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学生の自己教育力を伸ばす討議学習の導入とその評価

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名古 屋市立 大学看護学部紀要 第9巻2010

学生 の 自己教育力 を伸 ばす討議学習 の導入 とその評価

中 村 恵 子1),竹 谷 英 子1),佐 藤 政 枝2) 守 田 恵 理 子1) 1)名 古屋市立大学看護学部 2)首 都大学東京健康福祉学部 看護学科 要 約 講 義 「看護 学 概 論I」 に取 り入 れ た討 議 学 習 に対 す る学 生 の評 価 か ら、 そ の 効果 と課 題 を 明 らか に し、学 生 の 「自 己教 育 力 」 を伸 ば す教 育 方 法 の あ り方 に つ いて の指 針 を得 る こ と を 目的 に調 査 を 行 っ た。 対 象 者 はA大 学 看 護 学 部 の1年 生80名 で あ り、 研 究 者 が 独 自に作 成 した 自記 式 質 問紙 を用 い て 実施 した。 回答 に記 載 漏 れ の な い有 効 回答46名(57.5%)を 分 析 した 結 果 、 学 生 の9割 以 上 が討 議 学 習 を肯 定 的 に捉 え て お り、 特 に 「主 体 性 」 に お い て高 い評 価 が得 られ た。 一 方 、 「意 見 交 換 」 は全 体 的 に評 価 が 低 く、 「討 議 時 間 が短 い」、 「討 議 内容 が難 しい」 な どの意 見 が あ った。 以 上 か ら、 学 生 の 自己教 育 力 を伸 ば す教 育 方 法 と して、 学 生 の特 性 や学 習 時 期 を考 慮 しな が ら、 テ ー マ や課 題 、 目的 を設 定 し、 十 分 な討 議 時 間 を確 保 して い く必 要 性 が 示 唆 され た。 キ ー ワ ー ド:自 己教 育 力、 討 議 学 習、 看 護 学 生 、 看 護 基 礎 教 育 I.は じ め に 医療 に対 す る国民 の意 識 の拡 大 や 多様 化 に伴 い、 看 護 職 に求 め られ るニ ー ズ は高 度 化 ・複 雑 化 して お り、 看護 基 礎 教 育 の場 で は 看護 実 践 能 力 を備 え た 質 の 高 い 看護 師 を育 て て い く こ とが 求 め られ て い る。 しか し、4年 間 と い う限 られ た大 学 教 育 の 中 で、 す べ て の知 識 ・技 術 を学 習 す る こ とは 困難 で あ り、 これ ま で以 上 に学 部 教 育 の 改 革 や卒 業 後 の教 育 環 境 の整 備 、 個 々人 の生 涯 学 習 に 関 す る能 力 の問 題 が 重 要 視 さ れ て い る。 波 多 野 は、 「これ か らの基 礎 看 護 教 育 の方 法 は、 第 一 に教 育 課 程 中心 の 画一 的方 法 か ら多様 化 す る学 生 の特 性 に あ わ せ て学 生 中心 に 変 え、 第 二 に(臨 地 実 習 だ けで な く)学 校 に お い て も、 受 身 中心 の方 法 か ら積 極 的 に参 画 す る教 育 方 法 に変 え て い か な くて は な らな い」 と述 べ て お り1)、自律 した専 門 職 と して の看 護 師 を育 て る必 要 性 と と もに、 学 生 そ れ ぞ れ の 自 己教 育 力 を育 む 教育 が必 要 で あ る と指 摘 して い る。 自己教 育 力 とい う言 葉 が は じめ て提 言 され た の は 、 昭 和58年11月 に 出 され た 中央 教 育 審議 会 ・教 育 内容 等 小 委 員 会 の 「審 議 経 過 報 告 」 に お い て で あ る2)。文 部 省(現 、 文 部 科 学 省)は 、 自己教 育 力 を 「主 体 的 に学 ぶ意 志 、 態 度 、 能 力」 と定 義 し、 そ れ は学 習意 欲 で あ り、 学 習 の仕 方 の 習得 で あ り、 今 後 の変 化 の激 しい社 会 に お け る生 き 方 の 問題 に 関 わ る もの で あ る と して い る。 一 方 、 看護 学 教 育 に お け る 自 己教 育 力 は、 平 成2年 の教 育 課 程 改 正 か ら強 く謳 わ れ始 め た。 さ らに、 平 成15年 に厚 生 労 働 省 か ら発 表 され た 「新 た な 看護 の あ り方 に 関 す る検 討 会」 報 告 書3)、 平 成16年 の 「新 人 看 護 職 員 の 臨 床 実 践 能 力 の 向 上 に 関 す る検 討 会 」 報 告 書4)に お い て も、 看 護 職 が 国民 の ニ ー ズ に あ った質 の 高 い ケ ア を提 供 す るた め に は生 涯 に わ た る学 習 ・教 育 が必 要 で あ る こ とが 明 文化 され て い る。 今 後 は 、個 々 の 看護 職 が 自己研鑽 を重 ね つ つ専 門性 を 高 め る基 盤 つ くり と して、 学 生 の うち か ら 自 ら学 ぶ姿 勢 を 養 うた め の学 部 教 育 が よ り一 層 求 め られ て い くと考 え る。 この よ うな背 景 か ら、 平 成18年 度 の講 義 「看護 学 概 論 I」 で は、 自己教 育 力 を 育 む教 育方 法 の ひ とつ で あ る討 議 学 習 に着 目 し、 講 義 に計4回 の討 議 学 習 を取 り入 れ る こ と と した。 初 め て看 護 に つ い て学 ぶ講 義 か ら主 体 的 に 学 生 間 で討 議 し、 講 義 へ の参 加 を促 して い くこ と は、学 生 が将 来 に わ た って 自己啓 発 して い く姿 勢 や能 力 を 養 う 上 で重 要 な導 入 に な る と考 え た か らで あ る。 加 藤 は、 自 己教 育 力 の育 成 は学 生 と教 員 の サ イ クル の 中 で成 り立 っ て お り、 自己教 育 力 の 発展 に は 「教 員側 の特 質 」、 「学 修 者 側 の 特 質 」、 そ して 学 生 と教 員 か らな る 「教 授-学 修 活 動 」 の3つ の要 因 が 関与 す る と して い る5)。 そ こで今

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回 は、 自己教 育 力 の育 成 に 関連 す る要 因 の うち 「教 員 側 の特 質 」 に焦 点 を 当 て て討 議 学 習 の評 価 を行 い、 よ り良 い教 育 方 法 を検 討 す る こ と と した。 本研 究 は、 講 義 「看 護 学 概 論I」 に導 入 した討 議 学 習 に対 す る学 生 の授 業評 価 を題 材 に、 討 議 学 習 の効 果 と課 題 を検 討 した もの で あ り、 学 生 の 自己教 育 力 を伸 ば す教 育 方 法 の可 能 性 を さ ぐ る こ とを試 み た もの で あ る。 Ⅱ.研 究 目 的 本 研 究 の 目的 は、 講 義 「看 護 学 概 論I」 に取 り入 れ た 討 議 学 習 に対 す る学 生 の授 業 評 価 か ら、 討 議 学 習 の効 果 と課 題 を 明 らか に し、 学 生 の 自己教 育 力 を伸 ば す教 育 方 法 の あ り方 に つ い て の指 針 を得 る こ とで あ る。 Ⅲ.研 究 方 法 1.調 査 対 象 者 名古 屋 市 立 大 学 看 護 学 部1年 生80名 2.研 究 期 間 平 成18年4月 ∼7月 3.調 査 方 法 調 査 は、 先 行 研 究 を も とに筆 者 が 独 自に作 成 した 自 記 式 質 問紙 を用 い て実 施 した。 調 査 に 際 して は、 学 生 に対 して 文 書 と口頭 に よ り研 究 の 趣 旨 を説 明 した後 に、 質 問紙 へ の記 載 を依 頼 した。 回収 は、 講 義 「看護 学 概 論I」 最 終 回 の講 義 終 了後 の締 め切 り 日ま で に所 定 の 回収 箱 に投 函 す る方 法 を用 い た。 調 査 は無 記 名式 で、 調 査 用 紙 の 回答 ・回 収 によ り同 意 が得 られ た もの と し、 学 生 へ の調 査 依 頼 は倫 理 的配 慮 に十 分 に留 意 して行 っ た。 4.調 査 内容 本 研 究 で は、 「自 己教 育 力 」 を操 作 上 、 「学 習者 の 自 ら学 ぶ 力 」 と定 義 し、 講 義 に取 り入 れ た4つ の討 議 学 習 に対 す る学生 の評 価 を求 め た。 具体 的 な質 問 内容 は、 次 の通 りで あ る。 1)調 査対 象 の背 景 本 学 部 へ の志 望 動 機(将 来 看 護 職 に就 く こ とを希 望 して い た か)、 お よ び現 在 希 望 して い る卒 業 後 の 進 路 に つ い て質 問 した。 2)討 議 学 習全 体 に対 す る学 生 の評 価 討 議 学 習 の 回 数 や 時 間配 分 につ い て 、 「適 切 だ っ た」、 「少 な か った」、 「多 か った」 の い ず れ か の 回 答 を 選 択 す る よ う求 め た。 ま た、 「討 議 学 習 が 計 画 さ れ て い る こ とは良 い こ と と思 うか」、 「グル ー プ学 習 は有 意 義 な学 習体 験 だ った か」 に つ い て、 「は い」、 「い いえ 」 の ど ち らか の回 答 を選 択 す る よ う求 め た。 3)4つ の討 議 学 習 に対 す る学 生 の評 価 4つ の討 議 学 習 に つ い て、 学 生 か らの評 価 を 求 め た 。 評 価 項 目 は加藤5)、 酒 井6)、 小 山7)、William8) を参 考 に、 自己教 育 力 を伸 ば す上 で討 議 学 習 の重 要 な構 成 要 素 とい わ れ て い る10要 素(主 体 性 、 知 的好 奇 心 、 考 え の 発展 、 理 解 度 、 看 護 へ の興 味、 課 題 、 目的、 テ ー マ、 意 見交 換 、達 成 度)を 抽 出 し、 これ ら10要 素 を含 ん だ 質 問 項 目 に対 して、 「は い」、 「い い え」 の い ず れ か の 回答 を選 択 す るよ う求 め た。 そ の他 、 討 議 学 習 に 関 す る率 直 な意 見 ・感 想 ・要 望 に つ い て 自由記 載 す るよ う求 め た。 5.倫 理 的配 慮 研 究 内容 に つ い て は、 名古 屋市 立 大 学 看護 学 部 の 研 究倫 理 委 員会 の 審 査 を受 け、 了承 を得 た 後 に調 査 を 開 始 した。 調 査 の 際 に は、 対 象者 の権 利 を保 護 す るた め に、 研 究協 力 は 自由意 思 に基 づ くもの で あ り、 自由 に 拒 否 す る こ とが で き る こ と、拒 否 して も不利 益 はな い こ と、 ま た研 究 に 同意 した後 で も研 究協 力 を撤 回 で き る こ と、 答 え た くな い 質 問 に つ い て は、 部 分 的 に 回答 を拒 否 で き る こ とを文 書 お よ び 口 頭 で十 分 な説 明 を行 い、 同意 が得 られ た場 合 の み協 力 を依 頼 した。 IV.講 義(看 護 学 概 論I)に 取 り入 れ た 討 議 学 習 の 概 要(表1) 本学 に お け る講 義 「看護 学 概 論I」 は、一 年 前 期 に2 単 位30時 間 で 開講 して お り、 看護 学 の導 入 に あ た る科 目 と して位 置 づ け られ て い る。 平 成18年 度 は13回 の講 義 で 構 成 され、 計4回 の討 議 学 習 を取 り入 れ た。 討 議 学 習 は、 講 義 時 間 内 に20∼40分 の 時 間 を設 け、討 議 時 間 が 不十 分 な場 合 は講 義後 な ど の学生 自身 の時 間 を使 うこ と と した。 V.結 果 質 問 紙 の 回 収 率 は55名(68.8%)で あ り、 そ の う ち 回 答 に 記 載 漏 れ の な い 有 効 回 答 率 は46名(57.5%)で あ っ た 。 1.調 査 対 象 の 背 景(表2) 入 学 時 に お け る 看 護 職 へ の 希 望 は 、 「希 望 あ り」 が 39名(84.8%)、 「希 望 な し 」 が7名(15.2%)で あ っ た 。 ま た 、 調 査 当 時(入 学4ヶ 月 後)の 看 護 職 へ の 希 望 は 、 「希 望 あ り」 が34名(73.9%)、 「希 望 な し」 が 1名(2.2%)、 「分 か ら な い 」 が11名(23.9%)で あ っ た 。 卒 業 後 に 希 望 す る 進 路 は 、 「看 護 師 」 が22名(47.9 %)、 「保 健 師 」6名(13.0%)、 「助 産 師 」5名(10.9 %)、 「養 護 教 諭 」2名(4.3%)、 「大 学 院 」2名(4.3 %)、 「理 学 療 法 士 」1名(2.2%)、 「分 か ら な い 」8

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名(17.4%)で あ っ た 。 2.討 議 学 習 全 体 に 対 す る 学 生 の 評 価(図1∼4) 討 議 学 習 に あ て た 総 時 間 数 に つ い て 意 見 を 求 め た と こ ろ 、 「適 切 で あ っ た 」 と 回 答 し た も の は16名 (34.8%)で あ り、24名(52.2%)の 学 生 は 「時 間 が 少 な い 」 と 回 答 し た 。1グ ル ー プ を 構 成 す る メ ン バ ー 数 に つ い て は 、45名(98.0%)が 「適 切 で あ っ た 」 と 回 答 した 。 ま た 、 講 義 に グ ル ー プ 討 議 が 計 画 さ れ て い る こ と に つ い て 、43名(93.5%)が 「良 い こ と で あ る 」 と 回 答 し た 。 一 方 、 「グ ル ー プ 討 議 は 有 意 義 な 学 習 体 験 で あ っ た か 」 の 質 問 に つ い て は、 「有 意 義 で あ っ た 」 30名(65.2%)、 「有 意 義 で な か っ た 」1名(2.2%)、 「ど ち ら と も言 え な い 」15名(32.6%)で あ っ た 。 3.4つ の 討 議 学 習 に 対 す る 学 生 の 評 価(表3) 講 義 「看 護 学 概 論I」 で 行 っ た4つ の 討 議 学 習 の 内 容(目 的 や 教 材 、 討 議 時 間 な ど)お よ び 学 生 評 価 を 一 覧 に ま と め た も の が 表3で あ る。 自 己 教 育 力 を 伸 ば す 上 で 討 議 学 習 に 重 要 と考 え ら れ る10要 素 の 観 点 か ら討 議 学 習 の 授 業 評 価 を 求 め た と こ ろ 、 次 の 結 果 が 得 ら れ た 。 1)主 体 性 討 議 学 習 そ れ ぞ れ に 対 して 、 「あ な た は 主 体 的 に 取 り組 む こ と が で き ま した か 」 と 質 問 した 結 果 、 全 て の 討 議 学 習 に お い て 、8割 以 上 の 学 生 が 主 体 的 に 取 り組 む こ と が で き た と 回 答 した 。 2)知 的 好 奇 心 「討 議 学 習 は、 あ な た の 知 的 好 奇 心 を 刺 激 しま し た か 」 と質 問 し た 結 果 、 「対 象 理 解 と コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン」、 「倫 理 と ジ レ ン マ 」、 「看 護 活 動 の 場 と 看 護 教 育 」 の 討 議 学 習 で は、 約8割 弱 の 学 生 が 知 的 好 奇

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心 を 刺 激 さ れ た と回 答 した 。 一 方 、 「看 護 覚 書 き」 に お い て知 的好 奇 心 を刺 激 した と回答 した もの は、 約5割 で あ った。 3)考 え の発 展 「討 議 学 習 は、 あ な た の考 え の 発展 に役 立 ち ま し た か」 と質 問 した結 果 、 全 て の討 議 学 習 に お い て、 7割 以 上 の学 生 が 自 己 の考 え の 発 展 に 役 立 っ た と回 答 した。 4)理 解 度 「討 議 学 習 は、 学 習 の理 解 度 を高 め ま した か」 と 質 問 した結 果 、 ど の討 議 学 習 に お い て も、 約7割 の 学 生 が学 習 の 理 解 度 を高 め た と回 答 した。 特 に、 「対 象 理 解 と コ ミュニ ケ ー シ ョ ン」、 「看 護 活 動 の場 と看 護 教 育 」 は9割 強 の学 生 が 討 議 学 習 に よ って学 習 の理 解 度 を高 め た と回答 した。 5)看 護 へ の興 味 「討 議 学 習 は、 看 護 学 を学 ぶ動 機 付 け、 看 護 へ の 興 味 に繋 が りま した か」 と質 問 した結 果、 最 も動 機 付 け、 興 味 に繋 が った と回答 した討 議 学 習 は 「看 護 活 動 の場 と看 護 教 育 」 で あ り、 次 に 「対 象 理 解 と コ ミュニ ケ ー シ ョン」、 「倫 理 と ジ レンマ」、 「看 護 覚 書 き」 の順 で あ った。 6)課 題 「討 議 学 習 の課 題 は、 明確 で した か」 と質 問 した 結 果 、 課 題 が理 解 で きた と回答 した学 生 の割 合 は、 「看 護 活 動 の場 」 が 最 も高 く、 次 に 「対 象 理 解 と コ ミュニ ケ ー シ ョン」、 「倫 理 と ジ レ ンマ」 の順 で あ り、 「看 護 覚 書 き」 は最 も低 い評 価 で あ った。 7)目 的 「討 議 学 習 の 目的 は 明確 で した か」 と質 問 した結 果 、 目的 が 理 解 で き た と回 答 した 学 生 の 割 合 は、 「看 護 活 動 の場 」 が9割 以 上 と最 も高 く、 次 に 「対 象 理 解 と コ ミュニ ケ ー シ ョン」、 「倫 理 と ジ レ ンマ 」、 「看 護 覚 書 き」 の順 で あ った。 8)テ ー マ 「討 議 学 習 の テ ー マ は、 興 味深 か った で す か」 と 質 問 した結 果 、 テ ー マ が興 味深 か った と回答 した学 生 の 割 合 は、 「看 護 活 動 の場 と看 護 教 育 」 が 最 も高 く、 次 に 「対 象理 解 と コ ミュニ ケ ー シ ョン」、 「倫 理 と ジ レ ンマ」 の 順 で あ った 。 一 方 、 「看 護 覚 書 き」 の テ ー マ が興 味 深 か った と回 答 した も の は4割 弱 で あ り、 最 も評 価 が低 か った。 9)意 見交 換 「意 見交 換 は 充 実 しま した か」 と質 問 した結 果、 意 見 交 換 が充 実 した と回 答 した学 生 の 割 合 は、 「対 象 理 解 と コ ミュニ ケ ー シ ョン」 が最 も高 か った。 一 方 、 「看 護 覚 書 き」、 「倫 理 と ジ レ ンマ」 の 討 議 学 習 で は、 意 見 交 換 が 充 実 した と回答 した もの は 約6割 に過 ぎな か った。 10)達 成 度 「討 議 学 習 の成 果(記 録 ・提 出物)は 、学 習 の達 成 度 を 高 め ま した か」 と質 問 した結 果 、 学 習 の達 成 度 を 高 め た と回 答 した学 生 の 割 合 は、 「看 護 活 動 の 場 」 が 約8割 と最 も高 く、 次 に 「対 象 理 解 と コ ミュ

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表3討 議 学 習 の 内 容 と 学 生 評 価

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ニ ケ ー シ ョ ン」、 「倫 理 と ジ レ ン マ 」、 「看 護 覚 書 き」 の 順 で あ っ た 。 4.最 も 有 意 義 で あ っ た 討 議 学 習(表3) 学 生 に 最 も有 意 義 だ っ た 討 議 学 習 を1つ 選 択 さ せ た 結 果 、 「看 護 活 動 の 場 と 看 護 教 育 」 を 選 択 し た も の が 21名(45.7%)と 最 も多 く、 次 に 「対 象 理 解 と コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン」15名(32 .6%)、 「倫 理 と ジ レ ン マ 」7 名(15.2%)、 「看 護 覚 書 き」3名(6.5%)の 順 で あ っ た 。 5.討 議 学 習 に 対 す る 意 見 ・感 想(表4) 討 議 学 習 に 対 す る意 見 ・感 想 を 自 由 記 載 で 求 め た と こ ろ 、29件 の 意 見 ・感 想 が あ っ た 。 表5は 学 生 の 意 見 ・ 感 想 を ま と め た も の で あ る。 主 体 的 に 参 加 で き、 考 え の 発 展 に 繋 が っ た と い う意 見 が あ る反 面 、 課 題 の 不 明 確 さ や 意 見 交 換 に 対 す る要 望 ・不 満 の 意 見 が あ っ た 。 表4討 議 学習 に対 す る 学生 の意 見 ・感 想 Ⅵ.考 察 討 議 学 習 は学 生 間 の相 互 作 用 を重 視 した学 習形 態 で あ り、 グル ー プ ワー クを 中心 と した有 意 義 な討 議 学 習 の体 験 は 自己教 育 力 を 高 め る効 果 が あ る こ とが 示 唆 され て い る9)。今 回 、 講 義 「看 護 学 概 論I」 に取 り入 れ た討 議 学 習 に つ い て学 生 に意 見 を 求 め た結 果 、9割 以 上 の学 生 が 講 義 に討 議 学 習 が取 り入 れ られ て い る こ と は良 い こ とだ と考 え て お り、 討 議 学 習 とい う教 授 方 法 に肯 定 的 な考 え を もつ 学 生 が 多数 い る こ とが 明 らか にな った。 そ の反 面 、 討 議 学 習 が有 意 義 な学 習体 験 で あ った と回 答 した もの は 65.2%で あ り、4割 近 くの 学 生 は討 議 学 習 を有 意 義 な体 験 と して捉 え て い な か った。 こ こで は、 討 議 学 習 に対 す る学 生 の授 業評 価 を も とに、 実施 した討 議 学 習 に つ い て 振 り返 り、 自己教 育 力 を 育 む教 育方 法 の 在 り方 に つ い て 考 察 す る。 1)10要 素 か ら評価 した討 議 学 習 の効 果 と課 題 今 回、 討 議 学 習 の授 業評 価 を す るに あ た り、 自己教

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育 力 を伸 ば す上 で重 要 と考 え る10要 素 を抽 出 し、10要 素 か らな る質 問項 目を も とに授 業 評 価 を行 った。 そ の 結 果 、 全 て の討 議 学 習 に お い て8割 以 上 の学 生 が評 価 した 要 素 は、 「主 体 性 」 で あ っ た。 学 生 の 自 由記 載 か らは 「い ろ い ろ な人 の意 見 を 聞 く こ とが 出来 て よ か っ た」、 「視 野 が広 が った」 な ど肯 定 的 な意 見 が あ り、 学 生 間 で話 し合 い、 他 者 の考 え を 聞 く こ とが 出 来 る討 議 学 習 は、 学 生 が主 体 的 に参 加 す る こ とに よ つて学 生 の 理 解 度 や考 え を深 め る効 果 が あ る こ とが 示 唆 され る。 一 方、 全 て の討 議 学 習 に お い て7割 以 下 の学 生 しか 評 価 しなか った要 素 は、 「意 見 交 換 」、 「知 的 好 奇 心 」 で あ った。 「意 見 交 換 」 が 充 実 した と回 答 した もの は、 全 て の討 議 学 習 を通 して6割 程 度 で あ った。 学 生 の 自 由記 載 か らは 「時 間 が短 い」、 「課 題 ・目的 が不 明確 」、 「意 見 を 出 さ な い人 が い る」 な ど の意 見 が あ り、 討 議 時 間 の 不足 や課 題 の設 定 、 グル ー プ メ ンバ ー との 関係 性 な ど幾 つ か の要 因 の 関与 が推 察 され た。 特 に 、今 回 は平 均30分 程 度 の 時 間 を討 議 学 習 に充 て た が、 半 数 以 上 の学 生 は30分 程 度 の討 議 時 間 は短 い と感 じて い るよ うで あ り、学 習 効果 が 発揮 で きる適切 な意見 交換 の場 ・ 時 間 を 検 討 し、 確 保 して い く こ とが必 要 で あ る。 「知 的好 奇 心 」 に つ い て は、 どの討 議 学 習 に お い て も全 体 的 に評 価 は良 くな か った。 中 で も 「テ ー マ」、 「課 題 」、 「目 的」 の評 価 が 低 い 「看 護 覚 書 き」 は 、 他 の討 議 学 習 に比 べ て 「知 的好 奇 心 」 の評 価 が著 しく低 か った。 知 的好 奇 心 は学 習 の 内発 的動 機 付 け と して重 要 な要 素 で あ り、 中新 は課 題 の 内容 が知 的好 奇 心 を 高 め る役 割 を果 た し、 自己教 育 力 の基 盤 に な る こ とを指 摘 して い る10)。知 的 好 奇 心 は 自 己教 育 力 を 伸 ば す 上 で も核 とな る要 素 で あ り、 学 生 の知 的好 奇 心 を刺 激 で き るよ うな テ ー マ や課 題 、 目的 の設 定 が今 後 の課 題 で あ る。 ま た、4つ の討 議 学 習 で評 価 が大 き く分 か れ た要 素 は、 「看 護 へ の興 味付 け」、 「達 成感 」、 「課題 」、 「目的 」、 「テ ー マ」 で あ った。 これ ら5要素 に 関 して は、4つ の 討 議 学 習 の 中 で も、 「看 護 活 動 の 場 と看 護 教 育 」 が最 も評 価 が高 く、 そ の背 景 に は次 に述 べ る幾 つ か の教 育 上 の工 夫 が 関与 して い るの で は な い か と考 え る。 第 一 に 、 「看 護 活 動 の 場 と看 護 教 育 」 で は討 議 学 習 の方 法 と して、 学 生 自身 に好 きな テ ー マ を選 択 させ、 グル ー プ で文 献 検 索 な ど教 材 を選 び、 成 果 を ま とめ 、発 表 す る とい う形 態 を と った。 北 尾 は、 自己教 育 力 の育 成 に は学 習者 自 らが考 え を決 定 し、 行 動 しな けれ ば い けな い 「能 動 的 自己活 動 」 を取 り入 れ た授 業 の工 夫 が必 要 で あ る こ とを指 摘 して い る11)。今 回 、学 生 に好 きな テー マ を選 択 させ、 グル ー プ で文 献 検 索 な ど教 材 を選 ば せ るな どの一 連 の流 れ は、 ま さに学 生 の 「能 動 的 自己活 動 」 を取 り入 れ た授 業 形 態 で あ り、 この よ うな授 業 の 工 夫 が 多 くの学 生 の 「看 護 へ の興 味付 け」 に繋 が った の で は な い か と推 察 す る。 第 二 に、 「看 護 活 動 の場 と 看護 教 育 」 で は 「達 成 感 」 を感 じた と回答 した学 生 が 8割 と多 か った。 達 成 感 の 自覚 は 自己教 育 力 を 育 む 内 的要 因 で あ り12)、学 習過 程 の最 終 段 階 で あ る 「ま とめ」 や 「資料 作 り」、 「グル ー プ の 発 表」 が達 成 感 に結 び つ き、 「時 間 の制 限」、 「資 料 作 りが 限 られ て い た」 な ど の 制 限 が 達 成 感 を低 くす る と指 摘 され て い る。 「看 護 活 動 の場 と看護 教 育」 で は、 時 間 を確 保 し、 成 果 を 発 表 させ た こ とが結 果 と して達 成 感 に繋 が った可 能 性 が あ り、 学 生 の学 習 した成 果 を教 員 や他 の学 生 と交換 し、 学 習 の成 果 を ま とめ るプ ロセ ス の重要 性 が示 唆 され た。 第 三 に、 「看 護 活 動 の 場 と看 護 教 育 」 で は前 回 の講 義 時 か ら次 の講 義 内 で 行 う討 議 学 習 の 内 容 を説 明 し、 グ ル ー プ編 成 を す るな どの事 前 準 備 を 進 め た が、 この よ うに事前 か ら学 生 に周知 させ た こ とが、学 生 の 「課 題 」、 「目的」、 「テ ー マ 」 の 明確 な 理 解 に繋 が っ た と推 測 す る。 反 対 に、 「看 護 覚 書 き」で は特 に 「課 題 」、 「目的」、 「テ ーマ」 の評 価 が低 か った。 そ の背 景 に は、 入 学 早 々 4月 の 時 期 に書 籍 を教 材 に用 い て討 議 学 習 を 進 め て お り、 テ ー マ の 内容 や課 題 に対 す る理 解 が難 しか った可 能 性 が考 え られ る。 学 生 の興 味 関心 は学 習 時 期 も影 響 す る と指 摘 され て お り、 学 生 の 自己教 育 力 を 支 え るた め に は、 教 員 は学 生 の知 識 ・経 験 を 査定 し、 実施 時 期 に適 切 な テ ー マ や課 題 を設 定 し、 教 材 を 選定 す る こ と が重 要 で あ る13,14)。 2)自 己教 育 力 を伸 ば す教 育 方 法 の あ り方 今 回 は講 義 「看 護 学 概 論I」 に討 議 学 習 の 導 入 を試 み た が、 学 生 の 自己教 育 力 を伸 ば す とい う視 点 か ら教 育 方 法 を検 討 す る と、知 識 の 習 得 を主 と した講 義 に加 え、 学 生 同士 が協 同 しあ い な が ら課 題 学 習 を進 め るな どの 教 育 方 法 の開 発 、 工 夫 が 必 要 で あ る11)。講 義 に 導 入 した討 議 学習 が学 生 の 自己教育 力 の育 成 に効 果 が あ っ た か に つ い て は、 本調 査 は横 断調 査 で あ り、学 生 の 自 己教 育 力 の 変化 を測 定 して い な いた め言 及 はで きな い。 しか しな が ら、 学 生 の授 業評 価 か ら討 議 学 習 を振 り返 る こ とに よ って、 討 議 学 習 の授 業計 画 を す る際 に は学 習 者 の レ ジ ィネ ス、 学 習 時 期 を ふ ま え て 、 「課 題 」、 「目 的」、 「テ ー マ 」 を設 定 す る こ と、 活 発 な 「意 見 交 換 」 が で き、 さ らに は学 生 の 「知 的好 奇 心 」、 「看護 へ の興 味 」 を 刺激 す る よ うな学 習 環 境 を つ くる こ とな ど、 教 育 方 法 の工 夫 や教 員 の役 割 に つ い て 具体 的 な 指針 を 得 る こ とに は繋 が った の で はな い か と考 え る。 ま た 、 学 生 の 自由記 載 に よ る と、 討 議 学 習 は 「楽 しい授 業」 で あ り、 「い ろ い ろな 意 見 を 聞 けて 良 か った 」、 「話 し 合 い に よ って視 野 が広 ま った」 な ど、 学 生 同志 が相 互

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作 用 しあ え る学 習体 験 は、 自分 以 外 の異 な る意 見 に対 す る興 味 を 引 き出 し、 学 生 の考 え の 発展 に効 果 が あ っ た こ とが伺 え る。 他 者 との か か わ りを必 要 とす る教 育 方 法 と 自己教 育 力 の育 成 とは何 らか の 関連 が あ る こ と は 既 に指 摘 され て お り6)、学 生 同 士 が 互 い に話 し合 い な が ら学 ぶ体 験 は、 自己教 育 力 を育 成 す る教 育 方 法 と して 期待 で き る と考 え る。 た だ し、 そ の一 方 で 「意 見 を 出 さな い人 が い る」、 「討 議 に慣 れ て い な い」 な どの 自由記 載 が あ った よ うに、 学 生 の デ ィス カ ッ シ ョンス キ ル の 問題 に よ り、 活発 な意 見交 換 が で きず、 学 習 の 進 展 を妨 げ場 合 もあ る。 した が って、 教 員 は常 に メ ン バ ー 間 で の相 互 作 用 が機 能 し、学 習効果 が発揮 で きる よ うな学 習環 境 を整 え て い く こ とが重 要 で あ る。 3)研 究 の 限界 と今 後 の課 題 最 後 に、 本研 究 の限 界 と今 後 の 課題 につ いて述 べ る。 第 一 に、 本 研 究 の 質 問 紙 の 回 収 は55名(68.8%)で あ り、 有 効 回 答 率 は46名(57.5%)と 低 か っ た。 調 査 に 協 力 して い な い学 生 の 中 に は、 討 議 学 習 に対 して否 定 的評 価 を して い る学 生 が 多 く潜在 して い る こ とが予 想 され、 結 果 の解 釈 に は 注意 が必 要 で あ る。 第 二 に、 本研 究 は 自己教 育 力 の発 展 に 関連 す る要 因 の 中 で も 「教 員側 の特 質 」 に焦 点 を 当 て て 自己教 育 力 を伸 ば す教 育 方 法 を検 討 した。 しか しな が ら、 自己教 育 力 を 発展 させ て い くた め に は 「学 修 者 側 の特 質 」 も 強 く関連 して い るの は言 うま で もな く、 最 終 的 に は学 生 が 自 ら学 ん で い く力 を意 識 的 に 高 め て い くこ とが で き るよ うに教 育 して い く こ とが重 要 で あ る。 本 研 究 で は 「学 修 者 側 の特 性 」 に 関 して は 未調 査 で あ り、 今後 は学 生 の 自己教 育 力 の実 態 や そ の 関連 要 因 を分 析 し、 縦 断 的 に教 育 効 果 を評 価 す る こ とに よ って、 自己教 育 力 を高 め る教育 方 法 を検討 して い くこ とが課 題 で あ る。 VIII.結論 今 回 、 講 義 「看 護 学 概 論1」 に導 入 した4つ の討 議 学 習 の授 業 評 価 か ら、 学 生 の 自己教 育 力 を伸 ば す教 育 方 法 の あ り方 に つ い て検 討 した結 果、 以 下 の結 論 を得 る こ と が で きた。 1.9割 以 上 の学 生 が講 義 に討 議 学 習 が取 り入 れ られ て い る こ とは良 い こ とだ と考 え て お り、 討 議 学 習 とい う教 授 方 法 に肯 定 的 な考 え を もつ学 生 が 多 い こ とが 明 らか に な った。 2.討 議 学 習 が有 意 義 な学 習体 験 で あ った と回答 した も の は65.2%で あ り、4割 近 くの 学 生 は討 議 学 習 を有 意 義 な体 験 と して捉 え て い な い こ とが 明 らか に な っ た。 3.全 て の討 議 学 習 に お い て評 価 が 高 か った要 素 は 「主 体 性 」 で あ っ た。 反 対 に 、 「意 見 交 換 」 は全 体 的 に 評 価 が 低 く、 「討 議 時 間 が短 い 」、 「討 議 内 容 が難 し い」 な どの意 見 が あ った。 以 上 よ り、 学 生 の 自己教 育 力 を伸 ば す討 議 学 習 の あ り 方 と して、 学 生 の特 性 や学 習 時 期 を考 慮 しな が ら、 テ ー マ や課 題 、 目的 を設 定 し、十 分 な討 議 時 間 を確 保 して い く必 要 性 が示 唆 され た。 謝 辞 調 査 に ご協 力 い た だ きま した 皆様 に深 く感 謝 申 し上 げ ま す。 な お、 本研 究 の一 部 は第13回 愛 知 県 看護 教 育 研 究 学 会 で発 表 した。 文 献 1)波 多 野 梗 子:こ れ か ら の 看 護 教 育 の 課 題 一 看 護 基 礎 教 育 の 内 容 と方 法 を 中 心 に 一,愛 知 県 立 看 護 大 学 紀 要,8,1-6,2002. 2)文 部 省 編:「 自 己 教 育 力 」 の 育 成 な ど の 視 点 を 提 起 − 中 教 審 教 育 内 容 等 小 委 員 会 が 審 議義経 過 を 報 告 −, 文 部 時 報,26-43,1983. 3)新 た な 看 護 の あ り方 に 関 す る検 討 会 、 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/03/ s0324-16.htm1,2009.9.30. 4)新 人 看 護 職 員 の 臨 床 実 践 能 力 の 向 上 に 関 す る検 討 会 、http://www.mhlw.go.jp/shingi/ 2004/03/s0310-6.htm1,2009.9.30. 5)加 藤 千 代 世,吉 田 喜 久 代,横 山 ハ ツ ミ,他:看 護 学 教 育 に お け る 自 己 教 育 力 の 構 造 と 課 題,Quality Nursing,10(1),67-72,2004. 6)酒 井 明 子:自 己 教 育 力 に 関 す る 文 献 学 的 考 察, Quality Nursing,9(12),1076-1084,2003. 7)山 本 冨 士 江:LTD学 習 法 と 自 己 教 育 力,Quality Nursing,10(7),701-707,2004.

8)Jerome Rabow,Johanna Kipperman,Michelle A,et al:Learning Through Discussion,Califor-nia,sage,1994,丸 野 俊 一,安 永 悟 訳,討 議 で 学 習 を 深 め る に は −LTD話 し合 い 学 習 法 −,ナ カ ニ シ 出 版, 京 都,1996. 9)若 狭 紅 子,佐 藤 紀 子,今 井 俊 子,他:成 人 看 護 学 実 習 「グ ル ー プ ワ ー ク 」 が 学 生 に 与 え た 影 響-26回 生 へ の 質 問 紙 調 査 の 結 果 か ら −,東 京 女 子 医 科 大 学 看 護 短 期 大 学 研 究 紀 要,18,55-63,1996. 10)中 新 美 保 子:自 己 教 育 力 を 意 図 した 小 児 看 護 技 術 演 習 の 試 み,Quality Nursing,10(5),491-498, 2004. 11)北 尾 倫 彦:自 己 教 育 力 を 考 え る(別 冊 指 導 と評 価),

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116-123,図 書 文 化 社,東 京,1987. 12)小 山 敦 代,森 山 悦 子:「 自 己 教 育 力 」 を 育 む 要 因 の 検 討 − 「基 礎 看 護 学 」 の 授 業 に お け る グ ル ー プ 学 習 を 通 し て −,福 井 県 立 大 学 看 護 短 期 大 学 部 論 集, 5,63-76,1997. 13)野 田 淳,市 丸 訓 子,山 本 冨 士 江:話 し 合 い 学 習 法 (LTD)の 看 護 教 育 へ の 適 用,日 本 看 護 研 究 学 会 雑 誌,25(4),85-93,2002.

14)O'Shea  E:Self-directed  learning  in  nurse  education:  a  review  of  the  literature,  Journal  of  Advanced  Nursing,43(1),62-70,2003.

(受 稿 平 成21年10月13日) (受 理 平 成21年12月22日)

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A Study

on the

Discussion-based

Learning

for

Developing

Self-directed

Learning

of Nursing

Students

Keiko Nakamura1),

Hideko Taketani1), Masae Satoh2)

Eriko Morita1)

1) Nagoya City University School of Nursing

2) Tokyo Metropolitan University Faculty of Health Sciences

Division of Nursing Sciences

Abstract

We designed and conducted a questionnaire survey to investigate the effects and problems of a dis-cussion-based learning component incorporated into the "Introduction to Nursing I" course at a nurs-ing school and to propose guiding principles for this educational method of developing "self-directed learning". Subjects were 80 first-year students in the School of Nursing at A University. Forty six

(57.5%) valid responses, i.e., answer sheets without omissions, were obtained. Analysis of valid re-sponses revealed that over 90% of students viewed discussion-based learning favorably. Students gave particularly high evaluations for "independence" which students experience in discussion-based learning. Evaluations were generally low with respect to "exchange of opinions," and students expressed such views as, "discussion time is short" and "discussion content is difficult". The survey suggests that in order to improve self-directed learning capacity in students through discussion-based learning, it is necessary to consider the characteristics and learning levels of students when establishing themes, as-signments, and goals, and to set aside adequate time for discussion.

Key Words: Self-directed Learning, Discussion-based Learning, Nursing Student, Nursing Fundamental Education

参照

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