「食」を視点としたカリキュラムの開発
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(2) 校のカリキュラム分析の結果を踏まえ,カリキュ. 表1 「食」を視点としたカリキュラム(1−2月抜粋) 2月. 1月. ラム開発の基本方針を示した。課題として,カリ. キュラムに示されている食育の関連教科の単元 等と食育の目標との対応が不明確なものが多い. 生 ミ香. ことから,文部科学省が示す食育の目標(2)を参照. ・口と比較しながら.冬の生活の様子を振り返り,季節の違い. ・1年聞の自分の食生活や食に. 1:よって食生活が変化すること1二気付くことができる。{選). 関する学習1こついて馴返る. く文). こと1:よリ成長を感じ.2年生. な食文化1二親しみを持つことができる。く文x働. 等に付記することにより,対応を明らかにするこ. 心身の健康,③食品を選択する能力,④感謝の. ○たのしかったね1年がん. ・七草がゆの由来を知り,つくって食べること1=よって.伝統的. し,六つの「食」の視点をカリキュラム中の単元. ととした。「食」の視点は,①食事の重要性,②. ○わくわく’;、ゆがやってきた. 国. 語. への意欲を持つことができ る。1重). ○ものの名まえ. ○おみせやさんごっこをしよう. ○どうぶつの赤ちゃん. ・知っている食べ物の名前を. ・唐の人と審とを体験すること. ・鋤の赤ちゃんの食性1:興. 共有したり,給食の食物. によって.売り手の工夫や貢. 仲間分けをしたりすること. い手の途切な注文の仕方1二. 気付くことができる.1重). 1こよって.食べ物名前. 気付くことができる。1選}. 1感). 味を持ち,命のつながり1こ. (下位語〕や仲間1上位語). 心,⑤社会性,⑥食文化である。. を知ることができる。く選). 第皿章では,カリキュラム開発の前に文献研究 により発達的特性に応じた食育の在・り方を把握. ○大きいかず㈱、いものごっこ〕. ・身近な料理の材料をお金の模型を使って晴入する. 算 教. 活動を通して.実生活で正確1こ貢い物をすることが. した。次に,学習指導要領における各教科の目. 標・内容と食育の関連,教科書のr食」に関連 する単元等の整理を行った。各教科の学習内容と 食育の関連性を分析することにより,各教科の特 質を生かした食育の在り方が明らかになった。. できるよう1二する。偲) 図. 音. ○いただきます2−14〕鮒・醐 ・たくさんの人が仕裏をしてくれている. 遺 徳. おかげで給食ができるということを知. り、鮒の気持ちを持つことができ. そして,第W章において,それらをもとにカリ. る。く患). キュラム開発を行った。目標は,「食」の六つの. 学 ;舌. 視点ごとに設定した。表1は第1学年の年間カリ. ○かぜ1=まけない元気な体. ○じぷんの中1=いるお1:をおいだそう. ・三色栄養を掌、;:こと1=よって.一食品をバランスよく食. ・季節=応じた伝統的な食1:関する行. べることの大切さを理解することができる。帽). 事1こ親し椛持つことができる。く文}. キュラムの一部である。この中の,算数と道徳の. 意図的に食育を進められることにつながると考. 授業を連携協力校で実践した。この実践から,各. える。第三に,児童や学校,地域の実態を踏まえ. 教科との関連性を図ることの重要性を実感した。. てカリキュラム開発をすることの重要性を認識. また,児童にとって「食」.は身近なものであるた. できたことである。学校や地域の特色を生かすこ. め,意欲を高め,教科の目標をより達成すること. とで,その学校にしかできない魅力的な食育が行. も期待できることが確認できた。. えるはずである。. 5研究の成果. 6今後の課題. 研究の成果は,主に以下の三点が挙げられる。. 今後の課題は,学年を広げてカリキュラムを開. 第一に,小学校において食育を行うことの重要性. 発し,6年間を通して継続的・系統的に食育を行. を再認識できたことである。第二に,「食」の視. うこと,本研究のカリキュラムを実践し,有効性. 点をフレームワークとして構築し,カリキュラム. を検証すること,評価についての検討を行うこと. を示せたことである。六つの喰」の視点ごとに. が挙げられる。そして,学校現場で今後も「食」. 目標を設定し,カリキュラム中の単元等にr食」. を視点とした研究を継続していきたい。. の視点を付記することにより,各学習が食育のど. 【註】. の目標に迫るものなのかを明確にすることがで. (1)兵庫県教育委員会『学校における食育実践プログラム』. きた。これは,学級担任が各教科で食育を行う際,. 2007,p.5. 教科の目標を達成しながら,同時に食育のどの内. (3)文部科学省『食に関する指導の手引き』2007,pp.7’8. 容について学ばせることができるのかがわかり,. 修学指導教員 關 浩和. 一125一.
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