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歴史的風致維持向上計画概要版

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Academic year: 2018

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(1)

松本市の維持向上すべき歴史的風致

松本市は、

北アルプス連峰や美ヶ

原高原などの山並みを背景に望み、

国宝松本城を中心と

する約4

年前に形成さ

れた町割や、

歴史的建造物などの歴史的資源が四季折々の美し

表情を見せている。

また、

豊かな湧水による水めぐ

る城下町は、

先人たちにより

育まれ、

受け継がれ、

人々の営みが、

道祖神を始めと

するさ

まざまな習俗、

祭礼と

いっ

た文化的資源を心のより

どこ

ろと

継承さ

れている。

そし

て、

れら

が一体と

なっ

て良好な市街地の環境が形成さ

れ、

松本市固有の歴史的風致を生み出し

ている。

松本城下町は、湧水に恵まれた地に形成され、日常生活 に用いられるとともに、酒造などの産業に利用されてきた。 今も井戸は市民の活動に支え

られ、水を汲む人々でにぎわい を見せ市民のかけがえのない 宝となっている。

水めぐ

る城下町にみる歴史的風致

源智の井戸

「善光寺道名所図会」 源智の井戸の挿絵 あめ市は商都松本の冬の代表行事で、市神様を

祭り、一年の商いを占う初市が松本商人の知恵に よりあめ市と名を変え、引継がれている。市神様の 碑を中心に市が立ち、子供のあめを売る声が響き、 新年の城下町に賑わいを見せている。

商都松本にみる歴史的風致

あめを売る子供たち

本町「御本社」市神祭

祖先の霊を迎え る風習であるぼん ぼんは、近代には 青山様を生み、城 下町の風情が残る 町割を舞台に、女 の子の下駄の音と 哀愁を帯びたぼん ぼん唄、男の子の 青山様の掛け声が 聞こえ、松本の夏 の風物詩として城 下町の風情を高め ている。

ぼんぼんと

青山様にみる

歴史的風致

ぼんぼん

青山様 槍、穂高連峰を始めとする北アルプスとなだらかな山容の

筑摩山地の登山道、山小屋は、多くの登山者と色とりどりの テントで賑わい独特の山岳景観を醸し出している。

道祖神は、ムラの繁栄につながる万能の神様とし て信仰され、道祖神を祭り繁栄を祈る習俗が市内各 所で行われ、春を待ちわびる人々の心のよりどころ と なっている。

村内を訪れる産土神の霊の乗物であるお船を曳 きまわすお祭りで、残雪の北アルプスを映す水田の なかを神社に向かうお船は華麗で、お祭りが終わる と田植えの季節を迎える。

近代登山にみる歴史的風致

槍ヶ岳登山風景

涸沢のテント

徳本峠小屋

拝殿を回るお船 御 柱

道 祖 神

三 九 郎

道祖神にみる歴史的風致

町内を巡るお船

お船祭り

にみる歴史的風致

計画期間

平成23年度(2011)∼平成32年度(2020)

からさわ さん く ろ う

おんばしら

(2)

松本市の重点区域における施策・事業概要

松本城南・

西外堀復元事業

南・西外堀の復元整備により、松 本城と城下町が一体となった歴史的 景観を創出し、城郭としての風格や 魅力の向上を図る。

都市計画道路内環状北線整備事業

通過交通の分散を図り、歩道を広く 確保し、居住者の利便性や観光客の 回遊性を高め、隣接する外堀復元事 業と連携し、電線類の無電柱化など で歴史的景観に配慮した整備を行う。

歩いてみたい城下町まちづく

事業

歴史的風致を形成する重要な要素の路地や小路、城下町の 風情やたたずまいを醸し出し、城下町であったことを今に伝え、 まちなみに調和した道路の美装化や水路の開渠化により、景観 の改善を図るとともに、水の恵みを感じ、親しむ環境の改善を図 る。

松本市基幹博物館整備事業

松本城二の丸内にある松本市立博物館が、三の丸地区に移転することによ り、二の丸の歴史的景観が改善される。また、三の丸地区に博物館を整備し、 現存する文化財と関連付けることで、松本城の歴史の理解に資するとともに、 周辺の城下町の歴史的風致の維持向上に寄与する。

「松本城およびその周辺整備計画」・ 「松本市基幹博物館基本計画」等に基 づき、松本市立博物館を三の丸エリア の松本城大手門駐車場北棟・平面式 駐車場敷地に新築整備し、現施設は 解体撤去する。

水めぐ

の井戸整備事業

松本の歴史的風致をなす湧水の活用をさらに広め、観光資源や市民の 水汲み場として利用することにより、新たな回遊ルートの創出などで、歴史 的風致の維持向上を図る。

個人所有の井戸の整備 費に補助金を交付し、井戸 利用の促進を図り、井戸を 活用した緑とうるおいある 快適な住環境の創出を推 進する。

景観形成に関する施策

景観計画

地域の特性や住民の意向を反映させるため、地域住民の合意を得ながら 景観形成基準(行為制限)の上乗せを随時追加して行く。

さらに、建築物の高さ制限については、より実効性を高めるため、高度地区、 地区計画等の都市計画決定をめざす。

屋外広告物

条例の周知に取組むとともに、市民意識の高揚に努め、松本市の多様な景観 (自然、山岳、田園、市街地、城下町など)の保全や形成をめざす。

西外堀事業着手前の現状

事業着手前の状況

整備計画案

事業着手前の現状(上空から)

事業前の状況

整備例(井戸改修)

基幹博物館 建設予定地 南外堀事業着手前の現状

計画期間

平成23年度(2011)∼平成32年度(2020)

整備イメージ

参照

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