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『バルザックの肖像』テオフィル・ゴーチエの翻訳(4)

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Academic year: 2021

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る専門的な用語,つまり科学やアトリエや楽屋,桟敷の隠語さえも用いて 混成された特殊な言葉を,自ら作り出さざるを得なかった。何かを語る言 葉はどれもみな的確で,その文章は,その語句を受け容れるために挿入句 や節として展開し,長く引き延ばされる。バルザックは書く方法を知らな い,と浅薄な批評家が言ったのは,この点である。彼自身は信じていなかっ たとしても,彼には文体があった。それも極めて美しい文体―彼の思想に 不可欠で不可避の数学的な文体が!

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