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軽度精神薄弱児の再生・再認における記憶過程

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Academic year: 2021

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(1)軽度精神薄弱児の再生・再認における記憶過程 宮下 A. Study. 祐子*・鈴村 Process. of the in. Retarded. Yuko. 健治**. of Recall. terms. in. of Memory. MIYASHITA. Mildly. the. Recognition. and. Kenji SuzuMURA. and. SUMMARY An. experiment. A. retarded. Constraining. found. was. same. the. retarded. time.. The. to. strategies. had. of. recall and. inferior. was. analysis. that in. some. results. clustering. that. the. And. It. in. useing. recall. studying. correlation. retarded. strategies. the. mentaldid. children. that. conclnded. through. vs.. coe氏cient. of recall of the. therefore,. was,. the. while. the. mentally. (Free. 2. Ⅹ. used. amount. non-retarded.. recognition.. problems. was. the. among. Block). vs.. showed but. memory. of. design. variance. of the. the. (Pandom. 2. Ⅹ. traits. the. reveal. Non-MR). vs.. the. at. mnemonic. mentally. (MR. between. ly retarded use. 2. to. con血cted. recogniton). process. whole. was. the. not. the. process. of. memory.. は. じ. め. に. 記憶に関する研究は,精神薄弱児(以下:精薄児と略す)に関しても,これまでに数多 く報告されているが,記憶過程を記銘・保持・想起という3つの部位にそれぞれ独立させ て検討しているものがほとんどである(Butter丘eld 1977,. Reichhart. 皮 Borkowski,. et. al., 1973, Ellis. et. al., 1970,. Glidden.. 1978).しかし,記憶過程全体を一連のものとして捉えな. ければ,各部位ごとの比戟はできず,いずれの領域に問題があるのか明らかにされない。. しかも群化,リ--サル,エラボレーショソのような方略は,どれも記憶過程の随所で用 いられるものであり,各領域ごとでの効果をみても全体に及ぼす影響をはかることほでき ない。本研究でほ,上記の方略の中からBo11S丘eld (1953)により提唱された群化を取り上 げた。群化は与えられたヒントのもとに行う積極的認知活動と考えられ,自主性を重視す る本研究方法では適切な方略と思われる。群化方略で検討している先行研究を大別してみ *鎌倉教育相談研究所(Eamakura **特殊教育教室(°ept. of Special. lnstitution. Education). for Educational. Counseli喝).

(2) 宮下. 242. 祐子・鈴村. 健治. ると,入力時の要因のみに着眼したものと入力時と処理段階の2箇所に注目した方法があ る。前者のように記憶過程の一部でのみ検討しても,群化方略の全体に及ぼした効果をみ ることほできない。本研究でほ,入力・出力時の2点での検討を行うことにした。また具 体的な群化のはかり方としては,森ら(1975)のように,実験者側の意図するカテゴリー に強制的に分類させているものが多いが,記憶という認知活動にほ主体性が大きく関与し てくる。被験者には,実験者の予期せぬ連想価やカテゴリーを持っていることもあり,敬 制的な枠にほめてしまうのほ教育的観念からも疑問を感じる。そこで本研究ではカテゴリ ー名は与えるが,方略使用の強要ほ避け,被験者の主体的なカテゴT). -化の起こるチャソ. スを与えることにした。. さて,再生量と群化量の関係については,天野・佐野(1982)のようにブロック捷示が 群化量を,そして検索手がかりが再生量を増大させているとするものと,ブロック提示が. 再生量,群化量の両方とも増大させでいるという見解がある(Bilsky Gerjuoy. 皮 Spitz.,. &. Evans・,. 1970,. 1966)ら. 本研究の目的とする記憶を一連の流れと捉える立場をとるなら,群化手がかり与して与 えられた条件は,再生量・群化量のいずれにも均等に作用するほずである。すなわち,群 北量の増加が起これば,それに比例し再生量も増加すると思われる(仮鋭1)0 また今回は統制群としてMAで対応させた普通児と比較検討してみるが,再生量・群化 量で成績が低ければ,それは方略の利用の仕方が悪いのか(収税2),情報ストアーの許 容量自体が小さいか(仮鋭3)のいずれかである。 上記仮説実証のため,ブロック担示による入力,処理,出力時での効果と検索辛がかり による処理,出力時での有効性を検討することとした。なお保持の過程に関しては,短 期記憶では精薄児に特別な遅れは見られないとする見解がこれまでのところ主流なため (Ellis皮 Andersっ1968,浜重1977,松村1983)今回の研究でほ検討しないこととした。 そして,これまでのところ,ほとんど比戟検討されていない再生と再認の同時比戟を行な い,精薄児の記憶の特異性を明らかにさせてみたい。 方 被. 験. 法. 者. 神奈川県内の小学校特殊学級に在籍している軽度精薄児18名,小学校普通学級と幼稚園 に在籍中の普通児18名を被験児とした。 精薄児群は,平均CA9: 3,平均MA5: であった。普通児ほ,平均CA6:. 9,平均IQ65(田研,田中ビネ-知能検査). 3でMAで対応させた。年齢の分散ほ検定結果に有. 意差はなかった.なお精薄児群七は視聴覚,情緒,言語等で顕著な重複障害を有する者は 今日の実験では含まなかった。 刺激材料. 本実験で用いた刺激語は,. 1つのリストが再生用として20語(4カテゴ7)-,各5語). と再認用として8語(4カテゴリー,各2語)で構成され,リストA-Dの4グループが.

(3) 243. 軽度精神薄弱児の再生・再認における記憶過程. 用いられた。各語ほ,杉村・市川(1975)による概念カテゴ1)-規準表を参考に選ばれた が,リスト間の難易度は等質になるように考慮された。また実際の臨床場面では,刺激語. 及びカテゴ.)一名は各個人の理解できるものを使用した。全.)ストほカテゴ.)一名;(再 生用項目), (再認用項目)の順で示す。リストA;乗り物(電車,飛行機,船,辛,バス) (-リコブタ-,自動車),虫(-チ,チョウチョ,カブト虫, タ,テソトウ虫),文房具(ノーTl,船筆,消しゴム,ほさみ, 良(スプーン,ヤカソ,ナべ,包丁カップ)(フォーク,茶碗), ウサギ,ゾウ,ネコ,サル)(ライオソ,イヌ),果物(イチゴ,. トソボ,カタツムリ)∨(バッ 定規) (絵具,筆),台所用 リストB;動物(キリン, ミカン,バナナ;ブドウ,. リソゴ)(サクラソポ,柿),楽器(ピアノ,ラッパ,ギター,タイコ,笛)(カスタネット, スズ),身体部位(辛,足,耳,ロ,目)(髪の毛,鼻),リストC;花(ヒマワリ,桜,メ ソポポ,朝顔,アジサイ)(チューリップ,バラ),お菓子(ソフトクリーム,プリソ,ク ッキー,チョコレート,ダソゴ)(キャソデー,ケーキ),運動用具(平均台, (ポール,躍び箱),履物(サンダル,運動靴,長靴, ローブ,ラケット,鉄棒) ル,上履き)(下駄,スリッパ),リストD;鳥(ペソギソ,アヒル,フタロウ, キャベツ,大根,トウモロコシ, ル)(ニワトリ,カラス),野菜(ジャガイも (キュウリ,ナス),衣類(ズポソ,シャツ,和服,パソツ,手袋)(スカート, 具(テレビ,ベッド,帆,椅子,冷蔵庫). /1ヲト,グ ハイヒワシ,ツ. ニソジソ) 靴下),餐. (イス,タソス),これら各項目ほ9cmx13cm. の白い厚紙に黒の線画で描かれた。. 手. 続. き. 実験ほ,被験者(精薄児,普通児)×捷示(ランダム,ブロック)×検索(自由再生,辛 がかり再生,自由再認,手がかり再認)の2×2×4の3要因計画である。リストAほ,ラ ソダム提示自由再生・再認(A灸件)に用いられ, T)ス7.Bはブロック提示自由再生・再 認(B条件)に,リストCほラソダム提示手がかり再生・再認(C条件),そしてDほ, ブロック提示手がかり再生・再認(D条件)にそれぞれ使用された。 へ. 実験ほ個別に行われ「いろいろな絵を見せますから,よく見て全部覚えて下さい。あと で何があったか言ってもらいますから,できるだけたくさん覚えましょう。+という教示 が与えられた。その後すぐに継時担示され,被験者に絵の命名が促された。提示間隔は約 2秒ごとで,カード提示後,約10秒たってから再生が促された。なお,被験者に沈黙が約 30秒観察された段階で次の試行へと移った。またブロック担示条件はカテゴリー名を与え ながら提示をし,検索要因の手がかり条件でほ,再生されたカードほ机上に並べられた。 以上の再生実験の後,再認実験-と入った。再認用目隠しカードほ被験老の前で組み入れ られ,継時提示され,先程見たカードかどうかを求められた。被験者1人に対し,約20分 の所要時間であった。 結. 果. 3要因分散分析の結果,被験者の主効 果が有意七普通児の方が成績がよかった(F-ll.134, df=1/3, P<.05)。捷示条件では, .各条件別での平均再生量ほ,表1のとおりである。.

(4) 宮下. 244. 毒右子・鈴村 健治 表1. ブロック提示の方が有意に成績がよかった (F-34.947,. df-1/3,. P<.01).検索要因 条. では,辛がかり条件に有意性が認められた. df-3/3,. (F=213.657,. P<・01).なお交互. 作用は挺示と検索の間にみられただけであっ df-3/3,. た(F-10.144,. P<.05)0. 次に被験者間の各条件での傾向をさらに詳. しく見るために,被験者×各条件の2要因分 散分析を行なった。その結果,再生と再認の 間で有意に差がみられ再認の方が成績がよか df-1/284, P<・01).ラ った(F-695.803,. 精薄児と普通児の各条件における 平均想起語数 被験者 件. 1精薄叫普通児. ラソダム提示自由再生 ブロック提示自由再生. 7. 06. 7. 78. 10. ll. 10. 78. ラソダム提示手がかり再生 プロック提示辛がかり再生. 8. 22. 10. 00. 12. 72. 15. 00. ラソダム提示自由再認. 18. 33. 17. 70. ブロック提示自由再認. 17. 50. 20. 00. ラソダム提示辛がかり再認. 19. 17. 19. 83. ブロック提示手がかり再認. 18. 56. 20. 00. ソダム担示条件がついた時に,自由再生,手がかり再生,自由再認,手がかり再認におい df-3/136, P<・01).ブロック提示条件でも同様の有意 て有意差があった(F-295,958, df-3/136, P<・01)。また再生においてA-D条件間で有意 差がみられた(F=106.173, P<・01),これに対し再認においてはA-Dの. df-3/136,. 差がみられたが(F-39.063,. 条件間に有意差はみむれず,被験著聞においてのみ有意差がみられた(F-19・521,df-1/ 136,. P<.01).. さらに1要因分散分析を行い群内の傾向をみると,精薄児では提示条件,検索条件再生・ df-17/17, df- 17/17, P<・01・, F-3・155, 再認で個体差が有意であった(F-5・626, p<.o5.,. F=4.827,. P<.01.,. df-17/51,. F-1.991,. df-17/51,. P<・05)o. これに対し,. 普通児でほ提示,検索条件及び再生で個体に有意差がみられたが(F-3・025, df-17/51, P<・01), p<.o5., F-2.479, df-17/17, P<.05., F-3・375,. df- 17/17, 再認におい. ては,個体差での有意性ほみられなかった。最後にi検定の結果として,同条件での群間. 差はD条件再生,. B条件再認,. df=17,. i-3.252,. P<.05.,. D条件再認で有意に普通児の方が上であった(i-2・61, df-17, P<・05)oまた群内で df-17, P<101・, i-2・128,. df-17, は,精薄児にC条件再生とB条件再生間で有意差がみられただけで(i-2.277, A条件再生とC条件再生の間に P<.05),他の条件間に差ほなかった。一方普通児では,. df-17,. 有意差がみられ(i-2.673, が認められた(i-12.76, 群化量は,. Roencker,. df-17, Tbompson. P<.05),. A条件再認とC条件再認の間にも有意差. P<.001)o 皮 Brovn. (1971)によるARC得点を用いた。次の. 式から求められる。 ARC. 良-. ・表2. E(R). -. Max. R-E(R). Rほ観察されたカテゴリ反復数, 最大可能なカテゴリー反復数,. MaxRほ,. E(R)は,潤. 然のレベルで期待されるカテゴリー反復数で ある。各条件ごとの平均ARC得点ほ,表2 のとおりである。. 条. 精薄児と普遍児の各条件における 平均ARC得点 被験者. 件. !精薄叫普通児. ラソダム提示自由再生 ブロック提示自由再生. 0. 681. 0. 756. 0. 875. 1. 00. ラソダム提示手がかり再生 ブロック捷示辛がかり再生. 0. 846. 0. 968. 0. 910. 1. 00.

(5) 軽度精神薄弱児の再生・再認における記憶過程. 245. ∬2検定とCRのノソパラメトリック法で検定したところ,いずれの場合にも有意差ほ みられなかった。. また,再生量と群化量の条件ごとの順位相関を求めると,精薄児の再生量と普通児の再 生量,精薄児の再生量と群化量,精薄児の群化量と普通児の再生量で,. rs-1.0の完全相. 関がみられ,精薄児の再生量と普通児の群化量,普通児の再生量と群化量,精薄児の群化 量と普通児の群化量で,. r8-0.8. という極めて高い相関が示されたo. 考. 察. 本研究の目的ほ,被験者,捷示,検索を同時に検証する要因実験を行ない,精薄児の記 憶の特異性を明らかにしようとするものである。再生と再認の間にほ,予期したとおり, 明らかな相違がみられたので,両者を分けて検討していく。 まず再生においては,表1から再生数の多い順にみるとD条件が一番成績がよく, (1980)の入力,出力の両時点で手がかりを与えるのが最っとも有効であるという報告と. Evans. 一致する。双方の手がかりが作用しあい高い再生-と結びつくものと思われる。これは両 群ともに共通したものであるが, D条件での再生量ほ群間で有意であり,仮説2と3の1 つの裏付けとなるものである。また一方でのみ辛がかりが与えられた場合,どちらの手が かりが有効であるかみると,精薄児でほ,入力時に差があったが普通児では差はなかっ た。精薄児は入力時で手がかりがないといくら処理の段階で与えられても有効に用いられ ず自主的な群化はおこらず,普通児では一方にしかヒントがなくても,すぐに方略に気づ け利用できるものと思われる。しかし精薄児の場合,入力時の手がかりは有効に作用して いることから,ヒソトに気づけば方略を利用することほ可能といえ,藤島(1979)のブロ ック提示が再生量増加につながるという報告と近い結果であり,入力時で気づかせること の必要性を示唆している。すなわち入力さえうまくできれば後の処理過程でもその方略を 利用することが可能とする見解が成立する。. 1次に再認について検討してみると,普通児ほ,再生時以上に方略を利用し成績を上げた ものと思われるが,. A条件以外でほぼilOO%の想起率を示しているのほ,再生の過程でほ,. 能動的検索を行い照合の段階へと移行したのに対し,再認でほ,受動的検索から照合して いくという処理過程の相違によるものと思われる。一方精薄児では,条件の差はなく,ど ういう条件を与えても方略を全く利用していない土と1がわかった.しかし,やはり再生に 比べると想起量ほ高く,受動的検索過程という容易な過程のためといえよう。群間差が1 %水準でみられたのは,方略を利用したか,全くしなかったかによるものと思われ,ここ でも仮現2zう;支持された。. A条件再認で群間に交互作用がみられたが,検定結果に有意差はなかった。これは偶然 レベルで起ったものとみなされよう。. さて,なぜ精薄児ほ再認となると方略の利用がみられないのであろうか。. 1つには受動. 的で済む処理の容易さであり,もう1つば,試行場面の変化に伴った転移が生じなかった ためと思われる。多鹿(1980)は,再生と再認の両者に共通する検索属性と再生のみの検 索属性の2種が存在するといっているが,本実験の普通児の傾向からみて群化方略は,再.

(6) 宮下. 246. 健治. 祐子・鈴村. 生と再認の両方に関与するものと思われるが,精薄児では再生にしかみられず,検索属性 を1種しか持たないものと考えられ,ここでも,その特異性が示された。 次に個体差であるが,普通児では提示・検索・再生で個体差がみられたが,精薄児でほ, 同じく上記3条件でみられたのに加え,再認でも個体差がみられた。個体差とは,条件に 対する個々の適性度の相違から生じるものであるが,上述3条件ほ,いずれも機構は複雑 で,個人差も生じやすい傾向があると思われるが,精薄児でほ,一般化傾向の強い再認に も個体差がみられた。これほ,解答方法で-イーイイユ形式のため飽和状態の観察された 者があり,そのため個体差として出てきたものと思われる。. .最後に,再生量と群化量について比較検討してみると,再生量では条件間,群間で差が. みられたのに対し,群化量ではどこにも差がなかった.こ_れまでの先行研究では群化量に. も差の出ているものが多く,本研究結果と異なるが,この違いは,実験方法に深くかかわ っているものと思われる。すなわち再生量でほ普通児群と差のない高い群化率を示したの は,本実験で用いた手がかり条件としての再生できたカードを机上に並べるという実験者 の予期せぬカテゴリーへのヒソトとしての効果があったのか,カードを見ることによる視. 覚的フィードバックの作用が検索に有効にはたらいたと考えられ,実験方法として群化を 高める有効な手段であったといえようo. また,両者の順位相関ほ,完全相関を示していたことから,傾向ほ同等のものとみなさ. れ,仮敢1ほ支持された。そしてA条件のように再生量はかなり低くとも,群化量ほ高い 率を示しており,必ずしも群化が再生に結びつかず,方断[J用方法に問題があるとする仮 説が支持された。また統制群に比べ再生量が劣っていた点に関しては本研究の結果からで は,仮鋭2と3のどちらか一方を原因と言いきることはできず,両者がかかわりあってい るものと考え,次での検討に持ちこしたい。. さて,実際の臨床場面では,特定のカテゴリー成員がすべて脱落してしまうという現象 が精薄児の場合多く観察された。これはカテゴリー名にかなり依存した群化を行なってい るため,そのカテゴリー名を検索できなくなると,それに属するすべての項目を再生でき なくなってしまうものと思われる。この現象が精薄児の群化の特異性を表わしているよう に感じる。. 記憶と学習は密技な関係にあり,様々な事柄を学習していく際に,記憶能力の劣弱性ほ 大きな障害となる。精薄児教育という立場に立った場合,この障害の実態を把握し,実際 の教育場面での有効的な指導法が検討される必要があるo今軌ま群化という特定の方略に. のみポイソトを絞り検討したが,実際の記憶活動は複雑であり,単一の方略が用いられる のでほなく,状況に応じ複数の方略が用いられ,各過程で関与しているものである。この. 点から考えると複数の方略を含んだ実験設定が望まれるが,この見地からの検討は今後の 研究課題としたい。 引. 1)天野及理子,佐野竹彦(1982). 用. 文. 献. ‥精神薄弱青年の自由再生記憶に及ぼす訓練効果。特殊教育学研. 究, 20, 34-39.. 2). Bilsky,. L.. &. Evans,. 氏. A. (1970) ‥. U畠e Of associative. clustering. techniques. in. the. study.

(7) 247. 軽度精神薄弱児の再生・再認における記憶過程. Amer. J. Ment. Defic・, 74, 771-776・ of list organization. Belmont, E. C., Wambold, C., 皮 ∫.M. (1973) : On the theory and practice De丘c., 77, 654-669・ Amer. memory. ∫. Ment. short-term. disability. 3). of reading B山ter丘eld,. 4). of improving Ellis, N. Rリ&. 5). Ellis, N.. R, :. 6). retarded Evans, R. cues. eval 299-305.. 9). T.. De五cリ72,. McCarver,. R.. level and (1980) : Can. Ability A. on. list transfer. 7)藤嶋輝子(1979) 8). Effects. Anders,. ∫.Ment.. Amer.. :. 良,. (1968). :. Short-term. in. mememory. the. mental. retarded・. 93ト936. B,. &Ashurst,. Jr. H,. M.,. (1970). :. Short-term. memory. in the. Amer. De丘c・, 75・ 72-80・ ∫.Ment・ meaningfulness. hurt? Effects of constraining nonstraining and retriAmer. 85, by皿entally ∫.別ent. De丘c. retarded adolescents. stimulus helping. The. :幼児の自由再生に及ぼす刺激捷示法とカテゴリー名の効果.. Japanese. 49, 326-332. Journal of Psychology, H. H. (1966) :Associative in free recall : Intellectual Ⅰ. R. & Spitz, cluseting Gerjuoy, Amer. Ment. De五c., 70, 918-927. developmental ∫. variables. and in the free recall and Glidden, L. M. (1977) : Stimulus and sorting relations, blocking, Ment. Defic・, 82, 2501258・ EMR Amer. J. adolescents. organization of 30-43・. 10)浜重多美恵(1977) :精神薄弱児(者)の記憶過程。特殊教育学研免15, ll)松村多美恵,小川弘美(1983) ‥精神薄弱児の自由再生記憶におよぼす分類作業の効果,特殊教 育学研究, 21, 7-14. 23, 敏昭,宮崎正明(1975) 12)森 :幼児における記憶の体制化の過程の分析,教育心理学研究, 170-174.. 13). Roenker,. D. L.,. the. 14). estimation G. Reichhart. Thompson,. Brown,. S・ C・. rehearsal. strategies in. Comparison. (1971). :. Bull.,. 76, 45-48.. of clustering in free recall. Psychol. W. J. & Borkowski, JI G・. J., Cody,. clustering and cumulative De丘c. 79, 648-658.. 15)多鹿秀継(1980). C. P. &. (1975) retarded. :. of. Training. individuals.. :再生と再認の記憶における検索属性。教育心理学研究,. 51,. measures. for. transfer and of Amer. J. Ment.. 259-266..

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