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2016 年度活動報告現代日本プログラム(CJP)の日本語授業

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Academic year: 2021

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2016 年度活動報告現代日本プログラム(CJP)の日

本語授業

著者

阿部 美恵子

雑誌名

関西学院大学日本語教育センター紀要

6

ページ

37-38

発行年

2017-03-31

URL

http://hdl.handle.net/10236/00025911

(2)

2016 年度活動報告 現代日本プログラム(CJP)の日本語授業

阿部 美恵子(関西学院大学日本語教育センター) 1.現代日本プログラムの立ち上げ 本学では海外協定校からの交換学生として 1 セメスター(4 か月)、あるいは 2 セ メスター(10 か月)の短期留学をする学生を受け入れ、さまざまな授業を提供して いる。交換学生の多様化するニーズに対応するため、さらに、これまでのカリキュラ ムの問題を改善するため、2016 年度秋学期にプログラムの大幅改編を行い、新たに 「現代日本プログラム(CJP : Contemporary Japan Program)」を立ち上げた。

CJPでは、留学目的に合わせて①日本語専攻(JLT : Japanese Language Track)か、 ②現代日本専攻(MJT : Modern Japan Track)を選択することができる。また、英語 や日本語で開講される多彩な選択科目があることも特徴の 1 つである。そして、秋学 期から春学期にかけて 2 セメスター在籍する学生は、2 月∼3 月に約 4 週間の冬期集 中授業を履修することもできる。 2.日本語専攻(JLT)と現代日本専攻(MJT)の違い JLTは日本語の学習が留学の主目的である学生が選択する専攻で、来日時にひらが な・カタカナが読み書きできることが、選択の要件である。来日後に行われるプレー スメントテストでこの要件を満たしていない場合は、MJT に自動的に変更となる。 日本語科目が必修で、必修科目の 5 単位と選択科目の「漢字・語彙」1 単位の計 6 単 位を受講する。その他、日本語や英語で開講される選択科目を受講し、合計 10∼16 単位を履修する。また、冬期集中期間には、日本語の選択科目や英語で開講される選 択科目から 2 単位履修することができる。 MJTは日本研究を深めることが留学の主目的である学生が選択する専攻で、日本 語科目が必修ではないため、日本語の要件はない。英語で開講される「現代日本演 習」2 単位が必修で、その他、日本語や英語で開講される選択科目を受講し、合計 10 ∼16 単位の履修が課される。冬期集中期間には、日本 語科目は履修できず、英語で開講される選択科目から 2 単位履修する。 JLTも MJT もプレースメントテストの受験は必須で、 それによって 7 つのレベルにわけられる(表 1)。決め られたレベルによって、履修できる日本語科目が決定す る。 来日前に日本語能力試験 N 1 に合格している場合、 あるいは、N 1 相当の高い日本語力を持っている交換学 表 1 レベルの目安 上級 レベル 6 レベル 5 中級 レベル 4 レベル 3 初級 レベル 2 レベル 1 レベルプレ 1 ― 37 ―

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生は、RCA テスト(Regular Course Aptitude Test)を受験し、合格すれば、本学の日 本人学生や正規学生と一緒に、一般授業を履修することが認められる。一般授業を履 修する学生は、専攻にかかわらず「アカデミック日本語」2 単位を履修し、MJT の学 生はそれに加えて「現代日本演習」2 単位が必修である。 また、本学に在籍する大学院留学生が日本語の学習を希望した場合、MJT の交換 学生が履修できる日本語科目(日本文化除く)を履修することができる。 2016年度秋学期は JLT 119 名(2016 秋受け入れ交換学生 1111)名、2016 春からの 継続交換学生 8 名)、MJT 47 名(2016 秋受け入れ交換学生 39 名、2016 春からの継続 交換学生 6 名、本学の大学院留学生 2 名)、計 166 名が CJP プログラムに在籍した。 3.2016 年度秋学期の日本語科目 JLTの必修科目として「総合日本語プレ 1∼6」「会話・聴解 3∼4」「調査・報告 5 ∼6」の計 11 科目、MJT の学生のみが履修できる選択科目として「レギュラープレ 1 A、1 B」「レギュラー 1∼2」の計 4 科目を開講した。また、両専攻の学生が履修でき る選択科目として「漢字・語彙プレ 1∼6」「表現法 A∼C」「読解 A∼C」「文章表現 A∼C」「聴解 A∼B」「口頭表現 A∼C」「日本文化 A∼B」「アカデミック日本語」の 計 24 科目を開講した。 本稿では各授業の内容について触れていない。2016 年秋学期実施の各授業の概要 は、本号の活動報告に掲載している。合わせてご覧いただきたい。 4.2016 年度秋学期の日本語関連のさまざまな取り組み 授業内の取り組みとして、JLT と「アカデミック日本語」履修学生を対象とした作 文集『かけはし』の発行、ラーニングアシスタントや日本語ボランティアの活用を行 った。 授業外の取り組みとして、日本語パートナーを採用した。日本語パートナーとは、 交換学生の日本語の会話練習相手として本学の学生をボランティアで募り、選考、マ ッチングを行い、秋学期間を通じて活動してもらうものである。日本語の会話練習相 手を希望する JLT の 105 名に日本語パートナーを各 2 名マッチングした。 また、秋学期終了後に、希望する交換学生を引率し、本学の初等部で 4 年生児童と の交流を行った2)。さらに、学外のスピーチ大会に参加する留学生へのスピーチ原稿 チェックや練習のサポートを行った。 ──────────── 1)学期途中で帰国した 1 名を含む。 2)詳細は本号の活動報告「初等部訪問」を参照。 ― 38 ―

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