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創価女子短期大学のいわゆる 「保健体育科目」の変遷とその内容

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(1)

はじめに

 平成3(1991)年2月、大学審議会は「大学教育の改善について」など、5 件の答申を行った1)-3)。高等教育制度全般にわたる改革方策が、これらの答 申で提言されたが、改革の基本的な考え方のひとつに、我が国の高等教育の 基本的な枠組みを定めている大学設置基準などの諸基準を大綱化、簡素化す るとの方向性も示された。

 答申で提言された大綱化の主な内容(6項目)のなかで、いわゆる「保健体 育科目」と関連するものは以下のとおりである。

① 各大学・短期大学に開設を義務づけていた授業科目の科目区分(一般 教育科目、専門教育科目、外国語科目及び保健体育科目)を廃止する。

② 学生の卒業要件として定められていた各科目区分ごとの最低修得単位 数(大学の場合、一般教育科目

36

単位以上、専門教育科目

76

単位以 上、外国語科目8単位以上、保健体育科目4単位以上)を廃止し、総 単位数(大学の場合、124単位以上)のみ規定するにとどめる。

 文部省(当時)は大学審議会の答申を踏まえ、平成3年6月に大学設置基 準・短期大学設置基準等の諸基準の改正を行い、これらは同年7月より施行 された。

創価女子短期大学のいわゆる

「保健体育科目」の変遷とその内容

鈴 木 正 敏

(2)

 本学(創価女子短期大学)のいわゆる「保健体育科目」についても、大学 設置基準などの諸基準の大綱化に即しての授業実施に取り組んでいるが、本 稿では、本学の講義要項4)-8)、授業ガイダンス9)-16)、STUDENT LIFE17)-30)

(Student Life31)-47))等を踏まえ、いわゆる「保健体育科目」の変遷とその内 容(開設授業科目名や卒業要件等)について、「保健体育科目」が関わる授業 科目の区分の変遷と併せ、平成元(1989)年度から現在まで、年度を追って報 告する。

Ⅰ . 平成元(1989)年度~平成5(1993)年度  1.授業科目の区分

 平成元(1989)年度から平成5(1993)年度までの授業科目の区分は、その内 容により、(1)一般教育科目(人文分野・社会分野・自然分野)、(2)外国語科 目、(3)保健体育科目および

(4)

専門教育科目となっている。

 2.保健体育科目:「保健体育講義」、「体育実技」

  1)平成元(1989)年度および平成2(1990)年度

 平成元(1989)年度および平成2(1990)年度における保健体育科目は、経営 科・英語科(当時)とも1年次に開設しており、「保健体育講義」および「体 育実技」として各1単位、計2単位の必修科目(通年科目)となっている。

  2)平成3(1991)年度~平成5(1993)年度

 平成3(1991)年度から平成5(1993)年度については、保健体育科目は経営 科・英語科とも1年次に通年で開設しており、「体育実技」が前半の

3/4

年、

「保健体育講義」が後半

1/4

年を履修期間とし、各1単位、計2単位必修で ある。

Ⅱ . 平成6(1994)年度~平成 14(2002)年度  1.授業科目の区分

 授業科目は、その内容により

(1)

基礎科目、(2)外国語科目、(3)保健体育 科目および

(4)

専門科目に分類している。

(3)

 2.保健体育科目

  1)平成6(1994)年度~平成 10(1998)年度    :「健康科学概論」、「体育・スポーツ I、II」

 平成6(1994)年度から平成

10

(1998)年度においては、保健体育科目は「健 康科学概論(経営科1年次後期、英語科1年次前期に開設、2単位)」、「体 育・スポーツⅠ(経営科1年次前期、英語科1年次後期、1単位)」および

「体育・スポーツ

II

(2年次、1単位)」からなる。

 保健体育科目として4単位開設しているが、卒業必要単位数として2単位 以上の取得を求めている。卒業要件単位数は従来と同じ、2単位ではあるが、

開設科目数を増やしたことにより、結果として、保健体育科目は選択必修科 目となった。

  2)平成 11(1999)年度~平成 14(2002)年度

   :「健康科学概論」、「体育・スポーツ I、II」、「PHYSICAL EDUCATION」

 平成

11

(1999)年度から平成

14

(2002)年度における保健体育科目は、上記 の「健康科学概論」および「体育・スポーツ

I、II」に加え、「PHYSICAL

EDUCATION

(1単位)」を1年次後期に置いた。同科目は、海外での研修

に参加する学生(「アメリカ創価大学短期留学プログラム」参加予定学生)が 履修できる科目である。

 保健体育科目としての授業単位数は4単位相当開設しているが、卒業必要 単位数としては、上記と同じく、2単位以上の取得(選択必修科目)を求めて いる。

Ⅲ . 平成 15(2003)年度~現在  1.授業科目の区分

  1)平成 15(2003)年度

 平成

15

(2003)年度について、翌年(平成

16

年)の学科名改称に先立ち、授 業科目の区分を次のように分類した。

①経営科開設科目:地球市民教養科目、専門基礎科目、専門科目

②英語科開設科目:地球市民教養科目、専門科目

 従来の授業科目の区分のうち、専門教育科目を除く、いわゆる一般教育等

(4)

の科目(一般教育科目、外国語科目、保健体育科目)を『地球市民教養科目』

との呼称でスタートさせ、経営科、英語科共通の授業科目とした。

  2)平成 16(2004)年度~平成 18(2006)年度

 平成

16

(2004)年度より学科名が改称され、経営科が現代ビジネス学科、

英語科が英語コミュニケーション学科としてスタートした。

 それに伴い、授業科目の区分は、

①現代ビジネス学科開設科目:地球市民教養科目、専門基礎科目、専門 科目

②英語コミュニケーション学科開設科目:地球市民教養科目、専門科目 となった。

 学科名は改称されたが、平成

15

(2003)年度と同様、地球市民教養科目は 現代ビジネス学科、英語コミュニケーション学科共通の授業科目である。

  3)平成 19(2007)年度~平成 24(2012)年度

 平成

19

(2007)年度から平成

24

(2012)年度についての授業科目の区分は、

現代ビジネス学科開設科目が前年と一部変更になり、<地球市民教養科目、

専門科目、専門スキル科目>となった。英語コミュニケーション学科開設科 目は従来と同様(地球市民教養科目、専門科目)である。

 地球市民教養科目は上記と同じく、現代ビジネス学科、英語コミュニケー ション学科共通である。

  4)平成 25(2013)年度~平成 29(2017)年度

 平成

25

(2013)年度から平成

29

(2017)年度までの授業科目の区分は、現代 ビジネス学科開設科目が前年からさらに一部変更となり、<地球市民教養科 目、専門科目>となった。英語コミュニケーション学科開設科目は従来と同 様(地球市民教養科目、専門科目)である。

 地球市民教養科目は上記と同じく、両学科共通である。

(5)

  5)平成 30(2018)年度~現在

 平成

30

(2018)年度、本学は、従来の2つの学科(現代ビジネス学科および 英語コミュニケーション学科)の体制から、『国際ビジネス学科』1学科体 制でスタートした。授業科目の分類は、地球市民教養科目および専門科目と なった。

 2.保健体育科目

 既述のとおり、保健体育科目は、平成元(1989)年度から平成5(1993)年度 までは「保健体育講義」、「体育実技」として必修科目であり、平成6(1994)

年度から平成

14

(2002)年度までは開設科目数を増やした(4単位相当)うえ で、卒業要件として2単位以上の取得を求める実質的な選択必修科目となっ たが、平成

15

(2003)年度以降は、地球市民教養科目の人間教養科目(Ⅰ群)

として3科目、4単位相当開設(「現代社会と健康」、「体育・スポーツⅠお よびⅡ」)、選択科目として配置した。

  1)平成 15(2003)年度~平成 18(2006)年度

   :「現代社会と健康」、「体育・スポーツ I、II」、「Physical Education」

① 保健体育科目として平成

15

(2003)年度については、経営科、英語科 とも、地球市民教養科目のなかの人間教養科目(I群)として、「現代社 会と健康(1年次前期、2単位)」、「体育・スポーツ

I、II

(1年次およ び2年次、各1単位)」および「Physical Education (1年次後期、1 単 位)」 を 置 い た。「Physical Education」 は、 従 来 の「PHYSICAL

EDUCATION」と同様、海外での研修に参加する学生(「アメリカ創

価大学短期留学プログラム」参加予定学生)が履修できる科目である。

 平成

15

(2003)年度以降、保健体育科目として、3科目、4単位相当 の授業科目を開設しているが、これ以降、保健体育科目は実質的に選択 科目となった。

② 平成

16

(2004)年度から平成

18

(2006)年度までは、学科名改称(経営 科が現代ビジネス学科、英語科が英語コミュニケーション学科)に伴い、

保健体育科目として両学科とも平成

15

(2003)年度と同様、地球市民教

(6)

養科目のなかの人間教養科目(I群)として、「現代社会と健康」、「体育・

スポーツ

I、II」および「Physical Education」を選択科目として置いた。

  2)平成 19(2007)年度~現在

   :「現代社会と健康」、「体育・スポーツⅠ、Ⅱ」

① 平成

19

(2007)年度以降平成

26

(2014)年度までは、保健体育科目とし ては「Physical Education」を開設科目からはずし、地球市民教養科目 のなかの人間教養科目(I群)としては、「現代社会と健康(1年次前期、

2単位)」、「体育・スポーツ(1年次前後期、1単位)、II

I

(2年次前後期、

1単位)」を選択科目として置いた。

② 平成

27

(2015)年度以降、保健体育科目としては上記と同様、地球 市民教養科目のなかの人間教養科目(Ⅰ群)として、「現代社会と健康」、

「体育・スポーツ

I、II」を選択科目として置いている。

  開設学期が、平成

27

(2015)年度から「体育・スポーツ

I」を1年次前

期に、「体育・スポーツ

II」を2年次後期に開設することとした。それ

ぞれの科目の単位数は、上記と同様である。

③ 平成

30

(2018)年度に従来の2学科(現代ビジネス学科・英語コミュニ ケーション学科)から、国際ビジネス学科の1学科体制でスタートした が、保健体育科目としての開設科目は従来と同じく、地球市民教養科目 のなかの人間教養科目(I群)に「現代社会と健康」、「体育・スポーツ

I、

II」を選択科目として置いている。

  開設時期および単位数は上記と同様である。

Ⅳ.(参考)いわゆる「保健体育科目」の科目アセスメント

 この数年来、実施してきた学科別(従来の現代ビジネス学科)あるいは授業 科目区分別(地球市民教養科目)の科目アセスメントのうち、いわゆる「保健 体育科目」の科目アセスメントについて、参考として、以下掲載する。

 対象科目は、「現代社会と健康」、「体育・スポーツ

I」および「体育・ス

ポーツ

II」である。

(7)

 1.「現代社会と健康」

2018.9.14

 ☆「現代社会と健康」での取り組み48)

(2018年度 前期)

●関連する科目の学修成果、目標設定

現代社会と健康 に関する基本的認識(「平均寿命の推移と死因」や「生体 成分・栄養素及びエネルギー代謝」等)を踏まえ、日常の食生活や身体活動 のあり方について正しい知識と理解を得ることができるようになることが期 待され(学修成果:知識と理解)、さらに、それらの知識と理解をもとに、現 代社会において真の健康の重要性とその健康管理のあり方を自分のものとし、

それを日常生活に少しでも直結させていくことができるようになることが期 待される(学修成果:思考力と判断力)とした。

 目標設定は「現代社会と健康」を学ぶにあたっての基本的認識を踏まえ、

特に「食生活と健康」「日常のなかの身体活動」という観点から、現代に生 きる私たちにとって望ましい 健康 のあり方について認識することができ ることとした。

●問題点

 主に、スライドを利用した講義形式の授業であり、授業で提供する内容が 比較的多くなってしまう。また、なかには試験を意識し、授業内容をすべて 消化しないといけないと思っている履修生もいる。

●改善方法のための仕組み

1)

授業時に紹介するスライドのポイントについて事前にポータルサイトに アップすることにより、履修生が授業内容を確認したうえで授業に臨む ことができるようにした。

2) 問題点の後段に対しては、目標設定にも示した通り、現代に生きる私た

ちにとって望ましい 健康 のあり方について認識することができるこ とが本授業の目標であることを折々に触れた。

(8)

●見守り方法

 講義中心の授業であるが、授業時に質問等も投げかけるようにした。また、

実習形式の授業内容(体組成の測定等)も取り入れ、その測定結果を自身で評 価するというレポートを提出することにより、履修生がより興味をもって授 業に臨めるようにした。

●さらなる改善のための仕組み

 試験結果やレポート、授業アンケート等を踏まえ、日常の食生活や身体活 動のあり方について、正しい知識と理解を得ること(「知識と理解」)ができて いるか、 現代社会と健康 についてその問題点や原因をみつめ、それらが 日常生活に直結していることを理解すること(「思考力と判断力」)ができてい るか確認し、今後の授業にいかしていく。

 2.「体育・スポーツⅠ」

2019.9.5

 ☆「体育・スポーツⅠ」での取り組み49)

(2019年度 前期)

●関連する科目の学修成果、目標設定

 身体活動を通しての教育である 「 体育・スポーツ 」 は、 からだを動かす ことの楽しさ を体験し、そのこと自体の持つ爽快感や、運動の種目によっ ては、自分自身を励ましその結果として勝ちを制するという目的遂行に伴う 満足感を味わうことを目的としたい。

 「体育・スポーツ

I」では運動の楽しさを体験し、各種目のルールも理解し

たうえで、生涯に亘って健康な生活を獲得するために日常のなかに少しでも 運動を取り入れていく動機づけの場となることが期待される。

 チームスポーツ(バレーボール、バドミントンおよび卓球のダブルス)では、

協力してコミュニケーションをはかりながら、また、チームの各人が協力し て目的遂行を目指すことを体験することが期待される。個人種目(バドミン トンおよび卓球のシングルス)では、自分自身を励ましスキルを磨き、その 結果が勝ちにつながるということを体験することが期待される。

 さらに救助法の概要を紹介、その実習と、DVD等も利用しての人工呼吸・

(9)

心肺蘇生法のやり方の理解を通して、それらを実施する場面に遭遇したとき には、より適切な方法で対処することができるようになることが期待される。

●問題点

1)

場所、担当者等の制約がなければいろいろな種目を用意し、履修者が希 望する種目を選択したうえで実施することが望ましいが、現状は白鳥体 育館のみでの実施ということから、授業実施種目に制約がある。

2)

実技科目のため、体育館の広さ等による制約から履修希望者数によって は人数制限をする場合(上限

60

名)がある 。

●改善方法のための仕組み

1)

白鳥体育館のみでの実施ではあるが、バレーボール、バドミントンおよ び卓球を実施、特にバドミントンについては、ストローク(打ち方)を中 心とした、技術練習によるスキルアップをはかり、より興味を持てるよ うにした。また、各種目のルールを理解し、各人が審判もすることがで きるように努めた。

2)

昨年度より、1回目の授業(ガイダンス)は同時間帯に履修希望者に集 まってもらい、その概数を確認し、なるべく希望に沿ったうえで、履修 者数に偏りがないように微調整をした。

●見守り方法

 チームスポーツにおいては班分けを行い、班内の役割分担を決め、コミュ ニケーションスキルやチームワーク力の向上に繋げることを意識した。苦手 な種目がある履修者に対しては、当該種目の技術向上のために、必要に応じ ヒントを与えたり、適切なアドバイスをするように心がけた。

(10)

 3.「体育・スポーツⅡ」

2019.3.13

 ☆「体育・スポーツⅡ」での取り組み50)

(2018年度 後期)

●関連する科目の学修成果、目標設定

 身体活動を通しての教育である 「 体育・スポーツ 」 は、 からだを動かす ことの楽しさ を体験し、そのこと自体の持つ爽快感や、運動の種目によっ ては、自分自身を励ましその結果として勝ちを制するという目的遂行に伴う 満足感を味わうことを目的としたい。

 「体育・スポーツ

II」では運動の楽しさを体験し、各種目のルールも理解

したうえで、生涯に亘って健康な生活を獲得するために日常のなかに少しで も運動を取り入れていく動機づけの場となることが期待される。

 チームスポーツ(バレーボール、キックベース、フットサル、バドミント ンおよび卓球のダブルス)では、協力してコミュニケーションをはかりなが ら、また、チームの各人が協力して目的遂行を目指すことを体験することが 期待される。さらに個人種目(バドミントンおよび卓球のシングルス)では、

自分自身を励ましスキルを磨き、その結果が勝ちにつながるということを体 験することが期待される。

●問題点

1)

場所、担当者等の制約がなければいろいろな種目を用意し、履修者が希 望する種目を選択したうえで実施することが望ましいが、現状は白鳥体 育館のみで実施ということから、授業実施種目に制約がある。

2)

実技科目のため、体育館の広さ等による制約から履修希望者数によって は人数制限をする場合(上限

72

名)がある 。

3)体育実技ということから(特に後期後半は気温が低くなるので怪我等の

防止の観点から)、開講時間は可能であれば2限以降が望ましいと考え られるが、時間割作成上の制約から1限にも配した。

●改善方法のための仕組み

1)

白鳥体育館のみでの実施ではあるが、「体育・スポーツ

I」での主な実

(11)

施種目(バレーボール、バドミントンおよび卓球)を含め、それ以外の種 目(キックベース、フットサル、ドッジボール、リレー等)も提供し、少 しでも選択肢を広げるようにした。

2) 2018

年度より、1回目の授業は同時間帯に履修希望者に集まってもら

い、その概数を確認し、なるべく希望に沿ったうえで、履修者数に偏り がないように微調整をした。

3)

時間割作成時に調整する、また本資料により今後に引き継ぐ。現状では、

3コマ開講(1〜3限)しているので、履修者が希望時間を選択すること により対応する。

●見守り方法

 チームスポーツにおいては班分けを行い、班内の役割分担を決め、コミュ ニケーションスキルやチームワーク力の向上に繋げることを意識した。苦手 な種目がある履修者に対して、その苦手な種目の技術向上のためのヒント等、

必要に応じアドバイスをするように心がけた。

おわりに

 平成3(1991)年2月、大学審議会は、我が国の高等教育の基本的な枠組み を定めている大学設置基準などの諸基準を大綱化、簡素化するとの方向性を 含む答申を行った。

 答申で提言された大綱化の主な内容のなかには、①各大学・短期大学に開 設を義務づけていた授業科目の科目区分(一般教育科目、専門教育科目、外 国語科目及び保健体育科目)を廃止する。②学生の卒業要件として定められ ていた各科目区分ごとの最低修得単位数を廃止し、総単位数のみ規定するに とどめる。……等のいわゆる「保健体育科目」と関連するものがみえる。

 文部省(当時)はこの大学審議会の答申を踏まえ、平成3年6月に大学設置 基準・短期大学設置基準等の諸基準の改正を行い、同年7月より施行したが、

これらの動きのなかで著者は、この年(平成3年)、「保健体育科目」担当教 員として、本学に奉職した。「保健体育科目」担当教員として、いわゆる 設 置審の大綱化 についての危機感は肌で感じていた時期でもあり、それらに 関する研修会等へも、前任校の時代から何度か参加した経験もある。

(12)

 今回、授業科目としての「保健体育科目」の大きな変化のなかで、創価女 子短期大学「保健体育科目」担当教員として、カリキュラム上のさまざまな 対応を経験した。

 具体的には、本学の保健体育科目は、平成元(1989)年度から平成5(1993)

年度までは必修科目(「保健体育講義」および「体育実技」、2単位必修)で あったが、平成6(1994)年度から平成

14

(2002)年度までは開設科目数を増 やした(4単位相当)うえで、卒業要件として2単位以上の取得を求める実質 的な選択必修科目となった。

 そして、平成

15

(2003)年度以降は、地球市民教養科目(従来の一般教育科 目、専門教育科目、外国語科目および保健体育科目)のなかの人間教養科目 として3科目、4単位相当開設、選択科目となり現在に至っている。

 本学におけるいわゆる「保健体育科目」の科目名、開設時期、取得要件単 位数等の変遷や内容について、ここに、『創価女子短期大学のいわゆる「保 健体育科目」の変遷とその内容』として整理、報告する機会を得た。

 ご高覧を仰ぎ、本稿が創価女子短期大学の「保健体育科目」の今後のより よいあり方の指標となれば幸いである。

参考・引用文献

1) 大学設置基準等の大綱化と自己評価 文部科学省 http://www.mext.go.jp/b_menu/

hakusho/html/hpad199101/hpad199101_2_150.html 2019

年9月

15

日現在

2) 小林勝法 保健体育科目のカリキュラムと担当組織 大学教育学会課題研究 2010

年度〜

2012

年度「共通教育のデザインとマネジメント」最終報告書 2013年6月

3) 森田啓 大学における教養教育としての体育と外国語教育 〜体育と外国語教育の

可能性〜 https://www.seijo.ac.jp/graduate/gslit/orig/journal/english/pdf/

seng-42-12.pdf 2019

年9月

15

日現在

4)〜8) 平成元年度〜平成5年度 講義要項 創価女子短期大学

9)〜16) 平成6年度〜平成 13

年度 授業ガイダンス 創価女子短期大学

17)〜30) STUDENT LIFE 1989〜2002 創価女子短期大学

31)〜47) Student Life 2003〜2019 創価女子短期大学

(13)

48) 鈴木正敏 「現代社会と健康」での取り組み

創価女子短期大学 現代ビジネス学科 科目アセスメント会議資料

2018

年9月

14

49) 鈴木正敏 「体育・スポーツⅠ」での取り組み 

創価女子短期大学 地球市民教養科目担当者 科目アセスメント会議資料

2019

年9月5日

50) 鈴木正敏 「体育・スポーツⅡ」での取り組み 

創価女子短期大学  現代ビジネス学科 科目アセスメント会議資料

2019

年3月

13

参照

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