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小中併置校における養護教諭の活動 : 特に僻地小規模校との比較について

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Academic year: 2021

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(1)Title. 小中併置校における養護教諭の活動 : 特に僻地小規模校との比較につい て. Author(s). 津村, 直子. Citation. 僻地教育研究, 55: 101-113. Issue Date. 2000-12. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/1696. Rights. 本文ファイルはNIIから提供されたものである. Hokkaido University of Education.

(2) No.55. 小中併置校における養護教諭の活動. 2000.12. 小中併置枚における養護教諭の活動 一特に僻地小規模校との比較について− 津 村 直 子 (北海道教育大学札幌枚). ActivitiesofSchooIHealthTeachersat anElementarySchooIcombinedwithJuniorhighSchool. −InParticularComparedwithSmallScaledSchooIsinLocalArea− Naoko TSUMURA. ことを目的としている。. はじめに 子どもをとりまく社会環境の変化,疾病構造の変容に. 対象および方法. 伴い,子どものヘルスニーズも大きく変わり,養護教諭. の職務も複雑多様化している。1997年の保健体育審議会. 1998年度の北海道内の小中併置校は100校であり,そ. 答申1)では,養護教諭の新たな役割としてヘルスカウン. のうち養護教諭が配置されている学校は90校である。. セリング(健康相談活動)が一層重要な役割をもってき. 1998年10月に,小中併置校の養護教諭に対して,職務内. ていると述べている。. 容(応急処置,健康診断,保健指導等),併置校の利点. 養護教諭をめぐる課題は,養護活動の充実のための大. と困難点などについて,質問紙郵送法により調査を行っ. 規模校における養護教諭の複数配置と僻地小規模校にお. た。調査対象は,調査票作成の段階で質問項目について. ける養護教諭の職務内容の明確化をはかる2)ことであ. 検討していただいた宗谷管内の養護教諭1名を除いた89. る。北海道の養護教諭の配置状況3)は,「30学級以上の. 人であり,回収率は85.4%(76人)であった(表1参照)。 対象者の年齢は,「20代」が最も多く28人(36.8%),. 小学校又は中学校には2名」「4学級から29学級までの 小学校又は3学級で児童数が11人以上の小学校は1人. 次いで「30代」24人(31.6%),「40代」17人(22.4%),. (中学校の場合も同様)」「小学校の児童数及び中学校の. 「50代以上」3人(3.9%),無回答4人(5.3%)であり, 20代,30代の養護教諭が7割を占めていた。. 生徒数の計が11人以上の併置校には当該小学校又は中学. 養護教諭の経験年数は,「0.5年」4人(5.3%),「1.5. 校のいずれかの学校に1名」である。. ∼5.5年」18人(23.6%),「6.5∼10.5年」11人(14.5%),. 養護教諭の職務内容は校種や児童生徒の人数によって. 異なるものであり,大規模校4)5)6)や僻地小規模校7)8)9). 「11.5∼15.5年」13人(17.1ヲ‘),「16.5∼20.5年」12人. に対する研究は行われているが,小中併置校における養. (15.8%),「21.5∼25.5年」11人(14.5%),「26.5∼30.5. 護教諭の活動内容についてはあまり研究されていないよ. 年」4人(5.3%),「31.5年以上」1人(1.3%),無回. うに思われる。. 答2人(2.6%)であった。. 小中併置校の大部分は僻地にあり10),僻地における. 現在の学枚における勤務年数は,「0.5年」19人. 学校教育は一応小規模校として認識されている11)が,. (25.0%),「1.5年」11人(14.5%),「2.5年」12人(15.8%),. 小中併置校では,小学校1年生から中学校3年生までの. 「3.5∼5.5年」19人(25.0%),「6.5∼8.5年」10人(13.2%),. 9年間の年齢差のある児童生徒が対象であり,成長発達. 「9.5∼11.5年」2人(2.6%),「12.5年」1人(1.3%),. 段階に大きな差がみられるため,僻地小規模校とは異. 無回答2人(2.6%)であり,3年未満の養護教諭が半. なった学校保健の特徴があると推測される。. 数以上を占めていた。. 本研究は,小中併置校における養護教諭の職務の実態. 前任の学校は,「小学校」27人(35.5%),「中学校」22. を把握し,併置校の特性を生かした養護活動を考察する. 人(29.0%),「高等学校」1人(1.3%),「小中併置校」. ー101−.

(3) 津 村 直 子. 表1 小中併置校の概要. 所在地. 対象校の僻地指定. 養護教諭配置校. 併置校. 亘服. なし. (調査対象校). 渡. 島. 3. 2. 檜. 山. 5. 3. 胆. 振. 2. 2. 3. 3. 狩. 10. 8. 後 石. 知. 1 2. 1. 2. 哀¶ ̄ll2 3. 3. 4. 3. 2. 2. 2. 】. 6. 0. 1. 日. 商. 3. 十. 勝. 2. 釧. 路. 18. 根. 室. ロ. 2. 2. ∈ 1 岳 1. 17. 14 10. 網. 走. 8. 上. 川. 13. 留. 萌. ∃ 7. 6. 1. 13. 5. 12. 2 5 8 酌 2. 1. 」 4. 4. 川H川. 16. 谷. 無 回 答 計. 100. 15* 」劇⊥】 89. 2. 」 2 ∈ 6 5 岳 17. 4. ー ̄ ̄m. 5. †】 28 ぎ 30. き. 5. *予備調査に用いた1校を除く. 76 (1998年). 9人(11.9%),「なし(新卒)」14人(18.4%),無回答. 表2 児 童 生 徒 数. 3人(3.9%)であった。 児童生徒数. 児童生徒数は,小学生は「10∼19人」が最も多く26校,. 小学生. 中 学f巨. 小中学生. 次いで「30∼39人」15校,「20∼29人」14校であり,最. 9 人以下. 少児童数は5人,最多は105人,平均児童数は26.7人で. 10 ∼ 19. 26(34.2) 30(39.5) 13(17.1). あった。中学生は「10∼19人」が最も多く30校,次いで. 20 ∼ 29. 14(18.5) 12(15.8) 19(25.0). 「9人以下」21校,「20∼29人」12校であり,最少生徒. 30 ∼ 39. 15(19.8). 40∼ 49. 3(3.9). 数は3人,最多は60人,平均生徒数は16.9人であった。. 8(10.5) 21(27.6). 5(6.6) 2(2.6) 1(1.3). 児童生徒数の合計は,「20∼29人」が最も多く19校,次 いで「11∼19人」13校,「50∼59人」11校であり,最少. 児童生徒数は11人,最多は165人,平均児童生徒数は43.5 人であった(表2参照)。 教員の人数は,「9人以下」6校(7.9%),「10∼14人」. 30校(39.5%),「15−19人」33校(43.4%),「20人以上」. 】】∬■【−【■ ̄【【【】. 3校(3.9%),無回答4校(5.3%)であり,最少数員 数は8人,最多は22人,平均数員数は14.1人であった。 160 ∼169. 校舎は,「小中一緒」74校(97.4%),「小中別々」1 校(1.3%),無回答1校(1.3%)であった。 対象校が併置になった経緯は,「1947年の新学制によ り,中学校が義務別になった時,分校扱いの中学校が独 立して小中併置となった」17校,「はじめから小中併置. 16校,無回答25校であった。. であった」11校,「児童生徒数が減少して小中が合併さ. れた」4校,「土地が狭いため小中併置になった」2校,. 「中学校が他の学校と統合される時,地域住民の強い要 望で中学校を残すため併置になった」1校,「わからない」. ー102−. 7(9.2).

(4) NO.55. ′ト中併置校における養護教諭の活動. 2000.12. 2.職務内容について 結. 果. (1)職務全体. 1.保健室の利用状況について. 併置枚における職務の実施方法について表4に示し. 保健室の一日の利用者数は,「3人以下」が最も多く37. た。/ト学校または中学校に限定されていない場合や,内. 校(48.7%),次いで「4∼10人」29校(38.2%),「11. 容により流動的なものは「その他」としてまとめた。. ∼15人」5校(6.6ヲ‘),「16∼20人」3校(3.9%),「21. 職務実施上の困難点については,『小中別々に行うた. 人以上」2校(2.6%)であった。保健室の利用者数と. め時間が2倍かかる』と答えた人は,「教育課程の編成. 児童生徒数の関係を表3に示したが,児童生徒数が多い. に参加」2人(2.6%),「学校保健安全計画の立案」1. ほど一日の保健室利用者数が多くなり,有意差が認めら. 人(1.3%),「保健統計・分析」7人(9.2%),「児童生. れた(p<0.01)。. 徒の保健便りの作成」15人(19.7%),「保護者向けの保 表3 保健室利用状況と児童生徒数の関係. 計. 児童生徒数 3人以下. 4∼10人. 11∼15人. 16∼20人. 21人以上. 11∼19 人. 10(27.0). 2(6.9). 0(0.0). 1(33.3). 0(0.0). 13(17.1). 20 ∼ 29 人. 15(40.5). 3(10.3). 1(20.0). 0(0.0). 0(0.0). 19(25.0). 30 ∼ 39 人. 3(8.2). 4(13.9). 0(0.0). 0(0.0). 0(0.0). 7(9.2). 40”49 人. 5(13.5). 4(13.9). 0(0.0). 0(0.0). 0(0.0). 9(11.8). 50 … 59 人. 1(2.7). 8(27.6). 1(20.0). 0(0.0). 1(50.0). 11(14.5). 60”69 人. 0(0.0). 2(6.9). 2(40.0). 1(33.3). 0(0.0). 5(6.6). 70 人 以 上. 1(2.7). 5(17.1). 0(0.0). 1(33.3). 1(50.0). 8(10.5). 無 回 答. 2(5.4). 1(3.4). 1(20.0). 0(0.0). 0(0.0). 4(5.3). 37(100.0). 29(100.0). 5(100.0). 3(100.0). 2(100.0). 76(100.0). 計. ズ2=50.54(p<0.01) 表4 職 務 の 実 施 方 法 職 務 内 容. 計. 小中一緒 別々に両方 小 の み 中 の み そ の他 実施せず. 職員会議に参加. 68(89.5). 教育課程の編成に参加. ユ.7(22.4) 7(9.2) 21(27.6) 1(1.3) 1(1.3) 29(38.2) 76(100.0). 学枚保健安全計画の立案. 69(90.8). 4(5.3). 保健室の設備・備品の購入. 61(80.3). 11(14.5). 保健統計・分析 保健便り(児童生徒)の作成 保健便り(保護者)の作成. H. 1(1.3). 】35(46・1). 0(0.0). 0(0.0). 0(0.0). 0(0.0). 7(9.2). 2(2.6). 0(0.0). 0(0.0). 0(0.0). 3(3.9). 76(100.0). 0(0.0). 76(100.0). 2(2.6). 76(100.0). 34(44.7) 0(0.0) 0(0.0) 1(1.3) 6(7.9) 76(100.0). 15(19・7). 47(61.8) 0(0.0) 0(0.0) 14(18.5) 0(0.0) 76(100.0). 竜43(56・6). 11(14.5) 1(1.3) 0(0.0) 2(2.6) 19(25.0) 76(100.0). 保健掲示物の作成. 61(80.3). 8(10.5). 0(0.0). 0(0.0). 5(6.6). 2(2.6). 76(100.0). 健康診断の事前指導. 20(26.4). 44(57.9). 保健委員会の指導. 30(39.5). 5(6.6). 健康観察. 37(48.7) 33(43.4) 0(0.0) 0(0.0) 1(1.3) 5(6.6) 芦76(100.0). 学校保健委員会に参加. 24(31.6) 0(0.0) 1(1.3) 0(0.0) 0(0.0) 51(67.1) 】76(100.0). 清掃指導. 34(44.7). ヘルスカウンセリング. 23(30.3). 集団の保健指導. 13(17.1). 2(2.6). 0(0.0). 3(3.9). 7(9.2). 76(100.0). 33(43.4). 0(0.0). 1(1.3). 7(9.2). 76(100.0). 14(18.4). 29(38.1) 37(48.7). 17(22.4). 0(0.0). 5(6.6). 0(0.0). 5(6.6). 0(0.0). 0(0.0). 0(0.0). 2(2.6). 6(7.9). 76(100.0). 24(31.6) 19(25.0). 76(100.0) 76(100.0). 保健の教科の授業. 0(0.0). 6(7.9). 8(10.5). 9(11.9). 0(0.0). 53(69.7). 76(100.0). クラブ・部活動の指導. 7(9.2). 4(5.3). 25(32.9). 1(1.3). 0(0.0). 39(51.3). 76(100.0). 修学旅行・遠足の付添い. 9(11.8). 42(55.3). −103−. 16(21.1). 0(0.0). 8(10.5). 1(1.3). 76(100.0).

(5) 津 村 直 子. 健便りの作成」4人(5.3%),「保健掲示物の作成」5. 「/ト中別々」4人(5.3%),「使用していない」3人(3.9%). 人(6.6ヲ‘),「健康診断の事前指導」4人(5.3%),「保. であった。使用していない学校は児童生徒数が40人未満. 健委員会の指導」2人(2.6%),「集団の保健指導」3. であり,一日の保健室利用者数が「3人以下」2校,「11. 人(3.9%),「修学旅行・遠足の付添い」8人(10.5%). ∼15人」1校であった。. 緊急時の連絡体制は「/ト中一緒」73人(96.1%),「小. であった。『施設・設備の不備』と答えた人は,「保健掲. 示物の作成」3人(3.9%)であった。『他の教貞の理解. 中別々」3人(3.9%)であり,小中別々の学校は児童. が得られない』と答えた人は,「教育課程の編成に参加」. 生徒数が「50∼59人」2校,「70∼79人」1校であった。. 「保健委員会の指導」「ヘルスカウンセリング」各1人. また,校舎が小中別々の学校の連絡体制ほ,小中一緒で. (1.3%)であった。『本来養護教諭の職務でない』と答. あった。. 応急処置時の問診について工夫していること(複数回. えた人は,「教育課程の編成に参加」「保健委員会の指導」. 答)は,「年齢にあった言葉使いに気をつけている」29. 「清掃指導」「保健の教科の授業」各1人(1.3%)であっ. 人(38.2%)が最も多く,次いで「中学生には自己決定. た。『児童生徒の発達段階が異なるため』と答えた人は, 「学枚保健安全計画の立案」1人(1.3%),「児童生徒. できるように指導する」「個に応じて対応する」がとも. の保健便りの作成」10人(13.2%),「保健掲示物の作成」. に9人(11.8%),「/ト学生には子どもの目の高さで話を. 13人(17.1%),「健康診断の事前指導」5人(6.6%),「保. する」2人(2.6%)であり,その他「/ト学生は体に触. 健委員会の指導」3人(3.9%),「集団の保健指導」5. れる,中学生は触り過ぎないように」「中学生はことば. 人(6.6ヲ‘)であった。『予算が不足』と答えた人は,「保. 以上のことを訴えるので注意する」などがみられた。問. 健室の設備・備品の購入」2人(2.6%),「健康診断の. 診の工夫を「特にしていない」と答えた人は5人(6.5%). 事前指導」1人(1.3%)であった。『時間の都合上,小. であり,保健室の一日の利用者数が3人以下の学校で. 中両方に参加できない』と答えた人は,「職員会議に参加」. あった。. 7人(9.2%),「教育課程の編成に参加」2人(2.6%). 応急処置で困難と感じていること(複数回答)は,「中 学生が保健室にいると小学生が入りにくい(逆の場合. であった。. も)」6人(7.9%),「/ト学生と中学生では対応を変えな. ければならない」5人(6.6%),「小中の教職員間の連. (2)応急処置. 問診票の形態は「小中一緒」55人(72.4%),「小中別々」. 携が異なる」「けがや疾病の原因が小中では異なるため,. 10人(13.2%),「使用していない」9人(11.8%),無. 処置や保健指導を変えなければならない」「保健の授業. 回答2人(2.6ヲ‘)であった。問診票を使用していない. による保健室不在時の処置」各1人(1.3%)であり,. 学校は児童生徒数が50人未満であり,一日の保健室利用. 小中併置であるための困難点が14人(18.4%)と,「保. 者数が「3人以下」5校,「4∼10人」3校,「11∼15人」. 健室の設備が不十分」2人(2.6%),「医療機関へ自家 用車を使用せざるを得ない」2人(2.6%),「保健室が. 1校であった。. 狭い」1人(1.3%)という僻地小規模校であるための. 保健室来室記録については,「/ト中一緒」69人(90.8%),. 表5 健康診断が自校で実施できない学校. 検査項目. 渡島 楯山 胆振 後志 石狩 空知 日高 十勝 釧路 根室 網走 上川 留萌 宗谷 無回答 計. 耳鼻咽喉科 0 ロ ロ 0 0 0 ロ 0 12 7 3 ロ 2 10 (未実施). 眼. 1 39. (3). (3). 科 0 ロ ロ 0 0 0 ロ 0 9 ロ 3 3 ロ 9. (未実施). 29. (4). (5). 心 電 図 0 ロ 0 0 ロ 0 ロ 0 10 3 6 3 2 2. 脊柱・胸郭 0 ロ 0 0 0 0 0 0 2 7 5 3 0 6 (未実施). ツ. 1 30 0 24. (2). 反 0 0 ロ 0 0 0 0 0 3 2 2 5 0. (2). 0 14. (未実施). 歯・口 腔 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 内 科 検 診 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 対 象 校 2 3 2 2 6 0 2 ロ 14 10 6 12 4 田 ー104−. 0 4 0 3 1 76.

(6) 小中併置校における養護教諭の活動. NO.55. 2000.12. 困難点が5人(6.6%)であった。また,「応急処置が少. 校(51.3%),「眼科検診」29校(38.2%),「心電図」30. ないので困難と感じない」と答えた人が42人(55.3%),. 校(39.5%),「脊柱・胸郭検査」24校(31.6%),「ツベ. 無回答が15人(19.7%)であった。. ルクリン反応検査」14校(18.4%),「歯および口腔検査」. (3)健康診断. た,実施していない健康診断は「耳鼻咽喉科検診」3校,. 4校(5.3%),「内科検診」3校(3.9ヲ‘)であった。ま 「眼科検診」5校,「脊柱・胸郭検査」2校,「ツベルク. 小中一緒に行っている健康診断は,「歯および口腔検. 査」70校(92.1%),「内科検診」67校(88.2%),「ツベ. リン反応検査」1校であった。自校で実施できない項目. ルクリン反応検査」63校(82.9%),「心電図」56校. と未実施の項目のある学校を表5に示したが,「耳鼻咽. (73.7%),「視力検査」「眼科検診」ともに54校(71.1%),. 喉科検診」「眼科検診」は「釧路」「宗谷」管内,「心電図」. 「三(四)計測」「聴力検査」ともに53校(70.7%),「耳. は「釧路」「網走」管内の学校に多くみられた。. 自校で実施できない項目の実施場所については表6に. 鼻咽喉科検診」50校(65.8%),「脊柱・胸郭検査」43校. 示したが,「中央の学校」「病院・保健センター」で実施. (56.6%)であった。. が多かった。. 自校で実施できない健康診断は,「耳鼻咽喉科検診」39. 表6 健康診断の実施場所(自校で出来ないもの) 実 施 場 所. 耳鼻咽喉科 眼 科 心電図. 脊柱・胸郭 ツ 反 歯・口腔 内 科. 19(48.7) 17(58.6) 10(33.3) 13(54.2) 4(28.6) 4(100.0) 3(100.0). 中央の学校. 痛院・保健センター. 9(23.1). 役場・町民会館. 5(1.2.8). 町内回診. 3(7.7). 専門医受診. 0(0.0). その他. 1(2.6). 無回答. 2(5.1) 計. 39(100.0). 5(17.2). 14(46.7). 4(13.8). 0(0.0) 0(0.0). 6(20.0). 0(0.0) 0(0.0). 0(0.0). 0(0.0). 30(100.0). 8(57.2). 1(4.2). 0(0.0). 4(16.6). 0(0.0). 3(10.4) 29(100.0). 5(20.8). 24(100.0). 0(0.0) 0(0.0). 0(0.0). 0(0.0) 1(4.2). 0(0.0). 14(100.0). 0(0.0). 0(0.0). 0(0.0). 0(0.0). 0(0.0). 1(7.1). 1(7.1). 0(0.0). 0(0.0). 0(0.0). 0(0.0). 4(100.0). 0(0.0). 0(0.0). 3(100.0). 卒」の人では7人(50.0%)であり,前任校が中学校の. 健康診断の困難点(複数回答)については,「発達段. 人に難しいと思わない人が多かった。. 階が異なるため,事前指導が難しい」4人(5.3%)と いう併置校の問題と,「検査項目が多く手間がかかる」. 8人(10.5%),「学校以外の場所への移動に引率体制が. (4)保健指導. 9年間継続して行っている保健指導は,「性教育」18. 整っていない」5人(6.6%),「保健室が狭い」2人(2.6%). 人(23.7%),「歯の指導」9人(11.8%),「喫煙教育」. という僻地小規模校の問題が15人(15.8%),その他「授. 2人(2.6%),「生活習慣の指導」「健康教育指導」「応. 業の関係で中学生は時間の確保が難しい」3人(3.9%), 「教貞の理解が得られない」2人(2.6%)であった。. 急処置の自立支援」各1人(1.3%)であった。養護教. また,「難しいとは思わない」と答えた人が44人(57.9%),. 諭の経験年数との関係をみると,性教育を行っている人. 無回答が7人(9.2%)であった。難しいと思わない人. は経験年数「0.5年」1人(5.5%),「1.5∼5.5年」3人 (16.7%),「6.5∼10.5年」1人(5.5%),「11.5”15.5. と経験年数との間には関連が認められなかったが,現任. 校での勤務年数との関係をみると,勤務年数「0.5年」. 年」4人(22.3%),「16.5”20.5年」5人(27.8%),「21.5. の人では難しいと思わない人が8人(42.1%),「1.5年」. 年以上」3人(16.7%),無回答1人(5.5%)であり,. の人では7人(63.6%),「2.5年」の人では8人(66.7%),. 経験年数が多い人に多くみられた。歯の指導を行ってい. 「3.5∼5.5年」11人(57.9%),「6.5∼8.5年」7人(70.0%),. る人は経験年数「0.5年」1人(11.2%),「1.5∼5.5年」. 「9.5〝11.5年」2人(100.0%),「12.5年以上」1人. 4人(44.4%),「11.5∼15.5年」2人(22.2%),「21.5. (100.0%)であり,現任校での勤務年数が長くなるほ. ∼30.5年」2人(22.2%)であり,経験年数の少ない人 に多くみられた。. ど難しいと思わない人が多くなっていた。また,前任校 との関係では,前任枚が「′ト学校」の人では難しいと思. わない人が14人(51.9ヲ占),「中学校」の人では17人. (77.3%),「小中併置校」の人では6人(66.7%),「新 一105−.

(7) 津 村 直 子. 表7 小中併置校の利点津 点. 利. 人 数. 42(55.3). 9年間通して児童生徒の把握ができる 小中一貫した(系統的な)保健指導ができる. 20(26.3). 教職員の情報交換が容易である. 10(13.2). 中学生が小学生の面倒を見てくれる. 10(13.2) 6(7.9). 教職員数が多いので職務上の融通がきく. 教職員数が多いので児童生徒に対して細かい対応ができる 6(7.9) 併置の利点. 小中に兄弟がいるので欠席時など把捉できる. 5(6.6). 小学生から知っているので思春期の難しい年頃にも対応できる. 4(5.3). 小学生・中学生の両方関われるため,自分の勉強になる. 4(5.3). 小学生と中学生の交流がある. 4(5.3). 予算が多い. 2(2.6). 中学生がのんびりしている. 2(2.6). 小中の教職員がいるので様々な考えを知ることができる. 2(2.6) 1(1.3). 小中の教職員の仲がよくアットホームである. 小規模の利点. 保護者との連絡が取りやすい. 16(21.1). 少人数のため,一人ひとりの良さや問題点が把握できる. 10(13.2). 小規模なので児童生徒の仲がよい. 5(6.6). 人数が少ないのでアンケートの回収がスムーズである. 1(1.3). 保健統計や事後処置に時間がかからない. 1(1.3). 文化祭・運動会などで全員が主役になれる. 1(1.3). いろいろな仕事があり,勉強になる. 1(1.3). 仕事の成果が子どもの反応から把握しやすい. 1(1.3). 計 対. 154. 象. 76. 者 (複数回答). 3.小中併置校の利点と困難点について 小中併置校の利点(複数回答)を表7に示した。「9. 項目,「6.5∼10.5年」の人は利点1.6項目,困難点1.0項. 1.5項目,「1.5∼5.5年」の人は利点2.2項目,困難点1.6. 年間通して児童生徒の指導ができる」42人,「小中一貫. 目,「11.5∼15.5年」の人は利点2.0項目,困難点1.8項目,. した保健指導ができる」20人などの併置校であるための. 「16.5∼20.5年」の人は利点1.8項目,困難点1.7項目,. 利点の延べ人数は118人,「保護者との連絡が取りやすい」. 「21.5年以上」の人は利点2.3項目,困難点2.0項目であ. 16人,「少人数のため,一人ひとりの良さや問題点が把. り,経験年数0.5年の人は利点より困難点の方が多いが,. 握できる」10人などの小規模校の利点の延べ人数は36人. それ以外の人は利点の方が多かった。また,児童生徒数. であり,1人平均2.0項目をあげていた。. との関係を表9に示したが,児童生徒数が100人未満の. 小中併置校の困難点(複数回答)を表8に示した。「養. 学校では,困難点より利点のほうが多いが,100人以上. 護教諭としての仕事が2倍ある」「小学校に所属のため,. になると困難点のほうが多かった。教貞数との関係は,. 中学校の動きが見えにくい」ともに18人などの併置校で. 教員数が「9人以下」の学校では利点3.4項目,困難点3.2. あるための困難点の延べ人数は105人,「養護教諭として. 項目,「10∼14人」の学枚では利点2.3項目,困難点1.4. の仕事より,一般雑務のほうが多い」「幼いころから子. 項目,「15∼19人」の学校では利点2.0項目,困難点2.1. ども同士の立場が決まっている」ともに7人などの小規. 項目,「20人以上」の学校では利点1.3項目,困難点1.0. 模校の困難点の延べ人数は25人であり,1人平均1.7項. 項目であり,教貞数9人以下の学校では利点,困難点が. 目をあげていた。. 最も多く,20人以上の学校では利点,困難点が最も少な かった。また,教貞数が多くなるにしたがって利点は減. 併置の利点・困難点の1人平均項目数と経験年数との. 関係は,経験年数「0.5年」の人は利点1.3項目,困難点. 少していた。. −106−.

(8) NO.55. 小中併置校における養護教諭の活動. 2000.12. 表8 小中併在校の困難点 困. 人 数. 18(23.7). 小学校に所属のため中学校の動きが見えにくい. 18(23.7). 小学校高学年の自主性が育たない. 11(13.2). 発達段階が異なるため言葉や表現が難しい. 9(11.8). 小と中で教師の生徒指導や生活指導の考え方が異なる. 8(10.5). 小と中で教師の人間関係がうまくいかない. 8(10.5). 養護教諭の所属が小か中か立場があいまい. 6(7.9). 中学生になっても環境の変化がない(小学校9年生のよう). 5(6.6). 体育館や特別教室などが十分使えない. 4(5.3). 何かにつけて小と中の調整が必要. 3(3.9). 併置の問題. 小規模の問題. 難. 養護教諭としての仕事が2倍ある. 3(3.9). 縦割り活動があまりない(単置校のように感じる). 中学生の負担が多い(行事など). 2(2.6). 職務が小または中のどちらか一方に片寄ってしまう. 2(2.6). 小学生の低年齢化. 1(1.3). 職員室が別なため,小中兼務の仕事は移動しなければならない. 1(1.3). 小学生が中学生の悪い影響(たばこなど)をうけやすい. 1(1.3). 組織的には小中別なので,自分の所属だけ守ればいいという意識がある. 1(1.3). 教頭が2人いるため,連絡を2回行わなければならない. 1(1.3). 合同の行事が多いため,小中両方の子どもが満足できない. 1(1.3). 小中の授業時間が異なるため,勘違いする. 1(1.3). 9年間同じ子どもと関わるので、マンネリ化する. 1(1.3). 養護教諭としての仕事より,一般雑務のほうが多い. 7(9.2). 幼いころから子ども同士の立場が決まっている. 7(9.2). 保護者と親密になりすぎて,けじめがつきにくい. 6(7.9). 少人数なので子どもに対して過保護になりやすい. 3(3,9). 小規模なので閉鎖的. 1(1.3) 1(1.3). 社会性が身に付きにくい 計 対. 130. 象. 76. 者. (複数回答). 表9 児童生徒数と併置の利点■困難点の関係 考 児童生徒数. 利 点. 困難点. 察. 1.調査対象について. 19 人 以 下. 1.9. 1.2. 20 ∼ 39 人. 2.1. 1.5. 僻地指定の基準は,僻地教育振興法施行規則の指定基 準12)で定められているが,小中併置校の法的設置基準. 40 ∼ 59 人. 2.1. 1.8. はない。1947年に中学校が義務制になって以来,僻地で. 60 ∼ 79 人. 2.4. 1.6. は小中併置校があたりまえ13)といわれているが,併置. 80 ∼ 99 人. 1.5. 1.0. という形態は同じであっても,各校の実態は学級数,教. 100人 以上. 1.8. 2.8. 点数,児童生徒数等多様である14)。本調査でも,学校 規模に違いがみられ,児童生徒数が最も少ない学校では. 11人,最も多い学校では165人であった(表2参照)。ま. た,僻地指定基準(表1参照)も異なり,僻地指定校で ない学枚も含まれているが,併置校は道北,道東に多く,. 一107−.

(9) 津 村 直 子. 1998年度15)では,根室管内の小学校の23.4%,釧路管. のは当然と思われる。しかし,その他が7人(9.2%). 内では18.1%が小中併置校であった。アンケートの回収. みられ,小学校,中学校が別々に同じ時間に会議があ. 率は渡島,櫓山,胆振,日高,十勝,留萌管内では100.0%. る時は小学校に参加していた。このことは併置校の困. であり,併置校が少ない地域の回収率が高く,近郊に併. 難点(表8参照)である「/ト学校に所属のため中学校. 置の学校が少ない地域の養護教諭は,職務内容について. の動きが見えにくい」という問題の原因の1つになっ. 間置意識を持っている人が多いのではないかと思われる。. ているのではないかと推測される。. 養護教諭の年齢は20代が最も多く37%,次いで30代が. ③ 保健室の設備・備品の購入. 「保健室の設備・備品の購入」は,「予算は別々だ. 32%,40代が22%,50代が4%であり,僻地の学校は若 い養護教諭が多く,ベテランの養護教諭は少ない16)傾. が中学生が部活動で使う湿布やスプレーを多く購入す. 向が得られた。また,最初の赴任先が併置校である人が. るため,小学生の薬品代をまわす」などのコメントも. 14人(18.4%)みられたが,僻地では医療機関も少なく. みられ,小中一緒に購入してどちらでも使えるように. 不便であり,医師にかかるまでの応急処置など,ある程 度の経験が必要17)であるが,僻地に加えて小中併置で. している学校が多かった。保健室が1つなので,小中 別々に備品や消耗品を購入する必要はないと思われ. あることから,小中両方の教員への適応力や,発達段階. る。. の異なる児童生徒への対応など,新卒者にとっては課題. ④ 保健掲示物の作成. 「保健掲示物の作成」は,掲示する場所や内容によっ. が多いと推測される。. て小中一緒がよいもの,別々がよいものがある。本調. 査では「/ト中一緒」が約8割であったが,小中一緒に. 2.職務内容について 「養護」という専門的教育活動には一般教科にみる「学. 作成するための困難点も多かった。掲示板がせまいな. 習指導要領」に準ずるものは見当たらず,勤務校の実情. どの「施設・設備の不備」や「児童生徒の発達段階が. に即応した養護活動を展開していかなければならない. 異なるため」難しいと答えた人はできれば小中別々を. 18)。養護教諭の職務内容や役割については1997年の保. 望んでいると思われる。. 健体育審議会答申19)の中で養護教諭の新たな役割や資. (9 保護者向けの保健便りの作成. 質として,ヘルスカウンセリングの機能の充実,健康課. 題の収集能力や解決のための指導力,企画力,実行力,. 「保護者向けの保健便りの作成」は,保護者を啓蒙 し,関心を高め,協力が得られるように,家庭で健康. 調整能力等が求められている。しかし,いまだ養護教諭. な生活をおくるための知識や,保健関係行事のお知ら. の職務内容は明確化されておらず,勤務校の児童生徒数. せなどを伝達する手段であるが,作成していない人が. によって大きく変わっている。. 25.0%みられた。「小中一緒」が56.6%であり,保護. 者に対しては表現をかえる必要はなく,一枚に「/ト学 中学生は……. 生は……. (1)小中一緒に行っている職務. ,. 小中一緒に行っている職務では,「学校保健安全計画. 」と対比した表現は発達段階. の違いがよくわかると思われる。. の立案」90.8%,「職員会議に参加」89.5ヲ‘,「保健室の 設備・備品の購入」80.3%,「保健掲示物の作成」80.3%,. (2)別々に小中両方に行っている職務. 「別々に小中両方」に行っている職務内容では,「児. 「保護者向けの保健便りの作成」56.6%が半数以上を占. 童生徒の保健便りの作成」61.8%,「健康診断の事前指導」 57.9%,「修学旅行・遠足の付添い」55.3%が半数以上. めていた(表4参照)。. (D 学校保健安全計画の立案. を占めていた(表4参照)。. 「学校保健安全計画の立案」は,養護教諭の執務計 画を効果的,能率的に展開していくために必要であり,. (∋ 児童生徒の保健便りの作成. 教職貞へ提示することで,養護教諭の執務の姿勢,活. 保健便りは,養護教諭が学校における健康の専門家. 動方針,活動内容などに関心を集め,共通理解を得る. としての願いや気持ちを児童生徒,保護者,教職員集. 機会となる。/ト中併置校では小学校,中学校の教育活. 団に伝達するものであり,保健指導の代表的な資料で. 動の両方を考慮する必要があり,小中一緒に計画を立. てたほうが両方の流れが把握しやすく,また,保健活. ある。保健便り作成の留意点は,対象を明確にするこ と,情報を学年の発達段階に細分化し,具体性に努め. 動を行うにあたって全教職貞の共通理解が得やすいと. ること,個人と集団,学校生括とをつなげる扱いをす. 思われる。. ること20)などであり,児童生徒向けの保健便りは「小. (彰 職員会議に参加. 中別々」に作成することが望ましいが,「時間が2倍 かかる」という困難点をあげている人が多かった。ま. 「職員会議に参加」は,小中一緒の会議に参加する. −108−.

(10) NO.55. 小中併置校における養護教諭の活動. た,「/ト中一緒」に作成している人が約2割みられ,「発. 授業計画は変わらないと思われる。保健の教科を担当. 達段階が異なる」ことで困難を感じている人が多かっ. している人は約3割であり,後藤25)の調査による小. た。保健便りの作成はすべての学校で実施しており,. 規模校の養護教諭の48.9ヲ‘が保健の授業を担当してい. 後藤21)の小規模校における保健便りの作成は. る結果より低い億であった。これは,同じ僻地小規模. 100.0%,月1回以上行っている学校は85.4%であっ. 校でも小中併置校では教月数が多いことから,単置の. たという報告と同様に,小規模校においても有効な保. 小学校,中学校より養護教諭が授業を担当する機会が. 健指導の資料であることがうかがえる。. 少ないと考えられる。. ② 健康診断の事前指導. ② 学校保健委貞会に参加. 2000.12. 学校保健計画を適切に策定し,組織的,効果的に実. 後述. ③ 修学旅行・遠足の付添い. 施するためには,学校における健康の問題を研究討議. 学校行事のどの領域においても保健的配慮を要する. し,推進するために学校保健委貞会の設置を促進し,. が,その中でも特に修学旅行は宿泊を伴うため,保健. その運営の強化を図ることが必要である26)。内山ら27). と安全上の配慮が必要である。文部省の通達では,健. の研究では,学校保健委員会のない学校は34.1%であ. 康管理を徹底させるためなるべく養護教諭か学校医を. り,本研究結果の67.1%は著しく低い億であった。学. 参加させること22)であり,養護教諭の付添いは強制. 校保健委貞会がない理由は,教職貞の多忙,管理職が. ではないが望ましいとしている。本調査では未実施は. 積極的でない,学校医の協力が得られない28)などに. 1人であった。小中別々に両方に参加している人は半. よるが,一般的に小規模校では少人数のため相互に妥. 数以上であり,「時間が2倍かかる」ことを困難に感. 協的で組織的活動は行いにくい29)といわれている。. じている人が多かった。また,小学校のみに参加の人. ③ クラブ・部活動の指導. は約2割であった。修学旅行の実施形態が単独実施か,. クラブ・部活動の指導をしていない人は51.3%であ. 複数年合同実施かにより,また,複数枚合同実施かに. り,単置の小規模校の29.8%30)と比較すると,本調. より,養護教諭のかかわり方も変わってくると考えら. 査のほうが多かった。単置の小規模枚に比べて,小中. れる。. 併置校では教職員数が多いことが関係していると思わ れる。. (3)小学校のみに行っている職務 小学校のみに行っている職務では,最も多いものは「保. 3.応急処置について. 健重点会の指導」43.4%であった(表4参照)。児童生. 一日の保健室利用者数は「3人以下」が約半数を占め. 徒の保健委貞会は,教育課程特別活動の中の「児童・生. ており,保健室利用者数と児童生徒数との間には関連が. 徒会活動」に分担活動として位置付けられ,教師の適切. 認められ,児童生徒数が多いほど保健室利用者数が有意. な指導のもとに,特に児童・生徒の自発的,自治的な実. に多かった(p<0.01)。僻地小規模校の特質31)は,日 常救急処置の件数が極めて少ないことであり,後藤32). 践活動が展開されるように配慮する必要がある。. 保健委員会の構成貞は,小中別々に分かれて所属する. の調査でも50人未満の小規模校の救急処置件数は非常に. ことが望ましく,小学生が中学生の活動に従うことはよ. 少なかった。本調査の保健室利用者が少ないことは,応. くない23)といわれているが,小中別々に行っている学. 急処置が少ないことによるものと考えられる。このこと. 校は5校(6.6%)であり,4割の学校は小[ト一緒に行っ. は日常多くの時間をとられる職務として応急処置をあげ. ていた。このことは,小学校高学年の自主性が育たない. た養護教諭は,児童数1000人以上の小学校では83.3%,. という併置の問題(表8参照)の原因の1つになってい. 中学校では100.0%であったが,200人未満の小規模校で. ると推測される。. は小,中ともに0.0%であったという報告33)からも推察 できる。. 応急処置について困難と思うことは,「応急処置その. (4)実施していない職務 養護教諭が実施していない職務では,「保健の教科の. ものが非常に少ないので,特に困難と感じることはない」. 授業」69.7%,「学校保健委員会に参加」67.1%,「クラ. と答えた人が55.3%であり,半数以上であった。しかし, 「中学生が保健室にいると小学生が入りにくい」「/ト学. ブ・部活動の指導」51.3%が半数以上を占めていた。. 生と中学生では対応を変えなければならない」「けがや. (∋ 保健の教科の授業. 1998年6月の「教職貞免許法の一部を改正する法律」. 疾病の原因が小中では異なるため,処置や保健指導も変. により,養護教諭が保健の授業を担当できるように. えなければならない」等,併置校の特質が応急処置の対. なった24)が,年度途中の改正であるため,調査時の. 応にも表れていた。併置校では,1つの保健室で1人の. −109−.

(11) 津 村 直 子. 養護教諭が9年間の成長発達段階の差のある児童生徒を. 行うため,それぞれの小学校,中学校で児童生徒の実態. 対象としており,量的には問題は少ないが,内科的な処. にあった保健指導を研究している地域38)もみられ,保. 置(相談活動を含む)を主訴とする場合のような質的な. 健指導の継続性が強調されているが,小中一貫した系統. ケースにおいては,配慮しなければならない問題が多い. 的な保健指導ができることを併置校の利点としてあげた. と推測される。. 人は26.3%(表7参照)であった。/ト中併置校では,し ばしば教員同士の意思の疎通がうまくいかないことが指. 問診票は,基本的な事項を見落とさないで,早急に対. 応できるチェックリストであり,保健室来室者の多い学. 摘されており39),小中両方の教貞の共通理解と時間等. 校では,短期間に多くの情報が把握でき,より正確な判 断ができるという利点34)があるが,約1割の学校で使. の確保に困難な点もみられ,継続した保健指導を前向き. 用していなかった。問診票を使用していない学校は,児. 童生徒数が50人未満の学校であり,一日の保健室利用者. 保健指導と経験年数との関係は,性教育を行っている 人は経験年数の多い養護教諭に多くみられた。性教育は. 数が10人以下が多かったので,問診票を用いなくても情. ある程度人生経験があり,柔軟な考え方ができる経験年. 報が把握できると思われる。また,保健室来室記録は,. 数の多い養護教諭の方が行いやすいと考えられる。また,. 保健室利用状況を分析するデータであり,子どものけが. 歯の保健指導は,経験年数5.5年以下の若い養護教諭に. や疾病等の原因を洞察するために必要と考えるが,記録. 多くみられた。歯の指導は健康診断で実態が把握でき,. のない学校が3校みられ,児童生徒数が40人未満の保健. むし歯予防デーの指導として年間計画に組みこみやすい. 室利用者数の少ない学校であった。書くという行為は処. ものと思われる。. に検討しても実現しにくい面もあると思われる。. 置の確認,見落としの発見等にもつながるものであり,. また,毎日の記録の積み重ねにより,保健室経営の見直. 5.健康診断について. しができるため,保健室来室記録は児童生徒数に関係な. 学校における定期健康診断は学校教育法第6条1項に. 定められており,保健管理の中核を占める重要項目の1. く必要なものと考える。 緊急時の連絡体制は,学校管理下の事故発生時には担. つである。近年の児童生徒はいわゆる病気とはいえない. 任,家庭,医療機関への連絡が必要であり,全教職員の 共通理解が必要である。73校(96.1%)は小中一緒の連. が,子どもらしいはつらつとした表情がなくなり,朝か. 絡体制であり,周知徹底をはかっていた。しかし,3校. えており40),生活様式や食生活の変化 テレビの普及. らあくびをする子どもや背筋がのびない子どもなどがふ. (3.9%)は小中別々の連絡体制であり,児童生徒数50. と子どもの遊びの変化などと深い関係がみられ,マスメ. ∼70人の併置校では中規模の学校であったが,2通りの. ディアの影響により,僻地の子どもも例外ではなくなっ. 連絡体制は養護教諭自身が混乱するので,統一したほう. てきている。. 健康診断の事前指導は,各種の検査・検診の意義や目. がよいと思われる。. 的,検診のための準備や注意など,児童生徒の発達段階 に応じた事前指導が必要である。本調査では別々に小中. 4.保健指導について. 佐藤35)は,養護教諭の職務を通しての満足感の多く. 両方に行っている学校が58%,小中一緒に行っている学. (9割)は保健指導を通して得られた達成感や,そのこ. 校が26%であった(表4参照)。健康診断の困難点に「発. とを児童,生徒,および担任教師から承認されることに. 達段階が異なるため,事前指導が難しい」と答えた人は. よるものであると報告している。保健指導は,養護教諭. 小中一緒に行っている人であり,小中別々の必要性を感. の行う職務の中で養護教諭自身の満足感を高め,知識お. じていながらも時間の確保が難しいものと思われる。 小中一緒に行っている項目では,「歯および口腔検査」. よび技術の専門性をフルに活用できる職務である。近年. は,薬物乱用,性の逸脱行為等の深刻な問題36)が急増し,. 「内科検診」「ツベルクリン反応検査」が多く8割以上. ますます保健指導が重要になっている。. の学校であった。自校で実施できない項目では,「耳鼻. 小中併置枚の最大の特徴は,「一貫性」をもった教育 課程の編成について見通しがもてる37)ことであり,保. 咽喉科検診」「心電図」「眼科検診」「脊柱・胸郭」が多. 健指導においては低学年から系統的な指導が行えるメ. 目は,「釧路」「上川」「宗谷」管内の学校に多く(表5 参照),僻地指定が2級,3級の多い学校であった(表. く3割以上の学校であった。自校で実施できない検査項. リットがある。9年間を通して継続して行っている保健. 指導は「性教育」が最も多かった。性教育は発達段階に. 1参照)。未実施項目は「耳鼻咽喉科検診」3校(上川. ることが大切であるが,4分の1の学校でしか実践され. 管内),「眼科検診」5校(上川管内),「脊柱・胸郭」2 校(上川管内),「ツベルクリン反応検査」1校(上川管. ていなかった。単置校において小中一貫した保健指導を. 内)であり,上川管内の医療体制は著しく貧困であった。. 合わせた指導が重要であり,正しい知識を系統的に教え. −110−.

(12) NO.55. 小中併置校における養護教諭の活動. 後藤41)は,本道の小規模校においては耳鼻科,眼科検. ができることであり,また,教職月数が多いことによる. 診を実施していない学校や,内科検診に含ませて行って. 利点もあげられており,単置の僻地小規模校にはみられ. いる学校の存在を報告している。また,川上42)は,渡島,. ない利点が把握された。. 櫓山の僻地校では眼科検診を毎年実施している学校は. 困難点は一人平均1.7項目をあげており,小規模校の. 45.5%,耳鼻科検診は36.4%,聴力検査は毎年全学年を. 困難点より併置校であるための困難点の方が多くみられ. 対象に実施している学校は59%であり,眼科,耳鼻科検. た。養護教諭としての小中併置校の困難点は,9年間の. 診は全身状態や学習活動に及ぼす影響が大きく,疾患の. 年齢差のある児童生徒への対応と,教職貞が多いことに. 早期発見は学校保健上重要であり,毎年全貞の検査が必. よる弊害に加えて,所属が小学校であるための問題も含. 要であると述べている。小中併置校においては,9年も. まれていた。. の間,眼科,耳鼻科検診を受けることができない子ども. 小規模校では縦割り班が形成しやすく,組織的な活動. が存在しているということであり,見逃せない問題であ. を組み立て,社会性を形成していく上で重要な役割を果. る。. たしている。縦割り集団は,低学年は楽しいと感じてい. 僻地の医療体制の貧困性に対して,巡回診療,医師グ. る児童が多いが,高学年は楽しくないと感じている児童. ループの派遣の面からと集団引率受診の面から対策がと. が相対的に多くなっており,高学年の負担は大きいが,. られている43)が,本調査では「中央の学校」「病院,保. リーダー性の体得につながる45)といわれている。. 健センター」や「役場,町民会館」などの公共の施設で. 保護者との関係では,北海道の小規模校では生活活動,. 検診をうける集団引率受診の場合が多く,巡回診療は少. 文化活動等地域の文化センターとして学校が果たす役割. なかった(表6参照)。「学校以外の場所への引率体制が. も大きく,行事や文化活動において学校と地域とのつな. 整っていない」という意見もみられ,引率に伴う時間の. がりは深い46)。僻地では学校と地域が密着しており,. 無駄,不便さなどの問題が生じているため,専門医検診. それが利点,困難点の両方に現れていた。. 養護教諭の経験年数との関係は,経験年数「0.5年」. 派遣制度の充実が期待される。 健康診断における困難点については,「難しいことは. の人は利点より困難点が多いが,新任1年目に感じた困. ない」と答えた人が58%みられ,現任校での勤務年数が. 難点は経験年数が増えるに伴い解決できるものが多く,. 多くなるに従って増加していた。また,前任の学校をみ. 未熟さゆえのものであり,併置によるものだけではない. ると,中学校に勤務していた人に難しいと思わない人が. と思われる。. 多かった。養護教諭の職務の対象となる児童生徒は,学. 児童生徒数との関係では,児童生徒数が100人以上の. 級担任(教科担任)の管理と指導のもとにあり,学級担. 学校では困難点が著しく多くなっている(表9参照)。. 任や教科担任の理解と協力がなければ養護教諭の活動は. これは小中別々に行う行事が増えるため,養護教諭とし. 達成できなく,健康診断も担任の理解と協力のもとに学. ての仕事が2倍あることが困難点に現れたものと思われ. 校行事として実施されるものである。前任校が中学校で. る。また,教員数との関係では,教員数が9人以下の学. あった人は,学級担任,教科担任との連携の経験から円. 校では利点,困難点がともに最も多かった。「養護教諭. 滑に実施できるものと思われる。「検査項目が多く,時. としての仕事より,一般雑務のほうが多い」という小規. 間がかかる」と答えた人は約1割みられ,小中別々に行っ. 模校であるがゆえの困難点は,事務職貞の配置基準にみ. ている学校であった。胸囲測定は1995年度の学校保健法. たない小規模校では,規模が縮小されるにしたがって,. の一部改正に伴い必須項目から省略することができる項. いわゆる雑務,あるいは本務外労働と指摘される項目が. 目に変わったが,「身長」「体重」「胸囲」「座高」の四計. 養護教諭の仕事として定着47)しているものと思われる。. 測を実施している学校も含まれていた。また,視力検査. また,教貞数が多くなるにしたがって利点は減少してお. はいわゆる「さんななまる方式」44)を用いないで,個々. り,教点数が多くなれば職場での人間関係が難しく,「小. の億を測定している学校もあり,検査項目の多さを困難. と中で教師の人間関係がうまくいかない」「小と中で教. 点にあげたものと思われる。. 師の生徒指導や生活指導の考え方が異なる」等の教員同 志の意思の疎通がうまくいかないことも影響していると. 6.小中併置校の利点と困難点について. 考えられる。. 小中併置校の利点と困難点について表7,8に示した。 利点は一人平均2.0項目をあげており,小規模校の利点. おわり に. より,併置校であるための利点の方が多くみられた。養. 北海道内の小中併置校の養護教諭を対象に,併置校に おける職務内容,併置校の利点・困難点等について調査. 護教諭としての小中併置校の最大のメリットは,9年間 を通して児童生徒の把握ができ,小中一貫した保健指導. ー111−. 2000.12.

(13) 津 村 直 子. 教諭養成課程卒業研究集録,6,. を試みた。その結果,併置校の養護教諭の職務は様々な 形態で遂行されており,統一されていない現状が把撞さ. 136−139,1987. れた。職務の難しさは児童生徒数,教員数,養護教諭の. 6)近藤とも子ほか:複数配置は大規模校だけで十分な. 経験年数等が関係する単置校の職務と同様の問題と,9. のか,学校保健のひろば,45(10),. 年間の成長発達段階の差に対応する併置校特有の問題の. 26−29,1997. 7)梶原 太郎ほか:僻地教育と学校保健,学校保健研. 2種類が存在することも把握された。. 究,22(9),402−431,1980. 小中併置校の利点と困難点は,養護教諭の職務につい ては「小中一貫した保健指導が可能である」が,「仕事 が2倍ある」。児童生徒については「中学生が小学生の. 8)池 田 哲 子:前掲書2) 9)後 藤 ひとみ:小規模校(50名未満)周辺の保健. 面倒をみてくれる」が,「小学校高学年の自主性が育た. 資源の実態と養護教諭の活動との. ない」。他教師との関わりにおいては「教員数が多いの で職務の融通がきく」が,「小学校と中学校では生徒指. 関わり−救急処置・健康診断業務. を中心として−,僻地教育研究, 49(3),47−53,1995. 導や生活指導の考え方が異なる」。保護者との関係では 「保護者と連絡がとりやすい」が,「保護者と密になり. 10)北海道複式教育研究連盟:双書へき地複式教育の創. すぎる」等の意見が把握された。. 造4,小規模学校の教育. 併置校であるための利点や困難点は,単置の僻地小規. 方法,106,明治図書,1979. 模校のものより多くみられたが,困難点より利点の方が 多かった。養護教諭自身が併置校の特性をプラス志向で. 11)梶原 太郎ほか:前掲書. 12)兼子 仁ほか:教育小六法(平成12年度版),284,. とらえることができれば,9年間の一貫した保健指導に. 学陽書房,2000. より,子ども一人ひとりのニーズに対応した養護活動を. 13)北海道複式教育研究連盟:前掲書,105. 展開していくことができると思われる。. 14)全国へき地教育研究連盟:明るい未来を築く日本の へき地教育シリーズ第9. 稿を終えるにあたり,調査項目の精選にご協力とご助. 集,地域・学校・児童生徒. 言を賜りました兜沼小中学校の中田佳代子先生に深く感. の特性を生かす教育活. 謝申し上げます。また,お忙しい中,調査にご協力いた. 動,59,全国へき地教育 研究連盟,1985. だきました養護教諭の先生方に心からお礼を申し上げま. す。. 15)北海道教職員組合:北海道教育関係職員録(1998年. 度版),ト129,北海教育評論社, 札幌,1998. なお,本研究は,北海道教育大学僻地教育研究施設の. 研究費助成によるものであります。 16)梶原 太郎ほか:前掲書. 17)池 田 哲 子:僻地小規模校における養護教諭の. 引用文献. 職務内容に関する研究 第2報. 1)日本学校保健会:学校保健の動向(平成11年度版),. 学校長・一般教員の意見とその問. 題点 僻地教育研究,35(1),. 151,日本学校保健会,1999. 2)池 田 哲 子:僻地小規模校における養護教諭の. 21−30,1981. 職務内容に関する研究 第3報. 18)池 田 哲 子:僻地小規模校における養護教諭の. 職務内容に関する研究 第1報. 職務内容と専門意識との関連,僻 地教育研究,36(3),81−92,1982. 研究の意図と問題の所在 僻地教. 育研究,33(3),69−75,1979. 3)北海道教職貞組合:北海道教育関係職員録(1999年. 度版) 教育関係統計諸資料,. 19)日本学校保健会:前掲書,151. 2,北海教育評論社,札幌,1999. 20)小 倉. 4)小林 例子ほか:養護教諭の活動について 一大規. 学:養護教諭執務の手引き,248,東. 山書房,京都,1994 21)後 藤 ひとみ:小規模枚(50名未満)の実態から. 模校の実態と問題点−,千葉大学 教育学部研究紀要,第2部 31巻,. みた養護教諭のあり方に関する一. 考察,第40回日本学校保健学会講. 143−149,1982. 演集,262,1993. 5)大 泉 徳 子:大規模校における養護教諭の執務 上の問題,弘前大学教育学部養護. 22)池 田 哲 子:僻地小規模校における養護教諭の −112−.

(14) NO.55. 小中併置校における養護教諭の活動. 職務内容に関する研究 第5報. 期健康診断の現状と問題点,学校 保健研究,32(1),14−20,1990. 修学旅行時の健康管理 僻地教育. 研究,44(3),19−29,1990 23)全国へき地教育研究連盟:前掲書,58. 43)梶原 太郎ほか:前掲書. 44)渋谷敬三,国崎弘:新学校保健実務必携(第五次改 訂版),250−253,第一法規出版. 24)健康教室編集部:「養護教諭が保健の授業を担当で. きるようになります」,健康教室,. 株式会社,1998. 49(11),20,1998. 45)玉井康之・久々江貴志:前掲書 46)玉 井 康 之:地域に開かれた学校運営とPTA. 25)後 藤 ひとみ:前掲書21). 26)日本学校保健会:前掲書,147 27)内山 源ほか:学校保健活動の現状と水準および. の役割一北海道農村小規模学校に おける地域との連携−,北海道教. 育大学紀要,45(2),3ト46,1995. 成立要因との関連に関する養護教. 諭対象の調査研究,茨城大学教育. 47)池 田 哲 子:前掲書2). 学部紀要,46,63−86,1997. 28)内山 源ほか:前掲書 29)玉井康之・久々江貴志:小規模枚における学校行事 と児童の意識一児童の興味. から見た行事の意義−,僻 地教育研究,49(3),55−61, 1995 30)後 藤 ひとみ:前掲書21). 31)池 田 哲 子:前掲書18) 32)後 藤 ひとみ:前掲書9) 33)萱 場. 治:養護教諭の職務についての一考察,. 学校保健研究,22(12),556−565, 1980 34)石原 昌江ほか:養護教諭の職務に関する研究一養. 護活動の分析(2)−,岡山大学 教育学部研究集録,102,229−247, 1996 35)佐 藤. 2000.12. 理:養護教諭の執務に関する研究(1). 一執務における困難点及び満足・. 不満足要因調査から−,福島大学 教育学部論集,57号,25−35,1995. 36)日本学校保健会:前掲書,150 37)全国へき地教育研究連盟:前掲書,106 38)北海道養護教貞会根室支部:小中一賞した保健指導 のあり方と効果的な実. 践をめざして,第15回 北海道養護教貞研究大. 会研究集録,87−97, 1985. 39)北海道複式教育研究連盟:前掲書,109 40)岩 辺 京 子:養護教諭が行なう保健教育の実 際,保健の科学,39(2),104−108, 1997. 41)後 藤 ひとみ:前掲書9) 42)川 上 幸 三:道南僻地校における児童生徒の定. −113−.

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