り入れられている活動
① 食育
各年齢で取り入れたい食育活動(食材や媒体を使用した栄養指導、栽培、
手伝い、調理保育など)は、感染状況に合わせて判断します。実施する際は、
3つの密が重なる状態を避け、人数、方法などを各園で工夫して行います。特 に調理保育は、保育士と子ども、子ども同士の密着、作業中の飛沫、器具の共 用など感染のリスクが高い行為と言えます。保育施設で実施する場合には十 分な注意が必要となるため、適切な対策が取れない場合には、実施を控えま す。
<実施する際の注意点>
・手洗いがしっかりとできる年齢から実施とする。必要に応じてアルコール 製剤で手指を消毒する。
・保育士、子どもともマスクを着用する。
・保育士は使い捨て手袋を着用する。
・対面にならない配置を作る。
・できるだけ短い時間、少人数での実施を工夫する。
・子どもが触る機会をできるだけ少なくするため、活動内容は「ちぎる」
「皮をむく」「包丁で切る」などとする。(クッキーなど、捏ねる作業は実 施しない。)
・皮むき器などの器具類を使用する場合は、参加する子どもの人数分を用意 する(器具類の共有はしない。)
・子どもが触った食材は、再度調理室で衛生管理に基づいた洗浄を行い、加熱 をして提供する。(加熱調理は調理室とする。)
② 水遊び
少人数で一定の距離を置き、玩具の共有を避け、個別に実施します。シャワー を行うときは、一人ずつ実施します。順番を待つ人数を制限し、待つ間は可 能なら2メートル(少なくとも1メートル以上)を保ちます。
玩具、たらい、床面は毎日使用後に中性洗剤で洗浄するか、0.05%次亜塩素 酸ナトリウム薄め液で消毒します。
※このほか、記載のない活動については、ガイドラインで示した感染症対策を 講じた上で工夫して行います。
Ⅴ 行事などにおける感染症対策
行事などの実施については、原則として国や都からの「緊急事態宣言」や「まん延 防止等重点措置」および区の「登園自粛要請」が解除された時点での実施とします。
実施の有無、方法などは各施設で検討し、実施する場合は、以下を参考に行いま ます。東京都が「感染が拡大していると思われる」状況にあるときには、行事につ いて可能な限り縮小または延期・中止とします。
行事などの予定日に、園児や職員が新型コロナウイルス PCR 検査の結果を待って いる状況にあるときは、延期を含め実施の有無を検討し、慎重に判断します。
1 室内の場合
(室内行事共通)
室内で行事などを開催するためには、できる限り人数や時間を縮小し、3つの密 が重なることを避ける必要があります。
(1)開催時の配慮事項
① 換気を十分に行います。エアコン使用中であっても、換気は1時間に2回程度 こまめに行います。換気の際は2方向を同時に開けるなど工夫します。
② 人と人との距離をとり、できる限り少人数で行います。
③ 保護者参加の行事は、できる限りクラスごと人数制限をし、時間差をつけるな どの工夫をして密接密集を避けて実施します。
④ 劇や合奏など鑑賞のみ行うものは、演者が各クラスに出向いて行うか、広い会 場に少人数で見られる状況を確保した上で実施します。
⑤ 行事の際に手でよく触れる場所(ドアノブ、手すり)は、定期的に消毒を行い ます。
(2)個別の行事の取り扱い
① 入園説明会・保護者会
まずは、できる限り書面開催やオンライン配信など会場に集まらなくても可 能な方法を検討します。やむを得ず対面での開催が必要と判断する場合には、で きるだけ少人数とし、会場での感染症対策を講じた上で可能な限り短時間で実 施します。
② 発表会(「大きくなったね会」など)
一斉に多くの人が園内に集まることがないよう、クラス単位で別日程により
行うなど工夫します。保護者の参加人数については縮小または交代制とし、3つ の密が重なることを避けて実施します。
③ 卒園式
短時間で実施します。3つの密が重なることを避け、人と人との距離を取った配 置をします。
【参考例】
5歳児およびその保護者のみの参加で実施する。
④ 保護者が主催する行事や保護者と保育施設が共催する行事
保護者の意見が多様であることを踏まえ、あらかじめ保護者と施設とで話し 合い、対面での開催の必要性を確認し、会場の感染症対策を講じた上で実施しま す。事前の準備や打合せのための役員会などの施設利用は、必要最小限の人数・
時間で実施するよう依頼します。
2 戸外の場合 (1) プール
参加対象は基本的に、3歳児クラス以上で排泄が自立した幼児とします。
プールの水は遊離残留塩素濃度を適切に管理します。プールの大きさに合わ せ、プールに入る人数、曜日、時間などを分散し、3つの密が重なることを避け て行います。また、着替えなどプールの前後の活動にも留意します。
プール本体は、水質管理(残留塩素濃度)を適正に行っていれば、通常通りの 清掃で差し支えありません。
(2) 運動会
原則、戸外で実施します。体育館などで実施する場合は、密閉状態とならない ようにこまめな換気を行うなど、3つの密が重ならないように行います。ほか
にも参加年齢を幼児のみにする、保護者の参加人数を制限する、実施時間の縮 小などの配慮を行った上で実施します。
【参考例】
園庭や体育館で運動会を実施する場合の会場シミュレーションは、次ページ のとおり。
「運動会」シミュレーション
(参考1)園庭の場合
「運動会」シミュレーション
(参考2)体育館の場合
大人(参加人数制限し、互い違いに1メート ル以上の間隔を空けて立つ)
子ども(互い違いに、1メートル以上の間 隔を空けて着席する)
約1メートル以上
約1メートル以上
約1メート ル 約1メートル
以上
開放可能なドアは すべて開け放っておく
(3) 遠足
原則、クラス単位で実施します。
目的地は子どもが徒歩で行くことができる範囲を基本と考えます。
バスによる園外保育を実施する場合は、貸し切りバスを利用するなど一般客 と園児が混在することを避け、車内で3つの密が重なることを回避する工夫を 行った上で実施します。
【参考例】
・戸外で弁当を食べる際、個別のレジャーシートを使用し、それぞれ 1メートル程度の間隔をあけて敷く。
・バスを使用する際、2人用の座席に1人が着席し、人と人との距離を 空ける。バスの前後の窓側に職員が座り、大人が窓側に座る席のみ窓 を開け、車内の通風を良くするなど、3つの密が重なることを避ける。
(4) 夏祭り、保護者会主催の催しなど
「運動会」に準じて実施します。
物品などをやり取りする際は、感染症対策を講じた上で実施します。
食品を取り扱う際は、感染状況を考慮し実施の可否を判断します。
3 来園者の対応(業者、見学者、実習生、地域交流参加者など)
原則マスク着用とします。納品などは、玄関先で対応します。やむを得ず施設 内に立ち入る必要がある場合は、発熱や体調不良がないことを確認し、一定時 間園舎内に留まる場合には、検温を実施します。
手洗いまたは、アルコール製剤による手指消毒を行った上で入室してもら い、滞在時間はできる限り短くなるように工夫します。
感染状況 来園可能な範囲
緊急事態宣言 納品業者、修繕業者
感染の継続期 施設の継続に必要な順に応じて実施 園舎清掃、寝具乾燥
実習生(実施前に 14 日間以上の健康観察を行うこと)
写真業者、外部講師、環境学習、地域交流参加者、
他園との交流、ボランティア 感染の収束期 来園者への感染症対策を講じて実施
(1) 実習生
実習生は、感染予防対策を行った上で、可能な限り受け入れを行います。
保育施設は、通常の健康面に加え、実習開始2週間前からの行動につい て確認し、本人や同居家族の健康状態を確認した上で、受け入れの可否を 検討します。
施設内で、子どもや職員が新型コロナウイルスの PCR 検査結果を待って いる状態においては、本人および実習依頼元の学校などに連絡し、実施の 有無について、検討します。
(2) 見学者
入園を希望する保護者・子どもにとって保育の状況を把握する重要な機会 であり、区では、「保育利用のご案内」により、保護者に見学を勧めてい ます。保育施設では、必要な感染症予防対策を講じた上で、可能な範囲で見 学の受入れ、または見学に代わる対応を行います。
施設内で、子どもや職員が新型コロナウイルスの PCR 検査結果を待っている 状態においては、見学者に連絡し、実施の有無について検討します。
【参考例】
・園庭開放は、一度に多くの人数を受け入れない。園での対策を事前 に来園者へ周知し、理解をいただくなど事前準備を検討する。
・他園とのドッジボール大会は、仲間の子ども同士でもボールの取 り合いなどで密集、密接状況となり、自然と大きな声も出てしまう ことから飛沫が多くなる。また、運動量が多いことからマスク着用 は危険であるため実施しない。別の交流方法を検討する。
・見学者は1度に2〜3組程度、1家庭大人1名に限定し、子どもの
同伴は可能な限り遠慮してもらう。時間は 15〜30 分程度とし、相 談などは改めて電話で対応する。
あらかじめ施設の様子を知ることができるよう、施設の写真や動画 をホームページで紹介する。
4 新型コロナウイルス接触確認アプリ(略称COCOA)の活用について
接触確認アプリは、新型コロナウイルス感染症の感染者と接触した可能性につ
いて、通知を受け取ることができる、スマートフォンのアプリです。
利用者本人の同意を前提に、スマートフォンの近接通信機能(ブルートゥース)
を利用して、お互いに分からないようプライバシーを確保して、新型コロナウイ ルス感染症の陽性者と接触した可能性について、通知を受け取ることができるア プリです。利用者は、陽性者と接触した可能性がわかることで、検査の受診など 保健所のサポートを早く受けることができます。利用者が増えることで感染拡大 防止につながることが期待されます。
人が集まる会議や研修などに参加する際には、COCOA の登録をしておくことを 推奨します。
厚生労働省 新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa̲00138.html
Ⅵ 職員・子ども・保護者が新型コロナウイルスの検査を受けた、
または感染者となった場合の対応
職員・子ども
保護者 保育施設 区【保育課・保健所】
PCR検査者
発生
保育施設へ報告 PCR検査受診
(受診予定含む)
職員・保護者から情報収集 園児・職員の場合、区保育課 へ報告
・出勤、登園状況
・他の園児、職員との接触状況
・検査日、結果判明日
・症状の有無(いつからか)など 必要な情報を聞き取り
保育施設から聞き取り 対応を検討
・PCR検査受診者の 状況などを情報共有
・臨時休園の必要性の有無 について保健所と協議
通知を行う場合 の了解
施設利用者への通知の有無や内容について区が判断
陽性判明
検査結果を 保育施設へ報告
保育課へ報告
・施設利用者への連絡内容や 今後の対応について区と協議
検査結果把握
・保健所への報告
・臨時休園期間、施設消毒 について検討
臨時休園
保健所の指導に従 う
臨時休園の準備
・在籍保護者へ臨時休園期間や代 替保育の有無などを連絡
・濃厚接触者への健康観察実施
・区の基準に従い報道発表
・施設消毒
(必要の有無と実施方法 を決定)
施設再開
保健所の指示期間 まで自宅療養
保育園再開準備
保護者へ施設再開の通知
再開への助言
臨時休園の可能性
施設内に濃厚接触者特定の可能性(該当者家族以外)
通知不要
・在籍する保護者へ事前にお知らせを発出
・園医に報告(お知らせ文の写しなどを送付)
あり なし
1 PCR検査者が発生した場合 (1) 子ども
保育施設は速やかに保育課に連絡し、検査を受けることになった経緯、検査 日時および検査結果判明(予定)日などを報告します。
保護者には検査の結果が出るまでの間、施設内の感染拡大防止のため、保育 の利用を断る取り扱いとします。保育料の減額の対象となります。
保育施設利用者などの関係者に、情報提供を行う場合は、必ず検査を受けた 子どもの保護者から事前に了承を得ておきます。通知方法は、配付、掲示、連絡 メール、電話連絡など各施設の実情に合わせ、利用者や職員に確実に周知しま す。
(2) 保護者など
保育施設は検査を受けることになった経緯、検査日時および検査結果判明(予 定)日などについて把握しておきます。区への報告は不要です。
保護者(子どもと同居の家族など)が検査を受けた場合には、原則子どもに対 する行動制限は発生しませんが、後日、陽性が判明した場合、子どもは家庭内感染 している可能性があることから、あらかじめ家庭での保育に協力を要請します。
ただし、保育料の減額の対象にならない任意の協力依頼であることに留意し ます。
保育課への報告内容
(下記(2)保護者などが検査を受ける場合は、施設での状況把握のみとし 区への報告は不要とします)
① 施設名、連絡者
② 連絡先電話番号(折り返し保育課より連絡することがあります)
③ 園が該当者より報告を受けた日
④ 検査を受ける人(子ども・職員のいずれか)
⑤ PCR検査実施日(予定日)
➅ 検査結果判明日(予定日)
⑦ 最終登園日(送迎日、出勤日)
⑧ 経過(症状出現日や検査に至った経緯など)
症状出現の2日前または、検査を受けた2日前にさかのぼり、出勤 または登園の有無や接触状況
※状況により上記以外にも聞き取ることがあります。
(3) 職員
保育施設は速やかに保育課に連絡し、受診日時および検査結果判明(予定)日 を報告します。検査結果が判明するまでの間、職員の出勤は不可とします。
保護者などの関係者に、情報提供を行う場合は、検査を受けた職員から事前 に了承を得ておきます。
通知方法は、配付、掲示、連絡メール、電話連絡など各施設の実情に合わせ、
保護者や職員に確実に周知します。
なお、当該職員には、検査結果が判明次第、速やかに施設へ報告するよう求 めます。
2 濃厚接触者が発生した場合 (1) 子ども
保育施設は速やかに保育課に連絡し、濃厚接触者になった経緯、検査日時 および検査結果判明(予定)日などを報告します。
保健所から濃厚接触者と特定されると、PCR 検査を受ける可能性が高いです。
PCR 検査の結果が陰性であっても、保健所から指定された期間は自宅での健康観察 となり、その間、登園できません。保育料の減額の対象となります。
健康観察期間は、保健所の指導に基づき子どもの健康状態のチェックを行う よう保護者に依頼します。保健所より登園再開の許可が出た後、登園再開とな ります。再登園の際には、健康観察期間の健康状態や様子を聞き取り、当日の健 康状態を確認した上で、受け入れを行います。
(2) 保護者など
保育施設は、濃厚接触者に特定された経緯、検査日時および検査結果判明
(予定)日などについて把握しておきます。保育課への報告は不要です。
保健所から濃厚接触者に特定されると、PCR 検査を受ける可能性が高いです。
保護者など(子どもと同居の家族も含む)が濃厚接触者となった場合、原則 子どもに対する行動制限は発生しませんが、濃厚接触者に特定された人による
子どもの送迎は不可となります。
子どもおよび同居の家族に家庭内感染している可能性が否定できないことから、
濃厚接触者に特定された保護者などの検査結果が出るまでの間、協力が得られ る場合には、家庭での保育を依頼します。ただし、保育料の減額の対象にならな い任意の協力依頼であることに留意します。
(3) 職員
保育施設は速やかに保育課に連絡し、濃厚接触者になった経緯、検査日時 および検査結果判明(予定)日などを報告します。検査結果が判明次第、施設へ
報告するよう求めます。
保健所から濃厚接触者と特定されると、PCR 検査を受ける可能性が高いです。
PCR 検査の結果が陰性であっても保健所から指定された期間は自宅での健康観 察となり、その間、出勤は不可となります。
健康観察期間は、居住地の保健所より指導がありますので、それに基づき毎 日の健康状態をチェックします。保健所より勤務再開の許可が出た後、出勤再 開となります。出勤時は、健康観察期間の健康状態と当日の健康状態を施設長 が確認した上で、勤務を開始してください。
※ 職員の同居の家族などが濃厚接触者になった場合、職員に対する行動制限は 発生しませんが、新型コロナウイルス PCR 検査の結果が出るまでの間は出勤 を控えておくことが望ましいです。
3 感染者(陽性が判明)が発生した場合 (1) 子ども
保育施設は速やかに保育課に報告します。
感染者となった場合、治癒するまで登園できません。保育料の減額の対象と なります。
感染者が発生すると、当該子どもの行動歴などについて聞き取り調査があり、
他の子どもや職員などから、濃厚接触者の有無が特定されます。
保育課は、保健所と協議の上、保育施設へ臨時休園の有無や期間、施設消毒に ついて連絡します。なお、施設消毒について、必要の有無や実施方法は、区が 決定します。
臨時休園となる場合、保育施設利用者など関係者に情報提供する可能性があ るため、事前に当該子どもの保護者へ情報提供について了承を得ておきます。
通知方法は、配付、掲示、連絡メール、電話など各保育施設の実情に合わせ、
利用者と職員に確実に周知します。
子どもが登園再開する際には、保護者が自ら記載する「感染症届出書」(様式 は巻末参照)の提出を依頼します。(医療機関や保健所からの証明書の提出は不 要です)
(2) 保護者など
保育施設から保育課への報告は不要です。
保健所は基本的に保護者が送迎の際にマスクを着用し、施設内の滞在が短時 間であったと確認した場合には、臨時休園や施設消毒を行う必要はないとして います。
また、濃厚接触者の特定は保健所が行いますが、上記の理由から施設内の園 児(当該保護者の子どもを除く)や職員が濃厚接触者に特定される可能性は少な いとしています。
保護者(子どもの同居家族など)が感染者となった場合には、当該子どもは 濃厚接触者に特定され、PCR検査実施の対象となる可能性が高いです。保健 所から指定された期間は、自宅での健康観察となり、その間、登園できません。
保育料の減額についても対象となります。
(3) 職員
保育施設は速やかに保育課に報告します。
感染者が発生すると、保健所から当該職員の行動歴などについて聞き取り調 査があり、子どもや他の職員などから、濃厚接触者の有無が特定されます。保育 施設は、調査が円滑に行えるよう、保健所の指示に従ってください。
保育課は保健所と協議の上、保育施設へ臨時休園の有無や期間、施設消毒に ついて連絡します。なお、施設消毒の必要性や方法については、区が決定します。
保育施設は、保育課からの連絡を受けた後、必要に応じて保育施設利用者な どの関係者に情報提供します。情報提供を行う場合は、必ず感染者となった職 員から事前に了承を得ておきます。通知方法は、配付、掲示、連絡メール、電話 など各保育施設の実情に合わせ、利用者と職員に確実に周知します。
出勤再開の際には、医療機関や保健所からの証明書の提出は不要ですが、健 康観察期間中の健康状態と出勤再開当日の健康状態を、施設長が確認した上で 勤務を再開させます。
4 臨時休園の考え方
保育課は、感染した子どもまたは職員が症状の出現した2日前にさかのぼり、
登園(出勤)していた場合には、保健所と協議した上で臨時休園の必要性の有無を 決定します。また、無症状で感染が判明した場合は、検査日から2日前にさかの ぼり、登園(出勤)していた場合には、臨時休園の必要性の有無を決定します。
臨時休園が決定した場合は、保育施設は速やかに保護者に連絡し、早期のお迎えを
依頼します。また、代替保育の有無について案内します。
5 保育施設利用者など関係者への情報提供について
当該子どもや保護者、職員のプライバシーへの配慮について留意します。
このため、保育施設利用者などの関係者に情報提供を行う場合は、必ず事前に 該当者の了承を得ておきます。
各施設で通知を作成、配付などを行う場合は、必ず当該通知の写しを保育課に 情報提供してください。
6 風評被害への配慮
子ども、保護者、職員が治癒後に登園(送迎または出勤)した際や医療従事者、海 外からの帰国者に対しては、園全体で温かく迎えられるよう配慮が必要です。偏見 やいじめが起きないように、施設長をはじめ職員は、周囲の言動に注意を払い、適
切な対応を行ってください。
施設利用者から、新型コロナウイルスのPCR検査や検査結果などの問い合わ せがあった場合は、個人情報への配慮から、お答えできない内容もあることを伝 え、理解を求めます。
Ⅶ 病児・病後児保育
このガイドラインは、集団生活が可能な子どもが在籍する保育施設を前提として 作成しているため、病児・病後児保育においては、事業の特性上該当しない項目や、
異なる考え方となる箇所があります。
以下を踏まえてガイドラインを参照してください。
1 主な病児・病後児保育には該当しない項目
以下の項目については、病児・病後児保育には該当しません。
Ⅳ 保育における感染症対策 2 朝夕合同保育・延長保育 3 クラス保育
4 戸外活動 10 その他の活動
Ⅴ 行事などにおける感染症対策 全項目
2 子どもの受け入れ可否の考え方について
子どもが体調不良の場合であっても、症状が新型コロナウイルス感染症のもの ではないと医師が判断した場合は、受け入れ可とします。
保育課から、近隣の保育施設にて臨時休園が発生した旨の連絡を受けた際は、
当該施設利用児について PCR 検査者、濃厚接触者でないことに特に注意して利用 を受け付けてください。
その他の場合は、他の保育施設における考え方に準じます。
3 利用した子どもが新型コロナウイルス感染者となった場合
病児・病後児保育施設を利用した子どもが新型コロナウイルス感染者となっ た場合、当該子どもと同日に利用していた他の子どもや、勤務していた職員は 濃厚接触者に特定される可能性があります。また、施設は臨時休園となる可能 性があります。この場合、濃厚接触者となる可能性のある子どもの保護者への 事前通知発出や、臨時休園の周知が必要となる場合があります。
4 利用した子どものPCR検査受診の連絡
保護者へ、子どもが病児・病後児保育施設の利用後に PCR 検査を受診する場 合は施設へ連絡するようお願いしてください。
保護者から連絡を受けた場合は、速やかに保育課へ報告してください。