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在職当時を思い起こして

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Academic year: 2021

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在職当時を思い起こして

著者

井上 勝一郎

雑誌名

鹿児島大学歯学部紀要

38

ページ

6-6

発行年

2018-03-25

URL

http://hdl.handle.net/10232/00030230

(2)

在職当時を思い起こして  鹿歯紀要 38:6~6,2018 6

在職当時を思い起こして

鹿児島大学名誉教授 井 上 勝一郎  鹿児島大学歯学部創立40周年おめでとうございま す。心よりお祝い申し上げます。  私は,1981年 9 月から2000年 3 月までの18年 6 ヶ月 間,鹿児島大学歯学部歯科理工学講座でおせわになり ました。当時を振り返ると学部としての歴史もまだ浅 く,教室作りで忙しいながらも充実した毎日でした。 赴任して数年経った頃です。10名ばかりのゼミ生が集 まり,私のいる宿舎で食事会を開いたことがありまし た。夜遅くまで大変盛り上がり,お互いの将来につい て熱く語り合ったこと,今となってはとても良い思い 出の一つです。  歯科理工学講座の特徴は,歯科材料の物性,開発に 関心のある人達は自由に出入りし,それぞれ仕事がで きるような雰囲気作りに努めていたことです。歯科理 工学在籍の大学院生をはじめ,臨床関係の若い先生 方,誰かが毎夜遅くまで仕事をし,守衛さんに「今夜 も遅いのですか」と声を掛けられることもしばしば で,よく挨拶をかわしたことを思い出します。複数の 測定器が常に稼働し,実験室は活気に溢れていまし た。  1998年,鹿児島大学国際交流委員長として,当時学 長であった田中弘允先生のお伴で, 4 月26日から 5 月 2 日にかけて中国各地の大学を訪問したことがありま した。その中で特に印象に残ったことは,いずれの地 においても,現地の大学スタッフの皆さんが,鹿児島 大学に対して深く関心を寄せ,熱心に情報収集にあた る姿です。その情熱,意気込みは,今日の中国の発展 を予感させる光景として鮮明に印象に残っておりま す。  退官後は地元に帰って,生体材料に関する小さな研 究所を設け,旧歯科理工学の仲間や業者の方々にも加 わって頂き研究活動を続けています。学会等に出席し た折,かって研究活動を通して繋がりのあった若い先 生方の歯科界におけるご活躍を耳にするたびに誇らし くもあり,嬉しい気持ちでいっぱいになります。  終わりに,鹿児島大学歯学部の今後ますますのご発 展を心からお祈りし,お祝いの言葉といたします。

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