柏原市国民健康保険
データヘルス計画
平成27年3月
目次
1. 計画の基本方針 1-1 計画策定の背景 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 1-2 計画の位置づけ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 1-3 計画の期間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 1-4 計画の概念図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 2. 柏原市の現状と考察 2-1 人口の推移と高齢化率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 2-2 主要死因別死亡率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 2-3 平均寿命と健康寿命 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 2-4 被保険者の現状 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 2-5 国保保健事業の実施状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 3. 健康・医療情報の分析及び分析結果に基づく健康課題の把握 3-1 健診(特定健診・特定保健指導)等のデータ分析 ・・・・・・・・・・・・ 14 3-2 医療費データの分析 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 3-3 介護データの分析 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 4. 健康課題の抽出 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33 5. 国保保健事業の実施計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35 6. 計画の見直し ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 7. 計画の公表と周知 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 8. 事業運営上の留意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 9. 個人情報の保護 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 381
1.計画の基本方針
1―1 計画策定の背景
国民健康保険の保険者は、国民健康保険法(昭和3年法律第192号)に基づき、特定健康診査(以下「特定健診」と いう。)及び特定保健指導のほか、被保険者の健康の保持増進のために必要な事業(以下「保健事業」という。)を行うよ うに努めなければならないこととされています。近年、生活環境の変化や高齢化の進展に伴って疾病に占める生活習慣病 の割合が増えてきていることから、被保険者自ら生活習慣の問題点を発見し、自らが意識して生活習慣の改善に継続的に 取組み、それを保険者が支援していくことが必要とされています。この生活習慣の改善に向けた取組は、個々の被保険者 の生涯にわたる生活の質の維持及び向上に大きく影響し、ひいては医療費全体の適正化にも資するものです。 また、特定健診の実施や診療報酬明細書(以下「レセプト等」という。)の電子化の進展、国保データベース(KDB) システム(以下「KDB システム」という。)等の整備が進み、より健康状況や受診状況・医療費状況を容易かつ正確に把 握できるようになり、そのデータに基づいて保健事業の展開や評価等を行うための基盤の整備が進んでいます。 こうした中、「日本再興戦略」(平成25年6月14日閣議決定)においても、「すべての健保組合に対し、レセプト等 のデータ分析に基づく「データヘルス計画」の作成・公表、事業実施、評価等の取組を求めるとともに、市町村国保が同 様の取組を行うことを推進する。」とされ、保険者はレセプト等を活用した保健事業を推進することとされました。 「データヘルス計画」は「国民健康保険法に基づく保健事業の実施等に関する指針の一部改正について」)平成26年 3月31日付け厚生労働省保険局長通知)に基づき、健康・医療情報を活用して、PDCAサイクルに沿った保健事業の 実施及び評価を行うために策定するものです。柏原市では、医療費を増加させると思われる健康課題を抽出し、既存の事 業を見直して、生活習慣病有病者及び予備軍の減少と被保険者の健康の保持増進、かつ生活習慣病の重症化を予防し医療 費の適正化を図るため「柏原市国民健康保険データヘルス計画」をここに策定します。2
1-2 計画の位置づけ
平成23年度からの「第4次柏原市総合計画」において、「地域のつながりの中で誰もが健康で安心して暮らしている」 まちを実現することを政策目標にしています。本計画は被保険者の健康増進の観点からPDCAサイクルに沿った保健事 業計画を策定、実施するものです。また、「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21(第2次))」に示され た基本指針を踏まえ「第2期 健康かしわら21計画(健康増進計画)」で用いた評価指標を用いるとともに、「高齢者の 医療の確保に関する法律第19条1項に基づく「柏原市高齢者いきいき元気計画(第6期介護保険事業計画及び高齢者保 健福祉計画)」、それぞれの計画との調和が図られています。 関連計画1-3 計画の期間
計画期間は、「第二期 柏原市国民健康保険特定健康診査等実施計画」との整合性を勘案し、平成27年度~平成29年 度の3年間とします。 また、次期データヘルス計画は、第3期の実施計画と連携して策定します。 第4次 柏原市総合計画 (平成23年度~平成32年度) 柏原市国民健康保険 データヘルス計画 第2期 健康かしわら21計画 (健康増進計画) 第二期 柏原市国民健康保険特定健康診査等実施計画 柏原市高齢者いきいき元気計画 (第6期介護保険事業計画及び高齢者保健福祉計画)3
1-4 計画の概念図
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2. 柏原市の現状と考察
2-1 人口の推移と高齢化率
本市の人口は年々減少しています。65歳以上(高齢者人口)は年々増加しており、少子高齢化が進んでいる。
出典:柏原市高齢者いきいき元気計画 9517 9228 9046 21502 20933 20327 25203 24786 24327 16930 17683 18541 23.14 24.35 25.67 0 5 10 15 20 25 30 0 10000 20000 30000 40000 50000 60000 70000 80000 平成24年 平成25年 平成26年 65歳以上 40~64歳 15~39歳 0~14歳 高齢化率
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2-2 主要死因別死亡率
主要死因別の割合で最も高いのは「がん」で、次いで「心臓病」「脳疾患」となっています。 国、大阪府に比べ、「心臓疾患」が多い。 2.9 2.9 2.4 13.6 31.7 46.7 3.8 3.8 2.0 12.6 26.6 51.3 3.4 3.4 1.9 16.3 26.6 48.3 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 自殺 腎不全 糖尿病 脳疾患 心臓病 がん 主要死因別死亡率(%)(平成25年度) 国 大阪府 柏原市6 がん 46.6% 心臓病 31.6% 脳疾患 13.6% 糖尿病 2.4% 腎不全 2.9% 自殺 2.9% 柏原市(%)(平成25年度) がん 46.7% 心臓病 27.2% 脳疾患 17.2% 糖尿病 2.0% 腎不全 3.5% 自殺 3.4% 同規模保険者(%)(平成25年度)
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2-3 平均寿命と健康寿命
平均寿命と健康寿命の差は男性13.4歳、女性19.0歳であり、国と比較するとやや短い状況である。また、男性よ りも女性の方が不健康な状態が長くなっている。出典:平成22 年市区町村別生命表 79.1 79 79.6 65.7 65.5 65.2 0 25 50 75 100 柏原市 大阪府 国 平均寿命と健康寿命(男性) 健康寿命 平均寿命 14.4歳 13.5歳 13.4歳 単位:歳 単位:歳 85.5 85.9 86.4 66.5 66.9 66.8 0 25 50 75 100 柏原市 大阪府 国 平均寿命と健康寿命(女性) 健康寿命 平均寿命 19.0歳 単位:歳
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2-4 被保険者の現状
被保険者数は、近年減少傾向にある。65歳~74歳までの保険加入者が多く、全体の40.0%を占めている。 男性48.03%、女性51.97%という構成である。 被保険者数(年度平均) 平成 23 年度 21,469 人 平成 24 年度 21,110 人 平成 25 年度 20,742 人 出典:柏原市保険年金課資料 228 278 338 405 353 354 377 460 602 480 491 621 1442 2060 2135 250 264 374 424 391 374 394 539 681 571 475 505 1035 1684 1856 0 500 1000 1500 2000 2500 0~4歳 5~9歳 10~14歳 15~19歳 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳 年齢階級別被保険者数(平成26年3月31日現在) 女性(人) 男性(人) 2500 2000 1500 1000 500 0 出典:柏原市保険年金課資料
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2-5 国保保健事業の実施状況
事業名 注) 1 内 容 実施状況 ※アウトプット評価等 振り返り(評価及び課題) 注)2 評価 特定健康 診査事業 (特定健 診) 1 「第二期 柏原市国民健康保険特定健康診査 等実施計画」に基づき、生活習慣病の予防に着 目した効果的・効率的な健康診査等の実施によ り、被保険者の健康管理を図る。市独自の取組 みとして、柏原市内の医療機関で受診した 65 歳以上の方に貧血検査、心電図検査の検査項目 を追加している。 また、未受診者対策として、ハガキ送付なら びに電話や家庭訪問による受診勧奨を行う。 (対象者)40 歳以上 75 歳未満の被保険者 (実施時期)6 月から 11 月末まで (実施方法)個別健診(委託実施医療機関) (自己負担)無 (実施内容)対象者への受診券個別郵送、広報 誌・ホームページへの掲載、医療 機関等へのポスターの掲示、未受 診者へのハガキ送付、電話等によ る受診勧奨 特定健康診査受診率(法定報告) 平成 25 年度 36.4% 対象者数 13,484 人 受診者数 4,905 人 <未受診者対策> ・年齢階級別、経年未受診者等、 未受診理由に着目したハガキ 送付による受診勧奨を実施 ・ハガキ送付後に電話による受診 勧奨及び未受診理由の確認。電 話による勧奨については対象者 の活動時間に配慮し土日祝等に 行うなどの工夫をしている ・未受診理由により、家庭訪問に て受診勧奨を実施 ・柏原市国民健康保険特定 健康診査等実施計画にお ける平成 25 年度の目標で ある受診率 40%を達成し ていない ・未受診者対策により、 年々受診率は向上してい る ・受診率向上には継続受診 についても重要であり、そ の必要性を周知していく ことも課題である × 特定保健 指導事業 2 4 「第二期 柏原市国民健康保険特定健康診査 等実施計画」に基づき、特定健康診査の結果か ら積極的支援および動機付け支援に階層化さ れた者を対象として、生活習慣の改善を促し、 特定保健指導実施率(法定報告) 平成 25 年度 実施率 52.2% 対象者数 544 人 ・柏原市国民健康保険特定 健康診査等実施計画にお ける平成25 年度の目標で ある実施率 40%を達成し ○10 生活習慣病の予防を図る。 (対象者)特定健診受診者のうち、積極的支援 もしくは動機付け支援の該当者 (実施時期)通年 (実施方法)対象者に案内を送付し、結果説明 会とともに保健師・管理栄養士等 専門スタッフ(職員ならびに臨時 職員)による初回指導(面接、電 話や家庭訪問等)を実施 終了者数 284 人 平成 26 年度特定保健指導対象者 人数(H27.1.21 現在) 積極的支援者 68 人 (うち指導開始者 35 人) 動機づけ支援者 190 人 (うち指導開始者 112 人) <未利用者対策> ・結果説明会に未来所の場合、電 話や家庭訪問にて参加勧奨 ・集団実施、個別対応、健康教室 など柔軟なメニューで利用でき るようプログラムを実施 ている ・被保険者が行動変容と自 己管理を行い、生活習慣病 予防につながるよう、特定 保健指導の利用を促す必 要がある。また、保健指導 を中断しないよう内容の 創意工夫が必要である。 人間ドッ ク(脳検 査付きを 含む)助 成事業 1 被保険者の健康の保持増進、生活習慣病予 防、疾病の早期発見のため人間ドックならびに 脳検査の受診費用の一部助成を実施する。 (対象者)30 歳以上 75 歳未満の被保険者 (ただし、加入 1 年以上で保険料を 完納している世帯、当該年度に特 定健診を受診していない被保険 者) (実施時期)4 月から翌年 3 月まで(受付は翌 年 2 月まで) ( 助 成 額 ) 人 間 ド ッ ク 25,200 円 、 実績 平成 24 年度 利用者数 866 人 平成 25 年度 利用者数 886 人 平成 26 年度 利用者数 703 人 (平成 27 年 1 月現在) ・人間ドック助成利用者数 は増加している。健康への 関心度は高まっている。 ○
11 人間ドック・人間ドック(脳検査 付き) 38,880 円 ※特定健診同時実施の場合、さら に助成額増 疾病重症 化予防事 業 2 4 ○特定健診受診後、医療受診が必要であるにも 関わらず、受診していない方に受診勧奨を行 い、重症化の予防に努める。 (対象者)血圧、血糖、脂質のいずれかのうち、 受診勧奨値にあるにも関わらず医 療機関を受診していない方 (実施時期)通年 (実施方法)医療受診勧奨のリーフレットを送 付後電話または訪問による指導 ○特定健診受診後、特定保健指導の対象外で 血圧、血糖、脂質のいずれかにおいて医療受 診勧奨値が存在し、事後指導が必要な方に保 健指導を実施することにより、重症化の予防 に努める。 (対象者)血圧、血糖、脂質のいずれかにおい て医療受診勧奨値にあり、特定保健 指導の対象外の方 (実施時期)4 月から (実施方法)案内チラシの送付、面接及び訪問 電話での指導 ○実績 ・非肥満高血圧者 平成 25 年度 対象者 25 名 (うち 17 名実施) 平成 26 年度 対象者 55 名 (うち 41 名実施) ・血糖 平成 26 年度 対象者 19 名うち 14 名実施 ○実績 ・血圧、血糖、脂質 平成 25 年度 対象者 384 名 (うち 42 名実施) 平成 26 年度 対象者 156 名 (うち 57 名実施) ・対象者に対し、おおむね アプローチできている。し かし、すべての項目での実 施はできていない。 ・特定健診受診後おおむね 4 カ月以内の早い時期に受 診勧奨できた。 ・医療受診勧奨後の受診確 認までは実施していない ので、必要な医療につなが っているか確認する必要 がある。 △
12 重複・頻 回受診者 対策事業 5 4 重複受診・頻回受診の被保険者を抽出して訪 問指導し、受診の適正化を図る。 (対象者)○重複受診者(同一月内で4か所以 上の複数医療機関受診) ○頻回受診者(同一月内で合計 15 日以上受診) 上記のいずれかで同一診療科目で の受診、薬剤重複等訪問指導の必要 な方 (実施時期)随時 (実施方法)電話または訪問による指導 実績 ・平成 25 年度 対象者 176 名 (うち 1 名実施) ・平成 26 年度 対象者 213 名 (うち 5 名実施) ・対象者を選定し、実施し ているが、適正受診を周知 していくには、継続的かつ 計画的な事業展開が必要 である。 × 普及啓発 事業 5 健康及び医療に関する正しい知識の普及啓 発を図るための事業を実施する。 ○医療費通知の送付 診療を受けた被保険者に対して、2 か月ご とに医療機関名や費用額等を記載した通知 を送付する。 (実施回数) 年 6 回(12 か月分) ○後発医薬品(ジェネリック医薬品)利用差額 通知及び希望カードの配付 ジェネリック医薬品の利用を促進するた め、慢性疾患により調剤を受けた被保険者に 対して、自己負担軽減額を記載した通知を送 付。また被保険者に対してジェネリック医薬 品希望カードを配付する (実施回数)差額通知 年 4 回 ・医療費通知 4、6、8、10、12、2 月に通知 ・ジェネリック医薬品利用差額通 知 6、9、12、3 月に通知 ・ジェネリック医薬品希望カード 保険証更新時に全世帯、その後 新規加入者全員に配付 ・ジェネリック医薬品の利 用促進は短期的な医療費 削減の効果が期待できる ため、さらに周知、啓発が 必要と思われる。 ○
13 健康教室 3 生活習慣病の予防及び重症化予防のため適 切な運動方法の普及や習得する場を提供する ため、運動教室を実施する。 (対象者)40 歳以上の市民 (広報4、9 月号に募集を掲載し応 募者多数の場合、抽選で当選した 方) (実施回数)延べ年 55 回 (実施時期)5 月から (内容) ○生活習慣病とこころのリフレッシュ体操 ○脱!メタボお手軽体操 ○楽しく♪スロトレ ・平成 25 年度 延べ参加者人数 2,016 人 ・待機者が多いので平成 26 年度か ら「楽しく♪スロトレ」教室を追 加実施。 ・平成 17 年度から実施し ており、教室回数や定員の 見直しを随時行っている。 参加された方には運動習 慣が定着している。 ○ 注1) 1・健康診査 2・保健指導 3・健康教育 4訪問指導 5・その他 注2) ○:おおむね60%以上達成できている △:おおむね60~40%達成できている ×:達成率39%以下
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3.健康・医療情報の分析及び分析結果に基づく健康課題の把握
3-1 健診(特定健診・特定保健指導)等のデータ分析
ア.特定健康診査受診率
ア ・第二期計画受診目標からみて特定健診受診率は低い。平成25年度の目標は40%だが、達成していない。 ・特定健診受診率は目標値には届かないものの、緩やかに増加している。 13,419 13,402 13,324 13,394 13,437 13,484 3,980 4,280 4,701 4,540 4,744 4,905 29.7 31.9 35.3 33.9 35.3 36.4 0 5 10 15 20 25 30 35 40 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 H20 H21 H22 H23 H24 H25(速報値)特定健診
対象者(人) 受診者数(人) 受診率(%)15
イ.被保険者構成と特定健診受診率(平成25年度)
イ ・受診率を年齢階層別に見ると、70~74歳と65~69歳女性では目標値(25年度40%)を達成できている が、その他では目標値に届いていない
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ウ.特定保健指導
ウ ・特定保健指導実施率は45~50%で推移している。 ・実施率は目標に及ばないので、生活習慣病(メタボリックシンドローム)予備軍該当者の減少が少ないと予想さ れる。 506 550 595 544 564 544 259 319 297 242 279 284 51.2 58.0 49.9 44.5 49.5 52.2 0 10 20 30 40 50 60 70 0 100 200 300 400 500 600 700 H20 H21 H22 H23 H24 H25(速報値) 特定保健指導 対象者(人) 終了者(人) 実施率(%)17
エ.性・年齢階級別保健指導実施率
33.3 40.9 55.0 56.7 28.4 33.3 55.2 57.6 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 40歳代 50歳代 60歳代 70-74歳代 男性 女性 単位:% エ ・年齢層が低いほど保健指導の実施率は低い。18
オ.特定健診結果有所見率 ― 表1 カ.特定健診受診後の受療状況 ― 表2
表1 検査値は生活習慣 病(メタボ)予備群 レベル 24 年度 (%) 25 年度 (%) 26 年度 (%) ※H27.1月 現在 大阪府 (25 年度) (%) メタボ予備群 11.8 10.7 12.0 10.8 メタボ該当者 17.7 17.2 17.2 16.6 非肥満高血糖 7.5 8.4 8.4 6.5 腹囲 32.6 31.6 33.0 30.5 BMI 3.9 4.2 3.0 4.6 血糖 0.7 0.6 0.6 0.6 血圧 8.1 7.4 8.3 7.6 脂質 3.0 2.8 3.1 2.6 血糖・血圧 2.5 2.8 2.3 2.5 血糖・脂質 0.8 0.9 0.8 0.8 血圧・脂質 9.2 8.8 8.8 8.3 血圧・血糖・脂質 5.2 4.7 5.3 4.4 オ ・大阪府と比較して、生活習慣病(メタボリックシンドローム)予備軍の割合が多い。 ・大阪府と比較して、非肥満高血糖の有所見率が特に高い。 ・血圧・脂質、血圧・血糖・脂質の2つまたは3つの有所見保有率が大阪府と比較して高い カ ・特定健診受診者のうち、約6割が医療受診勧奨者である。 ・医療受診勧奨者うち6%が必要な医療機関につながっていない状況にある。 表2 (%) 24年度 25年度 受診勧奨者率 59.0 58.7 受診勧奨者医療機関 受診率 54.3 54.8 受診勧奨者医療機関 非受診率 4.7 3.9 未治療者率 6.1 5.919
キ.特定健診受診者・未受診者における一人当たりの生活習慣病医療費
キ ・健診受診者に比べて、健診未受診者の生活習慣病にかかる一人当たり医療費は高い。健診未受診者は異常を発見で きず、重症化した状態で医療機関を受診している可能性がある。 3030 6787 3067 10886 0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 健診受診者 健診未受診者 大阪府 柏原市 単位:円20
ク.人間ドック受診者数経年比較
ク ・平成24年度と平成25年度を比較して、30歳~34歳、35歳~39歳、40歳~44歳の比較的若い世代 の受診者数が増えている。 6 27 44 35 52 71 149 260 222 9 29 51 28 40 65 148 255 256 0 50 100 150 200 250 300 平成24年度 平成25年度 単位:人21
3-2 医療費データの分析
ケ.一人当たりの医療費の経年比較
22,737 23,358 23,972 22,594 24,791 25,470 21,000 21,500 22,000 22,500 23,000 23,500 24,000 24,500 25,000 25,500 26,000 24年度 25年度 26年度 同規模保険者 柏原市 単位:円 ケ ・一人当たりの医療費は、経年増加している。 ・一人当たりの医療費は同規模保険者と比べ、多い。
22
0 5 10 15 20 脂肪肝 心筋梗塞 脳出血 動脈硬化症 高尿酸血症 脳梗塞 狭心症 脂質異常症 人工透析 糖尿病 がん 高血圧症 同規模保険者 柏原市 コ サ ・同規模保険者と比べて、高額医療に繋がる疾病の基礎疾患として「高血圧症」、「がん」、「糖尿病」、「人工透析」、 「脂質異常症」の患者数が多い。 高血圧 症 24% 糖尿病 17% 脂質異 常症 12% 高尿酸 血症 4% 虚血性 心疾患 8% 脳 血 管 疾 患 8% その他 27%
コ.患者千人当たり30万以上レセプト患者数
(基礎疾患・循環器疾患・がん、有病)
サ.30万以上となったレセプトのうち、
基礎疾患に生活習慣病を保有する割合
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シ.疾病別入院医療費点数(平成25年度累計:高い順、最大医療資源傷病名による)
シ ・「統合失調症」を除き、各疾病とも医療費が同規模保険者と比べ多い。「大腸がん」「大動脈瘤」は同規模保険者 と比べその差は大きい。 0 5,000,000 10,000,000 15,000,000 20,000,000 25,000,000 30,000,000 胃がん 大動脈瘤 肺がん 慢性腎不全(透析有) 骨折 関節疾患 狭心症 脳梗塞 大腸がん 統合失調症入院
柏原市 同規模保険者 単位:点24
ス.疾病別外来医療費点数(平成25年度累計:高い順、最大医療資源傷病名による)
ス ・おおむね同規模保険者より、外来医療費が多い。「慢性腎不全(透析有)」「糖尿病」については同規模保険者と比 べ特に多い。 0 10,000,000 20,000,000 30,000,000 40,000,000 50,000,000 乳がん 統合失調症 気管支喘息 緑内障 うつ病 関節疾患 脂質異常症 糖尿病 慢性腎不全(透析有) 高血圧症外来
柏原市 同規模保険者 単位:点25
セ.生活習慣病の入院医療費点数(平成25年度累計:高い順、最大医療資源傷病名による)
0 10,000,000 20,000,000 30,000,000 40,000,000 50,000,000 60,000,000 動脈硬化症 高血圧症 糖尿病 脳出血 心筋梗塞 狭心症 脳梗塞 筋・骨格 精神 がん入院
柏原市 同規模保険者 単位:点 セ ・生活習慣病で見ると、「がん」「筋・骨格」が同規模保険者と比べ多い。(「筋・骨格」「脳梗塞」が多いと要 介護者のリスクが高くなる。)26
ソ.生活習慣病の外来医療費点数(平成25年度累計:高い順、最大医療資源傷病名による)
ソ ・生活習慣病で見ると上位 5 疾患において、同規模保険者と比べて医療費は多い。 0 10,000,000 20,000,000 30,000,000 40,000,000 50,000,000 脂肪肝 動脈硬化症 脳梗塞 狭心症 精神 脂質異常症 筋・骨格 糖尿病 がん 高血圧症外来
柏原市 同規模保険者 単位:点27
タ.医療費の割合(平成25年度:最大医療資源傷病名による、調剤報酬を含む)
タ ・医療費の割合をみると疾病構成はほぼ同じだが、大阪府と比べて「慢性腎不全(透析有)」の占める割合が多い。 がん 25% 筋・骨格 15% 慢性腎不全 (透析有) 12% 精神 11% 高血圧症 11% 糖尿病 10% 脂質 異常症 5% その他 11% 柏原市(%) がん 24% 筋・骨格 16% 精神 13% 高血 圧症 11% 慢性腎不 全(透析 有)10% 糖尿病 9% 脂質 異常症 6% その他 11% 大阪府(%)
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チ.患者千人当たり糖尿病合併症患者数(有病)
(平成25年度)
チ ・糖尿病性腎症患者数が同規模保険者と比べ多い。 0 5 10 15 20 25 30 糖尿病性神経症 糖尿病性網膜症 糖尿病性腎症 柏原市 同規模保険者29
ツ.ジェネリック医薬品利用差額通知人数(平成26年2~11月)
出典:国保共同電算処理システム 689 700 797 741 890 893 954 935 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000 ジェネリック利用差額通知人数 女性 男性 単位:人
30
テ.ジェネリック医薬品月別切換人数とその割合
ツ テ ・ジェネリック医薬品の効果を勧奨後の切換割合でみると、ばらつきはあるが増加傾向にある。出典:国保共同電算処理システム 9 40 67 78 70 77 72 84 93 77 90 16 38 94 110 96 106 97 106 107 96 113 1.6% 4.9% 10.2% 11.9% 10.5% 11.6% 10.7% 12.0% 12.7% 11.0% 12.9% 0.0% 2.0% 4.0% 6.0% 8.0% 10.0% 12.0% 14.0% 0 50 100 150 200 250
月別切替人数(人)、切替割合(%)
女性 男性 切替割合 切 替 割 合 切 替 割 合 切 替 人 数31
3-3 介護データの分析
ト.要介護認定率の推移
出典:柏原市高齢者いきいき元気計画 ト ・大阪府や国と比較すると、要介護認定率は高くなっていたが、平成25年度は大阪府と同程度となっている。 20.7 20.6 20.2 19.2 19.4 20.1 17.2 17.5 17.8 15 16 17 18 19 20 21 22 平成23年 平成24年 平成25年 柏原市 大阪府 国 単位:%32
ナ. 要介護認定者の有病状況(平成25年度)
ナ ・大阪府に比べて、要介護者の有病率は高い。 24.6 58.5 26 55.6 29.3 21.5 56.4 24 52.2 29.9 0 10 20 30 40 50 60 70 糖尿病 心臓病 脳疾患 筋・骨疾患 精神 要介護者の有病率 柏原市 大阪府 単位:%
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4.健康課題の抽出
ア ク 特定健診の受診率が低い。 特定健診未受診者の方が生活習慣病にかか る医療費が高い。カ キ 生活習慣病予備軍は増えており、受診勧奨 者や未治療者が一定あり。 生活習慣病は自覚症状が比較的少なく、自分のデータを 読み取り、行動変容に結び付くような情報提供方法の工 夫をする。また、保健指導のメリットを周知し、実施率 向上に努める。さらに夜間や日曜日等における実施を検 討する必要あり。 特定健診受診率向上のため、健診項目を増やす、がん検 診と同時実施、日曜・祝日での実施等、魅力ある健診と なるよう検討が必要。また、健診の意義、目的について の周知もより進めていく必要あり。 イ 40 歳~64 歳の特定保健指導の実施率が低 い。 生活習慣病は自覚症状が比較的少なく、健康状態が悪化 してからでないと受診しない人も多い。自分自身のリス クを正しく認識できるような働きかけをする必要あり。 また、未治療者については、医療機関受診につなげる必 要あり。
基本分析による現状把握から見える主な健康課題
対策の方向性
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ス ソ タ 「慢性腎不全(透析有)」「糖尿病」「高血圧」 の医療費が高い。
高額医療につながる疾病の多くが、生活習慣病として予 防可能な疾病である。高血圧症と糖尿病、脂質異常症に ついては特定健診受診者であれば、データからリスクを 把握できるため早期に介入することで効果が期待でき る。 コ 高額医療につながる疾患として「高血圧」 「糖尿病」「人工透析」「がん」が多い。 「がん」は早期発見・早期治療が必要なため、がん検診 の受診率向上に向けての取組みが大切である。セット検 診や同時受診の実施の必要あり。 セ 「筋・骨格」「脳梗塞」が多いと要介護認定 者のリスクが高くなる。 高血圧のコントロール等、若年層からの早期介入の必 要あり。 「慢性腎不全(透析有)」「糖尿病」「高血圧」は予防対 策が可能であり、特定健診受診者であれば、データか らリスクを特定できるためその予備軍に最も介入効果 が期待できる疾病として位置づけ、対策を講じていく。 「糖尿病性腎症」を対象に、重症化予防を行う必要が あるが、重症化予防はかかりつけ医との連携が重要で ある。まず医師会との連携の可能性を検討する。 チ 「糖尿病性腎症」の患者数が多い。
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5.国保保健事業の実施計画
事業名 実施計画 目標(達成時期:平成 29 年度) 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 アウトプット(事 業評価) アウトカム(成果) 特定健康診査事業 ・継続 ・魅力ある健診の実 施 と し て 健 診 検 査 項目の追加(クレア チニン、尿酸値) ・受診者の利便性を 高めるため、がん健 診 同 時 実 施 を 進 め る ・被保険者に健診受 診意義の啓発、重要 性の周知、広報媒体 の工夫(市内掲示板 に 勧 奨 ポ ス タ ー の 掲示、Facebo okの利用等) ・未受診者に対する 受診勧奨 (経年未受診者、継 続受診勧奨 ・継続 ・平成 27 年度実施 状況を確認して、必 要 に 応 じ て 見 直 し を実施 ・継続 ・平成 28 年度実施 状況を確認して、必 要 に 応 じ て 見 直 し を実施 特定健診受診率目 標 60%達成 ・特定健診受診率 の向上36 特定保健指導事業 ・継続 ・保健指導手段の改 善、指導教材の見直 し ・従事者の研修参加 ( 保 健 指 導 技 術 の 向上) ・継続 ・平成 27 年度実施 状況を確認して、必 要 に 応 じ て 見 直 し を実施 ・継続 ・平成 28 年度実施 状況を確認して、必 要 に 応 じ て 見 直 し を実施 ・特定保健指導目 標 60%達成 ・メタボリックシ ンドローム該当者 及び予備軍の減少 25% 人間ドック(脳検 査付きを含む)助 成事業 ・契約医療機関の追 加 ・継続 ・継続 ・人間ドック受診 者利用者数の増加 ・健康意識の向上 疾病重症化予防事 業 ・継続 ・医療受診勧奨者、 未 治 療 者 へ の ア プ ローチ ・医療受診勧奨者に 適切な情報提供 ・医療受診勧奨者へ の受診確認 ・糖尿性腎症への対 策 ・生活習慣病の因子 が重複し、よりリス ク の 高 い 対 象 者 へ のアプローチ ・継続 ・平成 27 年度実施 状況を確認して、必 要 に 応 じ て 見 直 し を実施 ・継続 ・平成 28 年度実施 状況を確認して、必 要 に 応 じ て 見 直 し を実施 ・継続 ・医療受診勧奨者 への勧奨率 90%以 上 ・特定健診受診者 の未治療率を 6% 未満 ・特定疾病療養受 療証の新規発行の 減少 ・医療受診勧奨者 の未治療率の減少 ・糖尿病性腎症の 新規発症の予防
37 重複・頻回受診者 対策事業 ・継続 ・重複、頻回受診者 へ の ア ン ケ ー ト 調 査 、 受 診 状 況 の 確 認、意識調査 ・適正受診の周知、 広報の工夫・医療費 削減の効果 ・効率を考慮した対 象者の選定 ・継続 ・平成 27 年度実施 状況を確認して、必 要 に 応 じ て 見 直 し を実施 ・継続 ・平成 28 年度実施 状況を確認して、必 要 に 応 じ て 見 直 し を実施 ・継続 ・重複・頻回受診 者のうち効果・効 率の良い対象者へ のアプローチが できる ・重複・頻回受診 者の減少とともに 医療費削減につな がる 普及啓発事業 ・継続 ・ジェネリック医薬 品の周知の徹底 ・継続 ・継続 ・平成 30 年 3 月末 までに、ジェネリ ック医薬品の数量 ベース利用率 60% ・ジェネリック医 薬品利用率の増加 健康教室 ・継続 ・被保険者のニーズ に 合 わ せ た 教 室 の 開催 ・健康ウォーク等の 生 活 習 慣 病 予 防 の 関 す る イ ベ ン ト の 協働事業の展開 ・継続 ・平成 27 年度実施 状況を確認して、必 要 に 応 じ て 見 直 し を実施 ・継続 ・平成 28 年度実施 状況を確認して、必 要 に 応 じ て 見 直 し を実施 参加人数並びに初 回参加者の増加 20% ・運動習慣の定着 (教室参加者の日 常運動量の増加) ※出典:表記のないところは、国保データベース(KDBシステム)(平成27年1月参照)資料より抜粋
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