学校まるごとわくわくプログラミング -品川区立京陽小学校の事例-:2.算数科におけるプログラミングの活用(6年生) -素数を探すプログラムを書こう-
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(2) 小特集 学校まるごとわくわくプログラミング─品川区立京陽小学校の事例─. プログラミング作品を紹 介し,そのプログラムの 書き方についてグループ で考えさせた(図 -1). <ステップ 2 > 1 から 100 までの素数を 探す. 5 年生の既習事項とな る素数の探し方について 復習し,それぞれがワー クシート上の数表の中か ら素数を探す活動に取り. 図 -1 フィズバズのプログラム例. 組ませた. <ステップ 3 > 素数を探すプログラムの組み立てを考える. 素数を探す活動の中からきまり見つけさ せ,ワークシート上にプログラムの組み方 を考えさせた.支援の方法として,フィズ バズのプログラムやヒント集を参考にさせ た(図 -2). <ステップ 4 > 素数を探すプログラムを書く.. 図 -2 素数を探すプログラムの組み立てを考えている様子. ワークシート上に組んだプログラムをも とに,プログラミングの再現性を活用し,試行,. し,自力解決しようと意欲的に取り組む児童が多. 修正しながらプログラムを書き換える活動に取り. く見られた.一方で,算数の習熟度が低い児童で. 組ませた(図 -3).. 構成されたグループは,教師の助言やアドバイス. <ステップ 5 >. を求めたり,難しくて作業が中断したりする児童. 自分たちの作ったプログラムを発表する.. が見られた.. プログラムの交流を通して,未完成グループが修. ①1から 100 までの数字が並んだリストを作る.. 正したり,発表を聞いた感想や自分たちのグループ. ②リストの中から,調べる数を 1 ずつ変えるプロ. との違いなどをワークシートに記入させたりして, 学習の振り返りをした.. グラムを書く. ③ 1 つ成功したら,次のステップへと進むプログ ラムを書き進める.. 児童のプログラミングの様子. ※ワークシート上で探した素数とプログラミング 上で探した素数にズレがないか,確認しながら. 素数を探すプログラムを作ろう. 本単元の学習については,グループでの学習を 基 本 と し て 進 め た. 算 数 の 習 熟 度 が 高 い 児 童 で 構 成 さ れ た グ ル ー プ は, 試 行 錯 誤 し な が ら 相 談. 1224. 情報処理 Vol.57 No.12 Dec. 2016. 進めた. ※ほかのグループや教師の助言を参考にしながら 進められる環境作りを心がけた(図 -4)..
(3) 2 算数科におけるプログラミングの活用(6年生). 協力してプログラムを 書く作業は,相互補完 的な活動になり子ども たちの主体的な学びに つながった.. 課題 自分の頭の中で考え ていることをプログラ ムに書いて表すことが 技能的に追いつかない 児 童 が 多 数 見 ら れ た.. 図 -3 素数を探すプログラム例. (どうプログラムを書い て組み立てたら,思い通りに動くかが分か らないなど)プログラミングを学ぶ(コン ピュータに命令して指示通りに作業させる スキル)とプログラミングで学ぶ(教科の 理解度や学習の幅を広げるために活用する スキル)の両方を系統的に指導していくこ とが必要だと感じた. (2016 年 9 月 1 日受付). 図 -4 教師の助言を受けている様子. 授業を通して 成果 算数的能力とプログラミング能力が必要とされ る課題において,グループで自分の役割を考え,. 日下部和哉 2014 年より,品川区立京陽小学校.. 情報処理 Vol.57 No.12 Dec. 2016. 1225.
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