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船山斉・伊藤正治・荻原宏二郎

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Academic year: 2021

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ベンゼンー四塩化炭素系液体混合物の密度

船山斉・伊藤正治・荻原宏二郎

Density ofBenzene‑CarbonTetrachlorideSystem

HitoshiFUNAYAMA. ShojilTO.KojiroOGIWARA (昭和49年10月31日受理)

1. 緒

雲一目

度に関しては,加成性が成り立つと仮定すると密度は次 式で表わされる。

pmix=(1一難C)PB+ZCpC (1)

(1)式より得られた計算値が図1,図2中の実線であ る。これらの図より実測値と計算値との間には,最大誤 差が1%以下の範囲内で極めてよく一致していることが わかる。

以上のことより正測溶液であるベンゼン一四塩化炭素 系液体混合物の密度に関しては,加成性があるという仮 定が妥当であると考えられ, (1)式より密度が推算できる

ことが明らかになった。

多くの物性値の中で重要なものの一つにあげられる密 度に関して,純物質については,気体・液体ともこれま で数多く実測され'), またその推算法も広く研究されて きている2)。一方,液体混合物の密度に関しては,実測 値も少なく推算式についての研究も比較的少ない。しか し,工業上取り扱うことの多い液体混合物の密度につい て,簡単な推算式を得ることは極めて有意義なことであ

る。

そこで本研究では, まず一般に正則溶液であると言わ れているベンゼン一四塩化炭素系液体混合物をIとりあ げ,その密度を実測し,簡単な推算式を導き検討した。

4. 結 言 2. 実験方法および試料

一般に正則溶液であると言われているベンゼン一四塩 化炭素系液体混合物の密度に関しては,加成性が成り立 ち,次式で推算できることを明らかにした。

pmix=(1−元C)PB+"CpC 密度は,最も簡単である比重びんによって測定した。

本実験の測定温度範囲は, 20。Cから50。Cまで10。CH 隔とし,各々の温度における最大誤差は±0.1.C以下で ある。また,試料の組成は,四塩化炭素のモル分率で,

0.0, 0.2, 0.4, 0.8, 1.0,である。

一方,用いた試料は,ベンゼン,四塩化炭素とも市販 の特級試薬であり,測定に先立ち十分脱気したものを使 用した。

使用記号 好:モル分率〔一〕

β :密度[g/cm3) 添字

B:ベンゼン C:四塩化炭素 mix:液体混合物 3. 実験結果および考察

実験結果を図1,図2に示す。図1は縦軸に密度を,

横軸に温度をとり,組成(モル分率)をパラメータとし てプロットしたものである。 この図より,密度と温度の 間には,直線関係のあることが認められた。

つぎに,図2は,縦軸に密度,横軸に組成(モル分率

)をとり,温度をパラメータとしてプロットしたもので ある。この図においても密度と組成(モル分率)の間に は,直線関係のあることが認められた。

したがって,ベンゼンー四塩化炭素系液体混合物の密

参考文献

1) InternationalCriticalTables.McGraw‑Hill, 化学便覧,丸善

2)佐藤一雄 物性定数推算法 丸善(1970)

秋田高専研究紀要第10号

(2)

ベンゼン一四塩化炭素系液体混合物の密度

63

1

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D 0.2 0.4 0.6 08 1.0

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図2密度と組成の関係

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図1 密度と温度の関係

昭和50年2月

参照

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