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視覚特別支援学校におけるキャリア教育 : 職業・職場体験実習等を通したコミュニケーション能力の向上を目指して

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Academic year: 2021

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(1)      視覚特別支援学校におけるキャリア教育 一職業・職場体験実習等を通したコミュニケーション能力の向上を目指して一                     専門職学位課程                     心の教育実践コース.                     P10048F                     川井田 洋一. 力の向上を目指した。①②④に関しては職業の. 1間題意識  研究対象校卒業生には最近、人間関係、自分. 時間1時間を利用して単一・重複障害生徒全員. の思いを上手く伝えられないためのトラブルや、. で、③に関しては3∼5時間を重複障害生徒の. コミ平ニケーション能力が原因と考えられる離. みに実施した。また、従来より行ってきた職場. 職が出始めている。学校から社会へのスムーズ. 体験実習もキャリア教育の一部として継続した。. な移行を日指し、職場体験実習やソーシャルス. r職業」の時間に、コミュニケーション能力の. キル・トレーニング(以下SSTと略記する)を. 向上を目標にしたSST(あいさつにっいて、私. 実施する意味を共有し、その成果を客観的に評. の好きなこと等)及び構成的グループ・エンカ. 価するためにも、r職業」一の時間におけるSST. ウンターを実施した。. の実施や職場体験実習等を通した「コミュニケ.  職場体験実習の意識付けとして、実習前は「何. ーション能力の向上を目指した」実践を行いた. 故働くのか」、実習後はrどんな仕事があるか」. いと考えた。一. についてKJ法を用いて意識付け及び振り返り.  そこで研究校においてもキャリア教育の必要. を実施した。. 性を強く感じ、キャリア教育を教科「職業」や. 実践の目的としては、. 「総合的な学習の時間」、「自立活動」のカリュ. ①教科r職業」の時間や職場体験実習を通して、. キュラムの二部として位置付け、コミュニケー. コミュニケーション能力(特に、挨拶と言葉づ. ション能力の育成はできないかと考えた。. かい)の大切さを認識し、今までよりもスムー. 2.実践の内容. ズな人間関係の向上を目指す。.  本研究では重複生徒の授業に教科r職業」の. ②職場体験実習を適レて、自分が出来ることと. 時間を設けた。r職業」の時間を1,3年生は週. 難しいことを実感させ、自己理解の促進を図. 4時間、2年生は週7時間設定し、単一障害クラ. る。. スにも週1時間の「職業」の授業を組み込んだ。. 3 観察の手続き. 「職業」の時間は主に、①月一回の学校周辺を.  実習前後の「行動観察I」は「担任教師によ. 中心とした奉仕活動としてのゴミ捨い、②地域. る挨拶の観察評価」(実習前が2011年5月30. の方との協働作業として公園清掃、③共同での. 目∼6月3目及び実習後が7月11目∼7月15. 作業における個の能力の向上を目指した作業学. 目のそれぞれ5日間の朝と帰りのSHRでの挨拶. 習、④自己理解、他者理解を目的とするソーシ. の様子)、「行動観察■」は「職業の時間におけ. ャルスキルを取り入れ、コミュニケーション能. るSSTを通した行動観察」(6月5目、.12目及び. 一g6一.

(2) 5 考察・課題等. 1O月)、「行動観察皿(実習ノートの分析を含 む)」はr実習を通した振り返り」、(実習終了後.  本研究の目的だった、「教科『職業』の時間や. の実習ノート及び礼状に見る表記分析及び日常. 職場体験実習を通して、コミュニケーション能. の観察)による行動観察である。. 力(特に、挨拶と言葉づかい)の大切さを認識. 4 結果. し、今までよりもスムーズな人間関係の向上を. 行動観察I. 目指す」に関しては、図からも効果があったも.  m雛峻M好. 11山確臥欄. のと思われる。特に重複障害生徒の場合は顕著. @   ’^. であった。また、授業で実践したことを体験実. Y        ^      。’‘    ’一. 5I固。」    奏冊. @   ・■』   ’■. @ ・’.’. @ ’.  .’ @‘.‘・一.一 秩f. 習でも試みようとしたものと思われる内容、「朝.    。’. 』‘ 。’  .’’. f、。’’.. 一一折. 一一掃. 黶f・・折. E=..折. E}・肝. E』・・択. 実副. 茱醐. 実削. 鼈齔ワ. 折. 1朋. 帖. C■・肝. 折1   1阯. 1;. 折. ll.1. 1山. 黶。・肝. 折…   1匝. ll」. 肝. 13.一. 1軸. o折. 折3   1阯. 1,. 折. 1帖. 1岨. 折4   咄. 1出. 折. ll.5. 1冊. 折;   1㎜. li4. ¥肝 p・肝 ・^冊. 折. 1は. 1阯. 折。   m. 岨. 折. 1皿,. 1出. 択一   阯. 1阯. {肺. の挨拶と帰りのあいさつをきちんとすることが できた。誰とでもコミュニケーションをスムー ズにとれる人間になりたいと思う。」など、生徒 の実習ノートの記述を見ることができた。  言葉づかいに関しては、まだまだ課題が残る。. 行動観察■. 親しみを感じて、場をわ決まることなく、mた め口になることが多かったので、全教育活動を. 通じて、小中高等部連携の下、学校の課題とし て取り組んでいく必要がある。.  実践を行って、視覚特別支援学校でのキャリ ア教育についての提言は、以下の3つである。. ①幼児児童生徒の障害の重度・重複化、多様化.  結果としてp<.0エとなり1%水準で実習後. に対応し適切かっ効果的な指導を進めていくた. の方が挨拶はよくなったものと考えられる。ま. めには、SST、構成的グループ・エンカウンター. た、普通科全員の結果もp<.05となり、5%水. や職場体験実習等を教育課程の中に組み込んで. 準で有意差が見られた。他にも、普通科生徒全. いくことが必要である。. 員の帰りの声の大きさ(t(13)=2,447,p〈.05)と. ②本研究のように、「職業」の時間における挨拶. 重複障害生徒5人の場に応じた言葉遣い. を主とするコミュニケーションスキルや職場体. (t(4)=2,997,p<.05)においても、それなりの. 験実習を通した挨拶を意識した目標を立てて実. 効果があった。重複障害生徒について実習前後. 践していくことが必要であろう。. で身振り等各行動変化について、対応のあるt. ③視覚特別支援学校の場合、自立活動の取組み. 検定を行ったところ、すべて有意差が認められ. とタイアップし、キャリア教育を考えていくこ. た(身振り:t(3):4.59,p〈.05;顔の向き:. とも意味を持つものと思われる。. t(3)=4.38,p〈.05;発語・発話:t(3)=. 修学指導教員 新井 肇. 3.94,P<.05;表情:t(3):4.50,P〈.05)。. 指導教員古川雅文 一97一.

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