理論と実践を往還し続ける教師 ― 自律訓練法研究会の学びの展開 ―
13
0
0
全文
(2) 北海道教育大学大学院高度教職実践専攻研究紀要 第10号. 自由投稿論文. 理論と実践を往還し続ける教師 ― 自律訓練法研究会の学びの展開 ― 柴田 題寛*1・安川 禎亮*2・山本 勇太*3・木須 千明*4・澤田 康介*5・栁澤 知優*6. 概 要 本稿では、これまでの自律訓練法研究会の活動を概観し、生徒指導に特化してきた活動から、会員 のニーズによって教科指導にも学びを展開したことの意義について省察した。その結果、生徒指導、 教科指導どちらのテーマの発表であったとしても、両者からの視点や互いに関連づけた質疑や議論が 見られるなど学びに相乗効果がみられた。また、生徒指導よりも教科指導の方がより多くの会員が発 表の機会を得ることができた。本研究会は会員が学び続けるための場であり、疑似的なチーム学校と して生徒指導のみならず、教科指導においても教科に関する実践や授業改善の場としても意義を持つ ことが見えてきた。本稿では、 本研究会で発表された実践の紹介を通してその意義について報告する。. 1 はじめに 北海道教育大学教職大学院の院生3名と教授でスタートした自律訓練法研究会も今年で7年目を迎 えた。教育関係者を中心に人づてに広がり、研究会の会員数は40名を超えようとしている。当初は院 生の教員採用試験対策として、緊張緩和やストレス軽減などストレスマネジメントに関する技法を習 得するために活動してきた研究会であるが、現在は、大きく2つの目的のもと活動している。1つ目 は、当初から変わらぬストレスマネジメントに関する技法の習得である。これを習得することで、ス トレスやバーンアウトの問題が指摘されている教育現場で働く会員自身のメンタルヘルスの維持に直 結する。また、困難を抱えている児童生徒に対し不安や緊張からくるストレスを緩和する1つの手だ てを得ることもできる。2つ目は、教職大学院を卒院後も理論と実践を往還し続けるために、学び合 える場を保障することである。自らの実践を発表し、会員から意見をもらい、更に改善された実践が 生徒に還元されるというサイクルの機会を得ることや、会員が直面している課題に対して事例検討を 行うことで互いの教師力向上につながっている。 これまでの本研究会の活動は、各々が学校現場で積み重ねてきた生徒指導に関する実践の交流を通 して、新たな知見を得ること、そして発表することは、自らの実践を理論と照らし合わせ省察する機 ───────────────────── *1. 北海道教育大学附属釧路中学校(北海道教育大学教職大学院2018年3月修了生). *2. 北海道教育大学教職大学院(大学院教育学研究科高度教職実践専攻)釧路. *3. 北海道教育大学附属釧路中学校. *4. 北海道教育大学附属釧路中学校(北海道教育大学教職大学院(大学院教育学研究科高度教職実践専攻)専門職学位課程 現職院生. *5. 釧路市立清明小学校(北海道教育大学教職大学院2018年3月修了生). *6. 釧路市立大楽毛中学校(北海道教育大学教職大学院2016年3月修了生). 133.
(3) 柴田 題寛・安川 禎亮・山本 勇太・木須 千明・澤田 康介・栁澤 知優. 会となっている。また、教育に関わる様々な職種やキャリアステージの会員との事例検討を通して、 会員が事例を自分事として捉え、真剣に協議することで事例提供者に寄り添う情緒的援助や、校内だ けでなく地域の資源とどのように連携しているかなど専門性を生かした実質的援助を受けることがで きる。これは本研究会の中で疑似的なチーム援助が形成され、様々な職種の会員を交えて検討するこ とにより、疑似的なチーム学校が実現しているといえる。 本研究会では、これまで学び続けたいという意志を持つ者同士が集い、個々の専門性を生かしなが ら、生徒指導に関する実践報告や事例検討を中心に行ってきた。そういった活動の中で、教科指導に 関連する質疑や議論も活発に行われる会員の姿がみられた。そこで、これまで生徒指導に特化してき た自律訓練法研究会ではあるが、学びの枠を教科指導にも広げることとした。 本稿では、この学びの展開が会員にとってどのような意義があるかを検討する。. 2 実践報告 2.1 いじめの問題に関する指導者養成研修環流報告〔山本勇太〕 2.1.1 目 的 いじめ防止対策推進法が平成25年に施行され、平成29年3月14日に最終改訂がなされた。いじめの 問題への対応は学校における最重要課題の一つであり、一人の教職員が抱え込むのではなく、学校が 一丸となって組織的に対応することが必要である。また、関係機関や地域の力も積極的に取り込み、 これまでも、国や各地域、学校において、様々な取組が行われてきた。しかしながら、未だ、いじめ を背景として、子どもの生命や心身に重大な危険が生じる事案が発生している。 子どもが接するメディ アやインターネットを含め、他人の弱みを笑いものにしたり、暴力を肯定していると受け取られるよ うな行為を許容したり、異質な他者を差別したりといった社会や大人の振る舞いも子どもに影響を与 子どもを取り囲む大人一人一人が、 「い えている1)。いじめから一人でも多くの子どもを救うためには、 じめは絶対に許されない」 「いじめは卑怯な行為である」 「いじめはどの子どもにも、どの学校でも、 起こりうる」との意識を持ち、それぞれの役割と責任を自覚しなければならない。いじめの問題は、 心豊かで安全・安心な社会をいかにしてつくるかという、学校を含めた社会全体に関する国民的な課 題である。このように、社会総がかりでいじめの問題に対峙するため、基本的な理念や体制を整備す ることが必要であり、平成25年「いじめ防止対策推進法」が成立し平成29年に改定されている2)。 2.1.2 いじめ防止対策推進法の理解 いじめの定義を理解してもらうために図1の3例を. ケース1 生徒 A に告白した生徒 B が、生徒 A にふられて嫌. 紹介した。これらのケースは、いずれもいじめ防止対. な思いをした。. 策推進法の定める「いじめ」に該当する例である。事. ケース2. 例のように、加害者の善意であっても被害者が傷つく など、被害者が嫌な思いをしていれば、いじめにあた る。今回改正されたいじめ防止対策推進法は、それほ 3). ど範囲を広めた法律であるということなのである 。 いじめを深刻化させないためにも、相手の立場に 立って、相手を傷つけたり、踏みにじったりする行為 を避けていかなければならず、児童生徒にもそのよう 134. 滑り台の順番をきちんと守る児童 A さんは、いつも 児童 B さんにその順番を抜かされる。児童 A さんは、 児童 B さんに対して嫌な思いをしている。 ケース3 生徒 C 君は、D 君に、「もっと友だちと積極的に話 した方がいいよ。」とアドバイスしたが、対人関係に悩 んでいた D 君は、C 君のその言葉で深く傷ついた。. 図1 学校現場で起こりうる事例.
(4) 理論と実践を往還し続ける教師. な意識を定着させ、適宜指導しなければならない。 2.1.3 重大事態について いじめの重大事態は、いじめにより当該学校に在籍する児童等の生命、心身又は財産に重大な被害 が生じた疑いがあると認めるとき、いじめにより当該学校に在籍する児童生徒等が相当の期間学校を 欠席することを余儀なくされている疑いがあると認めるときとしている。いじめ防止対策推進法は、 被害者主観主義であり、保護者から重大事態としての訴えがあった場合も、学校は速やかに重大事態 の案件として対応しなければならない。重大事態や法廷での対応が迫られる場合、根拠や証拠となる のが、学校の指導記録である。学校の指導記録は、簡潔に、5W1Hを明確にする程度のものでよい。 指導記録を改めて書き直す場合も、以前に記録した内容を消すのではなく、追加していくことで生徒 指導に活かしていきたい。 2.1.4 SNSへの対応 今後想定される生徒指導に係る案件の例としては、福島原子力発電所の近くに住んでいた生徒、特 別な配慮を必要とする生徒、外国籍、LGBT、ジェンダー、虐待、SNSなどがあるとし、その中で特に、 SNSに着目した。 現在普及しているLINEなどは、いわゆる大人の知っているメールではなく、会話として児童生徒 に活用されている。さらに子どもたちから見た、大人や先生方はすぐに暴走して、起きたことを大ご とにしたりするという意識を持っているようである。だからこそ、大人から逃れるように児童生徒た ちは、インターネットの世界でコミュニケーションを図り、場合によってはいじめが起きているとい う現状がある。大人は、児童生徒たちが入り込んでいるインターネットの世界を知る必要がある。 また、いじめの形態も変化しており、ジャイアンのようないじめっこは少なくなっており、しずか ちゃんのような児童生徒が、インターネットの世界で、誰かに嫌がらせをしたり、悪口や陰口を言い 合ったりするような世界があるということも周知した4)。 いじめを防ぐために生徒指導で意識していきたいこととして、児童生徒の自己有用感を高めること があげられる。自己有用感は他者評価、自尊感情は自己評価によって高められるとされており、これ らが育まれるような学級経営が大切である。間違っていると言い合える学級風土は、使命感や自分た ちを高める事に視点がいくため、人の役に立ちたいとする意識と学力は相関関係にあるということを 周知した。児童生徒は「ほめて、育てる」のではなく、「認めて、育てる」という認識を高めていき たい。 2.1.5 考 察 いじめ防止対策推進法の改正により、各都道府県のいじめの認知件数が大幅に上昇している。児童 生徒一人一人の行為が「いじめ」に当たるか否かの判断は、表面的・形式的に行うことなく、いじめ られた児童生徒の立場に立つことが必要であるとしており、 「苦痛を与えてしまったらいじめ」とい う結果責任に近い構造となっており、昨今よく耳にする「ハラスメント」と同義であるということで ある。また、その行為が善意であっても相手が「嫌な思い」をすれば、 その行為は「いじめ」となる。 今回の法改正では、教職員の独断で「いじめではない」とすることができない現状があり、被害児童 生徒の立場に立つことが重要である。さらに、いわゆる教職員の「抱え込み」をなくしていこうとす るねらいもある。事実、法第23条第1項は、 「学校の教職員、地方公共団体の職員その他の児童等か 135.
(5) 柴田 題寛・安川 禎亮・山本 勇太・木須 千明・澤田 康介・栁澤 知優. らの相談に応じる者及び保護者は、児童等からいじめに係る相談を受けた場合において、いじめの事 実があると思われるときは、いじめを受けたと思われる児童等が在籍する学校への通報その他の適切 な措置をとるものとする。 」 としており、 学校の教職員がいじめを発見し、 又は相談を受けた場合には、 速やかに、学校いじめ対策組織に対し当該いじめに係る情報を報告し、学校の組織的な対応につなげ なければならない。すなわち、学校の特定の教職員が、いじめに係る情報を抱え込み、学校いじめ対 策組織に報告を行わないことは、同項の規定に違反し得るとしている。生徒指導・生活指導に関わる 情報共有がなされ、必要ならば学校のいじめ対策委員会に報告する流れを確立し、教職員が共通の認 識のもと当該生徒に接するという体制をつくりたい5)。 児童生徒自ら、現在及び将来における自己実現を図っていくための自己指導能力の育成を目指すと いう生徒指導の積極的な意義を踏まえ、学校の教育活動全体を通じ、その一層の充実を図り、今後の 実践に取り組んでいきたい。 2.2 自律訓練法研究会におけるリラクセーションの実践報告〔木須千明〕 2.2.1 本研究会におけるリラクセーション 本研究会において、発足のきっかけになったのがリラクセーション技法の実践である。会員の増加 や年数を経て、現在では児童生徒理解や授業実践に関わる内容も扱っているが、リラクセーション技 法の実践の時間も変わらず大切にしている。本研究会でリラクセーション技法の実践を重要視してい ることには2つの目的がある。1つ目は児童生徒に対するストレスマネジメント教育の一環として、 学級活動等でリラクセーション技法の実践を行うためである。2つ目は自身のストレスを緩和するた めである。本研究会では、特に2つ目を大切に考えており、子どもを支援する私たち教育関係者こそ がいつでも子どもを受け入れる心と身体の状態にしておく必要があると考える。 平成25年文部科学省の「教職員のメンタルヘルス最終報告」によると、精神疾患による教員の病気 休職者数は依然として高水準にあり深刻な状況であり、在職者に占める割合は平成13年から平成23年 にかけての10年間で約2倍に増加したとされている。さらに学校教育は、教職員と児童生徒との人格 的な触れ合いを通じて行われるため、教職員が心身ともに健康で教育に携わることが重要としたうえ で、教職員本人の「セルフケア」の促進について言及している6)。また、リラクセーションは、健康 的な人にとってはヘルス・プロモーションの一方法に、健康障害を持つ人にとっては回復の促進や治 療方法の1つとして、さらには治療などに伴う不安や苦痛の軽減などの効果を持つとされている7)。 本実践では、これらのことを大切にし、教育に携わる自分自身がセルフケアできるために、そしてそ れを子ども達に還元できるために、リラクセーションを行っている。 2.2.2 リラクセーション技法の実践内容 実際に本研究会で実施しているリラクセーション技法の一例を紹介する。その時々で技法の種類や 内容を変更しながら実践を行っている。 2.2.2-1 ペアリラクセーション ペアで行うリラクセーションで、人の手の温もりを感じる。座位で行うため学級でも行いやすい。 ①ペアになり、前の人は椅子に座り、後ろの人は背後に立つ。 ②後ろの人は手をこすり合わせて手を温めて前の人に触れる準備をする。前の人は目をつぶる。 ③後ろの人は前の人の肩に手を当てる。相手が心地よく感じる位置や重みで。 136.
(6) 理論と実践を往還し続ける教師. ④心の中でプラスのメッセージを送る。 「お疲れ様、よく頑張っているね」など。 2.2.2-2 マインドフルネス ボディスキャン瞑想 横になった状態で、鼻から息を吸って口からゆっくり吐いて、ゆっくりとした呼吸を繰り返す。イ ンストラクションに従って、身体のすみずみに意識を集中させていく。 ①まず、床と身体が触れている感覚に意識を集中させる。息を吐くたびに、横たわっている全身の感 覚を感じ取る。 ②息を吸ったときにお腹がふくらんで、吐いた時にお腹がへっこむのを感じ取る。 ③両足のつま先に意識を集中させる。なにも感じない場合は、感じないということを理解する。わず かに感じる場合は、そのわずかな感覚に意識を集中させる。 ④息を吸ったときに、新鮮な空気が体中に入り込み、足のつま先まで到達するのをイメージする。息 を吐いたときには、逆に足先から吹き抜けて口から外へ出て行くのをイメージする。 ⑤次に、意識をつま先から解放し、足の裏へと移す。 ⑥次に、足の甲、かかとへと意識を移動させていく。床とかかとが触れている部分に圧がかかってい ることを感じる。 ⑦次に、足首、すね、ひざ、太もも、おしり、腰、背中、お腹、胸に順に意識を集中させる。 ⑧次に両手の指先、手のひら、手の甲、手首、肘、腕全体、肩、首、顔に順に意識を集中させる。 ⑨最後に、全身の感覚を感じ取る。 2.2.2-3 呼吸法 横隔膜を上下させて行う呼吸。吸いながらお腹をふくらませる。吐きながらお腹をへこませる。吸 うときは鼻から、吐くときは口を少しすぼめて、遠くへ、細く長く、吐く。 ①姿勢を整える(イスの背もたれに軽くもたれ、 足は鈍角にし、 両手は脚の上にのせ、首は軽くうなだれる。 ) ②静かに眼を閉じる ③全部息を吐く ④1・2・3と鼻から息を吸って ⑤4で止めて ⑥5・6・7・8・9・10で口から吐き出す (吐くときにイライラやモヤモヤが一緒に吐き出されるよう. 図2 実践の様子. イメージする。 ) 2.2.2-4 覚醒動作 そのまま眠りにつく時以外は必ず覚醒動作を行い、意識をはっきりさせる。 ①両手をグーパーグーパーとする。 ②両腕を曲げ伸ばしする。曲げた時に力を入れて、伸ばした時に力を抜くようにする。 ③両手を組んで上に伸びる。 2.2.3 考 察 様々あるコーピング(ストレスに対処する方法)は大きく問題対処コーピングと情動対処コーピン 137.
(7) 柴田 題寛・安川 禎亮・山本 勇太・木須 千明・澤田 康介・栁澤 知優. グに分けられるが、本実践で行ったリラクセーションは情動対 処コーピングに位置付けられる。リラクセーションをするリ ラックス状態とは逆U字曲線(または逆U字カーブ仮説)とし て図3のように表される。 現代社会は多忙で不安も高まりやすく、自律神経が乱れ、心 身の不調を来すことも少なくない。リラックス状態になること は、 「自己コントロール感覚や能力の獲得や習得」や「身体的・ 心理的・社会的側面での自己調整能力の開発」と捉えることが. 図3 逆U字曲線. リラックス状態の効果として、 できると言われている7)。また、 身体的には筋肉などの過剰な緊張状態を軽減すること、心理的には安定した情緒状態を獲得しやすい ことなど、心身の両面に効果を示す。本研究会でも会発足当初のリラクセーションから波及して生徒 指導や教科指導についても会員で学びを深めるようになったが、セルフケアの重要性を忘れず、時折 リラクセーションの実践を継続していきたい。 2.3 NIEの一般化に向けた効果的な新聞活用のあり方について〔澤田康介〕 2.3.1 学習指導要領とNIEの関連 NIEとは、Newspaper in Education(教育に新聞を)の略で、新聞を生きた教材として教育に活用 することである。教育の中に新聞を用いることで、児童生徒の社会への関心を高め、新聞を読むこと で「新聞を読み解く力」 、 「考える力」 、問題を「解決する力」を育むことがねらいである8)。 中教審答申より、 学習指導要領改訂のポイントとして、 「何ができるようになるのか」 「何を学ぶか」 「どのように学ぶか」の3観点が挙げられている。また、 「何ができるようになるか」は「知識・技能」 「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」に分類されている。NIEのねらいと照 らし合わせると、 学習指導要領における「思考力・判断力・表現力等」 「学びに向かう力・人間性等」 との関連があると考える。 しかし、昨今各家庭でも新聞を購読していない家庭が多く、新聞を手に取る機会が少ない子どもが 多い。こうした状況において、新聞の活用を通じて、活字に親しむとともに、読む力、書く力を伸ば すこと、そして、これまで新聞を読まなかった子どもたちも新聞を手に取るようになり、新聞の閲読 習慣の芽生えにつながることが期待されている9)。本実践では、こうしたNIEのよさを生かしながら、 効果的な新聞記事の活用のあり方を模索していくことを目的に「授業」「日常的な活動」の2点で実 践を行った。 2.3.2 各教科のおける授業実践について 子どもたちの力を育む核となるのが、授業であると考える。それはNIEを進めていく上でも、やは り同様であると考える。国語科や社会科の学習指導要領において、新聞記事に関わる内容について明 記されている。しかし、各教科の目標や単元のねらいにより迫っていくために、他の教科・領域でも 新聞記事の内容を活用していくことは可能であると考える。そのため、 各教科・領域における 「導入・ 展開・まとめ」の段階で、活用する段階を焦点化することで効果を生むことができると考えた。今回 は国語科・社会科に加え、道徳における導入場面で新聞記事を活用した実践を行った。. 138.
(8) 理論と実践を往還し続ける教師. 2.3.2-1 国語科(小学校第5学年 「情報ノートを作ろ う」 ) 本単元のねらいは、 新聞記事をもとに、 内容を要約し、 意見・感想を述べた情報ノートを作成することである。 授業では、はじめに共通の記事を用いて情報ノートの作 り方を確認した。その後、自分が気になる記事を選び、 内容(事実)を要約し、自分の意見をノートにまとめる 活動を行った(図4) 。 新聞を読み慣れていないため、時間がかかる児童もい. 図4 児童が作成した情報ノート. たが、国語科で求められている要約の力を高めることにつながった。 2.3.2-2 社会科(中学校1年生 「人々の生活と環境 さまざまな宗教と人々の暮らし」 ) 本単元のねらいは、 「世界各地の人々の生活の様子とその変容について、自然及び社会的条件と関 連づけてとらえ、世界の人々の生活や環境の多様性を理解する」ことである。単元の後半で扱われる 宗教について扱われた一単位時間で新聞の活用を行った。新聞記事は「味の素事件」を取り上げた記 「味の素」の原材料が問題となり、現地社長が逮捕されたことを通して、 「なぜ日本で 事を扱った10)。 問題にならない味の素が、インドネシアでは問題になったのだろう?」という課題を追求した。記事 を活用することで、宗教によって価値観が違うことを具体的に学ぶことができた。 2.3.2-3 道徳(小学校第3学年 「悪いのはわたしじゃない」 ) 道徳では、「いじめ」を題材にした授業において、新聞記事を活用した。扱った新聞記事の内容は いじめの件数にかかわるものである。導入の段階で、 「12」 「23 万7000」という数字を提示し、それぞれ何の数字なのか考えさ 。その後、新聞記事を提示すると、子どもたち せた11)(図5) は「いじめによる自殺者」と「いじめの件数」であることに気 づき、想像以上に数が多いことに驚いていた。教師の側からい じめが多いことを伝えるのではなく、事実に基づいた数字の予 想を取り入れたことで、必要感をもって展開に入ることができ. T: 「12」 「23 万 7000」これは何の数 字でしょう? C1:学校の人数よりずっと多いね C2:どこかの人口? T :(記事を提示)何かヒントはある? C3:いじめの数だ! C4:そんなに多いの?! C5:どうしてこんなに起きているのだ ろう?. 図5 記事を用いた導入のやりとり. 図6 道徳「悪いのはわたしじゃない」板書. 139.
(9) 柴田 題寛・安川 禎亮・山本 勇太・木須 千明・澤田 康介・栁澤 知優. たのではないかと考える。また、自分たちと同じくらいの年齢の子どもが亡くなっているという現状 を知ることで、どこか遠い話であったいじめを、自分ごととして捉えることができたのではないかと 考える。本時では、新聞を中心に授業展開を行ったわけではなかったものの、その時間のねらいを意 識して活用することで、子どもたちの考えに深まりを生むことができると感じた。 2.3.3 日常的な活動について 日常的な活動の一環として、朝の会において「一分間スピーチ」を行った。国語科で学んだ「情報 ノートを作ろう」で学習したことを授業だけで終わらせるのではなく、毎日の活動に位置づけること で、子どもたちが新聞を身近に感じられるきっかけになると考えた。 「一分間スピーチ」では、自分 で興味のある新聞記事を選択し、 その記事の概要を伝えるとともに、 自分の考えを述べるようにした。 この活動を通して、 発表した児童の要約する力や自分の考えを述べる力を育むことができたとともに、 聞き手にとっても多様な情報を目にすることで視野が広がることにつながったと考える。 また、 スピー チの後に、発表した児童は学級の仲間からコメントをもらうことにしている。発表を終えたある児童 にインタビューをすると、 「自分の発表について意見やよいところを言ってもらえるのが自信につな がる」と述べており、自己肯定感の高まりにつながるのではないかと感じた。 さらに、学級において、子どもがスピーチに用いた記事をいつでも見られる環境を設定した。単に 新聞記事を置くだけではなく、児童が行ったスピーチの記事を載せたり、新聞を活用した家庭学習を 掲載したりすることで、子どもたちは頻繁に記事を目にするようになった。 2.3.4 今後に向けて 本実践を通じて得た、成果として一分間スピーチをはじめ、日常的に新聞記事を活用することで、 子どもたちが新聞に親しむことができた。また、各教科で教師が意図をもって活用することにより、 教科のねらいに迫ることができた。特に、今回は道徳での実践を行ったが、学習指導要領に「新聞」 が明記されていない教科・領域においても、活用が可能であると感じた。そのため、各教科のねらい に照らし合わせて、教師が意図的に新聞記事を活用することにより、よりねらいに迫ることができる と考える。 その一方で、課題も挙げられる。記事を活用することが目的ではないため、目標を踏まえて新聞記 事を活用する必要があると感じた。あくまで、各教科の目標を達成することが大切であり、新聞を活 用することが目的ではない。そのため、教師が効果的に活用できる単元を見極めて新聞記事を用いる ことが重要だと言える。今回は国語・社会に加え、道徳での実践を行ったが、どの教科・単元で活用 できるのかという見通しを持つためにも、今後も模索していきたい。 2.4 外国語科で活用できるアクティビティの提案と実践報告〔栁澤知優〕 2.4.1 活動の目的 2019年度より小学校高学年から外国語が必修教科となり、小学校の先生の多くは専門教科ではない 外国語の指導をしていく上で、教材研究や教具準備に時間をとられ、実際の指導となるとなかなか準 備したように進まないという悩みを多く耳にする。そのような悩みを受け、中学校英語教諭の立場か ら、校種問わず外国語科授業において、生徒間のコミュニケーションを活発にし、英語を使用する機 会を増やしていけるようなアクティビティの提案と実践をした。 提案するアクティビティには大きく3つの目的がある。 140.
(10) 理論と実践を往還し続ける教師. 1つ目は、児童生徒が、積極的に相手の伝えようとしていることに対して耳を傾けながら質問した り、理解しようとしたりすることで、より自然なコミュニケーションの場面をつくり出すことであ る。これは英語科の教科特性とも言えるが、相手に「説明する」という言語の使用場面をアクティビ ティの中に設定している。コミュニケーションは人との関わりの中で行われるものであるため、より 発話量を増やしていくといった留意が必要となる12)。 2つ目は、児童生徒の語彙数を増やすことである。既習内容のみの活動でも十分に英語に触れるこ とができるが、表現の幅をさらに広げるために関連する語や熟語なども取り入れていく。語彙が増え ることで、聞き覚えのある音やこれまで生活の中で耳にした単語とつながり、さらに自分で英語に触 れようとする意欲にもつながると考えられている13)。 3つ目は、アクティビティを通して、児童生徒の自己肯定感や他者肯定感を高めることである。自 分が話した内容に相手が耳を傾け、さらに伝わったと実感することが、人との関わりの中で自分の存 在意義を感じたり、人と関わることの楽しさを知ったりすることへつながると考えられている14)。ア クティビティの中で失敗することや間違うことを指摘するのではく、教師も児童生徒もたくさん間違 えながら参加していくことで目的にあった活動となる。 2.4.2 活動の流れ 今回、カードを使ったアクティ ビティをいくつか提案し、実践し た。カードはイラストが描かれて いるピクチャーカードと単語のみ が書かれているワードカードの2. 図7 ピクチャーカード. 図8 ワードカード. 種類を用意し、このカードのみを 使ってさまざまなアクティビティを行う。はじめに提案する“Matching Game”は正しいカードの 組み合わせを確認するためのアクティビティであるため、最初に行うことが望ましいが、その他のア クティビティは児童生徒の実態に合わせて組み合わせることが可能である。 活動中に児童生徒の発話量を増やすために、順番決めや聞き返し、反応するフレーズなども合わせ て扱いたい。また、各アクティビティの注釈(※)の内容は、実施する教師側で押さえておくとより 活発な活動となる。 2.4.2-1 “Matching Game” (合わせゲーム) 目標:ピクチャーカードとワードカードを正しく組み合わせることができる。 人数:3~4人グループ 使用する物:ピクチャーカード、ワードカード ①ピクチャーカードとワードカードを配布する。 ②時間を設定し、カード合わせを行う。 (3~5分程度) ※2種類のカードを重ねずに横並びにすることを指示すると 確認がしやすくなる。 (図9). 図9 カードの並べ方の例. ③教師が正しい組み合わせを全体で確認する。 ④パターンプラクティスで発音練習を行う。 ※この段階で児童生徒が自信を持って発音できるようにすることで、他のアクティビティにつ 141.
(11) 柴田 題寛・安川 禎亮・山本 勇太・木須 千明・澤田 康介・栁澤 知優. ながる。 2.4.2-2 “Memory Game” (神経衰弱ゲーム) 目標:ピクチャーカードとワードカードを正しく組み合わせ、発音することができる。 人数:3~4人グループ 使用する物:ピクチャーカード、ワードカード ①全てのカードを裏返し、混ぜて並べる。 ②ワードカードを選び、発音する。 ※正しく発音できない場合は、教師が支援していく。 ③ピクチャーカードを選び発音し、合っていれば持ち札にすることができる。 ※正解した場合は続けて選ぶことができる。 2.4.2-3 “Gesture Game” (ジェスチャーゲーム) 目標:児童生徒が質問したり、やりとりしたりしながら答えることができる。 人数:3~4人グループ 使用する物:ピクチャーカード ①1人がピクチャーカードを選び、そのカードに示されているものをジェスチャーで伝える。 ※このときに、絶対に話してはいけないことを確認する。 ②答える側は英語で出題者に質問したり、グループで相談したりして答える。 ③正解したらジェスチャーをする役割を交代していく。 2.4.2-4 “Karuta Game” (カルタゲーム) 目標:英語を正しく聞き取り、音声とイラストを結びつけることができる。 人数:3~4人グループ 使用する物:ピクチャーカード(読み手:ワードカード) ①教師が読み手となる。 ※ゲーム性を高める場合、両手を置く位置を指示すると良い。 (例:Your hands on your head. など) ※はじめの音を伸ばしたり、同じ音から始まる単語を取り入れたりするとさらに盛り上がる。 ②同時に選んだ場合は、じゃんけんで決める。 2.4.3 実践を終えて 本研究会の中での提案、実践であったため、対象が大人であったが、活動の目的を十分に達成でき たように感じる。普段、英語を話す機会があまり多くない方や英語に対して苦手意識を抱えている方 も、英語でコミュニケーションを図ろうとする姿が多く見られた。今回提案したアクティビティは、 カードを準備するだけで、授業で扱えるもののバリエーションが広げられるので、小学校外国語科の 授業に活用できそうな手応えを感じた。. 142.
(12) 理論と実践を往還し続ける教師. 表1 会員の年齢層別割合. 3 考 察 3.1 学びの展開の意義 表1は本研究会参加者の年齢層別の人数比率である。30歳以下の 若い会員が63%と半数以上を占めている。また、表2は講師や発表 者、事例提供者を年度毎、年齢層別の割合でしめしたものである。 2017年は80%以上が41歳以上の会員が務めており、2018年、2019年 ともに生徒指導に関しては、60%以上. 年齢層. 割合. ~ 24歳. 22.9. 25歳 ~ 30歳. 42.9. 31歳 ~ 35歳. 5.7. 36歳 ~ 40歳. 8.6. 41歳 ~ 45歳. 14.3. 46歳 ~ . 11.4. が41歳以上の会員が務めている。しか. 表2 講師・発表者の年齢層別割合. し、教科指導においては、80%以上が. 年度・内容. 30歳以下の会員が務めている。また、 60%近くが24歳以下でそのうち院生が 務めていることもある。 研究会発足当初の目的は、リラク セーション技法の習得が主であった が、次第にアサーションやピア・サ ポートなどの研修も行われるように. 2017年. 2018年. 生徒指導. 生徒指導. 生徒指導. 教科指導. ~ 24歳. 0.0. 0.0. 20.0. 57.1. 25歳 ~ 30歳. 9.1. 25.0. 0.0. 28.6. 31歳 ~ 35歳. 0.0. 0.0. 0.0. 0.0. 年齢層. 2019年. 36歳 ~ 40歳. 9.1. 8.3. 20.0. 0.0. 41歳 ~ 45歳. 27.3. 33.3. 20.0. 0.0. 46歳 ~ . 54.5. 33.3. 40.0. 14.3. なった。そして、不登校生徒への対応や事例検討なども行われるようになってきている。これらは、 専門的な知見や、ある程度の教職経験がなければ行うことができない内容である。したがって、必然 的に講師や発表者の年齢層は高くなり、若年層が発表を担うのは難しい内容である。 教科指導に関する内容を研究会で行うことで、これまで受講することが主であった若年層の会員が 発表者となることが可能となったと言える。 3.2 研究会の活性化 本研究会は、主に卒院生で構成されている。会員それぞれが教育現場で活躍しており、他に所属す る教科研究会や勤務先の学校で、研究提言者や公開授業者を担っている。事前に研究会で発表するこ とで改善案につながるヒントを得たり、事後に研究会で発表することで実践をまとめ省察する機会と なっている。また、院生も勤務校での実践の過程をまとめ報告するなどMOBにつなげている。MOB とは、北海道教育大学教職大学院が院生に修士論文に代わるものとして作成を課している課題であ る。これは単に実践を記録するのではなく、仮説・実践・評価・改善を伴う記録をする、学びのポー トフォリオである。 川島らは、MOBについてプロセスと成果という2つの側面から述べ、プロセスにおいては新しい 意味に触れ、これまでの実践を省察し、理論に基づく実践を展開できるような力を身につけることが 必要である。そしてそのプロセスにおいて他者とのコミュニケーションを通じて自分の問いを鍛えて 前田はMOBの役目について、 実践の計画・実践・分析等・ いくことが重要であるとしている15)。また、 改善課題などを言語化し、自分の理想の授業像のようなものを構築することが重要なポイントである としている16)。 これらは、MOB作成のプロセスの中で得られていく学びとして述べられているが、本研究会での 発表を通して、会員は実践を省察する機会とし、質疑に対して応答することで自らの問いを鍛え、実 践が更に洗練させていく。また、実践を言語化することでより明確な改善課題を見出すことにつなげ 143.
(13) 柴田 題寛・安川 禎亮・山本 勇太・木須 千明・澤田 康介・栁澤 知優. ている。この学びの機会は、間違いなく実践を高めるための一助となるとともに、教師力向上につな がっていると考える。 近年、本稿のように、卒院生で本研究会での発表内容を論文にまとめている。その卒院生の姿は、 院生にとってプラスのモデルとなっており、若年層の会員もMOB以外の論文にまとめるなど活動が 活性化している。教科指導に学びの範囲を広げたことで、会員の参加姿勢も受動的から能動的に、そ して研究会の在り方も研修から研究という意味合いが濃くなってきている。. 4 まとめ 多忙感が募るばかりの教育現場であるが、そんなときほど一息つける場所が欲しい。そんなときだ からこそ、気の置けない仲間とともに過ごせる場所が欲しい。教育に情熱を持っているからこそ学び たいという意欲が生まれる。しかし、頑張り続けるためには休むことも必要である。 生徒指導だけでなく教科指導にも学びを展開したことで、本研究会はより実質的援助を得られる場 となったことは言うまでもない。だが、自律訓練法研究会は情緒的援助を得られる場であることが最 も重要であると考える。疲れたときに、悩んだときに立ち寄ることができる「喫茶店」のような存在 で有り続けたい。 <引用・参考文献> 1)文部科学省(2013) .いじめの問題に対する施策 文部科学省 Retrieved from http://www. mext.go.jp/a_ menu/shotou/seitoshidou/1302904.htm 2)文部科学省(2017) .いじめ防止等のための基本的な方針改訂版 文部科学省 Retrieved from http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1400142.htm 3)坂田 仰(2013) .いじめ防止対策推進法 全条文と解説 学事出版. 4)竹内 和雄(2018) .スマホ時代の教師が知っておきたいこと-特集AIの時代- 日本教育,483,16-19. 5)森田 洋司(2010) .いじめとは何か 中公新書. 6)文部科学省(2013) ,教職員のメンタルヘルス対策について 教職員のメンタルヘルス対策検討会議,Retrieved from http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/ icsFiles/ afieldfile/2013/03/29/1332655_03.pdf9 7)五十嵐 透子(2001) .リラクセーション法の理論と実際―ヘルスケア・ワーカーのための行動療法入門 医歯 薬出版株式会社. 8)澁谷 樹里(2018) .多面的・多角的に考察する力を育てる社会科教育-マンダラートとNIEを用いて- 愛知 教育大学教育実践研究科(教職大学院)修了報告論集. 9)日本NIE研究会(2015) .新聞で育む・つなぐ 東洋館出版社. 10)朝日新聞(2001) . 「豚の戒律」広がる波紋 11)北海道新聞(2018) ,Retrieved from https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/241763?rct=n_ijime 12)松永 千茄(2019) .少人数学級の中でリアクションフレーズを用いて相手意識をもたせるための小学校外国語 活動の授業デザインと実践 長崎大学教育学部教育実践研究紀要,18,325-334. 13)文部科学省(2017) .小学校外国語活動・外国語研修ガイドブック 文部科学省. 14)文部科学省(2017) .外国語ワーキンググループにおけるこれまでの検討事項 文部科学省. 15)川島 大輔・竹本 克己(2012) .質的研究の方法論と学びの質を高めるMOB-往復書簡を通じた対話/実践- 北海道教育大学大学院高度教職実践専攻研究紀要,2,43-57. 16)前田 輪音(2012) .教職大学院の実践的研究における「洗練」について-北海道教育大学MOB作成過程の事例 を通して- 北海道教育大学大学院高度教職実践専攻研究紀要,2,33-42.. 144.
(14)
関連したドキュメント
彼の語る所によると,この商会に入社する時,経歴
などに名を残す数学者であるが、「ガロア理論 (Galois theory)」の教科書を
■はじめに
経済学研究科は、経済学の高等教育機関として研究者を
今日のセミナーは、人生の最終ステージまで芸術の力 でイキイキと生き抜くことができる社会をどのようにつ
C :はい。榎本先生、てるちゃんって実践神学を教えていたんだけど、授
⑤ 日常生活・社会生活を習得するための社会参加適応訓練 4.
小学校における環境教育の中で、子供たちに家庭 における省エネなど環境に配慮した行動の実践を させることにより、CO 2