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「学び合い」を組み込んだ社会科授業の設計 : 社会認識形成を意図して

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Academic year: 2021

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(1)『学び合い』を組み込んだ社会科授業の設計.    一社会認識形成を意図して一.               教育実践高度化専攻             授業実践リーダーコース.             P080321 戸出彰男 I 研究の目的と方法.  これまでのr学び合い」の社会科の授業につい. 1研究の目的. て考察を行った。. (1) 「『学び合い』活動の手法を社会科の授業に用.  佐藤学が主張する「学びの共同体」における社.   いることで、生徒に興味・関心を持続しても. 会科授業について分析した。佐藤の主張では、人.   たせながら、社会認識を形成できるのではな. 間関係の構築が達成すべき目標となっている。そ.   いか。」という仮説を立て、その検証を行う。. のため、社会科の教科としての目標が達成された. (2) 「学び合い」活動を取り入れた社会認識形成. かどうかは、授業研究においても討議されない点.   に有効な授業の開発を行う。. を指摘した。その結果、「学びの共同体」では、社. 会科の教科目標である社会認識の形成にはいたっ. 2研究の方法. ていないことを示した。. (1)「学び合い」を取り入れた社会科授業の先行.  次に、筆者と同じ大学の附属中学校の実践の中.  研究を分析し、「学び合い」を取り入れた社会. で「学び合い」の研究を行っている中学校の事例.   科授業の課題を明らかにする。. を考察した。その結果、他の大学の附属中学校の. (2)明らかになった「学び合い」を取り入れた杜. 実践も、人間関係の改善や、教科の方法知を学ぶ.   会科授業の課題を解決する手立てとして、概. 手段として「学び合い」を行っている。そのため、.   念探究型の授業構成理論に「学び合い」活動. 社会科の教科目標を達成する授業構成をとってい.   を組み込んだ社会科授業モデルを提案する。. ないことを示した。. (3) (2)で提案した授業を実践し、分析結果を考.  そして、筆者の勤務している兵庫教育大学附属.   察し、改良した社会科授業モデノレを提案する。. 中学校の実践を考察した。その結果、r学び合い」. を生徒の人間関係を改善する方法として用いてい 論文構成. る。そのため、社会科の教科目標を達成している. 序章. とはいえず、総合的な学習と峻別することもでき. 第I章 これまでのr学び合い」研究の現状と課. ない授業構成になっていることを示した。.    題.  このように、これまでの「学び合い」を用いた. 第II章 社会認識を意図したr学び合い」の授業. 社会科の授業実践では、社会科の教科目標の中の、.    構成. 「我が国の国土と歴史対する理解と愛情を深める」. 第皿章 社会認識を意図したr学び合い」の授業. ことができず、r公民としての基礎的教養を培うこ.    実践. と」ができないことを示した。. 第1V章:研究の成果と今後の課題. つまり、これまでの「学び合い」を取り入れた社 会科の授業は、人間形成を目標とした特別活動の. I 研究の概要 1 これまでの「学び合い」における社会科授業. 授業になっていることを明らかにした。.

(2) 2概念探究型の社会科授業構成に「学び合い」を. (2) 授業の目標を明確になったことにより、生.  組み込んだ授業構成理論.  徒に社会認識を深める授業を行うことができ.  社会科の教科目標を達成するために、概念探究.  た。. 型の社会科授業構成の中に「学び合い」を組み込. (3) 授業後の検討会で、実践について詳しく振. んだ授業構成理論を提案した。.   り返りを行い、授業構成や「学び合い」活動.  概念探究型の社会科授業構成の「問い」の設定.   をより活発化するための改善案を提案するこ. の場面においては、個人の「問い」をより精激化.   とができた。. するための手段として「学び合い」を組み込むこ ととした。. 2 課題.  仮説設定の場面では、個人の作った仮説を合理. (1) 社会的認識の深まりを「生徒の振り返りシ. 的な仮説に仕上げる手段として、r学び合い」を用.  ート」以外のもっと精綴に検証できる方法の. いることとした。.  開発。.  仮説の検証の場面においては、個人の検証結果. (2) 他の単元での授業構成案の開発。. をお互いに発表する「学び合い」を利用すること で、個人の社会認識がより深く形成される方法を 示した。. 修学指導教員 黒岩  督        永田 智子. 3 授業の実際  本研究における授業案の実践は、次のとうりで ある。.  r問い」の設定では、奈良・平安時代の学習に おいて、既有知識や資料集の活用を通じて、形成 させた「問い」をグループで交流させることでよ り精綴な「問い」に高めようとした。.  仮説設定の場面では、武士の登場の単元で個人 の設定した仮説をグループで話し合い、より合理 的な仮説にしようとした。.  仮説検証では、鎌倉幕府衰退の原因を生徒が設 定した仮説をグループで検証することでより合理 的な結果を得ることができた。. 皿 成果と課題. 1 成果 (1) 単元目標や授業目標の中に、社会認識の形.  戌を明示した学習指導案を作成できた。. 指導教員   米田  豊.

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