Environmental Report
01
目 次 ・ ご あ い さ つごあいさつ
会社概要・事業内容
誠実な企業であるために
環境報告
事業活動に伴う環境負荷の全体像
INPUT・OUTPUT印刷方式の種類
環境マネジメント
環境経営方針環境マネジメントの体制
ISO14001の認証取得状況
環境関連法規の順守
教育・訓練活動
グリ−ン調達
環境保全活動の目標と実績
環境会計
環境配慮型製品・商品
環境負荷低減への取り組み
1. 地球温暖化防止とエネルギー使用量削減
2. 廃棄物の削減
3. 大気汚染物質(NOx、SOx)排出量の削減
4. 水質汚濁防止
5. PRTR法に基づく化学物質の管理
6. オフィス部門での取り組み
7. 海外関連会社での環境活動
工場別環境保全監視測定データ
社会性報告
社会とのかかわり
従業員とのかかわり
「環境報告書2007」の発行にあたって
「環境報告書ガイドライン(2004年3月発行)」 対応対照表
■編集方針
サカタインクスは、環境パフォーマンスと環境保全活動に関する開示・ 報告を主な目的として、また、社会とのコミュニケーション手段のひとつ として、2002年より環境報告書を発行しています。
2007年版は、事業活動における環境保全活動の報告や社会性報告 を継続して掲載し、内容の充実に努めています。
■参考にしたガイドライン
本報告書は、環境省の「環境報告書ガイドライン(2004年3月発行)」 を参考にして作成しています。
また、環境会計については、環境省の「環境会計ガイドライン(2005 年2月発行)」および社団法人日本化学工業協会、日本レスポンシブル・ ケア協議会による「化学企業のための環境会計ガイドライン」を参考に 作成しています。
■報告対象期間
主に2006年度(2006年4月1日∼2007年3月31日)の状況につ いて報告しています。ただしデ−タ推移や継続的に行っている活動を示 す場合などは2005年度以前の情報を含め、また、2007年4月以降の 情報も必要に応じて掲載しています。
■報告対象となる組織
当社国内工場を主な報告対象組織としています。なお、環境パフォー マンスデータに関しては、非生産拠点(本社、支社・支店・営業所)のデー タも記載しています。また、海外関連会社の取り組みも含めて報告して います。
■発行日
2006年版、2007年版は9月に発行しています。次回発行予定は 2008年9月です。
目 次
02
03
05
07
09
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15
17
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26
29
1)基本的項目
1 経営責任者の緒言(総括及び誓約を含む) 2 報告に当たっての基本的要件(対象組織・期間・分野) 3 事業の概況
2)事業活動における環境配慮の方針・目標・実績等の総括 4 事業活動における環境配慮の方針
5 事業活動における環境配慮の取組に関する目標、 計画及び実績等の総括
6 事業活動のマテリアルバランス 7 環境会計情報の総括 3)環境マネジメントの状況 8 環境マネジメントシステムの状況
9 環境に配慮したサプライチェーンマネジメント等の状況 10 環境に配慮した新技術等の研究開発の状況 11 環境情報開示、環境コミュニケーションの状況 12 環境に関する規制の順守状況
13 環境に関する社会貢献活動の状況
4)事業活動に伴う環境負荷及びその低減に向けた取組の状況 14 総エネルギー投入量及びその低減対策
15 総物質投入量及びその低減対策 16 水資源投入量及びその低減対策
17 温室効果ガス等の大気への排出量及びその低減対策 18 化学物質の排出量・移動量及びその管理の状況 19 総製品生産量又は総商品販売量
20 廃棄物等総排出量、廃棄物最終処分量及び その低減対策
21 総排水量及びその低減対策
22 輸送に係る環境負荷の状況及びその低減対策 23 グリーン購入の状況及びその推進方策 24 製品・サービスのライフサイクルでの環境負荷の 状況及びその低減対策
5)社会的取組の状況 25 社会的取組の状況
P2 P1 P3、4 P9 P11、12 P7、8 P13、14 P9、10、23、24 P10 P15、16 P26、27、28 P10、25 P28 P7、8、17 P7、8 P7、8、19 P7、8、17 P7、8、20 ―― P7、8、18 P7、8、19 P17、22 P22 P7、8、15、16 P26、27、28、29、30
ガイドライン項目 該当ページ
表紙には「大気」「水質」「土壌」をテーマに、 当社社員が撮影した写真を使用しました。
17
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Environmental Report 環 境 報 告 書02
サカタインクスは、新聞、段ボール、食品包装用フィルムやチラシ、パンフレットなど
の印刷に必要な各種印刷用インキの製造のほか、製版用ソフト、製版用材料、印
刷関連機材も取り扱い、事業を拡充してまいりました。印刷物の高品質化、情報
伝達技術の向上などに対応した事業展開は、情報文化の発展に貢献しているも
のと考えております。
当社は、これらの事業活動の中で、環境への配慮を経営の重要課題とし、生
産拠点、非生産拠点それぞれにおいて、エネルギー使用量削減や廃棄物削減を
はじめとする、環境負荷低減活動を継続的に実施しております。海外グループ会
社では、ISO14001認証取得を推進し、2006年度は4社が取得しました。印刷用イ
ンキについては、環境関連法令や条例の要求事項を順守することはもちろん、よ
り環境にやさしい原材料への転換を進めるとともに、印刷過程での環境負荷低
減に対しても、当社の課題として取り組んでおります。これらの環境配慮型印刷
用インキや印刷用機材については、社会のニーズにマッチしたものをご提供する
のはもちろんのこと、今後取り組むべきことは何かを自らに問いかけ、さらに進んだ
性能を有する製・商品をご提案してまいります。
当社が、一企業市民として、また、社員が社会の一員として、社会的な要請を
敏感に察知し、地域との連携を深めながら、持続可能な社会の構築に貢献できま
すよう活動してまいります。
本報告書により、当社および当社グループの取り組みをご理解いただくとともに、
忌憚のないご意見をお待ちしております。
03
会 社 概 要 ・ 事 業 内 容会社概要・事業内容
社 名
創 業
本社所在地
代 表
資 本 金 事 業 内 容
決 算 期 従 業 員 数 企 業 集 団
サカタインクス株式会社
(SAKATA INX CORPORATION) 1896年11月1日
大阪本社/大阪市西区江戸堀1-23-37
東京本社/東京都文京区後楽1-4-25(日教販ビル) 代表取締役社長 丸 博次(たかまる ひろつぐ) 7,472百万円
各種印刷用インキ・補助剤の製造・販売 印刷用・製版用機材の販売
電子機器・情報関連機材の販売 記録材料関連品の製造・販売、輸出入 3月31日
単独810名(連結2,950名) 子会社26社(内連結対象会社20社) 関連会社7社(内持分法適用会社4社)
サカタインクスは、一世紀を超えるその歴史の中で、 常に印刷情報産業の発展に寄与してきました。当社の ビジネステ−マは「ビジュアル・コミュニケ−ション・テク ノロジ−の創造」。印刷用インキ事業を核としながら、顔
料分散、画像処理、色彩などの基盤技術に関する研究開 発を進め、印刷関連分野における新規事業を積極的に 展開しています。
各種印刷用インキの分野で高品質・高機能化、環境配 慮型の製品開発に取り組む一方で、基礎技術をベ−スに、 新規画像形成材料なども開発。さらにデジタル画像処 理技術などをベ−スに、新たな画像処理、画像伝達、カ ラ−マネジメントなどのシステムも開発しています。 当社はこれからも、培った技術とノウハウをさらに磨き、 印刷情報産業の技術革新に貢献していきます。
(2007年3月31日現在) 売上高 連結
2003 2004 2005 2006 年度 (億円)
956 997 1,062
経常利益 連結 (百万円)
4,691 5,068 4,981
当期純利益 連結 (百万円)
2,614 3,421 3,323
1,190
5,104
3,023
(第126期) (第127期) (第128期) (第129期)
2003 2004 2005 2006 年度
(第126期) (第127期) (第128期) (第129期)
2003 2004 2005 2006 年度
(第126期)
※金額は単位未満を切捨てて表示しています。 (第127期) (第128期) (第129期)
印刷用インキ事業
フレキソインキ
グラビアインキ
印刷製版材料/印刷製版関連機器
事業区分別売上高構成 (連結 2007年3月期)
新聞用オフ輪インキ オフセット枚葉インキ
オフセット輪転インキ
印刷用機材事業 印刷用機材事業
その他の事業 その他の事業
PCMC社フレキソ印刷機 エボリューション
デジタルカラー印刷機
オセ CPS コンピューターカラーマッチングシステム Super R-SKAT インキディスペンサー
会社概要
事業内容
記録材料/電子情報関連機器/ 色彩関連機器
売上高
1,190億円 66%
24% 10%
04
大阪本社東京本社 支社(愛知、福岡)
支店(北海道、宮城、静岡、石川、広島、香川) 営業所(全国10ヶ所)
生産拠点
東京工場(千葉県野田市<中里工業団地内>) 大阪工場(兵庫県伊丹市)
羽生工場(埼玉県羽生市<羽生小松台工業団地内>)
◆阪田産業株式会社 (工業薬品、化成品などの販売)
◆サカタラボステーション株式会社 (ディスプレー事業)
◆サカタインクスエンジニアリング株式会社 (色彩関連事業)
●ロジコネット株式会社 (物流事業など)
●シークス株式会社 (電子部品輸出入・EMS事業)
■ジーエーシティ株式会社 (印刷関連情報提供など)
主な国内グループ会社
北米
◆ THE INX GROUP LTD. (アメリカ・持株会社)
◆ INX INTERNATIONAL INK CO. (アメリカ・シカゴ)
◆ TRIANGLE DIGITAL INX CO. (アメリカ・オークランド)
◆ INX INTERNATIONAL INK CORP. (カナダ・モントリオール)
アジア
◆ P.T.SAKATA INX INDONESIA(インドネシア・ジャカルタ)
◆ SAKATA INX(INDIA) LTD. (インド・ニューデリー)
◆ SAKATA INX(MALAYSIA) SDN.BHD. (マレーシア・クアラルンプール)
◆ SAKATA INX VIETNAM CO., LTD. (ベトナム・ホーチミン)
◆ SAKATA INX SHANGHAI CO., LTD. (中国・上海)
●TAIWAN SAKATA INX CORP. (台湾・台北)
●NANSHA SAKATA INK CORP. (中国・南沙)
■ MAOMING SAKATA INX CO., LTD. (中国・広東省茂名)
■ CDI SAKATA INX CORP. (フィリピン・マニラ)
■ ETERNAL SAKATA INX CO., LTD. (タイ・バンコク)
■ TRIANGLE (GUANGZHOU) DIGITAL MATERIALS CO.,LTD.(中国・広州)
■ TRIANGLE (HK) DIGITAL MATERIALS LTD.(中国・香港)
欧州
◆ INX EUROPE LIMITED (イギリス・持株会社)
◆ INX INTERNATIONAL UK LTD. (イギリス・マンチェスター)
◆ SAKATA INX ESPANA, S.A. (スペイン・バルセロナ)
◆ INX INTERNATIONAL FRANCE SAS (フランス・パリ)
◆ INX INTERNATIONAL METAL DECO INK COMPANY IRELAND LTD. (アイルランド・ダブリン)
◆ TRIANGLE DIGITAL INX EUROPE S.A.(ルクセンブルグ)
主な海外グループ会社
● ●
●
●
● ● ● ○
◆連結対象会社 ●持分法適用会社
◆連結対象会社 ●持分法適用会社
所在地別売上高構成 (連結 2007年3月期)
売上高 1,190億円
5% 7%
29% 59%
∼
サカタインクス株式会社
北米
国内
海外
欧州
アジア 日本
東京本社 羽生工場 東京工場 大阪本社
大阪工場
INX INTERNATIONAL
FRANCE SAS (フランス・パリ) MAOMING SAKATA INX CO., LTD. (中国・広東省茂名)
SAKATA INX(MALAYSIA) SDN.BHD.
コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方は つぎのとおりです。
当社は、当社を取り巻く様々なステークホルダーとの 良好な関係の構築を常に意識し、社会における存在意 義を高めることが当社の持続的な成長につながるもの
と考えています。そのためには、経営に対する監督機能 の強化と透明性の向上が不可欠であるとの認識に立ち、 株主総会、取締役(会)、監査役(会)、会計監査人による 適正なコーポレート・ガバナンスの構築に努めています。
会社の機関・内部統制の関係図
1.
会社の機関の内容
【意思決定・業務執行体制】
当社の取締役会は取締役11名で構成されており、経 営上の重要事項に関する意思決定と各取締役の職務執 行の監督を行っています。当社では、月1回以上の取締 役会とともに、代表取締役の諮問機関である経営審議
会を機動的に開催し、経営上の重要事項の審議および 結果・経過報告を行うことにより、必要な施策を適正か つタイムリーに実行するよう努めています。
【監査体制】
当社は監査役設置会社であり、監査役、内部監査部門 (監査室)および会計監査人による監査体制をとってい ます。それぞれが必要に応じ情報交換するなど、緊密な 連係を保ち、監査の実効性を高めています。
当社の監査役会は4名の監査役で構成されており、う ち2名は社外監査役です。監査役は、前述の取締役会、 経営審議会等社内の重要会議への出席、稟議書等の重 要書類の閲覧等により取締役の職務の執行状況を監査
し、必要に応じて助言・勧告を行っています。
また、内部監査につきましては、監査室(3名)が、各 事業部、各部門等の業務全般の状況、資産管理の状況、 業務の適法性・適正性等について定期的に監査してい ます。なお、監査役は、必要に応じて監査室に対し調査 の実施を求めることができますが、この調査に関して 監査室は、取締役の指揮命令を受けないことになって います。
■会社の機関の内容および内部統制システムの整備の状況
■基本方針
05
誠 実 な 企 業 で あ る た め に誠実な企業であるために
コーポレート・ガバナンスの状況
株 主 総 会
会計監査人
(監査法人) (監査役会) 監査役
取 締 役 (取締役会)
取 締 役
内部統制推進プロジェクト コンプライアンス委員会
リス ク マ ネ ジ メント プ ロ ジェクト
各 種 委 員 会 各事業部・各部門・各子会社・各関連会社 代表取締役
監査室
経営審議会
選任・解任
連係
選任・解任
指揮・命令 業務執行
諮問 監査
内部監査
方針決定
報告
選任 監督 選任・解任
経営監視
当社は、コンプライアンス委員会(委員長:代表取締役 社長、2004年10月)を設置するとともに、コンプライ
アンス推進プロジェクトを立ち上げ、コンプライアンス に関する具体的な推進策を検討・実施しています。
社員一人ひとりが、この基準にのっとり、良識ある行動 を実践するように、当社としての価値観、倫理観を示し
ています。この中には、「単に法律などで決められてい
る事項だけ守ればよいのではなく、当社が社会から求め られていることは何かを考えたうえで、より高い意識を持っ て行動するべきである」という考え方を盛り込んでいます。
通報者の保護を重視しながら、違法行為の抑制と、問 題発生時の早期把握と解決を図ります。
この制度には、「通報」と「相談」の二つの機能があり
ます。ひとつは従業員や組織が法令や会社のルールに
違反する行動をとっていることを知った場合の「通報」 を受け付ける機能、もうひとつは、自分や組織の行動に 関し倫理行動基準に照らし合わせて疑問に思うときや、 上司に相談しにくい場合に「相談」を受け付ける機能です。
当社は、お客様および当社に個人情報を提供される すべての方の個人情報の重要性を認識し、これらを適
切に取り扱い、その保護の徹底を図るために、「個人情
報保護方針」(2005年4月制定)を定めています。こ
の内容は、当社のホームページに掲載しています。
個人情報の取扱いについての基本的な考え方
法務ニュース
2.
内部統制システムの整備の状況
当社は、業務を適正かつ効率的に推進する上で、当社 の実情に即した、有効な内部統制システムの構築・運用 が不可欠であるものと認識しています。そのために当 社は、コンプライアンス、リスク管理など、経営上の重要 なテーマに関する各種委員会を設置し、これら委員会の もと、全社的な各種取り組みを推進しています。 さらに、会社法の施行に伴い、2006年5月18日開催
の取締役会において、「内部統制システムの整備に関す
る基本方針」を決議した上で、2006年6月1日付で「内 部統制推進プロジェクト」を発足させ、内部統制システ ムの整備に関する活動を推進しています。このプロジェ クトは、当社におけるこれまでの各種体制・取り組みに ついて、内部統制という観点から改めて総合的に検証を 行い、さらなるレベルアップを図るための諸施策を企画・ 推進することを目的としています。
■倫理行動基準の策定
■内部通報制度「インクス・ヘルプライン」の設置
社内メールシステムには、「法務ニュース」を掲載し
ています。ここでは基本的な法律知識の解説や、知って おくと便利な情報を提供することで、社員のコンプライ アンス意識の向上をめざしています。
■法務ニュースの掲載
1.個人情報に適用される「個人情報の保護に関する法律」その他の 関係法令を遵守するとともに、一般に公正妥当と認められる個人 情報の取扱いに関する慣行に準拠し、適切に取扱います。また、適 宜、取扱いの改善に努めます。
2.個人情報の取扱いに関するルールを明確にし、従業員等に周知徹 底します。また、取引先等に対しても適切に個人情報を取扱うよう に要請します。
3.個人情報の取得に際しては、利用目的を特定して通知または公表 するとともに、その利用目的に従って個人情報を取扱います。 4.個人情報の漏えい、紛失、改ざん、誤用等を防止し、適切な管理を
行うために必要な対策を講じます。
5.保有する個人情報について、お客様ご本人からの開示、訂正、削 除、利用停止等の依頼があった場合は、適切に対応します。
06
人々の暮らしに必要不可欠な印刷物
―――そこで求められる性能を満たすために
07
エネルギー使用量
(原油換算)
水使用量
総物質投入量
電気 A重油 灯油
総量
267
千
m
3
上水 工業用水 地下水
55 千m3
20 千m3
192 千m3
総量
60,600
t
樹脂 溶剤 顔料 添加剤
17,500 t 27,500 t 12,800 t 2,800 t
総量
樹脂ワニス製造
原材料配合・撹拌
練 肉
調 整
(三工場合計)
サカタインクス
当社の取り組み
(インキの製造)
事 業 活 動 に 伴 う 環 境 負 荷 の 全 体 像
事業活動に伴う環境負荷の全体像
INPUT
新聞、チラシ、カレンダー、雑誌、段ボール、紙袋、食品 包装などの印刷物は、私たちの日常生活に欠かせない ものになっており、情報を伝えたい人から得たい人に向 けた、情報伝達のひとつの方法として活用されています。 印刷物を作るには、紙・フィルムなどの基材(被印刷物)、 印刷版(印刷の元となる版)、印刷機械および印刷用イ ンキなどが必要です。それぞれが各々の性能をフルに 発揮することで、より満足のいく印刷物が得られ、効果 的な情報伝達が可能になります。
印刷用インキは、顔料、樹脂、溶剤、添加剤などを原料 としています。その製造過程ではエネルギー、水、化学
物質を使用し、また外部環境にはCO2、廃棄物、水、化学
物質を排出します。したがって、私たちにとって、重要な 課題は、印刷物を通じた情報伝達の一役を担うとともに、 メーカーとして環境への影響を可能な限り削減するこ となのです。そのために、当社は、製造過程における省 エネルギーや廃棄物削減などに取り組んでいます。また、 インキに使用する有機溶剤の変更や、VOC(揮発性有 機化合物)を低減したインキの開発に努めるとともに、 印刷過程で揮発する有機溶剤ガスの処理装置を提案す るなど、市場ニーズを常に探りながら、環境負荷低減に 取り組んでいます。
OUTPUT
(三工場合計)3,329
t
再資源化量
廃棄物排出量
CO
2換算排出量
金属くず 廃インキ・廃溶剤 汚泥(排水処理) その他
(一般、廃プラ、木くずなど)
総量
3,671
t
金属くず 廃インキ・廃溶剤 汚泥(排水処理) その他
(一般、廃プラ、木くずなど)
760 t 1,381 t 897 t 633 t
総量
10,542
t-CO
2 電気A重油 灯油
7,411 t-CO2
2,426 t-CO2
705 t-CO2
総量
760 t 1,378 t 692 t 499 t
●水系への負荷削減 含有化学物質の管理
PRTR法の指定化学物質 労働安全衛生法の該当物質 NL規制物質
品質検査・充填
印刷会社
(インキの使用)
印刷方式の種類
一般に平板印刷のことを言い、平らな版に、インキがなじみやすい部 分(画線部)と水(湿し水)がなじみやすい部分(非画線部)を作り、イン キと水が混ざりにくい性質を利用して印刷します。印刷時には、版から ゴム版(ブランケット)に一旦インキを移すことから“オフセット”と呼ば れます。
裁断された用紙に一枚ずつ印刷する場合は枚葉、ロール状に巻かれ た用紙に印刷する場合はオフ輪と呼ばれます。
(例)新聞、カタログ、ポスター、チラシなど オフセット
凹凸のついた版の凸部にインキを付け、被印刷体に移して印刷する 凸版印刷のうち、ゴムや感光性樹脂で作成した柔軟な版を使用した印 刷です。
(例)段ボール、紙袋など フレキソ
金属ロールを腐食あるいは彫刻した版にインキを付け、ドクターと 呼ばれる刃で掻き取り、凹部に残ったインキを被印刷物に圧力をかけ て移して印刷する方式です。
(例)食品・雑貨包装用フイルム、ペットボトル飲料のラベルなど グラビア
被印刷物
被印刷物
被印刷物 インキ
インキ
インキ インキ
ドクター インキローラー
インキローラー
インキパン 湿し水ローラー
ブランケット胴 ブランケット胴
圧胴
圧胴
圧胴 版
版
版
印刷物の消費
廃棄・リサイクル
製品
08
大気汚染物質
水質汚濁負荷
排水
NOx
SOx
2.4 t
14.1t
BOD COD
0.6 t 1.6 t
243
千
m
3公共下水道 工場外排水処理場 放流(河川)
20 千m3
212 千m3
11 千m3
総量
化学物質の排出・移動量
(PRTR届出物質)
54,923
kg
大気への排出 公共用水域への排出 公共下水道への移動 事業所外への移動
7,045 kg 80 kg 68 kg 47,730 kg
総量
注)四捨五入により、合計があわない場合があります。
大気への負荷削減 人への健康配慮
大豆油インキ ノンVOCインキ ノントルエンインキ ノントルエン・ノンMEKインキ 水性インキ
廃棄物の削減
フレキソインキ容器のリサイクル
水系への負荷削減
湿し水の無リン化、ノンIPA化 水なし印刷用インキ
内容物への安全配慮
NL規制順守(P10参照)
古紙再生時の 阻害要因削減
●土壌汚染防止 ●省エネルギー
脱墨性
環境経営方針
1973年に「環境部(現在:品質・環境部)」を設置し、 地球環境保全への取り組みを開始して以来、サカタイン クスは時代の変化に対応しつつ、環境保全、保安管理に 努めてきました。
現在、地球温暖化、天然資源の枯渇、オゾン層の破壊 などの環境問題への対応、地球規模での環境保護が世 界共通の課題となっています。当社では環境管理組織 の整備、事業活動に伴う環境負荷の低減、環境事故の未 然防止の強化を重要経営課題と認識し、これらの環境 活動に取り組んでいます。
2001年1月には、生産・開発部門での環境活動を推 進するために「環境管理委員会」を設置。また、2002 年6月には、社長を委員長とする「環境経営委員会」を 設置すると同時に、営業・間接部門での環境活動推進の
ために「環境委員会」を設け、環境経営体制を整備しま した。
さらに、環境との調和を図りながら持続発展的に企業 経営を進めていくには、環境に関する全社的な基本理 念と基本方針の策定が必要と考え、2002年6月に「環 境基本理念」と「環境基本方針」を制定しました。
環境マネジメントの体制
ISO14001の認証取得状況
環境マネジメント
環境基本理念
サカタインクスは地球環境の保護を最重要経営課題と認識し、企業 活動において、環境に配慮した取り組みを継続的に推進する。
環境基本方針
1.全社員は、地球環境の保護を最重要課題と認識し、行動する。 2.環境関係の法規、条例および協定などを順守する。
3.省エネルギ−、廃棄物の減量化などにより環境負荷の削減に努め る。
4.環境に配慮した製・商品の開発に努める。
5.環境目的・目標を定め、実施し、定期的な見直しにより環境の保護 に努める。
当社は、環境保全への取り組みを自主的に進め、継続 的に改善していくため、ISO14001の認証取得を推進 しています。
国内では、2001年3月、東京工場、大阪工場、羽生工 場の三工場で認証を取得し、2004年8月には、工場敷 地内の関連会社である、ロジコネット株式会社を登録範 囲に含めました。
また、海外関連会社では、現在7社が認証を取得して います。
環境経営委員会
全社の環境に対する、理念・方針を策定し、環境経営を実践します。
環境管理委員会
生産部門、開発部門での環境配慮活動の推進を担当します。
環境委員会
営業部門、間接部門での環境配慮活動の推進を担当します。
大阪本社
事業所 国 内
海外関連会社
サカタインクス株式会社
東京工場、大阪工場、 羽生工場
ロジコネット株式会社
野田事業所、伊丹事業所
登録年月日
2001年3月30日
2004年8月27日 財団法人 日本品質保証機構
財団法人 日本品質保証機構
JQA-EM 1466
JQA-EM 1466 審査登録機関 登録証番号
東京本社 支社・支店・営業所
東京工場 大阪工場 羽生工場
(営業・間接部門) (生産・開発部門)
*1 2004年8月、当社工場内の関連会社事業所である、ロジコネット株式会社の 事業所を登録範囲に含めました。(認証登録範囲の拡大)
* ISO14001:
1996年に国際標準化機構(ISO)が制定した、環境マネジメント システム(EMS)の国際規格
環 境 マ ネ ジ メ ン ト
09
*
事業所
ETERNAL SAKATA INX CO.,LTD.
(タイ)
INX INTERNATIONAL INK CO.
(アメリカ・ダンカーク)
登録年月日
2004年4月20日
2005年2月10日
SGS United Kingdom Ltd. SGS GB 04/61555 US98/1479 SAKATA INX (INDIA)LTD.
(インド)
INX INTERNATIONAL FRANCE SAS
(フランス)
2005年8月11日
2006年5月24日
Lloyd's Register Quality Assurance France SAS
12 104 25618 TMS
FQA 0950237/A
SAKATA INX SHANGHAI CO.,LTD.
(中国・上海)
MAOMING SAKATA INX CO.,LTD.
(中国・広東省茂名)
2006年5月30日
2006年10月13日
SGS United Kingdom Ltd. SGS United Kingdom Ltd. CN06/00001EM HK06/1623 SAKATA INX (MALAYSIA)
SDN.BHD.(マレーシア)
2006年11月16日
SIRIM QAS International Sdn.Bhd.
S05270001 審査登録機関 登録証番号
*2 1998年に認証を取得していた、CPS CORP.(アメリカ、登録証番号US98/1479)は、 INX INTERNATIONAL INK CO.(アメリカ)の事業所として生産活動を継続しています。 このため、ISO14001認証登録は登録事業者名の更新を2005年2月に行いました。
*2
*1
当社各工場が順守すべき環境関連規制としては、大気、 水質、騒音、振動、悪臭などに関する各種の法規制や、毒 物及び劇物取締法、労働安全衛生法などの法規制のほか、 各自治体の条例および協定があります。
各工場では、実態把握と監視のために自社測定を実
施し、第三者分析測定機関へも環境測定を依頼し、環境 関連法規の順守状況を定期的にチェックしています。 2006年度は、環境に関連した苦情や事故は発生し ていません。また、当社が環境関連で処罰を受けた事例 はありません。
環境マネジメントシステムに基づき、環境に関する知 識や技能、自覚の向上を図っています。著しい環境影響 の原因となる可能性のある業務に従事する場合には、 当該従業員に対して適切かつ必要な訓練および教育を 行い、能力の向上に努めています。また、公的資格の取 得を奨励しています。
各工場では、火災や爆発、化学物質などの漏洩、地震 などの災害が発生した場合の対応マニュアルを作成す るとともに管轄自治体や近隣自治会への連絡体制や社 員召集体制を整備しています。
また消火栓放水訓練、二酸化炭素自動消火設備訓練 などの消防訓練、アンモニア水やインキ・油類の漏洩を 想定した事故訓練を行い、万一の事態に備えています。
当社は、印刷用インキなどの 製品原材料の調達に際して、各 仕入先企業に『原材料化学物質 管理シート』をご提出いただき、 原材料の構成成分ごとに、次の 項目を確認しています。
※1 化学物質審査規制法(化審法)
主な確認項目
工場計(人) 2006年3月末 2007年3月末 環境計量士
水質関係公害防止管理者(1種) 水質関係公害防止管理者(2種) 水質関係公害防止管理者(4種) 大気関係公害防止管理者(1種) 大気関係公害防止管理者(3種) ダイオキシン公害防止管理者 東京都公害防止管理者2級 エネルギー管理士
エネルギー管理員 ◆★
特別管理産業廃棄物管理責任者 ◆★
・化学物質審査規制法への登録有無
・TSCA(米国、有害物質規制法)などへの登録有無 ・PRTR法の指定化学物質の含有状況
・労働安全衛生法の表示物質・通知対象物質の含有状況 ・NL規制物質の不使用
・鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、ポリ臭化ビフェニール、 ポリ臭化ジフェニルエーテルなどの化学物質
1 5 2 1 4 1 2 2 4 4 4 1 5 2 1 4 1 2 2 3 5 3
資 格 名 2006年3月末 2007年3月末
産業廃棄物中間処理施設技術管理者 ◆★
衛生管理者1種 ◆
作業環境測定士1種
酸欠危険作業主任者(酸欠) ◆
酸欠危険作業主任者(酸欠・硫化水素) ◆
特定化学物質等作業主任者 ◆★
有機溶剤作業主任者 ◆★
(化)1種圧力容器取扱作業 主任者 ◆
小規模ボイラー取扱技能者 ◆★
ボイラー技士2級 ◆★
4 4 2 1 38 47 68 2 24 11 4 5 2 1 41 56 73 2 23 11 資 格 名
◆印:工場で必要な公的資格
★印:環境マネジメントシステムの中で特定教育として運用しているもの
原材料化学物質管理シート
工場計(人)
資格取得者数
1973年に制定された「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」の ことです。環境を経由して人の健康や動植物の生息・生育を損なうおそれがあ る化学物質の製造、輸入および使用を規制する法制度で、新たに製造・輸入さ れる化学物質を対象に人への有害性などについて事前に審査を行うよう定め ています。
※2 NL(ネガティブリスト)規制
※2
※1
10
環境関連法規の順守
教育・訓練活動
グリーン調達
「印刷インキに関する自主規制(NL規制)」は、2006年5月に、印刷インキ工業 連合会が新たに制定した業界独自の規制です。(1973年に制定された、「食品 包装材料用印刷インキに関する自主規制(NL規制)」は廃止になりました) この規制は、印刷インキ(食品包装材料用以外も含む)の原材料に、有害性が 高く、健康や環境を損なう可能性があると考えられる物質の使用を禁止すること を取り決めたものです。海外の法令なども考慮して使用
禁止物質の選定基準が設けられ、500以上の物質・物質 群がリストアップされています。
環 境 保 全 活 動 の 目 標 と 実 績
11
当社は、ISO14001に基づき、三工場共通の目標で ある「共通テーマ」と、各工場の部門独自で設定する「部 門自主テーマ」の二つのレベルで環境目標を設定して います。それぞれの環境目標では可能な限り定量的な 目標値を設定し、その達成をめざして環境負荷の低減 に取り組んでいます。
「共通テーマ」と「部門自主テーマ」では、具体的に次 のような取り組み項目を設けており、各々の2006年度 実績は、次項に示しました。
羽生工場では、削減目標を達成しました。東京工場、 大阪工場の生産部門では、前年度以上の削減を果たし
た部署があったものの、目標には届きませんでした。ま た非生産部門では、目標を達成することができました。
東京工場、大阪工場、羽生工場では、廃プラスチック、 廃インキの排出が多く、目標を達成できませんでした。
2003年度からは、「全廃棄物排出量の削減」として、 生産部門だけでなく、非生産部門からの発生分も含め た廃棄物の削減をめざしています。また、資源として再
利用される(サーマルリサイクルを含む)割合をリサイ クル率として、目標値を設定し活動しています。
環境保全活動の目標と実績
2006年度実績 (対1999年度比)
2007年度削減目標 (対1999年度比) 2005年度実績
(対1999年度比)
2006年度削減目標 (対1999年度比)
東京工場
大阪工場
羽生工場
生産部門 非生産部門 生産部門 非生産部門 全部門
電気使用量原単位 電気使用量 電気使用量原単位 電気使用量 電気使用量原単位
22.4%削減 27.5%削減 31.6%削減 37.1%削減 24.4%削減
36.0% 30.0% 36.0% 36.0% 25.0% 23.9%削減
22.6%削減 27.2%削減 31.3%削減 20.4%削減
32.0% 26.0% 34.0% 32.0% 21.0%
事業所 部 門 項 目
(電気使用量原単位:電気使用量kWh/生産量t)
「共通テーマ」
(1)電気使用量の削減(生産部門・非生産部門) (2)廃棄物排出量原単位の削減(生産部門) (3)全廃棄物排出量の削減とリサイクル率の向上
(各工場)
(排出量原単位:廃棄物排出量kg/生産量t) 2006年度実績
(対2000年10月比)
2007年度削減目標 (対2000年10月比) 2005年度実績
(対2000年10月比) (対2000年10月比) 2006年度削減目標 東京工場
大阪工場 羽生工場
生産部門 生産部門 生産部門
排出量原単位 排出量原単位 排出量原単位
21.2%削減 13.7%削減 27.7%削減
47.0% 47.0% 50.0% 38.2%削減
17.1%削減 29.9%削減
43.0% 43.0% 50.0%
事業所 部 門 項 目
(3)全廃棄物排出量の削減とリサイクル率の向上
「部門自主テーマ」
(1)燃料(灯油)使用量の削減 (大阪工場 生産技術部門) (2)有機溶剤蒸気排出量の削減
(東京工場・大阪工場 グラビアインキ生産部門)
(2)廃棄物排出量原単位の削減
(1)電気使用量の削減
環境目標と実績
12
■全廃棄物排出量の削減
東京工場、大阪工場では、前年度より削減しましたが、 2002年度(基準年)に比べると、金属くずの削減量を、 汚泥や廃インキ・廃溶剤の増加量が上回り、目標を達成
できませんでした。羽生工場では、廃プラスチックの増 加により目標達成はできませんでした。
大阪工場では、2000年8月、熱源を熱効率の高い貫 流ボイラーに変更し、燃料も重油から環境負荷のより少 ない灯油に変更しました。生産技術部門では、単位量当 たりの灯油で発生するスチーム量を原単位に設定し、
2006年度は21.8%改善しています。今後も、熱損失 の削減やスチームの効率的使用、効率の低いボイラーの 運転を減らすなど、継続して改善に取り組んでいきます。
(スチ−ム用給水量原単位:スチ−ム用給水量m3/灯油使用量 )
(有機溶剤蒸気排出量原単位:有機溶剤蒸気排出量kg/生産量t) 2006年度実績
(対1999年度比)
2007年度削減目標 (対1999年度比) 2005年度実績
(対1999年度比)
東京工場
大阪工場
グラビアインキ生産部門
グラビアインキ生産部門
有機溶剤蒸気排出量原単位
有機溶剤蒸気排出量原単位
事業所 部 門 項 目
2005年度実績 (対2002年度比)
2006年度削減目標 (対2002年度比)
2006年度実績 (対2002年度比)
2007年度削減目標 (対2002年度比) 東京工場
大阪工場 羽生工場
3.9%増加 21.3%増加 45.0%増加
20.0% 20.0% 30.0%
1.0%増加 5.6%増加 52.1%増加
25.0% 25.0% 30.0% 事業所
2006年度実績 (対1999年度比)
2007年度目標 (対1999年度比) 2005年度実績
(対1999年度比)
2006年度目標 (対1999年度比)
大阪工場 22.6%改善 26.0%改善 21.8%改善 22.4%改善
34.1%増加
16.7%増加
7.0%
10.0% 43.7%増加
18.0%増加
2006年度削減目標 (対1999年度比)
6.0%
7.0% 事業所
■リサイクル率の向上
設定目標には届いていませんが、分別廃棄の汚泥の リサイクル処理推進などにより、三工場とも着実に向上 しています。
2006年度実績 2007年度目標 2005年度実績 2006年度目標
東京工場 大阪工場 羽生工場
89.3% 91.6% 97.8%
99.0% 99.0% 99.0% 99.0%
99.0% 99.0% 88.7%
87.5% 87.3% 事業所
(1)燃料(灯油)使用量の削減:大阪工場 生産技術部門
スチーム用給水量原単位 生産技術部門
項 目 部 門
東京工場、大阪工場のグラビアインキ生産部門では、 有機溶剤蒸気排出量原単位という指標によって、生産工 程で発生する有機溶剤蒸気の排出量の削減に取り組ん でいます。
攪拌容器の密閉性向上、攪拌時間の削減や使用済洗 浄溶剤の再利用などロス削減を行っていますが、製造 品種替えに伴う洗浄作業の増加により目標には届きま せんでした。
(2)有機溶剤蒸気排出量の削減:東京工場・大阪工場
グラビアインキ生産部門
環 境 会 計
13
サカタインクスは、環境関連投資の合計額や主な環 境関連経費の合計額(環境保全設備に関わる改善・維持 費用、環境負荷監視費用および廃棄物適正処理費用など) を環境報告書発行当初から公表しています。
その後、環境報告書2004からは、環境会計ガイドラ
インの分類に準じた環境保全コストの集計を行い、さら に環境報告書2005からは、環境保全効果(物量効果、 経済的みなし効果)を算出し、公表しています。なお、環 境保全効果として、リスク回避などによる推定的効果も 考えられますが、算出しておりません。
(1)基本とした指針
環境省「環境会計ガイドライン2005年版」および社 団法人日本化学工業協会 日本レスポンシブル・ケア 協議会「化学企業のための環境会計ガイドライン」を 参考にしました。
(2)集計にあたっての前提条件
①対象期間 : 2006年4月1日∼2007年3月31日 (会計年度と一致)
②集計範囲 : サカタインクス株式会社
③公表様式 : 環境保全コスト(事業活動に応じた分類) に準じました。
(3)環境保全コストの算定基準
①投資額 : 環境保全に関わる設備投資額(一部予算額) を集計しています。
②費用額 : 複合コストの場合、按分計算をしています。 ・減価償却費 : 環境保全に関わる設備を対象とし、財 務会計上の金額を集計しています。 ・人 件 費 : 平均人件費単価に環境保全設備に対 する環境保全活動時間を乗じて集 計しています。
・研究開発コスト : 研究テーマごとに環境保全係数を決 め、按分計算しています。
環境会計
集計の考え方
(1)環境保全コストの投資額合計は、27百万円でした。 主な内容は、水質保全設備の改善・修理、大気汚染防止、 廃棄物施設の整備などです。
(2)環境保全コストの費用額合計は、748百万円でした。 主な費用は、環境配慮型製品の研究開発費用、廃棄物の 削減・リサイクル・適正処理のため費用、環境管理活動 費用、水質汚濁防止設備の維持・管理費用などです。
集計結果
環境保全コスト
※四捨五入により合計が合わない場合があります。
事業エリア内コスト
合 計
公害防止コスト 19 34 22 37
1 55 1 50
2
5
0
8
209
2
0
3
2
7
199
2
0
0
0
27
595
1
0
903
0
0
0
27
453
1
0
748 地球環境保全コスト
資源循環コスト
上・下流コスト
管理活動コスト
研究開発コスト
社会活動コスト
環境損傷対応コスト
省エネルギー設備の維持・管理
廃棄物の削減・リサイクル・適正処理
環境製品を提供するためのコスト
環境保全に関する研究
環境保全活動の地域支援
ーーーーーー
大気汚染防止設備、水質汚濁防止設備、 騒音防止設備などの維持・管理
環境情報の公表、環境マネジメントシステム維持 環境負荷監視、緑地の維持・管理
分類 主な取り組みの内容 2005年度 2006年度
投資額 費用額 投資額 費用額 (単位:百万円) 環境保全コスト
14
環境保全コストの集計と、効果の算出を継続して実施 し、環境保全活動と情報開示に努めます。
物量効果
経済的みなし効果
今後の取り組み
環境保全効果
5,992
4,809
1,183
10,748
3,997
480
2.4
14.1
5,866
4,690
1,176
10,542
3,671
342
2.4
14.1
153
141
12
254
344
140
0.0
0.1 エネルギー (原油換算 )
電気 (原油換算 )
燃料 (原油換算 )
二酸化炭素換算排出量 (t)
廃棄物排出量 (t)
処分量 (t)
NOx (t)
SOx (t)
2005年度 2006年度 削減量 *
削減量(活動量調整後) =2006年度環境負荷(活動量調整後)−2006年度環境負荷 2006年度環境負荷(活動量調整後)=2005年度環境負荷×(2006年度生産量/2005年度生産量) ●削減量は、生産量による活動量調整を行い比較しています。
●エネルギー(電気、燃料)使用量は、絶対量でも、活動量による調整後でも継続して削減しています。 ●廃棄物排出量の削減と、リサイクル率の向上(88.0%→90.7%)により、処分量を削減しています。
2006年度データを活動量(生産量)によって調整し、2005年度データと比較したものです。 この算出方法は次の通りです。
*削減量
(単位:百万円)
*
3
△10
1,246
10
12
974 エネルギー費用(電気、燃料)の削減
廃棄物処理費用の削減
環境配慮型製品販売
2005年度 2006年度
経済的効果
その他推定的な効果として、リスク回避による効果や企業イメージの向上が挙げられますが、金額換算が困難なため算出していません。
環 境 配 慮 型 製 品 ・ 商 品
15
当社は、業界ニーズを常につかみながら、使用原材料 やインキ性状の異なる印刷用インキのタイプ別に、環境 に配慮したインキ設計を進めています。
オフセットインキ(新聞輪転、オフ枚葉、オフ輪転)では、 石油系溶剤を植物油(大豆油など)に置き換えた「大豆 油インキ」、VOC(揮発性有機化合物)成分を含まない「ノ ンVOCインキ」、また、従来印刷時に必要であった湿し 水を使用しない「水なしインキ」などを開発しています。 グラビアインキでは、作業管理濃度規制が比較的厳し
いトルエンを使用しない「ノントルエンインキ」や、トル
エンもMEK(メチルエチルケトン)も使用しない「ノン トルエン・ノンMEKインキ」を開発しています。
また、フレキソインキおよびグラビアインキにおいて、 植物由来の樹脂を使用した「バイオマスインキ」を新た に開発しています。
エコマークは、財団法人日本環境協会が運営する環 境ラベリング制度です。商品類型ごとに認定基準が制定 され 、印 刷 用イン キ は 商 品 類 型 1 0 2( 印 刷イン キ
Version2.1)の対象となっています。
当社では、下記のインキに対し、認定を受けています。
環境配慮型製品・商品
環境配慮型インキの割合(2006年度)は90%です
エコマーク認定インキ
第03102048号
第03102049号
第03102050号
第03102051号
第04102016号
第04102023号
第04102024号
新聞輪転インキ
オフ輪転インキ
水無し枚葉インキ
枚葉インキ
グラビアインキ
段ボール用フレキソインキ
製袋用フレキソインキ NEWS WEBMASTER エコピュア
WEBMASTER エコピュア メガ
Diatone 水無し エコピュア
Diatone エコピュア
ベルカラー
Super-EX FK-99
ラップトーン
認定番号
登録インキ名 用途
グラビアインキのノントルエン化による、
トルエン削減
製品による環境貢献
ノントルエン化により、トルエンの大気への排出量を65
%削減しています(2006年度、当社試算)。
各種プラスチックフィルムなどに印刷される軟包装用グラ ビアインキは、従来から有機溶剤(トルエンやエステル、ア ルコールなど)が使用されています。印刷時には、これら有 機溶剤が蒸発することで、インキがフィルムに定着し印刷物 となります。今日では、各種法規制の強化により、脱トルエン 化の動きが促進され、また、印刷時に蒸発する有機溶剤を回 収するなど、人の健康への配慮や大気への排出量削減が行 われています。この状況のなか、当社は、溶剤性グラビアイ ンキのノントルエン化を進め、ラインアップの拡充やさらな る性能向上に取り組んでいます。
次のグラフは、当社グラビアインキのノントルエン化により、 削減できたと考えられるトルエン量の割合を試算したもの
です。この試算では、各年度それぞれで、すべて旧タイプ(ト ルエン含有インキ)が印刷に使用された場合のトルエン量 を100とし、ここからどの程度削減できたかを算出しました。 今後も、当社は、ノントルエンタイプの普及などにより、製品 開発においても環境負荷低減に努めます。
グラビアインキのノントルエン化によるトルエン削減率(試算)
2002 2003 2004 2005 2006 46% 50% 56%
60% 65%
販売数量実績に占める環境配慮型インキの割合(当社基準)
2006年度
年度 環境配慮型インキ その他
印刷原稿作成段階では、デジタルカメラの広い色域 のAdobe RGBデータやデザイナーが確認する高輝度 なRGBモニターなどデジタル画像による色確認が行わ れ、その要求レベルも高くなっていますが、通常のプロ セス色での印刷では、色再現に限界がでてきました。 そこで当社では、高級印刷、高品質印刷に向けた彩度 の高いオフセット枚葉(まいよう)インキ『ダイヤトーン エコピュア WCS(ワイドカラースペース)』を開発し、こ れまでより広い色領域を再現できるようになりました。 現在は、黄、マゼンタ(紅)、シアン(藍)、墨、オレンジ、グ リーン、紫の7色を用意しており、すべて環境に配慮した ソイシール対応大豆油インキです。すでに当社が販売し ているマルチチャンネル色分解ソフト「ICISS(アイシス)」
との組み合わせにより、多彩でオリジナルな色空間を実 現し、印刷物差別化に貢献します。
さらに高級印刷志向が強い水なし印刷のための『ダ イヤトーン エコピュア 水無し WCS』もラインアップし ています。
環境配慮型新製品
■オフセット枚葉インキ
『ダイヤトーン エコピュア WCS(ワイドカラースペース)』
印刷業界においては、印刷基材・印刷インキなどの材 料に対して環境配慮が図られ、なかでもバイオマスを利 用した材料が注目されています。当社は、この業界動向 に対し、従来の石油由来の樹脂からバイオマス由来の 樹脂を使用したインキを開発しました。
印刷されるインキが分解されない従来のタイプでは、 紙やフィルムが分解される際の阻害要因となっていた 状況を解消するもので、生分解性の包装紙や紙袋など への印刷用としては、水性フレキソインキ『バイオステッ プ』を、生分解性プラスチックフィルムへの印刷用とし ては、溶剤性グラビアインキ『OIB 10』をラインアップし ています。また、水性塗料用樹脂や光沢加工用オーバー
コートニスなど、各種機能性コーティング剤といった幅 広い用途に向けた、水性生分解性樹脂エマルジョン『バ イオグランデ』を開発しました。
『バイオステップ』と『バイオグランデ』は、社団法人 日本有機資源協会から印刷用インキとしては初めて「バ イオマスマーク」の認定を受けています。
■フレキソインキ 『バイオステップ』
グラビアインキ 『OIB 10』
■フリーペーパー用輪転機用インキ
「ウェブマスター エコピュア MEGA J Lite (メガ ジェイ ライト)」
■両面8色機用枚葉インキ
「ダイヤトーン エコピュア SOY 8 SPEC J (エイトスペック ジェイ)」
まいよう
大豆油インキ
バイオマス
※2 彩度
色を表現するときの3属性のひとつで、色のあざやかさの度合い のことです。
ほかには、赤・黄・緑・青・紫などのように大きな色系統に区別す る“色相”や色の明暗の度合いを示す“明度”があります。
※1 プロセス色
各色を重ねて印刷し、すべての色を再現する目的で作られたも ので、黄、マゼンタ(紅)、シアン(藍)、墨の4色のことです。
このほかの環境配慮型製品については、当社ホームページに 掲載していますので、あわせてご覧ください。
※1
※2
OIB 10 バイオステップ、バイオグランデ
16
17
環 境 負 荷 低 減 へ の 取 り 組 み燃料使用量(t-CO2) 電気使用量(t-CO2)
二酸化炭素換算量原単位(1990年度を100としています)
1. 地球温暖化防止とエネルギー使用量削減
2006年度の当社工場におけるエネルギー使用量を
地球温暖化の主な原因物質である二酸化炭素(CO2)
に換算すると10,542t-CO2、前年度より約1.9%削減
しています。また、1990年度を100とした二酸化炭素 換算量原単位(二酸化炭素換算量÷生産量)では89と なり、11ポイント削減しています。
2000年度まで、羽生工場の操業(1994年)や生産 量の増加などにより、エネルギー使用量は増加を続け ていましたが、環境マネジメントシステムを構築した 2001年度以降は、生産効率化の推進や、省エネルギー に向けた工夫と改善を各部門が実施したことで減少し ています。2004年度から2005年度にかけて、新製造 棟の建設と稼働に伴い絶対量が増加しましたが、その 後は減少し、また二酸化炭素換算量原単位は継続して 減少しています。今後も工場内関連会社を含めた削減 活動を継続して実施していきます。
なお、当社は地球温暖化の原因となるフロン類は、原 材料としても、製造工程においても使用していません。
本社、支社・支店・営業所で使用するエネルギーには、 電気と営業活動に伴うガソリンが挙げられます。 右のグラフは、これらの使用量を二酸化炭素(CO2)
に換算し、その推移を示したものです。2006年度の換 算量は2,040t-CO2となり、前年度より約6.4%削減し
ました。
事務所における電気使用量の削減活動や営業車両の 低燃費車への更新など、今後も継続して実施していき ます。
〔オフィス部門での取り組み(P21-22)には、電気とガ ソリンそれぞれの状況を記載しています〕
二酸化炭素換算量推移(工場)
1990 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006年度 (t-CO2 )
■省エネルギ−活動の事例
*1 工場内関連会社の電気使用量を含めています。
*2 二酸化炭素換算量は、環境省環境活動評価プログラムの換算係数を用いて 算出しています。
*1 *2
ガソリン使用量(t-CO2) 電気使用量(t-CO2)
二酸化炭素換算量推移(非生産拠点)
2002 2003 2004 2005 2006 年度 (t-CO2 )
*1
*1 二酸化炭素換算量は、環境省環境活動評価プログラムの換算係数を用いて 算出しています。
環境負荷低減への取り組み
・生産設備の効率化 ・製造条件の見直し
・保温倉庫の稼働時間、温度の見直し ・空調温度の適正化および効率向上 ・ボイラ−の効率向上
■工場のエネルギー使用量は前年比約1.9%削減しました
■本社や支社・支店などの二酸化炭素換算量は削減しました
7,139
2,147
4,992 11,523
3,588
7,935 10,523
3,015
7,508 10,447
2,983
7,464 10,353
2,924
7,429 10,819
3,228
7,591 10,748
3,148
7,600
100 117
104 101
96 95
94 89
10,542
3,131
7,411
2,309
1,334
975
2,167
1,201
966
2,135
1,167
968
2,180
1,177
1,003 2,040
1,115
18
2. 廃棄物の削減
再資源化利用量(t) 処分量(t)
廃棄物排出量とリサイクル率
処分量(非再資源化廃棄物)の排出内訳 全廃棄物の排出内訳
2001
2000 2002 2003 2004 2005 2006 年度
2006年度 2005年度
(t)
(t)
*1 処分量:単純焼却処分や埋め立て処分される廃棄物の排出量
*2 リサイクル率の算出には、サーマルリサイクルを含めています。
*1 *2
■廃棄物削減活動の事例
・使用済みドラム缶などのリユ−ス ・購入原材料の荷姿変更・通い容器化 (缶→ドラム缶→コンテナ−)
・廃溶剤の溶剤回収
■再資源化委託の事例
・廃インキを燃料として再利用 ・金属くずを製鉄原料として再利用 ・廃プラスチック固形燃料(RPF)化 ・排水汚泥のセメント原料化 当社工場では、共通課題として、事業活動に伴って発
生する廃棄物の排出量をできる限り抑制するとともに、 再使用やリサイクル(再資源化)を推進し、処分量の削 減に取り組んでいます。
取り組みの進捗状況は、廃棄物排出量とリサイクル率 (%)の2つの指標で把握していますが、これらの推移
を以下のグラフに示しました。
2006年度、廃インキ・廃溶剤、金属くずや汚泥が減 少し、総排出量は3,671tと前年度の3,997tから8.2 %削減しました。また、汚泥の再資源化委託処理を進め、 リサイクル率は90.7%に向上しました。この結果、処分
量(非再資源化廃棄物)は、前年度より約3割削減して います。
今後も、廃棄物の分別の継続や汚泥などの再資源化 をさらに進め、ゼロエミッションの達成をめざします。
■処分量(非再資源化廃棄物)は前年比約3割削減しました
3,671t
38% 17%
21%
3,997t
38% 18%
21%
24% 23%
リサイクル率(%)
3,231
1,738
1,493 3,166
1,611
1,555 3,682
2,490
1,192 3,732
2,911
821 4,057
3,106
951 3,997
3,517
480
342
480 3,671
342
53.8 50.9
67.6 78.0 76.6
88.0 90.7
廃インキ・廃溶剤 その他(一般・廃プラスチック・木くずなど)
汚泥(排水処理汚泥) 金属くず(原材料容器など)
汚泥
(排水処理汚泥)
その他
(一般・木くずなど)
73%
27%
40%
60%
3,329
3. 大気汚染物質(NOx、SOx)排出量の削減
各工場では、印刷用インキ製造時の熱源としてスチー ムを使用しており、このスチームを発生させるボイラ− の燃料燃焼時に、NOx(窒素酸化物)およびSOx(硫黄 酸化物)が大気中へ排出されます。燃料使用量から換算 した排出量の推移を右のグラフに示しました。2006年 度のNOx排出量は2.4t、SOx排出量は14.1tで、前年 度と同程度です。
各ボイラーの排ガス検査は、定期的に実施し、排出濃 度が基準値以下であることを確認するとともに、スチー ムの効率的使用や熱損失低減などを継続して実施し、 燃料使用量の削減(大気汚染物質排出量の削減)に努 めています。
NOx排出量(t) SOx排出量(t)
NOxとSOxの排出量推移
排水処理設備(活性汚泥法)概念図
2002 2001
2000 2003 2004 2005 2006 年度 (t )
*1 *2
*1 NOx排出量は、環境省環境活動評価プログラムの換算係数を用いて、 燃料使用量から求めた値の合計です。
*2 SOx排出量は、使用燃料に含有する硫黄(S)分をSO2に換算した値の合計です。
環境負荷低減への取り組み
■定期的に排ガス検査を実施し、排出濃度(基準値以下)を確認しています
当社は、工場内で発生した洗浄廃液などを排水処理 設備(右図参照)で処理したのち、工場外に排水し、水質 汚濁防止に努めています。管轄自治体が定める条例や 協定などに基づいた水質検査を定期的に行い、排水水 質の監視を実施しています。排水の主な水質検査項目 であるCOD、BODやSSの2006年度測定データは、 P25に掲載しています。
2006年度、当社工場では、267千m3の水資源を
使用し、243千m3を排出しました。排水量のうち、公
共下水道に20千m3(8.2%)、工場外排水処理場に
212千m3(87.3%)排出し、河川には11千m3(4.5%)
放流しています。なお、測定値と排水量から算出したCOD、 BODはそれぞれ1.6t、0.6tです。
■微生物を活用した排水処理設備で浄化しています
蒸発 17千m
3生産関係 7千m
3※1 ※2 ※3
4. 水質汚濁防止
19
用水 267千m
3 上水………55千m3工業用水…20千m3
地下水 …192千m3
排水 243千m
3 公共下水道… 20千m3工場外排水処理場 (共同組合)…212千m3
放流(河川)… 11千m3
環 境 負 荷 低 減 へ の 取 り 組 み
2.7 2.3 2.3 2.2 2.4
16.3 13.4 13.5 13.3 15.0 14.1
2.4
14.1
2.4
エアー 汚水
汚泥
返送汚泥 余剰汚泥 廃棄
沈殿槽
曝気槽 処理水
曝気により、排水は活性汚泥と 混合攪拌され、排水中の有機 物は微生物によって吸着、酸 化分解されます。