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19、20世 紀 の ドイツ株 式会 社 法 発 展 の諸段 階

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【講演】

19、20世 紀 の ドイツ株 式会 社 法 発 展 の諸段 階

クヌー ト ・ヴ ォル フガ ング ・ネル/小 川 浩 三 訳

目次

1.は じめ に

2.フ ラ ンス 影 響 下 の 株 式 会 社 法 の発 展 a)1807年 商 法 典

b)1843年 プ ロ イ セ ン株 式 会 社 法 c)1861年 ドイ ツ一般 商 法 典 d)1870年 株 式 会 社 法 改 正 法

3.半 世 紀 の 作 品:1884年 株 式 会 社 法 改 正 法

4.諸 法 律 案 お よ び 緊 急 命 令:ヴ ァ イ マ ー ル 共 和 国(1918‑1933年) の 株 式 会 社 法

a)発 展 の3つ の 時 期 b)1931年 緊 急 命 令

5.専 門的 知 識 と イ デ オ ロ ギ ー の 間:1937年 株 式 会 社 法 6.第2の 半 世 紀 の 作 品:1965年 株 式 会 社 法

7.展 望:ミ レニ ア ム転 換 点 まで の諸 発 展 a)1976年 共 同 決 定 法

b)ヨ ー ロ ッパ 法 の 国 内 法 化

c)株 式 会社 法 の 上 場 会 社 と非 上 場 会 社 との差 別 化

1.は じ め に

株 式 会 社 法 の 発 展 を読 み 取 る こ とが で き る 法 令 の 条 文 や 資 料 に 関 し て 、 至 極 一 般 的 な 説 明 か ら始 め る な ら ば 、 わ れ わ れ の 前 に あ る の は 、 一

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方 で は私 的 自 治 に よっ て 定 め られ た規 則 、 す な わ ち‑現 代 の 用 語 法 を 用 い れ ば‑定 款 や 業 務 規 定 な どで あ り、 他 方 で は 国 家 の 機 関 や 裁 判 所 の 措 置 で あ る 。 こ の分 野 で の 後 者 の形 式 は 、数 世 紀 の 時 間 の 経 過 の 中 で 、 方 向 は さ ま ざ ま に変 化 し た。 当 初 、 つ ま り重 商 主 義 の 時 代 に は 、 当 局 か

ら与 え ら れ た 特 権 が 重 要 で あ り、 会 社 は そ の 設 立 の た め に特 権 を必 要 と し、 特 権 は 会 社 につ い て の 程 度 の差 こ そ あ れ 詳 細 な 規 律 を含 んで い た。

最 も有 名 な例 と な る の は、17お よ び18世 紀 の 大 き な 商 事 ・植 民 地 会 社 で 、 オ ラ ン ダ東 イ ン ド会 社(Vereenigte Oostindische  Compagnie;VOC)お よ び イ ギ リ ス 東 イ ン ド会 社(East  India Company)で あ る。 こ れ らの 商 事 会 社 は 、 た しか に現 代 の 株 式 会 社 か ら は な お 相 当 に 隔 た っ た も の で あ っ たが 、 しか しや は りそ の 重 要 な 要 素 は す で に示 して い た。 この 個 別 ・具 体 的 な特 権 に よ る 規 律 は 、19世 紀 に 一 般 的 抽 象 的 な法 律 に よ っ て 取 っ て 替 わ ら れ た 。そ の 始 ま りと な っ た の は 、1807年 の フ ラ ンス 商 法 典(Code de commerce)で あ り、 こ れ は一 般 的 に い え ば 国 家 主 義 的 政 治 思 想 の 産 物 で あ り、特 殊 的 に は ナ ポ レオ ンの(こ うい う表 現 が 許 さ れ る な ら)立 法 マ ニ ア(furor legislativus)の 産 物 で あ っ た 。 こ の 商 法 典 は 、 許 可 主 義

を導 入 し、そ こ か ら第3の グ ル ー プ の 関係 法 規(テ ク ス ト)が 生 まれ た 。 なぜ な ら、 許 可 は 一 定 の 要件 に結 び 付 け る こ とが で き たが 、 しか しこ の 要 件 は 法 律 そ れ 自体 にお い て は規 定 され ず 、省 令 で定 め られ 、あ るい は 、

国務 院(Conseil  d'Etat)の 許 可 実 務 の 中 か ら生 じて きた か らで あ る。 こ の後 、 商 法 典 が ど こで 継 受 され よ う と も、 この 第3の グ ル ー プ の テ ク ス トに も注 目 し、 あ るい は 、 模 倣 す る こ とが しば しば で あ っ た。 第4の テ ク ス ト ・グ ル ー プ と して は 、 裁 判 所 の 判 決 を挙 げ る こ とが で きる が 、 株 式 会 社 法 に 対 す る そ の影 響 が 全 面 的 に展 開 した の は 、 少 な く と も ドイ ツ

で は 、 もち ろ ん よ うや く20世 紀 に な っ て か らの こ とで あ る 。

こ れ ら資 料 グ ル ー プ全 て に、 そ れ に ふ さ わ しい 注 意 を払 う とす れ ば 、 一 篇 の モ ノ グ ラ フ を必 要 とす る で あ ろ う。こ こで は 、大 局 的 に立 法 に限 っ て考 察 し、 そ の 場 合 で も選 択 を行 っ て 、 一 定 のアク セ ン トを置 い て 描 く こ と にす る。

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19、20世 紀 の ドイツ株 式 会社 法 発展 の諸段 階(小 川 浩 三)

2.フ ランス影響下の株式会社法の発展

a)1807年 フ ラ ン ス商 法 典

す で に 言 及 した よ う に 、 フ ラ ンス 商 法 典 は株 式 会 社 に適 用 され る ル ー ル の 一 部 を挙 げ て い る だ け で あ るが 、 しか しそ の 自 己 理 解 で は 、 こ れ ら の ル ー ル は他 の法 的 措 置 の た め の基 礎 を与 え よ う とす る もの で あ っ た の だ か ら、‑12ヶ 条 〔29条‑40条 〕 そ の 他 数 ヶ条 の‑規 定 を簡 単 に 見 て お く こ とが 有 益 で あ る と思 わ れ る。 匿 名 会 社(societe  anonyme)と い う呼 称 に よ っ て 暗 黙 の う ち に表 現 し よ う と し た の は、 この 会 社 に は 、 人 的 に、 す な わ ち 自 己 の 全 財 産 を もっ て 責 任 を負 う社 員 は 関 与 し ない の だ とい う こ とで あ る 。 業 務 執 行 者 に よっ て 負 担 され た債 務 は、 全 体 と し て の 会 社 に責 任 を負 わせ る だ け で 、個 別 の 社 員 に負 わ せ る こ と は な い 。 社 員 の責 任 は履 行 しな け れ ば な ら な い 出 資 に限 定 され る 。 会 社 財 産 に対

す る 持 分(株 式actions)は 、 記 名 証 券 と して だ け で は な く、 無 記 名 証 券 と して も発 行 す る こ とが で きる 。 会 社 の 設 立 は 、公 証 人 に よ っ て公 証 され な け れ ば な ら な い 。 しか し、 と りわ け 、 会 社 の 設 立 は 、 政 府 に よ る 承 認 を必 要 と し、 そ れ は す で に言 及 した 許 可 主 義 の 出 発 点 とな っ た 。

b)1843年 プ ロ イ セ ン株 式 会 社 法

ドイツ の 領 域 に 目 を転 ず る な らば 、 まず は 一 定 の 一 般 史 的 出 来 事 を想 起 しな け れ ば な らな い 。 ナ ポ レオ ン は、 と りわ け ラ イ ン左 岸 地 域 を併 合 して い た の で 、 そ こで は彼 の 法 典 が 妥 当 し、 そ の 中 に は商 法 典 も含 ま れ て い た 。 解 放 さ れ た 後 も、 しか し、 商 法 典 は そ れ 以 前 の 法 状 態 に対 す る 利 点 を有 して い た の で 、 多 くの 場 所 で保 持 さ れ 、 中 で も プ ロ イ セ ン王 国 の ラ イ ン州 、 ま さ に プ ロ イ セ ンの 工 業 の 中心 地 へ と発 展 を始 め よ う と し て い た こ の地 で 保 持 され た。こ の 関 連 で は 、わ れ わ れ は プ ロ イ セ ン とい っ て 、 ドイツ と は い わ な い 。 なぜ な ら、1815年 の ウ イ ー ン 会 議 で 設 立 さ れ た ドイ ツ 同 盟 は連 邦 国 家 で は な く、 国 家 同盟 、 す な わ ち 主 権 を有 す る 諸 国家 の 同盟 で あ っ て 、各 主 権 国家 は 自 己 の た め に立 法 主 権 を行 使 した 。

した が っ て、 フ ラ ンス の 諸 法 典 の 継 受 とい う場 合 、 注 目 し な け れ ば な ら

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な い の は 、 ドイ ツ の個 別 国 家 で あ っ て 、 全 体 と して の ドイ ツ 同盟 で は な い 、 あ る い は 、 こ れ か ら見 る よ う に、 ドイ ツ 同 盟 に注 目す る場 合 で も、

全 く特 定 の 意 味 に お い て だ け で あ る 。

フ ラ ン ス株 式 会 社 法 を継 受 す る とい う方 針 を、 プ ロ イ セ ン は 取 っ た 。 これ は 、 も は や ラ イ ン州 で 適 用 を継 続 し た 商 法 典 を確 認 す る だ け で は な く、 王 国 全 体 の 立 法 で あ っ た 。 一 定 の 株 式 会 社 法 の 規 定 が 、 す で に 1838年 の 鉄 道 法 に は あ っ た 。 鉄 道 建 設 が 株 式 会 社 法 発 展 の 早 期 段 階 に と っ て お そ ら く は最 重 要 な経 済 フ ァク タ ー と し て挙 げ られ た とい う こ と を、 想 起 して い た だ きた い 。 こ の5年 後 、1843年 に 、 続 い て プ ロ イ セ ン 「株 式 会 社 法 」 が 発 布 さ れ た が 、 この 法 律 は フ ラ ンス 商 法 典 だ け で な く、1838年 の オ ラ ン ダ商 法 典(Wetboek  van  Koophandel)に も依 拠 して い た 。 こ の オ ラ ン ダ商 法 典 は 、(「は じめ に」 で 第3の グ ル ー プ と して 挙 げ た)フ ラ ンス の省 令 お よび 国 務 院 の 許 可 基 準 を そ の 条 文 テ ク ス トに組 み 込 ん で い た。 モ デ ル と して は 、1843年 の プ ロ イ セ ン法 は さ ら に 既 存 の株 式 会 社 の 定 款 を も用 い た。

立 法 者 は 許 可 主 義 に 固執 した 。 これ につ い て 一 般 に 認 め られ 、 許 可 お よ び監 督 官 庁 の 実 務 を指 導 す べ き と され た論 拠 は 、 多 様 で あ った 。 い わ く、 株 式 会 社 は 一 定 の 規 模 に達 す る や 否 や 、 政 府 の 活 動 範 囲 と抵 触 し、

国 家 の 対 内 主 権 を脅 か す(国 家 政 策 的 論 拠)。 い わ く、 株 式 会 社 普 及 の 程 度 が 、 株 式 会 社 に 国 民 資 本 の 重 要 部 分 が 投 資 され る ま で に な りか ね な い(国 民 経 済 的 論 拠)。 い わ く、 資 金 力 の あ る株 式 会 社 な ら、 中 小 の 事 業 者 を周 辺 に 追 い や り、 そ れ ど こ ろ か 完 全 に 閉 め 出 す こ と もで きる(中 産 階 級 ま た は 構 造 政 策 的 論 拠)。 あ ら ゆ る 競 争 が 排 除 され 、 独 占へ の 道 が 開 か れ か ね な い(競 争 政 策 的論 拠)。 こ れ に 、 公 衆 を不 健 康 な株 投 機 か ら隔 離 し、株 取 引 の まや か しの 結 果 か ら保 護 す る とい う意 図 を も っ て、

後 見 的 ・福 祉 国家 的 考 量 が 加 わ る。

c)1861年 ドイ ツ一般 商 法 典

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19、20世 紀 の ドイツ株 式 会社 法 発展 の諸 段 階(小 川浩 三)

1843年 法 に よ っ て 、 株 式 会 社 は 特 別 の規 律 対 象 と して 、 商 法 の 一 般 的 立 法 か ら取 り出 され た。 わ れ わ れ の 法 史 の 旅 の 次 の停 車 駅 は 、 株 式 会 社 法 の 商 法 へ の 復 帰 で あ る 。 た っ た今 言 及 した こ とで あ るが 、 ドイ ツ 同 盟 は 通 常 の 立 法 権 限 を有 して い な か った 。 しか し、 法 律 案 を企 画 し、 そ れ を 各 国 に統 一 的 に 施 行 させ る こ とは 可 能 で あ っ た 。 この 手 段 が 、 い ま や 商 法 の 法 典 編 纂 の た め に用 い られ た。1861年 に、 「ドイツ一般 商 法 典

(Allgemeines  Deutsches  Handelsgesetzbuch;ADHGB)」 の 条 文 テ ク ス トが 最 終 的 に公 表 され 、1865年 まで に ドイツ 同 盟 の 主 要 国 で 施 行 され た 。

こ の 新 しい 法 典 の株 式 会 社 法 につ い て 、 い わ ゆ る第2波 の フ ラ ンス 法 の 影 響 を確 認 す る こ とが で きる が 、 もち ろ ん そ れ は さ しあ た りは 間 接 的 な もの で あ った 。 ず っ と以 前 か ら商 事 会 社 の諸 形 式 の 中 で 、 株 式 合 資 会 社(Kommanditgese11schaft  auf Aktien)を 選 択 す る こ とが で き た 。 これ が 合 資 会 社 で あ る の は 、 少 な く と も1人 の 人 的 に責 任 を負 う社 員(今 日 の 用 語 法 で は無 限 責 任 社 員(Komplementaer))が い な け れ ば な ら な か っ た か ら で あ る。 これ が 、株 式 会 社 で あ る の は 、 有 限責 任 社 員 の 持 分 が 株 式 の 形 式 を備 え て い た か らで あ る。 株 式 合 資 会 社 の 設 立 に は 、1人 ま た は 複 数 の 人 的 責 任 を負 う社 員 が い る こ とを考 慮 して 、 国 家 の側 か ら の 許 可 は 必 要 で は な か った 。 立 法 は こ の 形 式 の 会 社 に対 し て は 控 え め で あ っ た 。 株 式 会 社 の 許 可 義 務 を 回 避 す る た め に 、 この 形 式 が 選 択 され る こ とが 珍

し くな か っ た に も か か わ らず 。 よ うや く1856年 の 株 式 合 資 会 社(Socie‑

te  en commandite  par actions)に 関 す る フ ラ ンス の 法 律 が 、蔓 延 す る 濫 用 の た め に 、 この 形 式 の 会 社 の 設 立 お よ び 組 織 につ い て 一 連 の 規 定 を 設 け た 。 こ れ ら の規 定 に 、ドイツ の 法 律 用 語 で は 、‑未 来 を は ら む‑「 準 拠 規 定(Normativbestimmumg)」 な る 名 称 が 与 え られ た 。 こ の よ う な 規 定 が 、 今 や 、ADHGBに も入 れ られ 、 そ れ も株 式 合 資 会社 に 関 す る独 立 の 章 が 設 け られ た(ち な み に 、 こ の章 は43ヶ 条 か ら な り、 株 式 会 社 に 関 す る 章 と条 数 で 全 く同 じで あ る)。 こ れ ら の 規 定 の 中 で は 、 会 社 の 業 務 執 行 の 監 督 を任 務 とす る監 査 役(会)の 任 命 が 義 務 的 に な っ た こ とだ け を言 及 して お く。

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こ の よ う な 監 査 役(会)は 、ADHGBの 株 式 会 社 に 関 す る 規 定 で は 、 任 意 的 な機 関 で しか な か っ たが 、 そ れ は 許 可 主 義 に原 則 的 に 固執 し て い た か らで あ る。 と はい え 、株 式 会 社 設 立 の た め の 許 可 要 件 を外 す こ と は、

各 国 に任 され て い た。 これ は 、 と りわ け ハ ンブ ルクお よび 他 の 自 由 ・ハ ンザ 都 市 がADHGBに 入 れ る よ う に迫 っ て い た規 定 で あ る 。

d)1870年 株 式 会 社 法 改 正 法

原 則 と して 許 可 主 義 に 固 執 し て い た こ の 新 しい 法 典 は、 時 代 的 に は 、‑1860年 代 で‑ヨ ー ロ ッパ の 広 範 な 部 分 で 通 商 の 自 由 の ス ロ ー ガ ンの 下 で 、 経 済 的 自 由 主 義 が 実 践 に 移 さ れ る頂 点 と な る10年 に 入 っ た 。 こ の 時 期 の 始 ま り は、 コ ブ デ ン の 名 が 付 い た1860年 英 仏 通 商 条 約 と重 な り、 この 条 約 は保 護 関 税 の廃 止 を推 し進 め 、 最 恵 国 条 項 を 規 定 し た 。 こ れ に 続 く時 期 に は、50を 超 え る 同様 の 互 恵 条 約 が 数 え られ 、 そ こか ら ヨ ー ロ ッパ の 広 範 な 部 分 で 一 種 の 自 由通 商 地 域 が 生 み 出 さ れ た。

通 商 条 約 は 、 こ う して い わ ば互 恵 主 義 の風 土 を作 り出 し、 そ れ が 今 度 は わ れ わ れ の 課 題 で あ る株 式 会 社 に関 す る 条 約 に も好 影 響 を与 え た 。 そ れ まで フ ラ ンス は 、 外 国 の株 式 会 社 の 権 利 能 力 お よ び 訴 訟 能 力 につ い て 、 政 府 の 認 可 を 条件 と して い た 。 こ の よ う な認 可 は 、 一 般 的 に は 他 の 国 と の 取 り決 め に よ っ て代 替 す る こ とが で きた 。こ れ らの 取 り決 め の 中で は 、 1862年 の イ ギ リス との 取 り決 め が 特 に重 要 で あ る 。 この 国 は 、 す で に 許 可 義 務 を廃 止 して い た が 、 フ ラ ンス は まだ で あ った 。 今 や ます ます 多 くの イ ギ リス の 株 式 会 社 が フ ラ ンス に 営 業 所 を 開 設 し、 フ ラ ンス で も、

フ ラ ンス の株 式 会 社 が 不 利 に な ら ない よ う に、 許 可 主 義 を 放 棄 せ ざ る を 得 な くな り、 こ れ は1863年 と1867年 の 法 律 で 実 現 した 。 自 由 主 義 の 時 代 潮 流 お よ び2つ の 指 導 的 工 業 国 の 模 範 は 、 ドイ ツ の側 で も免 れ よ うが な か っ た 。 ア ク タ ー は 、 今 度 は も は や ドイツ 同 盟 あ る い は 個 別 国 家 で は な く、1867年 に ビス マ ル ク に よ っ て 創 られ た 北 ドイ ツ連 邦 、 そ の 後 1871年 に 建 国 さ れ る ドイ ツ帝 国 に い た る い わ ば 中 間 段 階 の も の で あ っ

た。

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19、20世 紀 の ドイツ株 式 会 社法 発 展 の諸段 階(小 川 浩 三)

そ の 後 北 ドイ ツ連 邦 の 法 律 と し て、1870年 に 、ADHGBの 株 式 会 社 に関 す る 章 を改 正 す る法 規 定 が 発 布 さ れ た 。こ の 歩 み を基 礎 付 け た の は 、 同 時 代 の 自 由主 義 的 な論 拠 で あ り、 さ らに は 経 験 に も裏 打 ち さ れ た 実 践 的 な論 拠 で あ っ た 。 い わ く、 許 可 主 義 の後 見 的 性 格 は、 個 人 の 自 己 責任 を骨 抜 き にす る。 公 衆 が 官 庁 が 行 う審 査 を信 頼 す る こ と に よっ て、 投 資 家 の 軽 率 さが 助 長 され 、彼 らの 利 益 追 求 欲 も妨 げ られ な い。 公 衆 が 望 む 安 全 を 、 許 可 ・監 督 官 庁 は提 供 す る こ とは で き ない 、 た と え 官 庁 が 徹 頭 徹 尾 審 査 し よ う と した と して も。 さ ら に 、何ヶ月 に も及 ぶ 審 査 手 続 に よ

る 時 間 の ロ ス を考 慮 しな け れ ば な らず 、 こ の ロス は 国 民 経 済 的 に見 て望 ま しい 会 社 の 設 立 を不 当 に 遅 らせ 、 あ まつ さえ 損 害 さえ も惹 起 す る、 と い っ た もの で あ っ た 。

許 可 に替 わ っ て登 場 しな け れ ば な らな か っ た の は、 潜 在 的 株 主 に必 要 な情 報 を 自分 で 調 達 す る こ と可 能 に し、 した が って 、 この 点 で後 見 的 な 官 庁 の 援 助 の 上 に胡座 を か くこ とを 良 し と しな い(今 日の 言 い方 をす れ ば秩 序 政 策 的 観 点)法 律 規 定 で あ っ た 。 ち な み に、 株 式 会 社 の 問 の 競 争 の作 用 につ い て の 信 頼 は あ り、 競 争 が 国 家 お よび 経 済 政 策 の 観 点 か ら見 た権 力 問 題 を和 らげ る で あ ろ う と考 え られ て い た 。

と こ ろで 、改 正 法 の 内 容 に も ど る と、上 で 言 及 し た、 株 式 合 資 会 社 に 関 す るADHGBの 準 拠 規 定 の 考 え 方 が 株 式 会 社 に も移 さ れ 、 か く して 株 式 会 社 法 で は準 拠 主 義 が 許 可 主 義 に取 っ て 替 わ っ た 。 こ れ に よ っ て 、 株 式 会 社 につ い て もそ の機 関 の 中 で 、監査 役(会)が 義 務 的 な も の とな っ た 。 こ の よ うに して 、 この と きか ら ドイ ツ の 株 式 会社 法 の特 徴 で あ る 二 元 的 管 理 シ ス テ ム が 確 立 した 。 そ れ は英 米 式 の 委 員 会(Board)シ ス テ ム と対 立 す る もの で あ る 。

3.半 世 紀 の 作 品1884年 株 式 会 社 法 改 正 法

こ の章 の 表 題 で 「半 世 紀 」 と い っ て い る こ と は、 前 後 そ れ ぞ れ 考 え て

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の(大 体 の)時 間 の表 示 と理 解 す る こ とが で き る。 す な わ ち前 に遡 れ ば、

ドイ ツ の 領 域 で の 最 初 の 株 式 会 社 法 、 つ ま り1843年 プ ロ イ セ ン法 が あ る 。 後 に 下 れ ば 、1931年 改 正 法 、 そ して 、 と りわ け1937年 株 式 会 社 法 が あ る 。1897年 商 法 典 が もた ら し た 変 更 は 、 以 上 全 て に対 して は 、 無 効 の 訴 え を別 にす れ ば 、 重 要 性 は わ ず か で あ る 。1884年 改 正 法 は 、 ド

イ ツ の 株 式 会 社 法 の発 展 を 半 世 紀 間 支 配 した 。

今 度 の 改 正 法 の 直 接 の き っ か け は、10年 以 上 前 に 遡 る 。 お そ ら くそ れ は 、 株 式 会 社 法 の 歴 史 の 中 で は 比 類 の な い 出来 事 で あ った だ ろ う‑

ど こ の 国 、 ど こ の 大 陸 で あ ろ う と も‑、 す な わ ち 、 株 式 会 社 制 度 に 関連 す る 出 来 事 や 事 象 が 、 あ る 国 の 歴 史 の あ る 時 期 ま た は 段 階 に名 称 を 与 え た 、 そ う い う 出 来 事 で あ る 。 ドイツ で は 、1871年 お よ び そ れ に続 く数 年 を 泡 沫 会 社 乱 立 時 代(Gruenderzeit)と 言 うが 、 そ れ は 新 株 式 会 社 の 設 立 数 が 異 常 に多 か っ た た め で 、 そ れ は と りわ け 、(連 邦 制 の)ド イ ツ 帝 国 とい う形 の 統 一 が と う と う成 功 した 結 果 一 般 的 に広 が っ た 陶 酔 状 態 が 原 因 で あ っ た 。 計 算 で は 、1871年 と1872年 の2年 間 に プ ロ イ セ ン

で 設 立 さ れ た 株 式 会 社 の数 は 、 そ の前80年 間 を通 して 設 立 され た 数 の 2倍 で あ っ た。 新 設 の 会 社 の 中 に は、 もち ろ ん 、 企 画 が 軽 率 な もの 、 堅 実 で な い もの 、 そ れ どこ ろ か 詐 欺 的 な もの もあ り、 した が っ て す ぐに恐 慌 が 勃 発 し、 そ の 被 害 は と りわ け投 機 的 投 資 に 関 与 した そ れ ほ ど資 産 の な い 住 民 層 も受 け な け れ ば な ら なか っ た 。 こ の恐 慌 の原 因 は多 様 で あ っ た が 、 しか し、 株 式 会 社 法 の 状 態 も これ に対 して 責 任 が あ る と さ れ た 。 是 正 を求 め る叫 び は 聞 き逃 す こ と はで きな か っ た が 、 しか し、 か つ て の

1870年 改 正 法 と は 反 対 に、 今 度 は新 しい 規 定 の た め に徹 底 的 に準 備 を し よ う と い う こ と に 決 した 。 か く して 、 種 類 も 由来 も きわ め て 多 様 な、

と りわ け 比 較 法 的 な観 点 か ら見 て 多 様 な 資 料 が 集 め られ たが 、 しか し外 国 法 は 、 これ ま で と は違 って 、規 定 を書 き直 す た め の 直 接 の 手 本 と して は 用 い られ な か っ た。 ドイ ツ の株 式 会 社 法 は 、 固 有 の 特 徴 と固 有 の 立 場 を獲 得 した の で あ る。

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19、20世 紀 の ドイツ株 式会 社 法発 展 の諸 段 階(小 川 浩 三 〉

株 式 会 社 の 一 生 を設 立 と事 業展開 の2段 階 に分 け る な ら ば 、 今 回 の改 正 法 の 重 点 は 、 明 確 に 第1の 段 階 、す な わ ち設 立 に関 す る規 定 の 最 適 化 に あ っ た。 こ こで は 、 最 高 の で きば え で も あ っ た 。 金 銭 出 資 設 立 に 関 し て は 、 株 式 価 額 の 少 な く と も25%が 払 い 込 ま れ な け れ ば な ら な い と定 め られ た 。 株 主 に60%の 額 ま で の 出 資 金 の 支 払 を免 除 す る(い わ ゆ る 免 除(Liberierung)、 以 前 あ っ た手 段 は廃 止 さ れ た 。 資 本 充 足 を確 保 す る た め の あ れ こ れ の 規 定 の ほ か に 、 設 立 過 程 の公 示 に価 値 が 置 か れ た 。 こ れ は と りわ け現 物 出 資 設 立 に重 要 で あ っ た 、 す な わ ち 、 出資 が 金 銭 で は な く、 他 の財 産 客 体 で 履 行 され る場 合 で あ る 。 ま さ に こ の形 態 の 出 資 に と っ て、 今 後 は 、設 立 経 過 の 取 締 役 会 、 監 査 役 会 お よび 場 合 に よ り特 別 の 会 計 監 査 人 に よ る義 務 的検 査 が 重 要 に な っ た。 責 任 規 定 に よ っ て 、 上 記 の 機 関 の 責 任 は厳 格 化 され た 。 この 実 質 的検 査 と並 ん で 、 商 業 登 記

に管 轄 を もつ 裁 判 官 に よ る 設 立 過 程 の 形 式 的検 査 が あ っ た 。 こ れ に対 し て立 法 者 は 、 法 律 で規 定 さ れ た 内 容 を もつ 株 式 発 行 目論 見 書(Prospekt) の 強 制 を 導 入 し よ う と い う提 案 に は 、 な じめ な か っ た 。 ま た も や 、 設 立 が 堅 実 だ とい う こ と につ い て 国 家 的 保 証 を与 え て い る とい う見 せ 掛 け が 作 られ る とい うの で あ る 。 も っ と も、 この 疑 念 は 長 く続 か な か っ た 。

1896年 の 取 引 所 法 は 、(取 引 所 に上 場 され た)無 記 名株 式 につ い て 公 開 の 目論 見 書 を規 定 した 。

以 上 概 略 を 示 した規 定 を仕 上 げ る段 階 で は 、 直 接 の き っか け 、 す な わ ち上 述 の 泡 沫 会 社 乱 立 の恐 慌 の こ とは 、 通 常 は程 度 の差 こ そ あ れ 忘 れ て い た 。 しか し、 株 式 の 最 低 価 額 が 問題 に な っ た と きは 、 違 っ て い た 。 こ の 問題 で は 、 ま さ に小 規 模 の 資 本 が 失 わ れ た とい う こ と を想 起 し、 後 見 的 ・福 祉 国 家 的 な最 善 の様 式 で 、 資 産 の 乏 しい 経 験 の な い 住 民 層 を株 式 会 社 か ら隔 離 す る こ と を望 ん だ 。 なぜ な ら、1,000マ ル ク と定 め られ た 最 低 価 額 は 、 た とえ ば 普 通 の 状 態 に あ る平 均 的 賃 金 労 働 者 で は 工 面 で き

な い も の だ っ た か らで あ る 。

第2の 段 階 、 す な わ ち 株 式 会 社 の 事 業 展 開 の段 階 に つ い て 立 法 者 に とっ て と りわ け重 要 で あ っ た の は 、組 織 構 成 の 改 善 で あ り、 中 で も株 主

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総 会 の 価 値 を高 め 、 監 査 役 会 の任 務 を もっ と厳 格 に規 定 す る こ と を 目論 ん だ 。 た とえ ば、会 社 の 定 款 お よ び資 本 金 の 変 更 の 権 限 は、強 行 法 に よ っ て株 主 総 会 に留 保 され た 。 さ らに 、 監 査 役 会 の選 任 は株 主 総 会 の 専 属 で あ っ た(他 方 、 取 締 役 会 の 選 任 は 以 前 と変 わ らず 定 款 の規 律 に委 ね ら れ た)。 監 査 役 会 につ い て い え ば 、 立 法 者 は 、 監 査 役 会 を 業 務 執 行 の 監 督 に 限 定 し、 会 社 運 営 へ の他 の 関 与 は 一 切 認 め な い とい う こ とは非 現 実 的 で あ り、 現 実 感 覚 か ら離 れ て い る と考 え た 。 こ う した機 能 の 境 界 の 消 滅 に もか か わ らず 、 監 査 役 会 の 監 督 義 務 の厳 格 化 は 半 端 で は な く、 そ の責 任 は 拡 大 され た。 この 関連 で は 、 会 社 資 本 の 維 持 の た め の 一 定 の 義 務 に 違 反 した場 合 に、 監 査 役 会 メ ンバ ー に対 して 会 社 債 権 者 が 提 起 で き る訴 訟 が 強 調 され な け れ ば な らな い。

株 主 総 会 の 価 値 を高 め る こ と に よ っ て 、 会 社 にお け る株 主 の地 位 を 強 化 し よ う と した。 しか し、 こ の動 機 は 、個 別 株 主 権 お よび 少 数 株 主 権 を も強 化 し、 拡 張 す る た め に 十 分 に意 味 が あ っ た で あ ろ うか 。 こ の 問 題 の 背 後 に は 、 周 知 の よ う に 、 株 式 会 社 運 営 にお け る最 終 的 に は解 決 で きな い 権 力 問 題 、 す な わ ち 、 株 式 会 社 の機 関 が 多 数 派 の議 決 権 、 た と え ば、

大 株 主 の 手 に あ る議 決 権 、 す で に して銀 行 と手 を組 ん で い る場 合 もあ る 大 株 主 の手 に あ る議 決 権 に よ っ て 支 配 され る とい う問 題 で あ る 。 大 株 主 た ち に 自 由 な活 動 を認 め るべ きで あ ろ うか 、 そ うす る こ とで しか 国 民 経 済 か ら見 て 望 ま しい 株 式 会 社 の効 率 性 が確 保 され ない の だ か ら とい う理 由 で 。 そ れ と も、 限 界 を 設 け て 、 少 数 株 主 の これ と異 な る利 益 を保 護 す べ き で あ ろ うか 。1884年 の 立 法 者 は 、 保 護 の 考 え よ り も効 率 性 の 考 え を優 先 した が 、 そ う は い って も個 別 株 主 、 少 数 株 主 の の た め に 若 干 の権 利 を確 定 し た。 特 に、 個 別 株 主 の 株 主 総 会 決 議 取 消 し を争 う権 利 、5%

少 数 株 主 の 株 主 総 会 召 集 請 求 権 が あ る 。10%少 数 株 主 は 、 設 立 お よ び 業 務 執 行 過 程 の 検 査 の た め の 会 計 監 査 人 、貸 借 対 照 表 検 査 の た め の 会 計 監 査 人 を手 配 す る こ とが で き、20%の 少 数 株 主 は 設 立 お よび 業 務 執 行 に よ

り生 じた 請 求 権 の行 使 を促 す こ とが で きた 。 他 方 で 、個 別 株 主 の 情 報 権 は 、 どん な 種 類 の も の で あ れ 、 欠 け て い た 。

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19、20世 紀 の ドイツ株 式 会 社法 発展 の諸段 階(小 川 浩 三)

以 上 す べ て に つ い て 、 相 争 う諸 力 の間 で 適 当 な バ ラ ンス を取 る こ と に 立 法 者 が 成 功 した か とい う 問題 は、 答 え ない で お い て よい で あ ろ う。 い ず れ にせ よ 、貸 借 対 照 表 法 に つ い て い え ば、 最 善 の 措 置 だ と主 張 す る こ と は で き な い 。 強 行 規 定 に は あ ま りに穴 が 多 く、 実 現 さ れ て い な い利 益 の 株 主 へ の配 当 を防 止 す る とい う 目標 に 、 あ ま りに も固定 さ れす ぎて い

る か らで あ る 。

以 上 総 括 す る 。 こ の 章 の タ イ トル を 「半 世 紀 の 作 品 」 とい っ た が 、 そ れ は 言 葉 遊 び で もあ っ た 。 す な わ ち 、 「世 紀 の作 品」 とい え ば 、 端 的 に 凌 駕 で き な い 立 法 作 品 とい う評 価 に な るが 、 こ の レベ ル の 品 質 は1884 年 改 正 法 に は 、 そ の利 点 に もか か わ らず 丸 々認 め る こ とは で き な い か ら で あ る。

4諸 法律案および緊急命令:ヴ ァイマール共和国(1918‑1933年)の 株式会社法

a)発 展 の3つ の 時 期

第 一 次 大 戦 終 結 後 に ドイ ツ の 政 治 的状 況 お よび 経 済 ・社 会 状 況 は 一 変 し、 人 間生 活 お よ び活 動 の い か な る領 域 も影 響 を受 け な い で は済 ま され ず 、 ど こ で も新 しい 問 題 と格 闘 し、 新 しい 解 決 を待 ち望 ま な け れ ば な ら

な か っ た。 これ は 、経 済 全 体 に、 さ ら に は そ の 一 つ 一 つ の 現 象 形 態 全 て に 当 て は ま り、 株 式 会 社 もそ こで は例 外 と な らな か っ た 。株 式 会 社 にお い て作 用 す る 諸 力 、株 式 会 社 を形 成 す べ き諸 構 造 が 試 され た 。 と りわ け 、 企 業 集 中 とい う現 象 は、 心 穏 や か な ら ざ る もの が あ っ た 。 す な わ ち 、 大 企 業 の 興 隆 、 垂 直 方 向 お よ び 水 平 方 向 に網 の 目 を張 っ た コ ンツ ェ ル ン と

い う構 造 物 で あ る。 大 企 業 が 周 囲 の政 治 お よび 経 済 領 域 に放 射 し始 め た 影 響 に よ っ て 、 そ れ を私 法 に根 付 かせ る こ とは 疑 問 視 され た 。株 式 会 社 に 関 して は 、株 主 の持 分 所 有 権 が 基 礎 で あ り構 成 要 素 だ とい う こ と に対 して 疑 問 が 出 され 、 攻 撃 が加 え られ た 。 しか し、 立 法 者 は監 査 役 会 を被 用 者代 表 に よ っ て程 度 の 差 こそ あ れ シ ン ボ リ ッ ク に補 完 す る こ と しかせ ず 、 他 方 で 石 炭 産 業 と カ リ工 業 の例 外 を 除 い て は、 国 家 が 会 社 機 関 に手

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を 出 す こ と は依 然 と し て禁 ぜ られ て い た 。

か く して 、 や は り、 ま た も私 法 お よ び株 式 会 社 法 内在 的 な改 革 お よび 発 展 の 継 続 と い う こ と に な っ た 。 ヴ ァ イ マ ー ル期 の 現 象 を特 別 な も の と す る もの は 、 こ こで は 、 そ れ らの 現 象 の 時 間 的 推 移 と リズ ム で あ る 。株 式 会 社 法 の 歴 史 は 、1918年 か ら1933年 まで の 問 ほ ど、 い ま だ か つ て こ

ん な に短 期 的 で 、 しか も非 常 に大 きな 変 化 を伴 う経 済 の 時 期 区 分 に 直 面 した こ とは な か っ た 。 そ れ は 、 大 体5年 周 期 の3つ の 時 期 、 す な わ ち 、 1918年 か ら1923年 、1923年 か ら1929年 、1929年 か ら1933年 で あ っ た 。

‑第1期 は 、 ハ イパ ー イ ン フ レ ー シ ョン に まで な っ た 平 価 切 下 げ の 時 期 と重 な る 。 こ の 時 期 を特 徴 付 け る の は 、1株 に多 数 の議 決 権 を与 え る議 決 権 株(Stimmrechtsaktie)〔 複 数 議 決 権 株(Mehrstimmrechtsaktie)と も言 う〕 お よ び 貯 蔵 株(Vorratsaktie)で あ る。 議 決 権 株 は、 い わ ゆ る 会 社 の 外 資 の 支 配(Ueberfremdung)に 対 す る 防 御 策 で あ り、 会 社 に外 国 お よび 内 国 の 競 争 者 お よび 投 機 家 が 押 し迫 っ て き た と き に役 立 っ た(今 日で あ れ ば、こ の現 象 を敵 対 的 買 収hostile take‑overと い う で あ ろ う)。貯 蔵 株 は 、

さ しあ た りは資 本 調 達 お よ び吸 収 ・合 併 の た め に設 け られ た が 、 しか し、

防 衛 株 と し て も用 い る こ とが で き た。 こ の2つ の 種 類 の 株 式 は 共 に 、 議 決 権 拘 束 約 款 ま た は他 の 手 段 に よ っ て 会 社 の 経 営 と結 び 付 け ら れ た 。 両 方 と もそ れ が 用 い られ た の は 、 会 社 を大 株 主 ま た は株 主 グ ル ー プ に 、 彼 らが 資 本 多 数 を有 して い る い な い に か か わ らず 、従 順 な もの に し、 新 た な多 数 派 の形 成 を妨 げ る こ と に よっ て 、 一 度 獲 得 し た支 配 を固 定 化 す る た め で あ っ た 。

予 防 法 学 の お か げ で で きた これ ら の 手 練 手 管 に対 して 、 法 律 は 反 対 しな か っ た 。 判 例 も、 原 則 的 に は こ れ ら を容 認 した 。 この 方 向 は、1908 年 の ラ イ ヒ裁 判 所 〔ドイ ツ 帝 国 ・ヴ ァイ マ ー ル 共 和 国 の 最 高 裁 判 所 〕 の 有 名 な判 決 で す で に示 され た い た(RG68.235)。プロ イ セ ン国 家 は 、ル ー ル 地 域 の あ る鉱 山 企 業 を 自 己 の 支 配 下 に置 こ う と 目論 ん で い た 。 国 家 が

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19、20世 紀 の ドイツ株 式 会社 法発 展 の諸 段 階(小 川 浩 三)

株 式 の 過 半 数 を獲 得 す る直 前 に、 従 来 の 株 主 が新 株 引 受 権 を認 め ず に資 本 を増 額 し、 こ う して 企 業 の独 立 を 守 った 。 当 該 決 定 に対 して プ ロ イ セ ン 国 家 は裁 判 所 に訴 え たが 、 ラ イ ヒ裁 判 所 は以 下 の こ と を強 調 して 、 こ れ を 退 け た 。 す な わ ち 、 法 律 に規 定 され て い る原 則 を破 る契 機 は何 もな く、 そ の 原 則 に よ れ ば 、 株 式 の 過 半 数 の 所 有 者 が 会 社 の 経 営 お よび 追 求 す べ き利 益 につ い て 決 定 す る 、 と(ち な み に 、 この 判 決 は 、 政 府 の 希 望 や そ の た め の尽 力 に対 して裁 判 官 が 独 立 で あ る こ と を示 す 格 好 の例 で あ る)。 この 方 向 で 、1918年 以 降 の 判 例 も動 い た 。 もち ろ ん 、 裁 判 所 は事 案 に応 じ て 、 多 数 派 が 明 白 に 会 社 の 繁 栄(Wohl)や 少 数 派 の利 益 を顧 慮 す る こ とな く振 舞 っ た と考 え る場 合 には 、 良俗 違 反 とい う一 般 条 項 を 用 い て 介 入 した 。

‑通 貨 改 革 後 に第2期 が 始 ま っ た が、 こ の時 期 の 特 徴 は 、 経 済 状 況 の 安 定 で あ っ た 。企 業 は い ま や資 本 を求 め 、 と りわ け イ ギ リス と ア メ リ カ か らの 資 本 供 与 者 を獲 得 し よ う と努 め た 。法 の 接 近 に よ っ て 、彼 ら に と っ て ドイ ツの 株 式 会 社 を魅 力 あ る もの にす る こ とが期 待 され た 。 例 と して は、 条 件 付 き増 資 と結 合 し た転 換 社 債(convertible  bond)と い う道 具 を

ドイ ツ 法 に継 受 しよ う とい う提 案 を挙 げ て お こ う。

こ の 種 の 諸 提 案 、 しか しそ れ 以 上 に蔓 延 し た 濫 用 を 除 去 す る た め の 修 正 を 求 め る 叫 び が 、 立 法 者 を促 して 、 会 社 法 の頭 か ら尻 尾 まで の全 面 改 正 の準 備 に取 り掛 か らせ た。 株 式 会 社 法 は、 現 状 の ま ま で は 、 株 式 会 社 の 現 実 と調 和 す る こ と は な く、 形 式 と内 容 の 間 に は ぱ っ く り と大 き な 隙 間が 開 い て い る、 こ の よ う に 主 張 して い た 。 主 要 な害 悪 が あ る と見 ら れ た の は 、 個 別 の 株 主 が さ した る 資 本 支 出 な しに 、 資 本 リス ク な し に会 社 を支 配 で きる とい う状 況 で あ っ た 。 こ の 状 況 に対 して 、 学 説 が 発 展 さ せ た‑怪 し げ な‑理 念 、 い わ ゆ る 「企 業 そ れ 自体(Untemehmen  an sich)」 に よ っ て 対 処 し よ う と した 。 す な わ ち、 株 式 会 社 は 、 もは や 私 的 な持 分 所 有 者 の利 益 を集 め た だ け の もの で は な く、固有 の価 値 を有 し、

第 一 次 的 に は 国民 経 済 と国 民 の利 益 に役 立 つ もの だ 、とい う理 念 で あ る 。

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そ の 他 の救 済 手 段 と して予 定 した の は 、個 別 株 主 権 、 少 数 株 主 権 の 拡 張 で あ っ た 。 最 後 に 、決 定 的 に重 要 な点 に つ い て 会 計 報 告 と公 示 を改 善 し、

拡 張 す る こ とが 予 定 さ れ た 。

こ の 準 備 作 業 に対 して 、1928年 以 降 学 界 お よ び 実 務 界 か ら数 多 くの 態 度 表 明 が 出 され 、 そ こ か ら1930年 と1931年 に独 立 の株 式 会 社 法 の た め の2つ の 法 律 案 が 生 ま れ た が 、しか し これ ら は法 律 に は な ら なか っ た 。 とは い え、 この 努 力 は 無 駄 に な らな か っ た の で あ っ て、 そ の う ち の 幾 つ か は1937年 の株 式 会 社 法 の 規 律 の モ デ ル と して 役 立 った 。

‑第3期 の 特 徴 を な す の は 世 界 経 済 恐 慌 で あ り、そ れ は 多 くの株 式 会 社 、 と りわ け保 険 お よび 銀 行 分 野 の 株 式 会 社 を破 綻 させ た。 株 式 会 社 制 度 全 体 が 深 い 信 頼 危 機 に 陥 り、 した が って こ の 信 頼 危 機 の迅 速 な 除 去 が 立 法 者 に期 待 され た 。 ドイツ で は 、 経 済危 機 に 政 治 危 機 が 伴 った 。 も はや 議 会 の 立 法 は だ め で 、大 統 領 の 緊 急 命 令 に よ って 統 御 さ れ た 。 緊 急 命 令 の 発 布 を決 定 した が 、 そ れ は 上 記 の法 律 案 全 体 を施 行 す る の で は な く、 株 式 会 社 法 の 特 に改 革 を 必 要 とす る 部 分 を 改 正 し よ う と す る も の で あ っ

た 。

b)1931年 緊 急 命 令

1931年9月 の 「株 式 会 社 法 、 銀 行 監 督 お よ び 租 税 免 除 に 関 す る 緊 急 命 令 」 に よ っ て 株 式 会 社 法 に 導 入 さ れ た 改 正 の 主 要 な も の は 、 公 示 と 会 計 報 告 で あ った 。 そ の 大 部 分 は 、 上 記 の 法律 案 か ら受 け 継 が れ た 。 年 度 末 決 算 書 お よ び 事 業 報 告 書 に つ い て は 、 い わ ゆ る 最 低 必 要 シ ェ ー マ (Mindestenschema)に 従 っ て 詳 細 な 項 目分 け が 規 定 さ れ た 。 特 に重 要 で あ っ た の は 、 貸 借 対 照 表 の独 立 の 検 査 人 に よ る検 査 義 務 を 導 入 した こ と で あ る(こ れ に よ って 、 同 時 に 、 公 認 会 計 士chaltered  accountantと い う 新 しい 職 業 分 野 の 道 が 開 か れ た)。これ と並 ん で 、会 社 の構 成 に 関 して は 、 監 査 役 会 の 地 位 が 強 化 さ れ た 。 取 締 役 会 は 、 監 査 役 会 に経 常 的 な報 告 書 提 出 義 務 を負 わ さ れ た。 そ の 他 に 、 こ の 機 関 の効 率 性 を高 め る た め に、

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19、20世 紀 の ドイツ株 式会 社 法発 展 の諸段 階(小 川 浩 三)

監 査 役 会 構 成 員 の 数 、 お よ び監 査 役 会 議 席 数 を限 定 した 。 全 体 と して み れ ば 、 こ の 緊 急 命 令 の お か げ で 、 法 律 の 少 な か ら ざ る改 善 が 図 られ た。

5.専 門 的 知 識 と イ デ オ ロ ギ ー の 間:1937年 株 式 会 社 法

1933年 に 国 家 社 会 主 義 者 〔ナ チ ス 〕 が 権 力 に達 した と き、 彼 らは 経 済 の領 域 で もそ の イ メ ー ジ を で き る だ け 迅 速 に実 現 しよ う と した。 彼 ら が イ デ オ ロ ギ ー の 上 で 戦 っ た制 度 の 中 に は 、 株 式 会 社 も含 まれ て い た。

か く して 、1934年 の あ る 法 律 に よ っ て 、 資 本 会 社 か ら人 的 会 社 〔合 名 会 社 や 合 資 会 社 〕、 個 人 企 業 へ の組 織 変 更 が 非 常 に容 易 に な っ た が 、 し か しな が ら、 い わ ゆ る歯 軋 り しな が ら認 め ざ る を得 なか っ た の だが 、企 業 が 非 常 に広 い 資 本 の 基 礎 の 上 で しか 経 営 で き な い と こ ろ で は ど こ で も、 株 式 会 社 は 放 棄 で きな か っ た 。 か く して 、 ヴ ァ イマ ー ル期 に始 ま っ た 株 式 会 社 法 改 革 の 努 力 の 継 続 の 道 が 開 か れ た 。 そ の 成 果 は 、300条 を 超 え る テ ク ス トで 、 今 度 は もは や 商 法 典 に 入 れ られ る の で は な く、 独 立

の 法 律 と して施 行 さ れ た 。

新 しい 法 律 は 、 あ る程 度 まで は 政 治 的 色 彩 を もっ て お り、 そ れ は と り わ け2つ の 理 念 か ら読 み取 る こ とが で きる 。 一 方 で 、 い た る と こ ろ で行 わ れ た の と 同様 に 、 株 式 会社 で もい わ ゆ る指 導 者 原 理 の た め に 突 破 口 を 開 こ う と した 。 こ の こ とが 分 か る の は 、 今 やGesammtversammlungで は な くHauptversammlungと 呼 ば れ る こ と に な っ た株 主 総 会 に対 す る 取 締 役 会 の 地 位 の 強 化 で あ っ た 。 と りわ け株 主 総 会 は利 益 配 当 の前 提 とな る 年 度 末 決 算 につ い て の 通 常 の 決 議 権 を失 っ た 。 しか し、 指 導 者 原 理 は決 して 首 尾 一 貫 して 実 現 さ れ た わ け で は な い。 さ も な け れ ば、 監 査 役 会 を 解 体 す る か 、 そ うで ない と して も、 少 な くて もそ の 権 限 を切 り取 っ た は ず で あ る が 、 しか し この よ うな 切 り取 りは取 締 役 会 の監 督 と い うそ の 職 務 に 関 して は全 く行 わ れ な か っ た。 監 査 役 会 は 取 締 役 を任 命 し解 任 す る 権 利 も有 した(監 査 役 自体 は 、 こ れ まで と 同様 に、 株 主 総 会 に よ っ て任 命 さ れ た)。 政 治 的 動 機 が あ る 第2の もの は 、 取 締 役 会 に向 け られ た 指 示 で 、 そ れ に よ れ ば 、 取 締 役 会 が 会 社 を率 い る に当 た っ て は 、事 業 所 と

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そ の 従 者(Gefolgschaft)の 繁 栄(Wohl)お よ び 国 民 と国 家(Reich)の 共 通 の 利 益(Nutzen)が 要 求 す る よ う に し な け れ ば な ら な い(1937年 株 式 会 社 法 第70条)。 「従 者 」と言 わ れ て い る の は 、従 業 員 の こ とで あ る 。

こ の公 式 は 、 「企 業 そ れ 自体 」 とい う 理 念 の 国 家 社 会 主 義 的 な バ リ エ ー シ ョ ンで あ り、 こ の 方 が よ り もっ と も ら しい が 、 株 式 会 社 を私 法 に 根 付 か せ る こ とを 疑 問 視 した 考 え 方 の バ リエ ー シ ョ ンで あ っ た 。

しか しな が ら、 新 規 律 の圧 倒 的 多 数 は、 イ デ オ ロギ ー 的 影 響 を全 く受 け な か っ た 。 た とえ ば 、 そ れ は条 件 付 き増 資(bedingte  Kapitalerhoehung) や 授 権 資 本(genehmigtes Kapital)と い っ た 資 本 調 達 手 段 につ い て 言 え る 。

これ ら2つ は 、 す で に ヴ ァイ マ ー ル期 の法 律 案 で 予 定 さ れ て い た か らで あ る。 さ らに 、株 主 総 会 に お け る個 別 株 主 の 情 報 請 求 権 の 導 入 に つ い て も、 同 じ こ と は言 え る 。 こ れ はそ れ まで の 判 例 で は 制 限 的 に扱 わ れ て い た が 、 しか し今 や 法 律 に入 っ て きた の で あ っ た。 最 後 に 、 公 示 と会 計 報 告 に 関 す る規 定 は、1931年 の 緊 急 命 令 を モ デ ル と した 。

6.第2の 半世紀の作品:1965年 株式会社法

1965年 株 式 会 社 法 に よ っ て 、 本 講 演 は‑そ の後 に 幾 つ か の 改 正 が あ り、 そ れ も大 き な もの で あ っ た と し て も‑株 式 会 社 法 の 現 行 法 の 状 態 に到 達 した こ と に な る。 新 しい規 律 へ の 要 求 の原 因 とな っ た の は 、 主 と して2つ の フ ァ ク タ ーで あ っ た 。 一 つ は 、 株 式 会 社 が 資 本 市 場 か ら あ ま り に 遠 く隔 た っ て し ま っ た とい う こ とで あ る 。 株 式 会 社 は そ の 資 本 需 要 を 充 た す た め に、 い わ ゆ る 自己 金 融(Selbstfinanzierung)を 用 い た 。 つ ま り、 利 益 か ら公 然 ま た は 秘 密 の積 立 金 を作 り、 こ の結 果 利 益 は株 主

に配 当 され な くな っ た 。 こ れ に よ っ て 、 資 本 市 場 の コ ン トロ ー ル お よ び 制 御 機 能 が 失 わ れ た の で 、 そ れ を 回復 す る こ とが 重 要 で あ っ た。 健 全 な 企 業 な ら、自己 金 融 は 「金 庫 を 開 け よ、さあ 持 ち 帰 れ 」 の 原 則 に替 わ り、

病 ん だ企 業 は も はや 秘 密 積 立 金 の後 ろ に 隠 れ る こ と は で きな い 、 とい う の で あ る。 以 上 が 第1の フ ァクター で あ り、 そ れ は企 業 経 営 的 観 点 と い う こ とが で き る。 これ に第2の 、 所 有 政 策 的 観 点 が 加 わ る 。 以 上 の 企 業

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19、20世 紀 の ドイツ株式 会 社法 発展 の諸段 階(小 川 浩三)

の 融 資 行 動 は 、結 局 少 数 の 手 へ の 資 本 の 集 中 とい う結 果 に な っ て しま い 、 か く して社 会 的市 場 経 済 の 理 念 の 一 つ に矛 盾 す る こ と に な っ た 。 そ の 理 念 とは 、 所 有 は で き る だ け 広 く拡 散 させ よ とい う こ とで あ り、 した が っ て 本 講 演 の 関連 で は 、 で き る だ け多 くの住 民 層 を効 率 の 良 い 資 本 市 場 を 使 っ て株 式 会 社 の 所 有 と収 益 に 関与 させ よ、 とい う もの で あ る 。

これ らの 目標 を株 式 会 社 法 の 手 段 を用 い て 達 成 す る た め に 、 と りわ け 3つ の 改 革 点 を 目指 した 。 一 つ は 、株 主 総 会 に統 合 さ れ る株 主 の 権 利 の 強 化 で あ り、 重 点 は 年 度 末 決 算 書 の 確 認 権 に あ っ た 。 こ れ は 、1937年 株 式 会 社 法 にお い て 、 す で に見 た よ う に 、原 則 と して取 締 役 会 お よ び監 査 役 会 に移 転 さ れ た も の で あ り、 今 や も う 一 度株 主 総 会 の 権 限 に しよ う

とい う の で あ っ た 。 こ う す れ ば 、 積 立 金 を作 る 問 題 は緩 和 さ れ る で あ ろ う、 とい う 目論 見 で あ っ た 。 しか し、 立 法 手 続 が 進 行 す る 中 で 、 こ の権 限 を戻 す こ と に対 す る疑 念 が 広 く行 き渡 っ た 。 と は い え 、 そ の後 で きた 法 律 は、 取 締 役 会 お よ び監 査 役 会 に よ る積 立 金 形 成 に対 して 、株 主 総 会 の利 益 の た め に 限界 を画 した 。 秘 密 積 立 金 に つ い て 言 え ば 、 禁 止 す る こ とに は尻 込 み した 。 そ の代 わ りに 、新 しい シ ス テ ム の 評 価 法 規 を設 け 、 こ れ が 結 果 的 に秘 密 積 立 金 を作 る可 能性 を制 限 す る こ と に な っ た 。

と こ ろ で 、株 主 総 会 の 地 位 の 強 化 に つ い て 、 どん な に 多 くの こ とが 言 わ れ 、 ま た 、行 わ れ た と して も、 もち ろ ん そ れ に よ っ て 、 多 数 決 原 理 の 結 果 生 ず る権 力 問 題 に対 処 した こ とに は な らな か っ た。 した が っ て 、 こ の 問題 につ い て は、少 数 株 主 権 お よび 個 別 株 主 権 を拡 張 した。 た と え ば 、 少 数 株 主 は、 年 度 末 決 算 書 の評 価 過 程 に 関 して 、 特 別 検 査 を準 備 す る こ

とが で き た。 実 際 上 重 要 だ っ た の は、 新 しい 費 用 法 の 規 律 で あ っ て 、 こ れ に よ っ て株 主 に は そ の 権 利 の行 使 が 容 易 に な り、 あ る い は 、 そ もそ も は じめ て 行 使 で き る よ う に な っ た 。 少 数 株 主 の保 護 とい うテ ーマ に 関 し て は 、 連 邦 通 常 裁 判 所 の 判 例 も参 照 さ れ な け れ ば な ら な い 。 そ の手 で 不 十 分 と見 られ た 法 律 の規 律(も ち ろ ん、 成 功 ・失 敗 色 々 な の だ が)を 補 充 し、 強 化 した の で あ っ た 。

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第2の 改 革 点 は 、 会 計 報 告 お よ び公 示 に 関 す る も の で あ り、 こ れ は 20世 紀 立 法 論 の 継 続 的 テ ー マ で あ っ た 。 資 本 市 場 と株 主 の 利 益 の た め に は 、 企 業 の 経 済 活 動 に お け る 一層 の 明 確 性 と透 明 性 は 重 要 で あ る 。 一 定 の 改 善 は 、 す で に い わ ゆ る1959年 株 式 会 社 法 小 改 革 が 達 成 して い た が 、 今 度 の 法 律 〔1965年 法 〕 は こ の 方 向 を 先 に 進 む もの で あ っ た。 多 くの 点 で 新 しい規 律 が 始 ま っ た が 、こ こ で は そ の 内2つ だ け 言 及 しよ う 。 一 つ に は、 事 業 報 告 書 は、 将 来 に 向 け て 、 現 在 選 択 して い る評 価 方 法 に つ い て 意 見 を述 べ 、 場 合 に よ っ て は そ の変 更 につ い て も意 見 を述 べ な け れ ば な らな くな っ た 。 第 二 に、 利 益 お よび損 失 の計 算 に お い て 、今 後 は 売 り上 げ も公 表 しな け れ ば な らな くな っ た 。

第3の 改 革 点 に よ っ て 、 わ れ わ れ は新 しい 法 分 野 に入 る、 す な わ ち コ ン ツ ェ ル ン法 で あ る。こ の法 は た しか に株 式 会 社 法 と結 び付 け られ た が 、 しか し これ は一 部 に過 ぎず 、 コ ンツ ェ ル ン形 成 の た め に は い う ま で もな く他 の 会 社 形 態 も用 い られ る 。 最 初 の コ ン ツ ェル ンは 、 す で に帝 政 時代 に発 生 して い た 。 そ れ を法 秩 序 の 中 に入 れ る こ とは 、 ヴ ァイ マ ー ル期 に は、 非 常 に議 論 さ れ た テ ー マ で あ っ て 、 そ の 時 は上 で 言 及 した 諸 法 律 案 も この テ ー マ に 関 わ っ た。 し か し、 よ う や く1931年 の 緊 急 命 令 お よ び そ の 後 の 〔1937年 〕 株 式 会 社 法 が コ ン ツ ェ ル ン に 関 す る 若 干 の 規 定 を もた ら した 。 け れ ど も、1950年 代 以 降 そ の 不 十 分 性 が ま す ま す 批 判 さ れ る よ う にな り、コ ンツ ェ ル ン法 の 体 系 的 規 律 を求 め る主 張 が 行 わ れ た。

そ こ で1965年 株 式 会 社 法 は 、独 立 の1編 を コ ンツ ェ ル ン法 、 あ る い は 法 律 の 文 言 で は 、 「結 合 した 企 業(Verbundene  Untemehmen)」 の 法 に あ て た。 コ ン ツ ェ ル ン法 の 外 在 的 な歴 史 に関 す る以 上 の 簡 単 な 説 明 で 、 こ こで は 甘 ん じな け れ ば な らな い 。そ の 内在 的 な発 展 史 を示 す とな れ ば(そ れ は また 、 上 で 言 及 した 導 きの 諸 観 点 との 関 連 を つ け る こ と に もな る)、

一 篇 の 講 演 の時間 を 必 要 とす る で あ ろ う。

7.展 望: ミ レ ニ ア ム 転 換 点 ま で の 諸 発 展

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19、20世 紀 の ドイツ株 式 会社 法発 展 の諸 段 階(小 川 浩 三)

a)1976年 共 同 決 定 法

株 式 会 社 の構 成(Verfassung)を 考 慮 す る な らば 、1965年 以 後 の 最 も 重 要 な 変 更 は 、 結 局 は 政 治 的 な行 為 で あ り、 一 定 規 模 の 企 業 に お い て 被 用 者 の‑ほ ぼ‑対 等 の 共 同 決 定(Mitbestimmung)を 導 入 す る もの で あ っ た。 立 法 技 術 的 に は 、 こ の 変 更 は単 行 法 律 に よっ て 、 す な わ ち 、 1976年 「被 用 者 の 共 同 決 定 に 関 す る 法 律 」 に よ っ て実 行 され た 。 そ の 理 由 は 、株 式 会 社 だ け で な く全 て の資 本 会 社 形 式 に関 係 した こ とで あ る 。

こ の法 律 に い た る ま で に、 敗 戦 に す ぐ続 く時 代 の特 別 の 関係 に規 定 され て 、対 等 な共 同 決 定 は 石 炭 お よび 鉄 鋼 産 業 と い う経 済 分 野 で 実 現 され て い た(1951年 の 法 律)。 ち な み に 、そ こ で は113の 対 等 性(Drittelparitaet)

の 基 準 が 適 用 さ れ た 。 つ ま り、 あ る株 式 会 社 の 監 査 役 会 の1/3が 被 用 者 代 表 で な け れ ば な ら な い と い う もの で あ っ た(1952年 事 業 所 構 成 法 Betriebsverfassungsgesetz)。1976年 法 律 に よ っ て 持 分 所 有 者 と被 用 者 に 対 等 の 議 席 が 配 分 され る こ とが 命 ぜ られ 、 被 用 者 につ い て は過 半 数 が 企 業 に属 す る被 用 者 に、 少 数 が 労 働 組 合 に属 す る 者 と され た 。 監 査 役 会 の 決 議 が 多 数 を得 る こ とが で き ない 場 合 、 したが っ て 、 両 グ ル ー プ の 投 票 の 手 詰 ま り状 態 が 生 ず る場 合 に は 、監 査 役 会 議 長 、 実 際 に は常 に 持 分 所 有 者 の 中 か ら選 ば れ る者 に 、 手 詰 ま り状 態 を 克 服 す る た め に2票 が 与 え られ る。 この 規 律 を もつ 法 律 は、 連 邦 憲 法 裁 判 所 に よ って 、 お そ ら くは お よ そ 最 も多 く引 用 され る1979年 の そ の 判 決 に お い て 、 憲 法 適 合 的 で あ る と宣 言 さ れ た(BverfGE50.290)。

b)ヨ ー ロ ッパ 法 の 国 内 法 化

株 式 会 社 法 の 一 連 の 変 更 は 、 ヨ ー ロ ッパ 共 同 体(EC)法 か ら与 え ら れ た基 準 に 由来 す る もの で あ る 。 〔EC本 部 の あ る ベ ル ギ ー の 〕 ブ リュ ッ セ ル の 指 令 は、 そ れ を受 け てEC構 成 国 は 国 内 法 化 しな け れ ば な らな い が 、 会 社 法 分 野 で の そ の 法 的根 拠 と な っ た の は 、1957年 ヨー ロ ッパ 経 済 共 同 体 設 立 条 約 第54条 第3項gで あ り、 こ の 条 約 規 定 に よ れ ば構 成 国 に お い て社 員 お よ び 第 三 者 の利 益 の た め に会 社 に対 し定 め られ る保 護 規 定 は 、調 整 され な け れ ば な らな い 。 こ の根 拠 に基 づ い て 、1968年 以 降 、

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一 連 の 会 社 法 指 令 が 出 され た。最 初 の 指 令‑公 示 に関 す る 指 令‑は 、 1969年 に ドイ ツ 法 に 国 内 法 化 さ れ た 。 しか し、 こ の分 野 の ドイ ツ の 法 状 態 は全 体 と して指 令 の 要 請 に適 合 して い た の で 、 相 当 程 度 法 技 術 的 た ぐい の 変 更 で 済 ます こ とが で きた 。 同様 の 関 係 は 、 会 社 法 に 関 す る 第2 の 指 令‑資 本 に 関 す る指 令‑を 実 行 す る1978年 法 律 に も認 め ら れ た 。 変 更 は 、 ま た もや 技 術 的 た ぐい の もの の ほ か 、 現 物 出 資 と 自己 株 式 の 取 得 に 関 す る規 定 に つ い て 行 え ば よか っ た 。2つ の 指 令 と も この よ う に相 当 に ドイ ツ法 をモ デ ル に して い た の に対 して 、 第3の 指 令‑合 併 に 関 す る指 令‑は 、 まず は フ ラ ンス ・イ タ リア 法 圏 の考 え方 に依 拠 し て い た の で 、 ドイツ 法 の 変 更 を少 な か らず 行 わ な け れ ば な ら な か っ た。

こ れ は1982年 法 律 に よ っ て 行 わ れ 、 そ の 後 さ ら に 分 割 に 関 す る指 令 も 組 み 込 ん で 、 こ れ まで さ ま ざ ま な 法 律 で 規 律 され て い た 組 織 変 更 法 全 体

を ま と め て1994年 組 織 変 更 法(Umwandlungsgesetz)が で きた 。

特 に 言 及 す べ きで あ る の は 、1985年 貸 借 対 照 表 に 関 す る指 令‑法 律 で あ り、これ は 関 係 す る3つ の 会 社 法 の 指 令 を ドイ ツ法 に 国 内 法 化 した 。 こ の 新 しい 規 範 で は 、2つ の相 異 な る会 計 報 告 の 文 化 が 衝 突 した 、 す な わ ち 、 そ う呼 ん で よい で あ ろ うが 、 イ ギ リス と ドイ ツ の 文 化 で あ る。 イ ギ リ ス 人 の 考 え 方 で は、 会 計 報 告 の 目 的 の 中 で 第 一 に重 要 な の は 、 企 業 の 業 績 の 観 点 で あ る。 会 計 報 告 は 、 内側 あ る い は外 側 か らの 業 績 コ ン トロ ー ル の手 段 と見 る こ とが で き よ う。 この 理 念 は 、 「真 実 か つ 公 正 な 検 査(true  and fair view)」 の原 則 に表 さ れ た。 したが っ て 、 投 資 家 の利 益 が 前 面 に 出 て お り、 そ の た め ドイ ツ 人 の 基 本 的 考 え 方 との 対 立 は 明 々 白 々 で あ っ た 。 ドイ ツ人 の 考 え 方 に よ れ ば 、 会 計 報 告 は 第 一 に は 債 権 者 、 た い て い は銀 行 の 利 益 に奉 仕 す べ き もの だ っ た か らで あ る(い わ ゆ る 債 権 者 保 護)。 こ の 考 え 方 か ら 出 て きた 評 価 原 則 は、 配 当 の た め に用 意 され る利 益 は む しろ少 な め に 、 注 意 深 く計 算 し な け れ ば な ら ない とい う もの で あ っ た。 両 方 の考 え方 と も新 しい 規 範 の 中 に表 現 さ れ て い る の で 、 法 文 の 解 釈 で 緊 張 が 生 じた場 合 に は 、 い つ も の よ う に判 例 と学 説 が 調 和 の た め に呼 び 出 さ れ る こ と に な る で あ ろ う。 法 律 技 術 的 に は、 商 法

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19、20世 紀 の ドイツ株 式 会社 法 発展 の諸段 階(小 川浩 三)

典 に新 しい 部 分(第3編)が 挿 入 され た が 、 そ の 理 由 は 、会 計 報 告 の 法 を個 人 と し て の 商 人 か ら コ ン ツ ェ ル ン ま で全 て の企 業 に関 して 規 律 し よ う と望 ん だ か らで あ る。 この 第3編 で は さ ら に、 資本 会 社 の た め に独 立 の1章 が あ て られ た が 、 そ れ は上 記 の3指 令 が 資 本 会 社 に 限定 した もの で あ っ た の で 、 そ れ らを発 効 させ る た め で あ っ た 。

c)株 式 会 社 法 の 上 場 会 社 と非 上 場 会 社 との 差 別 化

以 前 の株 式 会 社 法 にお い て は 、 上 場 会 社 と非 上 場 会 社 の 差 別 化 に は周 辺 的 な意 味 しか 与 え ら れず 、 こ の 区 別 が 実 際上 有 す る 重 要 性 は 十 分 評 価 さ れ て こ な か っ た 。 こ の 問 題 で も、 今 や1994年 の 「小 規 模 株 式 会 社 に 関 して 株 式 会 社 法 を規 制 緩 和 す る た め の 法 律 」 に よ っ て 、 あ る種 の 転 換 が 生 じた。 小 規 模 また は非 上 場 の会 社 は 、 一 貫 して で は な い にせ よ、 幾 つ か の 関 係 で 厳 格 な 法 律 の 規 制 を免 れ た 。 こ の 差 別 化 の 道 を、4年 後 、 1998年 に企 業 の 領 域 に お け る コ ン トロ ー ル と透 明 性 の た め の 法 律 が 、 さ ら に先 に 進 ん だ。 この 法 律 で は 、今 度 は上 場 会社 が 主 要 な対 象 で あ っ た。 上 場 株 式 会 社 の た め の 一 種 の 特 別 法 が 展 開 し始 め た 。 そ れ は 、2000 年 以 降 ます ます は っ き り と した 特 徴 を帯 び て きて い る。 この 現 象 の 原 動 力 と して は 、2つ の も の が 挙 げ られ る。 第1に は 、 企 業 の 資 金 調 達 方 法 の 重 点 移 動 で あ っ て 、 銀 行 信 用 を通 じた伝 統 的 な資 金 の外 部 調 達 と並 ん で 、 資 本 市 場 を介 した 資 金 の 自己 調 達 が 増 加 して き た。 第2の 原 因 につ い て は 、 資 本 市 場 に 関 す る グ ロ ー バ リゼ ー シ ョ ン とい う ス ロー ガ ン に言 及 す れ ば 十 分 で あ る 、す な わ ち 、こ の 分 野 で の 一 国 的孤 立 の 克 服 で あ る。

立 法 者 は 何 も しな か っ た わ け で は な い 。1980年 代 以 降 、 一 般 的 に は 金 融 市 場 の 助 成 の た め に 、 さ ら に は特 殊 的 に は 資 本 市 場 の規 制 の た め に 一 連 の 法 律 が 制 定 され た が 、こ こで も また 、た び た び共 同 体 法 の 指 令 に よ っ て 与 え られ た基 準 が 国 内 法 化 され な け れ ば な か っ た 。 資 本 市 場 法 の成 長 に よ っ て 、 今 や こ の 法 と株 式 会 社 法 との 絡 み 合 い の 厚 み も増 し て き た。

け れ ど も、 こ の現 象 を歴 史 的 見 方 か ら追 い か け る た め に は 、 まず は取 引 所 法 お よび 資 本 市 場 法 の歴 史 的 考 察 が 前 提 と な る。 したが っ て 、 新 しい 章 を立 て な け れ ば な ら な い が 、 しか し、 そ れ は もち ろ ん わ れ わ れ の テ ー

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マ と講 演 の枠 を は るか に 超 え る1章 で あ る。

【参 考 文 献 抄

①Gesetz ueber  die  Aktiengesellschaften  fuer  die  Koeniglich  Preussischen  Staaten vom  9.November  l843:Text  und  Materialien,hg.und  mit  einer  Einfuehrung versehen  von  T.Baums,1981

②W.Schubert/P.Hommelhoff,Hundert  Jahre  Aktienrecht:Eine  Sammlung

von  Texten  und  Quellen  zur  Aktienrechtsreform  1884  mit  zwei  Einfuehrungen, 1985

③H.‑D.Assmann,Einleitung(Rn.6‑342),in:Aktiengesetz  Grosskommentar,

4.Aufl.,Erster  Band,1992/2004

④D.Bahrenfuss,Die  Entstehung  des  Aktiengesetzes  von  1965  unter

besonderer  Beruecksichtigung  der  Bestimmungen ueber  die  Kapitalgrundlagen und  die  Uhternehmensverfassung,2001

⑤Ch.Schube1,Verbandssouveraenitaet  und  Binnenorganisation  der  Handels‑

gesellschaften,2003(§ §1‑8)

⑥Aktienrecht  im  Wandel,hg.von  W.Bayer/M.Habersack,Band  I:

Entwicklung  des  Aktienrechts;Band  II;Grundsatzffagen  des  Aktienrechts, 2007(mit  Schrifttum)

【自 著 作

①Zwischen  den  Muehlsteinen:eine  Privatrechtsgeschichte  der  Weimarer Republik,1988,3.Kap.§18

②Die  Republik  der  Wirtschaft:Recht,Wirtschaft  und  Staat  in  der

Geschichte  Westdeutschlands.Teil  I:Von  der  Besatzungszeit  bis  zur  Gross en  Koalition,1999,9.Kap.;Teil  II:Von  der  sozial‑liberalen  Koalition  bis  zur

Wiedervereinigung,2007,9.Kap.§ §2und3

③Ein  Gegenstand  der  Reflexion:die  Aktiengesellschaft  in  den  Schriften  Franz Kleins,Rudolf  Hilferdings,Walther  Rathenaus,in:Zeitschrift  fuer das  gesamte Handelsrecht  und  Wirtschaftsrecht  172(2008)

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19、20世 紀の ドイツ株 式 会社 法発 展 の諸 段 階(小 川 浩 三)

【付 記 】 本 稿 は 、2008年5月30日 に ク ヌ ー ト=ヴ ォ ル フ ガ ン グ ・ネ ル 本 学 終 身教 授(チ ュ ー ビ ンゲ ン大 学 教 授)が 、 メ モ リ ア ル ・ア カデ ミ ウ ム 内 の ボ ロニ ア ・ホ ー ル にお い て行 っ た講 演 の ドイツ 語 原 稿 を翻 訳 した もの で あ る 。 本 来 も っ と早 くに公 表 す べ きで あ っ た が 、 種 々 の事 情 か ら 遅 れ て し ま っ た。 ネ ル 教 授 に は 、 お 詫 び しな け れ ば な ら な い 。

(おが わ  こ うぞ う ・本 学 法 学 部 教 授)

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