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協同組合の剰余金について
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郎
一 協同組合における剰余金が、法律上如何なる意義をもち、さらにその性質如何については、まだ定位を見ないようであ る。從來の多くは、剰余金をもつて、組合の経濟活動の結果招來せられた縄濟粗利釜であるとするもののようである。し かして、このことは、組合自体が自己のものとして取得した利釜であるとの前船を内在せしめているといわなければなら ない。しかるに、ここにそもそも根本的な問題の所在することを否定し得ない︵このこごは後述するように、組合の本質的性樗ご他方剰余金の形戚過程の純良的千態雪に密接な闘係をもつ︶。それ はとにかくとして、上述の見解のもとにおいては、少くとも協同組合は螢利杜團であることを是認し得ざるを得ない破目 にたちいたる。しかるにこの点についてもまた重要な問題のあることを見逃すことはできない。すなわち、現行協同組合 法は、組合の非螢利性を興行規定している点に徴しても、上蓮の見解には矛盾がある。これを要するに剰余金についての 意義ないし性質の論議は、根本的には協同組合の法的本質と關重し、さらに、か、る組合において、剰余金が如何にして 形成されるかの究明によって、問題解決の契機が得られる。 二 、 從來、協同組合が如何なる種額の法人に驕するかについては、中間法入論が通論的に認められている。通論の根糠とす 協同組合の剰余金について 七三協同紺合の剰余金について 七四 るところは、組合︵難綬選矯難のの解語鵡箋囎雛罷職簾般.鶉鷺洲鷺潔譲購餐岩のの整媛第謹耀舞鶴矯立話。︶は、資本宅義 的な欝利の追及︵投下資本に卜する利潤の追及︶を目途として維濟活動をするものではないから、所謂馨.利法人ではないと。 しかして、この場合、踏利法人が螢利を追及するとは、その泊及手段として行われる経濟活動は、主として、封外的な第 三者との取引であり、たとえ三部との開に取引關係生するとしても、當該耽員は所謂第三者的地位において現れるのであ り、したがってこの取引に際して、取引自体は勿論、その結果が特定肚員の個人的経済活動に及す影響の有無、利害得失 など顧慮するところなく、黒く法人の一方的な経濟的理由によってのみ決定せられるところに躰別な意映がある。かつそ の利下は法人が自己の資、本を活用して細入自体のものとして、換言すれば獲得物を法人の所右に麟嵩せしめることを前規 としてなされ、たとえば實質的な投資家である株主は、か、る法人所場の利盆が配當されること11所右樺の移榑目によっ て自己の投下資本に封ずる利釜を問接的に甘受し、その利谷の費消方法と日的は瀧員の自由であって敢て土語の自知する ところではない。しかるに協回組合は、後述するように、か、る態様の経濟活動を主目的とするものでない意味において 正しくこの種の螢利法人に青しない。これに反してか、る幣利親念を前提とせす、別筒の見地に立つ限りにおいては、通 論は必ずしも愛當とはいえないのみならす反謝の結論さへ招來せられる。けだし、なるほど論者の辛くように、組合は投 下資本に封ずる利潤の一疋を直接の日的としないとしても、組合跨下を利用することによって、組合員は本譜的な刹谷な いし便益をうける。例えば組合を介して金融をうけることによって、金融市場から直接個人的に借りるよb低利に借り入 れ得ること、或は組合を通じて販萱すれば佃人直接より好様件で販優し得るなどは、すべて組合のもたらす一種の純濟的 利釜であり、この点むしろ組合は螢利團体であると。かくの如く螢利の槻念の把握如何によって組合の法的性格も二とな るとはいえ、從來の観念を前提とするかぎり、弊利注人ではない。しかして厚製説の、所謂組合昌のうける経流山便益が、 組合のもたらすものであるとしても、それは、組合の有すべき鰍榊巨組合ω資.本金・準備金臼を、純財産顧が超過する ,
額、すなわち利釜金ではないが故に爾者を同一線上におくことは、必ずしも、愛常ではない、のみなら浄その本質的な意 義を全く異にする。現行愈靴法上の利剣に肥する諸下定から抽出される利益の法的槻念は上述の如くであるが故に、この 観念にして立法的に是正されないかぎり、現在の利釜観念の中に、上蓮の組合のもたらす縄濟難生釜をも包含せしめるこ と自体が不合理であり、工合,現行各組合法も.反封論者のいわゆる利釜観念を前提してはいない。すなわち、たとえば、 ロ ﹁組合は、⋮中略⋮その組合員及び官員のために最﹂への奉上をすることを目的とし、誉利を目的としてその副業を行って はならない﹂︵傍点心胆者注、農協法第山鳥條、同旨潰協法第九嫁、水脇町第四條乙申協法第四條第二項︶の﹁螢利﹂とは現行羅臼法上の黙認と同様観念である。蓋し若し組合法上の螢 利は反響論のいわゆる利益をも包含するとすれば、組合の事業活動は殆ど全面的に否認せられる結果となる。というごと はその反面において、少くとも、現行組合法はか、る輕濟的便盃は通盆ではないとの井礎槻念の上に立つものといわなけ ればならない︵蠕幟齢獅編器醒翻誘爆硅鈴懸罐誌駿第齢多罐聾鍵盤簾醜行×羅蜘麓胴霧醐鷺実査繭︶。 協同組合が資本主養的な意味における螢利を追及するものではない、とはいえ、さりとて、公平實現を直接柔要の目的と するものでもない。しかしその行う事業が公盆に⋮關連をもたないのではなく、むしろ却ってかかる点を首肯せしめるよう な立法措置を見出す。すなわち、たとえば水産業協同組合などの設立に際しては、行政寵の認可を必要とし︵財醐蹴醐鍬計擢脚洞 墨跡響︶、或は農業協同組合の解散決議は行政廃の認可を効力爽生の要件とし︵蟹田賜鷲粗相鄭轟二項、︶、また或は法定解散の 場合において、農業協同組合が同法第十條所定の事業以外の事業を行ったときは、裁判所は、行政靡の申立を前提とし て、その組合の解散を命ずることができること︵膿脇講癖五︶、さらに書庫業協同組合においては、組合の法令等の違反に 封ずる措置として、行政磨は、組合に渇して適當にして必要な措置をとることを命じ、さらに同組合が、水薦協同組合法 の規定叉は他の法律の特別の規定に基いて行うことのできる事業以外の事業を行ったとき若しくは注令等の違反に封ずる 措畳についての行政磨の命令に從わなかったとき、叉は同法第八十條、第八十一條、第八十二條第二項、同属第三項砦し 協同組合の剰余金について 七五
協同組合の剰余金について 七六 くは第八十九條の規定に違反したときは、行政聴は當該組合の解散を命じ得る︵撚賜捲雲蘇四︶ことなとは、これ等の組合の 行う事業が公釜に重大な關蓮を有することを物語るものといえよう。とはいえ、上述のように、公差の實現を直接目的と するものでもない。したがって公谷法入にも鴎しない。この故に、協同組合は中間法馬であるとする。この通論の前提とす るところは、法入の種類は、公釜法人と桜煮法入の二種であるとの原則である。か、る原則を確固不動のものとするから こそ、その何れにも請しないものは、すべて中間法べなりとしなければならない破目に陥るのであろ。しかろにこの何れ にも厨しない法人相五間に共通要素の存在故に一括して一の体系を形成するのであれば、 一慮の意咲はあるとしても、實 は然うではなく、何れの・分野にも廃しないいわゆる諸学的な厄介物の捨場としてか、る観念が使用されているところに、 本質的な問題の解決ではなく、むしろその体裁のよい回避であるというも、必ずしも過言ではない。由來、法人を公釜法 人螢利法入に二大別する営倉は、主として裁判管轄の点に還せられていた。しからば協同組合の法的性格についての論議 の實常詰邊に存するか、法人の性格は目的から背黒し、その目的が確定的に表現せられるのはその経濟活動である。逆に 特定の現体の維濟的活動現象を且粘体的に把握したものがその目的であり、しかして性格は目的によって根元的に意義づけ られる。その性格を明白ならしめることは実体の経輪活動を確定し方向づけ、その禿方を決定する意味において、よb重 要な意義を見噛すQなかんづく、協同組合の如き経営的團休においてその性格を明確に把握することは、その経濟活動の 在方と意義を知り、しかしてこれに怨する法の主業.遡用上程大といわなければならない。か、る点に法的性格究明の實釜 が存する。 惟うに、協同組合の畢生の維緯は、 いわゆる産業革命.を契機として資本圭養経濟へ獲展し、 この結果として、少くと も、都市を中心としては、鳥撃軽愚倉的政治的に、支配的搾取階殺としての資奉家と、被支配舌早搾取階級としての勢働 庶民階級の封立的な出現である。後者は主としてその費本主義経濱から必然的に嚢生した事態上の詔困難克服のために、
多くは自己運動として、相五扶助的な制度として協同組合を創案したのである。換言すれば、協同組合の嚢生と産業革命 及び資本主義維濟との至重は不可分離であり、か、る事情のもとに爽生した組合の澹革と経早撮経緯とは、また組合の性 格を根本的に運命すけている意映において是非言及するを要する。再言すれば、これを知ることは組合の経濟上の本質的 機能を知るに不可歓であるのみならす組合の性格、 さらに剰余金の何たるかを理解するのに必要である︵欧聴即服瀾湘齢附撚舗部彫 難墾鶉譲簾振︶。 産業革命は機械工業的生産が契機となり、したがってエ揚生産を主休とし、ために從來家内工業であった羊毛と綿糸紡 績を農家の手から工場へと奪取し、か、る工場を中心として都布を形成し、家内工葉者であった農民はこれらの都市に集 中し、工場艸労働者として就役するにつれて一種の都市勢働者階級を形成したのに反して、工場経螢所有者は、使用者とし て出現するにいたった。かくして都市集中の券働者は全く賃銀勢働者へと韓落したのみならす、藤業革命の進行につれて 使用者側から物心ともに搾取せられ、生活の脅威をきたしたのである。かくの如く産業革命は、工場制慶の確立を招來 し、工場機械などの生産手段を有する資本家と、勢働力以外に何物も有しないで資本家に雇傭使役せられる勢働者との二 階級をかく然と封立せしめるにいたった。しかして前者は支配的地位のもとに政樺を掌握し、後者はこれに封抗して白立 のための置會運動を惹起することとはなったのである。 惟うに、桑時イギリスにおける勢働者の生活は悲惨の極に擁した。すなわち産業革命當初は、職場も多く、賃銀も比較 的高額であったため、生活も自ら裕福であったが、機械の獲明は、失業者の堀加を結果し、他方紡績機械には婦女子を使 用し、故嬬な雇役を強い︵出時一日の勢働時聞+四乃至+五時聞と穂せられる︶、かつ自由競雫による賃銀の低落は生活をさら に困窮せしめ、 一八一六年以後は、ナポレオン戦役の締果、輕濟恐慌が襲來してこれに拍車をかけた。ついで臼一八=コ 年至同三二年のコレラ病の大流翁は、ますます、庶民階級の葬活を豊玉させるにいおった。 協同組合の剰余金について 七七
協同組合の剰余金について 七八 か、る融含歌勢のもとにおいて、イギリス政府は暫、.貧、法外ゴ。門多く︶11窪粒貧法は一六〇一年エーーザベス王朝侍代に獲 布匿を焚但し、これが救濟をこころみたが、か∼る微温的かつ消極的茄策をもつてして救濟せられるには、乱民階紐の生 活は余りにも逼迫していた。これがために勢働者は自らの手によって解決するの余儀なきにいたった。か∼る事情が勢働 者の生活安定のための肚倉運動展開の素囚どはなったのである。しかしてこの種耽會運動は一は勢働組合︵、一、・”三。︻﹁三8︶ 運動、他は協同組合運動として表れ、前者は努銀獲得者として牧入塘加を企賢し、後者は野銀消費者としての家計節約の ためのもので、消費者組合運動である。勿論爾組合は起因的に同一思想に淵源し、相五に⋮闘蓮を有する。けだし艸労働組合 が眞に生活を確保するためには闘雫によって獲越した努銀を有勤適切に家計上支出し、換↓胃すれば家計の支出上の緯費を 合理的ならしめることにより余剰を生じ、もって不時に備えるを要する。この家計支出の節約手段として創案せられたの が協同消費組合である︵イングランの富時の帯働者もこれご六同小累の事情のらごにあっカ︶。 上述のように、イギリスの協同消費組合の例に逸して明かなように、勢働者が、獲得した金鈍の消費を有効適切ならし めんとして、二十徽名の職工が中間利潤排除の目的をもつて製粉工場を設立したのであるが、この場合最も注意しなけれ ばならぬことは、職工はか、ろ組合によって利濁の追及を目的としたのでないことである。換言すれば短時の職工は輩猫 で小心粉を穀物商から購入する場合,商人の暴利に禍されてこの面からも三遍的な原麺をうけた。これいうまでもなく、 個人的購入なるが故に商人の手を仲命せざるを得ないのであって、か、る仲介を排除するためには、生産者かあ直接購入す るを便とする。しかるに生産者との直接取引のためには、 一定の敏量にまとめることが必要である。すなわち購入敏量を む 恒久的に集大成するためには一の組織によるを便とする。この量的な集大成の場が組合である。この場合、購入量の集大 成のうえ、原料たる小・萎の生二者からの夏春により中闇利潤を排除したとしても、小餐粉への製品過秤における中闇利潤 排除のためには、自己の製造設備によらなければその究極の口的は蓮せられない。しかるに喜入では辻較的資本を必要と
する生産工場の設立は不可能であるが故に、相五に出資協同してこれが設備をする。この種自家設備によって製粉すれ ば、少くとも小萎粉蝶海上における中島利潤を排除し、製品カスは家畜の飼料として組合員に提供する。かくの如く、組 し 合における第一次的機能は箇別的輩位を集大成するにある。組合という場によって集大成せられたものが封外的に一元化 せられるのであるから、潜在的には各個人の必要量の集合である。すでにのべたように原料購入に際して組合の名におい て螢利せんとするものではない。自己消費のための購入であり、製粉である。さらに捗期するならば、組合は購入設備 ︵慶養の︶、製粉設備.の提供である。か、る例は搾油工場、或は精米萎工場などにおいて、農民白ら自己生産にか、る原萎 米、茱種など組合の工場へ持参し、自ら拙精米萎、或は搾油し、米糠歩糠精し油糟などは家畜の飼料乃至肥料に供給し、 他方設備消耗費電力料金などその都度乃至集計的に支言う如き各所に見られる︵畑鵬誕鴉醐給湿糀ωは効⑰鞭細書轍諦割賦高騰鳳袷に︶。 この最も原始的なh自給自足のための設備についていうなちば、組合は、揺油、鵜精米萎、製粉などのための設備自体を 提供するのは組合員各筒経濟への羨望に髭日的が存し、工場経穴によって利釜を得んとする意圃は甘くない。また濫費組 合の場合には、⋮購買組合とほぼ逆の現象がみられる。即ち筒別的な生産物を集大、摂して大溝費諸書は大都市の中央市場へ 直満することによつご個別販壷における蘇州上の不利を除去するにある。換言すれば個別的販賞業務を組合組織によって 合署するにある。かるが故にこの場合においても、農民の生嵩物を安く買い、他方高く韓費することによってその間の利 鞘の獲得を目的とするものではなく、経済的には組合員の生産物の器質に勤して世話をする、すなわち市況、責先、代金 の取立焚途などについて組合員の便完をはかるにある。換言すれば組A口眞の生産物がより一喫有利に販婦出揺るよう奉仕 するのである。したがって.か、る場合、組合の名において紙工修した古格がそのま、販膏代金として組合員の手に入るの が理想的でめり、文字通り組合員に奉濡することである︵鱗ゆ離講離山事欝儒翻幽騰勤膨拭翫︶。 慰利はいうまでもな・\組合負の紅摺活動それ自休であって、組合はその活動を助賊するにある。反言す虞ば綴合員は 協同組合の剰余金につい︵ 七九
協同組合の剰余金について 八○ む り り ゆ 組合という一の山64備︵義義︶を部.分的にまたは全面的に知、用︵贋義︶することによつて自己の輕濟活動を右利に雇直せんと するにある。したがって組合の事業なり施設なり、換言すれば廣義の組合の纏濟活動と組合n−一︹のそれとの閣には密接不可 分的に直結せしめることによって組合が役立たんとするにある。故に右利團体のように獲得した利釜を配題することによ って構成員を利せようとするものではない。しかして右の如く組合が螢利目的をもたないことは、組合の経濟活動の實.態 と組合の沿革とに微して余りにも明かである。この故に少くとも組合は從來の螢利團体ではない。しかしてこのことは法 の上、たとえば組合は暴利を目的としてはならないとか、或ば組合は組合員に奉仕することを日的とするとか規定してい るのは、上述の経濟活動の現象の法上の表現である。かくの如く墨型聖体ではない︵法的にも纒濟的にも︶が故に組合には 利釜はあり得ない。しかるに螢利團休の利益に形式上酷似する剰余金が存する。 三 前に蓮べたように、協伺組合は螢利六体ではないが、その郷濟活動に附随して剰余金の派生を見る。しかるにこの剰余 金が利谷金とことなること組合の本賞から理論的必然性をもつて肯定されなければならない。したがって剰余金の意義は その形成過程との關蓮において究めることがまた必要である。換言すれば剰余金が如何にして形成せられるか。このこと はまた協同組合の維青函動と密接な關連をもつ。しかして組合の経濟活動はその實熊を究めることによってはじめて明か となる。しかるに組合の純濟活動は千種万態であって、︵たとへ陰一販費﹂の語のもピにおいては躍純な販饗のみならす委託、買取、共同計算な津の藷形態をふくむ︶從來・の法律的用語の観念のみ をもってしては軍純に理解することは、 きわめて危瞼である。便宜上組合の種別にしたがって活動の實態を探究しなが ら、剰余金の形成の實.態をみる。 由來、法人の種別上、菅利古製においては、構成員の封外的責任負担の態様を墓として、株式倉祉、合名特記、合資會
紘、有限愈紅と緯漏するのに封比して組合を漉明するとすれば、現行法ヒにかいてぱ有限責任制一種のみである。かるが 故にここに維別とは、終濟活動の態様を慕準とするものである︵導管鞭獅鱗と聴墾︶。 一 販貞組合︵。・x・﹁・・.・・気ぎり二三。・F・套乙一・益。y・ζ・切㌶養。・・。・・。。塁審ぎε 堅塁組合は組合員の生産物の賜与を口的とするものである。本來、小生囲者はその生産物の量も小で、かつ市場取引に 關する智識・才能・實力などに乏しく、したがってこの種の組合においては、大量取引、市場観察、金融などについて、 組合員に便益を堤供することが七たる目的である。 この組台は、組合n貝の生惜物をそのま、販止する⋮単純販拠点含︵たとえば聾菜、嬰實口単費などこれに屠する︶と、 これに り む つ む 反して生崖下に加工して販議する加工販鹿瀬含︵酪農組合、製糸阻合、製茶縄合などで、組合自ら生計加τする︵頴ら離エ鮨灘祁︶ もの︶とに分たれるが、後者はむしろ生産組合とみるべきである。し流がつてここでは無煙、組合に限定する。さらにこの 種H導管販萱組合“組合が生殖.物理貸に際して、任意的な共同販費叉は部分的共同販由罫をなすものと、これに反して彊制 的な共同販壼文は下部的共同販費を行うものとに分たれる。表罫的には、前者は組合員の希望により、後者は組合昌ハの全 生産物の販賞を組合が行うものである。 右の場合においても、組台と組撃落との纒濟闘係は、買取一算、委託︵むしろ受託︶販費、伸介販萱とに細別される。
e買取 販責
これは形式的には、組合員の生産物を買取って国里するのであろ、即ち一鷹、生産物の代債を渡してのち第三青へ纏嚢す る。純法律の形式論からすると、一たび代.償を支梯うて買入れた品物であるから、その後喜賞するにあたっては、買入れ 値との關係︵笛覆か或は砥三又は高峯か︶なく麗理され得るかのようであるが、 ︵たとえば買入れ殖より高く費つア、その差額を縄合が取得するが如 く︶實は組合の場台にはこれは許容されないで、原則として縛資仙と等額以上たることが絶封必要である。何となれば組 協同組合の剰余金について 八一協同紺合の剰余金について 八二 合が利得するのでなく、組合員の牧釜を塘大させるのが組合本底の目的であるからだ。故に鶉卵の買取式販費において は、鶏卵小一ケ十円五十鈍︵二七◎へ=円現在9螂且市−組註︶で組合員から買入れ、十一円で轄資している︵灘締端粛楠瀧︶この買入偵と韓萱殖 との差額五十鋳は所謂繋馬手暇料である︵尤もこの手筆斜金の中には,純鞍の手工科金巳運醗迭料、人仲之、事務費なひ阿の外に品物の薦矢破損費なとをふくむ由︶。しかるに組合貝は組合を濾すことによ って、直接販賞︵一般には懇卵集荷業者に封して日干するか個人商店、虫中、して八百屠へ出荷するか︶すれば一ケ十円であり、 第三者は組合から直買することによって十一国で購 入できるが故に、組合員は組合を通すこととによってそω牧釜を堀付せしめている︵胤璽郡皆目嚇燃ピ淵翰損勧圃粗粧餓簾働比が岬翻瞳聰鰍嫡 飾灘組︶。それはとにかくとして、上灘の手数料金も實は概算であって、嚴密な精算の結果ではない︵蝋山陽が回組合︶。しかるに 組合は組合員のために專心奉仕するにあるのであるから、手応料金も純然たる實費たるべきである。しかるに巌密の精算 の場合、一般的に端数鈍h剰余が笛登る。これは組合本來の使命からすれば實費手数料超過金、換言すれば組合員からの 取過ぎ分てあるから、組合員にその際精算して返反されるべきものであるQしかるにか.、ることば計算上、通貨上、事務 上などにおいて煩維かつ實行不可能である。このためにこれを組合に蝋時保留集積したものが剰余金であり、組合員もま た貫費・モ義を前提として手数料金を支梯うている。因に買取販賞の縛賓価は組合員からの買入れ値崩手数料11合計金であ る︵就魏鴇糠舞繍漢齪酔軽鴨彊訟翻匙蕪嬰膿慕忽讃姫潔露罐離翻勤盤叢躁筋㎎誰鷺無墨髭︶。 これを要するに、買.取笹萱として理解される組合業務執行形式の實態は、所謂一般的な完蚕買取ではなく、韓壷代金の 前渡制度である。というのは、組合は組合員の経濟活動を促進して組合員自休の牧谷の増加の助成が組合本構の姿であ り、したがって組合がその生搾物を第三者に手渡したときの代金は、そのま、組合員の手にわたることが理想かつ必要で あるから、本來ならば組合の取得する最絡的代金は第三者へ生産物が渡らないかぎり確定しないし、さすべきではない。 しかるに沮含員としては種々の畢情から代金の回牧を早く要するのに、薯實は若干遅滞を免れない︵蠣匹賭㌫噛瞳働馬田概礁鵬峨既煕 醐鷲漏す︶。 このギヤツプを除くための方沙として代金内渡鋼目買取による。又一敵に﹁買取﹂ にともなう絆済開係として
は、買取った生産物の.韓萱によつて輿添を月的とする所謂思惑的要素の存在を前提‘とするのに反して、協同組合において は、その非蕾骨性にかんがみか、ることは絶封に許されないか二、、この猛業務執行において組合は利得即ち代金の差額を 、取得してはならない。この故に硬質闇係においても組合員に生産物と引換えに手渡される代金は内渡金“前渡金であるこ とが肯かれる。ただ組合としてはか、る生届物の販直に際して種々の曹用︵運賞、入件費,生産駒の鏡損料なさ︶を必要とするか故に、これを手数 料名義で徴牧する。この手数料の微牧方法は、販.貿代金から控除或は別八江徴牧で行われる︵峰鼠穂㈱縞赫編︶。かるが故に、 この場会この手数料は原則として名著であるが、例外として乱費を超過することもあり得る︵紺鵬馴ポ卿出離︶。しかるに實 費超過部分は本來取り過ぎ分であるから、組合員に返戻せられるべきものであるのに、實際の事務的金面、便宜と計算上 の困難などのために組合に留保される郡.分が即ち所謂剰余金に該常する。この種の業務思付においてはかくして、剰余金 が形成される点に徴して、文字亘り余分に剰った金であって、癌濟活動から取得せられた利釜金とことなるのみならす、 利益金は第三者との取引において獲鶴せられるのが通例であるに類して、剰余金はむしろ封内開係即ち組合員からの横牧 實費余剰金であるところに特異性をみる。かくの如く剰余金は販責手敏料金の余剰金であるから、たとえ組合の韓萱獄が 内渡金以下の場合においても、その手徴料の微牧は免れ得ないところであるから、嚴密な精算と昌盛上の困難が除去せ られないかぎり派生するのが實情といわなければならない。かるが故に内渡金をどの程度にするかは組合蓮欝の技術であ り、また内渡金即ち販責代金ということか市場儂、格の震動の激甚なもの程、その一致を見ることは困難の度をますが故 に、如何なる生産物をもつて本制度の封象とするかは、組合維醤上特に留意するを要する。 偽 委託販賓11受託販疲 委託敗賓とは、組合員がその生産物を組合へ出荷してその予言を委託するのであるから、紅合はこの委託にもとすいて 販賛の任にあたる。すなわち紅雲は組A日!1から生産物を受取って當該生産物を販萱の上、その代金を紅合員に手渡す。し 協同憩合の剃余金について 八三
協同組合の剰余金について 八四 かしてこの煤刀合この慧智に再した蜜費は、手敏料金の名義で組合員から警護するが、その方法け田畠.代金から纏除する方 法と、別途徴牧とがある。いすれにしても、徴平金が實費を超過する場合、Oの場合と呵桟の理由によってその今剰金が 組合に習保されたものが所謂剰余金である。したがってこれも木惚け組合員に返戻袖られるべきものである。この稀羊数 料の定め方の一例として、販聖代翁に封して何パーセントとして定めているが、 この徴山手敏料と實野手思料とは等額 たるべきeの場合と同勢であるが、實際は必ずしもそうはゆかないで取燭ぎることがあるために余剰が出てくるのであ る。 この種委託販賓の言行態様も多種多様である。即ち委託をうけた組合肖体が販責の任にあたる場合︵競市自瞥のものと、 商人又は漕費者に個別的に直費するのとに分れる︶或は大都市の中央市場.へ出荷して實際の販壷買は常該市場に再委託する場合、 或はまた、競市場、の設備を組合貞休が設けて、第三者に競市場を委任経古せしめる規.合などに分類される。 つぎに委託の態様如何によって條件付委託と無條件委託とに細馴される。前者は、組合がその委託販萱に際しては所定 の要件の運守を要求せられる。組合側からする多くの場合,生旋夕庭理に覚する最低後件であり、後者は然うではない。 例えば販費殖が指定條件となっているときは、その指定殖以下での販壷は許されないこと必然であるが、これに反して指 定仙以上の叫号は委託違反となるか。上貼のように條件約款は、最低隈の牧谷を確保せんとするにあるのであるから、そ れ以下では委託組合員の意思に反する結果、條件約款の違反となるが、指定髄以上で販更したとしても、それはかえって 組合員の利盆のためにこそなれ、不利釜を招差するものではない。換.〃.口すれば前記條件約款設定の一心來の趣旨に反しない −のみならず、むしろ即する所以でもあるが故に、何等違反を問議すべきではない。加之、組合の本來的な機能巨この場合 は牧益の助灰昌からするならば、例えば指定殖以上に販費可能か客観内にも明白の場合には、當該恥骨仙によるべく、敢 て指定値によるべきではない。かつ、組合の董、務執行者は受任關係に立つものであるから、生産物が指定価以上での販査
可能が立網のとき、これによらないことは、所謂善良な雑曲者の注意義務の違反としての責任を冤れるを得ないものとい わなければならない。 上蓮の販壷形態の何れによろかは、定款の規定あればそれによるべく、然らざれば個別的其体的の問題である。さらに 組合員の生塵物をすべて組合を通じて販興するや否やは法上の特別規定或は定款の規定があればとにかく、そうでなけれ ば全く任意的、部分的共同販蜜である。しからば法上特に弥制下塵部的ゆ費︵組台を通じて︶を禁止しないかぎり、か、る 販萱形態を定款上定め得る。しかるに我か國現行法土においては、これに類する規定として、組合設備の功用契約を所定 の期岡にかぎって認めるもの︵麟蘇陽賜癖難傭駈顯鮮︶と、認めないもの︵清協法第十二候第一項参照︶或は輝く規定しないもの︵灘鰯︶などあって 概論するを得ないが、線号論としては、 一定限度内において認むべきである。何者、か∼る措置は、組合事業における一 定計書の樹立と組合員の協阿精神の嚢揚とに必要である反面、無調量的な規制は人的紐帯を弛緩せしめるからである。こ の意味において、農業協.同紐合法、水産業協同組合法の立沙措置は妥當といわなければならない。 それはとにかくとして、現行法上全部的張外販壷制︵羅台を麺じて︶を守款で定め舞うか、いな完めたとしたなら.ばか、 る規定は有効であろうか。勿論泊費生活協同組合法のように、豊島契約締結を否定するものについては論議の余地はな い。とはいえ、たとえ制限的とはいえ、これを認める農業協同組合法、水直業協同組合法において藩干の疑がある。或は り これらの法上所謂設備尋用契約の設億とは特定の設憾、例えば精米餐の機械工場などであって、概括的な設備ではないか ら、.專用感賞11全部的強制販質目契約は違法︵強行法規に黙す.⇔︶であるとの見解も考え歴る。しかしこの所謂訟備は必ず しもつねに然く嚴絡狭義に解すべきではなく、設備とは組合が本來の助成口的實現のために設けられたものである以上、43 定の機械工場的の場合もあろうし、また物的人的の綜合的︵販費に必要な機構︶の場合もあろうが、その問に国別すべき理由 に乏しい。したがって販壷に必要な人的物的な機構全休も、販野幌釜助成のための一の訟備であり、か、る設備もまた右 協同組合の剰余金について 八五
賜同組合の剰余金について 唱 八六 法しの設備の範剛に消するものと解すべきである。故に設備專哨契約を認める法のもとにおいては、所定期.間内の卑則販 壷契約11蚕部的強制昔話目もまた合法碍といわなければならない。ついで巾・小企業埠協同組合法上には設構専用契約に關 する直接規定はないが故にこれが無穴山締結も可能なるが如くであるがしかし、それは助成よりむしろ厭.迫となるが故に 不可であるQか、る措置は組合の事漿計書設定をして安定せしめて一層の効果をあげんとするにある。すなわち一定期間 の利用者についてその最低限をあらかじめ固定し確保せんとするものである。この意映において消費牛活協同組合の否定 的立法措置は愛當ではない。 いすれにしても、積枢的に組合員がを組合通じて︵壁織誠︶黍託販賛をするときに、すでに一言したように、組合は實費毒 義のもとに使用料叉は手肥料を徴牧し、この指弾金のうち實費を超過した部分が余剰金であって、剰余金を形成する。し かしてこの剰会金が取り過ぎ分であり、本來組合”貝に返戻せらるべき性費のものを、便宜上組合に集成されるにすぎない ことeの場合と同様である。 委託販暫の實態は上述のようであるが、組合の委託誓書としているのは、eの買取販責と正しく逆の形式過程を辿るも のである。すなわち、生庫物を組合に引渡し、これが要れてから後にその代金を組合員が受領するもの、換言すれば、9 の買取販賛が代金の先佛制11勢い内渡金となるが巨なるのに反して、これは潮煙代金の後彿制である。これを要するに代 金の先馬い制︵に切溜飴併越⑩穀頃鮮創価焼酒獅麟副鴛郎楓帥唆蹴鞠孤島碓僧門賊鳴捕櫛鄭胸ぽ鰍諦炉曲調叙釣鷹通過馳艦聰痴愚麗珈蹴肋︶を買取的販萱、 代金の後梯い 制を委託販責と総樗するもののようである。
⇔仲介的販費
ここに仲介戦前質とは、組合員に生塗物の恩賞先を知らせ、組合員自ら直接出荷し、實質取引例えば仙段の決定その他 について販 買先と組合員が直接戦きめ、換言すれば、組合は、販壷先の搬見と斡旋をし、その計算に介,入するのみで、生薄物の授受に直接關與しないものである。しかしてその仲介幹事たるや伸介黒革料の取得を目的とするものではなく、實 に組合員の販質牧釜の助成にある点、商人の仲介業或は仲立葉とことなる。 仲介的漏壷の手数料は仲介,廻旋のために要した實費である。したがって殿密的には剰余の購る余地はないはキである。 たダこの場合においても、實際の徴牧金が實費手黒蜜を上廻る場合がある。この上滞り金を組合に留保し、それが表見上 剰余金として取扱われるにすぎない。本來はこれもまた取過ぎ分であるから組合n巨に返還さるべきものである。 二 購買組合︵︵δ。冨歪寓く2︶=ト.︸︻邑困渥鱒蓋。。ぎ.Fごμ二W︵≦露量書。ヨ。ヨ。7.含︶ 駐買組合は組合員の生産に必要な物資を協同に購入するものである。本組合は七号盛人叉は購入の確保、市場観察、金 融などの便益を供與することによって組合員の生産活動を助成せんとするにある。 この種組合の購入物資は種〃あるが、大略、原料若くはこれと同一に扱いうるもの、例えば工業におけろ原料、農業用 肥料、飼料、種蕾、商業上の商品などである。このほかは生産要具であり、工業における機機その他の設備、農業におけ る農機具篤呉などである。しかるにこれらの設備は一般に戸期の使用が不可能であるため、三型だけを専門に購買するも のは少いようである。なおこのほか設備については、組合が共同の資力で購入または借り受け、或は其同に螢力を提供し て施設するものもめるが、この種のものは購買組合でなく、利用組合︵或は助成組合ともいう︶である。 購買組合においても、組合員が右の物資購入を、組合を会するを要するか否かによって、に.意的購買と彊制的購買とに 大別される。後者はすなわち組合員はその生産上必要物資を組合を介して購入するを要する義務を負担するものである。 しかしこの種の契約即專用購.買契約が我が現行法h許されるや否やについては薦干の疑いがないではないが、組合と組 合員との間における設備專用契約の締結を許容される組合法のもとにおいては︵設備を蟹糞に解して︶、肯定すべきであろ .つ。 協同紐合の剰余金について 八七 、
協同組合の剰余金について 八八 つぎに購買形式の態様如何によって、買取的購買、委託的︵受託的︶購買、仲介的購買とに細別される。
e買取的購買
これは表見的に一態組合が購入して物資を組合員に引渡すものであり、換言すると、生産者或は卸商に曝して代金を組 合が支携い︵實は組合の手を通して代金を支梯ふのであろが︶、組合員からは、物資引渡しのときに代金をうけとる。この所謂代金は、組合の實費手数料 11学費を包含せしめるもの、即ち例えば餅異書浮草十碧妙隔票馨凡欄11首φ濤9薄露黍と、或は生産者債格そのままのもの (鳥 レ手敬料は別途雛算にするもの︶との二種を考えらる。その何れの形式によるかは宵張上の偏心の問題である。かくの如く組合が組合員への 引渡償格は原則として仕入れ殖即ち原債︵繊餓胴蝿吟ψ襯艦影簸灘熔望わ開顕駐騨肋鰻罐講饗肌警器︶で提供し、市隠より少しで も良質低廉の品を供給することによってその生産活動を有利ならしめんとするのであって、組合は利鞘をかせぐのが目的 ではない。ここに注意するを要することは、買取購入することが組合員の生崖活動を助成︵属具綿が㎎臥かゆ贈訟鵬凱鋤馬継鋏協働劒触郊榊ゲ 堀物健闘醸切戒心二型礪孫︶するにあることである。再言すれば良質低廉の品を入手し得ることは生産上有利であって、從って牧釜 の増大を招來する所以でもある意味において、か、る品の入手に期して便宜をはかるにある︵蠣蟷灘眺高歩驚鑓ゆ即︶。この場合、 組合の形式的な牧入︵?︶としては、か、る便宜供凱ハのために要する必要費費としての経費である。しかるにこの種繹費 の徴牧は多くは、實際上の事務と計算上の便宜.から、精算主義によらないで概算・モ義である。この概算額が實際経費を超 過する場合所謂余剰金が韻て來る。この余剰金もいわば取過ぎ分であるから本來組合員に返事すべきものが、上述の便宜 のため組合に留保集積されたのが剰余金を形威する。 ¢⇒ 委託的︵受託的︶購買 委託的購買は、組合員から委託をうけて購入するもので、宮、際上一般には、予約詳文形式で行われているようである。 勿論委託する場合も、條作事委託と無條件委託とに分れ、前者は委託するに際して種々の條件を附するもので、例えば佃段、時期その他に關して指定するものである。しかしてこの種條件は組合員としては最高の條件を表示するものとみるの が組合事業の本体に合する所以である。したがって例えば仙段が指定されているときは、それ以下の価で同質同種の物資 が入手璃來るならばその値で購入したとしても、委託要件に合致しないとの理由で、委託の本旨に反すると解すべきでな いのみならす、むしろか、る措置こそその本旨に合するものといわなければならない。蓋しこの場合の指殖は最高限度の 表示であって、それ以下の値で購入できれば一層結構であるからだ。勿論この場合,組合事業の利用のうち、實費手数料 の負組を帝徳包含する。本島費手数料の徴牧も概算微牧であるから、實費の超過の場合もあり得る。この超過部分が余剰 金として組合員に返戻さるべきを、組合に留保集積して、剰余金を形威する。 かくの如く條件付購買の直接の實釜は、組合員にとっては例えば殖など指定し得る反面、組合においては、その事務執 行に際して注意義務の輕減、即ち所定の條件が充足されるや否やを第一次的に留意すれば足りる。とはいえ、容観的によ りよい條件で購入しうる、例えば指定所期に、市場価格或は協定殖が指定佃より低いことが明白である場合、彊ち所定條 件に拘束されるべきでなく、むしろその低い殖で購入することこそ必要であり、組合本來の趣巳11に即する所以である。こ れに反して無條件委託購入のときは組合の判鰍のもとに、最良の條件で購入するのが組合の業務執行者としての善艮な管 理者の注意義務に即する所以であるO組合は、たとえ無條件的に受託しても、如何にして有利な物資を組合員に入手させ るかにあるが故,無謀件の故をもつて、上述の注意萎務を怠って法外の仙で購入し忙場合は、義務違反の責任を下れな い。無野帰委託購入も、購入を全く組合に一任するというにとゴまって、それに必要な實際繹費の負担は、組合璽業利用 に議して轟然である︵勿論手口科織蚊が定款で或は規約で定められているこごを前提巴するが︶。いすれにしても組合のこの種事芙態様から経言上の余剰金か出るとすれ ば、實際維費と概算手数料との差によってであるから、この種の剰余金も利谷金ではない。
⇔仲介的購買
協同組合の剰余金について 八九協同組合の剰余金についで 九〇 仲介的購買とは組合か直接物資の授受に介べしないで、輩に仲合痔、び計算を行うにすぎないものである。例えば仕入先 “取引先、値などの條件を取次ぎ、これにもとすいて組合員が直接註交し、代金の支⋮佛及び清算などについて組合か介入 することであって、女字通りの斡旋である。勿論その斡旋に要する實費手数料を徴慰する。したがってこの場合において も徴牧手敬暑中實野並過分が組合に保山川され、剰余金を形成することハロ、⇔と同様である、。仲介的購買はL蓮のような態 様をとるが故に、晶質、物資ω損傷、見本との相違などについての事務王業を組合は冤れる。しかしてこの仲介たるや物 資購入上の便益をはかり、生弗活動の助成を日的とし、仲介手数料の取得を目的とするものではない。 これを要するに組合の手を経て物資を入手する場合の購入は、代金の前渡をもつてするとき、委託購買となり、後渡し ︵物貸と引換え︶形式によるとき買取購買、これに反して軍にヒとしてその取引の清算事務に介入するものが仲介購買と、 原則上士稻されるもののようである。しかして購買組合における剰余金も所謂評言手敏料の超過部分であって、またかる が故に利谷金とは本質的にことなる〇 三 利用組合“助成組合︵訟。急§。£︶。・葺一く︵・・塁。曇葦葺逡碧一︼。・。・。塁。7隼︶ 組合員が協同に資力11資金、現物父は螢葛“を提供して、生産設備などの設備︵技能をふくむ︶を施談または獲得して、 協同に利用する組合である。即ち共同の設備で、組合員の生産、販喪など、就中生熊活動の声威を目的とするものであ る。 從來の慶裳組合法のもとで、利用組合と古せられる組合“組合員をして薩叢叉は緯濟に必要な設備を利用せしむる組合 が獲乱してきた。しかるにこれらの組合雲葉のうちには、冠婚葬祭用!一へや浴場などを阻隔する消費考利用組合も包含され ているが、ここでは、この種の治費者利用組合を除外する。 利用組合の狙いは、個人の力では施設または獲得し得ないもの、またはその効率が高次的で軍営使用では不経濟となる
設備を共同の資力で、施設または獲得して利用せしめることによってその繹濟活動を促進せんとするものである。換言す れば利用させることがその諸夏活動を糟派することに役立っのである。しかしてその最典型的なものは生産助成組合であ る。 O 生産助成組合︵甲、ε・診圏。塁盆・、孚§弓ぴq銘①・ρ・証・。塁。;ε 生産助成組合とは共同の施設または技能を提供して、組合員の生塵活動の助威を目的とする。惟うに中小生塵の生産設 備は不備ではあるが、さりとて高次的な物的設術や専門的枝師の雇入れは猫力では全く不可能である。かるが故に組合を 紐帯として資力を共同し、もってこの種の生産をより有効ならしめるに必要な設穂︵慶義︶を設け、利用せんとするも のである。このへ租合の事業態様は、.組合員の物資に煎工または製造してその加工品または変裏を組合員に返渓するのであ り、たとえば精米萎、或は製粉、製麺、搾油などであるのに反して、物資に加工生産して外部︵加工生産二合では組脊員︶ に販責するものは生産的組合として扱う。 この種組合にあっては、生産加工を組合員自ら行うものと、組合・n体かこれにあたるものとに分たれる。後者は例えば 入的設備を有する製米誌或は製粉℃場を甘藷して組合が製造加工し、前者は設備.︵主として物的︶を組合員自らが利用して 製造加工する。爾熊様岡の差は、組合にとっては、製造加工手数料金額において異り、組合員が後者によるときは、製造 加工のために費す時問と勢力を他へ韓用し.得ることに特長を見出す。 組合の生塵設輔如何によって、土地利用組合、小作利用組合、工場利用組合、脱穀利用組合、耕鋤機利用組合、工作機 利用組合、動力・畜力利用組合などに分たれ、さらにか、る設備の所有灌所在芸態によって、組合が設備を所有している もの、借入れの上組合の占有下にあるもの他入の設備を他入の占有下におくものなどに細町される︵駿鴇齢轍燃髄調湘励筋惜購燗懸 茄噺醐母鳥納紫禦副調雛鋤懸胎が“。満一蹴韓A仏門難謄胡辱考︶。何れにしても、即ち組合鋪装ら加工するのと、組合自ら加工す 協﹂同組合の剰余金について 九一
協同組合の剰余金についで 九二 るとの態様上の差はあるとしても、究極においては、加工手敷料の多少の差としてあらわれるにすぎない。しかしてこの 手数料は多くは所謂概算的軍費であって利得ではない。しπがってかりにこれに余剰が出るとしても利釜でなく、計書的 必然的な所産でもない。この余剰金が留保集積せられて余剰金の一部を形威することまた既述するところと同じである。 ◎共同作業組合︵§⋮三塁甕ご。諺讐塗・・⋮ぎ︹け︶ これは生産助成組合の特殊なもので、生産各過程の一部叉は一作葉について共同作業を行うものである。すなわち勢働 不足、作業の迅速化をその目的とするものである。我が國においては曲ド業などにその若苧の例を見る。本組合においては 主として軍書作業における協同が多く、從ってこれが必要緯費も僅少であるようである。しかし共同作業のために要する 費用は組合員から徴呈するほかない。か、る費用徴牧も、種々の事情から所謂概算的怨讐とならざるを得ないから、これ が實費を超過する場合に余剰金の畜生を見る。これすなわち本組合の剰余金にある。 四 生産的組合︵H、・。・ぎ。ぎぞ亀⑦5畠蓉・肌。冨ε , 生産的組合は、組合員の生産と猫立に組合が生産を行うものである。すなわち組合員が個別的に生産を行わないで、組 合が合製して一元的にまとめて生産せんとするものであるから、多くの場合、それと同一の生産を組合員は行わないのを 常態とする。 組合員の必要物資、ことに原料を生産し、或は買入れた原料に加工して組合員に提饗するもの“加工生産購買組合は物 資調達の合理化、換言すれば原料の確保、原料生産利潤の排除を、組合員の生懸物に加工生産の上之聾するもの11加工販 貰組合は、販賢の合理化すなわち大量取引、販喪確保、輸途力の塘加などを、それぞれ目的とする。かくの如く加工生床 購買組合においては、生産利潤の排除、加工販責組合は、販資の合理化などを.駐接昌的とする点に卜し中聞利潤の排除に 重要な要義を見出す︵謡勲鄭主脚藷根︶。したがって組合に利測はあり得ないことまた明かといわれなければならない。しか
るが故に加工生産購買組合においては、その加℃声言離買に必要な實費を概算的に微敗し、その早稲獺が罵言を超調す るとき余剰金の派生をみる。さらにまた加工霜野組合においても、加工論士賢に必要な實費を概寛秘饗する蕩合に余剰金の 派生することがあり得る。︵齢⑳躍賠黛㈹帥罐総州踊堵艦勒親臨轍被硫爆曜姻猷欝黎験綴雌鮒彊環髄雌唄緊張鱒殉融撚鰹薩難黒総遣戸還.権恥王冠薩超輔%れろ︶ これを要するにこの種の組合においても、組合が利潤を獲得することはあり得ない。ただ組合の牧入としては寳際純費 にすぎない。 六 生塵組合11生産協同組合︵葺。含象、︸8考B試く①・ト、﹁。含ζ一二護色・.。。①.三。ぎε 上書の各種組合は、販責、購買、恵愛などの一部についての合業的活動をするものであるが故に、各組合員は濁立の生 産主体として存差しているに反して、生産組合は、生塵原料の購入から生産物の販費まで一貫的に合掌して、すなわち組 合員個人の生塵活動を中止して、形式的外観上部組合員が一体的生産活動をするものである。 生濃組合はときとして廣義に解されて、組合員の生胃痛に加工叉は生塵する生産的組合、さらに自家生産をする生産者 協同組合及び消費組合をも包含せしめるものもないではないが、本組合は狭義のもので、上述のように組合n貝が濁立生産 を中止して一の生産形熊をとるものに陛定する。 本組合の耳語は、組合員が﹁資本﹂と﹁跨働﹂を提附し、協同生産をなす、故に組合員は協同の出資金によって生産手 段︵生産設備及び原料︶を購入若くは借受け、或は生産乎段を現物出資として持寄り、組合員はまたその勢働力を提供して 生産に遭う、例えば企業組合︵中小企業等協同組合法︶、漁業生産組合︵水産業協同画くp法︶などはこれに罰する。ずなわち組 合員は出資し、事業を所有し西詩しかつその生町勢働に從題する。しかるに組合は法人格を有するが故に法の形式上は、 その事業は法人自体のものの如くであるが、組合は零細な生産要件を集大成して、面詰を高次的ならしめようとするにあ る。したがって組合は生産に必要な諸要素を綜合統一整備して一の生応設備として組織立てるものであって、組合昌、は組 協同組合の剰余金について 九三
協同組合の剰余金について ’ 九四 合が整備した生産謀備を利用することによって生葉.する。この生曄が同時に全員協同的に行われるところに特長がある。 換、冒すれば組合員・全休か協同的に組合事業を利用して生産するのであるが故に利用的要素を否定し得ない。かるが故に組 合自体が生産28動をなすものではない。組合はあくまで組.合員の生産に必要な謀備をと、のえて組合員の利用にそなえる にある。この故に本組合は首席.設備の杢面的利用であるに反して、他の例えば購買組合などはその部分的利用にすぎない 点に黒いてのみことなる︵酔欄蛤一網鈴張舘鵬胃筋姓罐椴哺姫栓︶。したがってこの種組合にあっても、組合事業利用の出費の島牧は當 然であって、かつそれが概.吉徴牧になることから實費との關係において余剰金の派生も上述各組合と同様である。これを 要するに生葎組合とは生産者が協同的に組合事業を利用して生旋する關係にある組合であって、組合自筆の生産を行うこ とを意味するものではない。故に生庫黒体は組会ではなく、あくまで組合員白体である。か、る点に徹して生番組合に生 産活動から生すろ利潤はあり得ない。た亨組合の牧入としては上述の實費微牧金のみである。本組合においては組合員の 生応設備が全面的に組合によって綜合せられて、かつその設術によって全組合員が協同的に年.産していることから、恰も 組合自体の生売であるかの如き外観を呈するけれど實は然うではない。組合員が利用に際して三五に一体となって利用す ることから由來する誤解である。 生産組合はすでに一言したように、生産に必要な物資の購買から生産物の販費までの奈過程における諸設備を具備し、 他方組合員は蚕面的に二合を利齢して生産するものである。しかしてその設備の關係から、これが個別的な利用を許さ れないで、協同的使用の制限をうけることはさらにその損釜計算も協同計算して組合員に一定の県準により分割せられる (生 ュ力に差遣あるここから、生童収益の高低を招來.ため二分劃される枚益高も異らざろを得ない.これ恰も二葉の多少に酷似するが實は然うではない︶。 ここに魚業生崖組合を例にとると、大略左の過秤をとる。
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“斗 晦冷墨 前働←⑧迄を協同利用さ せる。他組合はこれとこ となる即ち上記の一ケ叉 は籔ケを利用させる。 七難⋮費組合u生活協同組合︵潰費者協同組合︶ <.Ψき歪=。ざ粟窪へ護^︸暴。ぎド寒・γ雪.筑。ぎ⑦深印︺・島き︶ 消費組合は消費者たる組合員の必要とする消費物資︵用径︶を調達︵購入、生産、施設︶するものであるが、一般的には、 衣食に遣する物賓ことに食糧晶の調蓬をするものをいい、他の物資叉は用益を調蓬するもの、たとえば荏宅組合などを除 外しているが、これも矢張り消費組合に黒し、その内容において前者と若干ことなるにすぎない。 この種組合において重要なことは、消費者の生活上必要な物資乃至用釜を調評し、たとえ組合が生沸するとしても消費 者のための配給、消費である。この濡鼠の企業が利潤獲魯のために男並乃至配給するのとことなる。したがって消費、組合 の本旨は、その物資の提供に際して索溝を除去し、原債で組合員の入用を充足させるにある。故に消費組合においても、 原則として、利釜はない。か、る利谷に類似的のものとして、物資提俳にともなう経費を實遠忌牧を概算的に行い、その 超過分が余剰金として留保されて剰余金を形成する。 八 信 用 組合 協同組A口の剰余金について − 九五協同⋮粗八ロの謝剰余金についで 九六 中小生血者、清曹、考ともに脊振を必要とずるため、協同組合にもか、る餐翁凋津を目的︾する金融組合︵寓戸︼”二戸、8£︺寧 註﹃⑦L、量已藁憩已。・。鉱§︸︸・﹂層乍三︶をみる。これに臓狭こ義︵唾義には金融を行う協同組合ごし、火災伽生命なさ相互豆粕を行う組含’φ’もふくむピする︶あるが、卜書に解して金融組合即ち信用 組合とする。 信用組合︵︵ぎ︵年q周片幽。3スε・年築、=。詫回g・。ぎ蹄︶は一名庶民銀行︵零・乾小野芽︶し﹂も辮され、原則として、組合員相万に資 金を融通することを目的とするものである。即ち補充金融又は協同金融を行うものである。 信用組合は一方において原書上組合員︵例外こして員外者︶から資金をあつめ、開方、組合員に資金を貸與するにあるから、その業 務は、貯金と貸出のそれに分たれる。しかして組合員に封ずる貸出か中心をなし、その相五金融の性質上、低利かつ便利 に貸出をなすことが必要である。 信用組合においては、組合員から果められた資金すなわち多くは組合員の預金を、組合員に貸出すのであるが、その貸 潔しに際して若干の利子をとり、預金に糊して利子を附している。組合が組合員に貸出す利器は、組合の非馨慣性上、組 合員からの預金利率と同率なることを原則とする。したがって組合はこれが事業五六に必要な工費は別途微牧するのが狸 想である。しかるに實際上は、か\る事務の重復をさけて、必要濫費の累算瀬を予め貸出し利息に包含せしめて、蚕体と して貸出利傘を定めている。たとえば湿る組合において定期預金を扱うに際して、 一ケ年定期は、日歩二割七厘の利息と し、貸出しの利息は、日歩.四鈍とする。その叢額一陣三厘が所謂組合の事務虎子の實費である。この場合の實際経費一鏡 ︵註︶ 三厘が概算の結果、余剰の派生することがある。 ︵註︶ 信用組合は組合員から資金を集めてこれを組合員に融通することを原則とする關係ヒ、預金高と貸出高とが等親である場合、組合 の事業は理想的な健全性をもつ。しかるに前者が後者より少額のときは勿論のこと。前者が後者より多額のときにも、紺合纒螢上 ⋮問題がおこりうるo
九 七曜のぽか. 組合には種々の事裳を行う場合があって. その種別は素量にいとまがない。しかし大別して共濟事 業、與信事業、團体協約の締結、厚生教育事業とに分けられる。
e共濟事業
これはたとえば農業上の災害叉はその他の災害の共濟に關する施設、或は水産業協同組合が遭難救濟施設・漁船保瞼の 斡旋などを行うものであるが、か、る場合においても組合は粗利を目的とするものではないから、これに要する資金は出 資金と組合員の掛金が充當され、組合はこれが實費を概算徴熱するにすぎないから、余剰金の派生も考.えられる。目 與信 事業
これはたとえば手形の割引或は組合員の債務の保線、ないし債樺の取立などをなすのである。手形割引についても割引 事務塵理の必要實費以上を加算して割61くべきでなく、かつ實費は便宜上概算となる關係上余剰金が派生することもあ る。このほか債務の保誰、債樺の取立の場合においても必要實費以外に徴牧しないのが原則であるから、その超渦部分が 剰余金として留保せられるにすぎない。 ⇔ 團体協約の締結、或は厚生教育事業などは多くは現金の出納をともなわないのが原則である。したがってこれらの 事業を軍猫事業として行うときは、これが必要實費は組合員から概算徴嚇するから超過金が剰余金として留保せられる。 四 以上は組合事業を毛体としての種別上、剰余金の形成過程を槍討したのであるが、勿論具体的な組合経督に際して、こ れ等の事業を画壇的、或は忙種を襲帯する場合もある。しかして我が現行協同融合法上には、農業協同組合、水産業協同 組合、中小企裳等協同組合,町費生活協同紅合とに大別される︵當加州醐綱献船荊鰍聾順恥騨械猟階い︶。かっこれ等の組合事業は、信用 協阿組合の剰余金について 九七協同灘合の剰余金について 九八 ︵貸.粥金︶購買、保菅垣責.利用、共濟、厚生教育、皿ハ奮、團体協約とこれらの附帯事業︵繭嘱田川細網軌︶とに分たれる。これに依 ってこれを親ると、我が現行組合は、前記黒猫重合事業を数種硬零しているものが多い︵弾畳紙産組合、企業組合、信罵組会はこ▼、なる︶故に我が協同組 合の事業運螢上の剰余金の形放過程は、三における各種組合の軍需事業紳螢における剰余金の形成を数種綜合することに よって一転把握され得る。勿論電猫事業維螢においても、特定組合員の特定な組合事業の利用が反覆縫績せられるのを常 態と車るから、その相五の利用行爲醐における實際経費微牧金額の相互計算が行われ、組合においては、さらにか∼る個 別的な計算の結果が全組合員のそれと綜合計算することによって組合ω究局的な剰余金の有無が決定するがこの種の剰余 金は既定のような過程と事情のもとに風威累積せられるものであるから、この点に古するかぎり本來組合員の都濃にか、 るものである。したがってこの歌態における組合の剰余金︵㎎紛蝕蹴賄樵再帰韻︶は組合の財産を形蔵しない。 すでに︼慨したよ・つに、我か現行組合中、就中農業協同組合法、水産業協同組合法︵漁莱芹産組合を除く︶、或は中小企業等協同組合 法︵縫餓酬鳶口拐︶上の能力の組合は各種事業を象費しており、かつ例えば前記農業協同組合や水産業協同組合などは所謂生 産者の協同組合であるのが原則であるから、勢いその組合事業も組合員の生産活動を助威するのに本営の目的の基点をお かなければならない。しかるに實際においては、生産活動に直結する事業のみではなく、消費経廻の助成を目的とする事 業をも行われている。即ち農業協同組合において、消費生活に必要な物資の購買をなすが如き、例えば組合員のtめに味 嚇、醤油、食料油、石鹸などを購入するが如きはそれである。かるが故に、生産者の組合であるの故をもつて、生産活動 に麗聯をもつ事業のみに限らないGしたがって組合の剰余金の響岩も生産助威事業との關聯点のみからではなく、前記農 業組合についても、浩素面の事業からの剰余金の有無と形威を考慮にいれなければならないことを注意しなければならな い。このことから我か協同組合ω多くが主として、生産者によって構成されているとしても、生塵者協同組合の論理をも つて律し得ない一面のあることは特異の点である。これを要するに我が現行協同組合中の或る組合が、果して生産者の協
同組合であるか、或は消費者の協同組合であるかは、概ねその構成員の種別によって把握されるとはいえ、客槻的な純粋 性をもつ生岸者協同組合であるかは疑わしい︵生産者協同出合は構成員εその事菜ピじょつて性心昭けられる︶。かるが故に特定の協同言合の事業を認印休的に判断し て、もって剰余金の形成の有無とその過程を把握しなければならない。 上述のように、たとえ我が協同組合中、前記の各種事業を多元的に或は一元的に経替するとしても、剰余金の形成の有 無とその過程は、三におけると同様に考えて大過はない。 我が協同組合法上、組合は非螢利手休であることを強行規定している点に徴すると、所謂原子愚智︵懸唄渤講、隙野臥棚網繊蹄隙 波佛︶、或は實費主義︵綱軸働撫胡照鰭御脇舗︶を裏面解番上齢課し得る。したがって組合としては組合員が組合事業を利用するに 際して、そ01事業利用の實費手軽料を徴篤し得るにすぎない。この手敏料は所謂銀器を原則とするが故に、嚴密的にはそ の利用のために組合の支梯つた磁器の支緋であるから、か∼る支緋金額から余剰の派生する余地は全くないはすである。 しかるに實際上の事務的慮理の便宜と必要などから、巌密な経費の精算は不可能乃至不便であるため、概算とならざるを 得ない。法もまたこの点を古宅的に承認している。即ち剰余金に閉する規定を設定していることこれである。何となれば 法が組合の非五二性を唐言することは、組合の事業は原債主義、或は實費主義に即して重語すべき旨要求しているので あり、したがって組合事業が決文の要求を交字通り實行ずるならば余剰金もなく、赤字もないはすである。しかるにその 原告主義の場合の實際経費、或は手数料の正確な實費計算は不可能であること、換言すれば、然るがために概算となる ことを予定しているのである。これ即ち法が組合の非篤農性を強張しながら、他面剰余金と損失に古する強行規定をおく 所以である。この故に剰余金は、前記概算的な實際維費の超過金が累積したものであるから所謂螢利會肚の利落金と根本. 的にことなる。再三すれば、剰余金は組合事業利用者からの利用繧費の取過ぎ分であり、したがって嚴密的にはその都度 精算の上返戻されるべきものであるから、本心は利用者自身のものである。ただ事務庭理の便宜と必要から組合に留保集 協同組合の剰余金について 九九