ウイロイドの病原性を制御する 構造ドメインの解析
(研究課題番号
05660042)
平 成
6
年度科学研究費福助金(一般研究C)
研究成果報告書平成
7
年度3
jJ研 究 代 表 者 佐 野 輝 男
〈弘前大学農学部助教授〉
研 究 代 表 者 佐 野 輝 男 研 究 経 費
平成
5
年度 平成6
年夏計
研 究 発 表
(学会館、福)
(弘前大学農学部・助教授)
エ
,
700
千円400
千円2 , 100
千円佐野輝男: ウイロイド
( V i r o i d ) / h e p a t i t i s d
との関連、ウイルス44
巻、2 7
・3 4
、1 9 9 4 .
設野輝男; ウイロイドの病原性発現機構の解析と弱帯化の可能性について、
平成
5
年度文部省特定研究 f有用敏生物資諜の探索と生物環境制御への応 用」、6 6
欄7 2
、1 9 9 4 .
石黒苑; ウイロイドの病震性についての研究 弘能大学農学部植物病理学研 究 室 平 成 る 年 度 卒 業 論 文 相 頁
(口頭発表)
Sano
,T .
,C a n d r e s s e
,T .
,Hammond
,R.W.
,D i e n e r
,T . O . and Owens
,R . A . : I n v e s t i g a t i o n o f s t r u c t u r a l d o m a i n s r e g u l a t i n g v i r o i d p a t h o g e n i c i t y . 6 t h I n t e r n a t i o n a l C o n g r e s s o f P l a n t P a t h o l o g y
芦M o n t r e a l
,Canada
,1 9
ヲ3 . 8 .
佐野輝男、石黒亮; ホップ媛北ウイロイド
(HSVd)
繕カンキツエクソ立ーテ イスウイロイド(CEVd)
間キメラウイロイドの捜製能と病原性、平成5
年東日本接物病理学会東北部会( 1
ヲ9 3 . 1 0 )
佐野輝男、石黒亮、Ow
e n s
,R.A:
ウイg
イドの病原性と講造ドメイン、第1 6
回日本分子生物学金大会(19 9 3 1 2 )
石黒亮、佐野輝男、Ow
e n s
,R.A:
ウイロイドの右末端領域(TR
ドメイン) の組換えと病徴、捜製最の変化、事成6
年度目本植物病理学会東北部会(1
9 9 4 . 1 0 )
佐野鱒男、石黒亮、Ow
e n s
,R.A . :
ウイロイドの病原性と右末端領域(TR
ド メイン)の解析、第17
四日本分子生物学会大会( 1 9 9 4 .1 2 )
日 次
第 1
章、ホップ媛化ウイロイド(HSVd)
とカンキツエクソコーチイスウイロイド(CEVd)
問キメラウイロイドの複袋詰と病原性の解析……ー……暢1
( 1 )共通の制限静索認識部位を用いた講造ドメイン組換えの機略( 2 )
実験方法A
、キメラウイロイド(HS/CE‑TR
とCE /H S‑TR)作製手J l
国 日、感染性試験(3)実験結果
A
、HS/CE.TRの惑染性B
、CE / 狂 S.TR
の感染性〈
二
C
EfHS
羽 と 郎 / 白 ・TRの複製能と病原性第
2
章、カンキツニにクソ口ーテイスウイ uイド(CEVd)
とトマトa p i c a ls t u n t
ウイ ロイド(TASVd)
間キメラウイロイドの被製能の解析 …一‑‑‑‑‑‑…闘 7(1) PCR
法による構造ドメイン組換えの概略( 2 )実験方法
A
、キメラウイ口イド(CE/AS‑TR)
作製手JI
彊 日、感染性試験( 3
)実験結果A
、CE/AS
幽TR
の感染性まとめと考察 一一一一一一一一一一一一一一一…一一…一一一一一一一
1 0 ( 1
)ウイロイドの組換えと2
次構造について( 2 )
ウイロイドのお末端領域(TRドメイン)の機能について
実験ブn ト口ール
1 、 DoubleR e s t r i c t i o n Enzyme D i g e s t i o n o f P l a s m i d DNA 2 , DNA
断片をグんから回収する方法3
、ゲルから回収したDNA
断片のLig a t i o nとPCR
による増幅4
、 トランスフォーメーション(形質転換)5
、cDNA接種試験方法 話、ウイロイド抽出法7
、DIG標識RNA
プロープによるハイプヲダイゼーション(19 9 5
,3 . 2 4
版〉8
、DIGTaQ .
Cyc l e Se Q . u e n c i n g P r o t o ω l
ウイロイドの病原性と構造ドメイン
第
1
輩、ホップ媛化ウイロイド(HSVd)
とカンキツエクYコーテイスウ イロイド(CI 三 Vd)
問キメラウイ口イドの複製誌と病原性の解折( 1
)共通の制限醇燕認識部位を用いた様透ドメイン組換えの接略CEVd
とHSVd
のcDNAには共に可変額域(V
ドメイン〉と右末端領域(TR
ドメイ ン)の境界にS a cI I
, pvu1 2
種類の制限酵素認識譲位が在り、この2
つの制限醇素を 利用して弱者のTR
ドメインを交換することが可能である。プラスミドp B l u e s c r i p tI I SK
付のBamHI部設に挿入されたHSVdのBamHl1
ユニットcDNA
(以下p B S ‑ I ‑ お ろ
と略す)と
pUC9
のBamHI
部位に挿入されたCEVd
のBamHl1
ユニットcDNA(
以 下pa15‑6
と略す)から、図1a
、1b
に示したように再ウイロイドcDNA
間でTRドメインの交換を行なって、キメラウイロイド
cDNA
クローンpBS‑HS/CE‑ TR
及 びpBS‑CE /H S ‑ TR
を作製した。(2)
実験方法A
キメラウイロイド<DNA
クローン信班活α:‑TRと丘&EII‑即時作製手!頓1 ) Bam HI ‑
pvu1
断片の謂袈供試したプラスミド
DNA
は、約5 , . . . ̲ 1 0
mlのl
晩培養抜からQI
Apr c
手Sp 出 P l a s m i d
玄 i t ( 5 0 ) (QIAGEN
社)を舟いて抽出し、最接的にl
∞u l
の減蓄蒸留水(DW)
に溶解したものを用いた。
まず、プラスミドDNAを制限酵素(Ba
mHI
とPvuI)で実験ブロトコールl
の要 領で切断した。次に、
5
協ポリアクジノレアミドゲル電気詠動(PAGE)
に積み、1
倍TAE
緩衝液、250V
、2SmAの条件で、マーカ一色素中のブロムブエノ…ルブルー(速く泳動する 方)がゲノレの4/5
謹疲移動するまで泳動した。桑化エチジウム溶波
( 1ug
/ml) でゲノレを2
脚3
分染色後、 トランスイルミネータ ー上で目的のバンドを切り取り、実験プロトコーノレ2
の要韻でゲ/レから回収した。なお、回収したDNA断片のサイズは、
pBS‑HS‑3
から186bp
と11 1bp
、pCE15‑3から245bp
と1 2 6
切であった。目 次
第 l
輩、ホップ媛化ウイロイド(HSVd)
とカン存ツこにクソコーテイスウイ口イド(CEVd)
閤キメラウイロイドの短袈能と病原性の解析一一一一…・1 ( 1
)共通の制限酵素認識部位を用いた構造ドメイン組換えの捜略( 2 )
実験方法A
、キメラウイロイド( H S / C E ‑ T R
とCEIHS‑TI
ミ)作製手1 I
頃B
、感染性試験(3
)実験結果A
、HS/CE
暢TR
の感染性 B.C
ElHS‑TR
の感染性C
、CFAS‑TR
とHS/CE
・TR
の複製能と病原性第
2
輩、カンキツこにクソローチイスウイロイド(CEVd)
とトマトa p i c a ls t u n t
ウイ ロイド(TASVd)
閤キメラウイロイドの捜製能の解薪 ー…一…ー…7 (1) PCR
法による構造ドメイン組換えの模略( 2 )
実験方法A、キメラウイロイド
( C E / A S
輔TR)
作製手l J
譲8
、感染性試験(3
)実験結果A
、CE 治 S‑TR
の感染性まとめと考察一一一一一一一…一一一…ー…ー…一一一一一一一一一一
1 0 ( 1
)ウイ口イドの組換えと2
次構造について(2)ウイロイドの右末端領域
(TR
ドメイン)の機能iこついて実験プ口トコール
し
DoubleR e s t r i c t i o n Enzyme D i g e s t i o n o f P l a s m i d DNA 2 , DNA
断片をゲノレから回収する方法3
、ゲノレから回収したDNA
断片のL i g a t i o n
とPCR
による増幅4
、 トランスフォーメーション(形費較換)5 . . cDNA
接種試験方法 G、ウイロイド抽出法7
、DIG
標 識RNA
プnーブによるハイブリダイゼーシヨン( 1 9 9 5
,3 . 2 4
按)8 、 DIGTaq
Cyc l e S e q u e n c i n g P r o t o
∞i
ウイロイドの織原性と措迄ドメイン
第
1
輩 、 ホ ッ プ 媛 化 ウ イ ロ イ ド(HSVd)
c!: jJンキツz
クソコ…テイスウ イ ロ イ ド(CEVd)
閤 キ メ ラ ウ イ ロ イ ド の 複 袈 能 と 病 原 性 の 解 析( 1
)共通の制罷静索認識部位を用いた構造ドメイン組換えの繍首長CEVd
とHSVd
のcDNAr
こは共に可変領域(V
ドメイン)と布末端韻域(TR
ドメイ ン)の境界にSac
II,行u1 2
種類の制捜酵素認識部位が在号、この2
つの事j
躍醇素を 利用して両者のTR
ドメイン在交換することが可能である。プラスミドp 日 l u e s c r i p t
IISK
付のBamHI
部位に挿入されたHSVd
のBamHl1
ユニットcDNA
(以下pBS 寸 5
・3
と略す)とpUC9
のBamHI
部位ζ
挿入されたCEVd
のBamHll
ユニットcDNA
(以 下pCE15
‑6と略す)から、図1a
、1b'
こ示したようζ i
凋ウイロイドcDNA
関ですR
ドメインの交換を行なって、キメラウイロイドcDNA
クローンpB ら H S / C E ‑ l 1
ミ及びpB ふ CEJHS‑TR
を作製した。( 2 )
実験方法A、キメラウイロイド心NA クローン包惑を&巴:rnとIffiO牙歪~TR) 作製手I1頃
1 )
Bam H
トPvuI
断片の調製供試したプラスミド
DNA
は、約5. . ̲ 1 0 m l
のl
娩培養譲からQI
Apr e pS p i n P l a s m i d
Kit ( 5 0 ) (QIAGEN
社)を用いて抽出し、最接的に1
∞u l
の滅菌蒸留水(DW)
に溶解したものを用いた。
まず、プラスミド
DNA
を制限酵素(話amHI
とPvuI)で実験プロトコ…ノレ1
の 要 領で切断した。次に、
5 %
ポリアクヲノレアミドゲ/レ電気泳動(PAGE)
に積み、 i接TAE
緩祷液、250V
、25
mAの条件で、マーカ一色素中のプロムフェノーノレプノレー(速く泳動する 方)がゲノレの4/5
程度移動するまで泳動した。臭化エチジウム溶液
( 1ug
Im l )
でグルを2
・3
分染色後、トランスイルミネータ ー上で詩的のバンドを切号取り、実験プロトコール2
の婆領でゲノレから回収した。なお、回収した
DNA
断片のサイズは、pBS‑HS‑3
から186bp
とll1bp
、pCE15‑3
から245bp
と1 2 6
切であった。ウイロイドの病原性と構造ドメイン
2)組換え中間体の作成
HSVd
の1 8 6bp
断片とCEVd
の2 4 5bp
断片、及びHSVd
の1 1 1bp
断片とCEVd
の126bp
断片をT4DNA
リガーゼで結合後、Bam HI
で切断し、p B l u e s c r i p tI I SK(
・)のBamHI
部位に挿入して、4 3 1
l::pと237
l::pの組換え中間体を作成した。大腸菌(E.∞
l i 1M 1 0 9 )
を形質転換しそれぞれ1
∞以上のコロニーを得たので、各
1 2
個を選んで、アルカリ‑SDS
法でプラスミド抽出を行い、1%
アガロースゲル電 気泳動及び5%PAGE
等で確認した結果、組換え中間体4 3 1bp
が組み込まれているも の1
クローン( 4 3 0 ‑ 9 )
、237bp
が組み込まれているもの2
クローン( 2 3 8
・4
,2 3 8 ‑ 6 )
が得られた。3)
BamHI
・S a c I I
断片の調製上記のクローン
( 4 3 0 ‑ 9
及び2 3
8‑4 )
を有する大腸菌約lOm l
の1
晩培養液からQI
Apr e p S p i n P l a s m i d
Kit
を用いてプラスミドDNA
を抽出し、最終的に1
∞叫の滅菌 蒸留水に溶解した。各プラスミド
DNA
を制限酵素(BamHI
とSacI I )
で実験プロトコール1
と同じ要 領で切断した。さらに先と同様5%PAGE
で泳動し、目的のバンドを切り取り、実 験プロトコール2
の要領でゲルから回収した。なお回収したDNA
断片のサイズは、430
・9
から287bp
と1 4 4
旬、2 3
8‑4から1 7 6
l::pと57
切であった。4) pBS‑CE 庁 IS‑TR
の作成4 3 0
・9
の287bp
断片と2 3 8
‑4の57bp
断片をT4DNA
リガーゼで結合後、BamHI
で 切断し、p B l u e s c r i p tI I SK(
・)のBamHI
部位に挿入して、pBS‑CE /H S‑TR
を作成した。大腸菌(E.∞
l i 1M 1 0 9 )
を形質転換(実験プロトコール4
)し、2
∞以上のコロ ニーを得たので、1 2
個を選んで、アルカリ‑SDS
法でプラスミド抽出を行い、1%
ア ガ ロ ー ス ゲ ル 電 気 泳 動 及 び5%PAGE
等で確認した結果、2
つ の ク ロ ー ン (pBS‑CE /H S‑TR#3
,#11)
が得られた。5) pBS‑HS/CE‑TR
の作成4 3 0 ‑ 9
の144bp
断片と238
‑4の1 7 6bp
断片をT4DNA
リガーゼで結合後、S a cI I
切 断で欠けた末端のBamHI
部位をPCR
で付加した(実験プロトコール3)
。これをウイロイドの病原性と構造ドメイン
BamHI
で切断し、pBlu
eSc r i p tI I SK(
・)のBamHI
部位に挿入して、pBS‑HS/CE‑ TR
を 作成した。大腸菌(E.∞
i 1M 1 l 0 9 )
を形質転換し2
∞以上のコロニーを得たので、1 2
個を選 んで、アルカリ‑SDS
法でプラスミド抽出を行い、1%
アガロースゲル電気泳動及ひ、5
%PAGE
等で確認した結果、5
つのクローン(pBS‑HS/CE‑TR#1
,#2
,#3
,#5
,#10)
が得られた。しかしこの各クローンの塩基配列を確認した結果、上側中央保存領域の上流に
1 3
境基の余分な配列が挿入されていることが明らかになった。この配列を除くため、p B S ‑ H S / '
仁志・TR
からBamHI
切断とPAGE
によりキメラウイロイドの全長cDNA
を 回収し、自己l i g a t i o n
後、プライマ‑HSV73M
とHSV83M
でPCR
して、1 3
塩基の 挿入配列を除去し、XmaI
で末端を切断してp B l u e s c r i p tI I SK(
・)のXmaI
部位に挿入して
2
つのクローンpBS‑HS/CE‑ TR #9
、1 6
を得た。6)
キメラウイロイドcDNA
のシークエンシング作成したキメラウイロイド
cDNA
の塩基配列は、上記の組換え体プラスミドDNA
をALFREDDNA
シークエンサー(フアルマシア社)及びDIGTaq c y c l e s e q u e n c i n g k i t
(ベーリンガ一社)等を用いて行った(実験プロトコール8)
。B
、感染性試験1) cDNA
接種試験・複製能の有無の検討A
で作成したcDNA
を合むプラスミドpBS‑CE 圧 ‑ I S‑TR#3
,#11
及 びpBS‑HS/CE
‑TR#13
,#14
をlOm l
の一晩培養液からQIAp r e p S p i n P l a s m i d
Kit
で調製し、以下の ようにBamHI
で切断してキュウリ(品種;四葉)とトマト(品種;R u t g e r s )
各1 0
本に接種した(実験プロトコール5)
。2)
ウイロイドRNA
接種試験・複製能、病原性の比較1
)で感染が認められたpBS‑C
ElHS ‑ TR
接種トマト及びpBS‑HS/CE‑ TR
接種キュ ウリから子孫ウイロイドRNA
を抽出し(実験プロトコール6)
、2M
LiO
可溶性核 酸分画を得た。これをHSVd
接種キュウリ及びCEVd
接種トマトから抽出した同分 画試料と共にリターンPAGE
にかけ、各試料に合まれるウイロイド濃度を比較し、全試料の濃度が一定になるように調節した。これを原液として
1 0
希釈液、1 0 0
倍希ウイロイドの病原性と構造ドメイン
2)組換え中間体の作成
HSVd
の1 8 6bp
断片とCEVd
の2 4 5bp
断片、及びHSVd
の1 1 1bp
断片とCEVd
の126bp
断片をT4DNA
リガーゼで結合後、Bam HI
で切断し、p B l u e
町i p tI I SK(
・)のBamHI
部位に挿入して、4 3 1t p
と237tp
の組換え中間体を作成した。大腸菌(E.∞
l i JM 1 0 9 )
を形質転換しそれぞれ1
∞以上のコロニーを得たので、各
1 2
個を選んで、アルカリ‑SDS
法でプラスミド抽出を行い、1%
アガロースゲル電 気泳動及び5%PAGE
等で確認した結果、組換え中間体4 3 1bp
が組み込まれているも の1
クローン( 4 3 0 ‑ 9 )
、237bp
が組み込まれているもの2
クローン( 2 3 8
・4
,2 3 8 ‑ 6 )
が得られた。3)
BamHI
・Sa
cII
断片の調製上記のクローン
( 4 3 0 ‑ 9
及び2 3 E ト 4 )
を有する大腸菌約lOmlの1
晩培養液からQI
Apr e p S p i n P l a s n u d
Kit
を用いてプラスミドDNA
を抽出し、最終的にl∞u l
の滅菌 蒸留水に溶解した。各プラスミド
DNA
を制限酵素(BamHI
とSac1
1)で実験プロトコール1
と同じ要 領で切断した。さらに先と同様5%PAGE
で泳動し、目的のバンドを切り取り、実 験プロトコール2
の要領でゲルから回収した。なお回収したDNA
断片のサイズは、430
・9
から287bp
と1 4 4
旬、2 3
8‑4から176tp
と57
切であった。4) pBS‑C
E!HS‑TR
の作成4 3 0 ‑ 9
の287bp
断片と238
‑4の57bp
断片をT4DNA
リガーゼで結合後、BamHI
で 切断し、p B l u e s c r i p tI I SK( ‑
)のBamHI
部位に挿入して、pBS‑CE /H S ‑ TR
を作成した。大腸菌(E.∞
l i JM 1 0 9 )
を形質転換(実験プロトコール4
)し、2
∞以上のコロ ニーを得たので、1 2
個を選んで、アルカリ・SDS
法でプラスミド抽出を行い、1%
ア ガ ロ ー ス ゲ ル 電 気 泳 動 及 び5%PAGE
等で確認した結果、2
つ の ク ロ ー ン (pBS‑CE 庁 ‑ I S‑TR#3
,#11)
が得られた。5) pBS‑HS/CE‑ TR
の作成4 3 0 ‑ 9
の144bp
断片と238
‑4の176bp
断片をT4DNA
リガーゼで結合後、S a cI I
切 断で欠けた末端のBamHI
部位をPCR
で付加した(実験プロトコール3)
。これをウイロイドの病原性と構造ドメイン
BamHI
で切断し、pBlu
eSc r i p tI I SK(
・)のBamHI
部位に挿入して、pBS‑HS/CE‑ TR
を 作成した。大腸菌(E.∞li
JM 1 0 9 )
を形質転換し2
∞以上のコロニーを得たので、1 2
個を選 んで、アルカリ‑SDS
法でプラスミド抽出を行い、1%
アガロースゲル電気泳動及び5
%PAGE
等で確認した結果、5
つのクローン(pBS‑HS/CE‑TR#l
,#2
,#3
,#5
,#10)
が得られた。しかしこの各クローンの塩基配列を確認した結果、上側中央保存領域の上流に
1 3
塩基の余分な配列が挿入されていることが明らかになった。この配列を除くため、pBS‑HS/CE‑TR
からBamHI
切断とPAGE
によりキメラウイロイドの全長cDNA
を 回収し、自己l i g a t i o n
後、プライマーHSV73M
とHSV83M
でPCR
して、1 3
塩基の 挿入配列を除去し、XmaI
で末端を切断してp B l u e s c r i p tI I SK(
‑)のXmaI
部位に挿入して
2
つのクローンpBS‑HS/CE‑TR #9
、1 6
を得た。6)
キメラウイロイドcDNA
のシークエンシング作成したキメラウイロイド
cDNA
の塩基配列は、上記の組換え体プラスミドDNA
をALFREDDNA
シークエンサー(フアルマシア社)及びDIGTaq c y c l e s e q u e n c i n g k i t
(ベーリンガ一社)等を用いて行った(実験プロトコール8)
。B、感染性試験
1) cDNA
接種試験・複製能の有無の検討A
で作成したcDNA
を含むプラスミドpBS‑CE 圧 f S ‑ TR#3
,#11
及びpBS‑HS/CE
‑TR#13
,#14
をlOmlの一晩培養液からQIAp r e p S p i n P l a s n u d
Kit
で調製し、以下の ようにB
副nHI
で切断してキュウリ(品種;四葉)とトマト(品種;R u t g e r s )
各1 0
本に接種した(実験プロトコール5
)。2)
ウイロイドRNA
接種試験・複製能、病原性の比較1
)で感染が認められたpBS‑C
E!HS‑TR
接種トマト及びpBS‑HS/CE‑ TR
接種キュ ウリから子孫ウイロイドRNA
を抽出し(実験プロトコール6)
、2Mli α
可溶性核 酸分画を得た。これをHSVd
接種キュウリ及びCEVd
接種トマトから抽出した同分 画試料と共にリターンPAGE
にかけ、各試料に合まれるウイロイド濃度を比較し、全試料の濃度が一定になるように調節した。これを原液として
1 0
希釈液、1 0 0
倍希ウイロイドの病原性と構造ドメイン
釈液を作成して接種源とし、
1
)と同様にしてキュウリとトマト各1 0
本に接種した。接種植物は、
2 5
・28C
、1 6
時間照明の培養器内で培養し、接種後5
週目まで病徴 観察を行うと共に、各個体から1
週間毎に葉を径8nun
のコルクポーラーで打ち抜き 採集した。採集した葉は接種源別に1
本の微量遠心用チューブにまとめ、子孫ウイロイドを抽出し、ウイロイド増殖量(感染葉中の濃度)の比較検定に供試した。
( 3
)実験結果A
、CEIHS‑TRの感染性BamHI
で切断したキメラウイロイドcDNA
クローンpBS
・C
ElHS‑TR
をトマト及 びキュウリに接種した結果、接種後約4週間目にトマトの上葉に脈壊痘を伴う葉巻
症状が現われ、全身に軽い媛化症状が現われた。キュウリには異常は認められなかっ た。接種
6
週間自にトマト発病個体の上葉を刈り取り、ウイロイド抽出法に準じて2M L i C I
可溶性核酸分画を得た。これをリターンPAGE
で検定したところHSVd
ともCEVd
とも異なる位置にウイロイド特有の環状RNA
のバンドが現われた。また、DIG
標識したCEVd
のRNA
プロープを用いてハイプリダイゼーシヨン法(実験プ ロトコール7)
により検定したところ陽性の反応を得た。さらにリターン
PAGE
で純化したウイロイド様環状RNA
分子をHSVd
,CEV
,dASSVd
等既知のウイロイドと8M
尿素を合む5%PAGE
で同時に泳動して分子サイズ の比較を行った結果、約 340ヌクレオチドと推定され、これはキメラウイロイドcDNA
クローンpBS‑α:JHS‑TR
から生じるキメラウイロイドのサイズとほぼ一致し た(図3
)。以上から構築したキメラウイロイドの感染がほぼ確認されたので、この
RNA
からcDNA
を合成し、p B l u e s c r i p tI I SK(
・)にクローニングして塩基配列の解析を行った。その結果、接種したキメラウイロイド
cDNA
クローンpBS‑CE /H S ‑ TR
から生じたキ メラウイロイドがトマトの中で安定に増殖していることが確認された。この新しい キメラウイロイドをCEIHS‑TRと名付けた(図1 c )
。B
、HS/CE‑TRの感染性BamHI
で切断したキメラウイロイドcDNA
クローンpBS‑HS/CE‑ TR
をトマト及ウイロイドの病原性と構造ドメイン
びキュウリに接種した結果、接種後約
3
週間目にキュウリの上葉に媛化、葉巻症状 が現われた。 トマトには異常は認められなかった。接種
6
週間目にキュウリ発病個体の上葉を刈り取り、ウイロイド抽出法に準じて2M L i C I
可溶性核酸分聞を得た。これをリターンPAGE
で検定したところHSVd
と もCEVdとも異なる位置にウイロイド特有の環状RNA
のバンドが現われた。また、DIG
標識したHSVd
のRNA
プロープを用いてハイプリダイゼーシヨン法により検 定したところ陽性の反応を得た。さらにリターン
PAGE
で純化したウイロイド様環状RNA
分子をHSVd
,CEVd
,ASSVd
等既知のウイロイドと8M
尿素を合む5%PAGEで同時に泳動して分子サイズ の比較を行った結果、約3 2 5
ヌクレオチドと推定され、これはキメラウイロイドcDNA
クローンpBS‑HS/CE‑TR
から生じるキメラウイロイドのサイズとほぼ一致し た(図3)
。以上から構築したキメラウイロイドの感染がほぼ確認されたので、この
RNA
からcDNA
を合成し、pBlue
町i p tI I SK(
ー)にクローニングして塩基配列の解析を行った。その結果、接種したキメラウイロイド
cDNA
クローンp B S ‑HS/CE‑TR
から生じたキ メラウイロイドがトマトの中で安定に増殖していることが確認された。この新しい キメラウイロイドをHS/CE‑TR
と名付けた(図1c )
。C
、CE/H S‑TRとHS/CE‑TR
の病原性と複製能前項で述ベたように
HSVd
とCEVd
閣で右末端領域(TR
ドメイン)を交換したキ メラウイロイドCE 庁 IS‑TRと HS/CE‑TR
はそれぞれトマトとキュウリで安定に増殖 することが明らかになった。そこでこの新しい2
種のキメラウイロイドの病原性と 増殖量(複製能)を検討するため、親ウイロイドであるHSVd
及びCEVd
と共にト マトとキュウリに接種した。方法で述べたように各接種源中のウイロイド濃度を一 定にし、原液とその10
倍希釈液をそれぞれトマトとキュウリ各10
本ずつに接種した。
外部病徴観察の結果得られた発病個体数の推移を図
4
に示した。HSVd
及 びHS/CE‑TR
を接種したキュウリとCEVd
及びCE /H S‑TR
を接種したトマトに媛化、葉巻、茎壊痘等の病徴が現われた。キメラウイロイドの病徴は基本的には一方の親 ウイロイドと同じで、
HS/CE
・TR
はHSVd
と、CE 圧 ‑ I S
・TR
はCEVd
とほぼ同様の病ウイロイドの病原性と構造ドメイン
釈液を作成して接種源とし、
1
)と同様にしてキュウリとトマト各1 0
本に接種した。接種植物は、 2s・
28C
、1 6
時間照明の培養器内で培養し、接種後5
週日まで病徴 観察を行うと共に、各個体から 1週間毎に葉を径 8mmのコルクポーラーで打ち抜き 採集した。採集した葉は接種源別に 1本の微量遠心用チューブにまとめ、子孫ウイロイドを抽出し、ウイロイド増殖量(感染葉中の濃度)の比較検定に供試した。
( 3
)実験結果A
、CEIHS‑TR
の感染性BamHI
で切断したキメラウイロイドcDNA
クローンpBS‑CE 庁 IS‑TR
をトマト及 びキュウリに接種した結果、接種後約4
週間目にトマトの上葉に脈壊痘を伴う葉巻 症状が現われ、全身に軽い媛化症状が現われた。キュウリには異常は認められなかっ た。接種
6
週間目にトマト発病個体の上葉を刈り取り、ウイロイド抽出法に準じて2M L i C l
可溶性核酸分画を得た。これをリターンPAGE
で検定したところHSVd
ともCEVd
とも異なる位置にウイロイド特有の環状RNA
のバンドが現われた。また、DIG
標識したCEVd
のRNA
プロープを用いてハイプリダイゼーション法(実験プ ロトコール7)
により検定したところ陽性の反応を得た。さらにリターン
PAGE
で純化したウイロイド様環状RNA
分子をHSVd
,CEV
,dASSVd
等既知のウイロイドと8M
尿素を合む5%PAGE
で同時に泳動して分子サイズ の比較を行った結果、約3 4 0
ヌクレオチドと推定され、これはキメラウイロイドcDNA
クローンpBS‑CEIHS‑ TR
から生じるキメラウイロイドのサイズとほぼ一致し た(図3)
。以上から構築したキメラウイロイドの感染がほぼ確認されたので、この
RNA
からcDNA
を合成し、p B l u e s
ぽi p t1 1 SK(
・)にクローニングして塩基配列の解析を行った。その結果、接種したキメラウイロイド
cDNA
クローンpBS
・CEIHS
・TR
から生じたキ メラウイロイドがトマトの中で安定に増殖していることが確認された。この新しい キメラウイロイドをCEIHS‑TR
と名付けた(図1c )
。B
、HS/CE
・TR
の感染性BamHI
で切断したキメラウイロイドcDNA
クローンpBS‑HS/CE‑ TR
をトマト及ウイロイドの病原性と構造ドメイン
びキュウリに接種した結果、接種後約
3
週間目にキュウリの上葉に媛化、葉巻症状 が現われた。 トマトには異常は認められなかった。接種
6
週間目にキュウリ発病個体の上葉を刈り取り、ウイロイド抽出法に準じて2M L i C l
可溶性核酸分画を得た。これをリターンPAGE
で検定したととろHSVd
と もCEVd
とも異なる位置にウイロイド特有の環状RNA
のバンドが現われた。また、DIG
標識したHSVd
のRNA
プロープを用いてハイプリダイゼーション法により検 定したところ陽性の反応を得た。さらにリターン
PAGE
で純化したウイロイド様環状RNA
分子をHSVd
,CEVd
,ASSVd
等既知のウイロイドと8M
尿素を合む5%PAGE
で同時に泳動して分子サイズ の比較を行った結果、約 325ヌクレオチドと推定され、これはキメラウイロイドcDNA
クローンpBS‑HS/CE‑TR
から生じるキメラウイロイドのサイズとほぼ一致し た(図3
)。以上から構築したキメラウイロイドの感染がほぼ確認されたので、この
RNA
からcDNA
を合成し、p B l u e s c r i p t1 1 SK(
・)にクローニングして塩基配列の解析を行った。その結果、接種したキメラウイロイド
cDNA
クローンp B S ‑HS/CE‑ TR
から生じたキ メラウイロイドがトマトの中で安定に増殖しているととが確認された。この新しい キメラウイロイドをHS/CE‑TR
と名付けた(図1c )
。C
、CEIHS‑TR
とHS/CE‑TR
の病原性と複製能前項で述べたように
HSVd
とCEVd
間で右末端領域(TR
ドメイン)を交換したキ メラウイロイドC
F1HS‑TR
とHS/CE‑TR
はそれぞれトマトとキュウリで安定に増殖 することが明らかになった。そこでこの新しい2
種のキメラウイロイドの病原性と 増殖量(複製能)を検討するため、親ウイロイドであるHSVd
及びCEVd
と共にト マトとキュウりに接種した。方法で述ベたように各接種源中のウイロイド濃度を一 定にし、原液とその10
倍希釈液をそれぞれトマトとキュウリ各10
本ずつに接種した。
外 部 病 徴 観 察 の 結 果 得 ら れ た 発 病 個 体 数 の 推 移 を 図
4
に示した。HSVd
及 びHS/CE‑TR
を接種したキュウリとCEVd
及びCE 庁 ‑ I S
・TR
を接種したトマトに媛化、葉巻、茎壊症等の病徴が現われた。キメラウイロイドの病徴は基本的には一方の親 ウイロイドと同じで、
HS/CE‑TR
はHSVd
と、CE 圧 ‑ I S‑TR
はCEVd
とほぼ同様の病ウイロイドの病原性と構造ドメイン
徴を示した。しかし、キメラウイロイドの病徴発現は親ウイロイド比較べ明らかに 退く、親ウイロイドの 10信希釈接種諜と間程度の病原性と考えられた。このキメ ラウイロイドの病第性の低下は増難童(複製能〕の議下によるものと考えられ、接 種縞物から経時的に試料を採集してハイプヲダイゼーシヨンにより検定した結果は、
感染植物中のキメラウイロイド漫度が親ウイ口イドに較べ1遅問緯度遅れて立ち上 がってくることを示した〈国
5
)。つまりキメラウイロイドはTR
ドメインの交換 により増嫌量(護製能)が低下し、その結果として発病が濡れたことを意味してお り、TR
ドメインはウイ口イドの増嫌最(被袈能)に強く関与しているものと考えら れた.また
CEVd
及びα lHS‑TR
を接種したキュウりと、HSVd
及びH S / C E ‑ T R
を接種 したトマトには外部病撤観察では異常が認められなかった(図的。しかしこれ らの接種撞物から先と同様iこ経時的に試料を採集してハイプヲダイゼーション検定 を狩なった結果、興味深いことにいずれの植物からも接種した各キメラウイロイド 或はウイロイドの感染が確認され、無病被感染していることが確認された。感染植 物 体 中 の 各 ウ イ ロ イ ド の 増 殖 蓋 は キ ュ ウ リ で はHSVd
、H S / C
らす良、CEVd
、CE /H S ‑ I R
,の1 1
冨に多く、HSVd
を1
∞とした時以下1 1
聞に5 0
、50‑0
、1‑0
であった。またトマトでは
CEVd
、C E I H S ‑ T R
、HSVd
、HS
だE ‑ T R
の順に多く、CEVd
をl
∞ とした時以下服に2 5
、5 " 1 ‑ ‑ 0
であった。ただし、接種試験は2
度、部分的には3
度繰り返して行なったが、CEVd‑
キュウリ、C
FiHS ‑ T R ‑
キュウリ及びH S / C R ‑ T R
・トマトの場合はよく増殖する場合とほとんど増殖が認められない場合があり、増殖 量が一定せず、さらに検討を要する。
ウイロイドの病原牲と講造ドメイン
第
2j
君、カンキツ広クソ3
ーテイスウイロイド(CEVd)
左トマトa p i c a l s t u n tウイロイド間キメラウイロイドの複製能の解析
( 1 ) PCR
法による構造ドメイン組換えの概略CEVd
やHSVd
の場合と異なり、TASVd
のcDNAの可変領域(V
ドメイン)と右末 端領域(TR
ドメイン)の境界には2
次構造下方のpvu1
謡識部位は存症するが、上 側のS a c
II認識部位が存在しない。従って市j
限酵素のみで・両者のTR
ドメインを交換 することが出来ない。そこで本試験では図2に示したように4種類のPむ
R用ブライ マ…を作成し、CEVd‑cDNA
のTRドメインを TASVd‑cDNA
のTRドメインで
換し、キメラウイロイドcDNA
クローンp
部・CFJAS‑τR
を作製した。(2
)実験方法A
、キメラウイロイドcDNA
クローン( p B S ‑ C E / A S ‑ T R l )
作製手I J
置換拭したブラスミド
DNA
は、約5
‑lOmIの1
晩培養抜からQIAPrepSp i n P l a s m i d
悶
t
を用いて抽出し、最終的に1∞u l
の滅菌蒸留水記溶解したものを用いた。上記の方法で抽出した
TASVd
の会長cDNA
を含むプラスミドpA
おそ詩型にして プライマ‑ C
五AS
・1 3 5 P
とCEAS・229M
でPCRを荷ないTASVd
のTR
ドメインに対諒 する95
切を、またaVdの全長cDNA
を合むプラスミドp 句 1 5 ‑ 6
を鋳型にしてプラ イマーCEV
・1
とCEV‑149M
でPCRを行ないCEVd
の2
次構造上郷123bp
を増幅した(関
2a )
。なおPCR
は、T t hDNA p o l y m e r
ぉe
を用い、5 0u l
の反応系で94C
,5 m i n .
を1
サイクル、94C
,1 m i n .
働55C
,2 m i n .
・72C
,3m i n .
をおサイクノレ、72C
,7m i n .
1サイクノレ 行なった。
上記の
PCR
反本液の2
・5u l
を5 協 PAGE
で検定した結果、共に期待される長さの単一
DNA
断片の増幅が確認されたので、各PCR反応液2u l
をブライマ…CEV‑l
とCEAS‑229M
でPCR
して2
つのDNA
断片を結合させCEVdとTASVd
のキメラ2 0 3
ゅ のDNA
断片を増幅した(図2a )
。なおPCR
は上記の方法に準じて行なったが、ア ニーリング温度を55C
から40Cf
こ下げて行必った。上記の
PCR
反応壊の2‑ 5 u l
を5%PAGE
で検定した結果、期待される長さのDNA
断片の増幅が確認されたので、残りのPCR
反応物をエタノール沈殿後、BamHI
と行
uI
で切断した(実験ブロトコール1 )
。反応液をフェノーf
レ抽出後エタノーノレ沈ウイロイドの病原性と構造ドメイン
設を示した。しかし、キメラウイロイドの病徴発現は親ウイロイドに較べ明らかに 遅く、競ウイロイドの
10
信希釈接種諜と持程度の病原佳と考えられた。このキメ ラウイロイドの熊原性の低下は増鶏量(複製能〉の低下によるものと考えられ、接 種椋物から経時的に試料を採集してハイプリダイゼーションにより検定した結果は、感染縞物中のキメラウイロイド濃度が親ウイロイドに較べl遇関軽度遅れて立ち がってくることを示した(図
5)
。つまりキメラウイロイドはTRドメインの交換
により増殖量(援袈能)が低下し、その結果として発病が漣れたことを意味してお り、TRドメインはウイロイドの増殖量(複製能)に強く関与しているものと考えら
れた。また
CEVd
及びCEIHS‑TR
を接種したキュウリと、HSVdl
えびHS/CE
句TR
を接種 したトマトには外部病徴観察では異常が認められなかった(図付。しかし、これ らの接種議物から先と同様に経持的に試料を採集してハイプリダイゼーション検定 を行なった結果、興味深いことにいずれの植物からも接種した各キメラウイロイド 戒はウイロイドの感染が確認、され、無病徴感染していることが確認された。感染植 物 体 中 の 各 ウ イ ロ イ ド の 増 殖 議 は キ ュ ウ り で は 司SVd、HS/CιTR
、CEVd
、C
ElHS‑TR
の} I I
匝に多く、HSVd
を1
∞とした時以下順に5 0
、50‑0
、1‑‑0であった。またトマトでは
CEVd
、CE丘‑IS‑TR
、HSVd
、HSだ E‑T
玖の1 I
聞に多く、CEVd
を1∞ とした時以下"闘に2 5
、5,1‑0
であった。ただし、接種試験は2
度、部分的には3
度繰り返して行なったが、CEVι
キュウリ、C F . / H S‑TR
・キュウリ及びHS/CR‑
1R‑トマトの場合はよく増殖する場合とほとんど増殖が認められない場合があち、増殖 量が一定せず、さらに検討を要する。
ウイロイドの病原性と講造ドメイン
第
2
章、カンキツ且クソコ…テイスウイロイ F(CEVd)
とトマトa p i c a l s t u n tウイロイド関キメラウイロイドの複製能の解折
( 1 ) PCR
法による講造ドメイン総換えの慨略CEVd
やHSVd
の場合と異な号、TASVd
のcDNAの可変領域(V
ドメイン)と右末 端領域(TR
ドメイン)の境界には 2次構造下方のpvu1認識部位は存在するが、上 舗のS a c
II認識部泣が存在しない。従って制限酵素のみで両者のTR
ドメインを交換 することが出来ない。そこで本試験では国2
に示したように4
種類のPCR
用プライ マ…を作成し、CEVd
幽cDNA
のTRドメイン安 TASVd‑cDNA
のTRドメインで援
換し、キメラウイロイドcDNA
クローンpBS
・C
町' A S
・1
立を作製した。(2
)実験方法A
、キメラウイ口イドcDNA
クローン(pBS‑CE/AS‑TR
l)作製手I J
彊供試したプラスミド
DNA
は、約5‑10 m l
の1
腕培養液からQ
IApr e pSp 泊 P l a s m i d
応 t
を用いて描出し、最終的i こ 1 0 0u l
の滅菌蒸環水に溶解したものを用いた。上記の方法で抽出したTASVdの全長
cDNA
を含むプラスミドpAS6
を鋳型にして プライマ‑CEAS‑135P
とCEAS・229M
でPCRを行ないす'ASVd
のTR
ドメインに対応 する95
切を、またCEVdの全長cDNA
を合むプラスミドpCE15‑6
を鋳型にしてプラ イマ‑CEV
・1
とCEV
・149M
でPC
哀を行ないCEVd
の2
次構造上欝123bp
を増幅した(関
2a )
。なおPCR
誌、T t hDNA p o l y m e r a s e
を用い、5 0u l
の反応系で94C
,5 m
祉をと1
サイクル、94C
,1 m i n .
嶋55C
,2 m i n .
・72C
,3 m i n .
をおすイクノレ、72C
,7m i n .
1サイクfレ行なった,
上記の
PCR
反応液の2‑ 5 u l
を5%PAGEで検定した結果、共に期待される長さの単‑DNA
断片の増輔が確認されたので、各PCR反応譲2u l
をプライマーCEV‑l
と CEAS-229M で PCR して 2 つの DNA断片を結合させCEVd と TASVd のキメラ 203~の
DNA
断片を増幅した{図2a )
。なおPCR
は上記の方法に準じて行なったが、ア ニーリング湿度を55C
から40C
に下げて行なった。上記の