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第2学年2組 国語科学習指導案

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Academic year: 2021

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第2学年2組 国語科学習指導案

著者 中村 晋

雑誌名 平成30年度 希望の未来を拓く資質・能力の育成(

三年次)指導案集 

平成30年度

ページ 1‑4

発行年 2018‑10‑04

出版者 静岡大学教育学部附属浜松中学校 

URL http://hdl.handle.net/10297/00025739

(2)

2

学年

2

組 国 語 科 学 習 指 導 案

指 導 者 中 村 晋 学習のくくり「詩の世界J(3 0時間)

共通テーマを軸とした教科カリキュラムの構想図 盟諸科

3

年間でめざす姿

。国語(言葉)を通して,思いや考えを豊かに受け取り豊かに表現したり,情報や意 I

I

上段:学習の 見を正確に理解し適切に表現したりする生徒

I  I 

I  I 

くくり名

O国語(言葉)に対する認識を深めながら,常によりよい読註体(言葉の使い手)

I下段:共通テーマ としての生活形成をめざし,自分の世界を広げていく生徒

I  I 

国語科

3

年間の共通テーマ

国語(言葉)に対する認識を深め,ものの見方・考え方・感じ方を高めることによってたどり着く,言葉 の魅力とは

⑧言葉のカ

国語(言葉)に対する認識を深め,ものの見方・考え方・感じ方を高めることによってたと、り着く,

言葉の魅力とは

⑤説得する言葉・納得する言葉 説得力があり,聞き手の納得や向 意が得られる話の構成や展開,表 現の仕方や話し方でコミュニケー ションをすることの意義や価値と

⑦思いをつづる

随筆に込められた筆者の感動 や思いにふれたり自分ならで

はの表現を用いて随筆を書い │繍歌・俳句の魅力を探る たりすることによる,広がり │いにしえより読み継がれる短 のあるものの見方や考え方 │歌・俳句の魅力を探ることで さらに理想とする生き方とは │見いだすことができる日本人

4の言葉に対する美意識とは

. . . t

"......a..EEz

. . . 1

.....aa...............E...E...

②筋道を立てて自分の考えを 論じよう

筋道の通った文章の展開や内容 とは何かをとらえて,コミュニ ケーションをすることの意義や 価値とは

論理的言語

①日本語の魅力を探ろう

制知語の世界・小説の世界 優れた物語・小説を読み味わ

うことで自分の感性が磨か れ,ものの見方や考え方が広 がることにより見いだすこと ができる作品の価値や魅力と

文学的言語(散文) 文学的言語(韻文)

3

年間かけて探っていく言葉の世界にふれることで見えてくる,言葉のよさとは

(3)

学 習 の く く り 「 詩 の 世 界Jについて ) 学 習 の 構 想 表

育 成 す る 資 質 ・ 能 力 の 要 素 と

学 習 活 動 階層レベル

( 下 線 部 は 本 時 の 学 習 場 面 )

スガ 《共通テーマと共通課題の理解》

。様々な詩を読み,詩とは表現の自由度が高いことや,言葉が選び

( 2  

抜かれて表現されていることをとらえる。また,自分が気に入つ

、 ‑ " /た詩について,仲間に紹介したり,そのよさについて考えたりす ることで共通テーマと共通課題を理解する。 (2) 

げ イ

詩るメ。三好達治の「雪」や寺山鯵司の「てがみ」を読み,言葉を手がか りにしながら広げた作品世界のイメージを,仲間と伝え合う。

..  :/ 

4 (4 ) 

) 広

た 常

0

日常に存在する些細な出来事から作られた詩を読み,作者が詩を 作る際にこだわった表現技法や,どのような視点でテーマをとら

( 活 えているかを話し合う。 (4)

、6

0

日常の出来事から作られた詩から読み取ったことを生かして,身 の回りの物事をテーマに詩を書き,仲間と紹介し合う。(2 

or挨拶」を読み,世の中に向けた強い思いをもって作られた詩か IL' 

ら感じ取ったことを話し合いながら詩を読み深め,作者がどのよ

ι 

? うな言葉で思いを表現しているのか検討する。(2 

or私を束ねないで」を読み,これまでに学んできたことを生かし

'

2 2  

班の仲間と話し合いながら,表現の効果についてまとめる。

../ (本時 2/3)

れ 人 。まど・みちおの作品を多読することで,作品に表れている作者の た吋観 ものの見方や考え方についてまとめる。自分たちが作品から考え

Z

たまど・みちおのものの見方や考え方を共脊し,詩を通してどの ) 表 ような世界観を表しているかを話し合う。 (4)

( 古 。漢文の基本的な読み方について知る。(

1  ) 

3の 。孟浩然・杜甫・李白の詩を読み,なぜ漢詩が現代の日本で読まれ ) 詩 続けているのかをまとめる。(2 

《追究課題の設定》

( す

0

共通課題を受けた追究課題の設定(

1  ) 

自分たち独自の詩集を編むために,私が心を動かされた詩をテー マに詩を一つ選択し,追究課題を明確にする。

J i

《追究活動~<t交流活動》

Af 。詩集作りに向けて,詩を読み込み,その魅力を考える。(2 

。これまでの学習で広がった詩の魅力について,自分が選択した詩 を用いながら語り合う。(

1  ) 

《交流活動~<t振り返りの記述~<t振り返りの記述の交流》

。これまでの学習を振り返り,共通テーマに対する自己の最適解を まとめたり,仲間との交流を通して考えを深めたりする。(2 

【期待する生徒の表れ}

AA ‑詩を読むことで,それまでの自分になかった新たなものの見方や 考え方をもっととができるようになると実感し記述している。

/' ‑自分の思いを凝縮させた言葉を生み出し,それによって自分を表

現することができるものが詩であるという考えを記述している。

など

知識

スキル

情 意

口J1:.' 

2  一 出 ー 』 ー ー

2  一

2  2  2  2 

2  2  2  2  2 

3  一 3  3  3 

2  2  2  2 

3  一 ー ー ー 四 ー

3  3 

3  一 3  3  3 

2  2  3  2  3  3 

3  一 3  3  3 

3  一

4  4  2  3 

(4)

)本学習のくくりでめざす生徒の姿とその姿に迫るための具体的な手だて

本学習のくくりは,詩によって思いを表現することの意義や価値について考えさせることをねらいと している。生徒たちは前学習のくくりにおいて, I筋道立てて自分の考えを論じる」という学びをした。

そこでは,理路整然と書かれた理論的な文章はだれにでも通じるものであり,理解もされやすいという ことを学んだ。本学習のくくりにおいては,自分が感じたことや,強い思いを表現する際には,筋道立 てて記述するという方法だけでなく,感性にもとづいた自由な表現によって自分の思いを効果的に伝え る方法があるということに気づかせたい。詩とは,作者のものの見方や考え方,時には人生観までもが,

様々な表現方法を用いて言葉で表されるものであり,作者なりの自由な表現によって読者に思いを届け ることができる。また,日常での些細な発見に対する詩もあれば,世の中や特定の個人に向けられた作 者の強い思いを表現する詩もある。本学習のくくりおいて,詩の作り手が直接的な言い由しだけでなく,

比喰や強調,腕曲的な言葉を用いることで,自身の思いを豊かに表現できるこということを,生徒たち に様々な形態の詩を読ませることで気っかせたい。また,詩を読むことによって新たなものの見方や考 え方を発見できることの喜びを味わわせたい。それにより,自分自身の思いを豊かに表現するための一 つの手段として詩のような韻文が今も残り続けていることに気づくとともに,自己表現や,自己のもの の見方や考え方を広げる一つの手段として,詩に親もうとする態度を育てていきたい。

そこで,本学習のくくりでめざす生徒の姿を次のように設定する。

自分が探してきた詩に込められた作者の心情や表現のこだわりをとらえることで見いだした作品 の魅力を,仲間と語り合って深めることで見えてくる,詩で表現することの意義や価値を認識してい る生徒

本学習のくくりでは,上記のめざす生徒の姿に迫るために,次の学習活動に取り組ませる。

まずガイダンスにおいて,様々な詩に触れることで,詩とは何かしらの定型がある訳ではなく,作者 によってその表現の仕方も言葉の使い方も多岐にわたるものであり,同じようなテーマで作られた詩で も,作者によって全く異なる詩が作られるのだということを実感させる。また,提示された詩の表現を 簡素化したり,違う表現にしたりするだけで,詩から受けるイメージが変化することを実感させる。そ して,様々な詩の中から一つを選択し,その詩の魅力や作者が表現しようとしたことを考えさせ,班の 仲間に向けて紹介する活動に取り組ませる。さらに,本学習のくくりの共通テーマや共通課題を提示し,

おぼろげながらに学習内容を理解させる。また,学習計画表を示し,今後の学習の見通しをもたせる。

次に,つかむ学習では,詩の作品世界のイメージを広げたり,表現技法や心情描写などに注目させた りしながら学びを展開させる。まず, I

J

(三好達治)や「てがみ

J

(寺山修司)を読むことで,詩を読 む際には言葉をもとに想像することが重要であると気づかせ,主体的な学びを実現させる。次に,日常 生活における気づきをテーマに表現技法を用いて書かれた詩として, I誕生日

J

(草野心平)や「冬が来

J

(高村光太郎)等を,作者の強い思いが心情描写で書かれた詩として「挨拶

J

(石垣りん) Iわたしを 束ねないで

J

(新川和江)を読ませる。作者が日常生活の中でもった考えや作者が抱えている強い思い が,どのような言葉で効果的に表現されているのかを考えさせることで,それらの言葉を手がかりに作 品の世界に深く浸らせる。そして,まど・みちおの作品を多読させ,詩には作者のものの見方や考え方 が表れていることに気づかせたい。詩とは作者が自由な発想のもと,自由な形式で表現できるものであ り,詩の受け止め方も読者に委ねられている一面があると考える。そこで,それぞれの作品に込められ た思いや,作品そのものものの魅力について,仲間との意見交流に積極的に取り組ませ詩に対する様々 な読み方や,受け止め方の違いを感じさせながら対話的な学びを実現させる。ただし 自由な詩の受け 止め方をさせていく一方で,それぞれの作品で使われる言葉に注目させ どのような言葉選びをしてい るかを考えながら読むように指導していく。

追究する学習では,自分自身の心に響くお気に入りの詩を見つけ,その魅力について仲間同士で語り 合うことで,詩で表現することの意義や価値についての自己の考えを深めさせる。また,つなげる学習 では,学習内容のまとまりごと書き留めさせてきた共通テーマに対する気づきのメモも参考にさせなが

ら,これまでの学習全体を振り返らせ,自分なりの考えを深めさせることで最適解を見いださせる。

(3 

)本学習のくくりの共通テーマと共通課題 共通テーマ

│ 

│詩に込められた作者の心情や表現をとらえ 作品の魅力γ迫ることで感じら

( 2 2 r r

の│れる,詩で表現する意義や価値とは(レベん回) 共通課題 │私の心に響く詩を見つけ,その魅力を語り,詩集を編もう。

(5)

本時について(本時

16/30) (  1 

)本時の目標

[読むこと)

観点をもって作品を読み,仲間と話し合いながら読みを深めることで,作品に 表れた表現の効果について考えたことをまとめることができる。

(広吉司×応司 . I E 3

1> 

(2)

学習過程

欝生徒の活動 ※期待する生徒の表れ

│ 

・指導上の留意点 。支援

く〉評価

鯵前時の学習内容を確認する。

I

.前時で考えた「わたしを束ねないでJに込められたお およそのメッセージや,自分たちが付雲に書き出した

ことを振り返らせる。

議参学習課題を確認し,本時の見通しをも

1 1

  新川和江が「わたしを束ねない?」に込めた表現の効果についてまとめよう。 11

4

人班を組んでどのような表現に注目

I

.すぐに話し合うのではなく,まずは意見を集めるよう したかを説明しながら,自分が書いた付│ に指示する。

築を模造紙に貼る。

I

・同じ表現に注目した付築が出た際には,意見をーカ所 にまとめるように指示する。

義勢模造紙に貼られた付築を見ながら,注目 した表現には,どのような効果があるの か話し合い,模造紙にまとめる。

懇話し合ったことをもとに,作品の表現の 効果についてワークシートに書く。

※観点をもって作品を読み,仲間と話 し合いながら読みを深めることで,

作品に表れた表現の効果について考 えたことをまとめている。

欝代表のグループが全体に発表する。

警警本時の学習を振り返り,共通テーマにつ いて考えたことや気づいたことを学習 計画表の「気づきのメモ」に記入する。

0

付築が少ない班には,出た意見で話合いをしながら,

必要に応じて付築を増やしていくようにうながす。

‑付築を貼り終えたところで話し合うための論点を2 つに絞るように指示する。

‑話合いをしながら付築を移動させ,間意見の付築でグ ループ化したり,話し合いながら考えたことを余白に 簡潔に書き込んだりしていくように指示する。

。話合いが進まない班には,付築に書かれた言葉によっ て,読者である自分たちがどのような気分になったの かを話し合わせることで,効果に意識を向けさせる。

O

詩のメッセージ性に関する話題に偏っているグルー プには,そのようなメッセージ性がどのような言葉に よって伝わっているのかを考えるようにうながす。

‑ワークシートに,作品の表現の効果について,話合い を通して考えたことをまとめるように指示する。

0

まとめが上手く書けない生徒には班で話し合ったこ との中でも,自分が特に注目したことをもとにして書 くように助言する。

0早く書き終わった生徒には班でまとめたことを次時 の授業でどのように発表するかを考えておくように うながす。

‑全体で考えを共存したい内容について話し合うこと ができていた班を指名する。

く〉本持の目標について※印のような生徒の表れが見ら れたか。

参照

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