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経済産業省委託調査 平成 26 年度 商取引適正化 製品安全に係る事業報告書 ( ガス燃焼機器の安全規制に係る整合規格基準検討事業 ) 平成 27 年 3 月 一般財団法人日本ガス機器検査協会

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全文

(1)

経済産業省委託調査

平 成 26 年 度

商取引適正化・製品安全に係る事業報告書

(ガス燃焼機器の安全規制に係る整合規格基準検討事業)

平成27年3月

一般財団法人 日本ガス機器検査協会

(2)

目 次

1.調査の概要

1.1 目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

1.2 検討方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

2.整合規格として活用する JIS 規格の整理

2.1 性能規定化された省令案と現行省令基準 ・・・・・・・・・・・・ 2

2.2 整合規格として活用する JIS 規格 ・・・・・・・・・・・・・・・ 2

3.JIS 規格の仕様値等の整理

3.1 JIS 案の整理

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

3.2 試験項目について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

3.3

試験の結果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

3-4

整合規格に対する試験項目と仕様値について

4.考察

4.1 現行省令基準と JIS との整合について ・・・・・・・・・・・・・ 3

4.2 JIS がないものについて

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

5.まとめ

5.1 今後の JIS 整備計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

5.2 今後の課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

6.別添

別添1 性能規定化された器具省令案と現行省令基準 比較一覧表 ・・・ 6

別添2 性能規定、現行省令基準及び JIS

(1)半密閉式瞬間湯沸器 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

(2)半密閉式バーナー付ふろがま ・・・・・・・・・・・ 27

(3)半密閉式ストーブ ・・・・・・・・・・・・・・・・ 54

(4)開放式若しくは密閉式又は屋外式瞬間湯沸器 ・・・・ 70

(5)密閉式又は屋外式バーナー付ふろがま ・・・・・・・ 89

(6)開放式若しくは密閉式又は屋外式ストーブ ・・・・・ 111

(7)一般ガスこんろ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 131

別添3 JIS 素案

(1)組込型グリル等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 146

(2)直結型及び分離型カートリッジガスこんろ ・・・・・ 160

(3)組込型ストーブ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 176

(4)省令対象業務用こんろ ・・・・・・・・・・・・・・ 187

別添4 試験実施製品及び試験結果

(1)試験実施製品 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 204

(2)試験結果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 207

(3)

1.調査の概要

1.1 目的

ガス機器の安全性確保に関しては、2020年を目標とした都市ガスの保安対策の

方向性を示す「ガス安全高度化計画」(平成23年5月20日公表)において、「現

在、ガス用品ごとに構造・材質や性能値を含む仕様規定となっている技術基準につい

ては、性能規定化を進め、新製品への迅速な対応を可能とするとともに、機器の製品

事業者による安全対応への創意工夫や新技術の導入、新製品開発の自由度を高めるこ

とにより、安全な機器及び製品の開発を促していく必要がある。」とされたところ。

また、平成24年6月12日に開催された産業構造審議会消費経済部会製品安全小

委員会及び消費経済審議会製品安全部会合同会議において、製品安全に係る規制体系

見直しの検討状況として、ガス事業法及び液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正

化に関する法律(以下、「液石法」という。)に基づくガス用品及び液化石油ガス器

具等(以下、「ガス用品等」という。)については、「平成24年度より、技術基準

の性能規定化等に向けた課題等の整理を行った上で、全体コンセプトと今後のアクシ

ョンプランの策定作業を開始する。」との方針が示された。

これらを踏まえ、平成24年度は、技術基準の性能規定化の全体コンセプト及び今

後のアクションプランを策定し、平成25年度は、アクションプランに基づき、性能

規定化案の作成等を行った。

本事業では、性能規定化への取り組みとして、JIS 規格等の公的規格を整合規格とし

て活用するために必要な調査等を行い、国による制度設計の具体化に役立てることを

目的とする。

1.2 検討方法

ガス事業法及び液石法によるガス用品等安全規制の体系見直しに向けて、これまで

の調査結果を踏まえ、アクションプランに沿って整合規格として活用する JIS 規格の

整理及び JIS 規格の仕様値等の整理を行う。

2.整合規格として活用する JIS 規格の整理

JIS 規格と現行省令基準との整合性を確認の上、安全項目(仕様値、試験条件等)に

ついて検討を行った。なお、検討を行う対象品目はガス燃焼機器とする。

※現行省令基準:液化石油ガス器具等の技術上の基準等に関する省令(以下、「器具

省令」という。)及びガス用品の技術上の基準等に関する省令の別表第3

(4)

2.1 性能規定化された省令案と現行省令基準

最新の性能規定化された省令基準案を用いて、現行省令基準項目との対比を行った。

その対比表を別添1に示す。

2.2 整合規格として活用する JIS 規格

2.1で作成した性能規定化された省令基準案と現行省令基準との対比に加え、現

行省令基準の技術上の基準と JIS 規格との整合性を確認し、整合規格となり得る基準

を整理した。その結果を別添2に示す。

なお、別添2の表は器具省令をベースに作成した。

3.JIS 規格の仕様値等の整理

規制対象製品の中で整合規格として用いられる JIS がないものについて、一般財団法

人日本ガス機器検査協会(以下、「JIA」という。)の検査規程の関連試験基準及び試験

方法を用いて試験を行うとともに、新たな JIS 規格として設定する項目と仕様値の検討

を行った。

なお、この検討の中で組込型カートリッジガスこんろについては、JIS S 2147(カセ

ットこんろ)が存在するが、組込型カートリッジガスこんろであってもグリルや鉄板焼

タイプ(以下、「グリル等」という。)は適用範囲に入っていないことから、このよう

な製品については JIS がないものとして検討した。

3.1 JIS 案の整理

2.1で作成した性能規定化された省令基準案と現行省令基準との対比に加え、以

下の製品について、現行省令基準の技術上の基準と関連する JIA の検査規程を基に、

整合規格となり得る JIS 素案を整理した。その結果を別添3に示す。

①カートリッジこんろ(組込型グリル等)

②カートリッジこんろ(直結型及び分離型カートリッジガスこんろ)

③開放式ストーブ(組込型ストーブ)

④一般ガスこんろ(省令対象業務用こんろ)

3.2 試験項目について

3.1の①~④で市場から流通量が多い代表的な機器を中心に製品を購入し、整

理された JIS 素案に基づき JIA 検査規程の検査の方法を用いて試験を行った。選定

した製品及び試験の結果を別添 4 に示す。

(5)

① 組込型グリル等

組込型グリル等にあっては、JIA A 007-11(カートリッジガスこんろ適合性検

査規程)に基づいた JIS 素案で試験を行った。

なお、グリルパン、水入れ皿、鉄板や網など(以下、「グリルパン等」という。)

に対する耐熱性や耐食性試験は現行省令基準に規定されていないが、ごとくに対

しては耐熱性試験、汁受けに対しては耐熱性と耐食性試験が現行省令基準の中で

規定されていることから、グリルパン等に対する耐熱性や耐食性試験を追加で実

施した。併せて、グリルパン等の一般的な構造や表示についても追加で試験を実

施した。追加の試験項目については、JIA G 001-14(カートリッジガスこんろ(グ

リル等)追加試験項目)に基づいた JIS 素案で試験を行った。

② 直結型及び分離型カートリッジガスこんろ

直結型及び分離型カートリッジガスこんろにあっては、JIA A 007-11(カート

リッジガスこんろ適合性検査規程)に基づいた JIS 素案で試験を行った。

③ 組込型ストーブ

組込型ストーブにあっては、JIA F 042-12(組込型ストーブ検査規程)に基づ

いた JIS 素案で試験を行った。

なお、組込型ストーブに対する不完全燃焼防止装置の反復使用試験は現行省令

基準に規定されていないが、組込型ストーブ以外の開放式のストーブに対しては

当該試験が現行省令基準の中で規定されていることから、不完全燃焼防止装置の

反復使用試験を追加で実施した。

④ 省令対象業務用こんろ

省令対象業務用こんろにあっては、JIA D 009-08(こんろ機能付業務用ガス厨

房機器検査規程)に基づいた JIS 素案で試験を行った。

3.3

試験の結果

3.2で検討した JIS 素案に基づいて試験を行った結果、以下に示すもの以外は全

て適合していた。(結果の一覧は別添4(2)参照)

組込型ストーブ(製品 I)

・不適合項目:不完全燃焼防止装置の反復使用後の一次空気口閉塞試験

4.考察

4.1 現行省令基準と JIS との整合について

① 次に掲げる基準については、JIS に規定されていないため、JIS 改正時に規定す

る必要があると考えられる。

(6)

(1)半密閉式の瞬間湯沸器、バーナー付ふろがま及びストーブに係る自然排気式

の排気筒内径の基準

(2)半密閉式瞬間湯沸器の強制排気式であって、排気ダクト直結に係る基準

(3)先止め式給湯器の熱交換部損傷安全装置の機能に係る基準

(4)断続燃焼に係る基準(一般ガスこんろは除く。)

(5)ストーブの金属網製の燃焼面の清掃に係る基準

② 現行省令基準と JIS とで一部表現の違いはあるものの、①で示すもの以外は概

ね整合していると思われる。しかし、現行省令の運用及び解釈の内容が JIS に定

義されていないところがあるため、これらについては JIS 改正時に反映させるか

どうか検討する必要がある。

なお、表現の違いや JIS に定義されていない省令の運用及び解釈については、

別添の下線部に示す。

※現行省令の運用及び解釈:液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関

する法律及び関係政省令の運用及び解釈について及びガス事業法の運用及び

解釈について

4.2 JIS がないものについて

① 組込型グリル等

今回購入した組込型グリル等については、JIA A 007-11(カートリッジガスこ

んろ適合性検査規程)及び JIA G 001-14(カートリッジガスこんろ(グリル等)

追加試験項目)に基づき作成した JIS 素案で試験を行った結果、不適合となる項

目がなかったことから、当該 JIS 素案は妥当であると判断する。

② 直結型及び分離型カートリッジこんろ

今回購入した直結型及び分離型カートリッジこんろについては、JIA A 007-11

(カートリッジガスこんろ適合性検査規程)に基づき作成した JIS 素案で試験を

行った結果、不適合となる項目がなかったことから、当該 JIS 素案は妥当である

と判断する。

③ 組込型ストーブ

今回購入した組込型ストーブについては、JIA F 042-12(組込型ストーブ検査

規程)に基づき作成した JIS 素案で試験を行った結果、1形式のみ不完全燃焼防

止装置の反復使用後の一次空気口閉塞試験で不適合となった。

しかし、不完全燃焼防止装置の反復使用後の酸欠試験の基準には満足している

こと、一方、もう1形式は今回の試験で基準を満足していることから、当該基準

も JIS 素案の中に取り入れても問題ないと考え、当該 JIS 素案は妥当であると判

断する。

(7)

④ 省令対象業務用こんろ

今回購入した省令対象業務用こんろについては、JIA D 009-08(こんろ機能付

業務用ガス厨房機器検査規程)に基づき作成した JIS 素案で試験を行った結果、不

適合となる項目がなかったことから、当該 JIS 素案は妥当と判断する。

5.まとめ

5.1 今後の JIS 整備計画

平成27年度は、JIS がない品目(直結型及び分離型カートリッジガスこんろ、組

込型ストーブ、省令対象の業務用こんろ)の制定及び組込型カートリッジガスこんろ

の改正を行い、平成28年度以降、構造通則、試験方法をはじめとするガス温水機器

及び調理機器の JIS を改正するのが適切と考える。

5.2 今後の課題

① 現行省令基準や省令の運用及び解釈と JIS とで異なる部分の検討については、

今後、JIS 原案作成委員会等で専門家、業界団体と協議しながら進めていくこと

が望ましいと考えている。

② 今回検討を行わなかったふろがま及びふろバーナーをどのように扱っていくか

についての検討が必要になると考えている。

(8)

6.別添1

(9)

整合規格(現行省令基準)・全品目集約 1 一般要求 事項 (1) 安全原則 - イ 液化石油ガス器具等は、通常の使用状態において、人体に危害を及ぼし、又は物件に損傷を 与えるおそれがないよう設計されるものとする。 - ロ 液化石油ガス器具等は、当該液化石油ガス器具等の安全性を確保するために、形状が正しく 設計され、組立てが良好で、かつ、動作が円滑であるものとする。 (2) 安全機能を有 する設計等 1 イ 液化石油ガス器具等は、1(1) の原則を踏まえ、危険な状態の発生を防止するとともに、発 生時における被害を軽減する安全機能を有するよう設計されるものとする。 ・安全装置の有無 ・安全装置の性能 ・安全装置が機能しなかったとき ・不正改造防止 ・器具ガバナーの有無 ・容器から取り出すガスの状態 2 ロ 液化石油ガス器具等は、1(2) イの規定による措置のみによつてはその安全性の確保が困難 であると認められるときは、当該液化石油ガス器具等の安全性を確保するために必要な情報及び 使用上の注意について、当該液化石油ガス器具等又はこれに付属する取扱説明書等への表示又は 記載がされるものとする。 (3) 供用期間中に おける安全機能の 維持 3  液化石油ガス器具等は、当該液化石油ガス器具等に通常想定される供用期間中、安全機能が維 持される構造であるものとする。 ・反復使用試験 ・電装基板のはんだ部 (4) 使用者及び使 用場所を考慮した 安全設計 4  液化石油ガス器具等は、想定される使用者及び使用される場所を考慮し、人体に危害を及ぼ し、又は物件に損傷を与えるおそれがないように設計されているものとする。 ・点火性能 ・暖房機能を有する瞬間湯沸器は密閉式又は屋外式 ・開放式の表示ガス消費量 ・不完全燃焼防止機能の作動を知らせる機能 ・散水時の消火の有無 ・散水時の点火性能 ・ガス取入部の着脱の確実性 ・高温モード ・炎の安定性(キャビネット扉開閉時) ・空気調節器の操作 ・予備の容器が入らない構造 ・器具栓が閉じた状態での容器との接合 ・誤装着防止 ・汁受け及びごとく反転防止 (5) 耐熱性等を有 する部品及び材料 の使用 5 液化石油ガス器具等には、当該液化石油ガス器具等に通常想定される使用環境に応じた適切な 耐熱性、耐食性等を有する部品及び材料が使用されるものとする。 ・耐熱性 ・耐食性 ・耐ガス性 ・温度上昇(部品に対する耐熱性) ・ガス取入部の形状 ・水ダイヤフラムの破損 ・断続燃焼後の熱交換部 ・金属網性の燃焼面の掃除 ・ふろがまの水に接する部分(水通路の耐圧性能) ・排気筒の内径 ・排気部の気密 ・容器の移動方向 ・容器の接合にスプリングを使用しない構造 ・分離型こんろのホースの強度 ・パイロットバーナーの固定 ・ガス取入部の異常時の気密 ・ガス取入部の強度 2 危険源に 対する保護 (7) 感電に対する 保護 6  液化石油ガス器具等は、使用場所の状況及び電圧に応じ、感電のおそれがないように、次に掲 げる措置が講じられるものとする。 (イ)危険な充電部への人の接触を防ぐとともに、必要に応じて、接近に対しても適切に保護す ること。 ・放電電気配線の絶縁 7 (ロ)接触電流は、人体に影響を及ぼさないように抑制されていること。 ・絶縁抵抗 (8) 絶縁性能の保 持 8  液化石油ガス器具等は、通常の使用状態において受けるおそれがある内外からの作用を考慮 し、かつ、使用場所の状況に応じ、絶縁性能が保たれるものとする。 ・散水時の絶縁抵抗 ・耐電圧 (1) 火災の危険源 からの保護 9  液化石油ガス器具等には、発火によつて人体に危害を及ぼし、又は物件に損傷を与えるおそれ がないように、適切な構造の採用、難燃性の部品及び材料の使用その他の措置が講じられるもの とする。 ・気密 ・断続(連続)燃焼後の気密 ・温度上昇(乾電池・木壁・ガス取入部) ・熱交換部異常 ・ガスの滞留 ・燃焼器からのガスの放出 (2) 火傷の防止 10 液化石油ガス器具等には、通常の使用状態において、人体に危害を及ぼすおそれがある温度と ならないこと、発熱部が容易に露出しないこと等の火傷を防止するための設計その他の措置が講 じられるものとする。 ・温度上昇(つまみ、手の触れるおそれのある部分) ・蒸気の噴出 ・容器内圧力 ・耐圧性 ・放射体に直接手が触れない構造 (3) 機械的危険源 による危害の防止 11 イ 液化石油ガス器具等には、それ自体が有する不安定性による転倒、可動部又は鋭利な角への 接触等によつて人体に危害を及ぼし、又は物件に損傷を与えるおそれがないように、適切な設計 その他の措置が講じられるものとする。 ・傾斜試験 12 ロ 液化石油ガス器具等には、通常起こり得る外部からの機械的作用によつて生じる危険源によ つて人体に危害を及ぼし、又は物件に損傷を与えるおそれがないように、必要な強度を持つ設計 その他の措置が講じられるものとする。 ・電極の固定 ・空気調節器 設置位置の変化 ・放射体の固定 ・バーナーの固定 ・防鳥構造 ・凍結防止 ・振動 ・落下 ・耐荷重 ・ほうろうバーナへの耐衝撃性 ・分離型こんろの接合部の引張試験 ・補助空気口 (4) 使用方法を考 慮した安全設計 13  液化石油ガス器具等は、当該液化石油ガス器具等に通常想定される無監視状態での運転におい ても、人体に危害を及ぼし、又は物件に損傷を与えるおそれがないように設計されているものと する。 ・立ち消え安全装置の有無 ・調理油過熱防止装置の有無 ・空だき安全装置 ・給湯部の空だき ・高圧になったときのガスの供給停止        器具省令(案)(※用品省令も同様に規定)

性能規定化された器具省令案と現行省令基準 比較一覧表

      ※器具省令:液化石油ガス器具等の技術上の基準等に関する省令       用品省令:ガス用品の技術上の基準等に関する省令 6

(10)

整合規格(現行省令基準)・全品目集約        器具省令(案)(※用品省令も同様に規定) (5) 始動、再始動 及び停止による危 害の防止 14 イ 液化石油ガス器具等は、不意な始動によつて人体に危害を及ぼし又は物件に損傷を与えるお それがないものとする。 ・爆発的点火 ・爆発的着火 ・火移り ・立ち消え安全装置の閉弁時間(不点火時) 15 ロ 液化石油ガス器具等は、動作が中断し、又は停止したときは、再始動によつて人体に危害を 及ぼし、又は物件に損傷を与えるおそれがないものとする。 ・立ち消え安全装置の閉弁時間(消火時・2回目以降) ・停電時 16 ハ 液化石油ガス器具等は、不意な動作の停止によつて人体に危害を及ぼし、又は物件に損傷を 与えるおそれがないものとする。 ・消火時間 ・立ち消え安全装置の閉弁時間(消火時・1回目) (6) 異常燃焼及び 燃焼ガスによる危 害の防止 17 液化石油ガス器具等は、通常の使用状態において、異常燃焼及び燃焼ガスにより人体に危害を 及ぼし、又は物件に損傷を与えるおそれがないよう設計その他の措置が講じられるものとする。 ・リフティング ・消火 ・逆火 ・すす ・電極部への黄炎の接触 ・一酸化炭素濃度 ・断続(連続)燃焼後の逆火及び一酸化炭素濃度 ・有風時の炎の安定性 ・水滴落下 3 表示 (1) 一般 18 液化石油ガス器具等は、安全上必要な情報及び使用上の注意を、見やすい箇所に容易に消えな い方法で表示されるものとする。 ・形式 ・ガス消費量 ・液化石油(都市)ガス用である旨 ・適用すべきガスグループ ・定格電圧 ・定格消費電力 ・定格周波数 ・製造年月 ・製造番号 ・使用上の注意に関する事項 ・使用すべき容器の名称 ・密閉燃焼式(外壁用、チャンバー用、共用給排気筒用) ・屋外式 ・空気調節器の表示 ・業務用である旨 ・卓上型一口ガスこんろにあっては揚げ物調理に使用してはいけな い旨 ・高温モード使用時に揚げ物調理をしてはいけない旨 (2) 個別の表示規 定 19 イ 3(1)の規定によるほか、次に掲げる事項について表示すること。 (イ)別表第一第一号から第七号までの液化石油ガス器具等の区分に属する液化石油ガス器具等 にあつては、届出事業者の氏名又は名称、法第四十七条第二項に規定する証明書の交付を受けた 国内登録検査機関又は外国登録検査機関(以下「検査機関」と総称する。)の氏名又は名称 (ロ)別表第一第八号から第十六号までの液化石油ガス器具等の区分に属する液化石油ガス器具 等にあつては、届出事業者の氏名又は名称 (ハ)開放式瞬間湯沸器及び開放式ストーブにあつては、原則として赤系色の20ポイント以上 の大きさの文字で「十分な換気をしないと死亡事故に至るおそれがある。」旨の警告 (ニ)ふろバーナーについては、使用すべきふろがまの型式 ・表示 ・注意表示 ・届出事業者の氏名又は名称 ・国内登録検査機関又は外国登録検査機関の氏名又は名称 ・十分に換気しないと死亡事故に至るおそれがある旨 ・使用すべきふろがまの型式 ロ 3(2)イ(イ)の規定により表示すべき届出事業者又は検査機関の氏名又は名称について は、その者が経済産業大臣の承認を受け、又は経済産業大臣に届け出た場合に限り、その承認を 受けた略称(別表第一第十三号のうち、開放式のもののうち容器が組み込まれる構造のものにあ つては、略称又は記号)又は経済産業大臣に届け出た登録商標(商標法(昭和三十四年法律第百 二十七号)第二条第五項の登録商標をいう。)を用いることができる。 ハ 3(2)イ(ニ)の規定により表示すべきふろがまの型式は、経済産業大臣の承認を受けた場 合は、使用すべきふろがまの表示を当該ふろバーナーに添付する書面に記載することができる。 ※ガス事業法 液石法の表示事項の他に、「適用すべきガスグループ(備考の適用すべきガスグループの項の欄 に掲げる記号)」を加える。 7

(11)

6.別添2

性能規定、現行省令基準及び JIS

(1)半密閉式瞬間湯沸器

(2)半密閉式バーナー付ふろがま

(3)半密閉式ストーブ

(4)開放式若しくは密閉式又は屋外式瞬間湯沸器

(5)密閉式又は屋外式バーナー付ふろがま

(6)開放式若しくは密閉式又は屋外式ストーブ

(7)一般ガスこんろ

(12)

(1)半密閉式瞬間湯沸器 二次文書 (省令の運用及び解釈) 分類 安全原 則 安全機 能を有 する設 計等 1  液化石油ガス器具等 は、前条の原則を踏ま え、危険な状態の発生 を防止するとともに、 発生時における被害を 軽減する安全機能を有 するよう設計されるも のとする。 9:立ち消え安全装置 ・機能しなかったと き ・不正改造防止 立ち消え安全装置は、正常に機能しな かつた とき、バーナーへの液化石油ガ スの通路を自動的に閉ざすものであ り、かつ、容易に改造できない 構造で あること。 「正常に機能しなかつたとき」 とは、熱電対式のものにあって は起電力が起きない状態、膨張 式のものにあってはその膨張機 構が弁を操作しない状態、フ レームロッド式のものにあって は電流が流れない状態及び電極 部が短絡した状態、光電式のも のにあっては電流が流れない状 態 をいう。 S2092 6.13.1 立消え安全装 置 立消え安全装置は,次による。 b) 炎検出部が損傷した 場合に,自動 的にバーナへのガス通路を閉ざさなけ ればならない。 JIA A 008 JIA B 005 9 (省略) S2109 6.1 一般 c) 立消え安全装置  立消え安全装置は,次による。 2) 立消え安全装置と制御基板との接 続部にあっては,特殊工具,専用端子 などを使用しないと接続できない構造 とする。ただし,接続部が特殊工具で 固定するボックスなどで保護されてい る構造 でもよい。 13(2):自然排気式 ・逆風止めの有無 自然排気式のものにあつては、次に掲 げる基準に適合すること。 (2) 逆風止めを有すること。 - S2092 5.3.2 自然排気式 (CF)の機器 自然排気式の機器は,次による。 b) 逆風止めを備えていなければなら ない。 JIA A 008 JIA B 005 13 (省略) 13(3):自然排気式 ・逆風止めからの排 ガスの流出 (3) 逆風止めの逃げ口 から排ガスが流 出しないこと。 - S2109 表9 燃焼状態 (無風状態並 びにBF-D及び FF-Dの通常雰 囲気状態) 排気口以外 からの燃焼ガスの流出が あってはならない(CF及びFE に適 用)。 JIA A 008 JIA B 005 13 (省略) イ 液化石油ガス器具等は、 通常の使用状態において、人 体に危害を及ぼし、又は物件 に損傷を与えるおそれがない よう設計されるものとする。 ロ 液化石油ガス器具等は、 当該液化石油ガス器具等の安 全性を確保するために、形状 が正しく設計され、組立てが 良好で、かつ、動作が円滑で あるものとする。 (技術基準案・性能規 定) 二次文書(例示基準) 技術基準の解釈(例示基準) 技術基準の解釈の解説 JIS規格 番号 箇条 項目 性能規定、現行省令基準及びJIS  関連基準 性能規定 一次文書 一次文書(技術上の基準・仕様規定) JIS 内容 基準名 項番 内容

(13)

13(4)ロ:自然排気式 の ・逆風止め安全装置 ・機能しなかったと き ・不正改造防止 自然排気式のものにあつては、次に掲 げる基準に適合すること。 (4) 次に掲げる基準のいずれかに適合 すること。 ロ 逆風止めの逃げ口から排ガスが流 出したときから1分以内に、バーナー への液化石油ガスの通路を自動的に 閉 ざす装置を有し、かつ、当該装置が作 動するまでの間、消火、逆火又は炎の あふれがないこと。また、当該装置が 正常に機能しなかつた とき、バーナー への液化石油ガスの通路を自動的に閉 ざすものであり、かつ、当該装置は容 易に改造できない構造 であること。 「炎のあふれがない」とは、 ケーシング外に炎があふれない こと をいう。 S2109 6.3.5 燃焼ガスの流 出安全装置 燃焼ガスの流出安全装置は,次によ る。 b) 検知部が損傷した 場合に,自動的 にバーナへのガス通路を閉ざさなけれ ばならない。 c) 燃焼ガスの流出安全装置と制御基 板との接続部にあっては,特殊工具, 専用端子などを使用しないと接続でき ない構造 とする。ただし,接続部が特 殊工具で固定するボックスなどで保護 されている構造 でもよい。 JIA A 008 JIA B 005 13 (省略) CFにあっては,以下のa)又はb) のいずれかに適合しなければな らない。 b) 燃焼ガスの流出安全装置 逆風止めの逃げ口から燃焼ガス が流出したときから1分以内にガ ス通路を閉ざす装置をもち,そ の装置が作動するまでの間,消 火,逆火及び使用上支障がある 炎のあふれがあってはならな い。 S2109 表9 燃焼状態 (有風状態) CFにあっては,以下のa)又はb)のいず れかに適合しなければならない。 b) 燃焼ガスの流出安全装置 逆風止めの逃げ口から燃焼ガスが流出 したときから1分以内にガス通路を閉 ざす装置をもち,その装置が作動する までの間,消火,逆火及び使用上支障 がある 炎のあふれがあってはならな い。 JIA A 008 JIA B 005 13 (省略) 13の2:自然排気式の 不完全燃焼防止機能 の有無 自然排気式のものにあつては、不完全 燃焼を防止する機能であつて(1)に掲 げる機能(以下半密閉式瞬間湯沸器の 項において「自然排気式不完全燃焼防 止機能」という。)を有すること。ま た、当該機能に係る装置は、(2)に掲 げる基準に適合すること。 - S2109 6.2.1 瞬間湯沸器の 構造 (CF及びFEの 構造) d) 不完全燃焼防止装置を備えていな ければならない。 JIA A 008 JIA B 005 13の2 (省略) 13の2(1):自然排気 式の不完全燃焼防止 機能 ・一酸化炭素濃度 自然排気式のものにあつては、不完全 燃焼を防止する機能であつて(1)に掲 げる機能(以下半密閉式瞬間湯沸器の 項において「自然排気式不完全燃焼防 止機能」という。)を有すること。ま た、当該機能に係る装置は、(2)に掲 げる基準に適合すること。 (1) 機器の設置されている部屋(以下 「自室」という。)が排ガスによつて 汚染されたとき、自室の雰囲気空気中 の一酸化炭素濃度(体積パーセント。 以下同じ。)が0.03パーセントに達す る以前にバーナーへの液化石油ガスの 通路を自動的に閉ざすこと。 - S2109 表9 不完全燃焼防 止装置 (CFに適用) ・有風時の安全性 二次排気筒内に風速0.5,1,2及び 3m/sの降下風を発生させたとき,機器 が設置されている部屋の雰囲気中のCO 濃度(体積分率%)が0.03%に達する以 前にバーナへのガス通路を閉ざさなけ ればならない。 ・排気閉そく時の安全性 閉そく板で二次排気筒の接続部から1m の高さの位置で閉そくした後,バーナ に点火して機器が設置されている部屋 の雰囲気中のCO濃度が0.03%に達する 以前にバーナへのガス通路を閉ざさな ければならない。 JIA A 008 JIA B 005 13の2 (省略) 13の2(2):自然排気 式の不完全燃焼防止 機能 ・機能しなかったと き ・不正改造防止 自然排気式のものにあつては、不完全 燃焼を防止する機能であつて(1)に掲 げる機能(以下半密閉式瞬間湯沸器の 項において「自然排気式不完全燃焼防 止機能」という。)を有すること。ま た、当該機能に係る装置は、(2)に掲 げる基準に適合すること。 (2) 装置が正常に機能しなかつた と き、バーナーへの液化石油ガスの通路 を自動的に閉ざすものであり、かつ、 当該装置は容易に改造できない構造 で あること。 - S2109 6.3.2 不完全燃焼防 止装置 不完全燃焼防止装置は,次による。 b) 検知部が損傷した 場合に,自動的 にバーナへのガス通路を閉ざさなけれ ばならない。 c) 不完全燃焼防止装置と制御基板と の接続部にあっては,特殊工具,専用 端子などを使用しないと接続できない 構造 とする。ただし,接続部が特殊工 具で固定するボックスなどで保護され ている構造 でもよい。 JIA A 008 JIA B 005 13の2 (省略)

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14(2)イ:強制排気式 ・排ガス流出時のガ ス通路閉止 強制排気式のもの(技術上の基準の欄 の15に掲げるものを除く。)にあつて は、次に掲げる基準に適合すること。 (2) 排気部の出口に80パスカルを超え る圧力がかかつたとき 、次に掲げる基 準に適合すること。 イ 消火、逆火又は炎のあふれが生ず るより前に排気部の出口以外から排ガ スが流出するものにあつては、排気部 の出口以外から排ガスが流出したとき から1分以内に、バーナーへ の液化石 油ガスの通路を自動的に閉ざす装置を 有すること。 「炎のあふれがない」とは、 ケーシング外に炎があふれない こと をいう。 S2109 表9 排気閉そく安 全装置 (FEに適用) 排気口以外から燃焼ガスが流出したと きから,1分以内にバーナへのガス通 路を閉ざし,自動的に再び開いてはな らない 。また,排気筒を閉そくしたと きからガス通路を閉ざすまでの間に, 消火,逆火又は使用上支障がある 炎の あふれがあってはならない(排気口以 外からの燃焼ガスの流出が生じるもの に適用)。 JIA A 008 JIA B 005 14 (省略) S2093 表28 6.2 排気閉そく安 全装置(排気 口以外からの 燃焼ガスの流 出が生じるも のに適用) バーナに点火し,15分以後に図12に示 す調圧箱の排出口を閉そくさせ ,排気 口以外から燃焼ガスが流出したとき, 安全装置が作動してバーナへのガス通 路が閉ざされるまでの時間,及びその 間に,消火,逆火及び使用上支障があ る 炎のあふれがあるかどうかを目視に よって調べる。また,そのままの状態 でガス通路が自動的に開くかどうかを 調べる 。ただし,試験ガスの条件をS-2とする 14(2)ロ:強制排気式 ・排ガス流出前に消 火、逆火又は炎のあ ふれが生じた時のガ ス通路の閉止 強制排気式のもの(技術上の基準の欄 の15に掲げるものを除く。)にあつて は、次に掲げる基準に適合すること。 (2) 排気部の出口に80パスカルを超え る圧力がかかつたとき 、次に掲げる基 準に適合すること。 ロ 排気部の出口以外から排ガスが流 出するより前に、消火、逆火又は炎の あふれが生ずるものにあつては、消 火、逆火又は炎のあふれが生じたとき にバーナーへの液化石油ガスの通路を 自動的に 閉ざす装置を有すること。 「炎のあふれがない」とは、 ケーシング外に炎があふれない こと をいう。 S2109 表9 過大風圧安全 装置 (FEに適用) 消火,逆火又は使用上支障がある 炎の あふれを生じる以前又は生じたとき, バーナへのガス通路を閉ざさなければ ならない(排気口以外からの燃焼ガス の流出が生じないものに適用)。 JIA A 008 JIA B 005 14 (省略) S2093 表28 6.3 過大風圧安全 装置(排気口 以外からの燃 焼ガスの流出 が生じないも のに適用) バーナに点火し,15分以後に図12に示 す調圧箱のダンパを調節して調圧箱内 の圧力を徐々に上昇させ ,消火,逆火 又は使用上支障がある 炎のあふれが生 じる以前又は生じたときに,安全装置 が作動してバーナへのガス通路が閉ざ されるかどうかを目視によって調べ る。ただし,試験ガスの条件をS-2と する。 14(2)ハ:強制排気式 の排ガス流出防止 ・機能しなかったと き ・不正改造防止 強制排気式のもの(技術上の基準の欄 の15に掲げるものを除く。)にあつて は、次に掲げる基準に適合すること。 (2) 排気部の出口に80パスカルを超え る圧力がかかつたとき、次に掲げる基 準に適合すること。 ハ イ及びロに掲げる装置が正常に機 能しなかつた とき、バーナーへの液化 石油ガスの通路を自動的に閉ざすもの であり、かつ、当該装置は容易に改造 できない構造 であること。 - S2109 6.3.6 排気閉そく安 全装置 排気閉そく安全装置は,次による。 b) 検知部が損傷した 場合に,自動的 にバーナへのガス通路を閉ざさなけれ ばならない。 c) 排気閉そく安全装置と制御基板と の接続部にあっては,特殊工具,専用 端子などを使用しないと接続できない 構造 とする。ただし,接続部が特殊工 具で固定するボックスなどで保護され ている構造 でもよい。 JIA A 008 JIA B 005 14 (省略)

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S2109 6.3.7 過大風圧安全 装置 過大風圧安全装置は,次による。 b) 検知部が損傷した 場合に,自動的 にバーナへのガス通路を閉ざさなけれ ばならない。 c) 過大風圧安全装置と制御基板との 接続部にあっては,特殊工具,専用端 子などを使用しないと接続できない構 造 とする。ただし,接続部が特殊工具 で固定するボックスなどで保護されて いる構造 でもよい。 JIA A 008 JIA B 005 14 (省略) 14の2:強制排気式の 不完全燃焼防止機能 の有無 強制排気式のもの(技術上の基準の欄 の15に掲げるものを除く。)にあつて は、不完全燃焼を防止する機能であつ て次の(1)及び(2)に掲げる機能(以下 半密閉式瞬間湯沸器の項において「強 制排気式不完全燃焼防止機能」とい う。)を有すること。また、当該機能 に係る装置は、(3)に掲げる基準に適 合すること。 - S2109 6.2.1 瞬間湯沸器の 構造 (CF及びFEの 構造) d) 不完全燃焼防止装置を備えていな ければならない。 JIA A 008 JIA B 005 14の2 (省略) 14の2(1):強制排気 式の不完全燃焼防止 機能 ・自室汚染 強制排気式のもの(技術上の基準の欄 の15に掲げるものを除く。)にあつて は、不完全燃焼を防止する機能であつ て次の(1)及び(2)に掲げる機能(以下 半密閉式瞬間湯沸器の項において「強 制排気式不完全燃焼防止機能」とい う。)を有すること。また、当該機能 に係る装置は、(3)に掲げる基準に適 合すること。 (1) 自室が排ガスによつて汚染された とき、自室の雰囲気空気中の一酸化炭 素濃度が0.03パーセントに達する以前 にバーナーへの液化石油ガスの通路を 自動的に閉ざすこと。 - S2109 表9 不完全燃焼 防止装置 (FEに適用) ・自室汚染 機器が設置されている部屋の雰囲気中 のCO濃度が0.03%に達する以前にバー ナへのガス通路を閉ざさなければなら ない。 JIA A 008 JIA B 005 14の2 (省略) 14の2(2):強制排気 式の不完全燃焼防止 機能 ・他室汚染 強制排気式のもの(技術上の基準の欄 の15に掲げるものを除く。)にあつて は、不完全燃焼を防止する機能であつ て次の(1)及び(2)に掲げる機能(以下 半密閉式瞬間湯沸器の項において「強 制排気式不完全燃焼防止機能」とい う。)を有すること。また、当該機能 に係る装置は、(3)に掲げる基準に適 合すること。 (2) 機器設置室以外の部屋(以下「他 室」という。)が機器の排ガスによつ て汚染されたとき、他室の雰囲気空気 中の一酸化炭素濃度が0.03パーセント に達する以前にバーナーへの液化石油 ガスの通路を自動的に閉ざすこと。 - S2109 表9 不完全燃焼防 止装置 (FEに適用) ・他室汚染 機器が設置されている部屋以外の部屋 の雰囲気中のCO濃度が0.03%に達する 以前にバーナへのガス通路を閉ざさな ければならない。 ・部分不燃 メーンバーナの一部を不完全燃焼させ たとき,燃焼ガスが流入する部屋の雰 囲気中のCO濃度が0.03%に達する以前 にバーナへのガス通路を閉ざさなけれ ばならない。 JIA A 008 JIA B 005 14の2 (省略) 14の2(3):強制排気 式の不完全燃焼防止 機能 ・機能しなかったと き ・不正改造防止 強制排気式のもの(技術上の基準の欄 の15に掲げるものを除く。)にあつて は、不完全燃焼を防止する機能であつ て次の(1)及び(2)に掲げる機能(以下 半密閉式瞬間湯沸器の項において「強 制排気式不完全燃焼防止機能」とい う。)を有すること。また、当該機能 に係る装置は、(3)に掲げる基準に適 合すること。 (3) 装置が正常に機能しなかつた と き、バーナーへの液化石油ガスの通路 を自動的に閉ざすものであり、かつ、 当該装置は容易に改造できない構造 で あること。 - S2109 6.3.2 不完全燃焼防 止装置 不完全燃焼防止装置は,次による。 b) 検知部が損傷した 場合に,自動的 にバーナへのガス通路を閉ざさなけれ ばならない。 c) 不完全燃焼防止装置と制御基板と の接続部にあっては,特殊工具,専用 端子などを使用しないと接続できない 構造 とする。ただし,接続部が特殊工 具で固定するボックスなどで保護され ている構造 でもよい。 JIA A 008 JIA B 005 14の2 (省略)

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15(1):強制排気式 (排気ダクト直結) ・排気ダクト風量最 大時の排ガスの流出 と炎安定 強制排気式のもののうち排気部の出口 を排気ダクトに直結するものにあつて は、次に掲げる基準に適合すること。 (1) 通常の使用状態において、使用す べき排気ダクトの風量を最大としたと き、排ガスが排気部の出口以外から流 出せず、かつ、炎が安定しているこ と。 - - - - - JIA A 008 JIA B 005 15 強制排気式のもののうち排気部 の出口を排気ダクトに直結する ものにあつては、次に掲げる基 準に適合すること。 (1) 通常の使用状態において、 使用すべき排気ダクトの風量を 最大としたとき、排ガスが排気 部の出口以外から流出せず、か つ、炎が安定していること。 15(2):強制排気式 (排気ダクト直結) ・排気ダクト風量低 下時の排ガス流出前 のガス通路閉止 強制排気式のもののうち排気部の出口 を排気ダクトに直結するものにあつて は、次に掲げる基準に適合すること。 (2) 通常の使用状態において、使用す べき排気ダクトの風量を徐々に低下さ せたとき、排気部の出口以外から排ガ スが流出するより前に、バーナーへの 液化石油ガスの通路を自動的に閉ざす 機能を有すること。 - - - - - JIA A 008 JIA B 005 15 強制排気式のもののうち排気部 の出口を排気ダクトに直結する ものにあつては、次に掲げる基 準に適合すること。 (2) 通常の使用状態において、 使用すべき排気ダクトの風量を 徐々に低下させたとき、排気部 の出口以外から排ガスが流出す るより前に、バーナーへの液化 石油ガスの通路を自動的に閉ざ す機能を有すること。 15(4):強制排気式 (排気ダクト直結) ・排気温度検出部が 機能しなかったとき 強制排気式のもののうち排気部の出口 を排気ダクトに直結するものにあつて は、次に掲げる基準に適合すること。 (4) 排気温度の検出部が機能しないと きは、排気温度が試験室の温度に20度 を加えた温度を超えるより前に、バー ナーへの液化石油ガスの通路を自動的 に閉ざす機能を有すること。 - - - - - JIA A 008 JIA B 005 15 強制排気式のもののうち排気部 の出口を排気ダクトに直結する ものにあつては、次に掲げる基 準に適合すること。 (4) 排気温度の検出部が機能し ないときは、排気温度が試験室 の温度に20度を加えた温度を 超えるより前に、バーナーへの 液化石油ガスの通路を自動的に 閉ざす機能を有すること。 18(1)イ、ロ:熱交換 部損傷安全装置 ・装置の有無 ・装置の機能 先止め式のものにあつては、次に掲げ る基準に適合すること。 (1) 燃焼室内の圧力が正圧になるもの にあつては、次に掲げる基準に適合す る装置(以下半密閉式瞬間湯沸器の項 において「熱交換部損傷安全装置」と いう。)を有すること。 イ 熱交換部に異常が生じたとき 、 バーナーへの液化石油ガスの通路を自 動的に閉ざすこと。 ロ 自動的に閉ざされたバーナーへの 液化石油ガスの通路は、一定の操作を しなければ再び開かないこと。 - S2109 6.2.1 瞬間湯沸器の 構造 (先止め式の 機器) 4) 燃焼室内の圧力が正圧になるもの にあっては,熱交換部損傷安全装置を 備えていなければならない。 JIA A 008 JIA B 005 18 (省略) - - - - JIA A 008 JIA B 005 18 先止め式のものにあつては、次 に掲げる基準に適合すること。 (1)(省略) イ 熱交換部に異常が生じたと き、バーナーへの液化石油ガス の通路を自動的に閉ざすこと。 ロ 自動的に閉ざされたバー ナーへの液化石油ガスの通路 は、一定の操作をしなければ再 び開かないこと。 18(1)ハ、二:熱交換 部損傷安全装置 ・機能しなかったと き ・不正改造防止 先止め式のものにあつては、次に掲げ る基準に適合すること。 (1) 燃焼室内の圧力が正圧になるもの にあつては、次に掲げる基準に適合す る装置(以下半密閉式瞬間湯沸器の項 において「熱交換部損傷安全装置」と いう。)を有すること。 ハ 装置が正常に機能しなかつた と き、バーナーへの液化石油ガスの通路 を自動的に閉ざすこと。 ニ 容易に改造できない構造 であるこ と。 - S2109 6.3.10 熱交換部損傷 安全装置 熱交換部損傷安全装置は,次による。 b) 検知部が損傷した 場合に,自動的 にバーナへのガス通路を閉ざさなけれ ばならない。 c) 熱交換部損傷安全装置と制御基板 との接続部にあっては,特殊工具,専 用端子などを使用しないと接続できな い構造 とする。ただし,接続部が特殊 工具で固定するボックスなどで保護さ れている構造 でもよい。 JIA A 008 JIA B 005 18 (省略)

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安全機 能を有 する設 計等 2  液化石油ガス器具等 は、前項の規定による 措置のみによってはそ の安全性の確保が困難 であると認められたと きは、当該液化石油ガ ス器具等の安全性を確 保するために必要な情 報及び使用上の注意に ついて、当該液化石油 ガス器具等又はこれに 付属する取扱い説明書 等への表示又は記載が されるものとする。 - - - - - - - - - - 供用期 間中に おける 安全機 能の維 持 3  液化石油ガス器具等 は、当該液化石油ガス 器具等に通常想定され る供用期間中、安全機 能が維持される構造で あるものとする。 22の2:電装基板のは んだ部 電装基板を有するものにあつては、当 該基板のはんだ部は通常使用時の温度 変化に耐えること。 「通常使用時の温度変化に耐え る」とは、日本工業規格 S2109(2011)家庭用ガス温水機器 の表9一般性能及び試験方法中の 電気部(電子制御装置をもつも のに適用)のはんだの耐久性の 性能を満たすことをいう。 S2109 表9 はんだの耐久 性 (開放式の瞬 間湯沸器,CF 及びFEに適 用) 通常使用時の温度変化に耐え,かつ, はんだクラック進行ランクが7未満 JIA A 008 JIA B 005 22の2 (省略) 26:反復 次の表の装置の欄に掲げる装置は、装 置ごとにそれぞれ同表の回数の欄に掲 げる回数の反復使用をした後、次に掲 げる基準に適合すること。 (1) 器具栓については、技術上の基準 の欄の20(3)に定める基準に適合する こと。(元止め式:12000回、先止め 式:6000回) (2) 点火装置については、技術上の基 準の欄の4に定める基準に適合するこ と。(元止め式:12000回、先止め 式:6000回) (3) 給水自動ガス弁については、技術 上の基準の欄の20(4)に定める基準に 適合すること。(元止め式:25000 回、先止め式:50000回) (4) 再点火型立ち消え安全装置以外の 立ち消え安全装置については弁が技術 上の基準の欄の20(4)に定める基準 に、再点火型立ち消え安全装置につい ては技術上の基準の欄の11(1)に定め る基準 に適合すること。(1000回) - S2109 表9 反復使用 ・器具栓 ガス通路の気密の項に適合し,かつ, 使用上支障があってはならない 。 (元止め式,給湯機能のあるもの :12000回、その他のもの:6000回) ・電気点火装置 電気点火の項に適合し,かつ,使用上 支障があってはならない 。 (元止め式,給湯機能のあるもの :12000回、その他のもの:6000 回) ・給水自動ガス弁 ガス通路の気密の項に適合し,かつ, 使用上支障があってはならない 。 (元止め式,元水栓式:25000回、 先 止め式,先水栓式:50000回) ・立消え安全装置 ガス通路の気密の項及び安全装置の立 消え安全装置の項 に適合しなければな らない。(1000回) JIA A 008 JIA B 005 26 (省略) 26:反復 (5) 器具ガバナーについては、その位 置に応じて技術上の基準の欄の20(1) 又は(2)に定める基準に適合すること 及び反復使用の前後における調整圧力 の変化が、試験前の調整圧力の5パー セントに30パスカルを加えた値以下で あること。(30000回) (6) 自然排気式不完全燃焼防止機能に 係る装置については、技術上の基準の 欄の13の2(1)に定める基準に、強制排 気式不完全燃焼防止機能に係る装置に ついては、技術上の基準の欄の14の 2(1)及び(2)に定める基準に適合する こと。(1000回) ・器具ガバナ ガス通路の気密の項に適合し,かつ, 調整圧力の変化が,(0.05P1+30)Pa 以下でなければならない。  P1:試験前の調整圧力  (30000回) ・不完全燃焼防止装置(開放式の瞬間 湯沸器,CF及びFEに適用) 安全装置の不完全燃焼防止装置の項に 適合しなければならない。 (1000回) 使用者 及び使 用場所 を考慮 した安 全設計 4  液化石油ガス器具等 は、想定される使用者 及び使用場所を考慮 し、人体に危害を及ぼ し、又は物件に損傷を 与えるおそれがないよ うに設計されているも のとする。 4:点火性能 乾電池、圧電素子又は交流電源を用い て点火を行うものにあつては、通常の 点火操作を10回繰り返したときに8回 以上点火 し、かつ、連続して点火しな いことがないこと 。 「通常の点火操作」とは、日本 工業規格S2093(2010)家庭用ガス 燃焼機器の試験方法の表13電気 点火性能試験中3試験方法c)の操 作をいう。 S2109 表9 電気点火 (無風状態並 びにBF-D及び FF-Dの通常雰 囲気状態) 家庭用電源又は乾電池を用いた連続放 電点火方式のものにあっては20回中19 回 ,その他のものにあっては10回中9 回以上点火しなければならない 。ま た,爆発的点火があってはならない。 (爆発的点火については、技術基準の 解釈の項の5で要求) JIA A 008 JIA B 005 4 (省略)

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耐熱性 等を有 する部 品及び 材料の 使用 5  液化石油ガス器具等 には、当該液化石油ガ ス器具等に通常想定さ れる使用環境に応じた 適切な耐熱性、耐食性 等を有する部品及び材 料が使用されるものと する。 1:耐熱性 液化石油ガスの取入部からパイロット バーナー及びメーンバーナー(パイ ロットバーナーを有しないものにあつ ては、メーンバーナー。以下「バー ナー」という。)までの液化石油ガス の通る部分(ダイヤフラム、パッキン 類、シール材その他の気密保持部材は 除く。)、フィン及び空気調節器は、 温度500度において溶融しないこと。 - S2092 5.2 材料一般 機器に使用される材料は,通常の使 用,保守条件において受ける可能性が ある機械的,化学的及び熱的作用に耐 えるものであり,かつ,次の各項に適 合しなければならない。 a) ガスを内包する部分の材料は,JIS S 2093の表19(材料試験)の1(耐熱 性試験)によって試験を行い,500℃ (ねじ以外のガス接続口については 350℃)で溶融しない不燃材料で,か つ,次のいずれかに適合する材料(以 下,耐食性材料という。)でなければ ならない。ただし,パッキン類(ダイ アフラム及びゴム製弁体を含む。以 下,同じ。),シール材(グリースを 含む。以下,同じ。)などの気密保持 部材は,この限りではない。 JIA A 008 JIA B 005 1 (省略) S2092 6.7 空気調節器 c) 材料は,JIS S 2093の表19の1(耐 熱性試験)によって500 ℃で溶融しな いことを確認したもので,かつ,不燃 性の耐食性材料でなければならない。 S2109 6.1 一般 f) フィンの材料は,JIS S 2093の表 19の1(耐熱性試験)によって500 ℃ で溶融しないことを確認したものでな ければならない。 2:耐食性 液化石油ガスの通る部分、熱交換部、 空気調節器及び排ガスの通る部分は、 日本工業規格S2092(2010)家庭用ガス 燃焼機器の構造通則の表5耐食性のあ る金属材料に定める規格に適合する材 料若しくはこれと同等以上の耐食性の ある材料又は表面に耐食処理を施した 金属で製造されていること。 「表面」とは、液化石油ガスの 通る部分(バーナー及びノズル 以外の部分に限る。)及び器具 栓にあっては外面を、排ガスの 通る部分にあっては内面を、 バーナー、ノズル、熱交換部及 び空気調節器にあっては内面及 び外面をいう。 S2092 5.2 材料一般 機器に使用される材料は,通常の使 用,保守条件において受ける可能性が ある機械的,化学的及び熱的作用に耐 えるものであり,かつ,次の各項に適 合しなければならない。 a) ガスを内包する部分の材料は,JIS S 2093の表19(材料試験)の1(耐熱 性試験)によって試験を行い,500℃ (ねじ以外のガス接続口については 350℃)で溶融しない不燃材料で,か つ,次のいずれかに適合する材料(以 下,耐食性材料という。)でなければ ならない。ただし,パッキン類(ダイ アフラム及びゴム製弁体を含む。以 下,同じ。),シール材(グリースを 含む。以下,同じ。)などの気密保持 部材は,この限りではない。 1) 表5に示すもの,又はこれと同等以 上の耐食性があるもの。 2) めっきを施した金属材料であっ て,JIS S 2093の表19の2 a)(金属材 料の塩水噴霧試験)によって24時間試 験を行い,腐食がないこと又はレイ ティングナンバが9.8から6までの腐食 面積率であることを確認したもの。 JIA A 008 JIA B 005 2 (省略) 3) 塗装による表面処理を施した金属 材料であって,JIS S 2093の表19の2 b)(塗膜の塩水噴霧試験)によって24 時間試験を行い,さび,膨れ及びはく 離がないことを確認したもの。  表5省略 S2092 6.7 空気調節器 c) 材料は,JIS S 2093の表19の1(耐 熱性試験)によって500 ℃で溶融しな いことを確認したもので,かつ,不燃 性の耐食性材料でなければならない。

(19)

S2092 6.8 燃焼ガスの通 る部分 燃焼ガスの通る部分の材料は,不燃性 の耐食性材料でなければならない。た だし,パッキン類,シール材などの気 密保持部材,及び排湿管などの部材は 不燃性でなくてもよい。 S2109 6.1 一般 g) 熱交換部の材料は,不燃性の耐食 性材料でなければならない。 3:耐ガス性 液化石油ガスの通る部分に使用される シール材、パッキン類、弁及びダイヤ フラムは、液化石油ガスに侵されない ものであること。 「液化石油ガスに侵されない」 とは、日本工業規格S2092(2010) 家庭用ガス燃焼機器の構造通則 の5.2材料一般b) に適合してい ることをいう。 S2092 5.2 材料一般 機器に使用される材料は,通常の使 用,保守条件において受ける可能性が ある機械的,化学的及び熱的作用に耐 えるものであり,かつ,次の各項に適 合しなければならない。 b) ガスの通る部分に使用するパッキ ン類,シール材などの気密保持部材 は,次による。  1) ゴム,プラスチックなどの材料 は,JIS S 2093の表19の3 a)(ガス ケット類一般)によって試験を行い, 質量変化率が20%以内であり,かつ, 使用上支障がある軟化,ぜい(脆)化 などがあってはならない。また,ゴム (JIS B2401に適合するものは除 く。)は,JIS S 2093の表19の3 b) (ゴム製のガスケット及び弁)によっ て試験を行い,n-ペンタンの1時間当 たりの透過量が5mg以下でなければな らない。  2) シール材は,JIS S 2093の表19 の3 c)(シール材)によって試験を行 い,質量変化率がガス温度20℃の場合 10%以内,ガス温度4℃の場合25%以内 でなければならない。 JIA A 008 JIA B 005 3 (省略) 13(1):自然排気式 ・排気筒の内径 自然排気式のものにあつては、次に掲 げる基準に適合すること。 (1) 次の表の表示液化石油ガス消費量 (技術上の基準の欄の29の規定により 表示された液化石油ガス消費量をい う。以下半密閉式瞬間湯沸器の項にお いて同じ。)の欄に掲げる表示液化石 油ガス消費量ごとにそれぞれ同表の排 気筒の内径の欄に掲げる内径以上の排 気筒を取り付けることができる構造を 有すること。 ・表示液化石油ガス消費量(kW):排気 筒の内径(mm)   13以下:90   16以下:100   19以下:110   22以下:120   27以下:130   30以下:140   42以下:160   55以下:180   70以下:200 「取り付けることができる構 造」とは、排気筒を取り付ける 部分の外径が技術上の基準の欄 に掲げる表示液化石油ガス消費 量に応じた排気筒の内径を超え るものであり、当該内径寸法以 下の排気筒が取り付けられない ことをいう。 なお、排気筒を取り付ける部分 の外径寸法のマイナス許容差 は、3ミリメートルとする - - - - JIA A 008 JIA B 005 13 自然排気式のものにあつては、 次に掲げる基準に適合するこ と。 (1) 次の表の表示液化石油ガス 消費量(技術上の基準の欄の29 の規定により表示された液化石 油ガス消費量をいう。以下半密 閉式瞬間湯沸器の項において同 じ。)の欄に掲げる表示液化石 油ガス消費量ごとにそれぞれ同 表の排気筒の内径の欄に掲げる 内径以上の排気筒を取り付ける ことができる構造を有するこ と。 ・表示液化石油ガス消費量 (kW):排気筒の内径(mm)   13以下:90   16以下:100   19以下:110   22以下:120   27以下:130   30以下:140   42以下:160   55以下:180   70以下:200 14(1):強制排気式 ・排気部の気密 強制排気式のもの(技術上の基準の欄 の15に掲げるものを除く。)にあつて は、次に掲げる基準に適合すること。 (1) 通常の使用状態において、排気部 の出口に80パスカルの圧力がかかつた とき、排ガスが排気部の出口以外から 流出しないこと及び消火、逆火又は炎 のあふれがないこと。 - S2109 表9 燃焼状態 (有風状態) ・排気口以外からの燃焼ガスの流出が あってはならない(FEに適用)。 JIA A 008 JIA B 005 14 (省略)

(20)

S2093 表28 3.2 有風状態 c) 試験方法 バーナに点火し,15分以後に図12に示 す調圧箱内の圧力が80 Paになる位置 にダンパを調整した後,次の各項につ いて調べる。  1) バーナの炎の安定性及び安全装 置の作動の有無 バーナの消火,逆火,使用上支障があ る炎のあふれの有無及び安全装置の作 動の有無を目視によって調べる。 17(2):温度上昇(部 品) 通常の使用状態において、各部の温度 が次に掲げる温度を超えないこと。 (2) 液化石油ガス閉止弁(器具栓を含 む。以下同じ。)の表面及び点火ユ ニットの表面にあつては試験室の温度 に 50度を加えた温度、器具ガバナーの 表面にあつては試験室の温度 に 35度を 加えた温度。  ただし、次の基準に適合する場合に は、これらの温度を超えることを妨げ ない。 イ 液化石油ガス閉止弁については、 日本工業規格S2093(2010)家庭用ガス 燃焼機器の試験方法の表16機能部品の 耐熱試験の1ガス閉止弁(器具栓を含 む。)に定める規格に適合する方法に より試験を行い、弁の開閉に 支障がな く、かつ、技術上の基準の欄の20(4) (器具栓にあつては、技術上の基準の 欄の20(3))に定める基準に適合する こと。 ロ 点火ユニットについては、日本工 業規格S2093(2010)家庭用ガス燃焼機 器の試験方法の表16機能部品の耐熱試 験の2点火ユニット(圧電素子ユニッ トを含む。)に定める規格に適合する 方法により試験を行い、変形及び変色 がなく 、かつ、技術上の基準の欄の4 に定める基準に適合すること。 「各部の温度」の測定は、日本 工業規格S2109(2011)家庭用ガス 温水機器の表9一般性能及び試験 方法中の平常時温度上昇に定め る方法により行うこととする。 S2109 表9 温度上昇 (平常時温度 上昇) ・ガス閉止弁(器具栓を含む。)本体 のガスの通る部分の外表面:85 ℃又は 耐熱試験によってガス通路の気密の項 に適合し,かつ,使用上 支障がないこ とが確認された温度以下 ・点火ユニット(圧電素子を含む。) の表面:85℃又は耐熱試験によって電 気点火の無風状態並びにBF-D及びFF-D の通常雰囲気状態の項に適合し,か つ,使用上支障がない ことが確認され た温度以下 ・器具ガバナのガスの通る部分の外表 面:70 ℃又は耐熱試験によってガス通 路の気密の項に適合し ,かつ,調整圧 力の変化が(0.05P1+30)Pa以下であ ることが確認された温度以下  P1:耐熱試験前の調整圧力 JIA A 008 JIA B 005 17 (省略) ハ 器具ガバナーについては、日本工 業規格S2093(2010)家庭用ガス燃焼機 器の試験方法の表16機能部品の耐熱試 験の3器具ガバナに定める規格に適合 する方法により試験を行い、試験の前 後における調整圧力の変化が試験前の 調整圧力の5パーセントに30パスカル を加えた値以下であること。 19:ガスの取入部の 形状 液化石油ガスの取入部は、日本工業規 格B0203(1999)管用テーパねじに定め る規格に適合するねじであること。 - S2092 6.1 ガス接続口 b) ガス接続口に使用するねじは,JIS B 0203に規定するものでなければなら ない。 JIA A 008 JIA B 005 19 (省略) 21:水ダイヤフラム の破損 水と接するダイヤフラムを有するもの は、ダイヤフラムの破損等により漏水 が液化石油ガスの通路に流入しない構 造を有すること。 - S2109 6.3.1 給水自動ガス 弁 b) ガス通路部分と水通路部分又は水 の受圧部とは確実に遮断され,水に接 するダイアフラムの破損などによって 水漏れが生じても,ガス通路内に水が 直接流入するおそれがあってはならな い。 JIA A 008 JIA B 005 21 (省略)

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