武蔵野市まちぐるみ子育て応援事業評価委員会
議事要録
実 施 日 時/平成 29 年3月30 日(木)午前 10 時~午前11 時
場 所/市役所西棟4階 413 会議室
出 席 委 員/委員長:勝又 隆二(子ども政策課長)、副委員長:樋爪 泰平(企画調整課長)、西川 和
延(生活経済課長)、木暮衣里(中小企業診断士)
対象団体:「HBB エ イ チ ヒ ゙ ー ヒ ゙ ー
(Happy and Boon Buddy)」
1 開会
2 議事要録の取り扱 いについて
議事要録を作成して公開する。要録のため「委員長」「委員」と表記。
3 配布資料の確認 事務局より配布資料の確認。
団体入室
4 (1)議事 団体 HBB(Happy and Boon Buddy)(以下、「HBB」という。)
平成28年度実績報告
■事業目的について
武蔵野市で子育てをしているママ達に「まち」を知ってほしい、「まち」の
人たちと知り合うチャンス、世代間交流の機会があれば、子育ても楽にな
るのではないか、という視点で様々な企画をした。「まち」について「達人」
から教えを授かる、子育てにシニアの力を活用する、オリンピックに向け
て外国人とも慣れ親しむチャンスを作る等、ママたちの視野を広げていけ
るような事業を計画している。
■まちカフェ「ローズカフェ」について
親子のためのまちカフェ「ローズカフェ」を月1回開催。毎回「達人」と
してゲストスピーカーを招く。吉祥寺、三鷹、武蔵境の3駅圏のカフェ、
レストラン、プレイス、テンミリオンハウスを利用した。達人のお話とし
て、3駅圏の各商店会会長やテンミリオンハウス施設長のお話、海外のク
リスマスや心理学についてのお話などもママ達に好評だった。カフェ終了
後の散策では、まちの人たちに声をかけてもらうなど、この事業を知って
もらうことができた。
■ホームページ作成、ニューズレター発行
ローズカフェなどの事業の告知、実施報告、達人のお話などをホームペー
ジ上で情報として発信。同様にニューズレター(チラシ)も月1回発行し、
商店会や子育て関連施設、団体などに配布した。
■実施体制
ローズカフェに参加したママ達に声をかけ、「ママ実行委員会」を立ち上げ、
以 降 の 企 画 を 一 緒 に し て い く な ど 次 の 世 代 へ つ な が る 仲 間 作 り を し て い
■振り返り
申し込み多数の月が多く、お断りした方も多かった。
子育て中の親子がまちに出る、まちを知るきっかけを作ることにより、子
育ての孤立感を和らげたり、社会的視野を広げたり、親同士の情報交換の
場を提供することができた。レストランや商店会の方にも若い子育て世代
の生の声を届けることができ、子育て世代への理解を深めてもらうことが
できた。子育て中の親子と地域をつなげることができた。
参加者へのアンケートでも高い満足感を得られた。
■29年度以降の見通し
月1回のローズカフェ開催の継続。
ママ実 行委員 会で冊 子(「 孫育て( 仮)」)作成準 備チーム を立ち 上げ、30
年度末までの冊子完成を目指す。
地域のお祭りと連携した映画上映会の開催。
ホームページ作成、ニューズレターの発行。
委員長 :ここからは質疑とする。
委員 :ローズカフェ6回の応募者全員の中で、断ったのは何人程度か。
団体 :40人は超えている。
委員 :このような状況の中で、次年度以降、規模を拡大する予定はあるか。
団体 :まちぐるみということで商店会の活性化も視野に入れると、大人数が入れる
場所が限られてしまう。また、駅の周辺がよいか、店舗の定員を優先するか
など企画段階でも悩んでいる。
委員 :場所の制約が大きいということか。
団体 :個人商店は人数の制約があったり、小さい子連れに慣れていないところもあ
ったりする。お店の協力が無くてはできない。
委員 :ママ実行委員会に実際に参加した人数はどれくらいか。
団体 :延べ19人、実数では10人以上。この4月で仕事に復帰してしまう方もいる
が、土日のみの参加など可能であれば声掛けはしていく。
委員 :ホームページの閲覧数は把握しているか。せっかく作成しているのでその効
果がわかったほうがよい。
団体 :今はわからないが、今後確認していく。
委員 :武蔵野市の前に世田谷でカフェをやっていたとのことだが、武蔵野市との手
応えの違いなどあれば教えてほしい。
団体 :世田谷でも武蔵野でも、ママ達は同じようにローズカフェのような場所を求
めていることを切実に感じた。なるべく多くの方に参加してもらえるのが理
想的だと思っている。
委員 :非常に充実した事業ができたと思うが、当初の事業目的のひとつであった「シ
団体 :今期は実際にはできなかったが、テンミリオンハウスでのローズカフェ開催
など、シニアの方にも事業を知っていただくようなきっかけは作っていた。
来年度はイベントなどでシニアのボランティアの方もお願いしようと思って
いる。
委員 :3商店会地区を使ってもらって有り難い。個人商店はどうしても規模が小さ
いということある。今後広い場所で商店会のケータリング等を活用するとよ
いと思うが。
団体 :今期のローズカフェでは商店会のパン屋さんを利用したが、出前形式だと会
の運営の人手がかかってしまう。ママたちもレストランの方を好む傾向があ
る。ただ、今後も、レストラン以外のお店も活用していきたい。
委員 :3地区の商店会の違いはあったか。
団体 :どの地区でもまた使ってほしいと言ってもらっている。
委員 :商店会としてもこの事業をきっかけにリピーターが増え、存在意義を感じて
もらえるとよいと思う。
団体 :商店会の会長さんはみなさん親切で、どんな質問にも答えてもらえて有り難
かった。
委員 :団体のスタッフは分業で運営しているのか。世田谷での経験もあり、継続性
等も考えてやっていると思うが、場所の選定やテーマの設定など月1回の開
催は大変ではないか。将来的には、毎月でなくてもきっちりやっていく方が
持続性は担保できるし、質の高さも維持できる。定着したらその点もコント
ロールされたらよいのでは。内容的には今後の計画も含めてしっかりとした
柱を持ってやっていると感じた。
委員 :各商店会の方々とお母さんたちをつなぐというのはなかなか難しいことなの
でこういう機会を設けてもらってよかった。これを地域に広げていくために、
ゲストスピーカーとなった商店会長等のネットワークをつかって次のゲスト
を紹介してもらったりするとよいのではないか、団体の負担も軽くなる。
また、少し厳しいことを言うが、事業の中で HBB のスペシャリティが見え
ないと感じた。HBBの HP を見ると、スタッフには、アロマやリトミック、
男女参画など専門性を持った方がいるので、何回かに1回はそのような専門
性、強みを出していってよいのではないか。それが、3年の事業が終わった
後でも、やはりHBBだね、ということで次につながっていくのではないか。
(あまり出してはいけないと思っていたかもしれないが)昨年度までの採択
団体も専門性を打ち出し、それがその後の事業にもつながっている。
委員 :収支の話になるが、ローズカフェは参加者から参加費を徴収しているのか。
収支報告書の雑費(食事・飲み物代)の支出は、参加費をあてているのか。
団体 :参加費は徴収している。レストラン以外で実施した時は、食べ物、ナプキン
等を購入しているが、基本的には参加費をそのままレストランに支払ってい
る。
委員 :それならば、収支報告書の支出の欄も、参加費収入に対応した形で記載した
委員 :来年度の収支計画についてだが、ローズカフェにかかる費用が予算の多くを
占めているようだが、その他に予定している事業の経費はどのようになって
いるか。
団体 :マルシェへの参加などはまだ詳細が決まっていないが、ローズカフェの予算
のうち不要な分を回していく。
委員 :出店などすればまた人件費なども発生するので、ある程度計上しておいた方
がよい。例えばマルシェ参加の月は、ローズカフェはお休みにするなどの方
法もある。
団体 :そう考えている。または、ジョイントして実施できそうであれば、場所はな
くてもローズティーを提供し、お茶代を集めるなどできればと考えている。
委員 :事業の中で物販は行ってよいのか。収益をあげて費用に充てることができる
か。
委員長 :その場合は、事前に市に相談していただき、実施可能な方法かどうか確認す
る。
委員長 :これまでのローズカフェについては、吉祥寺本町、中町、境南町、御殿山、
吉祥寺南町と、それぞれ違うまちでバランスよくやっていた。商店会の会長
のお話を聞くというのも、私も一度聞いたが、よい取り組みだった。せっか
くなので、カフェの最後に行っているまちの散策も、商店会の方に案内して
もらえるとよかったのではないか。
団体 :我々もそのように思っていたが、商店会の会長さんたちが本当にお忙しいの
で。
委員長 :子育て中のママたちが、商店会などまちの人からまちの生の情報をもらえる
と、「またここに来てみよう」となり、それが口コミで広がるとか、お店や商
店会の活性化につながっていくのではないかと思う。
委員長::継続性についてだが、この事業は3年間だが3年後補助が無くなったらこの
事業は終わり、とは我々は考えていない。補助のある3年間で基盤をしっか
り作って、まちの活性化とともに、HBBの活動が発展的に続いていけばと思
っている。
事業計画では、人件費が55%程度であるが、補助終了後、人手の確保をどの
ようにしていくか、ママ実行委員も支援される側も、子どもが育つとステー
ジが変わるという、子育て事業特有の傾向もあるので、あと2年間でしくみ
を構築していっていただきたい。さきほどの委員からもあったように、自分
たちの力やスキルを打ち出して、今後継続して事業を行っていけるような展
開を期待したい。
団体 :市の事業を行うと、今後他の助成金を申請する際に非常に強みになる。どう
してもお金がないとできないこともあり、これまでも一般財団などの助成金
などを申請してきたが、実績を問われ、簡単にはとれない。この武蔵野市の
まちぐるみ子育て応援事業が、今後の助けになると思うので、今と全く同じ
形ではないかもしれないが、事業を継続していきたいと考えている。
5 (2)事業評価
委員長::事業評価に移る。
委員::事業効果の点から言うと、募集に対して応募多数なのであればもっと広く多
くの人に参加してもらえるとよいのではないかと思う。ただ、応募人数が多
かったということは、28年度の取り組みも一定の効果があったのではないか
と思う。
継続性についての話がでていたが、このまちぐるみ子育て応援事業としては、
補助終了後は自立化をテーマとしているのか。
委員長 :まったく同じことをやるかどうかは別としても、市の補助事業を3年間行い、
信頼関係等を築き、一定の基盤をつくっていただく、そしてそのあとは自力
で事業展開していただきたいと考えている。
委員 :説明の中では、財源的な点としてはこの事業が終わったらほかの助成金等を
受けることが前提となっており、自力での事業展開ができるということは伝
わってこなかった。
委員長 :今は参加者から参加費(食事代)を徴収しているが、今後、収益をあげると
か、団体のスキルを活用して経費を抑えたり、その辺りを団体にも考えても
らって、継続してまわるような仕組みをつくってもらう。
ママ実行委員会も一定の仕組みとして展開していければひとつの効果かなと
思う。
委員 :財源ではなく仕組みづくり、という点で言うと、ママ実行委員の人たちも来
ているので、その仕組みは継続してもらえればよいかと思う。
委員 :昨年度までの採択団体の事業でも、継続性について課題となったのはやはり
お金のことだった。今回の事業も継続性は有ると思うが、それを担える予算
となると、補助がきれたらどうするか、となる。以前の団体もそうだった。
役所の論理からすると、例えば創業支援でも3年たったら補助金は無くなる
から自立、ということになる。創業などの場合は収益をあげてもらわないと
いけないので、ある程度シビアになるが、このまちぐるみ子育て応援事業は
果たしてそれでよいのか、と思うところはある。事業者としてやってもらい
たいことがあれば、委託として仕様を決めてやる、というのも選択肢のひと
つとして考えてもよいのでは、と感じる。頑張ってくれている方たちを支え
ていくのは、必ずしも3年間の補助金ではないのかなとも感じるところであ
る。
今の事業については、評価基準に則っても、発展性もあるし良い方向にやっ
ていただいていると思う。
評価方法については、年度末に資料をもらって、というだけでなく、我々も
途中で見に行く機会を設けてもらえるとよいかなと思う。
委員 :いろいろお話を伺い、思いを込めて事業を行ってくださっていて有り難いと
思ったが、厳しく考えると、前回の団体と比べ、倍の金額で、やっているこ
とは半分、と思ってしまう面もある。先ほども話が出たように、前回の団体
は、ある意味創業者と同じだと思えるが、今回の HBB はいろんな人とつな
以上 い。ただ、将来的に委託事業を考えたとすると、そういう柔らかい感じが向
いている。そのあたりの区分けが難しい。市でこういうことをやってほしい、
といってやってくれるところを募集しているのか、委託で市のやってほしい
ことをやってもらう、というのもあるのかなと思った。
継続性に関して、補助金の話だが、子育て支援関係の補助金は他の自治体で
も出している。今後、武蔵野市でやっていくのか、そのために収益をあげた
り自立をしていくのか、全く別の場所で補助金を探してやっていくのか、疑
問に思うところはあった。
委員長 :各委員から指摘されたことは、もっともなところもあると思う。そもそも市
内の団体なので、我々としては将来的にも武蔵野市で子育てを応援してほし
いという思いでやっている。今作っている関係性を強みにしてやっていって
ほしい、ということを団体にも伝えていきたいと思う。
事業の視察については各委員の都合に合わせて行ってほしい。今後の予定が
決まったら、事務局から随時メールで連絡するので、日程があえば事務局の
方に連絡いただきたい。
全体としては、今年度6回取り組みをして、一定の効果、満足度も高く、ま
ちともつながっているという評価もいただいたので、29年度についても引き
続き事業計画に沿ってやっていただきたいと思う。