ソビエトの家政科(その3) : フルシチョフ改革後の推移
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(2) . 第 22 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部C). ソ. ビ. エ. その 3。. ト. の. 家. 昭和46月 9月. 政. 科. フ ル シチ ョ フ改 革 後 の推 移. 豊. 村. 洋. 子. 北海道教育大学札幌分校家政研究室. Y6k。 TOYOMURA ‘Domest ‘ ’ in the Ei ht ic Science’ l g ‐Year Schoo sin the USSR.. Part3 on the Changes o f Domestic Science Education After the . ” Khr s h ” ion. u c ev Reformat. 次. 目 は じめに 1 19 / 59 60年教育大改革 (フルシチョフ改. 革) 前後 ① <家政>の導入. ③ 19 / 67 68年の く労働教育> プログラム 批判と対案 皿 残された諸問題. ① ⑨ ⑨ ④. ② <家政>をめく る論説 1 1 1964 / 65年改革以降. ① <労働教育>関連科目の短縮, 順次的 <労働教育>プログラムの提案. は. じ. <労働教育>の組織 く労働教育>の不振 <労働教育>教師養成 職業的準備について. あとがき め. に. 前回においては, ソ ビエトの家政科の背景としての総合技術教育・労働教育 (一般的な意味での労 働教育) の理論的な系譜を扱ったのであるが, 家政科そのものを追求するまでには至らなかった 。 したがって今回は, ソ ビエトの学校教育の中に家政科が導入された フルシチョ フ改革前後から今日 までの家政科の発展過程をみた いとおもう。 ソ ビエトの家政科は, 必須化されて から, まだ10年をわずかに経過 したにすぎず, また 今はま , だ資料的にもア ンバ ラ ンスがあるけれども, 一応現在までの推移を見, 合わせてこれまでの論点を 整理しておきたいと考える. 1 1 95 / 9 60年改革 (フルシチョ フ改革) 前後 ①. < 家政の導入>. ソ連邦第20回党大会 ( 1956年) では, 技術と生産の問題にのっとった 知識の基本を与える新 しい科目を学校へ導入する必要についての決定をな している ソ ビエトでは 。 学校教育の根底に, 総合技術教育・労働教育の理念が貫かれているのは周知の通 りであるが それ , はある時期にはまっ たく発展をとどめ, ある時期には, 理念に反するような逸脱もあ た 加えて っ . 戦争 (国内戦19 18-20年, 第2次世界大戦194 1一45年) な どの 影 響 を 受 け て, 国 の 防 禦 に 国 民 が 挙 っ て参 一139-.
(3) . Vo l ,22 No .I. i i i do Univer lof Hokka t on (Sect on IC) i s Journa y of Educat. Sept , ,1971. 加せねばならぬ時期には, 教育の面での進歩がいち じるしく阻まれて しまった. 戦後ようやく平和を回復し, 祖国の守りに かけたエネル ギーが, 国の再建を荷う青少年への期待 にかけられ, 急速に教育に向けられるようになった. 終戦後数年を経た1952年の第19回 党 大 会 で は, 戦争のために低下 した国の生産や経済力の回復とも 関連 し, ソ ビエトの学校が発展すべ き方向 は, 総合技術教育 であるとして, その実施 に着手するよう指示がだされた. 戦時中分離されていた男女の教育が, 54年の新学期からは共学に復帰している. 男女別学は, も. ともと本意 ではなく, 真の同志的な感情が育たないという理由からである. この年, 初等学年 (1 -4学年) には く手の労働 > が入れられ, 5学年には, 農園や学校 の作業場 での仕事がおこなわれ /56 年 の プ ロ グ ラ ム に は, 1--4 学 年 の く 手 の 労 働 > の 他 に, 5 - 7 学 年 る よ うに な っ た. 翌 1955. が設け の 「実験室およ び実習室作業」 , 8-10学年には 「農業, 機械の操 作, 電気器具の実習」 等 -層の総合技術化の方向を打ちだしている. られ, より- しば らく 停 滞 して い た ポ リ テ ク ニ ズム に た い す る 論 議 も, こ の 頃 か ら せ き を 切 っ た よ う に 展 開 さ. れた. しかしなが ら56年大会後も, 学校は, なお, まったく生産との結合が調整されておらず, 教 授-学習と生産労働との結 びつきがないため, 学校を出た子 どもたちは, 生産に直接入るべき準備を 全 く 受 け て い な い と, 58年 9月, フ ル シチ ョ フ は 批 判 演 説 を お こ な っ て い る. こ の 演 説 が59年 教 育. 大改革の動因とな っているものである. 58年末には 「学校と実生活との結びつきの強化, ならびに わが国における国民教育制度のいっそうの発展について」 の法律が制定された.. 7 / 58年には, 高学年女子向きに, く 家政>が選択課程として導入されてい 少しさかの ぼっ た195 る. その内容は, 日常家庭生活にお ける労働 (仕事) が主となっているが, 選択コースは, ある程 度の職業指導的意味も含まれていたと考えられる, というのは, この頃 から, 寄宿学校や ピオネー ル施設, あるいは 「子供の家」 等のような, 子 ども向きの施設がつぎつぎと増設 され, そこでは, ) また 「公 1 日常経済的な面に熟達 した, 子どもの集団生活の世話人的な指導者も要求されており, 共食堂」 制や 「保育」 施設の増大等々国 の経済や労働力確保 の政策と, 直接的, 間接的に切り離 し て考えられない からである. 加えて冒頭にあげた第20回大会でも, 学校と生活の結 びつきを強めな ければならないということを示されたのであるから, <家政 >コース の設置には, ある程度これ等 の要求の反映もあったとみなされる. 59年の大改革を機に< 家政>は選 択から必修になった. フル. シチョフ演 説は, <家政 >の女子必修への主因とおもわれるが, 単にこの細目が天から降ってわい たわけではなく, ある程度はこのような機運は醸成されていたと考えられる。. / 60 年前後における<家政>の実際についての記事 を 「教員新聞」 紙からとり出してみよう。 1959. 「ドウセトス地区アソタレプチ農業学校の特別科目に<家政>が導入された. 中等教育卒業資格を有する少女た 195 8年1月) ) かの女たちは, 手芸, 食事の準備, 育児の学習をしている. ( ち65人が, この新科目を受けてい る.註1 2 ) 於 リトワニヤ共和国」 実習室には, 織物 劾類が 第1寄宿学校では 「 , 父母団体の援助のもとに, 被服製作室が作られた. よく設備された 3 ) 」 ( 年1月 5 8 ) 1 9 十分満たされている. ここで少女たちは裁縫を学んでいる. 「キーエフ第71学校の第7学年女生徒たちが, 将来 どのような道に立つかはわからない. しかし, ある一般 「専 門」 に<家政>--キーエフ第71学校ではこの 「専門」 をそう呼んでいるのだが--一もやがて義務づけられるだろ う. 未来においては, 学校で身につける経営的熟練や, 他の習得した熟練がきっと女の子たちの役に立つことだろ 4 ) 58年4月)」 う. (19. 5の共和国から成り立ち, それぞれの民族語 (母国語ある 註 1) ソ ビエト (ソ ビエト社会主義共和国連邦) は, 1 0種以上の言語をも いは母語という) をもち, 教育は母語でおこなう. ものの本によれば, ソ ビエトは12 つ多民族国家である. -140-.
(4) . 第 22 巻 第 1 号. (第一部C) 北海道教育大” 北海道教育大学紀要. 昭和46年9月. 次の引用は, 刺 しゅうする少女たちに付した詩である. 刺 しゅう たくみな 技 3人のおとめ. すばやい 指さきに 釘争まおどる, しんけんな そのまなざし--. つぶらに ひとみ凝らして………. ごらん/ その枠のなかに. そう/ きっと それは 有用 ′ 時おりに/ かの女たちに, 5 2 ( 19 58年6月))註). すてきな庭が 彩られていく. 註 2) 多少意訳した. 原文を以下に示す. bqax暑 1 騨rJ I 1a B I POBOPH瓢x ロaJ. 塑P纏 めHb lx MaCTeP狐亘腿 1a3 i I月五b leB rJ He cBo異亘嬰 C I. BHHMaHb亘 1 I只耳 ---- loi loK B3rJ 題 BOT y l狂歌わ 1 1 Ke Ha l lax. IP質ro貝耳要CB BeAも B ※耳3HZ I Bce 3要○ “M 日e pa3 !. l量 ca江。 b Pac Be刀 qy亙ec認 l I. 短かい詩に托して, 少女たちが刺 しゅうに熱中するさまを描いたものであるが, しめくくりが実. 生活 (あ る い は 人 生) で き っ と 役 に 立 つ だろ う と うた っ て い る の が 興 味 深い. あ る 地 方 で は, ロ シ. ヤ時代からの民族遺産ともいうべき立派な刺 しゅ うが地方文化として伝えられている. ただ色どり. よく刺す手の方法のみでなく, 民族の誇りともいうべき文化を伝承しつつ, その歴史性を織り込ま せて, 刺 しゅ うを<家政>の教材の中に生かすとすれ ば, それは意 義のあることであろう。 ) のこと, 裁縫室の女の子, 生産 その他, モスクワ第2 9 8中学校に新設された皮革縫製の仕事場6. ) など学校の作業場での様子, あるいは寄宿学校において女の子が裁縫に親 し 注 文品を作る男の子7 ) ) 8 んでいる有様. リャザニ地区シロヴォ中学校の9学年生の学習--生産農場での仕事について9 o ) の様子などがみられる。 またこの年の やモスクワ第7寄宿学校における織物専門工場での作業l 前後は, 時には, いくつかの学校建物の鳥織図もみられ, そのなかには, <家政>の実習室の新設 も 入 れ られ て い る.. /60 年 の 新 プ ロ グラ ム に よ る 新 学期 の 直 後 を み る と, キ ー エ フ 第 5 学 校 の く 家 政 〉 の 授 業 風 1959. ) などを載せ 2 1 ) や, 女生徒が愛情をもって, 注意深く裁縫ミシ ンの課題をおこなっている様子1 景1 て い る. 「レニソグナード 「スコロホー ド」 工場の裁縫エアリャ・セルゲワは, その若さにもかかわらずもう熟練工にな 0足以上も仕上げており, かの女の製品はすべて最良の品 0のノルマ (履物の) にたいして, 30 った. かの女は21 1 3 ) と あ る の は, 9年1 0月) 」 95 質と認められている. 少女は生産から離れることなく第9学年に学んでいる. (1. この少女が8年制学校を卒業 して, おそらくは, この工場で働きつつ夜間中学校に学んでいること を示 したものであろう. 59年改革は, このように生産に従事 しながら勉強する方策一働きっつ学ぶ-. を, き わ だ っ て う ち だ して い る。 さ て, こ れ ま で の59年 改 革 前 後 をみ る と, < 家 政〉 に つし・て あ ら わ れ た も の は 期 せ ず して「裁 縫」. に か ん す る こ と ば か り に 偏 っ て しま っ た 感 が あ る。 こ の こ と は く 家 政 > の 授 業 で 「裁 縫」 の 教 授 に. 多くの関心が向けられていたと解してよいだろう.. 第 1 稿 (その1) で は, < 家 政 > が 選 択 か ら女 の 子 だ け の も の に な っ た の は, 58年 の フ ル シ チ ョ フ. 演説を機としているとのべたが, それを別としても 「男女の分化」 には一定の流れがあるようであ る. 日本にも昔か ら 「家事・裁縫」 という言葉がある. 古いロシヤの時代にも進歩的な総合性のあ る男女共通の工作的なものが学校に導入されて, やがて男女の 「特性」 への考慮として裁縫的なも のが主として女子向 きに加わり, それが男・女の仕事の 「分化」 へとつながっていったと推察して -141-.
(5) . vol ,22 NQ I. l 。f 日0 d id。 Uni メ。urna l i f Educat i ion (sec 〈a t t ver s on I C) yo. Sept . ,1971. し ・る. 同様の過程を59年改革においてみ ると, 5 1年のスターリ ンによる総合技術教育を強調する演. 説, 56年の先のフルシチョ フの学校と生活を結びつけ, 労働への準備を訴えるあたりから, 再び 「手の労働」 と して学校に導入された手工的なものに, 時を経て女の子への 「考慮」 として手芸・. 裁縫などが追加され, 男・女の分離を招いたとみなされる.. 裁 縫 の教 授 は, 前 稿 (その2) で 引 用 した ク ル ー プス カ ヤ の 説 く 教 授 法 で も み られ る よ うに, 用 い. 方によっては生徒の総合性を培うためにはきわめて有効な面と, 用い方によっては狭い手技にのみ 陥 る こ と に も な る と い う 鋭 い 両 面 性 を 内 在 して い る. 「私はまず衣服の発展の歴史を詳しく説明している.. - 4 ) の よ うに, 一 見, わ が 国 の 村 上 それぞれの時代, それぞれの社会状態がその形態を前進させたのである. 」. 信彦氏の 「服装の歴史」 (全3巻, 理論社) を思いおこすようなュニークな試みにもみられるが, 裁 縫の教授は社会や民衆に つながる衣服の変遷史などをも 適切に交えながらおこなうと生徒の興味も. わき, 社会の中に位置づ けられる 「衣服を扱う仕事」 を理解する有効な手段となるとおもわれる が, 他面では, 単なる指先だけの習熟にたより, 完成品の外観の良 し悪 しに関心をもたせるとすれ ば, おのずからそれは, 比較的しなやかな指先をもつ 「少女向きの仕事」 とみなされていたこと が, 「少女の仕事」 となり, ひいては 「特性」 とい う名においての 「分離」 をな しとげて しまうよ うである. ここに裁縫教育のもつ一面がある思いがする.. こうしてみてくると, いずれの国においても学校教 育における 「男と女の仕事」 の分離のきっ か けは, 当初の意図はどうでもあれ, 手芸・裁縫的なものの実際のやり方のなかから生まれ, それに 付 随 して 衣 ・ 食 ・ 住 で の こ ま ご ま した 仕 事 が 女 に の み ふ さ わ しい と して,. 「女 の 仕 事」 に な っ た と. お も わ れ る.. 1959年に導入の段階で<家政>の内容をなすものは, 日常的な労働分野に属する知識, 能力, 習 熟を目的としている。 プログラムには, 部屋の整頓, 裁 断, 裁縫と料理, 衣服と履物の手入れな ど の細目がみられ, 伝統的な家事的労働教授のおもむきを呈 している‘ 1-4学年ではく家政>の細 目はなく, <家政>の初歩的な知識と技能を<手の労働>という名で男女共に学んでいる. 5学年. 以上では女子はく学校作業場での仕事>が, 男子の約半分の時間(例, 5年男7 2時間, 女3 6時間) , 〈農 業 労 働 〉 に お い て 男 子 と 同 数 (例, 同, 男36時間, 女3 6時間) , 〈 家 政 > は 女 子 だ け で あ る (例, 同, 男 なし, 女36時間) 。. / 第3表には1959 60年改革当時のく労働教育> プログラムと, 今年 ( 19 71年) 9月 から実施予定. の同プログラムを, 第5学年を対象として比較 しておいた. なお, 第1表に59年改革以後の, 8年 制学校の教科目全体に ついての時間的変動を掲げておいた. 第2表は週時間割である. ②. < 家 政 > を め ぐる 論 説. と ころ で, < 家 政 > が 女 生 徒 だ け に課 せ られ る よ う にな っ た と. き, こ の 国 の, 直 接 そ れ を 教 授 す る 教 師 た ち は, どの よ う に 受 け と め た で あ ろ う か. これ を み る. と, 女子だけに当然課すべきであるという意見も, <家政>不要論も見当らない. 必修への導入段 階ではく家政>の要, 不要の論議はかなりあっ たと考えられるが, 現在のところ不詳である. 数か らみれば, 改革での必修となった直後あたりがこれについての諸説が多いけれども, それもほとん ど真向からの 「賛否」 をめぐる論争ではなく, 「<家政〉は女子だけのものか」 論である. ここに. 若干の納得できないところもあるが, 次に学校での実際と批判のいく つかをあげる.. 「8年制学校のプログラム計画では, 少年も少女も同じように技術やテクノロジーの知識を受けることが示され ているにもかかわらず, 配分時間との関係で, 男女は量的にも異なった実習作業をやらなければならない. 少 女たちには, 木材加工, 金属加工についての少ない時間が与えられ, 残った時間に<家政>の課業がおこなわ れている. このような 「分離」 は学校が生活との結びつけを強化しようとする責任にたいして適切でな い と わ れ -142-.
(6) . 第 22 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部C). 昭和4 6年9月. われは考える. われわれの生活において, 男性と女性の職業上の差別はないのに 学校ではいったいなぜに子ども , たちをこのことに慣れさせるのだろうか .. 住居の手入れ, 衣服や履物の手入れ, 食事の準備や食事作り, あるいは裁縫等々のく家政>のプログラムにある すべての細目は, どのようにあれこれ言い訳を並べても, 女子向きとしてのみにすすめることはできない .. 人はそれぞれに他人の手助けをうけずに自分のことは自分でやれねばならぬ したがって子ども時代にもこのこ 。 とを学ばせる必要がある 」 1 5 )こ 論者 の らの プ は 自 グラ ロ て て を た い ム る が, そ れ をみ る と, ① <労 . , 働教育〉は男女共に同一のものを学習する ② 作業 場の仕事は各2時間 (週当り) 。 , ⑨ <家政〉は週1時間, ④ 同じく <農業労働>1時間, また作業クラスが25名をこえる場合は2グループに分ける 1 ) .6 等 の条 件 を だ して い る. こ の よ う な 方 法 に よ っ て 子 ども た ち の 労 働 に た い す る 好 ま しい 態 度 や 能 力 を 得 さ せ る こ と の 努 力 を して い る 。 ま た, 日々 の 生活 に お い て, 家 族 が 行 き当 る す べ て の こ と は 皆 , 男 女 の 差 の な い 範 囲 で 知 り, 処. 理することができなければならぬと して, 「学校と生産」 誌の片隅に載 っていた次の小コメ ントは , われわれに重要 な示唆を与える 。 ① <労働の訓練および労働の教授-学習〉は, 男の子も女の子も同一でなければならぬ 。 ② く家政>コースは, 裁縫や裁断の細目を選択課業としておこなうように広げる必要がある . ⑥ 婚姻, 家族, 後見などし 1 7 ) こついての専門的な法律を第11学年に課すべきである.. こ の よ うに ヴ ォ ル が 中流 地 域 の バ ラ コ ワ 市 の 1 教 師 は の べ て い る 。 上 の コ メ ン トの ③ あ た り の 意. 見は, わが国にもこれと同様な論争があったことを思い出させるが, 残念ながら, その後これに似 た論述は見当らない。. <労働教育>の研究 について は, ウクライ ナ共和国では ひ じょ ぅな熱心さで研究と蓄積がなさ ,. れ て い る と い う印 象 を う け る。 前 稿 (その2) の 末 尾 に 掲 げた く 労働 教 育> の プ ロ グ ラ ム も ウ ク ラ ,. イ ナ共和国の1969年発表のものであり, 論点がよく整理されており, 子どもの肉体的精神的発達を 加味しつつ, 総合技術的視野の 増大がはかれている 次にかかげる6 3年発表のウクライ ナの1女教 。 師の論説は, すでに 67 / 68年度のく家政>の改革の眼目がとかれている。. 「現在, 〈労働教育>の内容は, 男子用, 女子用に分割されている. ほとん どの共和国では, <家政>は5-6 学年の女子のみが学び, そのために, これらとの関連で, 金属加工および木材加工の実習作業の内容が変化した. ある共和国では (例, ウクライ ナ共和国では, 19 / 6 0 61年度まで) 少女たちは, 木材加工の授業を除き, 金属加工. の実習を短縮プログラムで実施していた. 他の共和国では (例, ラトビャ共和国) 5-6学年の少女たちは, 作業 場での実習は全体的におこなわず, <家政〉だけをやっている. ウクライナ共和国では, 1 / 60 61年から, 6-7学 9 年の男の子たちも<家政>の若干のテーマを学び, 女の子たちは, <家政>のコースの中で, 金属加工以外にも, 1 8 若干の木材加工のテーマをおこなっている. ) 」. 「われわれは, 少女のみが<家政>を学ぶようなく労働教育>のあり方に賛成できない。 男の子も同様に衣服や 履物の手入れ, 食卓を準備すること………の最少限の能力や習熟をもたなければならない. く家政〉についての若 1 9 ) 「日常的 干の知識を男の子たちが初等の諸学年で受けとるのは事実だが, これだけではまったく不充分である. 」 な労働を女性の特殊な仕事とみなす古くさい考え方を放棄してからすでに久しい. 学校では, 女の子たちのみが,. く家政>を学ぶことに気づいている男の子たちは, この分離を, こうした旧来の古くさい見解の合法化とみなして. 0 ) (傍点は引用者) と学校において女の仕事, 男の仕事とはっ きり分けてしま う や り 方 が 生 いるJ2 活における男女差を作りあげるおそれがあることを指摘 している. この教師は, 8学年を<家政>. 学習の完成期とみなし, 男女ともに電気組立の実習 をおこないうるとのべている. また, 男子向き にも<労働教育>のなかに, 〈住居の手入れ>, <衣服や履物の手入れ>, <料理>が含まれる若 干のテーマを導入する必要をとく。 しかし, 子どもの身体的発達の差も考慮して, 5学年の女子に ついていえば, この年代に木材や金属の材料を使 って加工の作業をすることは容易ではないので, この学年ではく家政〉のみを学ぶこともありうるが, それ以上の6‐ -8学年では女子も金属加工と -143- -.
(7) . VO I .22 No .I. l of Hokka ido Uni i Journa i ion IC) t t ver s on (Sec y of Bducat. Sept , ,1971. <家政> との両様の組織をはかり, 同時にこの学年では, <家政> の実習作業の内容に含まれる 1 ) 2 <住居の手入れ〉と結びつけて, 木材加工の課題も含ませるなどの新 しい試みを提案している. こうして, 1959年以降のく労働教育>プログラムの広汎な研究は, <家政>の内容に若干の修正. を も た ら して い る. 1962 /63 年度 に は, 機 械 (裁 縫 ミ シ ン) の初 歩 の テ ク ノ ロ ジ ー が 入 り, 簡 単 な. 型の型紙製図と裁縫をおこない, 8学年では被服製作の知識, 能力, 習熟の他, 国民経済における 繊維工業, 縫製工業等の意義およびその技術や組織についての理解も含まれる。 196 / 64 年度には, ほぼ日常的労働と結びついた課業 --調理と住居の手入れ-- と, 衣服の裁 3 断と裁縫およびそれらの手入れにかんする課業と, 2つの系統をとる。 裁縫と裁断の細目では, 織 物の特質, 製作, 応用を規定 し, このための専門的な実験的課業も予定 している. 1 1 1964 /65 年. 改革 以 降. ① <労働教 育>関連科目の短縮, 順次的<労働教育> プログラムの提案 すでに述 べたこ とでもあるが, 59年教育改革において は, あまりモ ヒ労働偏重に過ぎ, 生徒の知的水準の低下をもた らしたことを反省 し, 6 / 4 6 5 学年度には, 若干の改革をおこない, 〈労働教育〉は8学年において. 週1時間の短縮がなされ (3時間一2時間) , 他の教科目でも<国語>, <外国語>などの文科系列が 減らされ, 理科学系列が増えたことが注目きれる。 一面ではあるが, 国の方向がうかがわれよう. その後も65年, 67年の手なお しによ って59年改革当時1--5学年までのく労働教育>が2時間, 5. -8学年のそれは3時間であったのが, 現今のカリキュラムでは, 全学年を通 じて2時間に短縮さ れ, また, 関係科目で当時3学年 以上にあった<社会的有用労働 (社会奉仕の仕事) >が, 全学年を 通 じてなくなるなど, 総 じて<労働教育>関係科目は激減 している。 64 / 6 5 年改革で<労働教育>. は大幅に減っても, 依然としてその重要さは説かれたのであるが, 確固とした方法論にのっ とっ た 教授-学習の真の模範となるような適切な教科書や参考書も少なく, <労働教育>の軽視と不振が 憂慮されてきた.. 64 /65 年 改 革 の あ と の プ ロ グ ラ ム に そ っ て, 関 係分 に つ い て み る と,. 「初等学年における<手の労働>の課業では, しばしばロシヤ語や数学な どがおこなわれているのは周知の通り である. <労働>の課業は, 教師が他の科目についての点数かせぎの予備的時間の観を呈している. だから, <労. 働の教授-学習>の最初のひとこまが, 脈洛もなくおこなわれ, 仕事場での作業に必要な, 確かな基盤作りの役を 2 2 ) (ゴジックは原著者) と く 労 働教 育 > が な い が しろ に さ れて い る こ と や, 系 統 的 な 果していない. 」. く労働教育>がおこなわれていないことを批判 している。 著者はまた, <労働教育>細目の時間配 分を第5表のごとく提案しているが, これを見ると, 技術の学習を平行的におこなうのではなく,. 順次的に扱っていることに特色がある。 4学年では, 男子は く木工> を, 女子は く家政> を主と し, 高学年に進むにつれて, 女子はく木工>, 次いで<金工>が課せられ, 男子はく金工>とく家 ) 3 第5表2. 第4-8学年のく労働教育>の時間配当. 4 年. 男 木 材 加 工 金 属 加 工 家 政. 70. 計. 70. 5. 女. 男 70. 年. 6. 女 35. 男 35. 7 年. 年. 女. 70. 35 70. 70. -1 44-. 70. 女. 男. 女. 35. 35 70. 男. 8 年. 35. 70. 70 . 35. 70. 35. 35. 35. 70. 70. 105. 105. 105. 105.
(8) . 第 22 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部C). 昭和46年9月. 政 > が 積 み 重 ね られ て い る こ の プ ロ グ ラ ム の 狙 い は 子 ども た ち の デ ネ レ ィ ス に 見 合 っ て 「労 働」 。 ,. のスキルを男女別, 順次的に習得できることや 総合技術的な視野を展げること 高学年に なるに , , つれて, 技術的な進化をはかり, ある程度の 「専門」 を身につけることへの考慮も みられる 。 しか し, 初等学年では, <手の労働 (作業) > で労働の初歩的な要 素を男女ともに 受けとるので あるか. ら, 中学年になってから, 必ずしも男女の作業をは きり区別することなく ある場合 には協業, っ , ある場合には 「分離」 形態をとるのが望ましいとおもわれるが なお一考を要 しよう , 。. ② 1 967 / 68 年 <労働教 育> プログラ ム批 判と対案 以上の論述と同様な意見や類似の批判 などが出た後で, 196 7 / 6 8 学年度に改訂されたく労働教育>のプロ グラムでは 若干の進歩がみら , れる. まずく家政>のなかに は1~2の本質的な変化がもたらされた その第一 は, 名称の変更で 。 あ る. す な わ ち, こ の 年 に 同 じ細 目 で あ りな が ら < 家 政 ま た は 家 事 亙oMOBOAc婁Bo > か ら, 〈 奉 ,. 仕労働または雇傭労働. o6c江y嵐kBamm瞳 TpyA > と も い う べ きも の に 変 更 した。 これ ま で の 家 事 的 な. やや閉鎖的な表現から, 「労働」 が付く名 称に変 たことの意義についての説明された文献には接 っ していないが, 〈労働教育>科に属するこの細目が 家庭の内ばかりではなく 社会的な意味をも , , った公共食堂や保育所などの 雇傭的な部門に, 女性の進出を想定する時, <家政>というよりは , より展かれた名称と して用いられたと推察 している 。 もぅ--つの変化は, 電気技術や鑑賞用植物栽培などのテーマが加えられたことであり この追加 , 内容か らも, く家政>の名称変更の意義を多少理解することができる この目的がより総合技術的 。 な 視 野 の 増 大 を は か っ て い る こ と は 察 せ られ るが , 先 の ウク ライ ナ 共 和 国 の 女 教 師 の 例 の ご と く (かの女は, 日常生活におけるサー ビス労働的な仕事を取り扱うべきだと言 ている) 過去 に お い て も っ , <家 ,. 政>の内容に ついての論述には, この時の改訂に盛 りこまれたものを <家政>のなかに含めるべ , きだとの主張がしば しばみられていたのであ り それらの意見が かなり容れられたとみな してよ , , い で あ ろ う。. 現 在 の プ ロ グ ラ ム は, ほ ぼ 67 /68学 年度 の も の が 踏 襲 さ れ て い る 67 /68年 の く 労 働 教 育 > プ ロ グ . ラ ム は6 つ の ヴ ァ リ エ ー シ ョ ンを 持 ち, 現 行 と ほ と ん ど変 らな い の で , 第 3表 の 右 側 (59年のものと. 対比) および第4表に示 したテーマを参照すれば, おおよそ, その概観がわかるであろう この6 。 つ の ヴ ァ リ エ ー シ ョ ンは, 略 す る と 以 下 の よ う に な る 。. 1 主として金属加工と木材加工を扱う (都市男子向き 両様の仕事の可能な作業場を有する場合) ,. 亘 主として金属加工を扱う m 主として木材加工を扱う. W 主として<家政>を扱う (都市の女子向き) V 孤. 主として農業労働と技術的な面であるが, 金属加工と木材加工も扱う (農村男子向き) 主として農業労働とく家政>を扱う (農村女子向き) 4 ) 2. な お, ヴ ァリ エ ー シ ョ ン口 と皿 は, 学 校 の設 備 条 件 に よ る 補 足 的 な も の I , Vと W は 女 子 向 き で あ. るが, 70年10月号の 「学校と生産」 誌によれば, 男女, 都市, 農村等の特別の指定はない プロ グ 。 ラ ム は こ れ を 固 定 せ ず, 学 校 は 独 自 に プ ロ グラ ム を 作 成 し 実 行 して さ しつ か え な い と して い る , , 。. また, 男子向き, 女子向きへの限定をせず, 両者ともに同様に学び合える可能性をも許 している 2 ) 。5 プ ロ グ ラ ム の 各 々 の ヴ ァリ エ ー シ ョ ン は, そ の 本 質 に は 生 徒 が さ ま ざ ま な 対 象 を 学 習 す る 過 程 で ,. 受けとられるほぼ同 じ領域の総合技術的知識と能力を体系づけることを予定 している 2 ) しかし, .6 反面ではこのプロ グラムには若干の問題点も残されている 1969年出版の著書 「教育学」 のなかで 。 < 家 政 > に 触 れ た 項 を み る と, 「<家政〉は特に女子向きに予定されている しかし 希望によ て少年にも っ . , -145-.
(9) . Vo l .I .22 No. ion IC) ion (Sec i t ido Uni t t s lof Hokka Journa ver y of Bduca. Sept . ,1971. この課業を課すことは許されている. <裁縫の仕事>の課業では, 子どもたちは, 裁縫ミ シンの構造を知り, その 働きを知り, また繊維生産, 裁縫生産についての知識をうけとる. 新プログラムは, 縫製工業, 縫製企業への見学 を予定している. 若干短縮されたプログラムにしたがっ て, <家政>の課業は学校作業場でおこなわれる課業と結 7 2 ) 「少年たちも日常の暮 しのなかでの労働の基礎を学習する可能性をもたせており, 少女たちにも学校の 」 びつく.. 8 ) とあり, <労働教育〉内にく家政>が導入された当時から問題 2 」 作業場で働く機会を妨げてはいない. となっている男・女の差の解消については, きわめて消極的な表現 であり, 各学 年 に 予 定 さ れ た く労働教育>の70時間の枠内で, ヴァリエーショ ンWは, 都市少 女向きとして<家政〉のみを課 し て い る の は や は り 片 手 落 ち で あ り, ヴ ァ リ エ ー シ ョ ン口 お よ びm は不 用 の も の と お も わ れ る. この. ようにみてくると, なお<労働教育>のなかで果す <家政>の役割, 位置づけはすっ きりしたもの と は お も え な い.. 1967年 採 択 (ロシャ共和国教育省において) の こ の プロ グラ ム に つ い て は, 総 合 技 術 教 育 の 視 点 に 立. てば, ある程度の差異の必要を認めながらも, これは正 しくないという批判がある. これを詳述す るには紙数が足りないので概略すると, 1.. プ ロ グ ラ ム の6 つ の ヴ ァ リ エ ー シ ョ ンは, 子 ども の 総 合 技 術 的 労 働 準 備 に つ い て, 同 一 量 お. よび同一水準の知識, 能力, 習熟を保障していない. これは, 学校の現実の可能 性を考慮すること を口実として, 学校の施設・設備, 教材, 用具等の不充分さに, 総合技術教育の目的そのものを迎 合 さ せ て しま っ て い る。. ではなく, 結果としてあらわれる労働の対象を置いて 2 . プログラムの第1に, 物質加工の過程 いる. 物質加工について, 道具の扱い方について, 科学の基本の一定の知識と能力の総和を得てい ないと, 理論と実践の統一も<労働教育>の体系化も困難である. 3.. プ ロ グラ ム 案 の 説 明 で は, 教 師 が 真 剣 に 学習 教 材 の プ ロ グ ラ ム 化 に と り か か ろ うと して も,. 時間的にも, 量的にも難しい。 教材研究の体系化および継続性を保障していない. が欠けている。 これは, 現代の学校が負うている 4 , 都市の学校向きプロ グラムには, 農業労働 観点からも正 しくない. 人間の全面発達の -教育的 (訓育的な) 課題のうえからも, 学習的- べ し 労働の機械化の概念の理解がまった 5 . 〈農業労働>の細目は, す てが手の労働を基礎と ,. く 欠 け て い る.. 習-生産実習が, 不明の理由で, 1部が脱 6 . 5--7学年の プログラムには, 学年度終了後の学. 落 して い る.. 系統性にかけていることであ 7 . 原則的な不充分さは, 年間の教授-学習にたいする教材配置の. 9 ) る.2. と ま と め る こ と が で き る。 これ は, 先 に も 少 しふ れ た, ウク ライ ナ 共 和 国 の69年 末 の も の で あ る.. 数年の実践を蓄え, 教育の事業において, 総合技術的・労働的学習 の実現に一定の成果を収め, し かも, 自 らの プ ロ グラ ム を た ず さ え て の 自 信 の あ る 発 言 と い え よ う。 か れ らの プ ロ グラ ム を み る と, 女 子 向 き と して 以 下 の よ う に 考 慮 が な さ れ て い る.. 「教材の内容を選択するさい こは, 少女たちも, 少年たちと同じく総合技術的準備を等しく受けるべきであると いうことであった. それ故に, 技術的な模型製作, 設計, 電気技術, 機械学, 農業労働についての知識や能力の量 3 0 ) は, 少年用と同様なものが残された」. o 「4学年の少女たちは, 1--3学年において学習 した知識と能力を基礎として, 編物や裁縫そ のものの知識と能力を定着し, 完成する。 簡単な製品製作の過程 で, 少女たちは, 手でおこなう裁 縫を正確にや りとげることを学ぶ. 裁縫ミシンの構造を知り, それを使用 して作業の初歩的手法を 1 ) 学 習 す る.」3. -146-.
(10) . 第 22 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部C). 昭和4 6年9月. o 「4÷ 7学年の少女たちは, 手を使って製作する基本的操作を学び, 中ぐり機や旋盤機を動 か すことを学習す る。 しかしながら, 少女たちの身体的可能性を考慮 して それぞれの場において は , , 軽減された課題を選択すべきである。 金属切断や, 手動の電気を使用する作業は プロ グラムより除 ) 2 かれ てし・る。3. 等々で, このプログラムの基盤となるものは, 都市と農村の作業条件, 男女の身体的発達の特性 への考慮で, それらに若干の異りはあるが, 総合技術教育の知識と能力が共に習得できうるように. 順次性と総合性への配慮をなしている.. この共和国での教育科学関係部門の教育研究活動をみると く労働の教授-学習>の内 容を決める. にあたっては, まずその教育内容の研究的仮設を作 りあげ, 共和国のあらゆる関係機関に送付し, 審議を依頼している。 26の都市, 農村学校の500人の教務主任や学校長等も参加し, 1965年から3 年の期限付きで研究を重ね, 普通教育学校の1-10学年用<労働教育>のプログラムを作成してい る。 196 8 / 69年度には, 5-1α学年にそのプログラ ムは導入されたが, すべて総合技術的意義を有 しているもののみが採 り入れられており, 新しい技術と, 国民経済分野の新しい見通しとに結びつ. ) によって導 入されている 3 け られ た テ ー マ3 . ま さ しく, 大 衆 討 議 の な か か ら結 実 さ れ た プ ロ グ ラ. ム な の で あ る. こ う して み る と, < 家 政 〉 は, と か く 新 しい 領 域 で も あ る た め に, 実 践 面 で は, や. やもすれば因襲的な 家事・裁縫的なものに流れがちになるが, 幅広いポリテクニスムの研究は, そ れらを充分に克服したとはいえないまでも, 〈家政>の進展を促す重大な役割を果 してきたとみな. される. とりわけ, 本来の意義にたち返って, <家政> を <労働教育> のなかで捉える方向にた だしたこと, 当初の女子向きにのみ課せられたものから, 男女共通に履修できる含みをもたせたこ と. あるいは近代科学に合致した機械・器具等に関した教材を課業に織り込ませるな どの配慮にそ の進展のあとがみられ る.. m. 残 さ れ た 諸 問 題. く労働教育〉に ついての今後の方向を探るならば, 以下の数点に焦点が合わされよう。 ①. <労働教育>の組織. これまでにも度々引き合いにしたごとく, 1959 0 年教育大改革 / 6 前後において, 労働を厭い, 軽視する風潮にたいして, フルシチョフは再三警告を発し, 遂にこの 改革で, <労働教育>の大幅導入を断行している. しかしながら, フルシチョ フ改革では, 子ども ひず. の肉体的な発達に重 点をおきすぎたため, 結果的には, 生徒の知的教育水準の低下という歪みを生 ) を中心とする教育学者 (教育心理学者なども含め) 研究者た じてしまった. 教育科学ア カ デミャ註3 , ちや実践者たちの総 点検と総反省のもとに, わずか数年後の196 / 4 65年には再改革がなされ, その 66年, 67 / 後, 6 5 / 68年の小改訂があり, <労働教育>関係の時間は, 他の教科目の若干の増減と比 較 して も, い ち じる しく 減 少 さ れ て い る. 66年 の 第23回 党 大 会 で は, 「ソ ビエ トの 学 校 は, 今 後 と. も一般教養, 総合技術教育, 労働の学校として発展する」 ことを決めており, より高い水準の教育 と 「労働」 重視の国の方針は変 ったわけではない。 しかし, 精神的な活動と科学性を有 した実践的. な仕事としての 「労働」 の統一は言うに易く, 行なうにはきわめて困難性を伴うことは充分に察せ. られる. しかも, 総合技術教育, 労働教育の理念を現場に 徹底しつくさぬうちに, 相次ぐ<労働教 育>関連教科の時間減少は, 即ち<労働教育>軽視へと直線的に受けとった学校も多かっ たにちが いない. いくばくかの学校では, 教科プランに<労働>の教育は存在するとはいえ, 学校の作業場 も整えようとはせず, また生徒の専門性を育成するためには, すぐれた条件をもつ学校すらも, 生 -147一.
(11) . vo l .22 NQ I. ion I C) i i i d d。 Uni t l。f 日0 l t t r s on (sec Journa く a ve y of Bduca. sept , ,1971. ) が しばしばあらわれている. 「わが国には数千の学校があ 4 産教育をとり入れよ うとしない状態3 り, 数百万の生徒が学んでいる。 それらの実際的な活動をどう組織するかに<労働の教授-学習お ) とロシヤ共和国教育省, 科学研究所労働教育 5 3 よび労働の訓練>の成功, 不成功がかかっている」. 部門主任の V. カチネフはく労働教育>の重要性をとき, <労働教育>の組織を訴えている. <労 l) が 毎 年 着 実 に 輩 出 して い る 一 方 で は, < 労 働 教 育 > の 定 働教育〉に熱中する教師 (3HTy3MacTb 着の不充分さと, 不振の声もきかれるのである。. ソ ビ エ トの 大 衆 紙 と も‐言 う べ き 「プラ ウ ダ」 紙 上 に, ロ シ ヤ 共 和 国 教 育 次 官. N. V. ア レク サ. ソ ドロフは, 生徒の労働の訓練について, 学習過程の総合技術化についての論文を寄せてい るが, かれ は 「もろもろの学校や, はば広い社会の注意を, 真剣に学びつつある若者の労働の訓練に, 総 6 ) とのべ, <労働教育>の組織はひとり<労働>の教師のみ 3 合技術的養成に向けさせねばならぬ」. 広く識者たちの関心を“ の責任ではなく, 国家的にも 点検され, 取り組まれることの必要をと き, 広く識者たちの関心を促 して い る の が 注 目 さ れ る。. 註 3) ソビエトの教育問題に関する最高の権威であり, あらゆる分野に分かれた研究部門が設置されている. <労働教育>関係部門は, 「教育方法論研究所」 , 「技術教育・職業教育研究所」 などであろう.. ②. <労働教育>の不振. 前述のく労働教育>軽視が<労働教育>不振の一因であることは. 論を挨たないが, この蔑視観はく労働教育>をなおざりに し, その知的水準の低下をまねくのみな らず, 総合技術的な視野をも狭小なものにするおそれがある。 心ある者たちは, <労働教育>の不 はぱ 振に深い憂慮を示し, その克服に向けての真剣なよびかけをおこなっている. 「何がわれわれを阻 むか?」 の小文を寄せた1教 師は, <労働教育>不振の原因を次のように分析している. の. 学校の責任者 (学校長など) は, ほとん どが<労働教育>を無視し, 他の教科目の学習にその時間を当てて. い る。. <労働教育>の専門資格を有する教師が少なく, 現場労働者が教授することもあり, したがって教育的方法 によらず, しばしば物を作るだけに終っている. P→ <労働教育>の教育統制ができていない. 学校の視学官なども, 学校を訪問しても, <労働教育>不振の状 回. 態について顧慮しようとせず, また, 「方法論研究所」 は, <労働>教師の協議会を催したり, ゼミ ナールでの研 究をしない. 回 <労働教育>の安全 (危険防止) 教育が不充分である. これは, 教師の不充分さから当然招来する問題であ る.. 開. 3 7 ) く労働>の知識と能力を適確に定めた文献が少ない.. 彼の論述は, 前項の教育次官の心配と同質のものであるが, <労働教育>の不振の原因はまた, <労働教育> の教師養成や方法論に貫かれた教科書・参考書作成等々の緊要な諸問題とも低触 し合 っ て い る の で あ る.. 前述のごとく, 青少年の心身の育成に大きな役割をになう<労 <労働教育>の内容を現代の科学の要求と見合 振の克服や 働教育>の不 ったものにするためにも , <労働教育>の資格ある教師の養成もまた急かれる課題である. これには国の大事業として, 相当 ③. <労働教育>教師養成. の予算も当てて取り組んでいるようであるが, この問題は一挙に解決されうるものではなく, 緊急. な が ら持 続 性 を 要 す る こ と で あ り, ま だ そ の カ ー ドル 達 の 数 は 充 分 な ま で に は 達 し て い な い. ま. た, <労働教育>の教師の資格を得て も, 必ずしも<労働教育>を受け持つわけではなく, あるい は, <労働教育>の無資格者が<労働>の課業をもつなど, わが国の 「無免許運転」 と似た状態も -148-.
(12) . 第 22 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部C). 昭和4 6年9月. あるとみなさ れる.. 教育大学に はく労働教育および総合技術教育> の教師を準備す る専門的な課程 (学部) 設置の必. 要 が認 め ら れ て い る.. <家政>の教師養成の例が, スモレソスク教育大学の美術-工芸学部に, 被服分野コースとして 8 ) ここでは8年制学校の く労働教育> の く家政> の内容である<電気技術> <装 みられるが,3 , 3 9 ) <家政>教育を創造的に発展させるためには なお不充分であ 飾用植物〉その他の専攻がなく, , り, 正規の, あるいは通信教 育による大学院 (研究生) 制度を設ける必要がとかれてし 4 0 ) 教師 ・る。. の質の向上のためには, 大学新卒の教師への期待のみでなく, <労働教師>の再教育もおこなわれ て い る.. ④ 職業的準備について <労働教育〉は, 子どもの肉体的労働と精神労働 を結合させ, 全 人的な発達をめざす教育としての目的をもっているが, ソ ビエトの学校では,.一定の 職業的な通暁 も一面では予定 しているのである. 職業的準備は, とりわけ高学年を対象とするが, いかに自分に. 適応 した職業を選ぶかということ, また, 労働愛をいかに育てるかという生徒への配慮がのぞまれ て い る.. 一般教育学校における<労働教育〉は, ある程度の職業的な熟練を考慮 している ソ ビエトでは,‐ とはいえ, 生徒の進路を早期にふり分けるというよりも, 生徒の思考を発達させるための 「技術」 を学ぶことに重点がおかれ, かれらが将来において社会に進出した場合, どのような職業に就こう とも, 働らくことへのよろこびや欲求を培う意義も内在しているとみなされる。 このため, 10年制 義務教育の実施にともない, 8年制学校を終了した若者にたい しての職業o技術教育の改善がはか. られており, 単なる技術者としてではなく, 将来, 国の建設にたずさわるにふさわ しい, 高い教養 をもった労働者としての養成をめざしているとおもわれる。 職業選択の問題は,社会的, 経済的要求からももたらされている。 来る 3月 末 か ら 4月 に か け て, 第24回 党 大 会 が モス ク ワ で 開 か れ る こ と に な っ て お り, こ こ で は1971年 か ら新 た に は じま る 5 ヵ年. 計 画 の 議 案 が 採 択 さ れ る. す で に 2月 中 旬 に は こ の 議 案 書 は 発 表 さ れ (ウチーチエリスカャ.ガゼータ. 紙には, 2月14日付に掲載されている) , 教 育 省 で も教 育 科 学 ア カ デ ミ ヤ で も 日 毎 に 第24回 大 会 へ 向 け て. の審議を重ねており, この国の教育が, 国の政治や国民経済と相提携してすすめられていることが 察せられる. 「われわれは, 実生活から離れた学校, 政治から離れた学校はいつわりであり虚偽で. あるとはっきりうったえる」 というレーニ ンの言葉が思い出される。 第24回大会の議案書では, 国 民経済部門での, 優秀な労働のカー ドルが要請されているが, 特に農村に向けてのカー ドルの養成 は重要とおもわれる。 <労働教育>科における高学年の少女の労働 準備の問題としても, 職業選択 の問題はきわだってあらわれている. 農村学校においてはとりわけ, 8年制学校を終了した第9-. 10学年生の労働の技術的な面では, 女の子と男の子の格差をいち じるしく縮めた要求もみ られる。. これらをみると, 農村の熟練的な労働 (機械を操作したりする) へ婦人を広汎にひき入れることは 「ま 1 ) 問題ではあるが, 学校における <労働> の育成で 少女たちに 4 ったく重大で再審議を要する」 , 4 ) という意見もみられ, 産業 2 「布地を裁ったり, 縫ったりすることを教授するのみが本命でない」 界や社会的, 経済的な需要と供給の関係もあるが, また一面的でもあるかもしれないが, 10年制学 校での職業的準備への女性への技術的要求 は, 強まるとみてよいだろう。. 本年 ( 19 71年) 2月24日-26日の教育科学アカデミャ総会では, 196 6-70年間の教育面での総括 と反省があった. 第23回党大会以来の過去5ヵ年における‐一応の成果を認めながらも, 生徒の 「労 -14 9-.
(13) . Sept . ,1971. i i i ido Uni t t lof Hokka on 工 C) s ty of Bduca on (Sec r journa ve. VO1 .l ,22 No. 働」 にたいする準備については不充分であったと反省している。 そして, 来るべ き新5ヵ年計画で は, 特に高い 資質を備えた未来の優秀な労働者の人間形成に影響を与える<労働教育>教師の養成. および再教育と, <労働教育>の真の規準となるような 「教科書」 , 「参考書」 の作成を重要な課題 4 ) ソ ビエトの教師たちや, 教育活動に 3 としてとりあげ, 真塾な学術的, 科学的研究を期 している。 しつつも, 教育にかかわ またその蓄積の交流をな 従事する者たちは, 自らも研究 し, 実践をなし, り合いのある諸問題についての新しい 研究の成果と紹介にたいする期待を教育科学アカデミャに寄 せており, アカデミヤでも, その要望と期待に応えて, 強力な態勢への編成をな し終え, 精力的な 研 究 に と り 組 ん で い る よ う で あ る。. あ. と. が. き. 今回も何か舌足らずのうちに紙数が尽きて しまった. 稿をすすめるにつれて問題点が増すばかり なので驚いている. ソ ビエトの<家政>の研究については短期に 打ち切り, わが国の家庭科教育に. 早く専念す べきであるとの考えのもとに着手したのであるが, 実際の作業にあた ってみると, 早急 に結論を出しえないものが沢山残されている。 社会体制は異っても, われわれが推 し進めようとする教育を考えるとき, 自己を変革し, 子ども. を変革して, 子どもの可能性を育てようとする教育なら, その課題や方向を見出そうとする努力と か, 突き当る困難というものに共通の悩みがあることが感ぜられ, 私にはひ じように学ぶことが多 か っ た,. 今後の方向としては, これま で述 べてきたことの不充分さを補いつつ, 一方ではく労働教育>の 理論と実践について, とくに女子向きの教材, 教授-学習過程の内容, 方法についての実際と史的 な考察を深め, 一方ではそれらについての直接的, 間接的な 調査を加えたいとおもう. 終りにのぞみ, 宮原誠一 東大名誉教授ならびに北大 ました. 紙上を借りてあつくお礼をもうしあげます。 ) 8年制学校の教科プラン 第1裏も. 学年度 ロシヤ語. 文. 数 歴. 学. 学 史 * 3 ). わが国の話 * 4 ). 自. 然. 1959/ 60 1967/ --現 68. 1 12 12. 12 ロー2 10. ( 19 59~現行までの各学年週時間数の変動) 3. 2. 12 ロー2 10. 6. 5. 5 6 10 1 ) △-1 ロー3△-1 □+l□-2 * 3 6 6 □十2 2. --現 1967/ 68. / 196 7 6 8-現. 4. ハ 乙. 1959/ 60. 60 1959/. 砂沢喜代次教授には, ご多忙のなかをご校閲をたまわり. ハ O. ハ b. A U. ハ 〇. 3 ^ 乙△-l 2. ハ ベ リっ ” n 乙. ( d. リ ム. ( d. 6. 6. 6. 6. 6. 6. 6. 6. 6. 5 □+l 6. 2. 2. 2. 2. 3. 1959/ 60. 0+1 ローl. / 19 67 6 8-現. / --現 1967 68. □十2 2. □十2 2. 3 △-l 2. / 60 1959. 2. / 1 967 68-現. 2. -150一. 2 □十l 3. 備. ハ ベ リn ア ム. 6. --現 60 1959/. 1959/ 60. 8. 7. 2 2. 2 △十1 □ーl 2. 考.
(14) . 第 22 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部C). 学年度 生. 物. 1959/ --現 60. 物. 理. 1959/ --現 60. 化. 学. / 195 60-現 9. 製. 図. 外 国 語 小 図. 唱歌o音楽 体 小. 育. 社会的有用 労働 小. 計. 5. 6. 7. 8. 2. 2. 2. 2. 2. 2. 3. 2. 2. D+l 1. / 196 7 68-現. 1959/ 60 1967 / 68 --現 1959/ 60 1967/ 68 --現 1959/ --現 60. 1959/ 60 1967/ 68 --現. 行. 現. 行. ? リ. A I. Q U. 1 ←. 1 ←. 1 ←. 1 ←. 1 ←. 1 ←. 1 ー. 1 ←. 1 1. 1 ←. 1 ←. 1 ←. 1 ←. 1 ←. 2. 2. (? (?. 1 i. 1 ←. 1 ←. 考. へ J. 3 Q U△-l 2. n 乙. n 乙. n ‘. (g) (基). 1 ←. 1 1 ふ□-l. 1. 1. 1. 1. 1. 1. 1. 1. 1. 1. 2. 2. 2. 2. 2. q). リ ム. / 1967 68-現. 現. △ ェ. 1 ←. 備. (謬 (謬 (謬 ( iず (耀 (ij) (駕 (品). 1959/ 60. (必修科目) (59年対比増減) 現 計 行. 総. 4. 1959 60 /. 5 9年対比増減) 計 ( 現 行. 選択 科目. 3. 1967/ 68 --現. 5 9年対比増減) 計 ( 現 行. 労働 教育. 2. 1959/ 60. 5 9年対比増減) 計 ( 現 行 画. 1. 昭和4 6年9月. ? ? ?. 2. 2. 2. 2 △-2. 1 ローl 2. (- -1) (-1) 3 2. }. 2. 3 ローl 2. 3 □-l 2. 3 0ーl 2. 3 △-l 2. 2. 2. 2 △-2. 2 △-2. 2. (-2) (-2) (- -3) (-3) (-3) (-3) 2 2 2 2 2 2. ( ) (晶 ) (砧) (詰) (ゞ) (計)(詰)(計) 品. 一1-r ト. 24. 24. 24. 24. 30. 30. □十2 2. 口十4 4. 32. 34. ※ 1) : △は6 / / 4 65年度, 0は65 / 66年度, □は67 68年度の週時間数の増減を示す. △-1 □-3 例 6 は, 64 / 65年度に1時間減, さらに67 / 68年度に3時間減となり. , 現行は6時間である。 ※ 2) : 前稿 「マルクスエンゲルスの教育思想」 の項参照, マルクスは, 「教育の本質ということについて , 次のように理解 していた. 第 ”こ知的教育, 第2に身体的教育, 第3に技術教育とみなし 技術教育 , とは--あらゆる生産過程の基本原則を教え, 同時に児童または少年を, あらゆるもっとも簡単な道 具の使用法に習熟させるも の………云々」 . ec甲Be ※ 3) : Be亙鼠 o HameM o6m ‐ l pkpoABeAeHはe 前稿 (その2) の表では 「理科」 となっている (邦語雑誌 「今日のソ連邦」 よ ※ 4) : l , り採取) が, 訳出の違いである. ※ 5): 第1表は,1 9 5 9年8月2 8日付 「教員新聞 yq Te紅もcKa” r総 帥a」 紙に掲載のプログラ ム をも と に 1 I I ll lpo亘3Bo亙c嬰Bo 」 誌等により プロ グラム の KO=a l し, その後は, 同紙および 「学校と先産 D , 改訂をあてはめた. -151-.
(15) . Sept , ,1971. ion I C) i ido Uni i lof Hokka t Journa t on (Sec ver s y of Educat. Vo l .I ,22 No. 第2表 学 学. 年. 時間 \. 時. 別. 年. 割. 間. 1. 曜日. 月. 8,30--9,15. 読みかた. 算. 9,25--10.10. 算. ロシア語. 数. 算. 唱. シ ア語 口、. 休. 10,10--10.30 10.30--IL15. シア語 口・. 体. 11.25--12,10. 図. 読みかた. 画. み 算. 育. 数. 読みかた. 算. 数. ロシア語 歌. 土. 金. 木. 水. 火 数. 年. 数. 読みかた 数. シア語 ロ、. 算. 読みかた. シア語 ロ、. 体. 労. 譜. 時. 読みかた 働. 労. 育. 働. 12,10--12.30 12 13,15 .30-- 13,25一‐14.10. 学. 年. 6. \ 曜日. 年 金. 月. 火. 水. 8.30-- 9.15. ロシア語. 外 国 語. ロシア語. 図. 9.25--10.10. 数. 数. ロシア語. 外 国 語. 学. 学 休. 10.10--10.30. 木. み. 学. 労. 働. ロシア語. 労. 働. 数. 画. 土. 間. 時. 10,30--11.15. 植. 物. 体. 育. 物. 理. ロシア語. 植. 物. 外国語. 11,25--12.10. 数. 学. 体. 育. 唱. 歌. 文. 地. 理. 物. 歴. 史. 数. 学. 12.30--13,15. 歴. 史. 13,25--14 ,10. 学. み. 休. 12.10--12 .30. 女. 学. 地. 理. 地. 年. 理. 学. 時. 間. 数. 学. 8. 、 曜日 時間 \. 月. 年. 金. 木. 水. 火. 理. 土. 8.30-- 9.15. 地. 理. 労. 働. 物. 理. 生. 物. ロシア語. 物. 理. 9.25--10.10. ロシア語. 労. 働. 歴. 史. 製. 図. 文. 学. 数. 学. 休. 10.10--10,30. み. 時. 間. 10,30--11,15. 数. 学. 化. 学. 地. 理. 製. 図. 歴. 史. 外国語. 11.25--12,10. 体. 育. 数. 学. 文. 学. 数. 学. 化. 学. 文. 学. 数. 学. 歴. 史. 休. 12.10--12.30 12.30--13.15. 体. 育. 生. み. 外国語. 物. 13,25--14.10. 今日のソ連邦, 1 97 0年, No .11 より採取. -152-. 間. 時 地. 理.
(16) . 第 22 巻 第 1 号. 北海道教育大学紀要(第一部C). 昭和46年9月. ) 第5学年の労働教育プログラム 第3表『o 1959/ 60年 度. ( 1 95 9年9月1日~19 6 0年8月31日) 総. 時. 間. 数. 時間. 男. 姦 時 街. 108. 108. 72. 36. / 1 9 71 7 2年度 (1 9 71年9月1日~72年8月3 1日) ヴァリ. I. (2) (2). 総. 時. 間. 数. 6 時間* 70. 金属加工および木材加工作業場 (あるい は金工, 木工合同の作業場) での技術的. ) (16 ( 28 ). な仕事 (労働). 1. 1. ・ 導入の課業. (1). 6. 6. ・ 木材加工. (23). 4. 2. 17. 7. 70. 釘, ナットで一面体あるいは多面体 部品の組み合わせと製品作り. (2 8) (1 6 ). o 実習作業. 1. 1. o 技術的な知識(実習作業の過程. 9. 7. 6. 4. 12. 4. で受けとる) ・ 金属加工. (32 ). 金属薄板および針金の組み合わせと 製品作り o 実習作業. ( 12) (0). c 技術的な知識. (2) (2) 2 ,. 36. 36. (13 ) ( 13) 2. 2. 3. 3. 3. 3. 2. 2. 3. 3. W. ・電気技術作業 o 実習作業 o 技術的な知識. ( 10). ・見 学. (4). 農業労働および<家政>. ・農業労働 o 学習的実際作業での秋の作業 o見 学. ( 23 ) ( 23). ・ 実習作業. 4. 4. ・ 農業技術の知識. 2. 2. 4. 4.. ・ 実習作業. 3. 3. ・ 農業技術の知識. o 春一夏の作業への準備. o 春一夏の作業. 2. 2. 2. 2. ・ 実習作業. 2. 2. ・ 農業技術の知識. 4. 4. ・見. O. 36. (0) (1). 学. ・ 実践の基準テーマ ・ <家政>. (0) (4). ぐ 導入の課業. (0) (4). o 料理の作業. (0) (6) -153一. o 調理室およびその設備.
(17) . ido Uni i ion (Sec i f Hokka f Educat t lo Journa ty o r s on IC) ve. Vo l .22 No .I. ・ 裁断と裁縫. 結びの課業. (0) (20). ・ 朝食の支度. (0) (1). 実習作業. Sept . .1971. 8 ) 反省とまとめ*. o 布を扱う作業. ・ 裁縫ミシンの知識. 実習作業 反省とまとめ. ・木綿織物と麻織物の知識 実験室作業 反省とまとめ ・ 布を直線裁ちまたは曲線裁ち したもので作品を縫う. 実習作業 反省とまとめ o 電気技術作業. 実習作業 反省とまとめ ) 第5学年労働教育プログラム 第4表『1 ヴアリエ. (つづき). / 72年度 1 971. . 金属加工作業場での技術的な仕事 (労働). . ・ 導入の課業. (1). ・ 金属薄板および針金の組み合わせと製品作り. (33 ). 実習作業 技術的な知識 ・ 金属薄板および針金と他の材料 (物質) とを溶接する組み合わせと製品作り 実習作業 技術的な知識 ・ 初歩的な電気組立作業を含めた金属薄板および針金の組み合わせと製品作り 実習作業 技術的な作業 ・見. 学. 木材加工作業場での技術的な仕事 (労働). * 9 ) 71. ・ 導入の課業. (1). ・ 釘およびナットで一面体あるいは多面体部品の組み合わせと製品作り. ( 33). 実習作業 技術的な知識 ・ 円筒形の材料部品を含めた組み合わせと日標の物を作る 実習作業 技術的な知識. ・初歩の電気組立作業を含んだ木質材料組み合わせと, その製作 実習作業. -1 54-.
(18) . 第 22 巻 第 1 号. 1. 北海道教育大学紀要(第一部C). 昭和4 6年6月. 的な知識 押 。. ド. 7 ) <家政>*. 70. o 導入の課業. (1). o 料理の作業. (11). 調理実習室とその設備 朝食の支度 実習作業 反省とまとめ. ・布地を扱う作業. (38 ). o 裁縫ミ シンの理解. 8. 実習作業 反省とまとめ ・ 木綿織物と麻織物の理解 実習作業 反省とまとめ o 布を直線裁ちまたは曲線裁ちしたもので製品を縫う. 実習作業 反省とまとめ o 電気技術作業. (14 ). 室内照明 実習作業 反省とまとめ. (6). ・ 装飾用植物を扱う作業 実習作業 反省とまとめ V. 技術的労働および農業労働. 70. ・ 農業労働 (ヴァリエーション晒の 「農業労働」 の項参照). ・技術的な仕事(労働) o 導入の課業. (3 5) (35 ). o 釘およ びナットで一面体あるいは多面体の木質部品の組み合わせとその製作. 技術的な知識 o 電気技術作業. 10. ※ 6) : 1 / 71 72年度には, 特に男, 女の指定はない. 9 ※ 7) : 5 / 9 60年度の総時間は1 0 8時間であるが, 71 / 72年度では, 6つのヴァリエーションがあって, それぞれ 7 0時間である。 両年度の比較対照をよくするために, 71 / 72年度の分は, ヴァリエーションの順序を変 えた. な お, < 家政 亙oMOBOAc1BQ > は 1967 1 / 68年 度 か らは, 06c江y※kBam gMa TPy亙 と な り, ,. 前稿まで<サービス労働>と訳していたが適切でない. その他の適切な訳語がないので <家政>の , 名称をそのまま一時的に残した. lo3HaBaTe』bHb ※ 8) : 1 le cBe AeHH尾 「常識」 とでもすべきか。 ※ 9) : 総時間は, 7 0時間のはずだが, 計算では, 71時間になる。 ※1 0) : 第3表の1 / 959 6 0年度分 (左欄) は,坂元忠芳:ソヴェトの技術教,育岩波講座 現代教育学 1 1 961 ,1 年, 3 08ページより採取。 ※1 / 1) : 1 971 72年度分 (第3表右欄, および第4表) は, 「学校と生産 mxo麓a 題 npo亘3BOAcTBQ 」 誌 , l 97 0年1 0月号によった. なお, このプログラムは1 / 9 70 71年度も使用されている. -15 5-.
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