学校における教務・校務主任に 期待すること
-同僚性を育む授業研究の研究協議会のあり方-
愛知教育大学 志水 廣
教育センター開所式 記念講演で
• 一宮の教育のよさは何か
一宮の教育のよさ
• 地道に力をつけている。
• 教科の授業研究から、教科外の研究にいたるま で広範囲にカバーできている。
• 例 英語教育の早期実施、図書館教育の充実
• 全教室にプロジェクター・書画カメラの配置、
• 定期テストは手作り、中学校のアイテスト
• コミュニティスクールの実施など新政策の先進的 導入
• これらの政策実施は日本全体を見回しても先頭 集団
協議会は音声言語で議論
• この音声言語を全員の教員に視覚化するよ うに使える。
プロジェクターと書画カメラ
• 全国を見渡してもこういう設備はまれ。
• では、聞くが、授業研究協議会においてこの プロジェクターと書画カメラを生かしている学 校はどれだけあるか。
• 次は、K小学校での協議会での発言のメモ
• 教師達の発言が視覚化されることによって、
• 議論が焦点化、共有化が可能となる。
• つまり、協議会も改革できる。
• 最終的に長方形という言葉がほしい
• すごい簡単な円の面積の問題の容易をして みては
• 円周の半分 ÷2 反応が薄い。そこを押さえ たい
• 円周という意見 円周の半分という意見の予 想
• 昨日は 直径という子がいた
• 2人で話し合い よく機会をやっている
• 8等分にしたい どうやって
本日の目標
• 「授業研究」の場をどうやって、わくわくさせる か
• そのためのヒントをもつこと
• 二学期にどんな仕掛けをすればよいか 考えること
• 志水の願い:「考える教師」を育てること
• 長所伸展法で学校を変える
楽しく脳力を磨く
• 脳のCPUとHDDの世界
• CPU 脳の情報処理のスピード i3→i7
• HDD 知識の集積 FD、CD、DVD、HDD
長所伸展法とは
• 人、組織、物、事の長所を生かすと よい
• あなたの学校の長所
• 教職員の長所、子ども達の長所、地域の長 所
• 教務主任の長所、校務主任の長所
前置き
「授業」という場
• 教材という文化財を伝えつつ
「知」と「心」の変容をもたらす。
頭・心の中に形成
• 教師 子ども
教材
「価値」(面白い)
(知識・技能・考え方)
わくわくする授業
• わかった そういうことか
• できた
• なるほど
• 面白い
• ええっ!?
仕掛ける
• 発問
• 指示
• 説明
• 行動
ええっ!!
ええっ!?
• 整数「3」の逆数ならオーケー
• 小数「0.3」の逆数ならオーケー
• では、「3.3」の逆数ならば
どうなるのか
教職員に対しても仕掛ける
•
発問
•
指示
•
説明
•
行動
・全体協議、グループ協議、個別アドバ イス
• 誰をターゲットに 仕掛けるのか
人はどのようなときに心が動くか
• 感動したとき
• 子ども達が動いたとき
授業シミュレーション
• レベルがある・・・
• ①授業をうまく流すこと、展開する
• ②対応ができる
シミュレーション授業を成功させるた めに
• あれもこれもやらない。→目的、目標を絞る。
• みんなで協議する。
• メタ化の視点で。
• 気づきを促す。
• 授業者の気持ちを想像しながら助言する。
• 具体的に助言する。
• 学び合いの場 お手本を示す 木曽川西小夏季 研修会
• 事前には
• 本番の授業中には
• 本番後の研究協議中には
• 事後には
成功と失敗の分かれ目
• 事前準備なしのシミュレーション→
• 義務的→
• 子ども役になり切れない→
• 教師役になりきれない→
「授業」の相似性 知と心の変容
• 授業
教師 子ども 教材
価値と面白さ
• シミュレーション
• 研究協議
教務 授業者
シミュレ-
ションや 研究協議 価値と面白さ
授業とは
• 授業とは、「知」と「心」の変容である。
• 授業は、変容の格闘の場である。
たったひと言でも変わる教師がいる
• 子どもの言葉を板書してごらん
同僚性とは
• 同僚同士が授業を見合い、それぞれの知識 や経験を行き来させながら、相互に授業力を 高め居いけるような関係やあり方を指します。
• (広島大学 中坪史典准教授)
校長の役割
• 職員の主体性を伸ばす
• 個人の力だけではなくて、チームとしての力 を育むこと
予習 → 本番 → 復習の3場面ワンセット
志水の経験
• 20代の頃
• 自分自身に課題を突きつけないと、授業は流 れていく。だから、毎月、公開授業をしようと 考えた。
• でも、授業研究は年に一回だけ。
• 毎月人に見られるのは?
保護者参観
授業研究での教務・校務の立場
• 職員を引っ張るリーダー
• 現職教育では司会を務める
• 司会者の役割の大きさ
• ユニバーサルデザインの考え方
→視覚化・焦点化・共有化
→司会者の役割として
現在の議論の視覚化は可能か
授業協議会 事例1
• 本読み計算の事例から
• ビデオ視聴
• 何を見て、何を学びとるか
• 司会者として、どんな言葉を発するのか
授業協議会 事例2
• 示範授業のビデオを見て
• 何を見て、何を学びとるか
• 司会者として、どんな言葉を発するのか
• それは、授業本番中に決まる
基本的な心構え
• 長所伸展法
• 授業でよかった所はどこか
• それは、なぜそうなったのか
• 実際の授業研究では
• 研究授業中の本番の教務主任の動きが問題
• 見ている教員の動的変化の場面
目の前の現象から読み取る
• 教師の動き
• 子どもの動き
• 教師と子どもとの連動した動き
• 何が見える化(ある場面)
• 何がどうなったか(変化)
• →目指すは授業の原則の浮き彫り化
• 目の前に起きていること
• 目の前に起きている筋立て
授業研究で「分かった」後
• 分かる→できる→身に付く
• 何がポイントか:教材、子ども把握、技術
• 次に、どんな風にして「できる」ようになるのか
• 試行錯誤の繰り返し
• 気がついたら「身に付いていた」
• 認知心理学では1000回以上やると身に付く
• 少なくとも300回は繰り返す
• 考える教師を育てる
• 毎日、一つずつ考える教師を育てる
• 仕事は同じことの繰り返し
全員を変えようと思うな
• 8対2の法則
• まず、1人を作る。
• 1人ができたら2人を作る。
• 職場に2人できれば、強力な推進役。
教務・校務のメリット
• ある学校に3年間は勤める。
• だとすると、ある教師の3年間の経年変化を 見ることができるはず。
• この経年変化を見ることによって歩みを感じ られるはず。
• あなたのひと言が教師の成長に欠かせない ものとなる。
• そうすると、一生の恩人となる。
教務・校務の先生方に読んでほしい 本
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