毛呂山町障害者福祉計画
ともに支え合い心豊かに
安心して暮らせるまちを目指して
第三次毛呂山町障害者計画
平成 24 年度~平成 29 年度(2012 年~2017 年)
第4期毛呂山町障害福祉計画
平成 27 年度~平成 29 年度(2015 年~2017 年)
平成 27 年 3 月
毛 呂 山 町
平成24年、障害の有無に関わらず、国民が相互に人格と個性を尊重して暮らすこ とのできる共生社会の実現を目指し、障害福祉サービスによる支援に加え、地域生活 支援事業及びその他の必要な支援を総合的に行っていくため、新たに「障害者総合支 援法(障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律)」が施行され ました。 毛呂山町でも、「安心」「輝き」「共生」をキーワードに、「ともに支えあい心豊かに 安心して暮らせるまち」を目指し、平成24年3月、「第三次毛呂山町障害者計画」 及び「第3期毛呂山町障害福祉計画」を策定し、障害(児)者の自立と社会参加の促 進、また、地域における相談支援体制の強化を図るため、障害者就労支援センター及 び入間西障害者基幹相談支援センターの設置などを進めてきました。 今後も障害者本人やその家族を取り巻く環境が大きく変化していくことが予測さ れる中、障害者の自己決定を尊重し、障害種別によらない一元的な障害福祉サービス の実施、地域生活支援事業の一層の拡充、体制整備が求められています。 これらを踏まえ、今回、第3期障害福祉計画の計画期間が終了することに伴い、障 害福祉サービスの計画的な提供を確保するため、新たに「第4期毛呂山町障害福祉計 画」を策定いたしました。つきましては、本計画の実現に向け、サービス体制の整備、 障害(児)者への理解や社会参加の促進を図って参りますので、皆様のより一層のご 理解とご協力をお願い申し上げます。 最後に、本計画の策定にあたりご尽力いただきました毛呂山町障害者福祉計画策 定・推進委員会の委員の皆様、並びにヒヤリング調査、パブリックコメントの実施に あたり、貴重なご意見をお寄せいただきました皆様に心から御礼申し上げます。 毛呂山町長 井 上 健 次
目 次
第1部 序 論 ... 1 第1章 計画の概要 ... 3 (1)計画の位置づけ ... 3 (2)計画期間 ... 4 (3)計画の対象者 ... 4 (4)計画の策定・推進体制 ... 4 第2章 計画策定の背景(法改正等の動き) ... 6 (1)障害者基本法の改正 ... 6 (2)障害者自立支援法等の改正 ... 6 (3)障害者虐待防止法の制定 ... 8 (4)障害者差別解消法の制定 ... 8 第3章 障害者を取り巻く環境 ... 10 (1)人口・世帯の状況 ... 10 (2)障害者の状況 ... 11 (3)地域資源の状況 ... 16 第4章 アンケート結果の概要 ... 22 (1)実施概要 ... 22 (2)結果概要 ... 22 第5章 障害者施策における課題 ... 31 (1)一貫した相談支援体制の強化 ... 31 (2)サービス提供基盤の強化と各種制度等の周知徹底 ... 31 (3)発達障害者等に対する支援体制の強化 ... 32 (4)地域で共に暮らしていくための環境づくりの推進 ... 32 第2部 障害者計画 ... 35 第1章 計画の基本的な考え方 ... 37 (1)基本理念(目指すまちの姿) ... 37 (2)基本目標 ... 37(3)施策推進における基本的視点 ... 38 (4)施策体系 ... 39 (5)重点的な取り組み ... 40 第2章 施策の展開 ... 43 基本目標1 「安心」-地域で暮らし続けることができるまち- ... 43 1 生活支援 ... 43 2 保健・医療 ... 47 3 権利擁護 ... 49 基本目標2 「輝き」-意欲と生きがいに満ち、心豊かに暮らせるまち- .... 52 4 教育・育成 ... 52 5 雇用・就労 ... 54 6 社会参加 ... 56 基本目標3 「共生」-お互いを思いやり、ともに支え合うまち- ... 59 7 相互理解 ... 59 8 生活環境 ... 61 第3部 障害福祉計画 ... 65 第1章 障害福祉サービスの利用状況 ... 67 (1)認定者数の推移 ... 67 (2)支給件数・給付費の推移 ... 68 (3)第3期計画の進捗状況 ... 69 第2章 計画の目標 ... 71 (1)施設入所者の地域生活への移行 ... 71 (2)福祉施設から一般就労への移行 ... 72 第3章 障害福祉サービスの見込み量 ... 73 (1)見込み量設定の基本的な考え方 ... 73 (2)訪問系サービス ... 73 (3)日中活動系サービス ... 75 (4)居住系サービス ... 83 (5)相談支援 ... 85
(6)障害児通所支援 ... 87 第4章 地域生活支援事業の推進 ... 90 (1)必須事業 ... 90 (2)任意事業 ... 95 資料編 ... 97 1 毛呂山町障害者福祉計画策定・推進委員会設置要綱 ... 99 2 毛呂山町障害者福祉計画策定・推進委員会委員名簿 ... 101 3 毛呂山町障害者福祉計画庁内策定作業部会設置要綱 ... 102 4 毛呂山町障害者福祉計画庁内策定作業部会員名簿 ... 103 5 計画策定の経緯 ... 104 6 用語解説 ... 105
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第1章 計画の概要
(1)計画の位置づけ ①第三次障害者計画 「障害者計画」は、「障害者基本法」における「市町村障害者計画」に位 置付けられ、福祉を含む幅広い分野の障害者施策に関する基本的な考え方 や方向性を定めるもので、法律により策定が義務付けられています。 毛呂山町では、現在、平成 24 年度から平成 29 年度を計画期間とした「第 三次毛呂山町障害者福祉計画」が策定されており、第 4 期障害福祉計画の 策定に伴い、変更箇所について加除修正を行いうものです。 ②第4期障害福祉計画 「障害福祉計画」は、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援す るための法律」(以下、障害者総合支援法という)における「市町村障害福 祉計画」に位置付けられ、障害福祉サービスの種類ごとの必要なサービス 量の見込み及びその確保のための方策等を示すもので、法律により策定が 義務付けられています。 3 年を 1 期として策定するもので、平成 27 年度を初年度とする「第 4 期 毛呂山町障害福祉計画」を策定するものです。 障害者基本法 障害者総合支援法 障害者基本計画 第3期障害者支援計画 (H24~H26) 毛呂山町障害者福祉計画 (H24~H29) 第三次障害者計画 (H24~H29) 第4期障害福祉計画 (H27~H29) 第四次毛呂山町総合振興計画 (H18~H27) 第2期毛呂山町地域福祉計画 (H22~H26) 高 齢 者 総 合 計 画 次 世 代 育 成 支 援 対 策 行 動 計 画 健 康 増 進 計 画 地 域 防 災 計 画 教 育 振 興 基 本 計 画 な ど 国 県 毛 呂 山 町 第3期障害福祉計画 (H24~H26)4 (2)計画期間 「第三次毛呂山町障害者計画」は、平成 24 年度から平成 29 年度までの 6 年間を計画期間とします。「第 4 期障害福祉計画」は、平成 27 年度から平 成 29 年度までの 3 年間を計画期間とします。 ただし、国の障害者福祉政策の見直し等が行われた場合、計画期間中で も見直しを行うこととします。 (3)計画の対象者 ①第三次障害者計画 障害者計画の主な対象者は、法的根拠となっている「障害者基本法」に 基づき、身体障害、知的障害、精神障害、その他の発達障害等の心身の機 能の障害がある人とします。 障害等により日常生活や社会生活に支障があったり、生きづらさを抱え ていたりするすべての人をも計画の対象とします。 ②第4期障害福祉計画 障害福祉計画の主な対象者は、法的根拠となっている「障害者総合支援 法」に基づき、身体障害者福祉法に規定する身体障害者、知的障害者福祉 法に規定する知的障害者、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に規 定する精神障害者、難病患者等及び児童福祉法に規定する障害児とします。 なお、発達障害者及び高次脳機能障害者についても法に基づく給付対象 となっています。 (4)計画の策定・推進体制 ①計画策定・推進委員会 関係団体の代表や有識者、一般住民等からなる「毛呂山町障害者福祉計 画策定・推進委員会」を設置し、計画の策定及び推進に関する意見や助言 をいただきます。 また、障害福祉計画に掲げる目標(成果目標)および見込量(活動指標) について、少なくとも1年に1回、進捗状況を確認し、分析・評価を行い ます。 ②庁内作業部会 庁内関係各課の代表からなる「毛呂山町障害者福祉計画庁内策定作業部 会」を設置し、現行計画の施策・事業の実施状況を点検・評価するととも に、障害者福祉施策の検討および進捗確認を行います。
5 ③事務局 計画策定・推進委員会及び庁内作業部会の庶務を行うとともに、アンケ ート調査の実施や各種統計資料の整理・分析、計画たたき案の作成など、 計画策定全般にかかる事務を行います。福祉課が事務局となります。 ④県との連携 本計画の策定・推進にあたっては、県が実施する各種事業との連携を図 ります。また、一人一人の障害の状況や生活状況等に応じたきめ細かな支 援につなげることができる体制の強化を図ります。
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第2章 計画策定の背景(法改正等の動き)
国においては、平成 18 年に国連総会において採択された「障害者の権利に関 する条約」の批准を見据え、平成 21 年からの当面5年間を制度改革の集中期間 としており、全国務大臣からなる「障がい者制度改革推進本部」を設置すると ともに、「障がい者制度改革推進会議」等による障害者施策全般にわたる制度改 革に向けた協議が精力的に進められています。 (1)障害者基本法の改正 「障害者の権利に関する条約」における考え方にあわせ、障害の有無にか かわらず等しく基本的な人権を享有する個人として尊重されるものであると の理念にのっとり、障害者基本法の一部を改正しました。(平成 23 年 6 月 15 日に衆院内閣委員会にて可決。) 障害者の定義を見直したほか、災害時の安全確保のために必要な情報提供 に関する施策などが追加されています。 (2)障害者自立支援法等の改正 障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障害保健福祉施策を 見直すまでの間において、障害者等の地域生活を支援するための関係法律の 整備に関する法律(以下「整備法」という)が平成 22 年 12 月に公布されて います。この整備法による障害者自立支援法等の主な改正内容は、以下のと おりです。 項 目 主な内容 ①利用者負担の見直し (平成24年4月1日施行) ・利用者負担について、応能負担を原則に ・障害福祉サービス補装具の利用負担を合算し負担軽減 ②障害者の範囲の見直し (平成22年12月10日施行) ・発達障害が障害者自立支援法の対象となることを明確化 ③相談支援の充実 (平成24年4月1日施行) ・相談支援体制の強化 ・支給決定プロセスの見直し、サービス等利用計画作成の 対象者の大幅な拡大 ④障害児支援の強化 (平成24年4月1日施行) ・児童福祉法を基本として身近な地域での支援を充実 ・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援の創設 ・在園期間の延長措置の見直し ⑤地域における自立した生 活のための支援の強化 (平成23年10月1日施行) ・グループホーム・ケアホーム利用の際の助成を創設 ・重度の視覚障がい者の移動を支援するサービスの創設7 その後、平成 25 年 4 月に「地域社会における共生の実現に向けて新たな障 害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律」が制定され、 その中で「障害者総合支援法」が改正されています。主な改正内容は、以下 のとおりです。 項目 主な内容 1 題名 「障害者自立支援法」を「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に 支援するための法律(障害者総合支援法)」とする。 2 基本理念 法に基づく日常生活・社会生活の支援が、共生社会を実現するため、 社会参加の機会の確保及び地域社会における共生、社会的障壁の除去 に資するよう、総合的かつ計画的に行われることを法律の基本 理念 として新たに掲げる。 3 障害者の範囲 「制度の谷間」を埋めるべく、障害者の範囲に難病等を加える。(障 害児の範囲も同様に対応。) 4 障害支援区分の創 設 「障害程度区分」について、障害の多様な特性その他の心身の状態に 応じて必要とされる標準的な支援の度合いを総合的に示す「障害支援 区分」に改める。 ※ 障害支援区分の認定が知的障害者・精神障害者の特性に応じて行 われるよう、区分の制定に当たっては適切な配慮等を行う。 5 障害者に対する支 援 ① 重度訪問介護の対象拡大(重度の肢体不自由者等であって常時 介 護を要する障害者として厚生労働省令で定めるものとする) ② 共同生活介護(ケアホーム)の共同生活援助(グループホーム) への一元化 ③ 地域移行支援の対象拡大(地域における生活に移行するため重点 的な支援を必要とする者であって厚生労働省令で定めるものを加 える) ④ 地域生活支援事業の追加(障害者に対する理解を深めるための 研 修や啓発を行う事業、意思疎通支援を行う者を養成する事業等) 6 サービス基盤の計 画的整備 ① 障害福祉サービス等の提供体制の確保に係る目標に関する事項及 び地域生活支援事業の実施に関する事項についての障害福祉計画 の策定 ② 基本指針・障害福祉計画に関する定期的な検証と見直しを法定化 ③ 市町村は障害福祉計画を作成するに当たって、障害者等のニーズ 把握等を行うことを努力義務化 ④ 自立支援協議会の名称について、地域の実情に応じて定められる よう弾力化するとともに、当事者や家族の参画を明確化 平成25年4月1日施行(ただし、4.及び5.①~③については、平成26年4月1日)
8 (3)障害者虐待防止法の制定 深刻化している家庭や施設での障害者に対する虐待を防ぐことを目的とし た「障害者虐待防止法」が平成 23 年 6 月 17 日に国会で可決しました。 防止法では、家庭や施設などで障害者に対する虐待を発見した人に自治体 への通報を義務づけているほか、親による虐待が生命に関わる危険性がある と認められた場合には、親の許可がなくても自治体の職員が自宅に立ち入る ことを認めることや、自治体が虐待に関する相談窓口を整備することを義務 づけることなどが盛り込まれています。 (4)障害者差別解消法の制定 国連の「障害者の権利に関する条約」の締結に向けた国内法制度の整備の 一環として、全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、 相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、障害を理 由とする差別の解消を推進することを目的として、平成 25 年 6 月、「障害を 理由とする差別の解消の推進に関する法律」(障害者差別解消法)が制定され ました。 (5)地域生活支援事業の追加 平成 25 年 5 月に地域生活支援事業実施要綱が改定され、以下の事業が追加 されました。 事業名 事業の目的 理解促進研修・啓発事 業 地域社会の住民に対して障害者等に対する理解を深めるための研 修・啓発を行う。 自発的活動支援事業 障害者等やその家族、地域住民等が自発的に行う活動を支援する。 成年後見制度法人後見 支援事業 成年後見制度における後見等の業務を適正に行うことができる法人 を確保できる体制を整備するとともに、市民後見人の活用も含めた法 人後見の活動を支援することで、障害者の権利擁護を図る。 手話奉仕員養成研修事 業 聴覚障害者等との交流活動の促進、市町村の広報活動などの支援者と して期待される日常会話程度の手話表現技術を習得した手話奉仕員 を養成研修する。
9 (6)障害福祉計画策定の基本指針の見直し 平成 26 年 5 月に、障害者基本計画策定にかかる基本指針が改定されました。 第 4 期計画策定は以下の改定を踏まえて策定することとなります。 項 目 主な内容 1 PDCAサイクル の導入 ・少なくとも1年に1回は、成果目標等に関する実績を把握し、分 析・評価を行い、必要があると認めるときは、計画の変更等の措 置を講じる。 ・中間評価の際には、協議会や合議制の機関等の意見を聴くととも に、その結果について、公表することが望ましい。 2 成果指標の見直し ①福祉施設から地域生活への移行促進 ・平成25年度末時点の施設入所者数の12%以上を地域生活へ移行。 ・施設入所者数を平成25年度末時点から4%以上削減。 ②精神科病院から地域生活への移行促進 ・入院後3ヶ月時点の退院率を64%以上とする。 ・入院後1年時点の退院率を91%以上とする。 ・1年以上の在院者数を平成24年6月末時点から18%以上減少。 ③地域生活支援拠点等の整備(新規) ・障害者の地域生活を支援する機能の集約を行う拠点等を、各市町 村又は各圏域に少なくとも1つを整備。 ④福祉から一般就労への移行促進 ・福祉施設から一般就労への移行者数を平成24年度実績の2倍以上 とする。 ・就労移行支援事業の利用者数を平成25年度末の利用者から6割以 上増加。 ・就労移行支援事業所のうち就労移行率が3割以上の事業所を全体 の5割以上とする。 3 その他の事項 ○障害児支援体制の整備(新規) ・児童福祉法に基づく障害児支援等の体制整備についても定めるよ う努めるものとする。 ○計画相談の充実、研修の充実等
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第3章 障害者を取り巻く環境
(1)人口・世帯の状況 本町の人口は、平成 21 年以降減少し続けており、平成 27 年 1 月現在で 35,304 人となっています。今後も減少することが予想され、計画最終年度の平成 29 年には 750 人程度減少すると見込まれています。年齢別に見ると、0-18 歳の 年少人口割合は減少し、65 歳以上の高齢者人口が増加してきており、本町に おいても少子高齢化が進行しています。 世帯数は、平成 22 年ごろに大きく増加した後、15,700 世帯前後で推移して います。 ■人口の推移及び推計 5,867 5,733 5,610 5,478 5,318 5,181 5,042 4,916 4,730 23,301 22,767 22,389 22,010 21,324 20,787 20,176 19,651 19,254 7,966 8,283 8,511 8,732 9,192 9,647 10,086 10,338 10,578 37,134 36,783 36,510 36,220 35,834 35,615 35,304 34,905 34,562 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 (人) 0~18歳 19~64歳 65歳以上 実 績 推 計 出典:住民基本台帳人口(外国人登録人口含む)(各年 1 月 1 日現在) ■世帯の状況 14,915 15,636 15,718 15,777 15,622 15,707 15,751 2.49 2.35 2.32 2.30 2.29 2.27 2.24 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 (世帯) (人) 世帯数 1世帯あたり人員 出典:住民基本台帳人口(外国人登録人口含む)(各年 1 月 1 日現在)11 (2)障害者の状況 ①身体障害者(児) 身体障害者手帳所持者数は、平成 21 年度以降、1,100~1,150 人前後で推移 しており、平成 25 年度末時点で 1,132 人となっています。総人口に対する割 合もほぼ横ばいで推移しており、平成 25 年度で 3.19%となっています。 年齢別にみると、65 歳以上の割合が全体の 6 割以上を占めています。18 歳 未満の障害児は、ここ数年 20 人前後で推移しています。 ■身体障害者手帳所持者数および割合の推移 21 21 22 18 20 382 390 381 374 365 715 745 698 734 747 1,118 1,156 1,101 1,126 1,132 3.04 3.18 3.05 3.15 3.19 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 (%) (人) 18歳未満 18-64歳 65歳以上 割合 各年度末現在(「割合」の母数となる人口は翌年度 4 月 1 日現在)
12 等級別にみると、平成 25 年度で「1 級」が 370 人と最も多く、次いで「4 級」(244 人)、「2 級」(206 人)となっています。 障害種類別にみると、平成 25 年度で「肢体不自由」が 599 人(52.9%)と 最も多く、全体の半数以上を占めています。次いで「内部障害」(314 人、27.7%)、 「聴覚・平衡機能障害」(129 人、11.4%)と続いています。 ■等級別・障害種類別所持者数の推移 【単位:人】 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 1級 371 378 371 384 370 2級 227 230 223 207 206 3級 172 175 169 178 193 4級 224 242 220 234 244 5級 63 69 62 64 65 6級 61 62 56 59 54 視覚障害 74 77 74 73 76 聴覚・平衡機能障害 115 121 121 120 129 音声・言語・そしゃく機能障害 12 12 13 11 14 肢体不自由 619 637 590 601 599 内部障害 298 309 303 321 314 等 級 別 種 類 別
13 ②知的障害者 療育手帳所持者数は、年々増加してきており、平成 21 年度から 4 年間で 26 人増加し、平成 25 年度末で 286 人となっています。総人口に対する割合も増 加傾向にあり、平成 25 年度で 0.81%となっています。 年齢別にみると、平成 25 年度で 18 歳未満の障害児が 45 人(15.7%)、18 ~64 歳が 222 人(77.6%)、65 歳以上が 19 人(6.6%)となっています。 ■療育手帳所持者数および割合の推移 49 44 47 42 45 196 211 208 220 222 15 16 14 16 19 260 271 269 278 286 0.71 0.75 0.75 0.78 0.81 0.00 0.10 0.20 0.30 0.40 0.50 0.60 0.70 0.80 0.90 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 (%) (人) 18歳未満 18-64歳 65歳以上 割合 各年度末現在(「割合」の母数となる人口は翌年度 4 月 1 日現在) 程度別にみると、平成 25 年度で「B」が 91 人(31.8%)と最も多く、次 いで「A」(77 人、26.9%)、「C」(66 人、23.1%)と続いています。 ■等級別療育手帳所持者数の推移 【単位:人】 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 ○A 50 51 49 49 52 A 68 71 70 76 77 B 80 82 83 86 91 C 62 67 67 67 66 等 級 別
14 ③精神障害者 精神障害者保健福祉手帳所持者数は増加傾向にあり、平成 21 年度から 4 年 間で 66 人増加し、平成 25 年度末で 183 人となっています。総人口に対する 割合も年々増加してきており、平成 25 年度で 0.52%となっています。 年齢別にみると、平成 25 年度で 18~64 歳が 152 人(83.1%)、65 歳以上が 31 人(16.9%)となっています。 ■精神障害者保健福祉手帳所持者数および割合の推移 0 0 0 0 0 94 105 121 138 152 23 25 25 29 31 117 130 146 167 183 0.32 0.36 0.40 0.47 0.52 0.00 0.10 0.20 0.30 0.40 0.50 0.60 0 50 100 150 200 250 300 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 (%) (人) 18歳未満 18-64歳 65歳以上 割合 各年度末現在(「割合」の母数となる人口は翌年度 4 月 1 日現在) 等級別にみると、「2 級」が 105 人(57.4%)で最も多く、次いで「3 級」(59 人、33.2%)、「1 級」(19 人、10.4%)となっています。 精神通院医療受給者数も年々増加してきており、平成 21 年度から 4 年間で 99 人増加し、平成 25 年度末で 428 人となっています。 ■等級別手帳所持者数及び精神通院医療受給者の推移 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 1級 9 10 14 18 19 2級 62 73 81 97 105 3級 46 47 51 52 59 329 349 380 406 428 等 級 別 精神通院医療受給者数
15 ④難病患者 特定疾患医療受給者数は、平成 24 年度まで一貫して増加していましたが、 平成 25 年度で減少し、235 人となっています。 小児慢性特定疾患医療受給者数は、平成 25 年度で 32 人となっています。 ■特定疾患医療受給者数および小児慢性特定疾患受給者数の推移 【単位:人】 204 211 221 243 235 23 23 26 30 32 227 234 247 273 267 0.62 0.64 0.68 0.76 0.75 0.00 0.10 0.20 0.30 0.40 0.50 0.60 0.70 0.80 0 50 100 150 200 250 300 350 400 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 (%) (人) 特定疾患医療受給者数 小児慢性特定疾患医療受給者数 割合
16 (3)地域資源の状況 ①障害福祉サービス等事業所 毛呂山町で障害福祉サービスを提供している事業所は、以下のとおりとな っています。 ■主なサービス提供事業所 サービスの種類 事業所数 主たる対象者 身 知 精 難 児 居宅介護 21 事業所 21 21 17 7 20 重度訪問介護 21 事業所 21 1 1 3 - 同行援護 12 事業所 12 - - 5 12 行動援護 5 事業所 - 5 3 2 5 生活介護 8 事業所 2 7 - - - 自立訓練(生活訓練) 1 事業所 - - 1 - - 自立訓練(機能訓練) - - - - 宿泊型自立訓練 1 事業所 - - 1 - - 就労移行支援(一般型) 2 事業所 - 1 1 - - 就労継続支援(A型) - - - - 就労継続支援(B型) 2 事業所 - 2 - - - 療養介護 1 事業所 1 1 - - - 短期入所 8 事業所 5 6 - - 3 共同生活援助 5 事業所 1 1 4 施設入所支援 8 事業所 2 6 - - - 計画相談支援 8 事業所 7 6 7 5 6 地域移行支援 1 事業所 - - 1 - - 地域定着支援 1 事業所 - - 1 - - 移動支援 21 事業所 日中一時支援 14 事業所 生活サポート事業 21 事業所 21 21 18 21 21
17 ②相談支援・地域ケア体制 ■福祉課 [障害福祉係] 障害者、障害児の福祉について、相談指導から援護対策まで総合的な 福祉サービスを提供しています。また、各機関と連携をとりながら適切 な相談業務を実施しています。 [地域福祉係] 地域において、高齢、障害その他の理由により福祉サービスを利用す るようになっても、人びとが安心して暮らせるよう、地域住民や公私の 社会福祉関係者が互いに協力し地域社会の生活課題の解決に取り組める よう、民生委員・児童委員や関係機関と連携しながら地域福祉を推進し ています。 ■入間西地域総合支援協議会 障害者相談支援事業の適切かつ円滑な運営や地域の障害福祉に関するシ ステムづくりに向け、中核的な役割を果たす定期的な協議の場です。坂戸 市、日高市、毛呂山町、越生町、鳩山町の 2 市 3 町で共同設置しています。 協議会には、相談支援専門部会および就労支援専門部会の 2 つの専門部 会が設置されています。 ■入間西障害者相談支援センター 在宅で生活する身体、知的、精神障害のある人やその家族などに対し、 福祉サービスの利用援助や福祉制度の活用、施設の紹介、ピアカウンセリ ング、生活・介護相談および情報提供などを行っています。 坂戸市、毛呂山町、越生町、鳩山町の 1 市 3 町で下記の事業者に委託し ています。 (福)毛呂病院 光の家療育センター (福)毛呂病院 精神障害者地域活動支援センターのぞみ ■入間西障害者基幹相談支援センター 地域の相談支援体制の機能強化や質の向上を図るため、相談支援事業者 への指導・助言、人材育成を行っています。また権利擁護・虐待防止、地 域移行・地域定着の促進に向けた取り組みを行います。 坂戸市、日高市、毛呂山町、越生町、鳩山町の 2 市 3 町で下記の事業者 に委託しています。 (福)毛呂病院 光の家療育センター (福)毛呂病院 精神障害者地域活動支援センターのぞみ
18 ■毛呂山町・越生町障害者就労支援センター 本町および越生町在住の障害者と障害者の就労・実習を希望する事業所 を対象に、就労に関する相談、就職の準備、職業開拓、職場見学や実習、 職場定着支援、離職時の調整及び離職後の支援などを行っています。 毛呂山町と越生町により、「あいあい作業所」内に設置し、平成 23 年 4 月 1 日から開所しています。 ■精神障害者地域活動支援センター 精神障害のある方を対象に、憩いの場の提供とその人らしい生活が送れ るよう、相談・援助・生活支援などを通じて地域での社会参加を支援して います。 「精神障害者地域活動支援センターのぞみ」(毛呂山町) 「ゆめきた工房」(坂戸市) ■西部福祉事務所 管内の町村における障害者福祉、生活保護および高齢者の福祉事務に関 して、総合調整などを担当し、地域福祉向上のための事務を行っています。 ■身体障害者・知的障害者更生相談所 [身体障害者更生相談所] 身体障害者の更生医療の判定、補装具の処方および適合判定、施設入 所などについての医学的・心理学的および機能的判断を行います。 [知的障害者更生相談所] 知的障害者について、家族等からの相談に応じたり、施設入所などに ついて、医学的、心理学的および職能的判断を行い、必要な指導を行っ ています。 【窓口】埼玉県総合リハビリテーションセンター ■児童相談所 18 歳未満の方の療育手帳の判定や児童の虐待、施設入所等のあらゆる問 題について、本人・家族などからの相談に応じ、それぞれの問題解決に必 要な指導援助を行っています。 【窓口】川越児童相談所 ■保健所 公衆衛生の中心的な機関として、地域における妊産婦、乳幼児、児童、 成人、老人の保健について相談指導を行うとともに、疾病の発生予防およ び精神保健福祉に関する相談に応じています。 【窓口】埼玉県坂戸保健所
19 ■保健センター 保健センターは、乳幼児から妊婦、成人、高齢者の方々にいたるまで、 町民の健康増進ならびに疾病の予防を図り、公衆衛生の向上に寄与するこ とを目的として設置されている施設です。 各種保健事業を通じて、障害の発生予防や早期発見・早期対応、こころ の健康づくり等に取り組んでいます。 ■中核発達支援センター 中核発達支援センターは、発達障害児等の早期支援体制の充実を図るた め、発達障害児の診療・療育の拠点として県内に3か所整備されています。 「毛呂病院 光の家療育センター」(毛呂山町) ■社会福祉協議会 地域社会における社会福祉・保健衛生、その他生活の改善・向上に関連 のある公私機関・団体および住民の参加・協力のもとに活動を行っていま す。また、生活福祉資金の貸し付け、ボランティアの育成や心配ごと相談 なども行っています。 ■身体障害者相談員・知的障害者相談員 [身体障害者相談員] 身体に障害のある方、またはその家族からの相談に応じ、関係機関と 協力して問題解決にあたるため、町長から委託されて活動しています。 [知的障害者相談員] 知的障害のある方の家庭における養育、生活などに関する相談に応じ、 必要な指導助言を行うとともに、施設入所や就学・就職などについて関 係機関との連絡にあたるため、町長から委託されて活動しています。 ■民生委員、(主任)児童委員 心身に障害のある方や地域の要援護者などの自立の支援に努めるととも に、関係機関と協力して、地域福祉の増進に努めるため、町内各地区の方 が厚生労働大臣から委嘱されて活動しています。 ■権利擁護センター 知的障害者、身体障害者、精神障害者の権利擁護に関する総合的な相談 窓口です。 【窓口】埼玉県社会福祉協議会(彩の国すこやかプラザ内) ■FAX110番・FAX119番 言葉や耳が不自由な方が、交通事故や泥棒に侵入されたなど警察に関わ る問題が生じた場合や、急病や大けがまたは火災発生など消防署に関わる 問題が生じた場合のFAXによる緊急連絡システムです。
20 ③ボランティア・NPO等 障害者支援にかかる本町のボランティア団体、NPO法人および障害者 団体は以下のとおりです。 ■主なボランティア団体(社会福祉協議会登録団体) 団体名 活動概要 毛呂山手話サークル 手話学習 聴覚障害者交流 点訳サークルさくら草 点訳 視力障害者との交流 毛呂山町赤十字奉仕団 会食会調理 施設活動 朗読ボランティア花あかり 朗読及び録音(町広報等録音) 施設訪問 毛呂山町教育映画研究会 映画の上映 精神保健福祉ボランティアグル ープもこもこ 心の病の方々の居場所づくり 住民参加型在宅福祉サービスグ ループ友愛毛呂山 家事援助サービス 朗読の会 びだくおん 施設等での読み聞かせ キャンバス ノーマライゼーションを目指して活動 出典:毛呂山町社会福祉協議会ホームページ ■主なNPO法人(埼玉県認証法人) 法人名 活動概要 スポーツエイドジャパン 年齢、性別、障害の有無を問わず生涯スポーツの 普及と振興を図る トータルサポートネット 障害を持つ人々の就労に関する包括的な援助や 情報の公開、地域交流支援の推進 出典:埼玉県ホームページ ■本町の障害者団体 団体名 活動概要 身体障害者福祉会 研修会、各種イベントへの参加 手をつなぐ親の会 研修会、各種イベントへの参加、交流支援事業、 喫茶ゆず運営 精神障害者家族会「ひまわりの 会」 研修会、各種イベントへの参加、交流事業
21 ④関係機関 ■教育機関 本町の特別支援学校・学級は以下のとおりです。知的障害児を対象とし た県立毛呂山特別支援学校が設置されているほか、小学校・中学校に特別 支援学級があります。 また、近隣には、肢体不自由児を対象とした県立日高特別支援学校が設 置されています。 ■特別支援学校・学級(平成 26 年 4 月 1 日現在) 名称 概要 県立毛呂山特別支援学校 知的障害のある児童生徒を対象とした特別支援学校 在学数 152 名(小学部 27 名、中学部 45 名、高等部 80 名) 毛呂山町教育センター 教育センターでは、様々な教育課題や家庭における問 題等について、 専門的な立場から教育相談を行ってい ます。また、教職員の更なる資質の向上を図るため 研 修研究事業を行っています。 小学校特別支援学級 8 学級(在籍数 36 名) 中学校特別支援学級 4 学級(在籍数 10 名) ■医療機関 本町にある指定自立支援医療機関は以下のとおりです。 ■指定自立支援医療機関 名称 概要 埼玉医科大学病院 育成医療・更生医療、精神通院医療 救護施設 育心寮診療部 精神通院医療 光の家療育センター 精神通院医療 (社福)毛呂病院 精神通院医療
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第4章 アンケート結果の概要
(1)実施概要 ①調査目的 このアンケート調査は、今後の障害者祉施策とともに、障害福祉サービ ス等の事業運営を検討するための基礎資料として、障害者手帳をお持ちの 方等からご意見をお聴かせいただくために実施したものです。 ②実施方法等 調査対象:障害者手帳所持者及び特定疾患医療給付制度受給者(悉皆) 及び一般町民(300 名抽出) 調査期間:平成 23 年 1 月 14 日~平成 23 年 1 月 28 日 調査方法:郵送配付・回収 種 別 配付数 回収数 回収率 身体障害者 1,029 票 686 票 66.7% 知的障害者 255 票 153 票 60.0% 精神障害者 118 票 77 票 65.3% 難 病 患 者 204 票 139 票 68.1% 一 般 町 民 278 票 82 票 29.5% 合 計 1,884 票 1,137 票 60.4% (2)結果概要 ①回答者について [記入者について] アンケートに記入いただいた方は、身体障害者では「本人」が 67.3%、 「家族」が 26.1%、知的障害者では「本人」が 24.2%、「家族」が 63.4%、 精神障害者では「本人」が 61.0%、「家族」が 29.9%、難病患者では「本 人」が 70.5%、「家族」が 20.9%となっています。 [本人(身体障害者)について] 年齢では、70 歳代が 32.4%、60 歳代が 26.7%となっており、60 歳代以 上の割合が全体の約 6 割を占めています。前回調査と比べると 50 歳代の割 合が約 7 ポイント減り、70 歳代、80 歳代の割合がそれぞれ 5 ポイント程度 増えており、高齢化がうかがえます。 手帳の等級では、「1 級」が 33.5%で最も多く、次いで「2 級」(20.3%)、 「4 級」(18.7%)、「3 級」(14.4%)、「5 級」(6.1%)、「6 級」(5.0%) となっています。23 障害の種類では、「肢体不自由(下肢機能)」が 42.0%で最も多く、次 いで「肢体不自由(上肢機能)」(20.3%)、「心臓機能」(17.3%)、 「聴覚・平衡機能」(14.9%)と続いています。 [本人(知的障害者)について] 年齢では、30 歳代が 22.9%で最も多く、次いで 20 歳代が 22.2%、40 歳 代が 20.3%となっており、20-40 歳代で 6 割以上を占めています。 性別では、男性が 66.7%、女性が 32.7%で、男性の回答者が多くなって います。 手帳の程度では、「B」が 30.7%と最も多く、次いで「A」(24.8%)、 「A」(18.3%)、「C」(17.6%)となっています。 身体障害の有無について、「障害があり、身体障害者手帳を持っている」 人が 24.2%で、前回調査と比べて 6.9 ポイント増加しています。 [本人(精神障害者)について] 年齢について、30 歳代が 31.2%、40 歳代が 23.4%と多く、30-40 歳代で 5 割以上となっています。前回調査では 60 歳代が 28.4%で最も多く、30 歳 代が 19.4%、40 歳代が 7.5%と低かったため、今回調査と前回調査を比較 すると、30-40 歳代の意見がより大きく反映されています。 性別では、「男性」が 44.2%、「女性」が 55.8%となっています。 身体障害や知的障害の有無について、「身体障害がある」人が 15.6%、 「知的障害がある」人が 7.8%となっています。前回調査と比べると、「知 的障害がある」人が 35.8%から 7.8%に大きく減少し、「身体障害も知的 障害もない」人が 25.4%から 44.2%と大幅に増加しています。 身体障害、知的障害がある人は 29.9%で、その内、身体障害手帳を持っ ている人は約 8 割、知的障害手帳を持っている人は約 5 割となっています。 身体障害も知的障害もある人は、すべて身体障害者手帳のみを所持してい ます。 [本人(難病患者)について] 年齢では、60 歳代が 29.5%で最も多く、次いで 70 歳代が 23.7%、50 歳 代が 12.9%、40 歳代が 12.2%と続いています。 性別では、「男性」が 36.0%、「女性」が 61.2%となっています。 患っている病気について、「全身エリテマトーデス」が 10.1%で最も多 く、ついで「潰瘍性大腸炎」(9.4%)、「パーキンソン病関連疾患」(9.4%)、 「橋本病」(9.4%)と続いています。 身体障害の有無について、「障害があり、身体障害者手帳を持っている」 人が 27.3%で、前回調査と比べて 7.1 ポイント増加しています。 [一般町民について] 年齢では、70 歳以上が 30.5%で最も多く、次いで 60 歳代が 29.3%、50
24 歳代が 20.7%と、50 歳以上で 7 割を超えています。前回調査と比べると、 70 歳以上が 10 ポイント以上増えている一方で、20 歳代、30 歳代で 10 ポイ ント程度少なくなっています。 60 歳以上の割合の増加に伴って、職業における「無職」(19.5%、前回 9.0%)の割合も増加し、逆に「会社員、公務員など」(15.9%、前回 28.8%) の割合が低くなっています。 ②暮らしについて [家族構成について] 身体障害者では「夫婦のみ」(34.1%)および「二世代家族(本人が親 の世代)」(23.8%)、知的障害者では「二世代家族(本人が子どもの世 代)」(50.3%)、精神障害者では「二世代家族(本人が子どもの世代)」 (33.8%)および「ひとり暮らし」(22.1%)、難病患者では「夫婦のみ」 (25.2%)および「二世代家族(本人が親の世代)」(23.7%)の割合が 高くなっており、それぞれの年齢層に応じた家族構成となっています。 「ひとり暮らし」の割合は、身体障害者が 16.2%、知的障害者が 9.8%、 精神障害者が 22.1%、難病患者が 7.9%となっています。難病患者を除い て、前回調査と比べて 3~4 ポイント増加しています。 [住まいについて] 暮らしている場所について、約 8 割の人が「自宅」で暮らしています。 知的障害者では 27.5%が「障害者のための寮や施設」で暮らしています。 将来の暮らしの場について「現状のままでよい」と回答した人は、身体 障害者(54.1%)および難病患者(56.1%)で高くなっています。知的障 害者(29.4%)および精神障害者(33.8%)は 3 割程度となっていますが、 前回調査と比べると 2~6 ポイント上昇しています。 [困っていることについて] 現在の生活で困っていることについて、身体障害者および難病患者では 「特に困っていることはない」がそれぞれ 31.0%、32.4%と最も高くなっ ています。 知的障害者では「人とのコミュニケーションがうまくとれない」(34.6%)、 「外出する機会が限られている」(31.4%)と高くなっています。「特に 困っていることはない」と回答した人は 22.9%で、前回と比べて 10 ポイン ト高くなっています。 精神障害者では、「働けない」が 55.8%(前回 28.4%)や「人とのコミ ュニケーションがうまくとれない」が 41.6%(前回 32.8%)、「外出する 機会が限られている」が 40.3%(前回 28.4%)など、他と比べて多くの項 目で高い割合となっており、前回調査と比べても大幅に高くなっています。 これは、年齢構成において、前回と比べて 30 歳代、40 歳代の割合が大きく
25 増えたことが影響しているものと思われます。 日常生活において必要な手助けについて、「食事」や「着替え」、「ト イレ」、「入浴」、「寝返り」、「室内の移動」では、概ね「ひとりでで きる」人の割合が 5~8 割と高くなっています。 一方、「外出」や「食事のしたくや後片付け」、「身の回りの掃除、洗 濯」、「お金の管理」では、難病患者を除いて「ひとりでできる」の割合 が 3~4 割と低く、特に知的障害者で 3 割程度と低くなっています。 ③健康・医療について [健康について] 現在の健康状態について、知的障害者では 54.9%の人が、身体障害者で は 25.2%の人が「健康」と回答しています。また、精神障害者で 62.3%、 難病患者で 66.2%の人が「通院中」であり、精神障害者では 14.3%の人が 「入院」している状況です。前回調査と比べて大きな変化は見られません でした。 健康管理や医療で困ったり不便なことについて、全体では「病院の待ち 時間が長い」が 29.6%で最も高く、特に精神障害者では 41.6%と高くなっ ています。また、精神障害者で「医療費の負担が大きい」が 28.6%、知的 障害者で「通院する時に付き添いが必要」が 33.3%と高くなっています。 [医療について] かかりつけ医の有無では、「いる」と回答した人は、身体障害者で 71.0%、 知的障害者で 73.8%、精神障害者で 64.9%、難病患者で 64.0%となってお り、精神障害者において前回調査より 11 ポイント減少しています。 精神障害者で、現在「通院中」の人は 76.6%(前回 83.6%)、「入院中」 の人は 16.9%(同 7.5%)となっており、入院中の人の割合が高くなって います。 難病患者が受診する病院について、「町内」が 48.9%(前回 75.4%)、 「埼玉県内」が 39.6%(同 20.2%)、「東京都内」が 6.5%(同 0.9%) となっており、町内の病院を受診する人の割合が大幅に減少しています。 ④日中活動・社会参加について [学校について] 通っている学校について、「盲・ろう・特別支援学校」が 40.8%と全体 の 4 割を占め、「小・中学校の通常学級」および「自分の家」がそれぞれ 14.3%、「小・中学校の特別支援学級」および「高等学校」がそれぞれ 6.3% となっています。 一方、未就学児の保護者が希望する学校について、「小学校の通常学級」 が 31.8%、「盲・ろう・特別支援学級」が 13.6%、「小学校の特別支援学 級」が 9.1%となっています。
26 卒業後の進路について、「就職したい」が 34.0%で最も高く、特に知的 障害者(44.8%)の割合が高くなっています。次いで「特別支援学級・特 別支援学校・盲・ろう学校等に進学したい」(22.0%)、「通常学級・高 等学校・短大・大学・専門学校等に進学したい」、「福祉施設に通いたい」 (各 12.0%)と続いています。 [世帯の収入・就労について] 世帯の収入源について、「年金」と回答した人が最も多く、身体障害者 で 74.1%、知的障害者で 54.9%、精神障害者で 62.3%、難病患者で 58.3% となっており、前回調査と比べてもそれぞれ 10~15 ポイント程度増加して います。一方で、「あなた自身の給与・賃金」と回答した人の割合が 1~7 ポイント減少しています。 学校に通っていない人のうち、就労している人は、身体障害者で 21.7% (前回 24.2%)、知的障害者で 25.6%(同 25.6%)、精神障害者で 15.6% (同 6.1%)となっています。 就労している人のうち、「正社員・正規の職員」の割合は、身体障害者 (42.6%)と難病患者(52.6%)で高く、精神障害者および知的障害者は 3 割弱となっています。 仕事に関する希望についても、身体障害者および難病患者は「特にない」 が 4 割以上と高くなっています。一方、精神障害者では「収入の多い仕事 に就きたい」(57.1%)、「身近な場所で働きたい」(28.6%)、「周囲 の理解ある職場で働きたい」(28.6%)が、知的障害者では「周囲の理解 ある職場で働きたい」(29.2%)の割合が高いなど、就労環境の厳しさが うかがえます。 [外出について] 外出するときの交通手段について、身体障害者では、「自家用車」(36.7%) や「タクシー」(31.0%)の割合が高く、「自分で運転」も 25.2%となっ ています。知的障害者および精神障害者では、「徒歩」(51.6%、51.9%) や「電車」(43.1%、51.9%)が高くなっており、前回調査の結果と比べ ても「電車」(前回 37.6%、38.8%)の割合が増加しています。 外出時に困ることとして、身体障害者および難病患者では「駅や建物に 階段や段差が多い」、「道路の段差や路面のでこぼこが多い」、「歩道が 少ない・狭い」など、ハード面での支障が上位に来ています。 また、知的障害者および精神障害者では、「緊急時など意思の疎通が難 しい」、「健常者として見られてしまい、障害に対して気を使ってくれな い」、「タクシー利用料や自動車燃料費などの助成が少ない」など、ソフ ト面での支障が上位に来ており、障害特性に応じた援助が求められます。 [社会参加・地域交流について] この 1 年間での活動について、どの障害種別においても「泊りがけの旅
27 行」、「日帰り旅行」、「コンサートや映画、スポーツなどの鑑賞・見物」 が上位 3 位となっています。 一方で、どの障害種別においても「特に何もしていない」が 3 割を超え ており、特に知的障害者および精神障害者では、前回(18.8%、23.9%) と比べて 10 ポイント以上増えており、参加する機会やきっかけ、仲間づく りが必要です。 近所や地域の人との付き合いの程度について、身体障害者および難病患 者で 2 割の人が「親しくつきあっている」と回答しているほか、「自分か らあいさつする」人も 3 割前後となっていますが、前回調査と比べると 4 ~12 ポイント減少しており、近隣関係の希薄化がうかがえます。 知的障害者および精神障害者では、「親しくつきあっている」と回答し た人は、それぞれ 3.9%、1.3%で、前回調査(8.3%、9.0%)と比べて低 くなっています。 ボランティアに手助けしてほしいことについても、知的障害者では「買 い物など外出時の付き添い」(16.3%)、精神障害者では「話し相手」(22.1%) とやや高いものの、「手助けしてほしいことはない」と回答した人が全体 で 49.8%と半数近くにのぼり、知的障害者では、前回調査の 20.3%から、 今回 34.0%と 14 ポイントも上昇するなど、ボランティアとの関わりを望む 人が少なくなってきています。 一般町民において、家族や友人、知人に障害のある人がいる人は 40.3% と、前回調査(33.3%)と比べて 7 ポイント増えています。 一方で、障害のある人との交流意向については、「思う」(11.0%、前 回 14.7%)、「機会があればしてみたい」(15.9%、同 33.3%)と減少し ており、「思わない」(24.4%、前回 17.9%)、「わからない」(41.5%、 同 30.8%)の割合が増えています。 ⑤公的サービス・安全・安心について [介護サービスについて] 40 歳以上で介護保険の認定を申請し、サービスを受けている人は、身体 障害者で 26.1%(前回 23.8%)、知的障害者で 3.6%(同 8.1%)、精神 障害者で 17.8%(同 4.4%)、難病患者で 20.0%(同 15.6%)となってお り、知的障害者を除いて前回調査より増加しています。 「介護の必要がない」人は概ね 3 割程度となっていますが、前回と比べ てその割合は 5~12 ポイントほど低くなっています。 ホームヘルプサービスを利用している人は、身体障害者で 7.6%、知的障 害者で 3.9%、精神障害者で 2.6%、難病患者で 7.9%となっています。難 病患者は前回調査の 1.8%から 6 ポイント増加しています。 ショートステイを利用したことがある人は、身体障害者で 8.6%、知的障 害者で 17.0%、難病患者で 2.6%となっており、精神障害者ではいません
28 でした。 介護保険の認定者や身体障害者手帳および療育手帳所持者のうち、デイ サービスを利用している人は、身体障害者で 16.6%、知的障害者で 13.1%、 精神障害者で 7.8%、難病患者で 11.5%となっています。 各サービスともに、利用していない理由で最も高い項目が「身の回りの ことは一人でできる」あるいは「利用する必要がない」であり、身の回り のことが一人で出来なくなったり、利用する必要が出てきた場合は、6~9 割の人が「利用したい」と回答しています。 その中で、知的障害者の利用意向が 6 割程度と他と比べて低く、前回調 査と比較しても大きく減少しており、公的サービスを利用することへの意 識の変化が見られます。 一般町民においても、もし日常的に介助が必要になった場合、「公的な 福祉サービスを利用する」と回答した人は 63.4%で、前回調査(72.4%) と比べて低くなっています。 「障害者自立支援法によるサービス」について、平成 18 年度から開始さ れたことを「知らない」と回答した人は、身体障害者で 71.4%、知的障害 者で 47.1%、精神障害者で 53.2%となっています。制度が始まったことに より困ったことについて、3 障害とも「制度の仕組みがわからない」が最も 多くなっており、十分な理解を促すための工夫した情報提供が必要です。 [相談支援・情報提供について] 福祉サービスなど必要な情報の収集や相談で困ることについて、「家族 や知人に相談したり、情報を得られているので、特に困ることがない」と 回答した人が 4~5 割と高く、前回調査と比べても 3~15 ポイント増加して います。 それ以外では、どの障害種別でも「どこに問合せたらよいかわからない」、 「身近な場所に相談するところがない」が上位 2 つであり、相談窓口の周 知を図っていく必要があります。 「入間西障害者相談支援センター」について、「利用したことがある」 人は、身体障害者で 2.3%、知的障害者で 15.7%となっています。一方、 「知らない」と回答した人は、身体障害者で 76.4%、知的障害者で 51.0% と高く、周知が必要です。 精神障害者において「精神障害者地域活動支援センターのぞみ」を利用 している人は 40.3%で、前回調査(20.3%)と比べて 20 ポイント増加して います。 町の難病患者等居宅生活支援事業を「知っている」難病患者は 28.8%に とどまり、54.0%の人が「知らない」と回答しています。前回調査と比べ ても認知度は下がっており、積極的な周知が必要です。
29 [防災について] 災害時の避難場所を「知っている」人は、身体障害者で 44.9%(前回 35.7%)、知的障害者で 35.9%(同 33.8%)、精神障害者で 40.3%(同 47.8%)、難病患者で 52.5%(同 49.1%)となっており、精神障害者を除 いて前回を上回っています。 一方で、知的障害者および精神障害者の 5 割、身体障害者および難病患 者の 3 割が「知らない」と回答しており、十分周知が図られていない状況 です。 災害時に備えて力をいれてほしいことについて、「障害者が避難するた めの地域ぐるみの協力体制」や「障害者に配慮した災害情報などの伝達体 制」、「避難先での治療体制の整備」などが上位に来ています。知的障害 者では「障害者のための避難訓練の実施」、身体障害者および難病患者で は「補装具や日常生活用具の確保」についても高い割合となっています。 ⑥介助者の状況について [介助者について] 身体障害者および難病患者では、本人の「配偶者」がそれぞれ 50.6%、 53.2%と 5 割を超えています。知的障害者および精神障害者では、本人の 「母」が最も高く、それぞれ 64.2%、35.3%となっています。 介助者と同居「している」人は、身体障害者で 70.9%、知的障害者で 72.0%、 精神障害者で 64.9%、難病患者で 82.0%となっていますが、前回調査と比 べて 4~10 ポイント低くなっています。 介助者の就労状況をみると、就労している人は 4 割程度で、「常勤で勤 めている人」は 2 割以下にとどまっています。 [介助の状況] 介助者が病気や外出など一時的に介助できなくなった場合は、「他の同 居家族」あるいは「別居の家族・親族」に頼むケースが多くなっています。 知的障害者では「ショートステイ」の割合が 18.3%と高くなっています。 介助する上で大変なことについて、どの障害種別においても「外出介助」 や「本人の病気時」、「緊急時の対応」が上位に来ています。これらに加 え、身体障害者では「入浴の介助」、知的障害者および精神障害者では「本 人との意思疎通」および「本人の精神的支え」の割合が高くなっています。 介助するうえでの悩みや問題について、すべての障害種別において「精 神的に疲れる」の割合が最も高く、介助者の精神的負担の軽減に向けた支 援が求められています。また、「体力的にきつい」、「自分の時間が持て ない」、「他に介助者がいない」についても上位に来ており、地域全体で 支える体制の整備が必要です。
30 ⑦障害者施策について [共生社会・地域福祉の実現に向けて] 障害のある人とない人がお互いに理解し、共に生きる社会をつくるため に必要なこととして、「小さいころから障害の有無にかかわらず普通にふ れあうよう努める」や「学校教育の中で障害や福祉に関する学習を充実す る」、「障害のある人とない人が交流する場や機会を設ける」など、相互 理解を深める取組みが上位に来ているほか、「障害の状況に応じて働ける よう、職場の就労環境を改善する」など、障害の有無にかかわらず能力を 発揮できる環境と経済的自立を条件に掲げる人の割合が高くなっています。 [重点施策について] 保健・医療の分野では、難病患者以外で「医療や健康に関する相談の充 実」と「障害者が診てもらえる医療機関の確保」が上位 2 つとなっていま す。難病患者では「医療や健康に関する相談の充実」と「リハビリテーシ ョンの充実」の割合も高くなっています。 在宅サービスの分野では、すべての障害種別において「相談・情報提供 の充実」と「生活サポート事業の充実」が上位 2 つとなっています。 教育・保育の分野では、知的障害者以外で「就学・進路などの相談の充 実」と「通常学級、幼稚園、保育園などへの受入の拡大」が上位 2 つとな っており、知的障害者では「就学・進学などの相談の充実」と「障害児学 童保育の推進」が上位 2 つとなっています。 就労・雇用の分野では、「職業紹介・相談の充実」や「障害者を雇用す る企業の優遇措置」の割合が高いほか、知的障害者では「福祉的就労の拡 大」、身体障害者、難病患者および精神障害者では「公務員や公的施設へ の雇用拡大」の割合が高く、受け皿の拡充が望まれています。 施設の整備では、「生活面の支援を受けながら地域で障害者が暮らす施 設の整備・充実」の割合が最も高く、特に知的障害者および精神障害者で 高くなっています。その他、精神障害者や難病患者では「日中通って訓練・ 治療する施設の整備・充実」が、身体障害者では「リハビリテーション施 設の整備・充実」が上位となっています。 社会参加への支援では、身体障害者および難病患者で「障害者が利用し やすいよう、建物や交通機関、道路などの改善」の割合が高く、知的障害 者および精神障害者では「障害者に対する理解への啓発」の割合が高くな っています。 経済的な支援では、すべての障害種別で「各種年金の充実」および「医 療費の助成の充実」が上位 2 つの項目となっており、特に精神障害者では 6 割以上の人が「各種年金の充実」と回答しています。
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第5章 障害者施策における課題
障害者を取り巻く環境の変化やアンケート調査の結果、第2次障害者福祉計 画の自己評価結果等を踏まえ、毛呂山町における障害者施策の課題を整理する と、以下のとおりです。 (1)一貫した相談支援体制の強化 障害者の状態の変化やおかれている環境の変化にきめ細かく対応できる相 談支援体制は、障害者支援の要であり、状況に応じた適切な支援につなげて いくことが重要です。 毛呂山町の相談体制として、「入間西障害者相談支援センター」や「精神障 害者地域活動支援センターのぞみ」、「毛呂山町・越生町障害者就労支援セン ター」が設置されているほか、西部福祉事務所、児童相談所、保健センター、 社会福祉協議会、医療機関、特別支援学校をはじめとした教育機関、保育所 などの相談場所があります。こうした相談機関が障害者一人ひとりの状況を 共有し、その人の生活全般を見据えた支援につなげていくことが必要です。 これまでの取組みとして、相談支援連絡会議の開催や保育所・幼稚園から 小学校への情報提供、保健事業の結果から療育機関につなげるといった、事 業所間や関係機関の連携した取組みが行われており、今後はさらに連携の幅 を広げるとともに、共有した情報の一層の有効活用を検討していく必要があ ります。 また、アンケート調査をみると、相談窓口などの認知度は決して高いとは いえません。ということは、まだまだ活用の潜在能力があることを意味して おり、周知によってさらなる活用を図るとともに、相談体制の確保と資質の 向上を図っていかなければなりません。 (2)サービス提供基盤の強化と各種制度等の周知徹底 障害者施策は、これまでの措置から契約によるサービス提供に移行し、障 害者自立支援法では、各種障害共通のサービス体系による提供体制への移行 が進められています。また、総合福祉部会での骨格提言を踏まえた「障害者 自立支援法の一部改正」では、「制度の谷間」がなく、障害者が自立した生活 を営むことができることを目指しており、障害福祉サービスをはじめとした 法定サービスはもとより、地域の実情に応じて柔軟に実施される地域生活支 援事業や生活サポートサービスの充実が求められています。 毛呂山町においても、サービスの周知・定着等により障害福祉サービスの 利用者は年々増加してきています。一方で、アンケート調査結果からは、必 ずしも障害福祉サービスに対する理解が十分ではないことがうかがえること から、十分な理解を促す工夫した情報提供を行うとともに、相談支援事業者 と連携しながら、適切なサービス利用計画の策定に向けた体制づくりを検討32 さらに、障害者の生活を支援する各種制度やサービスについても周知徹底 が図られていないとの自己評価も多くなっています。サービスの充実におい ては、まずは現在提供しているサービスを必要な人に確実に提供できるよう、 さまざまな機会を活用して周知を図るとともに、障害特性に応じて広く情報 提供していくことから始めなければなりません。 (3)発達障害者等に対する支援体制の強化 障害者基本法では、障害者の定義が見直され、また、「整備法」では、発達 障害者が障害者自立支援法の対象になることが明確化されました。さらに、 平成 25 年 4 月の「地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉 施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律」では、障害者等の範囲に 難病患者が加えられており、これまでの身体、知的、精神の 3 障害の枠に捉 われず、一人ひとりの状態に応じた支援が必要になります。 そのためには、多様化、重度化する障害に対する理解を深め、知識を習得 していくことが不可欠であり、特に発達障害や高次脳機能障害に対する理解 と知識が求められます。 平成 24 年度から障害児発達支援事業を開始することに伴い、町職員が各種 障害に対する講習会・研修会に参加し、スキルアップを行い、発達障害等に 対する支援体制の強化を図ります。今後は、こうした取り組みの着実な推進 を図るとともに、障害者等に関わる教育、福祉、医療関係者等の理解促進を 図っていく必要があります。なにより保護者の理解がないと適切な支援につ なげられないことから、保護者からの理解と協力が得られる工夫と適切な助 言・指導が行われる体制づくりが必要です。 (4)地域で共に暮らしていくための環境づくりの推進 住み慣れた地域で安心して暮らしていくことができる共生社会の実現は、 障害者施策の大きな理念のひとつです。その実現のためには、一人ひとりが 持つ能力や個性を発揮することができる環境づくりと周りに暮らす地域住民 の理解・協力が欠かせません。 能力や個性の発揮という点では、毛呂山町・越生町障害者就労支援センタ ーの機能の充実を図り、障害者の一般就労、職場定着に向けた支援、就労先 となる企業開拓に努めるとともに、福祉的就労の場の確保として、就労継続 支援事業所の充実を図っていく必要があります。また、障害児の個性と能力 を最大限伸ばしていくためにも、保健や医療、福祉、教育等の関連分野や家 庭を含めた連携を推進していかなければなりません。 地域住民の理解と協力という点では、さまざまな交流やふれあいの中から 相互理解が深まることが必要です。毛呂山町では「ふれあい広場」や「ふれ あいスポーツ大会」が開催されていますが、相互交流とまではいかず、また 回数も限られており、実施方法等に検討が必要です。近隣関係が希薄化する 昨今、よほどの工夫がないと日常的な交流の場の創出は難しく、大きな課題
33 といえます。また、アンケート調査を見ると、一般町民側にはちょっとした ボランティアを行いたい意向があるもののどうしたらよいかわからない、障 害者側には「特に手助けしてほしいことはない」が 5 割近くに上るなど、双 方にちょっとした「壁」が存在することが垣間見えます。その壁を取り除き、 つなぐ役割を果たすしくみを構築していくことが、共生社会の実現に近づく 具体的な方法のひとつといえます。