健康寿命を延ばすために
パナソニック健康保険組合
健康管理センター(東京)
奥山 早苗
本日の話題
①健康寿命とは
②健康寿命と栄養(食事)
③健康寿命と体力(運動)
健康寿命とは
平均寿命: その年に生まれた子どもがその後何年生きるか 推計したもの 0歳の赤ちゃんの平均余命 健康寿命: 健康上の問題で、日常生活が制限されることなく 生活できる期間平均寿命と健康寿命には差があります
健康寿命と平均寿命の差
(2013年)健康寿命と平均寿命の推移
平成25年(2013年)
日常生活に制限のある期間(平均寿命 - 健康寿命)は 男性:0.11年、女性:0.28年 短縮(対平成22年)
健康寿命に影響する要因
生 活 習 慣 飲酒(適量) ↑ 身 体 聴力(落ちる) ― 喫煙(吸う) ↓ 視力(落ちる) ↓ 睡眠時間(長い) ↓↓ 咀嚼力(落ちる) ↓↓ 仕事・社会活動(活発) ↑↑ 通院(過去1ヵ月あり) ↓ 心 理 健康度自己評価(よい) ↑↑ 入院(過去1年あり) ↓↓ 抑うつ傾向(あり) ↓ 慢性疾患(あり) ↓ 体 力 筋力(強い) ↑↑ 検 査 アルブミン(高い方) ↑ バランス能力(高い) ↑↑ コレステロール(高い方) ↑ 歩行速度(速い) ↑↑ 血圧 ― ↑ : 促進要因 ↓ : 阻害要因 (東京都健康長寿医療センター研究所)本日の話題
①健康寿命とは
②健康寿命と栄養(食事)
③健康寿命と体力(運動)
栄養状態の指標
体格指数(BMI) 身長と体重のバランスを示す指標太っているかやせているかがわかる 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) アルブミン 血漿中に含まれるたんぱく質の一種肝障害、栄養不足などで減少する 総コレステロール 細胞膜やホルモンを作るのに欠かせない材料多すぎると血管壁に蓄積して動脈硬化が進行する ヘモグロビン 全身の細胞に酸素を運ぶ不足すると貧血を起こしやすくなる体格指数(
BMI)と累積生存率
少し太い人 太い人 少し細い 人 細い人 体格が細い人ほど 累積生存率が低い 2 追跡年数(年) 0 70 80 90 100 累 積 生 存 率 ( % ) BMI:20以下 男性:24以上 女性:25以上 男性:22~24 女性:23~25 男性:20~22 女性:20~23アルブミンと累積生存率
高い人 やや高い人 やや低い人 低い人 数値が低い人ほど 累積生存率が低い 2 6 追跡年数(年) 100 90 80 70 60 累 積 生 存 率 ( % ) 男性:3.8以下 女性:3.9以下 男性:3.9~4.0 女性:4.0~4.1 男性:4.1~4.2 女性:4.2~4.3 男性:4.3以上 女性:4.4以上総コレステロールと累積生存率
やや高い人 高い人 やや低い人 低い人 数値が低い人ほど 累積生存率が低い 4 6 8 追跡年数(年) 100 90 80 70 累 積 生 存 率 ( % ) 男性:185~208 女性:207~229 男性:209以上 女性:230以上 男性:157~184 女性:183~206 男性:156以下 女性:182以下ヘモグロビンと累積生存率
高い人 やや高い人 やや低い人 低い人 数値が低い人ほど 累積生存率が低い 8 追跡年数(年) 100 90 80 70 60 累 積 生 存 率 ( % ) 男性:12.7以下 女性:11.6以下 男性:12.8~13.6 女性:11.7~12.5 男性:14.7以上 女性:13.3以上 男性:女性:13.7~14.612.6~13.2栄養状態と死亡リスク
高い 低い 高い 低い 高い 低い 高い 低い 体格指数 BMI アルブミン ヘモグロビン 総コレステロール 1.0 1.65 1.0 1.60 1.0 1.57 1.0 1.51 2.0 1.5 1.0 0.5 0 死 亡 リ ス ク体格指数(
BMI)と死亡リスク
1 1 1.64 1.24 1.17 1.1 1.03 1.07 1.09 1.1 女 性 男 性 BMI やせ 肥満 やせ群の 死亡リスクの 方が高い 23.0-24.9 25.0-26.9 27.0-29.9 30.0-39.9 21.0-22.9 19.0-20.9 14.0-18.9 2 1.5 1 0.5 死 亡 リ ス ク要支援・要介護の要因
死因第1位 死因第2位 死因第3位 死因第4位 死因第5位BMIと累積自立喪失率
男性 女性 累 積 自 立 率 ( % ) 100 90 80 70 60 50 追跡年数(年) 追跡年数(年) 細い人 少し細い人 少し太い人 太い人 男性はBMIが高い人 ほど、長期にわたり 健康を維持できる 男性と比べて差が少ない 女性は太ると膝関節症、 坐骨神経痛などが増え、 歩く力が弱まるアルブミンと累積自立喪失率
男性 女性 100 90 80 70 60 50 追跡年数(年) 追跡年数(年) 累 積 自 立 率 ( % ) 低い人 やや低い人 やや高い人 高い人 アルブミンが低いほど、要介護になりやすい総コレステロールと累積自立喪失率
男性 女性 100 90 80 70 60 50 累 積 自 立 率 ( % ) 追跡年数(年) 追跡年数(年) 低い人 やや低い人 やや高い人 高い人 男性は総コレステロール値が 低いほど、要介護になりやすい 男性ほど明確な差がない 治療中の割合が高いことも 要因と考えられるヘモグロビンと累積自立喪失率
男性 女性 100 90 80 70 60 50 累 積 自 立 率 ( % ) 追跡年数(年) 追跡年数(年) 低い人 やや低い人 やや高い人 高い人 ヘモグロビンが低いほど、要介護になりやすい65歳以上の方の栄養状態
「国民健康・栄養調査」より • BMI:20以下の割合 平成15年 17.3% ⇒ 平成21年 17.1% • アルブミン4.0g/dl以下の割合 平成15年 8.0% ⇒ 平成21年 15.2% 「体型は維持できているが、低栄養状態になっている」 いろいろな食物を組み合わせて摂ることが大切
「食事内容」の自己チェックシート
(食物摂取多様性スコア)
ほとんど毎日食べている項目につき 1点を加算していく
食物摂取多様性スコアと体組成
除脂肪量(kg) 脂肪量(kg) 38 39 40 41 42 14 15 16 17 18 0~1 2~3 4~5 6点 0~1 2~3 4~5 6 点 点 点 点 以上 点 点 点 以 上食物摂取多様性スコアと身体機能
握力 (kg) 通常歩行速度 (m/秒) 0~1 2~3 4~5 6点 0~1 2~3 4~5 6点 点 点 点 以上 点 点 点 以 上 30 29 28 27 26 25 1.2 1.3 1.4「かむ」能力別の摂取食品構成のバランス
緑黄色 野菜 その他の 野菜 穀・いも類 砂糖・菓子類 油脂類 卵類 魚類 肉類 充足率100%を意味する かめる かめない健康寿命と栄養(まとめ)
• BMI、アルブミン、総コレステロール、ヘモグロビン ⇒ 男女の死亡に対するリスク因子 • アルブミン、ヘモグロビン ⇒ 男女の健康寿命に対するリスク因子 • BMI、総コレステロール ⇒ 男性の健康寿命に対するリスク因子 いろいろな食物を組み合わせて摂ることが大切 「かむ力」も重要です本日の話題
①健康寿命とは
②健康寿命と栄養(食事)
③健康寿命と体力(運動)
体力の指標
歩行速度 歩行は最も重要な身体能力のひとつ 協調運動の最たるもので、様々な体力 が関与している 握力 筋力と気力の指標 気合が入らず、握力計を握ることが できないことがある 立位バランス 開眼片足立ちの持続時間 時間が長いほど、バランス能に優れ、 転びにくい体力指標
体力指標 男性 女性 通常歩行速度(m/秒) 速い群 ≧ 1.32 ≧ 1.22 普通群 1.11 ~ 1.32 0.96 ~ 1.22 遅い群 ≦ 1.11 ≦ 0.96 握力(kg) 強い群 ≧ 35 ≧ 22 普通群 29 ~ 34 17 ~ 21 弱い群 ≦ 28 ≦ 16 開眼片足立ち時間(秒) 良い群 ≧ 60 ≧ 42 普通群 19 ~ 59 11 ~ 41 悪い群 ≦ 18 ≦ 10「歩行速度」と死亡率
0 6 追跡年数(年) 100 90 80 70 60 累 積 生 存 率 ( % ) 15.2% 通常歩行速度が速い人ほど 累積死亡率が低い「握力」と死亡率
4 8 追跡年数(年) 100 90 80 70 60 累 積 生 存 率 ( % ) 握力が強い人ほど 累積死亡率が低い「立位バランス」と死亡率
4 6 追跡年数(年) 100 90 80 70 60 累 積 生 存 率 ( % ) 立位バランスが優れている人ほど 累積死亡率が低い「歩行速度」と死因別死亡率
総死亡 循環器病死亡(脳血管疾患、心臓病) がん死亡 その他の死亡(肺炎、不慮の事故など) 追跡年数(年) 0 6 4 8 0 4 0 6 100 80 60 100 15.2% 80 60 100 80 60 100 80 60 累 積 生 存 率 ( % ) 38.3% 11.5% 3.2% 3.9% 17.5% 5.0% 6.1% 6.0% 速い 普通 遅い 2.9% 4.7% 13.9%健康寿命と体力(まとめ)
• 歩行速度が速い、握力が強い、立位バランスが優れているほど ⇒ 累積死亡率が低い • 「握力」は強い群と普通群、弱い群との間には2倍以上の 死亡リスクの差がある • 「歩行速度」、「立位バランス」は良い群と悪い群の間には 2倍以上の死亡リスクの差があるが、普通群との間には差がな い • 体力向上は、循環器疾患や肺炎などによる死亡リスクの 軽減につながるが、がんによる死亡を防ぐことはできない 認知症の予防にも効果があるのでは?スマート・ライフ・プロジェクト
「健康寿命をのばそう!」をスローガンに、国民全体が人生の最後 まで元気に健康で楽しく毎日が送れることを目標とした国民運動。
「運動」、「食生活」、「禁煙」、「健診・検診の受診」の4つのテーマを
・ 必要な野菜の摂取量は350g 日本人に足りない摂取量はあと100g わずか小皿一つ分。 ・ 野菜不足では トマトなら半分、野菜炒めなら半皿分。 朝食や昼食にプラスしましょう。
適切な食生活
「毎日プラス一皿の野菜」
・ 毎日10分間のラジオ体操 毎日続けることが大切。 ・ 歩く習慣をつけるためにひと駅歩きましょう 普段足りない歩数は平均あと1000歩 10分程度の歩きで十分な身体活動に。 ・ 3曲分、歩きましょう 好きな音楽を聴きながら、 歩きましょう。 ポップス3曲分が 10分程度の 歩きにつながります。
適度な運動
「毎日プラス
10分の運動」
本日の話題
①健康寿命とは ②健康寿命と栄養(食事) ③健康寿命と体力(運動) ④健康管理センター(東京)のご案内 総合健診医学会の優良認定施設です・所 在 地:東京都港区西新橋3丁目8番3号 ランディック新橋ビル3階 ・アクセス:「新橋駅」烏森口より徒歩8分 「御成門駅」A5出口または「内幸町駅」A3出口より徒歩5分 日比谷 パーク 都営三田線 ホテル 都営三田線 御成門駅(A5出口) 〒 内幸町駅(A3出口) 愛宕警察署 か ら す 森 通 り 新 橋 三 丁 目 新 橋 五 丁 目 新 橋 四 丁 目 新橋駅 ●烏森口 外 環 通 り 新 橋 二 丁 目 内幸町駅 御成門駅 日比谷通り 日比谷通り新橋四丁目 交差点 ★ ランディック新橋ビル 健康管理センター(東京) PHC本社 日比谷 シティ ホテル
健康管理センター(東京)
健診コースのご案内①
コース名 特定健診 ネクストステップ健診 すこやか健診 特定健診 コース 基本健診 コース 基本健診 おすすめセット シンプルコース フルコース すこやか健診 対象者 パナソニック健保加入者 (被保険者・被扶養者) パナソニック健保資格を 喪失中の方および配偶者 75歳以上の方 および配偶者 検 査 項 目 身体計測 ● ● ● ● ● ● 診察 ● ● ● ● ● ● 尿検査 ● ● ● ● ● ● 血液検査 ● ● ● ● ● ● 胸部X線検査 ― ● ● ● ● ● 心電図検査 ― ● ● ● ● ● 視力・聴力検査 ― ● ● ● ● ● 便潜血検査 ― ● ● ● ● ● 上部消化管X線検査 ― ― ● ― ● ― 腹部超音波検査 ― ― ● ― ● ● 眼底・眼圧・肺機能検査 ― ― ● ― ― ― 費用(税込) 無料 4,000円 10,000円 16,200円 27,000円 21,600円 追加検査: 上部消化管内視鏡検査、動脈硬化検査、骨粗鬆症検査 腫瘍マーカー検査、前立腺がん検査、肝炎ウイルス検査(B型・C型) ピロリ菌検査、アレルゲン検査健診コースのご案内②
• ネクストステップ健診: 定年退職から特例退職被保険者制度に再加入するまで ご受診いただける健診コースです。 2018年度より、新設されたコースです。 • すこやか健診: 75歳以上の後期高齢者、及びその配偶者の方に ご受診いただける健診コースです。 1月~4月に実施しています。施設案内図
施設風景
受付 診察室 内視鏡室
超音波検査室 胸部レントゲン室
胃部レントゲン室
松愛会 ご本人様とそのご家族の方 限定!
パナソニック健保以外の方も受診できます!!
必見!!
5月29日(火) 定員 25名 (受付時間 8:30〜)