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生活科における「価値ある体験・活動」を考える 

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(1)

生活科における「価値ある体験・活動」を考える 

−「おうちのひとのしごと」(小学校1年)の授業 づくり−

著者 倉持 祐二

雑誌名 教育実践研究指導センター研究紀要

巻 4

ページ 147‑156

発行年 1995‑03‑31

URL http://hdl.handle.net/10105/4405

(2)

−「おうちのひとのしごと」(小学校1年)の授業づくり−

倉持 祐二

(附属小学校)

文部省が示す「生活科」も、教師の指導性を全面に出さない体験や活動の重視がさけばれた時 期から1)、今では「楽しいだけではだめ」「教えるのは教師の仕事」「価値ある体験や活動を重 視」2)と言われるように、「生活科」の授業づくりのあり方を根本的に変えざるをえなくなってき ている。その背景には、文部省「生活科」そのものがかかえる問題点があったことは確かだが、

ここで注目したいのは、「生活科」における「体験や活動」の取り扱いが大きく変化したことであ る。「価値ある体験や活動」とは何か、どうあるべきかを、「おうちのひとのしごと」の実践の中 で提起しようと試みた。授業には改良すべき課題がいくつか残されているにしても、生活科の授 業づくりにおいては、教師が自然や社会の認識につながるような意味のある体験や活動を意図的

に組織することが「価値ある体験や活動」につながると指摘できる。

Key Words:生活科、価値ある体験、活動 1.はじめに

教科書に示されている「おうちのひとのしごと」を例にして考えてみたい。ほとんどの教科書 の指導の流れは、「家族の紹介」に始まり、「おうちのひとの仕事調べ」から「自分でできる仕事 を見つけ」、「手伝いをしよう」となっている。子どもたちにとっては、授業が始まるとすぐに、

「仕事を手伝う」ことが要求される。家事労働の意味や喜びとは無縁なところで、子どもたちは仕 事を押しつけられていく。

「手伝い」という名の形だけの活動や体験では、ほんとうの意味での家事労働の体験や活動に は結びつかない。それゆえ、はめてもらえるから仕事をすることはあっても、自らすすんで仕事 に取り組むとはどうしても恩えない。これでは、子どもたちに生活する力を育てたことにはなら ないだろう。

「おうちのひとのしごと」では、子どもたちを「家庭やくらしの主人公」に育てるきっかけを つくっていきたい。家事労働の喜びを味わわせ、家事労働の意味をつかませる努力があってこそ、

自らが生活する力も身につくだろう。そのために、次のような体験や活動を実践の中にもりこん だ。

(1)子どもたちによる家事労働そのものの体験

(2)「見える仕事」から「見えない仕事」をさぐる調査活動

家事労働の体験や調査活動と子どもの家事労働に対する認識を結びつけた実践を提起したい。

Ⅱ.「おうちのひとのしごと」の授業づくり

1.「おうちのひとのしごと」に対する父母の声を集める

(3)

この実践の舞台となるのは、子どもたちそれぞれの家庭である。それゆえ、父母の声が実践を 後押しする力になる。実践を始めるにあたって、父母にアンケートをとることにした。(資料A 参照)すべての父母の協力があり、さまざまな角度から実践に対する期待が寄せられた。

過半数の父母が、家事の中では食事づくりが一番たいへんな仕事だけれども、やりがいのある 仕事であると感じているようだった。

(食事づくりがたいへんだという理由)

毎日のことだから、家族の健康、栄養、好ききらいを考えると、何を作ろうかと考えてしま い、なかなかむずかしい。

(食事づくりが家事のなかで一番楽しいという理由)

子どもたちが手伝ってくれて、できあがった料理をみんなで食べたらすごくおいしい。

たとえば、「おいしいね」とか「ありがとう」など、感謝の気持ちをことばや態度で表現さ れたとき。

父母の声を聞いて、食事づくりを実践の中心にすえてみようと考えた。

(4)

(資料A:父母へのアンケート)

せいかつの学習 rおうちのひとのしごとJのためのアンケ ̄ト

奈良教育大学付嵐小学校1年

児童氏名(

〔おわがい〕

rぉぅぅのひとのしごと_の学習は、次のような内容でとりくんでいきたいと考えて L jI r.

① 家庭では、寮族がそれぞれの仕事を分但し協力して、毎日のくらしをつくって いることをわからせる。

⑧ 毎日のくらしの中にはいろいろな仕事があり、家庭によって、いつ、だれが、

どの仕事をするのかには、うがいがあることをわからせる.

③ 父母の仕事が、昌分の生活とそうかかわっているのかに気づかせ・家族の ̄員 として協力することが必要であることをわからせる.

子どもたちにも、お父さん・お母さんによく柿き、また家族がする仕事を見たり、l っしよにしたりして、絵や作文にあらわしながら学習させていこうと思っています・そ の前に、おうちの方の家での仕事の実態や家事労働に対する考えをぜひⅦかせてほしい のです。この資料をもとにして、学習I十面を立てていきます.必要以外は公表しません ので、正直に、ありのままに教えてくださ一、.なお、アンケートをもとに、個別におう ちの方におたずねすることがあるかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。

匿⊥」メ29日(火)までに祖任まで提出してください・

1 家事について

(1)家事には、1日どんなものがありますか。靭・展・夜と3つに分けて、おおまかに している時間帯に書き込んでください。(食事作り、洗濯、そうじ、ふろ洗い、育児 など、家庭によってもちがうでしょうから、あるだけ書いてください)

朝 (例こ洗濯)

(5)家事労働を担っている伽から、チビもたちに知ってほしいことは何ですか。知って ほしいことを具体的に書いてください。

え 職業労働について

A.職業労働についておられるお母さんに

こ1、どんな仕事をもっておられますか. く例〉会社づとめ、○○のパート

C21なぜ、その仕事をしておられますれ く例〉裔尭上、家計のたしに、仕事が楽しい

(3)家事と両立しなければなりませんが、そこをどうされていますか.工夫していると ころを教えてください.

絶 家事労働と職業労働とを両立させることについて、日ごろ悩んでおられること、楽 しいこと、意気込みなど、あれは響いてください.

(51今後その仕事をつづけたいと思いますか。次の中から選んで○をつけてください.

また、その埋ぬも教えてください。

() つづけたい

( ) 仕事をかえたい

( ) できたらやめたい

【その理由】

ニ夜 (例・食事づくり)

(2〕家事の中で、何が一書たい<んですかり また、それはどうしてですか?

(一番たいへんな仕事)

(その現車)

治)家事について、今後こうしたいとか、こんなところが合理化されるとよいとか、家 族にこうしてほしいとか、思うところを書いてください.

CAl 家事で一番楽しいこと(うれしいこと)は何ですか.(楽しくなければそう書いて ください)

B.今、機業労働についておられないお母さんに く1それはどうしてですか。次の中から選んで○をつけてください。

( ) あまり外へ出て働きたいと思わない

() 魅力ある仕事がない

( ) 経済的にさしせまっていない

() 家事・子育てで手がいっぱい

(2)今後、機会があれば仕事につきたいと思いますか。次の中から選んで○をつけてく ださい.

( ) 仕事につきたい

( ) 仕事につきたいとは思わない

( ) わからない

a その他、rおうちのひとのしごとJの学菅に維持すること、ぜひとりくんでほしい こと、日頃考えてることなどあれば、自由に書いてください。

2.低学年社会科の実践「家族の仕事」を検討する

家族の仕事を扱った従来の実践の特徴は、「仕事」を大きく家事労働と職業労働の二つに分けた 指導にあった。「家族がくらしていくのにどちらも大切である」という教師の思いとは裏腹に、次 のような認識を子どもたちに与えてしまうことが多かったのではないだろうか。

(5)

① お 母 さん の 仕 事 =家 事 労 働 = お金 が も らい な い =社 会 と はつ なが らな い

② お父 さん の 仕事 =賃 金 労 働 =お 金 が も らえ る =社 会 とつ な が って い る

「お金がもらえるか、もらえないか」で、家族の仕事を分けると、無意識のうちに①よりも② の方が価値が高いということを子どもたちに植え付けてしまいかねない。それは、これまでの低 学年社会科での「家族の仕事」の学習の中で、男女の役割分担を肯定的に扱っていたこと、労働 に対する見返りと金銭とを直接結びつけていたことなど、特に家事労働に対する解釈に根本的な 問題があった。

さらに、これまでの教え方は、子どもたちの家庭の実態にすでに合わなくなってきている。

パート労働などを含めると、かなりの家庭において母親が働きに出ている。共働きの家庭では、

父親・母親のどちらもが家事をし、そして賃金労働にも携わっている状況が現実には増えている。

さらに、家事労働がますます社会とのつながりを深めていることである。

家事が合理化していくとともに、家事の一部を請け負う新たな産業やサービスが産み出されて いる。

また、子どもたちの仕事・労働に対する見方は、子どもたちが目にする父母の労働から影響を 受けている。そこには、労働がもっ本来の姿を映し出しているのではないことをっかむ必要があ る。子どもの現実をふまえて、労働とは「ものに道具をもって働きかけ、自分たちのくらしにとっ て欠かせない新たなものを産み出す活動」ととらえさせたい。そこから出発しない限り、子ども たちに労働に対する喜びを感じさせることはできない。

そうなると、これまでとは逢った家族の仕事の見せ方の指導が必要になってくる。

家族の仕事の見せ方とし、二つの方法をとった。

一つは、「おうちのひとのしごと」の実体験。「カレーをっくるお母さん」では、学級のお母さ んの協力をえて、子どもたち自身がカレーづくりに挑戦した。材料を買い出すところから、調理・

後片付けにいたるまでの仕事をお母さんとともにしている。

もう一つは、調査活動。自分の目で調べる活動から父母への聞き取りをする活動へと発展させ ていく。「見える仕事」から「見えない仕事」へと調査させていくのである。二つの方法で子ども たちが獲得した情報は、子どもと家族との距離(単に物理的な距離ではない)を基準に、おうち の中の仕事として整理していく。

3.実践の目標と指導計画

次ぎのような目標と指導計画のもとに実践を進めていった。

◆  家庭 で は、 家 族 が それ ぞれ の仕 事 を分 担 し協 力 して 、 毎 日 の く ら しを っ く っ て い る こ と を わ か らせ る。

◆  毎 日の くら しの な か に は い ろ い ろ な仕 事 が あ り、 家 庭 に よ って 、 いっ 、 だ れ が 、 どの 仕 事 を す るの か に は、 ちが いが あ る こ と を わか らせ る。

◆  父 母 の 仕 事 が 、 自分 の生 活 と ど う関 わ って い るの か に気 づ か せ 、 家 族 の 一 人 と して 協 力 す る こ とが 必要 で あ る こ とを わ か らせ る。

(6)

指導計画(全10時間)

第1次 ぼくのかぞく・わたしのかぞく(2時間)

第2次 「しごと」って何だ(1時間)

・「おこる」「テレビを見る」はお母さんの仕事?

第3次 毎日のくらしと家族の仕事(4時間)

・カレーをっくるお母さん

・おうちの中のしごと

第4次 っとめるお父さん・お母さん(1時間)

・つとめるお父さんお母さんにインタビュー 第5次 まとめ(2時間)

・お父さん、お母さんへの手紙

この指導計画の特徴は、家庭の仕事の全体を個々の家事労働の様子を具体的に学習した後に扱っ ているところにある。カレーづくりや洗濯の仕事の個別の事実を細かくていねいに学習した子ど

もたちは、仕事の過程、仕事の内容と意味など、仕事をとらえる視点を身につける。家庭の仕事 の全体験をとらえていく上で、その視点が生きてくると考えた。

Ⅲ.「カレーをつくるおかあさん」の授業

カレー作りは、食事作りの中で過程が単純で、一年生の子どもたちもとらえやすい。また、子 どもたちが好んで食べる料理でもある。三時間の授業で構成した。

1.カレーづくりのしごと(1時間目)

授業の前に、子どもたちには、それぞれの家庭でお母さんといっしょにカレーライスをっくる という課題を出した。その際、買い出しから始めて、カレーづくり、あと片づけまでお母さんと いっしょにするように指示している。子どもたちは、次ぎのような日記を書いてきた。

「カレーライス」      やすよし

今日は、夕がた カレーライスをっくりました。さいしょに、ざいりょうを かいにいき ました。たまねぎと にくと にんじんと じゃがいも、あとは ふくじんずけと カレー のルーを かって もってかえった。おもたかった。

4じに カレーライスを っくりました。たまねぎをきると どうして しるがでるのか なあ。なみだが 出てきた。でも、さいごまできった。じゃがいもと にんじんも きりま した にくも きりました。かたくて かたくて おもいっきり きらなくっちゃ きれな かった。

なべに あぶらを ひいて、たまねぎと にくが きっねいろになるまで いためた。じゃ がいもと にんじんと 水をいれて やわらかくなるまで たいた。20ぷんぐらいして、カ レールーを いれた。また、20ぷんぐらいに できあがった。たべると、すごく おいしかっ た。おとうさんは、「おいしい、おいしい」って いってくれた。ぼくは、2はいたべた。お かあさんは、1ぱいちょっと たべた。おとうさんは、2はいたべた。

(7)

「カレーライスづくり」         はるか

きのう、かえりに スーパーへ かいものに いきました。にんじん、じゃがいも、たま ねぎ、おにく、カレーこを かって かえりました。

きょう、カレーを っくりました。たまねぎは、おかあさんが きってきくれました。じゃ がいもと にんじんは、かわを むきました。ほうちょうで じゃがいもと にんじんを

しかくに きりました。なべに おにくと たまねぎを いためて、そのつぎに じゃがい もと にんじんを いれて いためました。あっいので、おかあさんに いためて もらい ました。水を いれました。よくたいてから、カレーこを いれました。

とても おいしかったです。こんなに おいしい カレーライスができて、よかったです。

子どもちたが綴った日記をもとに、カレー作りの過程や仕事をわからせることに力点を置いて 展開していった。

まず、カレーづくりの過程は、次の四つの仕事に大きく分けてとらえさせた。

・つ く る る

を を つ づ

料理 りた 材 料 も か 1  2  3  4

四つの仕事の過程は、食事づくりのモデルとなる。子どもたちが食事づくりをみる視点にもな る。

次に、1から4の仕事を細かく見ていくことにした。

1では、材料としてたまねぎ・じゃがいも・にんじん・肉を使うことを確かめた。とともに、

材料を買う時にお母さんが気をつけていたことを発表させた。

2では、料理の手順を図示する。

①皮をむく

②切る

(診いためる

(動にる

⑤味をつける

①から(珍の手順の中で、お母さんや自分がした仕事をさらに細かく発表させる。

「お母さんは、トントンとじゃがいもを切ってた」

「ぐつぐっ煮てくると、カレー粉を入れました」

「かわむきの道具で皮をむくと、じょうずにむけた」

「たまねぎを切っていると、涙が出てきたよ。どうして、涙が出てくるのかなあ」

3では、カレーをもりつけている時の様子を中心に発表が続いた。

「お兄ちゃんは、二杯もおかわりしたよ」

「おとうさん、おかあさんは、おいしいといってくれたよ」

(8)

4では、お皿やスプーンを洗った時の様子を発表していく。

「お母さんは、せっけんをっけて、ゴシゴシお皿を洗っていました」

「皿洗いはめんどくさかったけど、きれいになったら気持ちよかった」

2.カレーをっくるお母さん(2時間日)

自分との比較で、カレーを作るお母さんのうで前に気づかせていくことをねらって展開した。

まず、カレーを作る5つの手順を表わした絵を、順番をバラバラにして示す。子どもたちから、

一斉に「ちがう」という声がかえってくる。正しい順に並べようと、身を乗り出して発表し合う。

子どもたちのカレー作りの順番に修正して、次のように問う。

『カレーづくりの中で、ここは自分でうまくできたなあと思う仕事は何ですか?』

「カレー粉を入れる」

「じゃがいもを切る」

「かわむき」

『では、むずかしかった仕事は何ですか?』

「たまねぎを切る」

「味をっける」

『「切る」のが、じょうずにできた仕事でもあるし、むずかしかった仕事でもあるんだね。お母 さんは、「切る」仕事をどうしてたかな』

「簡単そうにやってたよ」

「じょうずだった」

『じゃあ、自分とお母さんを比べて、じょうずだなあと思ったところはどこですか?』

「お母さんがじゃがいもを切っている時、トントンという音きれいな音がしてたよ」

『自分が切るときはどうだった』

「カタンカタンという音。きれいじゃない」

「切ったあとのじゃがいもの大きさが、お母さんはみんな同じだったよ。ぼくのはバラバラだっ た」

3.お母さんのくふう(3時間目)

家族のため工夫してカレーづくりをしているお母さんの姿を見つめさせる授業を計画した。

まず、子どもたち自身がどのように工夫してカレーづくりをしたかをたずねた。

「ゆっくりと煮てから、カレーのルーを入れた」

「みんなが食べやすいように、細かく切った」

「おにくだけじゃなくて、エビやイカを入れた」

それぞれが工夫したことの発表が続く。発表がひと区切りついたところで、自分の体験をもと にして、今度はお母さんのカレーづくりの工夫を予想させてみた。

『じゃあ、お母さんはどんなところを工夫してカレーをっくっているんだろうね。予想をノー トに3つ書いてみましょう』

それぞれが、自分のお母さんの顔を思い浮かべながらの作業になる。時間を区切って、発表に うつった。

「家族のみんなが食べるので、材料をたくさん入れる」

(9)

「細かく切って、食べやすくしている」

「リンゴを入れる」

『みんなそれぞれ予想を書いてくれたけど、答えはどうやったらわかるかなあ』

子どもたちは、しばらく考えていた。やがて、「お母さんに聞いたらいい」という発言があり、

授業の続きはそれぞれの家族でということになった。

お母さんを先生に、子どもたちのインタビューがおこなわれた。インタビューしたことは、ノー トに書き込むよう指示してある。後日、インタビュー報告会をおこなった。

『どうだった?みんなが予想したお母さんの工夫は当たってたかなあ』

「お母さんは、ぼくたちが考えていたことより、いろんなことを考えていたよ」

「わたしの予想は少しだけ当たっていました」

Ⅳ.「おうちの中のしごと」の授業

「カレーをっくるお母さん」の授業の次に、おうちの中の仕事の全体像にせまる授業にとりく んだ。次のような調査用紙を配り、2回の調査をおこなう。

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1

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ぉぅちの中のしごとしらべ  名拙うあざ空也ノ白   か軸た.そう。。おとう紬

あ    さ  j  か    よ      

 ̄    −    ̄.  −一    一  −    −

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ま と う 、 須木 梅l

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二 十 . ㍉ ㍉

くミ机榊、 ヒ 瑚 貴 紙鮎。

義 弟廟鋤寿 き ん j

が他の は狩軽ん ノ 壁 掛

招 酔

    」

(わかったこと・おもったこと・気がついたこと) 扶 持 \培 、諌 1 日 略 抽 斗 く ず ‖

1

.− ・−・−・−・− ・−・− ・− 1.       −       −  −. − − − −  − 一一   ̄

初めに、子どもたちに見えるおうちの中の仕事を調べさせ、それをもとにおうちの中の仕事を 整理していく。この調査は、鉛筆で記入させていった。

次に、おうちの人への聞き取りをもとに、再びおうちの中の仕事を付け加えていく。2回目の 聞き取り調査は、すべて赤鉛筆で記入させた。この調査では、子どもたちが起きる前と寝てから の仕事が新たにわかってくる。

子どもたちには、「見える仕事」から「見えない仕事」へと調査させ、二つの調査から得られた

(10)

データを一つに表にまとめていった。できあがった表から、さまざまな発見をしていく。

「お母さんがいちばん働いている」(ゆり)

「お母さんが言った方(赤鉛筆で書いた分)がいっぱいあった」(はるな)

「夜する仕事が多い」(きょうこ)

「思っていたよりも、おうちの仕事が多いなあ」(はるか)

一つの表から、おうちの中の仕事の全体像がうかびあがってくる。

Ⅴ.新たな実践をめざして

「価値ある体験や活動」を、実際の授業場面で具体的に提起しようと試みた。なぜなら、「価値 ある体験や活動」という言葉がひとり歩きして、授業の中では、とにかく体験や活動をさせてい ればよいというふうにとらえられてしまっているように思えたからである。

これまで文部省が提唱してきた「活動・体験重視型」の生活科のいきづまりは、授業の中での 活動や体験を認識面と分離して、なすことによって何も学べないような授業をしてしまったとこ

ろにある。そこで登場したのが、「価値ある体験や活動」であった。ここでの新たな問題は、「価 値ある体験や活動」そのものを問うことである。すなわち、子どもが社会や自然を認識していく 上での有効な体験や活動になりえているかということである。

この実践での「カレーの材料を買う」、「カレーをつくる」、「かたづける」などのカレーづくり の体験や調査活動は、次のような点で効果があった。

・子どもたちに同じ体験をさせると、そこから得られた事実をもとに、どの子も学習に積極 的に参加できた。

・ カレー作りの体験を通して、家族の仕事の具体的な中身や今まで気がつかなかったことを 発見していく楽しさがあった。

1回で終わることなく、2〜3[司にわたってのカレーづくりにとりくむ子がいた。また、

さまざまな食事づくりに挑戦する子も数多く出ている。この授業をきっかけに、家族の仕事 は自分の仕事でもあると感じて動き始める子どもが出てきたと聞いた。

[見える仕事]から[見えない仕事]へという調査方法は、子どもたちの発見を促すこと ができた。

今後の実践では、「カレーづくり」を中心にしたさらに豊かな学習を展開させていきたい。たと えば、カレーづくりで使う材料そのものを「育てる」「調べる」学習や、カレーづくりで使う道具 を「っくる」「調べる」学習というように。こうしたさまざまな学習活動から、新たな学習内容も うみ出せるのではないかと考えている。

1)中野重大 『生活科教育の理論と研究』(東洋館出版社1990年)の中で、次のように述べら れている。

「生活科は一人一人の子供に寄り添うことを大事にする。個に即し、個を育てることを重視 する一人一人にやる気と自信をもたせたいものである。

このように考えるとき、生活科の授業では、教師が出しゃばらないということである。子

(11)

供とともにつくる生活科である。 教えないで教えられるか 、生活科授業づくりの核心で ある。生活科は、知識を覚える教科ではない。知恵を身につける教科である。知恵は教えら れるものではなく、自らが身につけるものである。」

2)全国社会科研究協議会奈良大会(1994年)での北俊夫氏の講演でも提起があった。

参照

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