気管支 喘息 におけ る リンパ球機 能 に関す る研究
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(2) 388. 武. 田. な 教 室 員21例 を対 象 と し た.全 例 男 性 で,年 は24歳 か ら33歳(平. 均27.6歳)で. 末 梢 血 の 検 討 で はBAL施. 齢. あ っ た.. 比 率 或 は リ ン パ 球subpopulationに る 操 作 は 行 わ ず,リ. 行 例 を含 む 健 康 人. 60例 を対 象 と した. 3.. 昌. な る よ う に10%. リ ンパ スBFI. 右 肺 中 葉 の 区 域 気 管 支B4,或. mlず つ4回,計200ml注 た 洗 浄 液(BALF)は. はB5の. て こ の 浮 遊 液 をplastic. 菌 した 生 理 食 塩 水 を50 入 し て 吸 引 し,回 収 さ れ フ ィ ル ター で濾 過 後,細. ー ジ の 影 響 を 検 討 す る た め ,一. 胞. で37℃. 類 を行 い,一 部 は リ ンパ 球 幼 若 化 反 応 に 用 い た. リン パ 球 幼 若 化 反 応(Fig.. 気 管 支 肺 胞 洗 浄 液(BALF)中. て調 製 し. Conray‑Ficoll比 し,リ %. Fig. 1. Method. rich. (Falcon社. fractionを. 末 梢 血 リ ン パ 球 は,ヘ. リン パ 球 に つ い 細胞. dish. 部 の症例 におい. 間 培 養 し, adherent. 画 中 の リ ン パ 球 比 率 は90%以. 1). て は,マ ク ロ フ ァ ー ジ の 除 去 等 のBALF中. で1時. い てlymphocyte. 成 分 を遠 心分 離 し,細 胞 数 の 算 定 並 び に細 胞 分. 4.. 1640に. リ ンパ 球 幼 若 化 反 応 に お け る肺 胞 マ ク ロ フ ァ. 気 管 支 フ ァ イ バ ー ス コー プ(オ. い ず れ か にwedgeし,滅. FCS加RPMI. た.. 気 管 支 肺 胞 洗 浄 法(BAL). lT)を. 影 響 を与 え. ン パ 球 に 関 し て5×105/mlと. の分. 上 で あ っ た.. 重 遠 沈 法 に よ り単 核 球 を分 離. 1640に. な る よ う に10. て 調 整 し た.. 各 々 の リ ン パ 球 浮 遊 液 を100μlず つ96. for lymphocyte. 取 り除. 得 た.こ. パ リン加 末梢 血 よ り. ン パ 球 に 関.し て1×106/mlと. FCS加RPMI. 製)中. cellを. blastogenesis.. well. flat.
(3) 気管 支喘 息 にお け る リンパ球 機能 に 関す る研究 bottom. microculture. wellに. 分 注 し た.抗. 結 乾 燥 末Mite抗. plate. (Nunc社. 製)の. 各. 原 と しては鳥居 薬 品製 の凍. 原 とCandida抗. 原 を,予. 備 実. 験 に て 決 定 し た 至 適 濃 度 で 添 加 し た. 培 養 は37℃ 養 終 了7時 TdR,. で6日. 間, triplicateに. 間 前 に,. Ci/mmol)を wellに. 製,. (〔6‑3H〕 activity. 最 終 濃 度1.0μCi/mlと. 2.0. な る よ う各. 加 え た.. cell harvester. し,抗. ら,. (Labo. 成 分 を 採 取 し,液 ー(Aloka社. 4,. 5).. ン パ 球 幼 若 化 反 応 に 対 す る肺 胞 マ ク. 例 に お い て,リ cyte. rich. ン パ 球 比 率90%以. fractionを. の 細 胞 のS.. I.と. 得 て,こ. 部 の症. 上 のlympho のS.. I.と 処 理 前. を 比 較 し た. 原 に 対 す る,. lymphocyte. rich. semi‑automatic. science社. 製)に. て細 胞. 体 シンチ レー シ ョンカ ウン タ. 製LSC‑700)に. て 放 射 活 性 を測 定. 原 添 加 群 のdpmと. 比 を 計 算 し,. 添 加 し た(Fig.. Candida抗. 培 養 終 了 後,各wellか. curve. ロ フ ァ ー ジ の 影 響 を 検 討 す る た め に,一. て 行 い,培. specific. 有 す る, dose‑response. が 得 られ た の で 本 実 験 で は こ の 濃 度 に て抗 原 を. BALFリ. 3H‑Thymidine. Amersham社. μg/mlにpeakを. 389. 非 添 加 群 のdpmと. stimulation. index. (S. I.)と. の して 表. し た. 結 1.. BALFの. 果. 回収率 及 び細胞 成分. 健 康 人 対 照21例. に お け るBALFの. 64.4±11.4%(M±SD),総 107,細. 回 収 率 は,. 細 胞 数1.37±0.60×. 胞 分 類 で は 肺 胞 マ ク ロ フ ァ ー ジ86.0±6.2. %,リ. ン パ 球12.5±5.9%,好. 好 酸 球0.4±0.4%で 者24例. 中 球1.0±0.9%,. あ っ た.一. に お い て は,回. 1.2±1.4%好. Cellular. contents. in. BAL. fluid. asthma. and nor. lymphocyte. blasto. patients with bronchial mal control.. 収 率 は43.4±18.2%,総. 細 胞 数1.19±1.07×107,肺 74.8±15.5%,リ. Fig. 2. 方気 管支 喘息患. of. 胞 マ ク ロフ ァー ジ. ン パ 球17.5±10.8%,好 酸 球6.5±12.1%で. 中球. あ り,健 康 人 対. 照 と比 較 して 回 収 率 と肺 胞 マ ク ロ フ ァー ジが 低 値,好. 酸 球 が 高 値 で あ っ た.一. 方,総. 細 胞数 と. リ ンパ 球 比 率 に は 両 群 間 に 有 意 差 を認 め なか っ た(Fig. 2.. 2).. リン パ 球 幼 若 化 反 応 の 基 礎 的 検 討 予 備 実 験 に て 培 養 の 至 適 条 件 を 決 定 し た.至. 適 培 養 日数 に つ い て は,. Day. 6にS.. に 達 し た の で 以 後 の 実 験 で は6日 な っ た(Fig.. 3).. 至 適 濃 度 に つ い て は, mg/mlの. Candida抗. 原 で は, 3.3. 抗 原 浮 遊 液 を 作 製 し, 1倍 か ら125倍. の 各 濃 度 に つ い て 検 討 し, μg/mlの. I.がpeak 間培養 をお こ. Mite抗. 抗 原 液 を 作 製 し, 1倍. 濃 度 に つ い て 検 討 し た.そ で は25倍(132μg/ml,. 希 釈. 原 で は,. か ら25倍. 希釈 の各. の 結 果Candida抗. Mite抗. 800. 原 で は5倍(160. 原. Fig. 3. Time. course. genesis. to Candida. of. and Mite antigen. in. patients with bronchial asthma. The maximum lymphocyte response was ob served. on the 6th day of culture..
(4) 390. 武. fractionの. 反 応 は,未. 処 理BALF細. 田. 胞成分 を. 用 い た 場 合 に 比 べ,気 管 支 喘 息 患 者 で4.9±11.9 %,. normal. contro1で. は8.0±8.0%と. 値 とな る傾 向 が み ら れ, Mite抗 様 にlymphocyte. 原 につ いて も同. rich fractionの. 者2.3±9.6%,. normal. control. 各 々 梢 高 値 を示 し た.し. 各 々梢高. 方 が,喘. 息患. 10.7±7.5%と. か しな が ら,い ず れ も. 昌. 3.. BALF中 1). リン パ 球 の 抗 原 に 対 す る 反 応. 健 康 人 対 照 と気 管 支 喘 息 患 者 との 比 較. Candida抗. 原 に 対 す る 反 応 で は,. す 如 く健 康 人 対 照 のS. I. 1.15±0.37に 管 支 喘 息 患 者 のS. I.は3.00±1.56と. Fig. 6に 比 べ,気. 有意 に高値. を 示 し た(p<0.001). Mite抗. 原 に 対 し て も,健. 康 人 対 照 のS.. 推 計 学 上 の 有 意 差 で は な く,喘 息 群 と対 照 群 に. 0.92±0.34に. 対 し,気. お け る各 反 応 程 度 の 差 も有 意 で は な か っ た.こ. 1.95±1.06と. 有 意 に 高 値 で あ っ た(p<0.001). の た め,以 後 の 検 討 で は, BALF中. の 細 胞 成 分,. 示. I.が. 管 支 喘 息 患 者 で はS.. I.. (Fig. 7).. 特 に リン パ 球 分 画 に 影 響 を与 え る と考 え られ る 操 作 は 一 切 行 わ な か っ た(Table. 1).. Table 1. Fig.. 4. Lymphocyte tration. blastogenesis of. Candida. concentration found. Fig.. 5. to. of be•~25. Lymphocyte tration concentration to. be•~5. antigen. Candida. concen. The. optimal. antigen. was. (132ƒÊg/ml). blastogenesis of. and. Mite. of Mite (160ƒÊg/ml).. and. antigen. antigen. The. concen optimal. was. found. Lymphocyte blastogenesis (S.I.) of BALF cell and lymphocyte rich frac tion to Candida and Mite antigen..
(5) 気 管支 喘 息に おけ る リンパ球機 能 に関す る研 究 2). 気 管 支 喘 息 の病 態 とBALF中. リンパ 球 の. 391. 9).. 反応性 気 管 支 喘 息 患 者 のBALF中. リンパ球 の両 抗 原. に 対 す る高 い 反 応 性 が,気. 管 支 喘 息 の病 態 と ど. の よ う に 関 連 す る か を検 討 す る た め,気. 管 支喘. 息 患 者 をア トピー 群 と 非 ア トピー 群,重. 症 難治. 群 と非 難 治 群 の 各 病 態 別 に 区 分 して 比 較 した. (1) ア トピー 群 と非 ア トピー 群 の 比 較 Candida抗. 原 に 対 す る 反 応 で は,ア. のS. I.2.25±1.28に. 1.54と 有 意 に 高 値(p<0.05)を Mite抗. ト ピー 群. 対 し,非 ア トピー 群 が3.48± 示 し た.. 原 に対 す る 反 応 性 は,ア トピー 群 でS.. I. 1.77±0.88,非. ア ト ピー 群 で2.06±1.14と. 群 間 に差 は な か っ た(Fig.. 両. 8).. (2) 重 症 難 治 群 と 非 難 治 群 の 比 較 Candida抗. 原 に 対 し て 難 治 群 がS. I. 4.77±. 1.23と 非 難 治 群 の2.41±1.16よ (p<0.001)反 Mite抗. Fig. 6. 応 性 を 示 した.. 原 で は,難 治 群1.96±1. 1.95±1.06と. り も有 意 に 高 い. .07,非 難 治 群. 両 群 間 に 差 を認 め な か っ た(Fig.. BAL lymphocyte blastogenesis to Can dida antigen in patients with bronchial asthma and normal control. Asthmatic patients showed higher responsiveness than normal control (p<0.001).. Fig. 7. BAL lymphocyte blastogenesis to Mite antigen in patients with bronchial asthma and normal control. Asthmatic patients showed higher responsiveness than normal control (p<0.001).. Fig. 8. BAL lymphocyte blastogenesis to Can dida and Mite antigen in patients with atopic and non-atopic asthma. The patients with non-atopic asthma showed higher responsiveness to Candida anti gen (p<0.05)..
(6) 392. 武. 4.. 由. 末 梢 血 中 リ ンパ 球 の 抗 原 に 対 す る 反 応. 参 考 の た め に, BAL施. 行 症 例 を含 む,健 康 人. 対 照60例 及 び 気 管 支 喘 息 患 者70例 を対 象 に,末 梢 血 中 リン パ 球 の 幼 若 化 反 応 を検 討 し た(Fig.. 昌. Mite抗. 康 人 対 照 でS. I.. 対 し,気. 2.33±1.50と. 有 意 に 高 値 で あ っ た(p<0.001).. 2). 管 支 喘 息 患 者 で はS. I.. 気 管 支 喘 息 の 病 態 と末 梢 血 中 リ ンパ 球 の. 10). 1). 原 に 対 し て も,健. 1.37±0.46に. 反応性 健 康 人 対 照 と気 管 支 喘 息 患 者 との 比 較. Candida抗. 原 に 対 す る 反 応 で は,健 康 人 対 照. のS. I. 1.54±0 .54に 比 べ,気 I.は3.30±2.33と. 管 支 喘 息 患 者 のS.. 有 意 に 高 値 を 示 し た(p<. 0.001).. BALF中. リン パ 球 に 関 す る検 討 と同 様 に,気. 管 支 喘 息 患 者 を ア トピー 群 と非 ア トピー 群,重 症 難始 群 と非 難始 群 の 各 群 に分 け て 比 較 した. Candida抗. 原 に 対 す る反 応 で は,ア. のS. I.が3.34±2.37,非. トピー 群. ア トピー 群3.28±2.34. と有 意 差 は み られず,重 症 難 治 群 で はS. I.3.85± 2.57,非. 難 治 群3.17±2.28と. 重 症 難 治群 でや や. 高 値 で は あ っ た が い ず れ も有 意 差 は み られ な か っ た. Mite抗. 原 に 対 す る反 応 で は,ア ト ピー 群 に お. い てS. I. 2.80±1.82と. 非 ア トピ ー群S. I. 2.02±. 1.14に 比 べ 有 意 に 高 値 で あ り(p<0.05),一 重 症 難 治 群 で はS. I. 1.65±0.55に S.I. 2.51±1.61と. 方. 対 し非 難 治 群. 非難 治群 にお いて有意 に高値. で あ っ た(p<0.01). 考 真 菌 類,特. Fig. 9. BAL lymphocyte blastogenesis to Can dida and Mite antigen in patients with intractable and non-intractable asthma. The patients with intractable asthma showed higher responsivess to Candida antigen (p<0.001).. (House. 察. にCandida. albicansは,室. dust: HD),花. 内塵. 粉 と並 ん で,気 管 支 喘. 息 の 原 因抗 原 と して 重 要 で あ る4)‑7).これ らの 抗 原 の 内HDは,ア. トピー 性 気 管 支 喘 息 の 重 要 な. 原 因抗 原 と考 え られ,そ (Dermatophagoides. の 主 要 な成 分 は, Mite. species)と され てい る1)2).. ア トピー 患 者 の 多 くが, HDあ. る い はMiteに. 対 して 即 時 型 皮 膚 反 応 やRAST陽. 性 で あ り1)2),. 末 梢 血 中 の好 塩 基 球 に抗 原 を 添 加 す る と ヒス タ ミン を遊 離 す る こ とが 知 られ て お り3),気管 支 吸 入 誘 発 試 験 にお いて即 時 型 気 道 反 応(immediate asthmatic Coombsの. response:. IAR)を. 呈 し, Gell. &. ア レル ギ ー 分 類 に お け る I型 ア レル. ギ ー 反 応 に属 す る と考 え られ て い る. こ れ に 対 して 真 菌 抗 原,特 Candidaは. にその代 表 であ る. 皮 内 反 応 に お い て,遅 発 型 反 応 及 び. 遅 延 型 反 応 を 示 す こ とが 多 く,吸 入 誘 発 試 験 に お いて も遅 発 型 反 応(late asthmatic LAR)の Fig. 10. Peripheral genesis. blood to Candida. lymphocyte. blasto. and Mite antigen.. response:. み ら れ る頻 度 が 高 い7)等,そ の 喘 息病 態. は I型 以 外 の ア レ ル ギー 反 応 の 関 与 が 推 察 され て い る..
(7) 気 管支 喘 息に おけ る リンパ球機 能 に関す る研 究 一 方 I型 ア レル ギ ー 反 応 の 代 表 と され る ア ト. もBALF中. 393. リンパ 球 は健 康 人 対 照 よ り も有 意 に. ピー 性 疾 患 に お い て も,患 者 の リン パ 球 をMite. 高 い 反 応 性 を しめ し た.更. 抗 原 添 加 で 培 養 す る と,リ ン パ 球 の 反 応 性 尤 8)‑12) , lymphokineの 産 生13)14)がみ られて い る.. で の 検 討 に お い て も同 様 の 成 績 が 得 ら れ,気 管 支 喘 息 患 者 で は こ れ ら の 吸 入 抗 原 に よ り,肺 局. しか しな が ら,こ れ ら の 成 績 は 末 梢 血 リン パ 球. 所 並 び に 末 梢 血 リン パ 球 の 感 作 され て い る こ と. を用 い た 検 討 で あ り,肺 局 所 に お け る気 管 支 喘. が 明 らか に な っ た.. 息 の病 態 を ど こ ま で 反 映 して い るか は 明 か で は な い.. に 末 梢 血 中 リ ンパ 球. しか しな が ら気 管 支 喘 息 の 病 態 別 に 比 較 す る と,こ の2種 類 の 抗 原 に 対 す る 各 群 の 反 応 態 度. そ こ で 著 者 は,こ. の 気 管 支 喘 息 の ア レ ル ギー. は 全 く異 な つ て い た.I. 型 ア レ ル ギー の 代 表 的. 反 応 局 所 で あ る末 梢 気 道 肺 胞 領 域 か らBALに. 抗 原 で あ るMiteに. よ り得 ら れ た リン パ 球 を用 い,吸. 支 喘 息 患 者 の 末 梢 血 中 リンパ 球 は 既 報8)10)11)12)の. 入 抗原 に対す. る リン パ 球 幼 若 化 反 応 を検 討 した. こ の 際BALF中. 対 し て は,ア. ト ピー 性 気 管. 如 く高 い 反 応 性 を示 した が,一 方 でBALF中. 細 胞 を そ の ま ま用 い る と,か. リ. ンパ 球 につ い て は 非 ア トピー 群 との 間 に 有 意 差. な り高 い 比 率 で肺 胞 セ ク ロ フ ァ ー ジ が 培 養 液 中. を認 め な か っ た.ア. に 存在 す る こ とに な る.肺. 同 時 に ア レル ギ ー 性 鼻 炎 や 皮 膚 疾 患 を持 つ こ と. 胞 マ ク ロ フ ァー ジ の. トピー 性 気 管 支 喘 息 患 者 は. リン パ球 幼 若 化 反 応 に 及 ぼ す 影 響 に つ い て は,. が 多 く,吸 入 抗 原 と して のMiteに. い くつ か の 報 告15)‑17)がみ られ るが,そ の 成 績 は. パ 球 の 高 い 反 応 性 は,ア. 必 ず し も一 定 して い な い.用 い られ たantigen或. け る全 身 的 なMite抗. はmitogenに. 表 わ して お り,ア. よ っ て 異 な る成 績 が 得 られ,又 肺. 対 す る リン. ト ピー 性 疾 患 患 者 に お. 原に対 す る反応性亢 進 を. トピー 群 に お い てMiteに. 感. 胞 マ ク ロ フ ァー ジ の 濃 度 に よ っ て 反 応 促 進 と抑. 作 さ れ た リン パ 球 が 肺 局 所 に集 積 し,そ の病 態. 制 の 異 な る影 響 が 認 め ら れ て い る.更 に 気 管 支. に 深 く関 与 す る とは 思 わ れ なか っ た. 一方 ,気 管 支 喘 息 患 者BALF中 あ るい は末 梢. 喘 息 患 者 の 肺 胞 マ クロフ ァー ジのsuppressor activityの 検 討 で は,健. cell. 康 人対 照 に比べ低 下 し. 血 中 リ ンパ 球 のCandida抗. 原 に 対 す る反 応 は,. て い る とい う報 告15)も見 られ て い る.し か しなが. Mite抗. らこ れ ら の検 討 に お け る リ ンパ 球 は い ず れ も末. 血 中 の リン パ球 で は 各 喘 息 病 態 に よ る 差 は 認 め. 梢 血 由 来 の もの を用 い て お り,肺 局 所 リン パ 球. な か っ た が, BALF中. 機 能 に 対 す る肺 胞 マ ク ロ フ ァー ジの 影 響 に つ い. な 反 応 性 の 差 を認 め た.非 ア トピー 群 のBALF. て の検 討 は い ま だ 報 告 が な い.今. 回 の検 討 で は. 中 リン パ 球 は ア ト ピー 群 に 比 べ て 高 い 反 応 性 を. 回収 率 が よ く,充 分 な 細 胞 数 の得 られ た. 示 し,重 症 難 治 群 に お い て も非 難 治 群 に 比 較 し. BALの. 原 に 対 す る反 応 と は 対 照 的 で あ り,末 梢. リン パ 球 は 病 態 別 に 顕 著. 症 例 に つ い て,未 処 理 細 胞 成 分 とplastic dishを. て 有 意 差 で 著 明 に 高 い 反 応 を示 し た.こ の こ と. 用 い てlymphocyte. は重 症 難 治 性 喘 息 患 者 の肺 局 所 にCandidaに. rich fraction. (>90%)を. 採 取 し,肺 胞 マ ク ロ フ ァー ジ比 率 と リ ンパ 球 幼 若 化 反 応 の 関 連 を検 討 し た.肺. 胞マ クロファー. ジ比 率 の 変 化 は 肺 局 所 リンパ 球 の 抗 原 に 対 す る. 作 され た リン パ球 が 集 積 して い る こ と を示 して お り,気 管 支 喘 息 の 重 症 化,難. 治 化 病 態 との 関. 連 が 推 察 され た.. 反 応 性 に 有 意 な 影 響 を 与 え る こ とは な く,気 管. 重 症 難 治 性 喘 息 は,治. 支 喘 息 患 者 と健 康 人 対 照 との 比 較 で も有 意 な 差. 法 が 確 立 され て お ら ず,最. は 認 め られ な か っ た.そ. 急 が れ る疾 患 の ひ とつ で あ るが,現. こ で 以 後 の 検 討 で は,. 感. 癒 に 導 く根 本 的 治 療 方 もそ の病 態 の解 明 の 在 もな お そ. 肺 内 に お け る肺 胞 マ ク ロ フ ァ ー ジ と リン パ 球 の. の成 因 あ る い は病 態 形 成 機 序 に は不 明 な 点 が 多. 相 対 的 な 比率 を変 え る よ う な 人 為 的 操 作 は 加 え. い.重 症 難 治 性 喘 息 は,そ. ず,可. で あ り,ア. 能 な 限 りin vivoの. 状 態 に近 い 条 件 で リ. で遷 延 し,一 般 的 治 療 に は 抵 抗 して ス テ ロ イ ド. ンパ 球 幼 若 化 反 応 を 行 っ た. 気 管 支 喘 息 患 者 全 体 と して は,今 種 類 の 抗 原, CandidaとMiteの. の 多 くは 成 人 発 症 型. トピ ー 素 因 に 乏 し く,発 作 が 通 年 性. 回用 い た2. 何 れ に 対 して. 剤 の 投 与 を要 す る な ど,そ の 臨 床 像 が 小 児 発 症 型 の ア トピー 性 喘 息 と全 く異 な っ て お り,教 室.
(8) 394. 武. の 木 村18)によ り一 つ の 独 立 した疾 患 型重 症難 治性 喘 息 い る.一 方,吸 で,そ. 田. 中高 年 発 症. と して 報 告 さ れ る に 至 っ て. 入 誘 発 試 験 に 関 す る研 究 の 過 程. の 発 作 の 長 時 間 持 続 す る点 や,ス. ド剤 の み が 著 効 を示 す 点 な ど か ら, LARが. テロ イ 重症. 昌. れ,ま. た 細 気 管 支 肺 胞 領 域 へ の,単核 球 の浸 潤 が. よ り高 度 で あ る と し て お り,今 回 検 討 し た 感 作 リ ン パ球 に よ る Ⅳ 型 ア レ ル ギー 反 応 に 基 づ く肺 局所へ の 直接的 な組織 障害 作用 が これに加 わ っ て い る可 能 性 も考 え られ た.. 難 治 性 喘 息 発 作 の モデ ル として 注 目 され てい る19). ま た, LAR後. にBALを. に 好 塩 基 球.肥. 結. 施 行 す る と, BALF中. 満 細 胞 系 以 外 に 好 中 球 や 好 酸球. が 多 数 出 現 し, chemical. mediatorの. 検 討 で は,. 気 管 支 喘 息 患 者 のBALF中 ンパ 球 のCandida及. これ らの 細 胞 由 来 と考 え られ るleucotriene(LT). 性 を,リ. C4,. た.. B4が. 高 値 を示 し20),更 に 重 症 難 治 性 喘 息. 患 者 の 末 梢 血 好 中球 のLTC4及. びsuperoxide. 1.. びMite抗. 原 に 対 す る反 応. ン パ 球 幼 若 化 反 応 を指 標 と して 検 討 し. びMite抗. 原 に 対 し, BALF中. リンパ 球 と末. 梢 血 中 リン パ 球 の 双 方 で,対 照 群 に 比較 して. 我 々 の 周 囲 の い た る と こ ろ に 普 遍 的 に 存 在 し, 口 腔 内,気 道 に も常 在 菌 と し て,又 一 般 生 活 環. 高 い 反 応 性 が 認 め られ た. 2.. 喘 息 患 者 各 群 間 の 比 較 で は, BALF中. 境 に も 存 在 す る真 菌 で あ り6),気管 支 喘 息 患 者 の. パ 球 のCandida抗. 吸 入 誘 発 試 験 に お い てLARを. 治 性 喘 息 群 及 びnon‑atopy群. 示 す こ とが 多 く,. その気 道反 応の成 立機 序 にう いて もⅢ型や Ⅳ型 ア レ ル ギ ー 反 応 の 関 与 が 推 定 さ れ て い る4)‑7). これ ら の報 告 に 加 え て,更 にCandidaに. 及び末梢 血 中 リ. 気 管 支 喘 息 患 者 全 体 と して は, Candida及. 産 生 能 の 亢 進21)が報 告 さ れ て い る. 今 回 の 検 討 に 抗 原 と し て用 い たCandidaは,. 論. 感作. において高値 を. 示 し,特 に 重 症 難 治 群 の 反 応 亢 進 は 著 明 で あ っ た.な はMite抗. お こ れ に 対 して 末 梢 血 中 リンパ 球 で 原 に 対 す る反 応 はatopyの. さ れ た リン パ 球 が 重 症 難 治性 喘 息 患 者 の 肺 局 所. 態 を 反 映 す る ため かatopy群. に 集 積 し て い る こ とを 示 唆 す る今 回 の検 討 成 績. 性 喘 息 群 に お い て 高 値 を示 し た.. は,こ. の 感 作 リン パ 球 が Ⅳ 型 反 応 乃 至 遅 延 型 反. リン. 原 に 対 す る反 応 が,重 症 難. 全 身病. 及び非重症 難治. 以 上 よ り,気 管 支 喘 息 患 者 の 肺 局 所 並 び に 末. 応 を呈 し,気 道 局 所 に お い て吸 入 され たCandida. 梢 血 中 に 吸 入 抗 原 に 反 応 す る リンパ球 が 存 在 し,. 抗 原 と反 応 す る こ とに よ り,好 中球 や 好 酸 球 に. 特 に 肺 局 所 に 存 在 す るCandida抗. 対 す るchemo‑atractantを. 作 リン パ 球 が,気. カ イ ン が 産 生 さ れ,こ. 含 む 種 々 の リン フ ォ れ ら 白血 球 の 気 道 へ の 集. 積 が 前 述 したleucotrieneやsuperoxideな. 原 に 対 す る感. 管 支 喘 息 の重 症 難 治 化 に 深 く. 関 与 して い る と推 察 さ れ た.. ど. の 放 出 に よ り喘 息 の 重 症 難 治 化 に 関 与 す る こ と. 稿 を終 え るに あた り,御 指 導 な らび に御校 閲 を賜. が 推 察 さ れ た.更 に,教 室 の 谷 崎 ら22)は40歳 以 降. った 岡 山大学 医 学部 第 二 内科 学教 室 木 村郁 郎教 授 に. 発 症 の 喘 息症 例,胸 部X線. 深甚 の謝 意 を表 します.ま た直接 御 指 導 いた だ いた. れ る症 例,ス. 上 微細粒 状影 が み ら. テ ロ イ ド依 存 性 重 症 難 治 性 喘 息 症. 例 に お い て,肺 胞 細 気 管 支 領 域 及 び 区域 気 管 支 粘 膜 に お け る 組 織 学 的 変 化 が よ り高 頻 度 に み ら. 文. 多 田慎也 講 師 に深 謝 致 します. なお この 論文 の要 旨は 第25回 胸 部 疾 患学 会総 会 に お いて発 表 した.. 献. 1) Maunsell K, Wraith DG and Cunnington AM: Mites and house-dust allergy in bronchial asthma. Lancet (1968) 1, 1267-1270. 2) Miyamoto T, Oshima S, Mizuno K, Sasa M and Ishizaki T: Cross antigenicity among six species of dust mites and house dust antigens.. 7 Allergy (1969) 44, 228-238.. 3) Assem ESK and Mcllen MK: Serum reagins and leucocyte response in patients with house-dust mite.
(9) 気管支 喘 息に おけ る リンパ球 機能 に 関す る研 究 allergy. 4). Br. Med. 秋 山 一 男,油. J (1970). 井 泰 雄,信. 2,. 504‑507.. 太 隆 夫:真. 入 誘 発 反 応 間 の 相 関 の 検 討.ア 5). 6). 木 野 稔 也,大. 島 駿 作:気. 度 の 検 討.臨. 免 疫(1982). 木 野 稔 也:喘. 息 と真 菌. 菌 喘 息 の 研 究‑皮. レ ル ギ ー(1980). 内 反 応,. 29,. に カ ン ジ ダRASTの. 反 応,吸. 意 義 とそ の測 定精. 906‑916.. (1)即 時 型 過 敏 性‑Aspergillusを. and pulmonary sensitivity to extracts. 中 心 に.ア. レ ル ギ ー の 臨(1984). 4, 362‑367.. H and Tomaru M: Relationship of dermal. of Candida albicans. Am Rev Respir Dis (1971) 104, 348-357.. S, Biliotti G, Passaleva. lymphocyte transformation. Test,眼. 74‑84.. 7) Kabe J, Aoki Y, Ishizaki T, Miyamoto T, Nakazawa 8) Romagnani. Redioallergosorbent. 管 支 喘 息 患 者 に お け る 真 菌RAST特 14,. 395. A and Ricci M: Mites and house dust allergy III.. and precipitating. In vitro. antibody to house dust and mite (Dermatophagoides. pteronyssinus) extract in atopic and non-atopic individuals. Clin Allergy (1973) 3, 51-56. 9) Yoo TJ, Kuo CY and Heath C: A study of dust-induced lymphocyte blastogenesis. Acta Allergol (1977) 32, 227-235. 10) Glive A, Garcia-Calderon. JV, Vich JM and Garcia-Calderon. PA: The lymphocyte transformation. test (LTT) applied to children with atopic asthma caused by allergens in house dust. Ann Allergy (1978) 41, 116-120. 11) Hiratani M, Muto K, Oshida Y,. Ito S and Kasei M: Lymphocyte. responsiveness. to Dermato. phagoides farinae extract in mite-sensitive patients: effect of immunotherapy on cellular prolifer ative response and specific immunoglobulin E antibody (RAST score). J Allergy Clin Immunol (1981) 68, 205-211. 12) Black PL and Marsh. DG: Correlation. sensitivity to purified allergens.. between. lymphocyte. responses and immediate. hyper. J Allergy Clin Immunol (1980) 66, 394-401.. 13) Brostoff J and Roitt IM: Cell-mediated (delayed) hypersensitivity in patients with summer hay-fever. Lancet (1969) 2,. 1269-1271.. 14) Maini RN, Dumonde DC, Faux JA,. Hargreave EF and Pepys J: The production of lymphocyte. mitogenic factor and migration-inhibition. factor by antigen-stimulated. lymphocytes of subjects with. grass pollen allergy. Clin Exp Immunol (1971) 9, 449-465. 15) Aubus P, Cosso B, Godard P, Michel FB and Clot J: Decreased suppressor cell activity of alveolar macrophages in bronchial asthma. 16) Ettensohn. Am Rev Respir Dis (1984) 130, 875-878.. DB and Roberts NJ: Human alveolar macrophage. mitogens and antigens-Analysis cytes and macrophages.. support of lymphocyte responses to. and comparison with autologous peripheral blood-derived mono. Am Rev Respir Dis (1983) 128, 516-522.. 17) Liu MC, Proud D, Schleimer RP and Plaut M: Human lung macrophages lymphocyte proliferation. 18). 木 村 郁 郎:喘 ‑182. 木 村 郁 郎:気. 20). 難 波 一 弘,高 House. 中 心 に.ア 21). 高橋. 息 の病 型 とそ の本 質 論 一. 中 高 年 発 症 型 難 治 性 喘 息 の 独 立 性.日. 胸 疾 患 会 誌(1983). 21,. 181. .. 19). 郎:. enhance and inhibit. J Immunol (1984) 134, 2895-2903.. 清,清. 管 支喘 息 一 橋. 清,多. Dustに. 田 慎 也,清. 水 一 紀,難. ア レ ル ギ ー(1988). 水 一 紀,中. レル ギ ー 診 療(1986). 藤 研 一,岡. 田 千 春,辻. 5, 光 明,沖. 119‑131. 和 彦,谷. よ る 気 管 支 喘 息 患 者 遅 発 型 気 道 反 応 の 発 生 機 序 に 関 す る検 討‑気. レ ル ギ ー(1988). 朗,木 村 郁 郎:重. そ の 病 態 と好 塩 基 球.ア. 37,. 崎 勝 朗,木. 村郁. 管支 肺 胞 洗浄 法 を. 67‑74.. 波 一 弘,中. 山 堅 吾,岡. 田 千 春,辻. 光 明,中. 藤 研 一,多. 田慎 也,周. 藤 真 康,谷. 崎勝. 症 難 治 性 喘 息 患 者 に お け る 末 梢 血 好 中 球 分 画 か らの ロ イ コ ト リエ ン産 性 能 に 関 す る検 討. 37,. 322‑330..
(10) 396 22). 武 谷 崎 勝 朗,原. 田. 寛,小. 橋 秀 敏,塩. 田. 田 雄 太 郎,竹. 昌 山 博 泰,中. 村 之 信,多. け る 肺 の 細 胞 反 応 を 中 心 と し た 組 織 学 的 変 化 に つ い て‑TBLBに 229‑236.. 田 慎 也,木 よ る検 討‑.ア. 村 郁 郎:気. 管 支 喘 息 にお. レ ル ギ ー(1983). 32,.
(11) 気 管 支 喘 息 に お け る リン パ 球 機 能 に 関 す る研 究. Studies Part. on the. lymphocyte. 1. Examination inhalation. function. of bronchial. of lymphocyte antigens. 397. asthma. responsiveness. of bronchial. with. asthma. Sho TAKEDA Second Department Okayama. of Internal. University Okayama. (Director:. Medicine,. Medical School,. 700, Japan. Prof.. I. Kimura). Various antigens such as mite and fungi have been known to provoke bronchoconstriction in patients with bronchial asthma.. The allergic mechanisms of asthmatic attack induced by. these antigens were analyzed to clarify the role of cellular immunity in the pathogenesis of bronchial asthma. asthmatic patients.. Mite and Candida antigens were applied to lymphocyte blastogenesis Both lymphocytes in bronchoalveolar. eral blood of asthmatic Furthermore, higher. responded significantly. to mite and Candida antigen.. BALF lymphocytes of patients with non-atopic and intractable. responses. intractable. patients. against. in. lavage fluid (BALF) and in periph. Candida antigen than those of patients. asthma showed. with atopic and non. asthma, while peripheral blood lymphocytes showed a higher response against mite. antigen in patients with atopic and non-intractable. asthma.. These findings indicate that lymphocytes in lungs sensitized with Candida antigen might play an important role in the pathogenesis of non-atopic and intractable. asthma..
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