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2 ) H.Akoh et al. Change of molecular-weight distribution of EPS attached on membrane surface in MBR,1

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Academic year: 2022

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キーワード 膜分離活性汚泥法 ファウリング EPS

連絡先 〒158-8857 東 京 都 世 田 谷 区 玉 堤1-28-1 TEL03-3703-3111(内 線3257) E-mail:g0517071@sc.musashi-tech.ac.jp 膜分離活性汚泥法

膜分離活性汚泥法 膜分離活性汚泥法

膜分離活性汚泥法におけるにおけるにおけるにおけるファウリングファウリングファウリングファウリング要因物質要因物質要因物質要因物質EPSEPSEPSEPSのの分解作用のの分解作用分解作用分解作用

武蔵工業大学 学生会員 ○橋本 祥子 武蔵工業大学大学院 学生会員 菅原 充 武蔵工業大学 正会員 長岡 裕

1 1 1

1....研究背景及研究背景及研究背景及研究背景及びびび目的び目的目的 目的

高度下水処理法の一例として活性汚泥法が挙げられる が,中でも膜分離活性汚泥法が注目されている.膜分離 活性汚泥法は,膜を生物反応槽に浸漬させ,吸引濾過を 行い処理水を得る方法であり,最終沈澱池の省略による 処理施設のコンパクト化や汚泥の維持管理が用意である,

安定して良質な処理水が得られるなどのメリットがある.

一方,デメリットとして,運転コストが高いことや膜目 詰まり“ファウリング”の発生が挙げられる.ファウリ ング発生の主な原因物質として,菌体外高分子ポリマー

(Extra‐cellular‐Polymeric Substances:EPS)が 挙げられる.解決策として,スポンジなどで膜面をこす る物理的洗浄があるが,完全に解決出来ないことから,

更なる解決策として薬品洗浄が挙げられる.しかし,薬 品洗浄は,膜の劣化を早めるためファウリングの予測・

管理が必要である.また,物理的洗浄のみでファウリン グが改善されないことから,膜孔内に膜堆積物侵入の可 能性が考えられる.長岡らによりファウリング予測のモ デル式が考案されている.1) しかし,膜面におけるEPS が吸着とせん断力により剥離するという物理的な現象の 考慮のみであり,膜孔内への EPS の侵入が考慮されて いない.更に,赤穂らにより EPS の時間経過に伴う低 分子か示唆されている.2) 以上のことから,EPS挙動の 解明はファウリング予測のモデル式の精度を高め,より 正確な予測を行うことが可能になると言える.本研究は,

膜に堆積したEPSの状態変化に着目しEPS分解作用を 明確にし,EPS挙動の解明を目的とする.本研究は,時 間経過による炭素及び孔内濾過抵抗の変化により EPS の分解作用を検討する.濾過抵抗と初期濾過抵抗の差を 孔内濾過抵抗とする.

22

22....実験方法実験方法実験方法実験方法 2.2.

2.2.111サンプル1サンプルサンプルサンプル実験実験実験実験

培養中の汚泥より EPS 溶液の抽出を行った.抽出し た EPS溶液の濾過を実験で使用した GC 膜を用いて行 った.サンプル実験を行うことにより,GC 膜の主成分 と汚泥に含まれる成分との比較を行い,炭素増加の指標 となる成分を確認する.EPSの抽出を行う際,液相EPS と付着EPSに分けて抽出を行い,抽出した液相EPSと

付着EPSを併せてEPS溶液とした.微生物の新陳代謝 物が菌体に付着しているものを付着EPS,菌体から剥離 し液中を浮遊しているものを液相EPSとした.

2.

2.

2.

2.22 22 サンプルサンプルサンプルサンプル実験方法実験方法実験方法実験方法

120mlの汚泥を採取し,30mlずつに分け3000Gで10 分間,遠心分離を行った.上澄みに陽イオン交換樹脂

(CER)を加え,1時間半撹拌し 10分間の遠心分離を 行った.CERを取除き,再度14000Gで10分間,遠心 分離を行い液相EPSを抽出した.再度遠心分離を10分 間行い上澄みを捨て,20mlのバッファーとCERを加え たものを付着EPSとした.その後,1時間半撹拌し10 分間の遠心分離を行った.CERを取除き,再度14000G で10分間,遠心分離を行い付着EPSを抽出した. 抽 出した液相EPSと付着EPSを併せEPS溶液とした.

EPS溶液濾過面積5mmに対し,EPS溶液1ml・2.5ml の全量濾過をそれぞれ行った.膜の主成分の検討を行う ため純水のみの濾過も行った.濾過後膜を乾燥炉内に一 日入れて乾燥させ,蛍光X線分析(XRF)により膜の分 析を行った.

2.32.3

2.32.3 実験方法実験方法実験方法実験方法

孔径0.45μmのGC膜を用いて培養している汚泥の全

量濾過を行った.汚泥は,ある程度の濾過性を維持する

ため1500mg/Lに希釈したものを使用した.膜の初期濾

過抵抗を調べるため,初めに純水50mlの濾過を行い,

汚泥25mlの濾過を行い,一旦,膜面に形成された汚泥 層をキムワイプでふき取るという工程を2回繰り返した 後,純水50mlの濾過を行い,濾過後の濾過抵抗を調べ た.同様の条件及び方法で,GC 膜を用いた濾過を行い 10枚のサンプルを作った.濾過直後の膜の状態を分析す るため,サンプル1枚をデシケーターに入れ,自然乾燥 させ,XRFによる分析を行った.残りのサンプルは,水 を入れた槽に浸漬させ時間経過させた後,再び濾過抵抗 を測りXRFにて分析を行った. 浸漬させる際,GC膜 を固定するため,GC膜の上に塩素化ポリエチレン製MF 膜と金網,おもりの順に乗せた.また,GC 膜の状態を 調べるため,ブランク試験も行った.全量濾過装置を図 1に示す.

Ⅶ−27 第36回土木学会関東支部技術研究発表会

(2)

図図

図1111 全量濾過装置全量濾過装置全量濾過装置全量濾過装置

3 3 3

3....実験結果実験結果実験結果 実験結果 3.1

3.1 3.1

3.1 サンプルサンプルサンプルサンプル実験分析結果実験分析結果実験分析結果 実験分析結果

図1にGC膜を用いたブランク試験結果を,図2に抽 出したEPS溶液濾過を行った後の分析結果を示す.

0% 20% 40% 60% 80% 100%

1 3 5 7 9

№№№№

各成分含有率 各成分含有率各成分含有率 各成分含有率 (((( molmolmol%mol%%% )))

酸素 O ケイ素 Si カリウム K ナトリウム Na アルミニウム Al カルシウム Ca 亜鉛 Zn

図図

図図2222 GCGCGCGC膜膜ブランク膜膜ブランクブランク試験分析結果ブランク試験分析結果試験分析結果試験分析結果

0% 20% 40% 60% 80% 100%

1 2 3 4

((((mlmlmlml))))

各成分含有率 各成分含有率各成分含有率 各成分含有率 (((( m o lm o lm o l %m o l%%% )))

炭素 C ケイ素 Si 酸素 O リン P 塩素 Cl カリウム K 硫黄 S アルミニウム Al ナトリウム Na カルシウム Ca 亜鉛 Zn ブランク

1.0

2.5

2.5

図図図

図333 3 GCGCGCGC膜膜膜膜EPSEPSEPSEPS濾過後分析結果濾過後分析結果濾過後分析結果濾過後分析結果

図2に示すブランク試験分析結果より,GC 膜の主成 分は酸素・ケイ素・カリウムなどであることがわかった.

図3より EPS 溶液濾過後ケイ素の含有率はすべてのサ ンプルにおいてブランク膜と比較すると減少し,EPS溶 液濾過量と比較すると,炭素含有率は濾過量増加に伴い 増加し,ケイ素含有率は減少していることがわかる.よ って,ケイ素は汚泥中に含まれていないものと考え,GC 膜によるケイ素を炭素増減の指標とし EPS 挙動の分析

を行うこととする.

3.2 3.2 3.2

3.2 実験結果実験結果実験結果実験結果

図4に時間経過させた膜の孔濾過抵抗を,図5にXRF による分析結果を示す.

0.00E+00 5.00E+12 1.00E+13 1.50E+13 2.00E+13 2.50E+13 3.00E+13 3.50E+13 4.00E+13 4.50E+13 5.00E+13

0 5 10 15 20 25 30

経 過 日 数 経 過 日 数経 過 日 数 経 過 日 数 (( 日日 ) ((((mmmm----1111))))

サンプル№2 サンプル№3 サンプル№4 サンプル№5 サンプル№6 サンプル№7 サンプル№8 サンプル№9 サンプル№10

図 図図

図4444 孔内濾過抵抗孔内濾過抵抗孔内濾過抵抗孔内濾過抵抗

0% 20% 40% 60% 80% 100%

各 成分含 有率 各 成分含 有率 各 成分含 有率 各 成分含 有率 (( m o lm o lm o l %m o l%%% )

炭素 C 酸素 O ナトリウム Na アルミニウム Al ケイ素 Si リン P 硫黄 S カリウム K カルシウム Ca 亜鉛 Zn ブランク膜

濾過直後 7日目 12日目

図 図

図5555 XRFXRFXRFXRF分析結果分析結果 分析結果分析結果

図4より,孔内濾過抵抗は,時間経過に伴い減少傾向に あることがわかる.また,図5より,炭素の含有率は濾 過直後と比較すると僅かではあるが,減少していること がわかる.

4 4 4 4....考察考察考察考察

時間経過に伴い,孔内濾過抵抗が減少傾向にあること や,濾過直後と比較すると,炭素含有率が僅かではある が減少していることから,EPSの膜面における分解作用 があるのではないかと言える.

5 5 5

5....参考文献参考文献参考文献参考文献

1 ) H.Nagaoka, S.Yamanashi, and A.Miya(1998):

Modeling of biofouling by extracelluar polymers in a membrane separation activated sludge system, Wat.Sci.Tech,Vol.38,No.4-5,pp.497-504,

2 ) H.Akoh et al. Change of molecular-weight distribution of EPS attached on membrane surface in MBR,1

st

IWA-ASPIRE Conference &

Exhibition,2005.7

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