はじめに
L. M. モンゴメリ(Lucy Maud Montgomery, 1874-1942)の Anne of Green Gables は、1908 年 6 月に L. C. ペイジ社から出版され、9 月半ば
にはすでに 4 版、11 月には 6 版、最初の 5 年間で 32 版を重ね、1914 年 の 38 版(廉価版)だけでも発行部数は 15 万冊であった。現在では、世 界での発行部数は約 5000 万部に達している。日本では、1952 年に村 岡花子 (1893-1968) によって『赤毛のアン』として翻訳されて以降、約 1500 万部超えのベストセラーとなった。
児童文学や少女小説として出版さ れる際の表紙絵や挿絵、また 1979 年 に高畑勲監督によるアニメ世界名作 劇場『赤毛のアン』がテレビ放映さ れた影響もあって、日本では、赤毛 で三つ編みのお下げをした少女とい う 主 人 公 ア ン・ シ ャ ー リ ー(Anne Shirley)のイメージが定着した。し かし、ボストンで初版が出版された とき、初めてその本を手にした一般 読者は、今日の我々とはまったく違
ギブソン・ガールとフラッパーの狭間で
―
Anne of Green Gables
とその時代―石井 英津子
図版1
う印象を持った可能性がある。なぜなら、その表紙には、赤毛の髪をま とめて結んだところを首のつけねにまで垂らし、肩まで肌をみせている 横顔の成人女性の肖像が描かれていたからである。[ 図版1] The Lucy Maud Montgomery Album によると、この表紙の絵を選択したのは、
作者であるモンゴメリ自身ではなく、出版社のルイス・ペイジ(Lewis Page)である。(McCabe and Heilbron, 202)今日の日本ではしばしば 目にする『赤毛のアン』の表紙とは受ける印象が全く違う。初版本の 表紙の意図するものは、一体何だったのであろうか。以下、本論では、
Anne of Green Gables の表紙や挿絵が、作者の意図と離れたところで、
移り変わる時代の中で、「新しい女性」へと成長するアンのイメージを どのように伝えてきたのかを論じる。日本語版の『赤毛のアン』と区別 するため、論じるときは原題の Anne of Green Gables を採り、 AGG と 略記する。
Ⅰ 初版本の表紙の絵をめぐって
AGG の初版本の表紙は、本の中 の 7 枚の挿絵と同様に W. A. J. ク ラウス(Claus)と M. A. クラウ スによって描かれたものと、長年 考えられてきた。しかし、2007 年、
表紙絵と挿絵の筆遣いが違うこと に注目したクリスティー・ウォス ター(Christy Woster)は、挿絵 の隅にあるクラウス夫妻のサイン が表紙絵にはないことに気づく。
そして、 AGG の表紙絵に酷似し
図版2
た女性の横顔の表紙絵をファッション雑誌 The Delineator の 1905 年 1 月号の中に発見した。[ 図版2]
1しかし、雑誌の目次に作者の名前はなく、
誰が描いたのかはわからなかった。
ウォスターは一方で、 AGG の初版本の表紙の絵が、G. F. ギブズ
(Gibbs)が描いた『アンの友達』( Chronicles of Avonlea , 1913)の表紙 絵と酷似していることを発見する。さらに調査してみると、ギブズが、
L. C. ペイジ社によって出版されたモンゴメリの他の初期の作品『アン の青春』( Anne of Avonlea , 1909)、『果樹園のセレナーデ』( Klimeny of the Orchard , 1913)、『ストーリー・ガール』( The Story Girl , 1911)、『黄
金の道』( The Golden Road , 1913)の表紙絵と挿絵の作者であることが 判明したのである。ウォスターは、1905 年 3 月 29 日にギブズによって 書かれた手紙にたどり着き、用紙の左上に“G”を用いたモノグラムを 見つけた。これは、 The Delineator の表紙絵の左下にあったのと、まっ たく同じモノグラムであった。次いでウォスターは、1908 年 6 月 20 日 の The New York Times の“Boston Gossip of Latest Books”に、次 のように書かれているのを見つける。
“Anne of Green Gables”, after many announcements, came this week from Messrs. L. C. Page and Company. The heroine, like many a real girl, was delayed by the dress question, a satisfactory cover not being easy to produce, but Mr. George Gibbs has made a portrait which really resembles the pleasing girl of the text, and does not look like all the other pretty girls on the book covers of 1908, so Anne, with her much-deprecated red hair, is now to be seen of men.(下線引用者)
1 Christy Wosterの “The Artists of Anne of Green Gables: A Hundred Year Mystery” L. M.
Montgomery Literary Society, 2007<http://www.weebly.com/uploads/2/2/6/5/226525/
the_artists_of_anne_of _green_gables.pdf> を参照。
こうして、ギブズが AGG の表紙絵の作者であったことが確定したの である。おそらく、ギブズが描いてきた中で、この絵の女性だけが赤毛 をしていたのだろうとウォスターは推測している。同じイメージの新し い絵を描くようにギブズは注文を受けたと思われる。ウォスターは、 「ペ イジが選んだ肩を出した淑女のような女性は、 AGG の登場人物にはそ ぐわないように思えるが、ペイジは美しい絵がわかる人物である」と述 べている
2。
ペイジの意図は、どのようなものだったのだろうか。ギブズの描く女 性の髪型は、当時の人なら容易にわかることであるが、ポンパドール型 で、いわゆる「ギブソン・ガール」のものでもあった。「ギブソン・ガール」
とは、当時の「新しい女性」、「自立した女性」の典型であり、1890 年 から 1910 年頃にアメリカで流行した服装、すなわちハイネックでたっ ぷりとした袖のシャツブラウスにロングスカート、肩幅が広くウエスト の細いシルエットの服装をした女性をいう。この呼び名は、快活で自由 な理想的アメリカ人女性を描いた挿絵画家チャールズ・ダナ・ギブソン
(Charles Dana Gibson, 1867-1944)に由来する。ペイジは、ギブソン・
ガールのような自立した新しい女性になりたいと願う、当時の女性読者 の関心をひこうとしていたのではないだろうか。実際、ギブズが絵を発 表していた The Delineator のターゲットは女性だった。モンゴメリ自 身は、 AGG の表紙の絵を選んではいないとされるが、出版社が表紙の 絵を通して、アンが「新しい女性」へと成長していくというイメージを 読者に与えようとしたと言えるだろう。
2 Christy Woster の前掲論文。
Ⅱ 初版本の表紙とモンゴメリの女性像
先にも述べたが、ギブズが描いた絵は、髪をポンパドール風にアップ にしたギブソンガール風の女性の横顔である。ギブソン・ガールが登場 した当時、アメリカは急成長し、世界最大の工業国の一つにのしあがっ た頃であったが、文化的には圧倒的な優位を誇るヨーロッパに対して、
アメリカ人は劣等感をいだいていた。このことが、アメリカ人のナショ ナリズムを刺激し、ヨーロッパには存在しないアメリカ独特のものを模 索させた。そこで出現したのが、「ペン画という新しい技法で創り出さ れた、アメリカでしか生まれないアメリカ女性の生き生きとした偶像」
だったのである。ギブソン・ガールは「ヨーロッパからの輸入文化にた よってきたアメリカ人の劣等感にとって、一服の清涼剤」であり、「19 世紀末までの西洋の美人の標準はぽっちゃりとした丸顔、可憐、小柄、
丸まっちい肉付きといったものであったが、ギブソンの創造したギブソ ン・ガールは、それよりも少々ウリザネ顔、「可憐」さには変わりがな いものの、直線的で溌剌たる表情に特徴があった」。独立心を持つアメ リカ女性の毅然とした印象が、挿絵につけられたキャプションや女性の 姿勢や表情、ポーズから読みとれる。(津神 84-85)
例えば、女性の胸元に“DISINHERITED SELFISH BAD TEMPERED AND UNREASONABLE” と 書
かれたギブソンの挿絵があるが [ 図版3]、これは AGG の第 15 章 で、 “Carrots! Carrots! ”(167)と 赤毛を揶揄したギルバート・ブラ イス(Gilbert Blythe)の頭を石版 で殴ったアンが“Ann Shirley has a very bad temper. Ann Shirley
図版3
must learn to control her temper, . . ”(168)とフィリップス(Phillips)
先生に注意される場面を思い出させる。
そして、ギブソン・ガールは、きちんとドレスアップしているか、最 新の水着やゴルフ服などを着ていて、育ちがよさそうな顔立ちをしてい る。背景に描かれた家具や小道具類から考えても、彼女たちがハイソサ エティという理想化された世界の住人であることは明らかで、人々は彼 女たちに憧れ、髪形、衣装、ポーズを真似するのに夢中になった(津神 91)。ギブソン・ガールをプリントしたマッチやティーカップ、皿、灰皿、
扇子、枕カバー、カーテン、壁掛け、壁画などといったものまでが存在 していたのである。もちろん、ギブソンの影響は、出版や広告の分野に もおよび、一流イラストレターの卵たちの中からも、そのスタイルを真 似する者が次々と現れた。(津神 94) AGG の表紙を手掛けたギブズも そのひとりであったに違いない。 AGG が出版されたのは 1908 年であ るが、作品の舞台は 19 世紀の終わりである。つまり、ギブソン・ガー ルが登場した時代なのである。
ギブソン・ガールの特徴でもあるポンパドール式の髪型は、 AGG の第 19 章でも、言及されている。アンと演芸会に行くことになっ たダイアナ・バーリー(Diana Barry)は、アンの前髪を“the new pompadour style”(215)にしている。ポンパドールはその当時まだ新 しい髪形だったことがわかる。
ヴァージニア・ケアレス(Virginia Careless)のポンパドールの説 明によると、「一時ルイ 15 世の愛人でもあったポンパドール公爵夫人
(1721-1764)の名前にちなんでつけられた、“ポンパドール”という語
は、髪を額から(時にはパッドを用いて)上に撥ねあげて、高くそび
えさせるヘアスタイルに用いられる」
3。そして、 The Annotated Anne of Green Gables のポンパドールの註によると、1908 年の時点では、ポ
ンパドールは 1890 年代を連想させる髪型で、髪をアップにすることは 大人であることを意味していた。アンとダイアナはまだ大人とはいえ ないので、ダイアナはアンの前髪のみをポンパドールにしたのである。
(216) 川端有子は『英国レディになる方法』の中で、少女が髪を上げた り、長いドレスを着たりするようになる時期も大問題であったと指摘 し、16 歳なのに髪を結いあげているアリス・ベル(Alice Bell)を批判 するダイアナの言葉を引用している。(7)"In four more years we'll be able to put our hair up," said Diana. "Alice Bell is only sixteen and she is wearing hers up, but I think that's ridiculous. I shall wait until I'm seventeen." (280)16 歳か 17 歳かという些細な違いを重視するところに、
彼女たちの大人観がでており、それがポンパドールと結びついているこ とから、髪型の重要性が示唆されている。松本侑子訳の註によれば、ポ ンパドール夫人のファッションは 18 世紀後半の流行に影響を与えたが、
それから約 100 年後の AGG の頃も、カナダで、ポンパドールスタイル は、おしゃれなものだった。(493) AGG の第 25 章でも、ポンパドール スタイルが当時、流行していたことがうかがえる。女性が苦手で恥かし がりやのマシュー・カスバート(Matthew Cuthbert)がアンのパフス リーブのドレスを思いきって買いに行く。忘れてはならないのは、パフ スリーブもギブソン・ガールの特徴の一つであるということである。マ シューはいつものようにウィリアム・ブレア(William Blair)の店に行 こうとするが、そのお店では、主人の2人の娘が接客をするのを思い出 し、息子が対応してくれるサミュエル(Samuel)の店に向かう。しか
3 Virginia Careless の“The Highjacking of ‘Anne.’”CCL 67(1992):54 と Doyle, Marian I.
An Illustrated History of Hairstyles 1830-1930. New York: Schiffer Publishing, 2003を参照。
し、商売を拡大したその店は、女性店員を1人置くようになっており、
サミュエルの妻の姪ルシラ・ハリス(Lucilla Harris)が接客をしていた。
彼女は次のように描写されていた。
Alas! Matthew did not know that Samuel, in the recent expansion of his business, had set up a lady clerk also; she was a niece of his wife's and a very dashing young person indeed, with a huge, drooping pompadour, big, rolling brown eyes, and a most extensive and bewildering smile.(268 下線引用者)
実は、当初の原稿では、下線部はなく、後に付け加えられたものであ る
4。わざわざ、モンゴメリが髪型を書き加えたのは、彼女になんらかの 意図があったからに違いない。ポ
ンパドールをしたギブソン・ガー ルのイメージを利用して、ルシラ を通して女性が社会進出をはじめ た当時の状況を描こうとしたと考 えることができる。
また、モンゴメリは、20 世紀初 頭に活躍したモデルで女優、コー ラスガールのイヴリン・ネズビッ ト(Evelyn Nesbit, 1884-1967)の 写真を 1903 年の雑誌から切り取 り、自分の日記に貼って、この写 真の少女をアンのモデルにしたと
述べている
5。ネズビットは、当時を代表する女性であり、ギブソン・ガ
4 The Annotated Anne of Green Gables の p.408 のテキスト異同を参照
5 Irene Gammel のLooking for Anne of Green Gables: The Story of L. M. Montgomery and 図版4
ールのようなスタイルもしていた。そう考えると、モンゴメリが意図し ていなかったとしても、ペイジが AGG の表紙絵に選んだギブソン・ガ ールを思わせる女性は、結果として、作者がインスピレーションを受け た、新しい女性像と重なる。ウォスターはアンのイメージとは違うと述 べていたが、決してそうではないのである。また、クラウスが描いた初 版本最後の章の挿絵 [ 図版4] にも、ギブソン・ガールのように髪をあ げたアンが描かれている。ギブソン・ガールは背が高く大柄という特徴 があるが、この挿絵のアンもギルバートと同じくらい背の高い女性とし て描かれている。ペイジもモンゴメリも、そしてクラウスも、偶然とい うにはあまにも一致して、新しい女性像としてのギブソン・ガールを描 写しているのである。
Ⅲ 1920 年代以降の表紙と挿絵をめぐって
ここまでは初版本の表紙と挿絵を見てきたが、第 3 節では、 AGG の 1920 年代以降の表紙と挿絵について考察する。 The Lucy Maud Montgomery Album の“Images of Anne throughout the Years”では、
アンの表紙がギブソン・ガールからフラッパー(Flapper)へと変化し ていることが指摘されている(200-203)。しかし、その変化が何を意味 しているかまでは、議論されておらず、挿絵の変化についても何も言及 されていない。フラッパーとは、英語圏で第一次世界大戦後、道徳観な どの制約にとらわれない「おてんば娘」という意味で使われた。ボブヘ アーで、ダンスの一種であるチャールストンを踊ったり、奔放な行動、
服装をした新時代の活動的な若い女性たちである
6。大戦で女性を取り巻
Her Literary Classic. New York: St. Martin’s Press, 2008 を参照。
6 “Picturing a Canadian Life: L. M. Montgomery’s Personal Scrapbooks and Book Cover”
で は 1934 年 版 と し て い る。 <http://lmm.confederationcentre.com/japanese/covers/
covers-1.html > を参照。
く環境は変わり、外に出て働く女性 の価値が徐々に認められるようにな った。一部の女性は選挙権を手に入 れるなど、今までになかった経験や 自由を知り、こうした多くの変化は そのまま定着したのである
7。ロナル ド・I. コ ー エ ン(Ronald I. Cohen)
も指摘しているように、イギリスの ハラップ(Harrap)社が刊行した 1925 年版の AGG の続編の何冊かで は、フィリップ・シモンズ(Philip Simmonds)が表紙にフラッパー風 の女性を描いている。[ 図版 5]
次に挿絵についてだが、 Annotated Anne of Green Gables では、1908 年版の W. A. J. クラウスと M. A. クラウスによる挿絵と、1931 年版の エリザベス・R. ウィジングトン(Elizabeth R. Withington, 1880–1962)
による挿絵などが使用されている
8。1931年版に附けられたウィジングト ンの挿絵には、髪をボブヘアーにしたフラッパー風のアンが描かれてい る(第 28 章、第 33 章、第 38 章)。第 28 章のものに描かれているのは、
7 Kelly Boyer Sagert の Flappers: A Gide to an American Subculture. Santa Barbara:
Greenwood Press, 2010. と Joshua Zeitz の Flapper: A Madcap Story of Sex, Style, Celebrity, and the Women Who Made American Modern. New York: Three Rivers Press, 2006. を参照。
8 “Picturing a Canadian Life: L. M. Montgomery’s Personal Scrapbooks and Book Cover”
< http://lmm.confederationcentre.com >を参照。挿絵についての情報はどれも曖昧であ るが、今回は、Annotated Anne of Green Gables が記しているように、ウィジングトンの 挿絵は 1931 年版のものとする。
図版 5
アンがエレーン姫になりきり船で川を下り、溺れそうになって橋桁につ かまっている所をギルバートに助けられるシーンである。 [ 図版6] そ して、第 33 章では、ダイアナが、詩の暗誦会に出かけるアンをスタイ リッシュにする場面 [ 図版7]、第 38 章では、アンとギルバートが和解 をする場面 [ 図版8] の挿絵がそれぞれ含まれている。
これらの挿絵を見て、1920 年から 1930 年代に出版された頃の読者は、
アンがフラッパーのような女性に成長したという印象を受けたのではな いだろうか。作品の時代設定は 1890 年頃から 1900 年頃であり、当然、
アンの髪型がフラッパー的であった可能性は低い。1908 年の初版本の 表紙と挿絵が淑女的なギブソン・ガールであったのに対し、フラッパー はさらにまた新しい女性像である。
AGG を売りだす時に、出版社は、モンゴメリの意図とは関係なく、
時代と共に、新しい女性像をアンに結びつけなければならなかった。
しかしながら、ギブソン・ガールというイメージは、1920 年代以降に
図版6 図版7 図版8
AGG を手にする読者にとってはすでに過去のものとなり、フラッパー の方が、より新しい魅力的な女性像に映ったのだろう。
おわりに
初版と 1920 年代以降の Anne of Green Gables の表紙と挿絵を中心に その変化を見てきたが、ギブソン・ガールからフラッパーへと表紙と挿 絵が変化する様子を詳しく見ることによって、出版社にはその本を手に する読者にいかに作品を売り込むかという戦略があったことがうかがえ る。しかし、モンゴメリの作品にこめたメッセージが表紙や挿絵にまっ たく反映されていないわけではない。むしろ、モンゴメリが描きたかっ た「新しい女性」としてのアンこそが、その時々の表紙や挿絵を介して、
読者に伝わっていったのである。
※本稿は、日本イギリス児童文学会第 41 回研究大会(2011 年 11 月 20 日、於・中京
大学)で口頭発表したものを、大幅に加筆修正したものである。
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