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学校ボランティア通信創刊にあたって

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神奈川大学心理 ・教育研究論集 第28号 (2CK)9年3月31日)

学校ボランテ ィア通信

創 刊 にあた って

教職課程 教員 入 江直子 糟素 fJt大半

敦t旗等嶺尊重

教職課程を履修 している学生たちや、卒業 して小学校教具をめざして勉強 して

いる者たちが、小学校や中学校でボランティア活動をさせていただいている○ と N。一1 ても貴重な経験になっていて、教職課程の教員 として大変感謝 しているD現在は

雷誓霊雲誓 警 違諾 表芸雷'JF/5警 A=T7t.Lf;iEJ琵認 諾 漂 若

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畔 37 本 中学校 との関係で、また、大和市立鶴間中学校 の相談室 との関連で、などさま

ざまな学校でお世話になっている○ これ らの活動を通 じて学生が感 じたことをふ り返 り、.お互いに共有することで、経験か らより深 く学ぶことを願 って、そ して 私たち教員もそこから学びたいと願 って、 ささやかな 「通信」を発行す ることに

したo

創刊号は、今年度1年間にわた り、浅間台小 .寺尾小でそれぞれ3名ずつ計6 名活動 させていただいた中か ら、 3名の 「4月か らの教師たち」に1年間をふ り 返 って もらったo今後、活動をしている学生たちが率直な感想を出 し合って、学 ぴあえる■"ひろば" として発行 していきたいと考えているので、楽 しみに してい ただきたい○

内専

ATの活動で得 たこt

2003年度 経済学部貿易学科卒業 安藤淳也 ・創刊にあたって 横浜市酋区にある浅間台小学校でアシ がむずか しい.子 どもたちは余 りあるエ 入江直子 スタン トテ ィーチヤー (AT)として行 ネルギーと欲求を発散する場 として遊び

きは じめて約1年が経った○最初 はこん で目一杯発散 させ ることが必要ではない ーATの活動で得たこと なにボランティアとして行 き紋けること かと思 う○も うひ とつは、教師を目掃す 安藤淳也 が出来 るとは思つてもいなかった○ア′レ 者 として授業のアイデアや方法、先生方

バイ トを減 らしてボランテ ィアに行つて の子 どもとの接 し方や話 し方、指導の仕 .ATの活動 を通 じて感 じ いたため、毎月苦 しい生活を強い られ 方など一つ一つの技術が勉強になる○そ たこと 平野晃一 た○ しか し、不思議 と学校‑行 くのを辞 れだけでなく、教科によっては教壇にた

めよ うとは考えなかった.小学校教員に たせてもらうこともできて、ボランティ .ボランティアを通 じて学 な りたいか ら行かなければならない と考 アながら貴重な経敦をつむ ことができて んだこと 斉藤武 えていたわけでもなく、月,水曜は′J、学 いるのも感謝すべきことである○

校に行 くことが当た り前になっていたか 約1年で経験 したことはさまざまあ らであると思 うoきつと小学校での生活 る○ATとして子 どもと関わって失敗 し がいろいろな刺激があって、自分にとっ たことも多 くある8 うまくいかないこと て楽 しいか ら行き続けることが出来たの の方がほとんどであるD 1年間経験 して であると思 う○ も、子どものとの関わ りでは失敗の連続

ATをすることで得たものは、学校で である○子どもは子 どものな りに一生懸 子 どもたちと触れ合 うチャンスをもらえ 命考 えて行動 していることを理解でき、

たことである○一緒に遊べ るときはた く 今の子どもの実態を把握できただけでも さん遊ぶことが大切だと思 うo先生方は ATの経験はプラスに変わると思 う.敬 忙 しくて、休み時間に一緒に過 ごす こと 負になる前に1年間ATとい う形で学校や

一 1 2 6‑

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子 どもに関わることができたことがプラスの経験になる のであろう。

これからは じめようと思 う人、続けていこ うと思 う人

‑ア ドバイスがあるとすれば、ATで学ぶ こと、得 るも のは自分の心がけ次第です。教えてもらうことよ りも自 分で試行錯誤 して学ぶ こと、得ることは自分に残 りま す。学ぼ うとす る態度を忘れず、一生懸命、全力で子 ど

もたちと触れ合って くださいoなにより一番大切なこ と、継続は力な りC続けることだけでも何か見つけられ ると思います。続けたことは自信になって生きて くると 思います。4月か らは自分が赴任す る学校にボランティ アで来てください。

《宅轟語録 〉

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自分で試行鎗誤して学iZ;こ と.得るこtは自分に砂 JS

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A Tの活動を通じて感じたこと

法 学部 自給行政学科4年 平 野晃一 私はこの一年間、横浜市立寺尾小学校でアシスタン ト

ティーチヤー(AT)ボランティアの活動を してきま した。

教員採用試験 に臨む前、そ して来年度か ら教壇に立つ前 に、教育実習に加 えて実際の学校現場で経験を積むこと ができて非常に良かったと思っています。

は じめは先生方 も私 自身 もATの立場や役割に戸惑い なが ら活動をしていま した.児童 との接 し方や関わ り 方、先生方 との連携などいろいろと模索 しなが らの活動 で した。ただ、 4月5月 と夢中で取 り組んだATの活動 が教育実習や採用辞験で生き、教育実習や採用試験で得

ちと競いなが ら練習 したりもしま した。子 どもたちは ATの先生にとても興味を持っています。 こち らか ら

た自信がその後のATの活動に生きていると思 っていま す。

私はATの活動の中で、子 ども達 となるべ く多 く交流 を持つように心がけま した。昼休みや中休みはグラウン

ドに出て一緒に遊

芸宗還姦葦警喜書 く平和 即

事に参加 した りも

4月5

月t響中で取

り組んだ

しま した。鉄棒や

AT

の活動ht軟膏手管や蕪用 縄跳びを子 どもた 試験で生き

た . I I

ともあ りま したO私は特別支援教育に以前か ら興味を 持っていたので、現場での活動を体験できたのは非常に キッカケをつ くればた くさんの子どもたちと関わること 良かった と思っています。

ができると思います。授業の支援だけでな く、子 どもたちと一緒に遊ぶこともATに とっては大切な役割であり経験だと思って います。

寺尾小ではATがそれぞれ一学年 ごとに担 当する形をとっていますO私は 2年生を担 当 しま したが、個別支援学級で衝動するこ

もちろん うまくいった経験ばか りでは あ りません。失敗をして先生や子 どもた ちに迷惑をかけることは何度 もあ りま し た。教室内に担任・ATと2人の先生がい ることは、児童に対 して先生の 目が行き 届 き手厚い支援が可能 となる一方で、先 生が2人いることで児童の注意が散漫に な りやす く、特に担任の先生が全体指導

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神奈川大学心理 ・教育研究論集 第28号 (2009年3月31日)

を しているときには、児童 との関わ り方に気 を使わない と教皇全体の雰囲気を悪 くして しまいます。 また、発達 障害のある児童がパニ ックになっている場合では、その 子 どもの辛 さも伝 わってきます し、状況や

状態に沿った指導や支援の# しさも感 じて います。

3月に入 り私のATとしての活動も残 りわ ずか となりま したが、今でも失敗 をす る場 合があ り日々反省 を繰 り返 していますCボ ランティアとはいえ先生 として児童 と関わ るとい うことは様 々な面で責任を伴 うこと も感 じます。

それでもこの一年間、ATを続けることが できたのは、 「楽 しいJ とい う思いか らで す。子 どもたち と一緒に勉強 した り遊んだ り、子 どもたちにか らかわれた り、先生方

にいろいろなお話 を伺 った り、振 り返ってみると朝か ら 放課後までほとん ど休みな く動き回っていたよ うな気 も します。正直言えば家に帰 ると疲れたなあと思 うのです が、また行 きた くなって しま うのです。

学校 って楽 しい、こどもたちの笑顔が見 たい、先生 って魅力的だ、私は先生にな りたいんだ、 と改めて実感することがで きま した。

子 どもたち と一緒に学校生活 を送 り、

子 どもたち とふれ合 ったこと、先生方の 活動や苦労 を間近で感 じた ことを私 の財 産 として、 これか らの私の教員生活 に必 ず生か していきたいと思います。

ボランティアを、 通じ て学んだこと

浅間台小学校‑ボランティアに行 く前は、小学校 に関 し ての知識は殆 どなかった と言っていい と思 うo去年の7 月に入江先生か らお話 をいただき、 8月に校長先生 とお 会い して、 9月か ら低学年ブロック(1・2年、 3クラス) でボランティアを させていただくことになった。

浅間台小学校でのボランティアでは、勉強が遅れがち な子や、授業に集 中できない子のサポー ト、先生方 の印 刷や教材づ くりの手伝い、学校行事の参加 などをさせて

もらった。

ボランティアに行 く前か ら教員採用試験は受験 してお

ければならないか とい うことが、少 しずつ見えてきたD 浅間台ノト学校 は地理的に特徴があ り(景観が とて も良 い等)、校舎のつ くりも変わっていて(校舎 と校舎が離れ ている等)、子 どもたちも私 自身が′J、学生だった頃 とは 違 うよ うである。

浅間台/J、学校 で私が学んだ一番大きなものは、子 ども たちとの触れ合いによって子どもたちを知 り、私 自身深 く考えることができた とい うことである。正直言 って、

浅間台小学校の低学年の子 どもたちは、これか ら教員に なろ うとい う学生に とっては、いろんな意味で とて も勉

り、小学校教具になるつ もりでいたが、実際に どんなこ とをやるのか、今の子 どもたちの実態はどうなってい る のかなど、全 く分か らなかった。 しか し、浅間台小学校 ボランティアで実際の教育現場 を体験することによっ て、小学校教員の

筈琵 萎裏 整 え

子と比 のbIlわLlが牧師に とって点も重曹 tI これから何をしな

強になる子どもだ と思 う。色んな子がいる。先生の言 う ことを聞かない子 ・大声を出 して先生を呼び、甘える 子 ・叱れば泣 き、琵巨離 を置 けば無視 された とまた泣 く 子 ・何でも率先 して 自分か ら

や ってい く子 ・もの静かだが 深 く考えている子。

ここでは教師の仕事の一部 分 しか見ていないが、子 ども たちとの関わ りが教師にとっ て最 も重要なものであると言

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うことを強 く感 じたO上に挙げた子 どもたちの状況は私 あ る だ ろ う。そ の理解の しかたであって、これから行かれ る方にとって うい うもの も、

は違 うものかもしれないが、 自分で 自然に考えていくこ 積極 的 にや って とに意義があると思 う。迷っているのであれば、とりあ い って欲 しい と えず行 って欲 しい。疲れた り、面倒 になった りすること 思 うC もあるかもしれないが、無駄な経験にはならない。特

教師にな りたいと思 うのであれば、行 く機会があれば 行 った方がよい.

浅間台小学校以外にも、夏の水泳学習の補助員 として 斉藤分小学校、教育実習や実習が始まる前のボランティ アとして川崎市立上丸子小学校にも行 った。 ここでも学 校による違い、先生方による違い、子 どもたちの実態の 違い とい うものを知 ることができた。実際に教師になっ た とき、 自分が どのようなクラス、子 どもたちを持つか は分か らない。子どもたちは一人ひ とり違 う。色んな子 を見てい くことは大切である。

最後に、私が悔いていることが一つある。それは、数 十人の子 どもたちに対 して一斉 に指導をす るとい う経験 をもてなかったことである。小学校ボランティアに限 ら ず、複数の子 どもたちを指導す るボランティアや仕事 も

神奈 川大 学 数耗課程措辞室 電話‑045 (481)5661

(内線4228) FAX :045 (413)4154 Emall:educ@kanagawa‑U.acJP

今回は入江先生の提案で、学校ボランテ ィア活動を新聞に し てみま したC ボラシティア通信の第‑号は どうで したか ?この ような形で、ボランティアを通 じて感 じた事、得た事を共有す る事はとても大切なことだ と思います。 一

今後 も定期的に発行 していきたいと思 うのでご協力よろ しく お顔い します。最近ボランティア活動を始めたばか りの人は、

色々楽 しい事、苦労 している事があると思います。それを、た くさんの人々に知ってもらいま しょう。

最近ボランティアを始めたばか りの一人 小野啓 之

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参照

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