遣 さ れ た も の た ち
l
ある交通事故遺族の苦悩と戦い
i
御手洗
目 次 はじ めに
l問題の所在!
第一章交通事啓乞めぐる諸問題
第二章飲酒運転により我が子を殺された被害者遺族の傷事山本さんの受T
第三章交通事故犯罪筆暑が求めるもの おわ りに
友 子
155
はじ めに
l問
題の 所在
i
﹃酒 や飲 めば 正常 な運 転が でき ない とわ かっ てい て車 に乗 り︑ 人を 殺し たの だか ら殺 人で ある
︒そ れな のに 凶器 が︑ みん な持 って いる 車で あっ たと いう だけ で罪 が軽 くな るの はお かし い︒ これ が︑ ナイ フや ピス トル であ れば
︑世 間は
もっと大警cし︑関心を持つのに︒﹄これは︑アメリカにある言包ロ
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﹀ g
宮 5 5 2 D W U E D m
飲酒 運 転に 反対 する 母親 の会 )﹄ の塑 込者 であ るキ ャン ディ ー・ ライ トナ ーさ んの 言葉 であ る︒ 愛す る人 の死 はど んな 形で も 悲し く耐 え難 い︒ 私達 は︑ いつ 自分 の命 が奪 われ るか
︑愛 する 人の 命が 奪わ れる かと いう 社会 に生 きて いる のに
︑危 機成 手益 て感 じて いな い︒ 交通 事故 があ まり にも 日常 的と なり
︑慣 れて しま って いる のだ
︒ 車社 会の 日本 で年 間約 八0 00
人の 命︑ が奪 われ てい る︒ これ は︑ 一九
七0
年代 のポ ルポ ト政 権下 での カン ボジ ア大 虐殺 より も多 い数 値で ある
︒① しか もそ れが 毎年 繰り 返さ れて いる のだ
︒ 本稿 で取 り上 げる 飲酒 運転 によ り息 子の 命争 奪わ れた 山本 泰子 さん は︑ こう 語っ てい る︒
﹁ 事
dれ
た家 族は
︑我
︑が 子を 失っ た悲 しみ
︑苦 しみ は同 じよ うに あり ます
︒し かし
︑悲 しみ 方や 苦レ み方 がそ れぞ れ違 うこ とで
︑お 互い に非 難し あう 毎日 でし た
οま
た︑ 司法 の不 条理 さを 知り
︑そ の怒 りを ぶつ ける 所も ない ため に︑ お互 いに ぶつ け合 って しま い︑ 本来 なら 一番 支え 合わ なけ れば なら ない 家族 でさ え私 傷つ けあ いな がら
︑壊 れて しま って もお かし くな い事 宇蔵
ωじ
まし た﹂
︒ 交通 事故 はほ んの 一瞬 の・
2り
に起 こる 出来 事だ
︒し かし
︑今 回取 材を して 痛感 した のは
︑そ の瞬 間か ら当 事者 であ る家 族は
︑第 二︑ 第三 の﹁ 馨さ とも いえ る理 不尽 な出 来事 に︑ 長い 年月 苦し め続 けら れる とい うこ とだ った
︒ 新聞 の地 方版 の片 隅で
︑毎 日の よう に報 じら れる 交通 事故
︒一 段見 出し の小 さな 記事 は︑
﹁ま た交 通事 故か :・
﹂と
当たり前のように読み流されている︒それでよいのかと考えることはほとんどない︒その小さな記事の向こう側で多くの人が泣き︑苦しんでいる事にまで想像を及ぼすことはない︒亡くなっていった人がどのような人物だったのか︑どんな夢や希望を持っていたのかまで記事は語ってくれない︒そこで飲酒運転により息子の命争奪われた山本吉文・泰子夫妻に︑交通犯罪遺族の気持ちゃ体験したことを語っていただいた︒その中で︑今まで知ることのなかった犯罪被害者の様々な苦悩そして多くの問題を知ることとなったロ 本稿 の構 成は 以下 であ る︒
最初に現代における交通事啓ぜ巡る一般的な諸問題を明らかにし(第一章)︑次に飲酒運転の車によって長男を殺された被害者遺族である山杢古文・泰子夫妻へのインタビューによって遺族がどんな心理状態に追い込まれ︑対応したの
かを 検討 し( 第二 章)
︑最 後に 交通 犯墨 思族 が弦 害を 求め るも のを 提示 する (第 一一 一章 )︒
157
︻ 注 ︼
①
一九七五年から三年九カ月続いたが︑その聞に強制労働や虐殺などによって百七十万人の命が奪われた︒
第一 章 交通 事故 をめ ぐる 諸問 題 本稿 では
︑現 代社 会の 交通 事故 をめ ぐる 問題 点争 把握 する こと から 始め たい
︒ 交通 事故 をめ ぐる 問題 点は
︑事 故捜 査の 現状
︑捜 査情 報の 公開
︑刑 事墓 照の 課題 の三 点が 指摘 され てい る︒
これらの製機となったのは︑一九九七年十一月二十八日に東京都で起きた小二男児の引者選け事件であった︒①
︿二 十八 日午 前七 時五
O分
ごろ
︑墓 尽都 世田 谷区 帖一 の世 田谷 通り 交差 点で
︑横 断歩 道を 渡っ てい た︑ 片山 筆相 (八 才) が建 材会 社運 転手 (三 一一 歳) のダ ンプ カー には ねら れ死 亡︒ 運転 手は 現場 から 逃走 した が︑ 約四
O分
後︑ 約二 キ ロ一 離れ た路 上で 業務 上過 失致 死容 疑な どの 現行 犯で 逮捕 され た︒ 警視 庁成 器者 の調 べで は︑ 運転 手は 渋滞 のた め交 差 点内 で停 止し
︑前 進し た前 の車 につ られ て発 信し た際
︑右 から きた 隼君 を左 後輪 では ねた
﹀︒ 所轄 の警 察が 現場 検証 の際 に︑
﹁起 訴は 間違 いな い﹂ と言 って いた にも かか わら ず︑ 検察 庁は 不起 訴を 決め た︒
ところで日本の交通事故調査の一番の問題点は︑捜査情報を開示していないことだ米国やドイツでは事故の真相
解明 のた めに 積極 的に 情報 を公 開し てい る︒ 一方
︑日 本で は︑ 交通 事故 を警 察が 調査 し︑ その 情報 を独 占し てい る︒ 加害 者の 刑事 処分 が決 まる まで
︑被 害者 側に 捜査 資料 の内 容は 明ら かに され ない
︒と ころ が︑
﹁補 償を 急ぐ
﹂と いう 被
害者救済の美名のもとに︑加害者が加入している保険会荘には︑調書など捜査資料の内容が流されている︒撃事側
でホ 擾査 情報 にア クセ スし たい のに
︑こ れで は不 公平 だ︒
また事故の原因分析についても日本と欧米諸国とは︑対照的である口これまで日本は︑事故を徹底して分析する必要に迫られなかった︒事故の原因について︑当事者が注意を払っていたかどフかの点ばかりが重視されていた︒とこ
ろが
︑諸 外国 では
﹁人 間は 注意 力が 足り なく なる もの
︒そ れは 生身 の人 間の 宿命 だ﹂ とい う出 発点 から
︑事 故分 析が 重
ねられている︒券惨な事故を何とか少なくできないかとい主事故防止への迫り方が違うのだ︒②捜査情報の非公開の問題に付随して︑問題となるのが事故捜査の現状である︒先に述べたように︑日本ではたとえ事故の当事者であってた刑事裁判が終わるまでは実況見分調書を見ることはできない︒もしも情報が提供されたとしてたその調書が誤捜査である可能性もある︒警察による初動捜査の甘さが発端となり︑交通事故をめぐるトラブ
ルが 発生 して いる
︒ 民放 テレ ビで は︑ しば しば
︑﹁ 交通 警察 蜜看 2
4時﹂といったドキュメンタリーも見かけるが︑あの中で取り上け
られ るの は︑
﹁難 解な ひ会 逃け 事件 を徹 底的 に解 明し
︑最 終的 に犯 人逮 捕﹂ とい った 科学 捜査 を駆 使し たサ クセ スス ト
ーリーが大半だが︑全ての交通事故かあのように警察呂総動員で︑地面に這いつくばって捜査されているわけではな
警察賓が行う交通人身事故の捜査の流れは︑事故が発生し︑現場活動の後︑事故当事者や馨答者に呼び出し︑当時
の事 故状 況に つい て聴 取し た上 で供 述調 書を 作成 する
︒ま た︑ 当日 の実 況見 分の 結果 を実 況見 分所 にま とめ
︑さ らに
捜査墾口書を作成する︒この職務室二人一組で構啓cれる事故処理担当班で行え調書作成kど︑事故当日以降の作
業は
︑三 人の うち の一 人が こな さな けれ ばな らな い︒ 捜査 書類
︑も 被害 者の 程度 や事 件に よっ て分 かれ てお り︑ 毎日 の よう に交 通事 故処 理に 追わ れる と︑ まる でノ ルマ 主義 のよ うに 一定 の処 理件 挙ゼ こな さな けれ ばな らな い状
︑汚 いな る︒ 交通 警察 {民 が忙 しす ぎる ため
︑最 も大 切な
﹁真 実追 求﹂ や﹁ 事故 原因 の解 明﹂ は二 の次 にま わさ れて いる
D捜
査は 簡素 化さ れて いっ てい る︒ この 事故 捜査 の現 状を アメ リカ
・ロ サン ジェ ルス 市警 察の 仕事 と比 較し てみ ると
︑ま ず︑ 現場 拾F d に 当た る警 察官 の人 数か 主遅 う︒ 一二 人一 組の 日本 の警 察捜 査・ ど違 い︑ 何人 であ 動員 する
︒書 場は 何よ りの 証拠 であ ると い♀ うえ 方か
159
h ‑
きっ ちり 現場 検証 走行 う. また
︑目 撃者 の証 言を 重要 視す ると い之 事は
︑日 本と また 港? とこ ろだ 日本 では 実況 見分 の時 に︑ 警察 官の 質問 に答 えな がら
︑事 実認 定に 必要 な様 々な 地点
︑例 えば
︑﹁ 最初 に被 害者 を 発見 した 時の 地点
﹂﹃ 危険 を直 感し
︑プ レキ を踏 んだ 位置
﹄な どか 特定 し︑ 嘗績 が綱 醤に 記録 して いく のだ が︑ アメ リカ では
︑警 察官 が事 故の 関係 者に 細か く質 問す るの では なえ 本人 が見 たこ とに つい て事 故現 場の 近く で︑ 自由 に 記入 して もら
?と いF Z
刀法 歩鼠 って いる .③ とこ ろで 辛通 事故 をめ ぐる 刑事 政策 につ いて みて みる え日 本の
lモ
タリ
lゼ
シヨ ンは
︑高 度歳 長期 の
一九
六0年
代に 始ま った が︑ 当初 は運 転手 に万 令夜 注意 義務 が誤 せら れ︑ 運転 手が どフ して も避 けら れな かっ たよ うな 事故 まで 罰せ られ てい や句 死亡 事散 は一 九七 O年 に是 初の
lピ
ク疹 通え るが
︑そ の後
‑道 路改 良や 信号 機の 設置 が進 んで 事依 滋少 に一 定の 効
果bE
占げえ一九八四
1八
五年 頃に なる と交 通事 故の
﹁厳 制也 孝義
﹄へ の反 省が 起こ つや 句殺 人な どの 敏意 犯に は 刑制 効果 はあ るが
︑交 通事 散の ょ っな 過失 犯に は︑ 道路 環境 の轄 磁恋 どの 方が 大切 との
評価
が高 まっ
#句 車も
﹃走 る 凶さ から
︑社 会生 活に 不可 欠と いう 認識 に変 わっ てき た︒ そこ で︑ 交通 嘩反 砂荊 事酌
では
なく 行政
P
﹄す る厄 銅金 制度 が導 入さ れた
︒ 一
九八五年前後情操栄樹・
東京 高検 検事{
当時)
は閉 高検 管内 で
︑ ﹃ 経 微 な事 故は 原則 とし
て起 訴し ない
﹂と の方 針を 打ち 出し ゃ河 骨海 民は その
後 ︑
検事 総長 に就 任し てこ れ砕 呈固 に拡 大さ せや 句@
﹁国 民皆 免許 の時 代に 交通 事故 で多 致が 刑罰 の対 象と なる のは 好ま
Lf
ない
﹂と 法務 省が 八七 年に 方針 転換 した た めに
︑人 身事 故を 起こ して 警察
ドk
哩補 され たド ライ バー が不 起訴 にな るケ
lスは近年急増してい莞亨禽事故の業務
上過 失致 死・ 傷害 の起 訴串 は
八0
年代 前半 まで は七 O% 後前 の高 い串
で推
移し てい たが
︑八 五年 の七
三O%をピー
クに
︑八 七年 五四 一% i九 O年 に三 一
三%
←九 二年 に一 八七
%1
・九 六年 には 一四 四% と低 下し てい る.
不起 訴の 大半 は起 訴猶 予処 分だ
︒起 訴猶 予処 分と は︑ 起訴 する 条件 が十 分で あっ ても
︑犯 人の 性格
・年 齢・ 境遇
︑ 犯罪 の軽 重・ 情状
︑犯 罪後 の情 況な どを 考え 合わ せ︑ 検察 民が 公訴 を提 起し ない こと であ る︒ 現場 検証 を行 った 警察 がど うみ ても 起訴 だろ
?と 発言 した 事故 でさ えも 不草 郡に する 検察 側の 存在 があ る︒ ここ 数年 の交 通園 係業 過の 起訴 猶予 率は
︑八 五% 以上 で推 移し てい る︒ 交通 事故 件数 の多 さに 対応 しき れな いな ど の理 由で 一九 八七 年か ら起 訴率 が下 がっ たこ とが 知ら れて いる
︒⑤ この 起訴 率の 低下 につ いて
︑交 通白 書は 以下 の理 由を あげ てい る︒
⑥
@﹁ 国民 皆免 許時 代﹂
﹁ク ルマ 社会
﹂で 軽微 生事 故に つい て︑ 国民 の多 数が 刑事 罰の 対象 とな るこ とは
︑刑 罰の あり 方 とし て適 当で はな い︒
@保 険制 度が 普及 し︑ 治療 費や 修繕 費に 対す る保 険に よる 保証 が充 実し てき たこ とに 伴い
︑加 害者 が起 訴さ れな くて も被 官薯 が納 得す るこ とが 多い
D
@交通事故の防止は刑罰にのみ頼るのではなく行政上の規制・制裁をはじめ︑各種の受円的な慈雲講じる事によ
って 達成 され るべ きだ
︒ この 起訴 率の 低下 につ いて
︑﹃ 全国 交通 事故 遺族 のム 一色 は︑
﹁加 害者 を罰 し得 ない ばか りで はな く︑ 交通 事故 は︑ や り得 であ ると いう 風潮 を社 会に 生み
︑結 果︑ 累犯 者の 再生 産に つな がり かね ない 政策 だ︒ さら に︑ こう した 処罰 は私 達被 害者 や遺 族の 感情 から 大き く隔 たり
︑不 公平 感司 法に 対す る不 満感 や増 幅さ せて いる
︒﹂ と反 発す る︒ 遺族 の会 は︑ 起訴 率低 下を めぐ り︑ 法務 省に 一︑ 翠仕 実施 され てい る起 訴基 準を 明確 にし て欲 しい
︑二
︑起 訴率 の 緩和 政策 を見 直し
︑厳 正な 処罰 を行 って 欲し い︑ 三︑ 関委
7る
道路 交通 法の 処罰 など の整 合性 を持 たせ て欲 しい
︑四
︑
検事の増員交通刑務所を増設し︑加害者の処罰を実刑王義で行って欲しい︑などの陳管乞繰り返した︒⑦
161
たしかにクルマ社会である以上︑一定の死傷者が出ることは避けられない︒しかし︑隼君の事故にしてむそして
本稿で歩証する山本翼君の事件にしても︑検察庁は死者が出ることに慣れすぎ︑人命の尊さをないがしろにしている
気がしてならない︒実際︑検察官は︑殺人などの故青山犯については膨大な調書を取るのに︑交通事故では実に薄っぺ
らな調書しか取らない︒事故が急増したため︑処理が機能的・事務的になり︒個々の事故に鈍感になっている︒
二つ の法 改正
飲運転一・飲酒事故の厳罰化がすすみ︑刑法︑道路交通法の一部が改正された︒③
‑刑法の一部改正室成士一平士一月五日公布︑同年士一月二十五日施行)
自動車運転者による死傷事犯の宮稽などにかんがみ︑事案の宮奮に即した処分および科刑を行うため︑悪質・危険な運転行為により人を死傷させたものに対する罰則を強化するとともに︑過失による軽傷事犯における刑の裁
量的免除の規定を設ける︒(危険運転致死傷)
第二
O八条①アルコールまたは薬物の影響により正常な運転が困難な状態で四輪以上の自塾阜を走行させ︑よって人を負傷
させたものは十年以下の懲役に処し︑人を死亡させたものは︑一年以上十五年以下の有期懲役に処する︒その
進行を制御することが困難な高速埠路で︑またはその進行を制御する技能や肴しないで四輪以上の自動車和平疋行させ︑よって人を死傷させた者も同様とする︒
② 以 下 省 略
‑道
路交
通法 町
一部
改正 室主
串士ニ空ハ旦干日
公布
︑車成一四
年六 月
一日
施行 )
道路交通法第六十五条箔気帯び運転
Z E
の罰 則の 強化 3ヶ月以下の懲役又は五万円以下の閉金←一年以下の懲役または三十万
円以 下の 罰金
第一一七条
車両 など の遺 伝者 が︑ 当該 車両 等の 交通 によ る事 故が あ
っ た
場合 にお いて
︑‑ M
第七
十二
条 安 通 事 故 の 安 易 摘出 島第
一項
前段 の規 定に 違法 した とき は︑ 五年 以下 の懲 役又 は五 十万 円以 下の 罰金 に処 する
.X
第七
二条車両などの交通による人の死傷または器物破損があったときは︑当該車両などの運転者または
その 乗務
員は
︑直 ちに 車両 など の運 転会
‑停 止し て︑ 負傷 者を 薮護 し︑ 道路 にお ける
﹁品 啓主 防止 する など 必要 な措 置会 議じ なけ れば なら ない
.
163
第一一
七条 の
二
次の 各易 のい ずれ かに 該当 する もの は︑
三年
以下 の懲 役ま
も︐
ほ 五
十万
円以
下の
罰金
に処
する
@
1第65条翁安帯び運転などの禁止)第一
項の 規定 に違 事し て車 両な どを 運転 した もの てそ の運 転し た翌 日 にお いて 酒に 酔っ た状 態( アル コ
ー
ルの 影響 に
より
正常 な高 転が で会 最い 恐れ があ る状 態を いう )に あ っ た
もの
以下 省略 2
‑道 路交 通法 の宙 開打 令の 一部 改正 室占 竿四 年二 月六 日ハ
布︑関空ハ月百施行}1
離質
・危 険運 転者 対策 の強 化
①
極め て麗 質
・危
険な 運転 者に 対し て︑
一回
目の 取り 消し であ って も五 年の
欠格期聞
か指 定で きる よう にす る.
② 悪 質
・危
険な 違法 行為 に対 する 点数 券副
S E
げる
③ 死
亡事
故の 付加 点数 を引
幸之げる士
‑疋又は九点←
一平点又は士ニ点
これ らの 法改 正は
︑
一九九九年+一月
に車 京都 世田 谷区 の東 金問 連道 路で 楢酔 い運 転の 大型 トラ ック に追 突さ
れ2
人の 女児 (井 上琴 士り ゃん (三 之︑ 周子 ちゃ ん( 一さ の命 が奪 われ た事 件を 契機 に﹁ 法官 珂か
軽ZS
﹂と の世 論の 高ま り主
凡け
て検 討さ れた もの であ 莞 従来 の日 本の 法規 では
︑交 通事 故は
︑飲 酒運 転に よる もの でさ え主
£て が事 左す なわ ち不 注意 によ って 起き た もの とさ れ! 加害 者は 刑法 の﹃ 業務
上過
失説 死傷 墨に よっ て裁 かれ てき た. この 罪名 のも とで は︑ どん なに 蕪質 で も何 人の 人を 売な せて
h
最高 で懲 役主 年に しか 処さ れる こと はな かっ た
.
幼い 娘二 人を なく した 井上 さん ご夫 婦は
︑判 決公 判で 加害 者に 下さ れや 侮搭 翌年
︑神 奈川 県鹿 間市 で畢 走車 に子 ど もの 命歩 量め れた 晴義 と
一緒
フイパlに︑悪策E
に対 する量刑があまりにホ経寸書号︑主今の
日本 の法 律に 命の 重 みが 映反 され てい ない 事に 憤慨 砂覚
・弓 法改 正を 求め る署 名活 動ル 且 閉
め た.
この 活動 か世 論に 後押 しさ れぺ 二OO一
堂ハ 月に は道 路改 正法 改正 案が
︑同 十
一月
には 刑法 改正
案が璽喜通過し
名句
とこ ろで 刑法 改正 によ り新 恕さ れた
﹃危 険運 転致 死量 の
改正
前の 法律 との とら え方 の違 いは
︑
改正
前は
︑司
携帯
上過失致死隼であり︑過失(不塗息で起こしてしまった︒そんなつもりはなかった)とされ︑墨両刑でも五年以下 の懲 役で あっ た︒ それ を改 正後 は︑
﹃故 蓮
A危
険を 知っ てい たの に犯 した 隼軍 事件 )と して とら える よう にな り︑ 最 高十五年以下の懲役の刑が下る︒これにより︑ようやく︑飲酒運転が過失ではなく﹃故意翠であることが法律的に 認め られ た︒
⑨ しか しな がら ーい くつ かの 問題 点も ある
︒そ のた めに は問 題点 飲酒 運転 の基 準を さら に丞 脅す る必 要が ある
︒ど こ
までが﹃業務上過失致死隼で︑どこからが﹃危険運転致死傷巴になるのかの線引きがあいまいである︒これは︑測
定時 の血 中ア ルコ ール 濃度 や︑ 目撃 者の 証苦 手殆 め︑ 事故 の初 期捜 査が きち んと 行わ れた かに よっ て︑ 罪状 や量 刑が 全く 違っ てし まう 可能 性が ある こと や普 採し てい る︒ 実際
︑法 改正 (二
OO
一年 十二 月二 十五 日) が施 行さ れた 翌年 に全 国で 起き た九 九七 件の 飲酒 交通 死亡 事故 のう ち︑ 警察 がこ の法 を適 用し たの は十 四件 に導
¢な い︒ 飲酒 運転 を未 必の 故意 とし て法 廷で 立証 する のが 困難 なた めだ
︒こ れで は何 のた めに 作っ た法 なの か︒ さら にひ どい こと には
︑こ の法 改正 によ り︑ ひき 詠伊 が急 増し てい ると い
λ品
問題
占
Hが
ある
︒男 付法 では
︑酒 酔い に よる
﹁必 聴傷 害致 死罪 の法 廷刑 は十 五年 以下 であ る︒ 一方
︑通 常の 業務 上過 失致 死罪 の法 定刑 は五 年以 下で あり
︑ひ き 逃げ (道 交法 の救 護義 務違 反
H法
定刑 五年 以下 )や 併合 罪と して 適用 して も法 定刑 は最 大で 七年 六ヶ 月で ある
︒( 今ま での 判例 より )し たが って
︑飲 酒に よっ て事 故を 起こ した 者は
︑逃 げて 飲酒 検査 を免 れた ほう が刑 が軽 くな ると いう 矛盾 した 法律 にな って いる 救護 義葱 理反 は︑ 書場 に被 害者 を残 して 逃走 する とい
2
婆息の 危険 かっ 悪質 な行 為で あり
︑ その結果として人が死亡する可能性もある︒つまり﹃逃げ盆ということになる︒⑩そのため飲酒交通死亡事故遺族 らは
︑飲 酒・ ひ会 誕百 り犯 をよ り厳 罰化 する よう に今 も更 なる 法改 正を 求め てい る︒
165