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高齢者福祉計画・介護保険事業計画

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Academic year: 2018

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(1)

小川町 高齢者福祉計画・介護保険事業計画

《 第7期(平成 30 年度~平成 32 年度) 》

平成 30 年3月

(2)
(3)

わが国では、少子高齢化が進む中、平成 37 年(2025 年)

には、いわゆる「団塊の世代」が 75 歳以上となり、高齢

者をめぐる課題が今後ますます増加すると考えられます。

小川町においても、高齢化の進行が見込まれており、そ

れにともない介護を必要とする方が増加していく中、高齢

者一人ひとりが住み慣れた地域で、自分らしく安心して生

活できる環境づくりが求められています。

第7期計画では、これまでの基本理念である「住み慣れ

た地域で、いきがいを持って安心して健康で自立した生活が送れるまち」を踏襲しなが

ら、地域包括ケアシステムを推進するとともに、今後3年間の高齢者福祉施策並びに介

護保険事業の取り組みと方向性を定め、地域の団体やボランティアなど多様な協力を得

て、地域全体で高齢者を支える体制づくりに取り組んでいきます。

町民の皆様をはじめ、関係団体、関係機関の方々におかれましては、この計画の実現

に向けてより一層のご協力をお願いいたします。

結びに、本計画の策定に当たりまして、貴重なご意見、ご提案をいただきました小川

町介護保険運営協議会及び小川町長寿社会運営協議会の皆様をはじめ、アンケートにご

協力いただきました町民の皆様に、心から御礼を申し上げます。

平成 30 年 3 月

(4)
(5)

~ 目 次 ~

第1章 計画の概要

1.計画の背景と趣旨 ··· 1

2.計画の性格と位置づけ ··· 2

3.計画の期間 ··· 3

4.計画の策定体制 ··· 3

第2章 高齢者等の状況 1.高齢者の状況 ··· 5

2.要支援・要介護認定者の状況 ··· 6

3.日常生活圏域 ··· 7

4.アンケート調査結果の概要 ··· 8

5.介護保険サービスの状況 ··· 21

第3章 計画の基本的な考え方 1.基本理念 ··· 25

2.基本目標 ··· 26

3.第7期計画における重点施策 ··· 27

第4章 高齢福祉・介護施策の推進 基本目標1 生きがいづくり・社会参加の推進 ··· 31

基本目標2.介護予防の推進 ··· 35

基本目標3.地域包括ケアシステムの構築 ··· 40

(6)

2.要支援・要介護認定者推計 ··· 52

3.介護保険サービス事業量推計 ··· 53

4.介護保険給付費推計 ··· 57

5.介護保険財政の仕組み ··· 61

6.第7期介護保険料の見込み ··· 62

第6章 計画の推進 1.連携体制 ··· 65

2.計画の推進(点検・評価) ··· 65

資料編 1.小川町介護保険運営協議会条例 ··· 67

2.小川町長寿社会運営協議会設置要綱 ··· 69

3.小川町介護保険運営協議会委員名簿 ··· 71

4.小川町長寿社会運営協議会委員名簿 ··· 72

5.計画策定の流れ ··· 73

(7)

(8)
(9)

章 計画の概要

1.計画の背景と趣旨

わが国の高齢化は世界に例のない速さで進行しており、少子化や核家族化による高齢者のみ の世帯や一人暮らし高齢者の増加など、高齢者を取り巻く環境も大きく変化してきています。

また、今後は、団塊の世代が後期高齢者となり、本格的な超高齢社会になると予想されてお ります。

介護保険制度は平成12年度の開始以降、我が国の高齢社会の介護問題を解決する制度として 定着してきました。

本町においても、「小川町高齢者福祉計画・介護保険事業計画」を主体に、適切な介護サー ビス及び地域支援事業を提供し、高齢者が可能な限り健康で自立した生活ができるよう、様々 な課題に取り組んできました。

第3期計画では、要介護状態になる前の段階から継続的・効果的な介護予防サービスを推進 する「予防重視型システム」を推進、第5期計画以降、「介護」・「予防」・「医療」・「生活支援」・ 「住まい」の5つのサービスを一体的に提供し、高齢者一人ひとりの状態に応じて、地域の様々 な支援・サービスを活用しながら、住み慣れた家庭・地域で安心して暮らせる環境づくりの充 実に取り組む地域包括ケアシステムを重視した高齢者施策を推進してきました。

こうした状況の中、今後も高齢化が進むうえ、高齢者の単独世帯や夫婦のみの世帯、認知症高 齢者はさらに増加することが予測されており、団塊の世代が75歳以上となる平成37年(2025年) を見据え、地域包括ケアシステムの構築に向け、着実に計画を推進していく必要があります。

また、地域共生社会の実現に向けた取り組みとして、支援を必要とする住民が抱える多様で 複合的な地域課題について、住民や福祉関係者による現状把握、課題の解決を図ることが重要 となっています。

(10)

2.計画の性格と位置づけ

(1)法令等の根拠

本計画は、老人福祉法第20条の8第1項の規定に基づく老人福祉計画と、介護保険法第117条第1 項の規定に基づく介護保険事業計画を一体的に策定したもので、高齢者福祉施策を総合的かつ計画的 に進めるための基本方針を明らかにしたものです。

なお、両計画は、密接な関連性を持つことから一体のものとして定めることとされています。

(2)関連計画との位置づけ

本町の高齢者福祉に関する総合的計画として、町の特性を踏まえるとともに、上位計画である「小 川町第5次総合振興計画」と整合性を図り策定する計画です。

また、小川町地域福祉計画をはじめ、小川町障害者計画・ 障害福祉計画・障害児福祉計画、小川 町健康増進計画・食育推進計画等の関連計画と関係性を保持するものとします。

さらに、埼玉県高齢者支援計画及び埼玉県地域保健医療計画との整合性を図ります。

小川町第5次総合振興計画(平成28~37年度)

小川町地域福祉計画 小川町障害者計画・ 障害福祉計画・障害児福祉計画 小川町健康増進計画・食育推進計画等の関連計画

【埼玉県】

埼玉県高齢者支援計画(平成30~32年度) 埼玉県地域保健医療計画(第7次) (平成30~35年度)

◎介護保険法に基づく計画

◎保険給付の円滑な実施に関する計画

※予防給付及び介護給付等対象者サービスの見込量 ※サービス見込量確保のための方策

※日常生活圏域における地域密着型サービスに係る 必要利用定員総数

※地域支援事業の見込量及び費用見込み ※介護保険事業の費用見込み など ◎老人福祉法に基づく計画

◎高齢者保健福祉施策に 関する総合計画

一体的に 策定

高齢福祉計画 連携 介護保険事業計画

整合

(11)

3.計画の期間

本計画の期間は、平成 30 年度から平成 32 年度の3年間とします。

なお、団塊の世代が後期高齢者となる平成 37 年(2025 年)を見据えた中長期的な視点を持つ ものですが、法制度の改正や社会情勢等の状況に応じて随時見直し、改善を図るものとします。

年度 2006-2008 (H18-20)

2009-2011 (H21-23)

2012-2014 (H24-26)

2015 (H27)

2016 (H28)

2017 (H29)

2018 (H30)

2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026

第3期 第4期 第5期

第6期 第7期(本計画) 第8期 第9期

平成26年度までの目標設定 2025年度までの中長期的見通し

団塊の世代が65歳に▲ 団塊の世代が75歳に

4.計画の策定体制

(1)小川町介護保険運営協議会・小川町長寿社会運営協議会

本町では、高齢者の福祉に関する総合的な計画及び介護保険事業計画に関する計画を策定し、かつ、 計画の円滑な推進を図るため、被保険者代表、保健医療関係者、福祉関係者、学識経験者等により構 成される「小川町介護保険運営協議会」、「小川町長寿社会運営協議会」を設置し、検討・審議を行い ました。

(2)高齢者等実態把握調査の実施

本調査は、本町の高齢者の生活実態や健康状態、高齢者施策等への考え方及び介護保険や福祉サー ビスに関するニーズなどを把握することを目的として、平成29年2月に高齢者等実態把握調査を実施 しました。

(3)パブリック・コメントの実施

(12)
(13)

(14)
(15)

章 高齢者等の状況

1.高齢者の状況

本町の総人口の推移は、緩やかに減少しており、平成29年10月現在30,779人となっています。 一方、高齢者人口(65歳以上人口)は増加し続け、高齢化率は34.6%と約3人に1人が高齢者とな っています。高齢者人口は、平成27年に1万人を超え、平成29年10月現在10,655人となっています。

このうち、前期高齢者(65~74歳)は5,710人、後期高齢者(75歳以上)は4,945人となっており、 団塊の世代が65歳を迎えたことから、前期高齢者の比率の伸びが大きくなっています。

○総人口と高齢化率の推移

32,863 32,356 31,784 31,226

30,779

9,177 9,648 10,025 10,392 10,655

27.9 29.8

31.5 33.3

34.6

0.0 20.0 40.0

0 30,000 60,000

平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 平成29年

(%)

(人) 総人口 高齢者人口 高齢化率

資料:住民基本台帳(各年10月1日)

○高齢者人口の推移

4,730 5,111 5,377 5,605 5,710

4,447 4,537 4,648 4,787

4,945

9,177 9,648 10,025

10,392 10,655

0 10,000 20,000

平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 平成29年

(人) 前期高齢者(65~74歳) 後期高齢者(75歳以上)

(16)

2.要支援・要介護認定者の状況

要支援・要介護認定者の推移では、平成29年現在で1,685人となっており、平成24年の1,482人と比 較すると、203人増加しています。

○要支援・要介護認定者の推移

264 302 307 318 292 255

178 193 209 201 216 187

253 312

315 342 366 396

197

198 215 194 208 239

165

186 194 194 197 189

217

179 225 244

228 216

208

220 201

206 200 203

1,482

1,590 1,666

1,699 1,707 1,685

0 1,000 2,000

平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 (人)

要介護5 要介護4 要介護3 要介護2 要介護1 要支援2 要支援1

(17)

3.日常生活圏域

(1)日常生活圏域の考え方

介護保険事業計画においては、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活を継続できるように、町の 地理的条件、人口、交通事情その他の社会的条件、介護給付等対象サービスを提供するための施設整 備の状況、その他の条件を総合的に勘案し、日常生活圏域を設定することが定められています。

地域密着型サービス等の整備方針や提供体制の構築については、この日常生活圏域を基本とします。

(2)日常生活圏域の設定

第7期計画においては、第6期計画と同様、地理的条件や人口規模、交通事情、介護保険関連施設 等の整備状況などを考慮して、町全体を1つの日常生活圏域と考え、地域包括支援センターの活動や 地域密着型サービスの事業者指定などの基本単位として、基盤整備等を推進していきます。

(18)

4.アンケート調査結果の概要

この調査は、本計画を策定するにあたり、高齢者の生活状況や介護の実態及び課題、意見や要望を 把握することを目的として実施しました。

■調査対象及び回収状況

区分 調査対象者 配付数 回収数 回収率

介護予防・日常生活 圏域ニーズ調査

65 歳以上の高齢者及び、65 歳 以上で要支援1、2の認定を受 けている高齢者

1,498 件 1,174 件 78.4%

在宅介護実態調査 65 歳以上で要支援・要介護認定

を受けている高齢者 500 件 336 件 67.2%

計 1,998 件 1,510 件 75.6%

■分析・表示

・比率は、小数点以下第2位を四捨五入しています。このため比率が0.05未満の場合には0.0 と表記しています。また、合計が100.0%とならないこともあります。

・複数回答の項目については、原則として、その項目に対しての有効回答者の数を基数とし、 比率算出を行っています。このため、比率計が100%を超えることがあります。

・グラフ中の(計:○○)という表記は、その項目の有効回答者数で、比率算出の基礎となり ます。

(19)

(1)介護予防・日常生活圏域ニーズ調査

①家族構成について

家族構成については、「夫婦2人暮らし(配偶者65歳以上)」が36.5%で最も多く、次いで「息子・ 娘との2世帯」(20.6%)、「1人暮らし」(14.4%)となっています。

地域別に家族構成をみると、竹沢地区では「1人暮らし」と回答した人の割合が他の地区より高く、 みどりが丘地区では「夫婦2人暮らし(配偶者65歳以上)」と回答した人の割合が他の地区より高くな っています。

ひとり暮らし高齢者や65歳以上の夫婦のみ世帯に対しては、緊急時や災害時の支援・声かけなど、 地域の支えあいや見守り活動などが重要となります。

14.4 17.2 15.5 18.1 7.1 10.7 12.3 31.7 38.9 50.0 6.4 6.0 5.6 5.3 22.6 21.5 28.8 14.8 17.5 12.5 29.5 18.9 14.9 3.1 0.0 22.4 44.3 38.1 36.5 6.6 7.1 10.7 18.2 20.6 19.2 17.7 18.8 0.8 5.1 3.5 4.9 2.4 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全体

(計:1,174) 小川 (計:373)

大河 (計:265)

竹沢 (計:144)

八和田 (計:156)

東小川 (計:122) みどりが丘 (計:144)

1人暮らし 夫婦2人暮らし(配偶者65歳以上) 夫婦2人暮らし(配偶者64歳以下) 息子・娘との2世帯

(20)

②介護・介助の必要性

普段の生活で介護・介助を必要とするかについては、「介護・介助は必要ない」が76.9%で最も多 く、次いで、「何らかの介護・介助は必要だが、現在は受けていない」が7.9%、「現在、何らかの介 護を受けている」が6.6%となっています。

76.9 7.9 6.6 8.6 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

計:1,174

介護・介助は必要ない

何らかの介護・介助は必要だが、現在は受けていない 現在、何らかの介護を受けている

無回答

上記の設問で「何らかの介護・介助は必要だが、現在は受けていない」、「現在、何らかの介護を受 けている」と回答した人に、主な介護者・介助者を尋ねたところ、「娘」が24.7%で最も多く、次い で、「息子」(24.1%)、「配偶者(夫・妻)」(22.9%)となっています。

高齢化がさらに進展していく中、老老介護世帯も増加が見込まれることから、介護者の負担軽減や 生活を支えるためのサービスの一層の充実が必要です。

8.8

10.0

27.6 24.7

11.8

22.9

2.9

24.1

2.9

0% 30% 60%

息子

配偶者(夫・妻)

子の配偶者

介護サービスのヘルパー

兄弟・姉妹

その他

(21)

介護・介助が必要と回答した人に、介護・介助が必要になった原因を尋ねたところ、「高齢による衰 弱」が21.8%で最も多いほか、「視覚・聴覚障害」(12.9%)、「骨折・転倒」(10.6%)となっています。

9.4 17.6 9.4 3.5 12.9 14.7 9.4 10.6 1.2 3.5 10.0 1.2 21.8 6.5 8.2 3.5 8.2

0% 20% 40%

高齢による衰弱 視覚・聴覚障害 骨折・転倒 糖尿病 心臓病 関節の病気(リウマチ等) 脊柱管狭窄症 脳卒中(脳出血・脳梗塞等) 呼吸器の病気(肺気腫・肺炎等) がん(悪性新生物) 認知症(アルツハイマー病等) パーキンソン病 脊椎損傷 腎疾患(透析) その他 不明 無回答

計:170

③介護予防について

また、介護予防教室の参加状況については、「興味はあるが参加したことはない」(52.4%)と「興 味があり参加したことがある」(12.4%)を合わせると興味がある方は64.8%となっています。

若年期からの健康づくりや介護予防の意識向上の働きかけ、介護予防事業等への参加の促進などが 重要となっています。

21.7 4.8

12.4 52.4 8.7

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

計:1,174

興味があり参加したことがある 興味はあるが参加したことはない 興味がない

(22)

④生活支援体制について

日常生活で支援してもらいたいことは、「庭の手入れ」が10.2%と最も多く、「送迎」(9.5%)、「話 し相手」(4.8%)となっています。

65.3%が「特にない」となっていますが、今後さらに一人暮らし高齢者や高齢者夫婦世帯が増加す ると予測されることから買い物、食事づくりなど介護保険以外のサービスを含め、総合的なサービス の充実を図っていく必要があります。

4.5

3.1

65.3 1.2

0.6 10.2

4.7

2.1 4.8

3.5 9.5

12.1 3.6

0% 50% 100%

庭の手入れ 送迎 話し相手 買い物 食事作り ゴミ出し 掃除・洗濯  布団干し 散歩の付き添い 金銭整理  その他 特にない 無回答

(23)

地域住民による活動に企画・運営(お世話役)として参加してみたいか尋ねたところ、「是非参加し たい」が3.2%、「参加してもよい」が34.0%と、参加意向は3割となっています。一方、56.1%は「参 加したくない」と回答しています。

地域住民による交流の場として、介護予防・日常生活支援総合事業のサロンを創設し、それに伴う 企画運営などに携わる担い手の育成を重点的に取り組んでいく必要があります。

3.2 34.0 56.1 6.6

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

計:1,174

是非参加したい 参加してもよい 参加したくない 無回答

また、地域住民による活動に参加者として参加してみたいか尋ねたところ、「是非参加したい」が 10.5%、「参加してもよい」が49.7%と、参加意向は6割となっています。一方、32.9%は「参加し たくない」と回答しています。

経験豊かな高齢者をあらたな生活支援サービスの担い手として育成し、地域社会で活躍できる仕組 みを検討していくことが必要です。

10.5 49.7 32.9 7.0

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

計:1,174

(24)

⑤町の高齢者施策として特に力を入れてほしいこと

高齢者施策として力を入れてほしいことは、「高齢者の移動手段の確保」が46.9%と最も多く、次 いで「緊急時・災害時の支援システムの充実」(32.8%)、「在宅福祉サービス」(30.2%)となってい ます。

地域別でみると、すべての地区で「高齢者の移動手段の確保」が第1位で、東小川地区や竹沢地区 で特に高くなっています。

(%) (計:1,174全体 ) 小川地区(計:373) 大河地区(計:265) 竹沢地区(計:144) 八和田地区(計:156) 東小川地区(計:122) みどりが丘地区(計:144) 高齢者の移動手段の確保 46.9 44.8 38.9 54.9 37.8 70.5 50.0

緊急時・災害時の支援

システムの充実 32.8 31.6 31.7 22.2 28.8 45.9 43.9 在宅福祉サービスの充実 30.2 29.8 30.2 23.6 32.1 38.5 28.1

介護者への支援 26.1 24.9 23.0 23.6 23.7 40.2 28.9

健康増進や、教養向上

のための支援 25.6 24.7 29.8 20.1 25.0 31.1 20.2 介護予防や寝たきり予防

のための支援 24.0 23.6 24.2 24.3 21.8 30.3 21.1 生きがいや交流の場となる

施設の充実 24.0 26.3 24.2 15.3 23.7 32.8 18.4 判断能力が低下した場合の

支援体制の充実 22.7 22.5 18.9 20.8 19.2 34.4 27.2 地域の見守り活動等に

対する支援 16.0 16.6 16.6 16.0 13.5 25.4 6.1 公共の場のバリアフリー化 13.6 14.2 10.9 11.1 11.5 18.9 18.4

施設整備を含めた居住

施策の推進 10.7 12.6 8.7 6.9 6.4 17.2 13.2 ボランティアや地域活動の

支援や参加促進 9.7 12.1 9.4 6.9 7.7 14.8 3.5 その他 2.8 2.7 3.8 2.1 1.9 2.5 3.5

(25)

(2)在宅介護実態調査結果

①家族構成について

家族構成については、「単身世帯」が21.7%、「夫婦のみ世帯」が23.2%となっています。

21.7 23.2 51.8 3.3

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

計:336

単身世帯 夫婦のみ世帯 その他 無回答

②要介護認定について

要介護認定については、「要介護1」が28.0%で最も多く、次いで、「要介護2」が16.4%、「要支 援1」が16.1%となっています。

16.1 14.9 28.0 16.4 14.3 6.0 4.2 0.3 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

計:336

要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3

要介護4 要介護5 無回答

③施設入所の検討について

要介護度別の「施設等検討の状況」をみると、要介護3以上で要介護度の重度化に伴い、「検討中」、 「申請済み」の割合が高くなっています。

79.2

64.2

55.4

19.4

23.6

23.1

1.4

12.2

21.5 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 要支援1・2

(計:72) 要介護1・2

(計:123) 要介護3以上

(計:65)

(26)

「サービス利用の組み合わせ」と「施設等検討の状況」(要介護3以上のみの回答)の関係をみる と、訪問系サービスを利用する方は、「施設等の検討・申請割合」が低い傾向がみられました。

特に「訪問系のみ」のケースで、施設等を「検討していない」の割合が高くなっています。 今後、訪問看護など医療的ニーズに対応したサービスの拡充を図る必要があります。これに加えて、 在宅における看取りに対応した支援体制の構築も検討していく必要があります。

100.0 75.0 45.5 0.0 12.5 21.2 0.0 12.5 33.3

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 訪問系のみ

(計:3)

訪問系を含む組み合わせ (計:8)

通所系・短期系のみ (計:33)

検討していない 検討中 申請済み

■サービス利用の分析に用いた用語の定義

用語 定義

未利用 ・「住宅改修」、「福祉用具貸与・購入」のみを利用している方については、未利用 として集計しています。

訪問系

・(介護予防)訪問介護、(介護予防)訪問入浴介護、(介護予防)訪問看護、(介護 予防)訪問リハビリテーション、(介護予防)居宅療養管理指導、夜間対応型訪問 介護を「訪問系」として集計しています。

通所系 ・(介護予防)通所介護、(介護予防)通所リハビリテーション、(介護予防)認知 症対応型通所介護を「通所系」として集計しています。

短期系 ・(介護予防)短期入所生活介護、(介護予防)短期入所療養介護を「短期系」とし て集計しています。

そ の 他

小規模多機能 ・(介護予防)小規模多機能型居宅介護を「小規模多機能」として集計しています。

看護多機能 ・看護小規模多機能型居宅介護を「看護多機能」として集計しています。

■サービス利用の組み合わせの分析に用いた用語の定義

用語 定義

未利用 ・上表に同じ

訪問系のみ ・上表の「訪問系」もしくは「定期巡回」のみの利用を集計しています。

訪問系を含む

組み合わせ

・上表の「訪問系(もしくは定期巡回)」+「通所系」、「訪問系(もしくは定期巡 回)」+「短期系」、「訪問系(もしくは定期巡回)」+「通所系」+「短期系」、「小 規模多機能」、「看護多機能」の利用を集計しています。

(27)

③主な介護者が不安に感じる介護

「現在の生活を継続していくにあたって、主な介護者の方が不安に感じる介護」について、要介護 3以上では、「認知症状への対応」、「夜間の排泄」、「日中の排泄」について、主な介護者の不安が大 きくなっています。

これらが、主な介護者が「在宅生活の継続が困難」と判断する特に重要なポイントと考えられ、こ うした家族介護者の「認知症状への対応」の介護不安に対しては、地域包括支援センターを中心に進 められている認知症施策を今後も推進していく必要があります。

5.7 28.6 14.3 48.6 11.4 14.3 8.6 60.0 17.1 8.6 8.6 25.7 28.6 22.9 8.6 2.9 2.9 22.1 29.5 8.4 31.6 13.7 15.8 21.1 46.3 27.4 47.4 8.4 31.6 25.3 21.1 8.4 1.1 0.0 32.7 44.9 20.4 38.8 16.3 14.3 30.6 22.4 10.2 46.9 10.2 24.5 14.3 14.3 16.3 6.1 0.0

0% 40% 80%

日中の排泄 夜間の排泄 食事の介助(食べる時) 入浴・洗身 身だしなみ(洗顔・歯磨き等) 衣服の着脱 屋内の移乗・移動 外出の付き添い、送迎等 服薬 認知症状への対応 医療面での対応(経管栄養、ストーマ 等) 食事の準備(調理等) その他の家事(掃除、洗濯、買い物 等) 金銭管理や生活面に必要な諸手続き その他 不安に感じていることは、特にない 主な介護者に確認しないと、わからない

(28)

④主な介護者の就労の継続の見込み

介護者が不安に感じる介護を就労継続見込み別でみると、就労継続困難(「続けていくのはやや難 しい」、「続けていくのはかなり難しい」と回答した人)は、「認知症状への対応」、「夜間の排泄」、「日 中の排泄」、「入浴・洗身」、「食事の準備」が高くなっています。これらが、在宅生活を継続しながら の就労継続について介護者がその可否を判断するポイントとなる介護であり、利用者が現状にあった 適切なサービスを受けられるよう多様なサービス提供体制を整えるとともに家族の負担軽減の充実 に努める必要があります。

28.6 14.3 0.0 28.6 28.6 0.0 0.0 28.6 14.3 42.9 0.0 14.3 14.3 0.0 0.0 14.3 0.0 32.6 34.9 14.0 25.6 9.3 4.7 25.6 32.6 14.0 44.2 9.3 25.6 9.3 18.6 14.0 4.7 2.3 25.0 25.0 12.5 50.0 12.5 12.5 12.5 37.5 0.0 37.5 12.5 50.0 12.5 12.5 0.0 0.0 0.0

0% 40% 80%

日中の排泄 夜間の排泄 食事の介助(食べる時) 入浴・洗身 身だしなみ(洗顔・歯磨き等) 衣服の着脱 屋内の移乗・移動 外出の付き添い、送迎等 服薬 認知症状への対応 医療面での対応(経管栄養、ストーマ 等) 食事の準備(調理等) その他の家事(掃除、洗濯、買い物 等) 金銭管理や生活面に必要な諸手続き その他 不安に感じていることは、特にない 主な介護者に確認しないと、わからない

問題なく、続けていける(計:7)

(29)

主な介護者の就労状況別でみると就労継続困難(「続けていくのは、やや難しい」、「続けていくの は、かなり難しい」と回答した人)の割合はフルタイムが13.5%、パートタイムは13.0%となってい ます。

介護者が仕事と介護を両立できるか否かは、要介護者の在宅生活の継続に関わる大きな要素です。 就労継続が困難と考えている人はもとより、「問題はあるが、何とか続けていける」と回答した就労 中の介護者をいかに支援するかが課題と考えられます。

13.5 8.7 73.0 78.3 10.8 13.0 2.7 0.0 0.0 0.0 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% フルタイム勤務

(n=37)

パートタイム勤務 (n=23)

問題なく、続けていける

問題はあるが、何とか続けていける 続けていくのは、やや難しい 続けていくのは、かなり難しい わからない

⑤今後重点的に整備が必要だと思われる施設

今後重点的に整備が必要だと思われる施設を尋ねたところ、「特別養護老人ホーム」が37.5% と最も多く、次いで「介護老人保健施設」(14.3%)、「サービス付き高齢者向け住宅」(7.4%) となっています。

37.5 14.3 7.4 5.7 29.5 1.2

4.5

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

計:336

特別養護老人ホーム 介護老人保健施設

サービス付き高齢者向け住宅 有料老人ホーム

グループホーム(認知症対応型施設) その他

(30)

⑥主な介護者の勤め先からの支援

主な介護者の勤め先からの支援ではフルタイム、パートタイムともに「労働時間の柔軟な選択(フ レックスタイム制など)」、「介護休業・介護休暇等の制度の充実」、「制度を利用しやすい職場づくり」 が高くなっています。

介護者の多様な就労状況や家庭環境に対応した柔軟なサービス提供体制を整えることとともに、企 業等では働き方の見直しを通じ、介護等の時間的制約を持ちながら働くことが可能な職場づくりに取 り組み、介護に直面した社員等の離職防止を推進していく必要があります。

18.9 43.2 29.7 45.9 8.1 18.9 10.8 27.0 8.1 8.1 2.7 11.5 23.1 34.6 38.5 11.5 11.5 15.4 30.8 3.8 7.7 3.8

0% 30% 60%

自営業・フリーランス等のため、勤め先はない 介護休業・介護休暇等の制度の充実 制度を利用しやすい職場づくり 労働時間の柔軟な選択(フレックスタイム制など) 働く場所の多様化(在宅勤務・テレワークなど) 仕事と介護の両立に関する情報の提供 介護に関する相談窓口・相談担当者の設置 介護をしている従業員への経済的な支援 その他 特にない 主な介護者に確認しないと、わからない

(31)

5.介護保険サービスの状況

(1)介護給付サービスによる利用者数及び給付費の状況

介護給付によるサービス利用者の状況をみると、実績値はおおむね計画値の範囲内にあるものが多 くなっています。実績値が計画値を上回っているサービスは、特に訪問リハビリテーション、通所介 護、通所リハビリテーション、特定施設入居者生活介護で顕著となっています。また、実績値の伸び 率は、全体で104.0%と伸びています。

通所介護については、定員18人以下の小規模な通所介護事業所が平成28年度から新たな地域密着型 のサービス(地域密着型通所介護)へ移行したことに伴いサービス利用者実績は減少しています。

○介護サービスによる利用者数の状況 単位:人

※サービスの定義は53ページ~をご覧ください。資料:介護保険事業状況報告 年報

計画値 実績値 対計画比 計画値 実績値 対計画比 (1)居宅サービス

訪問介護 174 135 77.6% 180 132 73.3% 97.7%

訪問入浴介護 19 19 97.8% 20 16 77.9% 83.9%

訪問看護 62 56 89.7% 75 63 83.7% 112.9%

訪問リハビリテーション 17 19 113.7% 19 24 126.8% 124.6%

居宅療養管理指導 59 85 143.8% 62 100 161.0% 117.7%

通所介護 413 394 95.4% 263 334 126.8% 84.6%

通所リハビリテーション 74 81 109.8% 84 91 108.8% 112.5%

短期入所生活介護 116 114 98.3% 125 116 92.6% 101.5%

短期入所療養介護(老健) 16 24 151.0% 18 25 137.0% 102.1%

短期入所療養介護(病院等) 0 0 - 0 0 - -

福祉用具貸与 355 345 97.2% 402 361 89.9% 104.7%

特定福祉用具購入費 13 8 64.1% 14 8 58.9% 99.0%

住宅改修費 9 7 81.5% 11 7 66.7% 100.0%

特定施設入居者生活介護 57 63 110.4% 76 80 104.7% 126.5%

(2)地域密着型サービス

定期巡回・随時対応型訪問介護看護 0 1 - 3 1 30.6% 157.1%

夜間対応型訪問介護 0 0 - 0 0 - -

認知症対応型通所介護 14 1 4.8% 15 0 0.0% 0.0%

小規模多機能型居宅介護 0 1 - 3 1 33.3% 100.0%

認知症対応型共同生活介護 72 60 83.0% 80 61 76.6% 102.5%

地域密着型特定施設入居者生活介護 0 0 - 0 0 - -

地域密着型

介護老人福祉施設入所者生活介護 0 0 - 0 0 - -

看護小規模多機能型居宅介護 0 0 - 0 0 - -

地域密着型通所介護 0 0 - 175 72 41.4% -

(3)施設サービス

介護老人福祉施設 172 176 102.6% 175 165 94.4% 93.6%

介護老人保健施設 92 91 99.0% 95 99 104.2% 108.7%

介護療養型医療施設 1 1 66.7% 1 1 66.7% 100.0%

(4)居宅介護支援 597 590 98.8% 639 604 94.5% 102.5%

2,332 2,270 97.3% 2,535 2,360 93.1% 104.0%

平成27年度 平成28年度 実績

伸び率 (H28/H27

(32)

また、介護給付による給付費の状況をみると、介護給付サービスの利用者件数と同様、実績値が計 画値を上回っているサービスもあり、特に訪問リハビリテーション、通所介護、通所リハビリテーシ ョン、短期入所生活介護、特定福祉用具購入費、特定施設入居者生活介護、定期巡回・随時対応型訪 問介護看護で顕著となっています。実績値の伸び率は、全体で101.6%と伸びています。

○介護サービスによる給付費の状況 単位:千円

計画値 実績値 対計画比 計画値 実績値 対計画比

(1)居宅サービス

訪問介護 110,691 80,963 73.1% 117,935 75,069 63.7% 92.7% 訪問入浴介護 12,805 11,416 89.2% 14,178 9,841 69.4% 86.2% 訪問看護 30,794 27,550 89.5% 36,605 32,899 89.9% 119.4% 訪問リハビリテーション 6,426 7,289 113.4% 7,376 10,289 139.5% 141.2% 居宅療養管理指導 9,375 12,939 138.0% 9,862 14,686 148.9% 113.5% 通所介護 453,663 416,284 91.8% 292,649 323,648 110.6% 77.7% 通所リハビリテーション 52,472 57,760 110.1% 59,594 65,332 109.6% 113.1% 短期入所生活介護 109,780 123,939 112.9% 113,206 125,303 110.7% 101.1% 短期入所療養介護(老健) 12,878 25,030 194.4% 15,219 25,206 165.6% 100.7%

短期入所療養介護(病院等) 0 0 - 0 0 - -

福祉用具貸与 49,625 53,309 107.4% 52,327 54,963 105.0% 103.1% 特定福祉用具購入費 5,435 3,448 63.4% 6,158 3,050 49.5% 88.5%

住宅改修費 6,903 9,736 141.0% 8,442 8,190 97.0% 84.1%

特定施設入居者生活介護 118,815 131,611 110.8% 161,676 168,361 104.1% 127.9% (2)地域密着型サービス

定期巡回・随時対応型訪問介護看護 0 710 - 553 1,592 287.9% 224.1%

夜間対応型訪問介護 0 0 - 0 0 - -

認知症対応型通所介護 10,792 554 5.1% 10,982 0 0.0% 0.0%

小規模多機能型居宅介護 0 2,810 - 5,578 2,774 49.7% 98.7%

認知症対応型共同生活介護 206,015 171,468 83.2% 226,807 176,069 77.6% 102.7%

地域密着型特定施設入居者生活介護 0 0 - 0 0 - -

地域密着型

介護老人福祉施設入所者生活介護 0 0 - 0 0 - -

看護小規模多機能型居宅介護 0 0 - 0 0 - -

地域密着型通所介護 0 0 - 195,099 95,798 49.1% -

(3)施設サービス

介護老人福祉施設 527,693 501,554 95.0% 535,890 461,162 86.1% 91.9% 介護老人保健施設 332,881 311,845 93.7% 343,167 327,825 95.5% 105.1% 介護療養型医療施設 6,645 2,940 44.2% 6,632 3,290 49.6% 111.9% (4)居宅介護支援 80,771 84,869 105.1% 85,761 85,941 100.2% 101.3% 2,144,459 2,038,024 95.0% 2,305,696 2,071,288 89.8% 101.6% 合計

平成27年度 平成28年度 実績

伸び率 (H28/H27

資料:介護保険事業状況報告 年報

(33)

(2)介護予防給付サービスによる利用者数及び給付費の状況

予防給付によるサービス利用者の状況をみると、実績値は計画値内のサービスが多くなっています。 計画値を上回ったサービスは介護予防通所リハビリテーション、介護予防福祉用具貸与となっていま す。また、実績値の伸び率は、全体で106.4%と伸びています。

なお、介護予防訪問介護、介護予防通所介護については平成28年度以降、介護予防サービス 給付費から地域支援事業(介護予防・日常生活支援総合事業)へ随時移行しているため、減少 傾向となっています。

○介護予防サービスによる利用者数の状況 単位:人

資料:介護保険事業状況報告 年報

計画値 実績値 対計画比 計画値 実績値 対計画比 (1)介護予防サービス

介護予防訪問介護 91 66 72.0% 97 70 71.6% 106.1%

介護予防訪問入浴介護 1 0 33.3% 1 0 8.3% 25.0%

介護予防訪問看護 6 5 90.3% 7 6 88.1% 113.8%

介護予防訪問リハビリテーション 0 1 - 0 5 - 466.7%

介護予防居宅療養管理指導 8 7 86.5% 9 6 61.1% 79.5%

介護予防通所介護 104 90 86.2% 111 85 77.0% 95.3%

介護予防通所リハビリテーション 19 24 127.2% 21 26 125.4% 109.0%

介護予防短期入所生活介護 8 6 72.9% 9 6 62.0% 95.7%

介護予防短期入所療養介護(老健) 2 0 16.7% 3 1 22.2% 200.0%

介護予防短期入所療養介護(病院等) 0 0 - 0 0 - -

介護予防福祉用具貸与 63 66 104.9% 69 83 119.7% 125.0%

特定介護予防福祉用具購入費 6 3 47.2% 7 2 33.3% 82.4%

介護予防住宅改修 4 3 81.3% 5 3 65.0% 100.0%

介護予防特定施設入居者生活介護 15 18 120.6% 18 14 79.2% 78.8%

(2)地域密着型介護予防サービス

介護予防認知症対応型通所介護 0 0 - 0 0 - -

介護予防小規模多機能型居宅介護 0 0 - 0 0 - -

介護予防認知症対応型共同生活介護 1 0 0.0% 1 0 0.0% -

(3)介護予防支援 209 195 93.1% 223 209 93.5% 107.2%

合計 537 484 90.1% 581 515 88.6% 106.4%

平成27年度 平成28年度 実績

(34)

また、介護予防による給付費の状況をみると、予防給付サービスの利用者同様、実績値内のサービ スも多くなっています。計画値を上回ったサービスは介護予防訪問リハビリテーション、介護予防福 祉用具貸与となっています。また、実績値の伸び率は、全体で100.7%と伸びています。

○介護予防サービスによる給付費の状況 単位:千円

資料:介護保険事業状況報告 年報

計画値 実績値 対計画比 計画値 実績値 対計画比

(1)介護予防サービス

介護予防訪問介護 21,481 14,316 66.6% 22,806 15,612 68.5% 109.1%

介護予防訪問入浴介護 94 129 136.7% 187 32 16.9% 24.7%

介護予防訪問看護 2,111 2,311 109.5% 2,427 2,339 96.4% 101.2%

介護予防訪問リハビリテーション 0 358 - 0 1,329 - 371.2%

介護予防居宅療養管理指導 1,334 947 71.0% 1,581 910 57.6% 96.1% 介護予防通所介護 36,693 27,661 75.4% 39,762 25,686 64.6% 92.9% 介護予防通所リハビリテーション 7,356 8,126 110.5% 8,035 8,719 108.5% 107.3% 介護予防短期入所生活介護 4,228 2,204 52.1% 5,141 2,468 48.0% 112.0% 介護予防短期入所療養介護(老健) 349 111 31.9% 892 399 44.7% 358.5%

介護予防短期入所療養介護(病院等) 0 0 - 0 0 - -

介護予防福祉用具貸与 2,992 2,959 98.9% 3,289 4,326 131.5% 146.2%

特定介護予防福祉用具購入費 781 828 106.1% 876 717 81.8% 86.5%

介護予防住宅改修 7,600 3,814 50.2% 8,483 4,128 48.7% 108.2% 介護予防特定施設入居者生活介護 16,328 14,090 86.3% 21,181 11,009 52.0% 78.1% (2)地域密着型介護予防サービス

介護予防認知症対応型通所介護 0 0 - 0 0 - -

介護予防小規模多機能型居宅介護 0 0 - 0 0 - -

介護予防認知症対応型共同生活介護 2,651 0 0.0% 2,646 0 0.0% -

(3)介護予防支援 10,733 10,390 96.8% 11,437 11,177 97.7% 107.6% 合計 114,731 88,243 76.9% 128,743 88,851 69.0% 100.7%

平成27年度 平成28年度 実績

(35)

(36)
(37)

章 計画の基本的な考え方

1.基本理念

本計画は、平成 37 年までの中長期的な視野に立った第6期計画の延長線上にあるとともに、 介護・福祉・予防・医療・生活支援・住まいが一体的に提供される「地域包括ケアシステム」 の取り組みについて、更なる充実・強化を図っていくためのものでなければなりません。

国においても、こうした取り組みを深化・推進していくことを重要視した方向性が示されて おり、今後、より一層の保健、医療、福祉の関係機関・諸団体の連携により、地域全体で高齢 者を支える体制づくりを進めることが求められています。

そのためには、これまでの計画の基本理念の普遍性を踏襲しながらも、高齢者を取り巻く環 境の変化を的確に捉え、地域コミュニティの重要性を再認識し、人材や社会資源を活用して、 地域全体で高齢者を支える体制づくりに取り組んでいくことが必要です。

そこで、本計画においては、「小川町第5次総合振興計画」における健康・福祉分野の施策 である『健康で安心して住めるまち』の実現に向け、4つの施策の基本目標を定めることで、 高齢者が安心して日常生活を過ごせるとともに、それぞれが尊厳を保ちながら、多様な社会参 加を果たし、自分らしく生きることができる社会の実現を目指します。

(38)

2.基本目標

計画の理念を実現するため、次の4つの基本目標を設定します。

【基本目標1】 生きがいづくり・社会参加の推進

高齢者自身が地域社会のなかで、自らの経験と知識を活かして積極的に役割を果たしてい くような社会づくりが必要です。

そのためには、高齢者の多様性や自発性を十分に尊重しながら、様々な活動(運動・地域 貢献・就業等)に参加できる機会を充実するととともに、地域づくりの担い手としても活躍 できるよう支援します。

【基本目標2】

介護予防の推進

高齢者一人ひとりが、健康でいきいきと住み慣れた地域で暮らしていけるよう、生活習慣 病や加齢・疾病による機能低下や認知機能の低下を防ぎ、高齢者のニーズに合わせた介護予 防事業を充実させ、健康で自立した生活の継続を推進します。

また、高齢者の状態像に応じた、介護予防や要介護度の重度化防止のための事業を、介護 予防・日常生活支援総合事業等で実施し、自立支援の推進を行います。

【基本目標3】 地域包括ケアシステムの構築

様々な状態にある高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らすために、関係機関や地域住民 の協力による見守り支援体制の充実に取り組みます。

また、自助・互助・共助・公助の考え方に基づき、高齢者や障害者など支援が必要な方を 地域全体で支えるため医療、介護、予防、住まい、生活支援サービスの適切な組み合わせに よる地域包括ケアシステムを推進します。

【基本目標4】 高齢者の尊厳を保つサービスの推進

介護が必要な状況になった高齢者が、自らの意思でサービスを選択し、尊厳をもって生活 をすることができるよう、介護保険の各種サービスの充実を図ります。

また、保険者である町は、介護保険制度の持続可能性を確保することに配慮し、利用者が 安心してサービスを受けることができるよう、より一層サービスの質や利便性の向上に努め るとともに、適正なサービスによる自立した生活の継続を目指します。

(39)

3.第7期計画における重点施策

第7期計画において、地域包括ケアシステムの深化・推進に向けて、「保険者機能の強化等 による自立支援・重度化防止に向けた取り組みの推進」、「地域包括支援センターの機能強化」 「在宅医療・介護連携の推進」、「認知症支援策の推進」について重点的に取り組みます。

重点施策1 保険者機能の強化等による自立支援・重度化防止に向けた取り組みの推進

高齢化が進展する中で、地域包括ケアシステムを推進するとともに、持続可能な介護保険 制度を維持するためには、保険者が地域の課題を分析して、高齢者がその有する能力に応じ た自立した生活を送っていただくための取り組みを進めることが必要です。

そのために、すべての市町村が保険者機能を発揮して、自立支援・重度化防止に取り組む ことが制度化されました。

本町では、自立支援・重度化防止に向けた取り組みとして、地域の実態把握・課題分析を行い、 地域における共通の目標(計画値)を設定し、その目標(計画値)を関係者間で共有するととも に、その取り組みの実績を評価する体制を目指します。

また、目標達成に向けた活動を継続的に改善する取り組みである「PDCAによる地域マネジ メント」を推進することで保険者強化を図ります。

重点施策2 地域包括支援センターの機能強化

高齢者が住み慣れた地域で安心して生活することができるよう、地域包括ケアシステムの 拠点となる地域包括支援センターで、地域の関係機関や居宅介護支援専門員等と連携を強化 し、高齢者の生活を総合的に支援する体制を築きます。

(40)

重点施策3 在宅医療・介護連携の推進

介護だけでなく、医療の支援を必要とする高齢者が増加している中にあって、こうした要 介護者とその家族を支援する体制を構築することが求められています。

高齢者が、できる限り自宅等の住み慣れた場所で療養し、自分らしい生活を続けるために、 退院支援から日常の療養支援、病状の急変時の対応まで、様々な場面で在宅医療と介護がそれ ぞれの役割を分担しつつ、緊密に連携して、高齢者とその家族を支えていくことが必要です。

そのため、適切な在宅でのケアにより、安心して自宅で過ごすことができるよう、医師・ 歯科医師・薬剤師・リハビリ専門職・看護師などの医療関係の専門職と介護支援専門員や介 護福祉士などの介護福祉の関係者との連携を強化します。

また、医療ニーズが高い方や家族支援のために適切な対応ができる支援体制づくりを進め ます。さらに、「比企地区在宅医療・介護連携推進協議会」などを活用し、多様な組織や職 種における情報と目的を共有し、地域包括ケアの強化を図ります。

(41)

重点施策4 認知症支援策の推進

今後の急速な高齢化に伴い、認知症高齢者はさらに増加していくことが見込まれます。こ うした中、認知症高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるように本人やその家 族への一層の支援を図るとともに、本人の状態に応じた適切なサービスを提供していく必要 があります。

認知症の状況に応じた適切な医療や介護サービスの流れを示した認知症ケアパスや認知 症についての正しい知識の普及、情報提供を推進します。

(1)認知症に対する知識の普及・啓発

認知症高齢者が安心して地域で暮らしていくことができるためには、家族や地域住民の認 知症に対する理解が必要です。高齢者の増加に伴い、認知症高齢者も増加が見込まれること から、地域全体で認知症高齢者を支えることができるよう、医療機関とも連携を図りながら、 認知症に対する理解を深めるための普及・啓発を推進します。

①認知症ケアパスの周知

認知症の人の生活機能障害の進行にあわせ、いつ、どこで、どのような医療・介護サービス を受けることができるのか、具体的な機関名やケア内容等を整理し、情報提供していきます。

②認知症サポーター養成講座

認知症について正しく理解し、認知症高齢者やその家族を温かく見守る応援者となる「認 知症サポーター」を養成します。

③認知症高齢者とその家族等の支援

認知症高齢者やその家族への支援を行うため、地域包括支援センターに認知症地域支援推 進員を配置し、相談体制の充実を図ります。また、認知症サポート医による認知症高齢者へ の相談を行います。

④若年性認知症や高次脳機能障害等の支援

(42)

(2)認知症初期集中支援

認知症またはその恐れのある方やご家族に対し、関係機関と連携を図りながら、医療機関 への受診や介護保険サービスの利用など助言と支援を行ないます。

また、認知症相談、認知症予防に取り組み、さらに認知症初期集中支援チームの充実を図 ります。

(3)認知症予防の推進

認知症の早期発見、早期対応に向け、支援対象者の把握を行うとともに、認知症の疑いが ある場合の相談先の周知を図り、早期治療へとつなげます。

本町では、介護予防教室や認知症予防教室を実施するとともに、関係事業を通じての認知 症予備軍の把握や予防事業への勧奨を進めます。

また、住民主体の閉じこもり予防や認知症予防を推進します。

(4)地域・施設との連携

①地域との連携

家族介護者が身近な地域で気軽に相談できるよう、地域包括支援センターに相談窓口として の中心的機能を設置し、保健・医療・福祉関係の機関との連携を図るとともに、民生委員や老 人クラブ、ボランティア団体などの協力のもと、認知症高齢者とその家族を地域全体で支え合 う連携をしていきます。

②施設との連携

グループホームや介護老人福祉施設などと連携を図りながら、認知症高齢者とその家族を 支援していきます。

(5)認知症カフェの推進

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(45)

章 高齢福祉・介護施策の推進

基本目標1 生きがいづくり・社会参加の推進

高齢者が生きがいを持ちながら、様々な機会を通じて支援し合うことができるよう、高齢者が

主体的に活動(運動・地域貢献・就業等)することが必要であり、高齢者の社会参加の機会の充

実に取り組みます。これにより、ボランティア活動を推進して地域住民がともに支え合う地域づ

くりを支援します。

【現状】

生涯現役を目指す高齢者にとって、就労は長年蓄積してきた経験や技術を生かして社会に貢献

することができ、生きがいに満ちた生活を送るために非常に効果があるとともに、地域の経済基

盤づくりの大きな役割を担っています。

本町の就労支援では、シルバー人材センターの運営支援を通じて高齢者の就業機会の拡大を図

るとともに、ハローワーク等と連携し、高齢者向け求人情報などの情報提供を行っています。

また、介護予防・日常生活圏域ニーズ調査では、収入のある仕事をしている頻度が、「週4日 以上」と回答した人が10.5%いました。

【課題】

「団塊の世代」の高齢期への移行や高年齢者雇用安定法の主旨を踏まえ、高齢者が豊富な知識 と経験を活かして積極的に地域で活躍できるように職域の開拓や、それに伴う短時間勤務や在宅 勤務、就業形態の工夫、活躍の場の確保が必要です。

また、団塊の世代の利用増加を見込んだ受け皿の確保、幅広いニーズに応えられる活動内容を 充実する必要があります。

【施策】

団塊の世代が定年を迎え、今後は元気な高齢者が増加することが考えられるため、より一層、 地域で働く機会の創出に努めるとともに、多くの高齢者に就業機会を提供できるようハローワー クやシルバー人材センターとの連携を図ります。

(46)

【実施事業等】

事業等名称 事業概要

シルバー人材センター

高齢者のこれまで培ってきた技能や能力を活用し、自らの健康 や生きがいの充実・社会参加を図ります。今後、労働意欲を持ち、 生きがいを求める高齢者が増加することが考えられます。そのた め、積極的な就業機会の開拓を図り、高齢者の生きがいづくりを 支援します。

情報提供

(47)

【現状】

高齢者が生きがいをもって生活をすることや、健康の保持・増進という観点からも、趣味・学 習活動は重要なものとなっています。

本町の生涯学習や趣味などの活動等に関しては、老人クラブの活動支援や公民館等での各種講 座の開催などのほか、公共施設など活動場所の提供づくりへの支援も行ってきました。

介護予防・日常生活圏域ニーズ調査では、趣味やいきがいが「ある」と回答した人が、72.1%、 となっています。

しかし、地域活動への参加状況では、老人クラブなどの活動に「参加している」と回答した人 は1割程度となっている一方で、7割の人から「参加していない」との回答がありました。

また、町内会や自治会、趣味関係・スポーツ関係のグループやクラブなどを、地域参加の場や 機会と回答している人が多いものの、参加率は3割程度となっています。

【課題】

高齢社会の進行により、比較的健康な高齢者に対する社会参加の促進、生きがいづくり対策と しての老人クラブの活動や生涯学習事業に期待が高まっていると考えられます。ニーズ調査の結 果を踏まえ、今後、一人ひとりの自発的な活動を促すとともに、参加できる機会を充実する必要 があります。

老人クラブ活動においては、運営の円滑化やクラブの活性化を図ることが必要であり、活動の 中心であるスポーツ活動だけでなく、社会奉仕活動等により社会参加を促す必要があります。

また、教養講座等を開催することにより趣味・学習活動の活性化を図るなど、活動内容の充実 に向けた支援をする必要があります。

【施策】

高齢者の趣味・学習活動を活性化させるために、その機能強化に取り組みます。

活動拠点となる公民館等の施設の有効活用や、老人クラブの会員増強など活動組織の強化を図 ります。

また、総合福祉センターは町民の利用促進を図るとともに、情報提供・相談窓口の充実を図り ます。また、ふれあいプラザおがわにおいて健康増進、介護予防、世代間交流の推進を行います。

(48)

【実施事業等】

事業等名称 事業概要

老人クラブの充実

高齢者の生きがいづくりの一環として、連合会の結成、会員 の確保、多世代交流、地域福祉活動の拡充などへの支援を行い ます。

総合福祉センターの充実

町民のふれあいと交流の場として、児童館・交流室(和室)・ 浴室・温水プール・生きがいホールを完備し、高齢者等の生き がいと健康づくりに供与しています。

総合福祉センター運営懇話会を設置し、目的達成のため、以 下の事業を行っています。

・各種運動教室 ・貸館事業 ・イベントの開催

ふれあいプラザおがわの充実

多世代間交流と町民の健康増進及び介護予防と生きがいづく りに供与しています。

・健康増進・介護予防事業 ・高齢者の運動相談 ・生きがい活動支援

老人福祉センター 健康の増進や教養の向上などを図るため、レクリエーション

等を通じた交流や仲間づくりを行います。

【実績と見込み】

■老人福祉センター

実績 第7期計画値

年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度

(49)

基本目標2 介護予防の推進

高齢になっても健康で、自立した暮らしを続けるためには、一人ひとりが若年期から日々の生 活の中で自らの健康に関心を持ち、より健全な生活習慣を身につけ、生活習慣病の予防・改善に 努めることが大切です。

自分の健康は自分で守るという意識と一人ひとりの取り組みを基本とし、若年期から高齢期ま での生活に合わせた健康づくりや健康管理の取り組みを支援します。

【現状】

平成28年度から実施している介護予防・生活支援サービス事業は、事業主体となる市町村が地 域の実情に応じ、事業を構築し、取り組むことができるとされています。

本町においては、従来の介護予防給付から移行した通所と訪問サービスに加え、地域住民が主体 となって運営するふれあい・いきいきサロンの支援などを実施しています。

また、この事業の推進役として、「生活支援コーディネーター」を配置し、地域の集いの場等 の立ち上げ支援や、生活支援サービスのニーズ等の把握などを行っています。今後も引き続き、 身近な生活支援サービスの担い手育成、新たな事業メニューの検討、運用のサポートを行ってい きます。

【課題】

本町では平成28年10月から総合事業を開始しました。開始時は従前相当の訪問・通所介護及び 短期集中型サービスのみ実施してきましたが、今後は、地域の状況にあわせ、緩和した町独自基 準の訪問型・通所型サービス等、利用者の状況に応じた、必要なサービスを一体的なものとして 提供していくことが求められます。

また、少子高齢化が進む中、地域も変化し、従来の行政サービスの在り方全体を見直すことと 併せて、本事業で実施していくそれぞれの生活支援サービスについても、全体的な受け皿を増や していくことが必要です。

生活支援コーディネーターが地域に出向き、住民との交流を通じた情報収集など、地域ごとの 個別の課題などを把握していく必要があります。

(50)

【施策】

本町は、各種ボランティア団体など、主体的に地域で活動している町民が多く、人的資源に恵 まれています。こうした地域の人材の活用、元気な高齢者の方の社会参加活動の場として、生活 支援サービスの構築と担い手の育成を図ります。

また、サービスの担い手として活動している方々の情報交換の場を設けるなど、定期的にそれ ぞれの事業内容や実施状況の検証をすることで、課題や地域のニーズを的確にとらえ、既存事業 への反映や新規事業の検討・構築などを進めていきます。

さらに、介護予防・生活支援サービス事業の実施については、事業者へPRをし、参入促進を 図ります。

【実施事業等】

事業 内容

訪問介護相当サービス

町が指定する訪問介護事業所の専門職が利用者宅を訪問し、入 浴・排泄などの身体介護、食事の準備や清掃などの生活援助を行 います。

通所介護相当サービス 町が指定する通所介護事業所で、日常生活上の支援や生活機能 向上のための訓練を行います。

ふれあい・いきいきサ ロン事業

地域の高齢者のつながりづくりのため、行政区単位にふれあ い・いきいきサロンの拡充を図ります。

介護予防ケアマネジメ ント事業

要支援者等から依頼を受けて、介護予防・生活支援サービスを 利用するにあたり、その心身の状況や環境などに応じ、要支援者 の状態等に合った適切なサービスを効率よく提供できるよう必要 な支援を行います。

その他生活支援事業

要支援者等の自立した生活を支援するため、栄養改善を目的と した配食や見守り、移送支援サービス等について実施検討してい きます。

(51)

【実績と見込み】

■訪問介護相当サービス

実績 第7期計画値

年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度

人数 - 50 638 800 750 700

■通所介護相当サービス

実績 第7期計画値

年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度

(52)

【現状】

高齢者が要支援・要介護の状態にならないように、あるいはその重度化の防止や維持ができ、 元気で活動的な生活を続けることができるよう、健康づくりや介護予防対策が必要です。

本町では、介護予防のための教室の実施や住民主体の運動教室を推進するとともに、地域のリ ーダー養成を支援しています。

【課題】

筋力の低下は加齢に伴い、誰にでも生じること、また何歳になっても筋力の維持・向上が可能 であることを理解してもらい介護予防に積極的に取り組んでもらえるよう、町民への普及啓発を 行っていくことが必要です。そのため、適度な運動を行うことで要支援・要介護状態は改善する とされているため、比較的軽度の要支援・要介護認定者に対して重度化を防ぐ取組を推進するこ とが重要です。今後健康寿命を延伸させ、自立し安定した生活を送るためには、少しでも早く介 護予防に取り組む必要があります。

また、身近な場所での住民主体による介護予防活動を促進するため、町は運営面の支援の継続 が必要になります。

【施策】

高齢者が元気で活動的な生活を続けることができるよう、また、要介護状態になってもその重 度化を防ぐことができるよう、これまで培われてきた地域の資源を活用し、自ら行う健康づくり・ 介護予防を支援する取組を進めるとともに、健康づくりから介護予防まで一貫性のある事業とし て、すべての高齢者を対象に実施します。

今後も介護予防や健康に関する知識、転倒予防、認知症等の知識を普及し、介護予防の重要性 を意識啓発し、高齢者が自ら健康づくりや介護予防に継続的に取り組むことができるよう、身近 な場所での自主的活動を支援するとともに社会参加の場が確保できるような地域づくりを進め、 高齢者の自立を支援します。

(53)

【実施事業等】

事業 内容

介護予防把握事業

地域の実情に応じて収集した情報等の活用により、閉じこもり等の 何らかの支援を要する者を把握し、介護予防活動へつなげる事業です。

地域からの情報提供等により、介護予防を必要とする高齢者の早期 把握に努めます。

介護予防普及 啓発事 業

介護予防に資するため、パンフレット等を活用した基本的な知識の普 及啓発や介護予防に関する講座を開催する事業です。

今後も介護予防や、健康に関する正しい知識、転倒予防、認知症等 についての知識に関する普及事業を実施し、介護予防の重要性につい ての意識啓発に努めます。

地域介護予防 活動支 援事業

介護予防事業を普及させるためのボランティアを養成し、介護予防 に資する体操の実施など、地域における住民主体の通いの場を充実さ せるための支援を行います。

地域活動組織等へ介護予防に対する取り組みの紹介や、介護予防に 関するボランティア等の人材育成の研修等を通じて、地域における自 発的な介護予防に資する活動の育成・支援を行います。

一般介護予防事業評価 事業

一般介護予防事業を含め、地域づくりの観点から総合事業を評価し、 その評価結果に基づき、事業全体の改善を目的とします。

地域リハビリ テーシ ョン活動支援事業

地域における介護予防の取り組みを機能強化するために地域ケア会 議、住民運営の通いの場等へのリハビリテーション専門職等の関与を 促進します。

■介護予防教室

実績 第7期計画値

年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度

(延べ)人数 17,452 15,919 17,720 18,000 18,000 18,000

■通いの場の数

実績 第7期計画値

年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 32 年度

参照

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