Oracle Cloud Infrastructure Cost Estimator の利用手順
株式会社アシスト
ビジネスインフラ技術本部 データベース技術統括部
INDEX
Oracle Cloud Infrastructure Cost Estimator の利用手順 ... 1
1.Compute(VM)の見積もり方法 ... 3
1.1. Windows の場合 ... 3
1.2. Windows 以外の場合 ... 9
2.DB System(VM)の見積もり方法 ... 15
2.1. ライセンスインクルードの場合 ... 15
2.2. ライセンスを BYOL する場合 ... 19
1. Compute(VM)の見積もり方法
1.1. Windows の場合
本章では、以下の例で見積もりを行います。
例)Windows Server
Standard シェイプ(Intel) 2 コア, ストレージサイズ 256GB 24 時間 365 日利用 × 1 台
1. 「Infrastructure」を選択します。
2. 「Oracle Cloud Infrastructure Compute, VM」の「Add」をクリックします。
まずは、仮想マシンのインスタンス部分の情報を入力していきます。
3. 「Compute」の「>」をクリックして、詳細設定用の項目を表示します。
4. 「Number of Instances」に、見積もるインスタンス数を入力します。
今回は 1 台なので、「1」と入力します。
5. 「Average Days Usage per Month」に、1 か月内に何日利用するかを記載します。
今回は 1 年間 / 365 日なので、「31」と入力します。
6. 「Average Hours Usage per Day」に、1 日の利用時間を記載します。
今回は 1 日 / 24 時間なので、「24」と入力します。
7. 「Configuration」で、作成するインスタンスの種類を指定します。
今回は「Compute - Virtual Machine Standard - X7 (B88514)」の「>」をクリックし、
Standard シェイプを作成します。
※Standard と記載のあるインスタンスには複数の種類があります。
インスタンスの種類は、以下ドキュメントの「VM シェイプ」をご確認ください。
https://docs.cloud.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/Compute/References/computeshapes.htm
8. インスタンスのコア数を指定します。
今回は 2 コアを指定します。
9. 「Windows OS」の「>」をクリックし、Windows OS のコア数を指定します。
今回は 2 コアを指定します。
※ここでのコア数は、8. と同じ値を入力します。
ここまでは、VM におけるインスタンス部分の情報を入力してきました。
今回は、ロードバランサと FastConnect などのネットワークリソースは作成しないため、
項目を削除します。
ここからは、仮想マシンにおけるストレージ部分の情報を入力していきます。
10.「Storage」の「>」をクリックして、詳細設定用の項目を表示します。
11.赤枠部分をクリックして、入力画面を表示します。
12.「Block Volume Performance Units (VPUs) 」の値を「0」へ変更します。
※Block Volume は追加でストレージをアタッチすることができ、該当ストレージのパフ ォーマンスをあげることができます。この機能を使う場合は数値を入力します。
13.「Block Volume Storage」に、ストレージのサイズを入力します。
今回は、「256」と入力します。
※Windows の場合、最小ストレージサイズは 256GB です。
以上で情報の入力は完了です。
1 ヶ月の利用費は、約 28,000 円という結果になりました。
1 年や 5 年の利用費を算出したい場合は、今回算出した 1 カ月あたりの金額を元に算出し ます。
1.2. Windows 以外の場合
本章では、以下の例で見積もりを行います。
例)Oracle Linux
Standard シェイプ(Intel), 2 コア, ストレージサイズ 47GB 24 時間 365 日利用 × 1 台
1. 「Infrastructure」を選択します。
2. 「Oracle Cloud Infrastructure Compute, VM」の「Add」をクリックします。
まずは、仮想マシンのインスタンス部分の情報を入力していきます。
3. 「Compute」の「>」をクリックして、詳細設定用の項目を表示します。
4. 「Number of Instances」に、見積もるインスタンス数を入力します。
今回は 1 台なので、「1」と入力します。
5. 「Average Days Usage per Month」に、1 か月内に何日利用するかを記載します。
今回は 1 年間 / 365 日なので、「31」と入力します。
6. 「Average Hours Usage per Day」に、1 日の利用時間を記載します。
今回は 1 日 / 24 時間なので、「24」と入力します。
7. 「Configuration」で、作成するインスタンスの種類を指定します。
「Compute - Virtual Machine Standard - X7 (B88514)」の「>」をクリックし、Standard シェイプを作成します。
※Standard と記載のあるインスタンスには複数の種類があります。
インスタンスの種類は、以下ドキュメントの「VM シェイプ」をご確認ください。
https://docs.cloud.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/Compute/References/computeshapes.htm
8. インスタンスのコア数を指定します。
今回は 2 コアを指定します。
ここまでは、VM におけるインスタンス部分の情報を入力してきました。
今回は、ロードバランサと FastConnect などのネットワークリソースは作成しないため、
項目を削除します。
ここからは、仮想マシンにおけるストレージ部分の情報を入力していきます。
9. 「Storage」の「>」をクリックして、詳細設定用の項目を表示します。
10.赤枠部分をクリックして、入力画面を表示します。
11.「Block Volume Performance Units (VPUs) 」の値を「0」へ変更します。
※Block Volume は追加でストレージをアタッチすることができ、該当ストレージのパフ ォーマンスをあげることができます。この機能を使う場合に数値を入力します。
12.「Block Volume Storage」に、ストレージのサイズを入力します。
今回は、「47」と入力します。
※Oracle Linux の場合、最小ストレージサイズは 47GB です。
以上で情報の入力は完了です。
1 ヶ月の利用費は、約 12,000 円という結果になりました。
1 年や 5 年の利用費を算出したい場合は、今回算出した 1 カ月当たりの金額を元に算出し ます。
2. DB System(VM)の見積もり方法
2.1. ライセンスインクルードの場合
本章では、以下の例で見積もりを行います。
例)2 コア,
ストレージサイズ 712GB, Oracle Database Enterprise Edition を利用 24 時間 365 日利用 × 1 台
1.「Data Management」を選択します。
2.「Database Cloud Service - OCI」の「Add」をクリックします。
3.「Database - OCI」の「>」をクリックして、詳細設定用の項目を表示します。
4.「Number of Instances」に、見積もるインスタンス数を入力します。
今回は 1 台なので、「1」と入力します。
5.「Average Days Usage per Month」に、1 か月内に何日利用するかを記載します。
今回は 1 年間 / 365 日なので、「31」と入力します。
6.「Average Hours Usage per Day」に、1 日の利用時間を記載します。
今回は 1 日 / 24 時間なので、「24」と入力します。
「Configuration」で、データベースのエディション等を設定します。
7. 「Additional Capacity」は、「0」と入力します。
※ベアメタルインスタンス作成時にコア数を指定する項目です。
仮想マシンの見積もりをする場合は、「0」です。
8. エディションを指定します。
Enterprise Edition をライセンスインクルードで使用する場合、「Edition」で「Enterprise (B90570)」を選択します。
また、インスタンスのコア数を入力します。今回は、2 コアと入力します。
※エディションには類似した「Enterprise Edition – Dense I/O」というベアメタルイン スタンスがありますので、ご注意ください。
以上で情報の入力は完了です。
1 ヶ月の利用費は、約 77,000 円という結果になりました。
1 年や 5 年の利用費を算出したい場合は、今回算出した 1 カ月当たりの金額を元に算出し ます。
2.2. ライセンスを BYOL する場合
本章では、以下の例で見積もりを行います。
例)2 コア,
ストレージサイズ 712GB, Oracle Database Enterprise Edition(BYOL)を利用 24 時間 365 日利用 × 1 台
1.「Data Management」を選択します。
2.「Database Cloud Service - OCI」の「Add」をクリックします。
3.「Database - OCI」の「>」をクリックして、詳細設定用の項目を表示します。
4.「Number of Instances」に、見積もるインスタンス数を入力します。
今回は 1 台なので、「1」と入力します。
5.「Average Days Usage per Month」に、1 か月の利用日数を記載します。
今回は 1 年間 / 365 日なので、「31」と入力します。
6.「Average Hours Usage per Day」に、1 日の利用時間を記載します。
今回は 1 日 / 24 時間なので、「24」と入力します。
Configuration で、データベースのエディションなど等を設定します。
7. 「Additional Capacity」は、「0」と入力します。
※ベアメタルインスタンス作成時にコア数を指定する項目です。
仮想マシンの見積もりをする場合は、「0」です。
8. エディションを指定します。
「Edition」は、ライセンス込みの場合に指定するので、「0」と入力します。
BYOL の場合「All Editions - BYOL (B90573)」にコア数を入力します。今回は、2 コア と入力します。
※BYOL の場合、インスタンス使用料は全てのエディションで同一です。
以上で情報の入力は完了です。
1 ヶ月の利用費は、約 35,000 円という結果になりました。
1 年や 5 年の利用費を算出したい場合は、今回算出した 1 カ月当たりの金額を元に算出し ます。
※本資料に記載している情報は、2020 年 12 月 1 日現在のものです。
※本資料の内容は、今後予告なく変更されることがあります。
※Oracle と Java は、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
※文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。