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「中1ギャップ」を克服するプログラムの開発

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Academic year: 2021

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(1)r中1ギャヅブ』を克馬するプログラムの聞登        専  攻 教育実践高度化専攻        コース  心の教育実践コース.        学籍番号  M07302G        氏  名  山 ノ 内 克彦 中学校だけである。実地研究皿(集中1)では、F中とF中 中学に入学するとともに、環境の変化になじめず、不登. に進学する3小学校(B小・C小・Dノ』・)へ行き、児童生徒・. 校となったり、いじめが急増したりするという現象を「中1. 教員・保護者に質問紙調査とインタビュー調査を実施し. ギヤツプ」という。. た。また、小・中合同研修会は、F中学校・H中学校の2校 で開かれた会に参加・参観をした。. <調査対象者〉(質問紙調査).      r中1字ヤツブ」の原因.  B小6年児童(男子8名女子9名計17名)  C小6年児童(男子15名女子13名計28名).        李 睾暮一.        蓄二自校・}.  D小6年児童(男子32名女子33名計65名). ⇒中学1年生←.  B・C・D小学校6学年児童保護者(74名).       ↑亙.  F中学校1年生徒(男子34名女子48名計82名).                (m)馬害蠣                 の心風.  F中学校1学年生徒保護者    (63名).  B・C・D小学校教員       (38名).  F中学校教員          (18名) ◎インタビュー調査は、小学6年と中学1年で数名ずつ。  また、市教委の指導主事2名にも実施。. 中学校は小学校に比べて、学校規模が大きくなり、制 服を着るようにもなる。通学は自転車やバスといった交通 機関に変わる生徒もいる。また、交友関係が変わり、携帯 電話を持つ生徒もいる。このように、中学生になってから、. 様々な変化を一度に経験するのである。  「中1ギャップ」を克服するための試みは、主として実際. に問題が起こる中学校で行われている。しかし、中学校 側だけの問題ではなく、小学校側の生徒指導にも問題が あるのではないかと考えている。A市の児童生徒・教員・ 保護者の実態を把握し、心あ由(教科外・学校生活)でギ. <調査方法>.   小学6年児童及びその保護者・中学1年生徒及び  その保護者・小学校教員・中学校教員に「中1ギャッ  プ」に関連する項目を設けた質問紙を作成し調査依頼  をする。自由記述による回答を、岡法の手法に基づき  表札にまとめ、全体的な傾向について分析を行い、対  象者の思いや実態を明確にする。また、数名にインタ  ビュー調査を行うことで、生の声・意見を参考にするこ  とで、質問紙に言己述しきれない面を補い把握する。. <調査結果〉(項目抜粋). ャップを乗り越えられるようなプログラムを開発していく。. L幽意識(6年→小6・1年→中1).  研究の中心は、.   ①「学校での楽しみ」で、6年は学習も多い。1年は. 1.高学年時における自尊感情の高め方・学年学級経営.  部活が多い。②「家での楽しみ」では、1年は睡眠・食.  上のポイントを模索し、よりよい支援方法を探る。.  事。③携帯電話を6年は2割・中1は5割が持つ。④. 2.道徳の時間・学級活動の研究授業を通して、小学6年.  「中学生活での不安」は、小学6年・中学1年とも友達関.  児童にギャップを乗り越える気持ちをもたせるための.  係・先輩・学習が多い。.  授業実践をする。 3.効果的な小・中学校合同研修会の在り方を探る。また、.   ①「学級経営への意識」で、中学教員は学年の足並.  適応教室における、学校と教育委員会との好ましい連.  みも考える。②r生徒指導」では、小学教員は思暗期の.  携の在り方について探る。.  生徒の不安定な状態を知らない?③「中1ギャップの 原因」では、小・中学校の教育の違い・環境・集団の変  化を指摘。④「小・中連携の在り方」は教師間連携との. A市内で、3つの小学枝から生徒が集まる中学校はF.  回答が7割。 一608一.

(2) 3.保護者の意識.   ①r中学入学後の不安」では、6年・1年の保護者の4. 学校現場と教育委員会との連携の中に、r適応教室」が.  割強が友達関係。1年保護者は、内面の成長を心配し. 挙げられる。学級には行けないが、適応教室になら通うこ.  ている。②「小・中学教育の違い」では、授業方法・学習. とができるという不登校傾向の児童生徒は少なくはない。.  内容。6年保護者は、内面の成長のさせ方。ユ年保護. A適応教室で実地研究をする機会に恵まれたので、この. 者は、教員の雰囲気・指導法を挙げる。③r今の学年に. 経験を生かして現場と教育委員会とのよりよい連携を考.  なって気持ちの変化」では、6年はリーダーとしてがん. える。.  ばる。1年は環境になれようと努力している。. 〈適応教室との望ましい連携・指導主事の役割> <研究授業内容>(6年・2クラスで実施). 児i生徒.  ①道徳の時間(A組2時間十B組1時間)     ・ 自尊感情を高める「ぼくのいいところ?」.     ・命の大切さを知る「突然の事故」.  ②学級活動(A組で2時間). 指導 主■.      (クリ・シン=クリティカル・シンキング).     ・考え方トレーニング「クリ・シン1」. 保健者.     ・運動会を成功させる「クリ・シン2」.  ③朝の活動(2学級)    ・小・中学生の生活のちがいについて. <授業省察>.  道徳の2つの授業では、事後アンケートの結果からも 分かる通り、6年児童に自分を大切にするよい機会になる と考える。ただ、命の大切さについて実施した「突然の事. 故」では、2時間扱いとして主人公の決断に対する児童の. 感想を、教師側でっかんでおく必要があった。1時間の 授業を終え、ワークシートから個々の考えを確認する作 業を入れて、2時間目では話し合いを重視すれば、さら. 幽堅固では、①「学級・学年」のきまりを創る. ②目標を達成するために③自尊感情を高める④命の 大切さを知る・自殺に歯止めをかける⑤情報モラルを知 る、の5項目。. 2.学級活動では、①生活向上のための話し合い②アサ ーション・トレーニング③クリティカル・シンキング④中 学校生活を知り目標をもつ、の4項目。. に児童達は命の大切さにっいてあらゆる観点(家族・人の 立場)から考えられるようになると感じた。.  次に、学級活動の授業で扱った「クリティカル・シンキン グ」(考え方トレーニング)であるが、事後アンケートのr理. 鍵生産担導では、①友達を認め合う雰囲気作 り②自己決定の場を設ける③児童の内面に響く投げ かけ④生徒指導協働体制の確立、の4項目。 生連鉦塵働埜制では、①小・中合同研修会②保護者と. 解できた」r楽しかった」の項目で、「まあまあ」の意見が多. の連携③小学校間連携④児童生徒間連携⑤適応. かった。小学6年では、ロジック・ツリー(考える木)の項目. 教室⑥入学前引継ぎの工夫、の6項目。. が多すぎて、多くの児童に理解させることができなかった ことが反省点である。ロジック・ツリーの枝を児童の実態に 応じて、少なくしたり変則的にしたりして、自由に記述でき る配慮が必要であると考えたコ.  上記の4つの柱から、r中1ギャップ」を乗り越えるため の具体的な授業内容・連携協働内容・学級経営・生徒指 導のポイントを考えた。また、プログラムについての構想 をrイメージ図」に、「中1ギャップを克服するプログラム」を. 最後に、小学6年と中学1年の生活の違いから中学校. 一覧表にまとめた。. 生活を考えるという活動では、まだ、9月では6年児童に は時期的に早いとも感じられた。しかし、中学入学までに どのような備えが必要なのかを知ることで、小学校生活に. 主任指導教員 渡邊  満. 目標を立てる児童も現れると考えた。. 指導教員 渡邊  満 一609一.

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