別紙標準様式(第7条関係)
会 議 録
枚方市ホームページ掲載 会議録(部分公表) 会 議 の 名 称 令和元年度第1回枚方市文化財保護審議会 開 催 日 時 令和元年9月5日(木) 14時00分から 15時00分まで 開 催 場 所 輝きプラザきらら3階 教育委員会室 出 席 者 保護審議会委員:奥田委員、柏木委員、田委員、川畑委員、 高田委員、菱田委員、藤岡委員、松永委員 欠 席 者 なし 案 件 名 【報告】 (1) 平成30年台風21号の被害について (2) 国登録有形文化財(建造物)の登録について (3) 特別史跡百済寺跡再整備事業について (4) 「枚方市文化財保存活用基金」及び「ふるさと納税 寄附金」の活用について 提 出 さ れ た 資 料 等 の 名 称 次第 資料1 平成30年台風21号の被害について 資料2 国登録有形文化財(建造物)の登録について 資料3 特別史跡百済寺跡再整備事業について 資料4 「枚方市文化財保護活用基金」及び「ふるさと納税 寄附金」について 決 定 事 項 決定事項なし 報告(1)から(4)について報告を受けた。 会議の公開、非公開の別 及 び 非 公 開 の 理 由 一部非公開。枚方市情報公開条例第5条第1号及び第6号に 規定する非公開情報が含まれる事項について報告を受けた ため。 会議録等の公表、非公表 の 別 及 び 非 公 表 の 理 由 同上 傍 聴 者 の 数 なし 所 管 部 署 ( 事 務 局 ) 教育委員会 社会教育部 文化財課審 議 内 容 奥田会長 令和元年度第1回枚方市の文化財保護審議会を開催します。 本日の委員の出席状況の報告をお願いします。 事務局 全員出席されていますので、会議が成立していることを報告します。 奥田会長 次に資料の確認をお願いします。 事務局 本日の次第、A4サイズ1枚の資料です。 一つにまとめておりますが、上から報告1、平成30年の台風21号の被害に ついて、A3サイズの2枚の資料です。 次に、報告2、国登録有形文化財(建造物)の登録について、A3サイズ1枚 の資料です。 次に、報告3、特別史跡百済寺跡再整備事業について、A3サイズの3枚の資 料です。 次に、報告4「枚方市文化財保護活用基金」及び「ふるさと納税寄附金」につ いて、A3サイズ2枚の資料です。 奥田会長 本審議会は「枚方市審議会等の会議の公開等に関する規程」に基づいて運営を 行うために、会議の公開・非公開について諮ります。 原則は公開としていますが、枚方市の情報公開条例第5条の規定による非公 開情報が含まれるものは、非公開とすることができるとしております。 本審議会の案件・報告の公開・非公開についての確認をしたいと思います。 事務局 報告(2)の国登録有形文化財の登録につきましては、枚方市情報公開条例第 5条第1号の「個人に関する情報」に該当するため、報告(3)特別史跡百済寺 跡再整備事業について及び報告(4)の「枚方市文化財保護活用基金」及び「ふ るさと納税寄附金」の活用については、枚方市情報公開条例第5条第6号の「実 施機関、国の機関、独立行政法人等、他の地方公共団体及び地方独立行政法人の 内部又は相互間における審議、検討又は協議に関する情報」に該当するため、非 公開が適当であると考えます。 また、会議の非公開を決定した事項につきましては、会議録においても非公開 としますが、第5条第6号で非公開を決定した事項については、当該意思決定が 終了した後に公表する取り扱いをします。 特別史跡百済寺跡再整備事業については、令和元年度の整備事業完了後に、報 告(4)「枚方市文化財保護活用基金」及び「ふるさと納税寄附金」の活用につい ては、活用方針の確定後に公表してはどうかと考えております。 奥田会長 公開と非公開について、報告の(1)の件については公開にする、(2)、(3)、 (4)については、個人情報等の件がありますので、非公開ということですが、 いかがでしょうか。(意見なし) 意見がありませんので、提案どおりにさせていただきます。 傍聴人を確認したいと思います。 事務局 (傍聴人がいない旨報告) 奥田会長 おられませんので続けます。
それでは、報告(1)平成30年台風21号の被害について、事務局から説明 をお願いします。 事務局 報告(1)の資料2枚になっています。 平成30年9月4日の台風21号の被害について報告します。 被害が確認されたものについて、国、府、市指定の文化財の順にまとめていま す。 1枚目の資料の左側をご覧ください。 国指定重要文化財の交野天神社本殿及び交野天神社末社八幡神社本殿につい てです。 交野天神社では、境内全体的に倒木があり、倒木が指定文化財にかかったこと により被害が生じました。 翌日の9月5日に確認をした際、交野天神社本殿、見取り図の左側ですが、A の建造物について、写真①、②にあるように、社殿の西側、向かって左側に倒木 がかかっていました。 また、写真③のように、玉垣にかかった倒木もあります。 さらに、交野天神社末社八幡神社の本殿、見取り図の右側ですが、Bの建造物 にも、写真④のように倒木が屋根の上にかかっておりました。倒木については、 いずれも撤去を行いました。 建物の被害ですが、交野天神社本殿は、懸魚(げぎょ)が破損する被害があり ました。資料右側、写真⑤の黄色い丸印で囲んでいますが、交野天神社本殿、向 かって左側、西側の拝部分の懸魚が破損して、落下している状況でした。 これについては、写真⑥、⑦にあるように、平成31年1月21日に、破損し ている懸魚の断面部にダボを入れ補強した上で、エポキシ系接着剤で接着修理を 行いました。 また、末社八幡神社本殿は、修理を要する被害はありませんが、倒木の撤去後、 桧皮葺の東側部分がささくれ立っています。 続きまして、資料2枚目の左側をご覧ください。 国史跡の牧野車塚古墳は、墳丘及び周溝に多数自生している樹木のうち、70 本以上が風による倒木や、枝折れが発生しました。 上の写真のように、特に墳丘南側の樹木が軒並み根元から倒され、根元の地面 が30センチ以上窪み、墳丘や周濠、あるいは墳丘外へ横たわるように倒れて、 園路を塞ぐようなものもありました。根元を残して、樹幹部を12月から1月に かけて撤去し処分しました。 樹木が根元から倒れ、地面が窪んだものは、平面が楕円形で、最大で直径2メ ートル、深さが50センチぐらいのものがあります。そこに雨水などが流れ込ん で、墳丘の損壊につながることが懸念されるので、来年度、令和2年度に根部の 撤去と真砂土で埋め戻しを行う予定をしています。 次に、府指定天然記念物田中邸のむくも太い枝が折れて、人家近くに落下する 被害がありました。
ニレ科の落葉喬木で樹齢600年とされる枚方田中邸のむくは、樹高が30メ ートル、幹周りが5メートルを超える巨木で、下の写真のように樹幹から北西方 向へ伸びた太い枝が折れて、市有地内に落下した外、多数の枝折れありました。 元より、過去の台風被害や樹勢の衰弱があり、その治療痕も今回の台風で傷ん だことで、さらなる劣化が危惧され、落下による人家への被害、住民の負傷の可 能性もあり、緊急で治療痕の補修と樹上に多数残る折枝の除去、処分を平成31 年2月末までに行いました。 一方、平成30年度に樹木医による樹木診断を行い、今年度より4カ年度にわ たる養生計画を作成しています。経費は補正予算で要求しており、土壌改良及び 剪定、液体肥料の注入、概ね2カ月に一度のサイクルで定点観測し、樹勢回復の ため管理を行う方針です。 次に、資料の2枚目の右側、市指定文化財の交野天神社末社貴船神社本殿の被 害です。 重要文化財の交野天神社本殿及び交野天神社末社八幡神社本殿と同じ敷地 内に所在する建造物ですが、写真の①から③のとおり、玉垣を含む社殿全体に 倒木の被害がありました。写真の④、⑤のとおり、社殿向かって右側の高欄が 破損しました。 修理に際しては、破損部分の高欄を解体し、古材をできるだけ再利用し補修を 行いました。破損し、再利用できない部分については継木や矧木(はぎき)で補 修を施しました。修繕完了写真は⑥のとおりです。 奥田会長 台風の被害について説明がありましたが、質問ありますか。 田副会長 この写真では、よくわかりませんが、交野天神社の本殿の懸魚の足りない部分 は、なかったのですか。全部、元の材でくっ付けて補えたのですか。 事務局 写真のように、パッと割れて落ちたので、嵌(は)めたという状況で、足して いるところはありません。 田副会長 これは元々、一木で作ったものですか。 事務局 そうだと思います。木が当たりまして、割れて落ちたということです。 田副会長 繊維に沿って割れたということですか。 事務局 そうです。 菱田委員 台風とか大風で被害が出ていると思いますが、害を及ぼしそうな木をあらかじ め除去するような手当ては考えておられるのでしょうか。やっておられる市町村 もあると思うのですが、そういう将来に向けての対策はあるのでしょうか。 事務局 史跡とか遺跡では、木の他にも竹とかもあり、去年の被害を見たら、かなりの ものが折れてしまいました。近隣の被害とか、文化財の被害がないように、事前 に点検や樹木の伐採を考えていこうと考えています。指摘のとおり、同じような ことがあればもっと被害がひどくなるので、事前に樹木の点検・伐採はやってい きたいと考えています。 奥田会長 質問がありませんので報告(1)はこれで終わります。 報告(2)以降は、非公開ということですが、今日は傍聴者がおられませんので、
引き続き進めます (報告2、非公開) 奥田会長 報告(3)の特別史跡百済寺跡再整備事業について、事務局から説明をお願い します。 事務局 報告(3)特別史跡百済寺跡再整備事業について報告します。 報告(3)の資料の1ページ目をご覧ください。特別史跡百済寺跡では、右側 のイメージ図のように遺構の保存と古代寺院の景観が体感できる史跡公園を目 指して、平成27年度から再整備工事に着手をしています。 この整備事業は、平成30年度末の完了を計画していましたが、支障樹木を取 り除く作業量が膨大となったことや、築地塀の基底部の幅や屋根の構造などの 検討と、それから、確定に想定以上の時間を要したので、当初計画より整備の遅 れが生じています。このことから、年度ごとの再整備スケジュールを見直して、 事業の完了に向けて取り組んでいきます。 見直しスケジュールを資料下の表にしています。 築地塀(ついじべい)の復元基本設計が、この2段目の薄いオレンジ色で網掛 けしている部分で、当初計画では、平成26、27年度の2カ年で予定していま したが、築地塀の基底部の幅や屋根の構造などの検討と確定に想定以上の時間 を要したため、今年度、設計完了の予定となりました。 その後、令和2年度に築地塀の復元実施設計を行い、令和3年度に築地塀の簡 略工法による復元、令和4年度に築地塀の在来工法による復元を行うとともに、 これまでの整備実績の状況を踏まえて、令和5年度整備完了に向けてスケジュ ールを見直しています。 整備状況は遅れているが、築地塀以外の部分は整備が進んでいるので、整備が 完成してからでなく、この間も特別史跡百済寺跡を活用して啓発普及を行って いきたいと考えています。 次のページ、報告の3の2ページ目をご覧ください。平成30年度の整備につ いて御報告申し上げます。 赤色の実線で囲んでいる回廊東半部の基壇は、東塔、中門に合わせて切石を組 み合わせて基壇外装を復元しています。
回廊東半部は、百済寺跡再整備基本方針に基づき、創建当初にあったと想定さ れる礎石をモデル化して加工した礎石レプリカを、小さな黒丸印の箇所に全て 割りつけて配置しました。 丸2と数字が振ってある中門の左側の南面回廊の西半部は、平成28年度に設 置した西面回廊に合わせて、黒丸印の遺存している南面の二石の礎石の自然石 の部分まで加工して、設置しました。 そのほか、青色の実線で囲んでおります説明板の架台を7カ所に設置しまし た。 次に、園路広場整備工事は、オレンジ色の着色範囲、回廊の東半部及び金堂の 上面を土系舗装しました。 以上申し上げました、基壇復元、礎石レプリカの設置、土系舗装の状況は、そ れぞれ3カットの写真をごらんください。 3ページ目に移っていただき、今年度、令和元年度工事内容を説明します。 土系舗装については、黄土色に着色している堂塔院内と、北面回廊の西半部に ついて実施をします。 礎石レプリカは、四つの小さな黒丸印がある遺存している箇所に下部の自然石 の部分まで手彫り加工して、一番下の南門部分で復元します。 また、緑色に着色している南門と南面築地の基壇及び回廊西半部の基壇、西の 塔や金堂と同様に法面の芝張りで立体表示します。 灰色に着色している東北院部分に一部残っている公園施設を撤去して一部造 成し、青色で着色している給排水設備の一部を設置し、ほぼ全体にわたる電気設 備を一新し、ピンク色の網掛け部分は撤去し、オレンジ色の着色部分は敷設しま す。 なお、電気設備の整備は、配置、照明灯の形状等について、再整備検討委員協 議会で、ほぼ全ての照明灯を一新することも合わせて了承いただきました。 奥田会長 質問ございませんか。 菱田委員 ここの利用状況で、例えば、ベンチが必要になったりするとか、そういった必 要性は、まだないのでしょうか。 事務局 工事が10月ぐらいからありますが、表面上、北側の部分も完成していますの
で、随時、開放されている状態です。 ベンチについては何カ所かあります。寝転びができないように、間に何か持つと ころがあったりするとか聞いています。 また、当初の計画ではないのですが、時計を設置してくれないかという地元の要 望があります。公園という施設ですが、歴史的な部分の体感ということもあり、 検討課題ということで考えています。 菱田委員 文化財としての整備をまずは行っていく一方で、使い始めると、どうしても公 園としての使い勝手というのが必要になって、そのバランスをとっていくとい うことが、しばらく時間かかることが多いかなという気がします。 これは先ほどもおっしゃっていましたけれど、この工事が終われば終わりとい うわけではなくて、使用状況も見ながら手を入れていくというようなことで対 応していただければと思います。 奥田会長 他にございませんか。 質問ですが、神社のところに一つあるトイレは、この公園のトイレですか、神 社のトイレですか。 事務局 共用です。史跡の中にはなかなかできないので、神社とお話しまして、何年か 前に共用ということで設置させていただいています。 奥田会長 他ございませんか。(他に意見なし) なければ、この件については終わらせてもらいたいと思います。 4番目の「枚方市文化財保存活用基金」及び「ふるさと納税寄附金」の活用に ついて事務局から説明お願いします。 事務局 報告(4)「枚方市文化財保存活用基金」及び「ふるさと納税寄附金」の活用 について報告します。 資料は、A3、2枚になります。 基金は、平成30年4月1日付で解散した、公益財団法人枚方市文化財研究調 査会の清算手続に伴い、残余財産の一部、3,000万円を原資として、平成3 0年度末に創設されたものです。 創設の目的は、市民共有の財産である文化財の保存や活用を促進し、歴史の薫 りを豊かに伝えるまちづくりにつなげるとともに文化財保護意識の涵養と郷土
に対する愛着を醸成する、ということです。 基金の使い道の例としては、まず、去年もあった自然災害その他の理由により 破損した指定文化財の修復・復旧等に必要な事業が考えられます。これにより、 昨年度に生じたような台風等により破損した文化財の修復・復旧に対して、迅速 に対応し、市民共有の文化財を良好な状態で伝えていきます。 次に、新たな文化財の保存、活用のための事業が考えられます。柔軟な発想の もとこれまでにない事業を展開していきたいと考えています。 次に、文化財保護の理解につながる新たな啓発普及のための事業が考えられま す。これは、文化財保護に対する市民の理解の向上につながる、さまざまな企画 とか、あるいはイベント等も含んで新たな啓発普及の事業に対し使用するとい うことを考えています。 基金を充当するに当たっては、必要に応じ専門家の皆様の意見を聞くことや、 あるいは庁内協議等を行い、実施していきたいと考えています。また、運用状況 につきましては、ホームページや文化財だより等での報告をしていきたいと考 えています。 一方、基金の歳入のほうです。2の寄附の方法は、多くの皆様の文化財保護へ の温かいご支援とともに、郷土、枚方市に対する愛着の醸成も踏まえて、ふるさ と納税やクラウド・ファンディングなども活用していく考えです。 まず「ふるさと納税寄附金」ですが、この制度は平成20年度に創設されて、 2,000円を超える寄附を行った場合に、一定限度額まで個人住民税と所得税 の一部が、市在住問わず減額されます。 令和元年6月1日より枚方市民が行った場合については、残念ながら返礼品は ありません。枚方市外在住者で、個人として1万円以上寄附の方の返礼品は従来 どおりあります。 寄附時の主な使い道の選択として、「文化財の保存及び活用を推進する事業に 活用します。」が該当することになります。ちなみに、この文化財保存活用に関 しまして、7月からこのふるさと納税を募っているですが、7月からこの8月末 までの時点で、4件、10万円の「ふるさと納税寄附金」がありました。 2枚目の資料をごらんください。
これは、「ふるさと納税寄附金」の「寄附申込書」です。これで市長宛の寄附を 申し込むということになります。寄附金額とか希望使途、文化財に関しまして は、下から3番目の「枚方市文化財保存活用基金」に丸をつけての申し込みとな ります。 この資料の右には、それぞれ枚方市民の場合は、13の使い道、基金の説明と 設定しています。右下の平成29年度の使い道につきましては、例えば8の子 どもサイエンスフェアとか、3の里山保全の山桜コンサート開催など、4つを 掲載しています。 これらとは別に、資料には掲載していませんが、まだ表に出していませんが、 平成30年度の使い道としまして、2のNPO活動応援基金から、NPO主催 事業の補助金に、あるいは、3の先ほどの里山保全は、里山保全団体への補助 金。 それから、6のごみ処理ですが、スマートライフ推進基金は、ごみの収集カ レンダーとか、古紙回収にかかる経費。7の福祉基金は、保育所に使用する物 品の購入です。8のこども夢基金から、こどもが夢を育む取り組みに使う。9 の子どもに本を届ける基金の中から、学校に届ける本そのものを購入。10の 動物愛護基金から、猫の不妊去勢とか、保護動物の飼育経費などに、使用した と担当課のほうより聞きおよんでいます。 1枚目のほうに戻っていただき、寄附の方法、(2)ガバメント・クラウド・ ファンディングは、行政が課題解決のため、ふるさと納税寄附金の使い道をよ り具体的にプロジェクトし、共感した方から寄附を募る仕組みとなっていま す。 このため、明確な使い道が行政によって示され、返礼品の有無を問わず、賛 同される方からの寄附が見込まれる制度です。しかし、現時点で枚方市ではサ イト登録していませんので、利用することができません。 以上、文化財関連基金の実情ですが、右に他市の例を載せています。 例えば、基金の活用ですが、「拡張現実ARアプリの開発と史跡整備による魅 力発信」という題名がついていますが、写真にあるように向日市のスマートフ ォン用アプリを活用してARで再現された史跡など、現在の風景と重ね合わせ
て、その場にちなんだ建築物や人物を登場させるとか、あるいは写真を一緒に 撮るとかできます。これには国費以外は市文化振興基金という基金を活用し て、実施しています。 真ん中、ふるさと納税の文化財に関しての例ですが、佐賀市の「伝統文化・遺 跡等の保存・継承・振興」あるいは「幕末産業遺産の保存・活用」、天理市の「古 墳のまちの推進」や「山の辺の道の保全活用」、王寺町の「達磨寺方丈修復事業」 などがあります。 本市ではやっておりませんが、ガバメント・クラウド・ファンディングで、国 分寺市の環境整備で、寄附によって設置した文化財等の案内看板に、寄附者のネ ームプレート取りつけることを返礼としています。題して『もう迷わせない!東 京の「へそ」国分寺市 観光案内看板制作プロジェクト!』というのがございま す。これは、本市でも先ほどの議会で、文化財の案内をもうちょっと充実したら どうかとの趣旨の質問がありましたので、例として掲載したものです。 また、泉佐野市のガバメント・クラウド・ファンディングには、市唯一の国重 要文化財の老朽化に伴う保存修理のための「重要文化財、奥家住宅の再生プロジ ェクト」があります。このように使い道をより具体化して寄附を募った制度で す。 資料の2は、集まった金額、目標にした金額とか、寄附額、それを集めた人と か日にちも載せています。より具体化することによって、市にもよりますが、早 く集まっているような傾向があります。 本市では、新たなメニューやアイデアを取り入れて、文化財の保存・活用、啓 発普及がより一層進むような、具体的な基金の使い道を模索しています。 今日、委員の皆様から基金の使い道について、活発な意見をいただいたら幸い ですので、よろしくお願いします。 奥田会長 質問がありましたら、お願いします。 川畑委員 寄附申込書の中で、使用用途を、希望使途を選べるようになっていますが、一 つの申込書の中では使用用途は一つということになるのですか。 事務局 一つだけ丸をしていただきます。 川畑委員 二つ希望があれば、2通の申込書を作成するということなのでしょうか。
事務局 そういうことになります。 川畑委員 わかりました。 事務局 事例はたくさんあり、具体的に何をしていこうかというところを調べているの ですが、何かヒントになるようなことがあればと思い、報告として出させていた だきました。 こんな事例があるよ、とかいうことでも言っていただけたらと思っております。 松永委員 新しいプロットという話ではないのですが、これとの関係の話でいいですか ね。これまでの文化財研究調査会が、発掘調査とかいろいろやってきた事業は継 続してやって、その上で新しいこの三つの例とかを付け加えていくというイメ ージで考えているということなのでしょうか。 事務局 これまでやっている事業は、今までどおり予算を組んでやっていきますが、こ の基金を使って文化財の保護の啓発とか普及とか、先ほど言いましたARとか の額の大きいもので、皆様に何か伝えるものとか、啓発普及できるものを、新た にやっていきたという考えです。 柏木委員 去年の申込書があるのですか。 事務局 今の申込書の裏にはアンケートがありまして、これを使う動機のような2、3 の質問が書いてありますが、主要な意思決定するための材料はここの中にあり ます。 柏木委員 修復とかは、金額的にかなり大きなお金が必要になるかと思うのですが、寄附 でどのくらいの金額を考えているのでしょうか。 今、10万円集まっているということですが、去年はどんな感じだったのでしょ うか。 事務局 7月の中旬以降で2カ月半ぐらいですが、事業計画を立てる中で、その目的を 書く資料では10万を目標額にしています。 それが目標額とは思っていませんが、自然災害の修復は、去年も、とてつもない 額で10万とか20万のレベルではないので、去年に関しても予算を付けてやっ ています。 今の段階はどうしても7月に始めたばかりなので、手探りの部分がありますが、 それとは別に、どうしてもやらないといけないことを含め、こっちの額とバラン
スをとりながら、額も含めて考えていかなといけないと思います。 松永委員 クラウド・ファンディングですが、阪大でやっていたクラウド・ファンディン グがございまして、金額で200万募集したのですが、めちゃくちゃ大変でし た。 なぜ大変かというと、クラウド・ファンディングやっている会社が作ったサイ トに、その情報を入れてもらうのですが、その存在をまず知ってもらうというと ころに、かなりの努力を注ぎ込む必要があります。 例えば、枚方の応援している方とか、枚方に関係する文化財に思い入れのある 方とかも把握しておいて、そこに直接働きかけをやらないと、クラウド・ファン ディングをやっている業者のサイトに載ったら自動的に寄附が集まるというや り方ではなくて、こっちから働きかけをするようにしないといけないので、相当 な準備と募集期間中の努力、情報発信というのも必要になってきます。 準備は必要だということと、基本的に多分、目標金額を達成しなかったら寄附 額がゼロとなると思うので、母体となる金額は市の予算として持っておいて、プ ラスアルファで、このくらい集まったら、これができるのだという、そのプラス アルファの考えでクラウド・ファンディングをやるほうがいいのではないかと 考えます。 事務局 我々も、正直なところ準備のほうが不十分な部分もあります。情報発信を積極 的にしていかないといけないというアドバイスがありましたので、それを十分 に参考にしていきたいと思います。 奥田会長 ほかにございませんか。(他に意見なし) 以上で、本日の案件はすべて終了しました。 これで、令和元年度第1回枚方市文化財保護審議会を終了します。