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ウメ(Prunus mume Sieb. et Zucc.)から分離されたCucumber mosaic virusはSubgroupIに属すが血清学的に区別される

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(1)

ウメ

῍Prunus mume Sieb. et Zucc.῎ から分離

された Cucumber mosaic virus は Subgroup

に属すが血清学的に区別される

栗原 潤*ῌ津田新哉**ῌ切田雅信***ῌ夏秋啓子****ῌ都丸敬一*****

῏平成 +1 年 / 月 ,- 日受付ῌ平成 +1 年 1 月 ,* 日受理ῐ

要約 : 和歌山県紀南地域のウメに発生するウメ葉縁えそ病の罹病株から Cucumber mosaic virus ῏CMVῐ が 分離されたῌ この分離株はウメに単独ではほとんど病徴を生じないが῍ Prunus necrotic ringspot virus 類似 ウイルスとの重複感染によって葉縁えそ῍ 黄斑῍ 不稔などの病徴を示したῌ この分離株 ῏CMV-Umῐ は῍ RNA-の塩基配列ではアミノ酸で subgroupῌの分離株 ῏CMV-O, -Yῐ と 3.῎3/῍ の῍ また subgroup῍ ῏CMV-m,ῐ とは同様に 2*῍ の相同性を示し subgroupῌと考えられたῌ しかしながら血清学的には῍ 間接 ELISA, DAS-ELISAおよび寒天ゲル拡散法のいずれでも῍ 一部に subgroupῌ῍ ῍と異なる特異な抗原決定 基を持つことが認められ῍ RNA の塩基配列と血清反応による分類が異なったῌ キῌワῌド : キュウリモザイクウイルス῍ ウメ葉縁えそ病῍ サブグル῎プῌ ῎῎῎῎῎῎῎῎῎῎῎῎῎῎῎῎῎῎῎῎῎῎῎

和歌山県田辺市῍ 南部町῍ 南部川村を含む紀南地域は日 本有数のウメの産地として古くから知られているῌ この地 域のウメ葉縁えそ病 ῏Mume leaf margin necrosisῒ Mume leaf edge necrosisを改名ῐ 罹病樹 ῏品種南高ῐ か らキュウリモザイクウイルス ῏CMVῐ およびプルヌスネ クロティックリングスポットウイルス類似の Ilarvirus 属 の + ウイルス ῏Prunus necrotic ringspot like virus : PNRLVと仮称ῐ が分離された ῏KURIHARAet al. +330ῐ0ῐῌ CMVウメ分離株 ῏CMV-Umῐ は単独では南高ウメにほ とんど病徴を示さないが῍ PNRLV と重複感染すると葉の 脈間黄化や花器異常῍ 葉縁えそ῍ 不稔などの症状を現し た+*ῐ ῌ この CMV-Um について῍ 既報のタバコなど他の宿主か らの CMV 分離株と比較すると῍ ウイルス RNA の外被タ ンパク質遺伝子の塩基配列は subgroupῌと相同性が高 かったが῍ 血清学的には区別された1ῐ ῌ この事実は῍ 遺伝子 RNAの塩基配列の相同性に基づく分類と血清反応に基づ くものとが必ずしも一致しない事例のひとつと考えられ たῌ 本報告は CMV-Um の諸性質について他の CMV 分離 株との比較検討の結果であるῌ なお῍ 本研究は主として東 京農業大学総合研究所で実施されたῌ 筆頭著者栗原 潤の 修士論文の一部であるῌ

実験材料および方法

+῎ 供試ウイルス 紀南地域の - 箇所の異なる梅園 ῏TO, TM および NS の 各園ῐ の罹病樹から脈間黄化などを示す葉を採取し῍ ῑ 2*ΐ に凍結ῌ保存したῌ この試料に῍ ,῍ ニコチンおよび ヂエチルジチオカルバミン酸ナトリウム添加 *.+ M リン酸 緩衝液 ῏pH 1.*ῐ の ,῎- 倍量を加えて磨砕したῌ この磨砕 汁を , 重のガ῎ゼでろ過した液を接種液として῍ 予めカ῎ ボランダムを散布した葉に῍ 接種液に浸した綿球をなすり 付け接種したῌ 接種後直ちに葉面を水洗したῌ 接種用具は すべて冷却し῍ 手早く接種するようにしたῌ

検定植物としてタバコ ῏Nicotiana tabacum, 品種 Sam-sunNN,バ῎レ῎ ,+ῐ῍ ササゲ ῏Vigna sesquipedalis, 品種 黒種三尺ῐ῍ Nicotiana clevelandii, Chenopodium quinoa, Physalis floridana 等を用いたῌ これらの植物は῍ ,/ΐ῍ +. 時間蛍光灯照明下のガラスチャンバ῎内で育て῍ 接種後も -週間以上そのままで観察を継続したῌ -箇所の梅園からのウイルス試料はこれらの植物にほぼ 同様な反応を示したので῍ それらのうち + 株 ῏TO 株ῐ を῍ その後の試料としたῌ P. floridana は CMV には全身感染 するが PNRLV には全身感染しないので῍ この植物の全身 感染葉から分離されたウイルスを῍ ササゲの初生葉に接種 して生じた局部病斑を用いて単一病斑分離を - 回繰り返し * ** *** **** ***** 東京農業大学大学院農学研究科農学専攻 ῏現 長野県野菜花き試験場佐久支場ῐ 独立行政法人 農業ῌ生物系特定産業技術研究機構中央農業総合研究センタ῎病害研究部 アサヒビ῎ル株式会社研究開発センタ῎未来技術研究所 東京農業大学国際食料情報学部国際農業開発学科 東京農業大学元教授

Jour. Agri. Sci., Tokyo Univ. of Agric., /* (-), 0.῎1* (,**/) 東京農大農学集報῍ /* ῏-ῐ῍ 0.῎1* ῏,**/ῐ

(2)

て分離株 CMV-Um を得たῌ これをタバコ ῏SamsunNNῐ および῍ P. floridana に接種して保存したῌ

比較のために῍ CMV-O, CMV-Y, ῏いずれも subgroup ῌ῍ 当研究室保存ῐ+2ῐ ῍ および CMV-P ῏subgroup῍῍ フキ 分離株῍ 農業研究センタ῎藤澤氏より分譲ῐ+0ῐ のウイルス῍ CMV-m,῏subgroup῍῍ タバコ分離株῍ 九州大学高浪氏よ り分譲ῐ+/ῐ を用いたῌ ,ῌ ウイルスの精製 FRANCKI ῏+313ῐ+ῐの方法に従い῍ 一部改変して CMV を 精製したῌ CMV-Um に感染した SamsunNN タバコ葉を *.,ῌ メルカプトエタノ῎ルを含む *./ M クエン酸ナトリ ウム緩衝液῏pH 0./ῐ で磨砕した ῏, mlῌgῐῌ ガ῎ゼでろ過 し῍ ろ液に +ῌ/ 量のクロロホルムを加え +* 分間攪拌の後῍ 低速遠心分離 ῏国産遠心機 H-,**N, IN ロ῎タ῎῍ 3,/** rpm, +*分ῐ を行って上清を回収したῌ これに塩化ナトリ ウムを最終濃度 *.+ M, ポリエチレングリコ῎ル 0*** を最 終濃度 2ῌ となるように加えて遠心分離 ῏同上῍ IN ロ῎ タ῎῍ 3,/** rpm, +* 分ῐ し῍ 沈殿を *.+ M ほう酸緩衝液に 再懸濁し῍ 最終濃度 *.,ῌ となるようにトリトン X-+** を 加えたῌ この懸濁液を遠心分離し ῏同上῍ FN ロ῎タ῎῍ +,,*** rpm, ,*分ῐ῍ 上清を ,*ῌ しょ糖を含む *.+ M ほう 酸緩衝液上に重層し῍ クッション超遠心分離した ῏Beck-man L-2M, 1*Tiロ῎タ῎῍ -/,*** rpm, +,* 分ῐῌ さらに + *῎.*ῌ のしょ糖密度勾配遠心を行ない ῏同上῍ SW,2 ロ῎タ῎῍ ,/,*** rpm, +,* 分ῐ 純化ウイルスを得たῌ -ῌ 血清反応 CMV-Umの精製ウイルス *.,/ mg を *./ ml の / mM ホ ウ酸緩衝液῏pH 3.*ῐ に懸濁し *./ ml のフロインド不完全 アジュバント῏Freund’s incomplete adjuvantῐ とともに 乳化し῍ ウサギ ῏品種ニュ῎ジ῎ランドホワイトῐ の後肢 に筋肉注射したῌ これを + 週間ごとに - 回繰り返したῌ , か月後に , 回の筋肉注射を追加し῍ ブ῎スタ῎として *.+,/ mgのウイルスを静脈注射した後῍ + 週間後に採血し て抗血清῏As-CMV-Umῐ を得たῌ 力価は間接 ELISA で調 べたῌ なお῍ CMV-Um 以外の CMV の各分離株の抗血清 ῏As-CMV-O, As-CMV-Pῐ は当研究室保存あるいは分離株 の分譲と同時に分譲を受けて使用したῌ 各抗血清を生理的 食塩水で , 段階希釈し῍ 各分離株との反応限界点から CMV-Umの 血 清 型 を 既 報 の 分 離 株 と 比 較 し た῍ 間接 ELISAの結果は .*/ nm の吸光度で測定したῌ 抗原分析は寒天ゲル , 重拡散法によったῌ *.* +M リン酸 緩衝液に寒天を *.1ῌ῍ NaN-を *.*,ῌ 加えて加熱溶解後 シャ῎レに注ぎ῍ ゲル化後῍ 直径約 . mm の孔を中心に + 個῍ 周辺に 0 個等間隔に開け῍ 周辺部の孔に +/ ml の純化 ウイルスを + mgῌml として添加したῌ ,/ΐ で . 時間おい た後῍ 中心の孔に +/ ml の各抗血清を添加したῌ 各抗血清 は原液を用いたῌ 抗体吸収試験3ῐ によって CMV 各系統の抗原の差異を DAS-ELISAを用いて調べたῌ CMV-Um の IgG は硫安塩 析法 ῏VANREGENMORTELet al. +33-ῐ,+ῐ によって作製し῍ グルタ῎ルアルデヒド + 段階法 ῏前田ら῍ +330ῐ2ῐ によって CMV-Um抗体とアルカリフォスファタ῎ゼ ῏ALPῐ 結合 抗体を作ったῌ 抗体吸収は抗 CMV-Um-IgG および ALP コンジュゲ῎ ト῏*.+ mgῌmlῐ と CMV-Um, -O および -m, の各精製ウイ ルス ῏*.+ mgῌmlῐ を + : . に混合し῍ -1ΐ で , 時間῍ さら に .ΐ で + 晩おいた後῍ 遠心分離して得られた上清を用い たῌ IgG およびコンジュゲ῎トはそれぞれ段階希釈して供 試したῌ 抗原として CMV-Um 純化ウイルス ῏*.+ mgῌmlῐ を用いたῌ .ῌ CMV-RNA - の塩基配列の比較 CMV-Um-RNAの外被タンパク質遺伝子の塩基配列を 調べ῍ 既報の CMV 分離株と比較検討したῌ CMV-RNA は SAMBROOKら ῏+323ῐ+-ῐ に従い SDS-phenol 処理によって 調製したῌ 逆転写ポリメラ῎ゼ連鎖反応法による cDNA のクロ῎ニングのために῍ プライマ῎として /῍-GACGTT-AGCAGCTGGTCGTC--῍および /῍-GCGGCATACTGA-TAAACCA--῍を用いたῌ 増幅された cDNA は῍ Plasmid pBlueScript῍KSῑPstῌ/Bam H+ ῏Strategene, USAῐ に ク ロ῎ ニ ン グ し たῌ 塩 基 配 列 に は῍ Dye primer 法 Dideoxy chain termination法 ῏Taq Dye Primeo Cycle Sequencing Core Kit- Perkin Elmerῐ῍ fluorescent DNA sequencer῏-11A, Applied Biosystem, USAῐ を用いたῌ これらによって得られた結果は既報の CMV 分離株の塩基 配列とコンピュ῎タプログラム ῏DNASIS, Hitachi, Ja-panῐ によって相同性を検討したῌ

実 験 結 果

+ῌ CMV-Um による判別植物の病徴 CMV-Umを接種したタバコ ῏品種 SamsunNN および バ῎レ῎ ,+ῐ は全身的に葉脈透化や軽いモザイクを示す が῍ CMV-O などの場合に較べて症状は軽く῍ 注意しない と見逃すことがあるῌ ササゲ῍ ソラマメ῍ Chenopodium amaranticolor, C. quinoa などでは CMV-O の場合と同様 に接種葉にえそ斑点を生じ῍ 全身感染しなかったῌ ササゲ では添加したニコチンによる微小なえそ斑点と見分けにく かったが῍ ウイルスによるものはこれより大型の斑点と なったῌ ウメ葉から直接に検定植物への接種が困難なとき は῍ P. floridana などの全身感染葉を接種源とするとニコ チンなしでも感染が得られたῌ P. floridana は PNRLV に は全身感染せず῍ ウメが PNRLV に重複感染しているとき でも CMV のみの分離が可能であったῌ CMV-Um はウメ ῏品種南高ῐ に感染したが῍ 実生苗には幼苗に葉脈黄化を示 す他はほとんど病徴を示さなかった+*ῐ ῌ ,ῌ ウイルスの精製 ,**gの感染タバコ葉から 1.2 mg の純化ウイルスが得ら れたῌ 密度勾配遠心によって῍ 白色のバンドが + 本認めら れたῌ このバンドの再度超遠心後の沈渣は A,0*ῌ2*ῒ +.2,῍ AmaxῌAminῒ+./+ を示したῌ この純化標品をホル マリン固定し῍ リンタングステン酸でネガテイブ染色した

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後῍ 透過型電子顕微鏡 ῏JEM-+**CX῍ 日本電子ῐ 観察に よって既報と同様な直径約 ,2 nm の球状粒子が認められ たῌ

-῍ 血清反応

a῍ CMV-Um および各分離株の各抗血清に対する反応 結果を Table + および Fig. + に示したῌ As-CMV-Um は CMV-Um に最強に反応し῍ ,+*

῏,/0,***ῐ が限界値で あ っ たῌ 同 様 に As-CMV-O, As-CMV-P は homologous な組み合わせで最も強く反応し῍ heterologous な組み合 わせでは反応は低く῍ CMV-Um は CMV-O および As-CMV-Pとは各希釈段階のいずれでも中間的な反応を示し たῌ 各抗血清の希釈限界値 ῏log,Nῐ の差から血清学的判別

指数 ῏SDIῐ を求め῍ Table + に示したῌ b῍ 寒天ゲル二重拡散法

As-CMV-O ῏subgroupῌῐ では῍ CMV-O と CMV-m, との間に m, にむかって延びた分枝が῍ O と CMV-Umとの間では ῍Umに向かって分枝を生じたῌまた῍CMV-UmとCMV-m,の間に交叉する沈降帯を示した῏Fig. ,-AῐῌAs-CMV-UmではCMV-OとCMV-m,の間にm,に向 かって῍またCMV-OとCMV-Umの間にUmに向かってそ れぞれ分枝を生じたῌCMV-UmとCMV-m,の間に交叉す る沈降帯を生じた῏Fig. ,-BῐῌAs-CMV-P῏subgroup῍ῐで はCMV-m,とCMV-Oとの間に-Oに向かって῍またCMV-m ,とCMV-Umの間に-Umに向かう分枝がそれぞれ観察され た῏Fig. ,-Cῐῌ c῍ CMV 各分離株の抗体吸収と DAS-ELISA

Fig. -に結果を示したῌ 精製 CMV-Um で吸収した -Um 抗体は各希釈倍率区で陽性反応限界値以下であったので -Um抗体は吸収によって除去されたことを示したῌ 一方῍ CMV-m,で吸収した Um 抗体῍ また CMV-O で吸収した Um抗体は非吸収の対照と同様にいずれも -Um に対して 高い吸光値を示し῍ IgG 希釈倍数 +**,*** 倍まで反応したῌ しかし῍ 各希釈倍数区における吸光値は -m, 吸収抗体より 低く῍ 一部の抗体が吸収されていたῌ .῍ CMV-Um の RNA - 外被タンパク質 ῌCP῍ 領域の 塩基配列 CMV-Umの RNA- にコ῎ドされる CP 領域の塩基配列 は 0/1 塩基からなり῍ アミノ酸配列に置換すると ,+2 残基 であった ῏Fig. .ῐῌ 得られた CP 領域の塩基およびアミノ 酸配列を塩基配列解析プログラム ῏DNASISῐ を用い῍ 既 報分離株の subgroupῌ : ῏CMV-O, -Y,-M, -Fnyῐ῍ sub-group῍ : ῏CMV-Q, -WLῐ 分離株の同領域との相同性を 調べた῏Table ,ῐῌ その結果῍ subg.ῌとは塩基配列で 3+῎ 3-῍῍ アミノ酸配列で 3.῎3/῍ の相同性を῍ 一方῍ subg.῍ とは同様に 1.῎1/῍ および 2*῍ の相同性を示したῌ しか し῍ subg.ῌおよび subg.῍のそれぞれの分離株間の相同性 は塩基配列で 30.-῎33./ および 33.,῍ であり ῏PALUKAITIS et al. +33,+,ῐ ῍ それらと比較すると῍ CMV-Um の subg.ῌ に対する相同性はやや低かったῌ ウイルスタンパク質や抗原タンパク質の抗原性は῍ 親水

Table + ELISA titer of antisera against CMV-Y (subgroup I), CMV-Um and CMV-P (sub-group II) in reciprocal test

Fig. + Comparison of indirect ELISA values for CMV isolates in homologous and hetero-logous antiserum

栗原ῌ津田ῌ切田ῌ夏秋ῌ都丸 66

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Fig. , Agar-gel double di#usion test using anti-sera to O (I), Um (Um) and CMV-P (II) against homologous and heterolo-gous purified antigens

Fig. - Cross absorption tests of CMV-Um anti-body with purified virus isolates of CMV serotypes Y, P and Um, respectively, by DAS-ELISA

Fig. . Nucleotide and putative amino acid se-quence of CMV-Um RNA - CP coding region (DDBJ accession no. AB*1*00,,). Conservative amino acid changes in CMV-Um as compared to both CMV subgroup I (-O, -Y, -Fny, -C) and II (-Q, -WL) are un-derlined

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性値の高いアミノ酸領域となる場合が多いことが報告され ている-, /ῐ

ので῍ その方法に従って CMV-Um のアミノ酸配 列の親水性率を解析し῍ 既報分離株と比較したῌ 高親水性 ドメインでは῍ CMV-Um は subg.ῌとは /῍ subg.῍とは ++のアミノ酸がそれぞれ異なっていたῌ subg.ῌおよび subg.῍を含めて CMV は Tyr33 および Arn+-1 をもつ が῍ 一方῍ CMV-Um は Phn33 および Ser+-1 を示したῌ

わが国における CMV の既報分離株は血清反応から , 系 統に分類されていた῏Y type および P typeῐ+0ῐ

ῌ WAHYUNI

῏+33,ῐ,,ῐ

はわが国の分離株῍ CMV-Y および CMV-P を含 む +2 分離株について῍ cDNA ドットブロット核酸雑種形 成法によって῍ subg.ῌと subg.῍の RNA 交叉反応はな く῍ 血清反応による分類と一致しているというῌ しかし῍ いずれの血清型とも異なる分離株も数株が報告されてい るῌ HANADA and TOCHIHARA ῏+32,ῐ,ῐはダイズ萎縮系統

῏CMV-SBῐ+.ῐ について῍ また前田῍ 井上 ῏+320ῐ3ῐ もエビネ からの分離株が血清学的に subg.ῌあるいは subg.῍のい ずれでもなく῍ その中間的な反応を示したとしているῌ 一 方῍ オ῎ストラリアのル῎ピン ῏Lupinus angustifoliusῐ からの分離株῏CMV-YwAῐ.ῐ は῍ 血清学的に subg.ῌおよ び subg.῍と異なるが῍ cDNA 雑種形成法からは subg.῍ に近縁であるというῌ

本 報 告 で は῍ 寒 天 ゲ ル 二 重 拡 散 法 で῍ CMV-Um は CMV-O῏subgroupῌῐ や CMV-m, ῏subgroup῍ῐ などの 各分離株との間に分枝を生じたῌ この結果῍ CMV-Um 分 離株は既報の subg.ῌおよび subg.῍の分離株とは血清学 的に一部共通抗原をもつが῍ 異種抗原を持ち῍ 血清型が異 なる可能性が示唆されたῌ CMV-Um, subg.ῌおよび subg. ῍の推定される抗原決定基は Table - のようになり῍ - 分 離株に共通する῏aῐ῍ subg.ῌと CMV-Um に共通する ῏bῐ および各分離株に特異的な抗原決定基῏subg.ῌに c, subg. ῍に d, e および CMV-Um に fῐ の存在が考えられたῌ

間接 ELISA では῍ CMV-Um の両 subgroup 分離株抗 血清に対する反応は中間的であり῍ homologus が示す吸 光値より低く heterologous な反応より高い吸光値を示し たῌ 一方῍ CMV-Um 抗血清に対して両 subgroup 分離株 は低い吸光値を示したῌ CMV-Um抗体を用いた DAS-ELISA によって῍ 各分離 株精製ウイルスによる抗体吸収を行なった結果῍ CMV-Umウイルス吸収῎Um 抗体では῍ 抗体は吸収除去された が῍ P 吸収῎Um 抗体では῎Um 抗体が残存し῍ 高い吸光値 を示したῌ また῍ CMV-O ウイルス吸収῎Um 抗体は両者の 中 間 の 吸 光 値 で あ っ たῌ し た が っ て῍ 血 清 学 的 に は CMV-Um株は subg.ῌおよび subg.῍と異なる抗原決定 基を持つが῍ 既報分離株とは subg.῍より subg.ῌに近縁 であると思われたῌ これは血清型判別指数の結果とも一致 する ῏Table +ῐῌ この指数は , およびそれ以下であれば῍ 同一のウイルス species に属すか strain であることを強 く示唆する῏VANREGENMORTEL, ,***ῐ,*ῐことから῍ CMV-Umが subgroupῌに属し῍ またその抗原性がその他の分 離株と部分的に異なることを示しているῌ CMV-Um RNA-外被タンパク質領域の塩基配列は῍ subg.ῌとの相同性が 3+.*῎3-.*῍῍ アミノ酸で 3.῎3/῍ と 高く῍ 遺伝子型でも subg.ῌに近縁であったῌ 一方 subg.῍ とは同様に 1/.*῎10.*῍ および 2*῍ であり῍ subg.ῌ῍ ῍間 の相同性῏Table ,ῐ と同様であったῌ 国際ウイルス分類委 員 会 ῏ICTVῐ の 第 1 次 報 告+3ῐ に よ る と῍ CMV の sub-groupは῍ 普通には少なくとも 0/῍ の塩基配列の相同性 が必要であるとしているῌ また῍ polythetic species ῏多型 的種ῐ+1ῐ や subgroup の論議からは分類には῍ アミノ酸配 列のみでなく血清反応を含む各種の性質を考慮する必要が あり῍ Potyviridae や Geminiviridae がその事例として取 り上げられているῌ これらの論議からも CMV-Um は sub-groupῌに属すが῍ 血清反応では区別されるとしてよいで あろうῌ 塩基配列から得られたアミノ酸の親水性値を解析し῍ 親 水性率の最高の領域῍ N 末端側の -+ 残基で῍ subg.ῌとは /アミノ酸῍ subg.῍とは ++ アミノ酸の置換が認められたῌ また 33 番目῍ +-1 番目で῎Um と両 subg. と異なるアミノ 酸残基があったῌ これらのアミノ酸の変化が上記の分離株 間における各 CP の抗原決定基の差異と関連する可能性を 示唆しているῌ 以 上 の 結 果 は CMV-Um 分 離 株 は 遺 伝 子 配 列 か ら は subg.ῌに属するが῍ 血清学的には相違があることを示し῍ 遺伝子配列による分類と血清型の分類結果が必ずしも一致 しない一例になると考えられるῌ なお῍ 本研究では῎Um のアブラムシによる伝搬試験は 行わなかったが῍ RNA- の塩基配列の +02 番のアミノ酸が 伝搬性に関与するという既報の結果++ῐ と CMV-Um の +02 Table , Sequence homology of both nucleotide

and amino acid in RNA - coat protein coding region among CMV isolates

Table - Antigenic determinants of CMV sub-group I, II and CMV-Um expected from reciprocal agar-gel double di#usion and ELISA

栗原ῌ津田ῌ切田ῌ夏秋ῌ都丸 68

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番目のアミノ酸がチロシンであることから῍ CMV-Um は アブラムシ伝搬性を持つと推定されるῌ また῍ CMV-Um はその RNA に通常の . 種のほかサテライト RNA を持つ ことが明らかにされているが῍ 詳細は別報に記す予定であ るῌ 付記 本 報 告 の 要 旨 の 一 部 は 第 +* 回 国 際 ウ イ ル ス 学 会 議 ῑ+330῍ エルサレムῒ で発表した1ῒ ῌ 謝辞 : 本研究を遂行するにあたって῍ 日本たばこ産業株式 会社生命科学研究所桑田 茂博士 ῑ現在῍ 明治大学農学 部ῒ῍ 鈴木 匡博士 ῑ現在῍ 東京大学大学院新領域創成科学 研究科ῒ には CMV-O および CMV-Y 精製ウイルスを῍ 九 州大学農学部高浪洋一教授には CMV-m, 精製ウイルス を῍ 農林水産省農業研究センタῐ藤澤一郎博士 ῑ現在῍ 鯉 渕学園ῒ には CMV-P 抗血清をそれぞれ分譲していただい たῌ ここに記して感謝の意を表するῌ 引用文献

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+*ῒ 大坪孝之ῌ栗原 潤ῌῌ原 学ῌ都丸敬一῍ ,**,῎ ウメ葉 縁えそ病病原ウイルスの汁液接種によるウメ品種南高にお ける病徴再現の確認῍ 東京農大農学集報῍ .1῍ ++῍+0. ++ῒ OWEN, J., SHINTAKU, M., AESCHLEMAN, P., BEN TAHAR, S.

and PALUKAITIS, P., +33*. Nucleotide sequence and evo-lutionaly relationships of cucumber mosaic virus (CMV) strains : CMV RNA -. Journal of General Virology, 1+, ,,.-῍,,.3.

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Spring Harbor Laboratory, Cold Spring Harbor, N.Y. +.ῒ 高橋幸吉ῌ田中敏夫ῌ飯田 格ῌ津田保昭῍ +32*῎ 日本に

おけるダイズのウイルス病と病原ウイルスに関する研究῍

東北農試研究報告῍ 0,῍ +῍+-*.

+/ῒ TAKANAMI, Y., KIKUHARA, K. and TAKESHITA, M., +332. Two isolates of cucumber mosaic cucumovirus express-ing mild mosaic symptoms on tobacco plants. J. Fac. Agr. Kyusyu Univ., .-, /-῍/2.

+0ῒ 栃原比呂志ῌ田村 実῍ +310῎ フキのウイルス῍ 日本植物病 理学会報῍ .,῍ /--῍/-3. +1ῒ 都丸敬一῍ +33+῎ 植物ウイルス分類の現状と問題点῍ 植物防 疫῍ ./῍ -30῍.**. +2ῒ 都丸敬一ῌ日高 醇῍ +30*῎ タバコから得られたキウリモ ザイクウイルスの系統 第 + 報 普通系῍ 第 - 報 黄斑系῍ 秦野たばこ試験場報告῍ .0῍ +,/῍+-.῍ +.-῍+.3.

+3ῒ VANREGENMORTEL, M.H.V., FAUQUET, C.M., BISHOP, D.H.L. CARSTENS, ESTES, M.K., LEMON, S.M., MANILOFF, J., MAYO, M.A., MCGEOCH, D. J., PRINGLE, C.R. and WICKNER, R.B., ,***. Seventh Report of the International Committee on Taxonomy of Viruses. 33. ++0,.

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(7)

Cucumber Mosaic Virus Isolated from Prunus mume

(Japanese Apricot) Belongs to Subgroup I

but is Distinct in Serology

By

Jun K

URIHARA

*, Shinya T

SUDA

**, Masanobu K

IRITA

***, Keiko T. N

ATSUAKI

****

and Keiichi T

OMARU

*****

(Received May ,-, ,**//Accepted July ,*, ,**/)

Summary : Japanese apricot isolate of Cucumber mosaic virus (CMV-Um) was isolated from Japanese apricot (Prunus mume Sieb. et Zucc.) showing leaf margin necrosis and abortion syndrome, together with prunus necrotic ringspot like ilarvirus. Serotype of CMV-Um was shown as neither subg. I nor II by both agar gel double di#usion and ELISA tests. Nucleotide sequence in RNA- coat protein (CP) coding region of Um was determined and compared with the previous reports of other CMV-RNA-. Sequence homologies of nucleotides and putative amino acids between Um and subg. I isolates showed 3+ῌ3-῍ and 3.ῌ3/῍, respectively. On the other hand, homology between Um and subg. II isolates showed similarly 1/ῌ10῍ and 2*῍. Hydrophilicity analysis of amino acid sequence, at the regions of high average hydrophilicity of CMV-Um CP indicated . amino acids changes in both subgroups in common, suggesting a few amino acids changes caused variation of CMV serotype. In conclusion, CMV-Um belongs to subg. I in sequence but is di#erent from subg. I and II in serotype. Key words : Prunus mume, Cucumber mosaic virus, Mume leaf margin necrosis, Subgroup I.

* ** *** **** *****

Nagano Vegetable and Ornamental Crop Experiment Station Saku Branch National Agricultural Research Center, Department of Plant Pathology

ASAHI BREWERIES, LTD. Research & Development Center, Fundamental Research Laboratory

Department of International Agricultural Development, Faculty of International Agriculture and Food Studies, Tokyo University of Agriculture

Formerly Tokyo University of Agriculture

栗原ῌ津田ῌ切田ῌ夏秋ῌ都丸 70

Fig. - に結果を示した ῌ 精製 CMV-Um で吸収した -Um 抗体は各希釈倍率区で陽性反応限界値以下であったので -Um 抗体は吸収によって除去されたことを示した ῌ 一方 ῍ CMV-m , で吸収した Um 抗体 ῍ また CMV-O で吸収した Um 抗体は非吸収の対照と同様にいずれも -Um に対して 高い吸光値を示し ῍ IgG 希釈倍数 +** , *** 倍まで反応した ῌ しかし ῍ 各希釈倍数区における吸光値は -m , 吸収抗体より 低く ῍ 一部の抗体が吸収されていた ῌ
Fig. - Cross absorption tests of CMV-Um anti- anti-body with purified virus isolates of CMV serotypes Y, P and Um, respectively, by DAS-ELISA
Table - Antigenic determinants of CMV sub- sub-group I, II and CMV-Um expected from reciprocal agar-gel double di # usion and ELISA

参照

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