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コケの森のクマムシを観察しよう

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Academic year: 2021

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オニクマムシ 1 内容 コケの中から実体顕微鏡を用いてクマムシを探し出し,生物顕微鏡によってさらに細かく観察す ることにより,クマムシの体のつくりや特徴を見つける観察力を養う。また,活動を通して,身近 な自然に対する興味・関心を高める。 【クマムシとは】 クマムシは緩歩動物門に属する,体長 0.1~0.8 ミリメートル程度の小型の動物で,円筒状の体 型をしており 8 本の脚を持つ。「緩歩」とは,読んで字のごとく「ゆっくりあるく」という意味。コ ケの葉のすき間にあるわずかな水の中で生活していて,そのずんぐりとした形とゆっくりと水の中 を歩く姿はまさしく小さなクマで,そのようすから,英語でも「water bear」と呼ばれている。 【クマムシの特殊能力】 コケに住む多くのクマムシは,常にひからびてしまう危険にさらされている。そのため,周囲の 湿度の低下とともに体の水分を体外に出して樽型の休眠形態となる「乾眠」とよばれる不思議な能 力を身につけている。乾燥している間は,数ヶ月から数年は水無しで生きることができ,様々な厳 しい環境にも耐えられるようになる。ギンゴケなど,乾燥したときには休眠し,水を得ると再び光 合成を開始するコケの生活スタイルと実によく合致した生き方である。 2 準備物 ギンゴケ,プリンカップ,ガーゼ,シャー レ, 柄付き針,パスツールピペット,ホー ルス ライドガラス,カバーガラス,双眼実 体顕微鏡,生物顕微鏡,デジタルカメラ,フ ォ ト用紙,プリンター 3 手順 (1)コケの中に住む小さな生きものについ て学ぶ。 (2)顕微鏡の使い方について学ぶ。 (3)生きものの入ったシャーレを双眼実体顕微鏡を用いて観察し,クマムシを探し出す。 (4)パスツールピペットを用いてクマムシをホールスライドガラスに移し,プレパラートをつくる。 (5)クマムシを生物顕微鏡で観察する。 (6)デジタルカメラで,クマムシの静止画,もしくは動画を撮影する。 (7)クマムシの写真を印刷する。 4 注意点 ・ギンゴケの茎と葉の緑色の部分を使用すると観察しやすい。 ・観察の前に,双眼実体顕微鏡,生物顕微鏡,パスツールピペットの使い方について詳しく学習し ておく。 5 参考資料 実習で生きたクマムシを観察するために―クマムシを多数抽出する簡便な方法―.千葉県立中央博 物館.萩野康則. クマムシ?! 小さな怪物 .岩波書店.鈴木忠.

サンデーサイエンス

コケの森のクマムシを観察してみよう

担当:動物研究室 ベールマン装置でクマムシを這い出させる クマムシについて説明 双眼実体顕微鏡で探し出す デジタルカメラでの撮影も可能

参照

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