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アラカシ-ナンテン群集について

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(1)

ア・ラカシーナンテン

    山   中   二

群集について

 男 一

On

the

yvα

「加θ-Cyclobalanops

「dZ。,7

   Tsugiwo Yamanaka

 Synopsis : The l:^andino- Cy clohalanopsideれt。,zis the evergreen oak community at low altitudes in Kyushu, Shikoku, and western Honshu, being characterized by such species as Quercus (C^^ clohalanopsis)slauca. JLriohotりa japonica・χAilostna・joponicum,and N・idina doniestica.This association can be divided into two subassociationS) viz., the y −C. りpicuin and the χ −C. castのloかsidetosuTix.       ・。

 Quercu・sglauca which is one of the common trees in the warm temperate zone of Japan is an eχample of the Sino・Japanese elements・and characteristic species of the 入をrndino-C^)clobalanopsidetumate also found in continental East Asia. In this respect, this association is to be noted from a phy togeograph ical point of view。

 It is noticeable that the Quercus glauca iorest is not regarded as a climatic climax comparable to the Cα。tanopsi了cuspidata and the Machilus thivnbergii forest, though these evergreen broad・leaved forests are included in one and the same alliance. The Nandino・ Cj)clohalanopsidetumり垣am is an edaphic climax in limestone areas> and the N. -C. castanopsidetosmn \sto be a secondary forest on other rocks and soils.

       は じ め に

 アラカシーナンテン群集は四国の石灰岩地帯でアラカシの優占する群落に名づけられたものであ

るが,そ.の後本州西部および九州でもその存在が確認された.また石灰岩地帯以外にも,この群集

に近いと思われる組成のアラカシ林が認められている.

 私がさきに四国の暖温帯の極盛相林をまとめたさい(山中 1962),アラカシーナンテン群集に

ふれなかったのは,それが石灰岩地帯の土地的極盛相として別に考慮すべきものであるとみなした

からである.しかし,この群集かほかの常緑広葉の暖温帯林と共通の組成要素をもち,鈴木(1952)

のスダジイ群団に含まれることは疑いない事実である.

 したがってこのさい,今までの資料をまどめて,この群集についての見解を明らかにしておくこ

とが必要であると思われる.ここで,いろいろ御教示をいただいた鈴木時夫教授をはじめ,調査に

協力してぐださった方たちに,あらためてあつくお礼申しあげるしだいである.

      群 集 と 組 成  アラカシーナンテン群集に含まれる群落の調査は,はじめ四国で山中(1954. 1955 b, 1956)お よび山中・・森下(1956, 1958)によりおこなわれ,それらの資料の一部をまとめて山中(1955 a) によりN・idineto・Cy clobal。lopside£umglaucαeの名が与えられた.本州西部では黒岩(森下)・ 山中(1965)および山中・黒岩(1965 b)・の研究かあり,九州からは山中(1966)が報告した.さ らに山中(1965)および山中・黒岩(1965 a)が四国から資料を追加している.また鈴木・森(1957) および鈴木・佐藤・須股(1964)は,それぞれ兵庫県六甲山お・よび大分県高崎山のアラカシ林を研

(2)

12  高知大学学術研究報告 第15巻  自然科学 I 第2号

 一一 -Table 1.川α, 「f,z。■Cyclobalan。ipsidetuviり'picuni in each district

District

Number of quadrats Total number of species

Characteristic species of association

Q i i e r c i i s g l a i i c a χ y l o s m a j a p o n i c u n i E r i o b o t r y a j a p o n i c a T ・ r a c h : y c a r p u s f o r t u n e i Ciけtts jlふOS ゛ Quercus myrsinaefolia Nandina doviestica Characteristic species of   alliance) order, and

Ficus erect£zl;ご‰ 諮巴こ ,j対応 −, Camellia japonica 諮乙部7乙降 ∂z泌 Cinnamomum japanicum 訟なごヤ な乞帽紹白白 Synゆlocos lucida 11eこχ;Integra Cleyera japonica Prunus zippeliana Podocarpiis macroph丿砲s Western Honshu     14    123 5 3233 一  一.一一一 3十十十十十 v11皿11ⅢⅢ V class Machilus japonica 1訟臨な芯 ∂z必 £)aphnゆhyllumteiismanni 乱七宗惣大詰どヤ ふ片。 欧こふれごあ か− Vacciiiiumか-acteaCum 体位紹比‰

胆比撫押‰。,。

冑言言ツ票な゛・s

定言ヅ六麗砲山

I. srandザI ora T r a c h e i o s p e ・ 1 ‘ m u m   a s i a l i c u ・ m h l e d e r a r ノ 1 θ m h e a F i e   u s 削 節 0「 c a K a c J s u r a j a p o「 c a M a r s d e ・ I l i a £ 0 1 ・ l l c ・ l l £ o s n S t a u n t o n i a   h e o a i p h y l l a P i f i e r   k a d z u r a C 。 i d r a n i a c o c l ii n c h i j i e n s i s , ・ 。g c T o n t o g e o L c m 。 は p h y l l t u n   1 「 c r o h h y l l u i n O p J i i o b o g o ・ l i a h o n i c i ・ I S V .   i a p o n i c u s 収 ' 1 1 み z び b i i e r g び j         ` ” μ 刀 i b r o s u ∫ 詔 ゴ コ ル お お ⅣIVⅣ11mm11111HII 十一2 −3 −1 −3 C > a C N J O -J ︱ H O J 一   一 一 一 一 1  1 一   一 十十十十十 ⅣIHnl 2 1 一  一 十十十十十十 VⅣvnll   211   一一 一 十 十十十十十 I ⅢmvⅣH Shikoku   .27‘≒・   ・・`.いJ・い・・・、1   199。レ . VⅣ11111 Ⅳ 3十+132 一 一 一   一 522  3 + 4 3 33112り乙  一  一 一一 一 一一 十十十十十十十十十 VIⅢⅣHⅢ1111 1 1 1 1 1 1  1 1   一  一 十十十+1十  3   一 十十十 IⅢI 111 十 十一1 431  一 一一 十十十十十 2 VⅣⅢ111 l Ⅲ + 2 2 221 一  一 一 一 十十十十十 ⅣIⅢⅣ11 Kyushu 4 7 2 9     1 LO .^H n CNJ CO  一 一 一 一一 2十十十+3 VⅢⅢⅢII V 十・−3 十十十十十十十十 v11vⅣⅣⅢ11n −3 −2 −2 22 一 一 1りりQ  一 一 十十十 HⅡI 1 1 1 1 12 一 一 十十+2 1     2 一      一’ 十+42十 十十十  十 + 11111 VHⅢ  I I 一 一一    一 一 十十十十十十十十 VVⅣH111H11 I \ ' ' +−1   2 2   一  一 十十十十十 VIⅣⅢV

(3)

アラカシー考ンテン群集について    (山中).._. 詰帽ぶ士 銘本邸惣‰よ  , £)rぶopterisfusctt>es 沁太名ぶあよ乱ッ /1r心仏7戸z田・lla    l, Aliinta japonica Dryopteris bissetiana l^eocheilopteris ensata Poりstic扁psis aristata Poりstichobsis pseudoaristaは Dryopteris pacifica  Companions Cephalotaxusノlarrtngtonia Celtis sinensis v. japonica Picrasma qaassioides 八.ialloはs iapo・licus Oiospyros kaki 、、.s3 ΥθΓΓ、?■ya mぱぴどΓα Albizia julibrissin Urnussonetiakazinoki C.lerodendron trichotomum Cornusmacrophylla Calli。rpa japonica Zanthoxylum isptnum Kuonymits oエぷth^iUtts Euonyni心 「吐zはt . ここに;; £us Secuパル?gαμび'^friUico∫α Aphananthe aspera 包二言ご Lestedesa buergeri 沁ここに聯ば臨゛ Helxuingta japonica v. japonica v・parvifolia 欧なごご 牡摺消口 ∫な? 「 Villebrtinea ft・utescens Paederia scandens v、 mairei Sino・menium acut・iim Akebia trげoliaは Afeebid qll山laは Cocc 「us trilobus Parthenoclssus tricuspidaは Kuonymus f。rtunei V.  radicans CelasけIts orb I c・ 「atus Smilaエsieboldi Wisteria brachyhotりs Oioscoreaむofeoro Clematis tりぶiamsH Diocor・ea gracillima Milletia japonica Clematis£eTniflora Smilaエchi皿 Ampelopsis bre。iμd。iculata honicera japo 「ca L、episorus thunberelnnus

Oplismenus undulatifoliusヽa. japoni。s Cyrtomiぼ111fortunei v. for tunei        V. clvtiicola P t e r i s m u l t i f i d a P o l v s t t c h t i O T t s u s - s i m e n s e 、 、 t s t i s - s i w i 、 1 、 I S C       ’         v . m a y e b a Γ a e C a r e エ l e n t a 十十十十十 ⅢIⅢⅢI HIln1111111nHln I I I Ⅳ n 十一3 十一2 m t︱t  一 一 十+2十十 ⅣⅢIII −2 −2 −1 −1 1 1  一  一 十十十  2  一 十十十十十十十十+1 ⅢⅢnll11nlll     ︱     一 十 十十 I・ HⅣ II 一一 十十 十 ⅢH I 一 一 一一 一一一一  一 十+1十十十十十+1 Ⅱ111111111ⅡIII  2111221   一 一一 一一 一 一 十十十十十十十十 IⅢHIl11HH n ■'S' ・︱(  一一 一 +1十十 ⅢⅣ111 一一 一一一 一 一一 十十十十十十十十十 ⅢHⅢHIIHI 2 2 1 2 1 1 1 2  1 1 211  一  一  一 一 一 十十十十十十十十 IⅢⅢIⅢn11Ⅲ 3  1 一   一 十十十十十 ⅢIIHI Ⅲ 十一3    2    一 十十+ 11111 2 3 一  一 十十十十 Ⅱ11111 411 一 一 一 十十十十 Ⅳ1111 一 一 一   一一 十十十十+2十十十 Ⅲ11HIIII11H 十+ 111 Ⅲ 1111nll n 2 1 2 十一1 121 一一 一 +1十十十 十一3 1  1 一   一 十+1+ 1111Ⅲ 22 一 一 十十 H11  1       1   一        一 十十十十十十十十十十十十十十十十十 ⅢⅢHl11H11111HVIl11111 n 1 2 11 一  一  一一 十十十十十十十 ⅣlnⅣⅣ11Ⅲ 15

(4)

14 高知大学学術研究報告 第15巻  自然科学 I 第2号

District

Number of quadrats Total number of species P t e r i s c r e l i c a v . c r e . t i c a M e r c 。 パ 「 八 島 ご 心 票 I i n e a t a P i l e a p s e u d o p e t i o l a r i s £ ) f i S f n o f i t i t - n t r a c e . n i n s i i t t n   v .   d i i a t a は m 詰 ; 謡 回 流 首 既 訟 お 霖 言 言 O n : y c h i u m j a p o n i c u m 昌 江 ツ ゙ 雷 二 ぷ 驚 ゜ ″ ・ 分 ご 廣 昌 恋 夕 心 ″ s N u m b e r o f o t h e r s p e c i e s Western Honshu    14   123 Ⅲ 十一1     2     一 2十十十+ 111ⅡⅡ 41 Shikoku   27   199    2    一 十 十 I I 2 21 一  一 一 十十十十十 ⅢIⅢ111 101

Kyushu

  24

 197

  22   一 一 十十十十+ 111111H 十十十十十十十 ⅢⅢ111nn11 79 究したさい,この群柴にふれている.  かくして,この群集は西日本の石灰岩地帯にひろく存在することが明らかにされ,全域を通じて 分布のかたよらない標徴種に,アラカシ,ビワ,クスドイゲ,およびナンテンをあげることかでき る.シラカシは四国および九州では気候的極盛相の主体をなすことは知られておらず,一部の地域 でこの群集にむすびつくが,.本州西部ではとくに多いところかある.ユズはこの群集内に点々と分 布してしばしば優勢なところかおり,さらにシュロが多く生ずることかある.この両種については 多分に問題かおるとしても,地域的には明らかにアラカシーナンテン群集を標後または識別する種 となっている(第1表).  この群集はかようにはじめ四国で研究されたが,生育のよい林はむしろ本州西部と九州に多く, さきに(山中 1966)予報したように基準林分としては,アラカシ優占の高木林がビワ,クスドイ ゲ.ズ,シュロ,およびナンテンをともなう大分県風遅鈍乳洞周辺のものをえらびたい.  石灰岩地帯以外のアラカシ林では,アラカシーナンテン群集の標後程が少なくなる傾向が見られ るか,アラカシか優占し,かつその組成がアラカシーナンテン群集とまったく異なるようなもので ないときは,やはりおなじ群集の一部とみなすことかできる.この場合,石灰岩地帯の典型的な林 分とは,ほかの群集ことにスダジイ,ツブラジイなどのシイ型森林の組成要素の存在で区別される ことが多く,スダジイ亜粕集(N.-C. casはnopside£osum)の名を与えておきたい.四国で得られ た資料は第2表にまとめたが,このような林はほかの地域にも見られ,基岩は堆積岩および火成岩 のほか変成岩の場合もある.しかし,石灰岩地帯以外のアラカシ林が,すべてこの亜群集に含まれ るとは限らないと思われる.  アラカシーナンテン前掲がほかのカシ型,シイ型,およびタブ型の森林と共通の組成要素をもち, これらと同一拍団に属することはすでにのべたが,重要な群団標後種はほとんどこの群集にも含ま れている.ことにイヌビワ,シロダモ,ヤブッバヰ,ネズミモチ,イタビカズラ,キヅタ,ティカ カズラ,ジャノヒゲ,シュンランなどは常在度が高い.またタブ型の森林とは共通の要業が比較的 多いが,シイ型森林の組成要素の多くは,石灰岩地帯の典型亜群集で欠けていることは,今までに もしばしば指摘したとおりである(山中・黒岩 1965 b,山中 1966).

       相     観

アラカシーナンテン群柴は常緑広葉のカシ型の群落であり,典型亜群集ではタブなどの混生する

(5)

       ノアラカシTナン’テン群集について    (山中).,       15 ことはあっても,それらの型が相観を支配することはない.スダジイ亜群集ではシイ型がまじるが, この型が優勢になれば組成的にも,もはやアラカシーナンテン群集とはみなされない.  生育がよければ常緑高木林として安定したかたちをととのえ,通常4階層が認められる.しかし 乾燥をともなう露岩地または二次林では亜高木ないし低木林となって,3または2階層にとどまる ことが多く,石灰岩地帯ではこのような場合が少なくない.このさいはしばしば落葉樹の混生する ことが多くなり,エノキ,ムクノ牛,ニガキなどをよくまじえ,四国では低木層にヤマブキの繁茂 するところが多い.また量的および空間的な発達はいちじるしいとはいえないが,`つる植物の種類 数は少なくない.  林床型は生育地の環境ことに乾燥のていどにより異なるが,ほかの常緑広葉の気候的極盛相林に あらわれるカナワラビ型,キジノオ型などはたとえ湿ったところでもほとんど見られず,これに対 応するものはクリハランなどのウラボシ科のシダ型林床である.乾い七もイタチシダ・ベニシダ型 やコシダ型は少なくホシダまたはタチシノブに代り,またときにスゲ型の優勢なこともある.ヤブ コウジ,シュンラン,フュイチゴなどほかの常緑広葉樹林と共通のもののほか,とくにアラカシー ナンテン群集ではヤブラン,コヤブラン*,またはジャノヒゲのいずれかはほとんどのところに出 現して,これらか林床型を代表することか多い.したがってアラカシーナンテン群集の多くはカシ ーヤブラン型((:^yclohalのiopsis-L,iriopetype)の林とみなされる.林床がこのようなヤブラン型 の群落は,この群集のほかとくにタブ林によく見られる**.

分 布 と 環 境

 分 布      ’

 アラカシはわが国の暖温帯ではm要な樹種のひとつであり,地理的には太平洋側では仙台市付

近,日本海側では石川県を北限として,平地から丘陵地にひろく分布している.さらに琉球(沖縄

中部では石灰岩地帯)および台湾を経て中国南部からネパールにまで及んでおり,いわゆる日華区

系の暖帯亜区系(北村 1957)を代表するものでもある/

 アラカシーナンテン群集の組成要素のなかには,アラカシとほぽおなじ分布をなすものがあり,

ことに中核となる群集標後種のうちビワ,クスドイゲ,およびナンテンはすべて中国大陸と共通の

種である.ユズもまた中国に野生かあり,シュロは種としてはわが国の固有であるか,属としては

中国とインドに見られるものである.

 このような事実から考えると,アラカシーナンテン群集とおなじか,あるいは類似した組成の群

落が,現在明らかにされている西日本ばかりでなく,東亜の暖温帯にもっとひろく分布している可

能性を考えることができる.

 環 境

 気候 気候的にアラカシの分布に直接影響の大きいものとして,とうぜん気温が考えられる.日

本海側の分布の北限に近い金沢では,年平均気温13.2°,最寒月の平均2.2°,温量指数は暖かさが

104°,寒さが-9.3°,平均10°以上の生育期間は8か月である.太平洋側でも天然分布に多少問題

のある仙台を除くと,この値はほぼ一致する(吉岡 1956).水平的および垂直的に暖かさの指数

85°∼100°の開か分布の限界であることはたしかであり,水平分布ではタブよりは明らかに南でと

まり,またスダジイとはほぽおなじかやや南よりになるものと思われ,垂直分布では海岸生のタブ

* 山中(1954-6)および山中・森下(1956-8)のヤブランはコヤブランの誤りである. **このようなクブ林は四国の場合(山中1962, Table 2),クブーコヤブラン群集(Liriopo-Machileはmフ)  として認めるべきであろう.

(6)

16   高知大学学術研究報告 第15巻  自然科学 I 第2号

Table 2. Nandtno-Cvclobalanofistde£tun. caslanopsidetoium

      (Kochi Prefecture, Shikoku)  ,パ

T S H Locality Altitude (m) Base rock Exposure

 Total number of species

 Characteristic species of association Quercusがauca

Trachycarpusforiunei NandtTiadoniestica

EH oh。Zりαμzやり 「a

 Differential species of subassociation

T Castanobsis cuspidataヽJ.ciispidaは       りー  sieboldii    Itea iaponica S Hydrangea luteovenosa    Hydrangea scandens    LaS・ianthus satsumensis H Dryopteris fuscipes    Dりopterii erythrosora     Characteristic species of

      alliance, order, and class

T C・・nellia japonica    Picui erecta N. erecta        V. sieboldi    Kurya iaponica    Ligはstrum iapo 「cum    C inimmomti刀I lapontcu?n    Macbiltis thunber^ii    Actinodaphne lancifolia S P r i t n i i S S t . ふ 1「 o s a N e o L i t s e a s e r i c e a A u c u b a j a p o n i c a l V i a e s a j a p o n i c a  j?;ぶ;7呼フゴ;ご;j”jj゛;“s ゛‘micr‘゜戸・hyll“5 L宍j7;ぶ袈71j;; μα召αzkzμ7z  K.adsurajaponica E  聯こ 11 ゴlt7だこ micro帥y山m1 Ophiopogon japonicus 留比比?訟 。。。。, Ardtsta japonica siniblicior untoiiia hea:aμkylla     Companions T Aphananthe aspera   Mallotus japonicus   Cephaloはエus har一元・り'Ionia   AlbiKta iulibrissin   Carpinus l、aエ沼ora   Rhtis succedanea   £)iospyros kaki v、sylvesけis S £)eutxia scahra   Thea sinensis   Gleichenia japonica TI’ K1   01. 110  140  320・ .. Ss  Sch MG良‘ E 3 0 3 7 5 ・ 2 いS (十)  十  + ( 十・十 (十)  +  +  十  1 + 1  + (十) ● ● 一 1 十 E wsw 30   25 41   24 5・十十  + (十) 十・十  3 (十) ∼“ ・十十十十十・+1十・・・十十十21・十・十十十十・ 1ゆあee41十 (十) L O ・ * ︱ < 2・・・・十 + 2十・・・・十十・・・・十・十十十十十・十十十・・ ( C M ・ ・ ・ ・ ● ) M。20︲・85  ’<>J-ws\\ 0 2 4 3 4 ・ ︱ 4・十十十・十十 十÷・十・・・・十・・・・・十  .L (十)  十  ÷  + eelll●s十+1 20 SV 01 A25Sχ24 2十1・ ・・十十十・・・ 1十・eゆI●1十 うI01 V5 A26SV4 34  4 (十)  2 一 一 (十) 3 十・・・・・・十・・・十十・・・2十1・・十・・・・   5 十十十2・・・   ぐ 十十・

(7)

L H

アラカシーナンテン群集について    (山中)

Ar・。idinaria pysrtiaea V. glahra yに;t7j7なこごy&Q£・■rys Dioscorea quinqi.lelcha ・ 琵江ことzよこ 4 Smilax china  ………:E……… Milletia japonica 吻ゴ呪惣 DryoiJteris lacera Iヲフteris dispa「 Oがismenus undulatifoliusv・・japonicus Asplenium ritoense 2・十十十十・十 十. . oa 十・・一一一 (十)・・十十・十 + 十・・・ ・・・1十・十 (十)  十  十  + 1十・・・十・十十十・・・ 17 ・十十・・十・・・十十十・1

Tl-T 1-lo'venia tomenteAla十, -S Caにicarpa mollis十,一LDumasia trtぷncaは十,−H

Drvotiteris ch。lゆio玩十j  Cirsium nipponi cumヽ,.sihikohiaれtim十i Lonicera japonica十

Kl-T Prunus jamasakura十,−S Arundinaria stmoiiii十,−L Sinomenium acM・誌m十,

Afeebia trifoliaは,−HRhus trichocarpa十

〇1−S Kuonymiis alatus l,striaは5十,−HCalanthe discolor十

Al-H Z:)ワ。戸たrねsacrosancta +> 0,1:ychium iaponicum十j  Iris.jationica十

A2-T Chamaeりparts obtusa十, Brousso7ietia kaz-inoki十, Clerodendron trichotcrmum十,

-S Hellむingia laponicav・parvifolia十,−LApios forはnei十,£)ioscorea japonica十,

一HL砂togramma mollissima +7 Cyclosori。s acinninaはs 十, Arisaema sikokiani£m十,

Rohdea jaかonica十

A3-T Deutzia crenata+3 Rhus sylvestris十,一SBoehmeria spicata十,−H Cyrtomiiim

fortiぷnei十,  Pteris m 「£ザida十, Viola grypoceras十j Conandron ramondioides十, Akebia

q 「?laは十

Locality : TL Shide, T6wa ; Kl, Harihara, Kochi ; 01, Ta・i6, Ohtoyo ; Al − 3, Hatayama,

Aki.

Base rock : Ss, Sandstone ;Sch, Schalstein; MGR, Mikabu green rocks ; SI, Slate.

よりは上限が高く,ほぽシイ類またはイチイガシと一致し,アカガシまたはウラジロガシのように

暖かさの指数85°以下まで分布して,中間温帯に生ずることはない.したがって,暖温帯の上部の

ウラジロガシ,ツクバネガシなどの主領域では,石灰岩地帯のアラカシーナンテン群集は,カヤを

ともなったウラジロガシ林に'代ることが多いが(山中・黒岩 1965a),このような林は気候的極盛

相であるウラジロガシーサカ牛群集とも別のものであろう*.

 かように地理的および気候的に,わが国ではアラカシがシイ類とほぽ生育環境をおなじくするこ

とは明らかで,事実シイ林はしばしばアラカシをともなう.ただしこの場合,アラカシは多くは従

属的であり,ことに発達の良好なシイ型の森林では高木層にアラカシをまじえることは少ない.ま

たタブ型の森林も,アラカシを林冠に共存することは多くない.したがって,シイ型ときにタブ型

の森林とアラカシーナンテン群集との成立環境のちがいは,気温以外に求めねばならない.

 降水mがとくにアラカシの分布に気温以上の支配的な働きがあるとは考えられないが,ただ乾燥

しやすい地域にアラカシが耐えられることは明らかである.このため,降水量が少なくタブ林の発

達のわるい瀬戸内地方にアラカシ林が多いこともうなずけるが,原因はそれだけにとどまらない.

アラカシはよく乾燥に耐えるとともに,湿った環境にも生じ,直射光のあたる丘陵地にも日かげの

谷ぞいにも林が見られる.また風にたいする抵抗性も弱くないが潮風にはいためられやすい.

 一般にカシ型の森林は,気候的環境にたいしてはタブ型とシイ型の中間的なものとみなされるこ'

* この林をウラジロガシーカヤ屏集(Tort・りlo-Cyclobal。lotsidet・urn Yamanaka, nom. nov. ) (山中・

(8)

18      高知大学学術研究報告 第15巻  自然科学 I 第2号          -一一 とが多いが,アラカシの場合はその生育環境がかなりひろく,これに土地的な要素が加わるとその 傾向はいっそう明らかになる.

 土 地 アラカシは気候的ばかりでなく土地的な乾燥にも耐え,未熟な岩石土壌にもよく生ず

る. この性質はタブよりもシイ類に近いが,他方シイ類に嫌石灰の傾向があることはアラカシとま

ったく対照的である.したがってアラカシーナンテン群集が,暖温帯の気候的極盛相とおなじ組成

要素をもちながらも,乾燥しやすい石灰岩地帯に,ほかの常緑広葉樹林と異なった土地的極盛相を

なすことは,とうぜん考えられることである.シイ類とちかってタブは石灰岩を嫌わないため,土

壌の熟化かすすんだところではアラカシーナンテン群集にしばしば混生するが,アラカシに代って

優占種となることはまれである.

 アラカシーナンテン群集の組成に,石灰岩地帯の乾燥が原因とみなされるものは少なくないが,

この群集が常に乾燥とむすびつくとはかぎらない.ことに九州では,さきにも(山中 1966)指摘

したように,多くの湿潤環境に生ずる植物をともなっている.ここで注意すべきことは,石灰岩に

かぎらず特殊な基岩の植生に及ぼす影響は,気候的に温暖または湿潤になるにつれて,しばしばう

すれることである.これは組成的にも相観的にもいえることであり,気候的な影響が土地的なもの

に優先する結果にほかならない,

       変     遷

 アラカシはわか国にひろく生育しながら,その林はシイ型またはタブ型の森林とならぶ気候的極

盛相としては存在を認めがたい.仮に瀬戸内地方のアラカシ林には,この地域の気候的な影響が大

きいとしても(正宗 1936,鈴木・森 1957,得居 1957),考えかたによってはひとつの土地的な

前極相とみられないことはない.また,たとえばシイ型の森林にアラカシが混生する場合は,そこ

に何らかのかたちで人為的な影響か加わっていることか多い.アラカシはむしろ暖温帯の常緑広葉

樹林としては,乾燥と貧養にたえるパイオニアとしての存在の意味か大きいといえる.

 アラカシーナンテン群集の石灰岩地帯における土地的極盛相としての存在は,そこにシイ型の森

林の成立を許さず,またタブ型の森林の発達にもけっして好適でない環境が最大の原因であり,い

ちおうの安定性か考えられる.ただ石灰岩地帯といえども,もし地形的および土壌的な要素がほか

の樹種の侵入を許しやすい状態にある場合は,アラカシ林がぴとつの途中相となり得ることも考え

られないことはない.たとえばタブが生じときにシイの生育も見られる山口県の石灰岩台地(塩見

・宮田・阿武 1964,宮田・塩見 1965,

1966)のごときその例であるが,これは一般的な傾向と

はみなされない.

 気候的極盛相として安定したアラカシ林が見られない原因をことごとく人為に帰し,過去に存在

したものがすべて破壊されたものとはもとより考えられない.しかし,西日本で単にカシといえば

アラカシをさすことが多いように,アラカシの生育する地域には人里がひらけ,薪炭材としての利

用度も高い.そのため現在のアラカシ林には多くの筋芽再生林があり,組成的には人為または二次

林要素が少なくない.かような,土地的極盛相というよりは二次林で,シイ型の気候的極盛相に達

する以前の群落とみなされるものか,アラカシーナンテン群集のスダジイ亜群集であるが,シイ型

以外の森林に変遷することも考えられ,大分県高崎山の場合もその一例であろう.

 アラカシ林の二次的性質とあわせて,ナンテン,ビワ,ユズ,シュロなどのアラカシーナンテン

群集の標徴種が,人類文化と関係のある可能性は大きいが,残存植物の多い石灰岩地帯では,その

むすびつきにはむしろ地理的または土地的なものが大きいといえるようである.

(9)

アラカシーナンテン群集について     (山中)       - 19

       ま  と  め

 アラカシーナンテン群集は西日本の低地に見られ,ビワ,クスドイゲ,ナンテンなどを標徴種と

する常緑カシ林である.その主体となるものは石灰岩地帯に見られるが,それ以外にも組成的には

この群集に含まれるものが多く,スダジイ亜群集はその例である.

 アラカシはわが国の暖温帯では最も普通に見られる樹種であるとともに,いわゆる日華区系を代

表する植物でもある.またアラカシーナンテン群集の標徴種もほとんど大陸と共通のものである.

そのような点で,この群集は生態・地理的に意義の多い存在といえる.

 しかしながらアラカシ林は,わが国ではシイ型およびタブ型の森林とならぶ気候的極盛相をなす

ものとは考えられず,石灰岩地帯で土地的極盛相となるか,そのほかの場合はほとんど二次林とし

て存在することには注意しなければならない,

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(10)

Table 2. Nandtno‑Cvclobalanofistde£tun. caslanopsidetoium           (Kochi Prefecture, Shikoku)  ,パ

参照

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