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取得することができる 北京は単独でプレートの抽選をすることができる等 ) より多くの通行優先権 より便利な充電条件 より低い使用コスト ( 市内駐車場代 高速道路料金 ) 等を与える 2015 年 中国国務院事務局が発表した 電気自動車充電インフラストラクチャー建設を速めることに関する指導意見 は電

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セルメーカーと PACK を行うメーカーを含む。3.BMS の製造メーカーは専門の BMS 会社であり、 比較的専門の技術背景とグループを持つ。 現在、世界市場の BMS には主にアクティブ・バランス BMS、非アクティブ・バランス BMS、一般 BMS が含まれる。アクティブ・バランス BMS の特徴はバランスが崩れず、エネルギー利用率が高 いことにある。世界の主流動力電池 BMS 製品の多くはアクティブ・バランス機能設計を採用して いるが、その価格は比較的高い。一方、中国国内は基本的に非アクティブ・バランスとバランス機 能を持たない BMS 製品が採用されており、価格が低く、機能が単純である。中国国内に動力電 池 BMS メーカーは数十社あるが、経験のあるメーカーはあまり多くない。しかも多くは民営企業で あり、競争は比較的激しい。技術の面から見ると、深刻な両極化が存在する。少数の企業が自ら の研究或いは買収により、先進的電池管理システム技術を有しているが、多くの新しく参入した会 社はローエンドの BMS 製品を開発するに過ぎない。

2-3 中国の自動車用リチウム電池の川下業界の分析

2-3.1 中国政府の新エネルギー自動車に対する政策 中華人民共和国工業情報化部が 2009 年 6 月 17 日に発表した《新エネルギー自動車生産 企業及び製品参入許可管理規則》によると、新エネルギー自動車は非在来型の車用燃料を動 力源(或いは従来の車用燃料を使用し、新型車載動力装置を採用)として採用し、車両の動力 制御と駆動面の先進技術を統合し、形成した技術原理が先進的で、新技術、新構造を備えた自 動車を指す。 図表 8 中国政府の新エネルギー自動車発展を促進する措置 措置 具体的な内容 直接の補助 中国政府財政が直接消費者を補助し、一回限りで消費者が新エネルギー自 動車を購入するコストを削減するが、補助の基準及び制限は毎年調整される。 2016 年、新エネルギー自動車認定基準と補助限度額にいくらかの変化が生 じた。燃料を補給することなく走ることのできる距離が短いものの補助を削減 し、その距離が長いものの補助を若干上げた。 間接的補助 中国政府は新エネルギー自動車により多くのナンバープレート指標(いくらかの 購入制限都市、例:上海は無料で新エネルギー自動車のナンバープレートを

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取得することができる。北京は単独でプレートの抽選をすることができる等)、よ り多くの通行優先権、より便利な充電条件、より低い使用コスト(市内駐車場 代、高速道路料金)等を与える。 自動車の充電インフラストラ クチャー建設を進める 2015 年、中国国務院事務局が発表した《電気自動車充電インフラストラクチ ャー建設を速めることに関する指導意見》は電気自動車充電インフラストラクチ ャーの建設作業を加速させるよう手配し、純電気駆動を新エネルギー自動車 発展の主な方向性とすることを明確にした。2020 年までに適度なリード、路上 に充分な充電設備を設置して電気自動車の充電の必要を満たし、インテリジェ ントで高効率の充電インフラストラクチャー体系を基本的に打ちたて、500 万台 を超える電気自動車の充電のニーズを満たす。原則上、新築住宅の駐車場、 大型公共建築物の駐車場、公共の駐車場或いは事前に充電施設の取付ス ペースを設置した駐車場の割合はそれぞれ 100%、10%、10%である。2000 台 の電気自動車ごとに少なくとも一つの公共充電施設があることになる。 出典:政府公式サイト、専門定期刊行物をもとに上海 Rapid が作成 2-3.2 中国国内の新エネルギー自動車の主要メーカー 近年、中国政府の強力な推進のもと、新エネルギー自動車は驚くべきスピードで発展している。 特に、一部の中国国産ブランドが政府の支持と地域などの優勢によって、新エネルギー自動車の 市場シェアを比較的多く占めている。以下は現在の国内における主な新エネルギー自動車の車 種である。 図表 9 中国国内の主な新エネルギー自動車の車種 メーカー ハイブリッド 純電気 比亜迪(BYD) 秦、宋、元、唐 秦 EV、E6 上海汽車 (SAICMOTOR) E50、E550、E950 / 北京汽車 (baicmotor) / E150EV、EV160、EV200、ES210、 EU260 等 江淮汽車 (JAC) / iEV5、iEV6S 長城汽車 (GWM) / 騰翼 C20EV 広汽豊田 (GAC-TOYOTA) 雷淩双擎 / 衆泰汽車 (ZOTYE AUTO) / 雲 100

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吉利汽車 (GEELY) / 康迪熊猫 EV 奇瑞汽車 (Chery) / eQ、QQ EV 華晨宝馬 (BMW-brilliance) 530le / 出典:上海 Rapid が作成 2-3.3 中国新エネルギー自動車の生産と販売状況 2015 年、中国における新エネルギー自動車の生産台数と販売台数はそれぞれ 340471 台と 331092 台であり、前年比でそれぞれ 3.3 倍と 3.4 倍増加した。そのうち純電気自動車の生産台 数と販売台数はそれぞれ 254633 台と 247482 台で、前年比でそれぞれ 4.2 倍と 4.5 倍増加し た。プラグインハイブリッドカーの生産台数と販売台数はそれぞれ 85838 台と 83610 台で、前年 比でそれぞれ 1.9 倍と 1.8 倍増加した。生産と販売のデータから見ると、2014 年から 2015 年は 新エネルギー自動車が爆発的に成長した 2 年であった。2 年間の爆発的な成長に伴い、2016 年の生産と販売の成長規模はある程度減少する見通しであるが、成長率はなお比較的高い割 合に達すると見られる。販売台数は 60 万台を超える見込みである。2020 年には販売台数は 120 万台に上り、保有量は 500 万台を超える見通しである。 図表 10 2013-2020 年中国における新エネルギー自動車の販売台数の分析及び予測 出典:中国工信部のデータをもとに上海 Rapid が作成 14 78 331 600 830 950 1,070 1,200 7% 475% 322% 81% 38% 14% 13% 12% 0% 100% 200% 300% 400% 500% 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 1,100 1,200 1,300

2013 2014 2015 E2016 E2017 E2018 E2019 E2010

成長率

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中国の自動車用リチウム電池製造業の発展と予測

3-1 中国の自動車用リチウム電池業界に関する経営分析

3-1.1 中国の自動車用リチウム電池業界の販売状況 2015 年、中国の新エネルギー自動車が急激に増加したことに伴い、2015 年の動力電池市 場の売上高は 506.6 億元に達し、2014 年より 332%増加した。 図表 11 2013~2015 年における中国の自動車用リチウム電池業界の売上高 出典:中国工業情報化部、専門家へのインタビューにより上海 Rapid が作成 2013 年以前、動力電池の需要はまだ爆発的に増加していなかったので、生産能力の過剰状 況が存在し、販売価格は低下傾向にあった。2014 年、その需要は爆発的に増加したが、これま での在庫はある程度需給のギャップを緩和できたものの、動力電池市場の価格が急速に高くなる ことはなかった。しかし 2015 年、継続しての爆発的成長に伴い、需給に深刻な不均衡が生じ、電 池製造企業は次々と価格を上げた。市場価格は継続的に上昇し、2015 年の動力電池の売上 高の大幅な増加を招いた。 5.86 12.00 50.66 31% 105% 322% 0% 100% 200% 300% 0 10 20 30 40 50 60 2013 2014 2015 成長率 売上高(十億元) 売上高 成長率

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出典:中国工業情報化部、専門家へのインタビューにより、上海 Rapid が作成

3-3 2016~2020 年における中国の自動車用リチウム電池業界の発展予測

3-3.1 中国の自動車用リチウム電池業界発展の駆動要因 1) 中国政府の政策サポート 中国の新エネルギー自動車市場の爆発的な成長は主に政府の強力なサポートを受けたため であった。統計によると、2016 年 6 月までに、中国政府は新エネルギー自動車の関連政策を 30 項目打ち出した。そのうち、普及政策は 7 項目、業界規範政策は 8 項目、充電インフラ政策は 4 項目、企業のリスト関連政策は 5 項目、業界管理関連政策は 6 項目であった。 しかし 2009 年前後、中国政府の主要な支援政策はすべて完成車工場に集中し、サプライチ ェーン上の「支援」が比較的少なかった。2016 年 2 月、中国国務院は中央財政が「奨励が補助 に取って代わる」方式を採用し、動力電池の性能、販売量などの指標に基づいて企業に奨励を 与えることを確定した。新エネルギー自動車を支援して 5 年後、中国政府は電気自動車コア技 術(動力電池)に対して支援を始めた。政策支援のほか、中国国内の動力電池企業はさらに関 連項目資金の補助を得た。これにより中国政府の動力電池技術への支援が新たな段階に入っ たことが分かる。 同時に、2016 年に中国政府は新エネルギー自動車の政策について、《2016 - 2020 年の新 エネルギー自動車の普及応用の財政支援策に関する通知》を発表し、2016 年の新エネルギー 自動車のモデル毎の普及応用補助基準を規定した。また、2017 年~2020 年までの補助金の 減少幅は2年ごとに 20%下げることを確定した。 2) 消費者の環境保護意識の向上 2015 年、中国の広い範囲で幾度もスモッグが発生した。中国の環境が悪化するにつれ、中国 の住民の健康に大きな影響が生じ、ますます多くの住民が環境の悪化を実感するようになった。 住民の環境保護意識の向上につれて、消費者は新エネルギー車をより受け入れるようになり、か

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つ、ますます多くの人々が「新エネルギー車は未来のトレンド」と認識するようになっている。しかも、 このような観点は若い年齢層でより普遍的であり、住民の消費観念や環境保護意識の向上は、 もう1つの駆動要因となっている。 3-3.2 中国の自動車用リチウム電池業界発展の障害要素 1) 政府の発言権が過大で、支援政策に手抜かりが存在する 現在、中国の動力リチウム電池業界と新エネルギー自動車業界の発展は主に政府の政策サ ポートに頼っており、政府は業界の発展の中で主導的な役割を果たしている。しかし中国の新エ ネルギー技術のスタートは比較的遅く、中国政府は新エネルギー業界に対しなおも模索段階に あるため、基準の制定、補助政策及び審査などについてまだ欠陥や手抜かりがあり、新エネルギ ー業界が補助金を不正受給する現象を招き、業界には不健康な発展の兆しが存在している。同 時に過度の行政介入による不公平な競争などの現象も出てきたため、積極的に制度を改善しな ければ、新エネルギー業界の発展にとって不利な要素となる。 2) 製品の価格が高すぎる 近年、中国の動力電池の生産能力が拡充されるにつれて、バッテリーの単価は減少傾向を見 せてはいるが、従来の自動車と比べると現在の価格はまだ非常に高く、新エネルギー自動車の 中で、動力電池のコストは完成車のコストの約 3 分の 1 を占めている。これは主に、原材料の価格 が高く、一部のハイエンド技術及び材料は海外に独占されているため、動力電池の全体価格が 高止まりしていることに起因する。今後短期間で動力電池の価格を効果的に下げることができな ければ、一旦政府の補助金が下げられたり取りやめになると、新エネルギー自動車が従来の自動 車と競争することは非常に難しくなる。 3) 動力電池の技術におけるボトルネック 動力電池技術のボトルネックは寿命、安全性、コストにある。この 3 点は完全に独立しているの ではなく互いに関連している。現在、中国国内の動力電池のコストが高どまりとなっている情況の 下で、その性能に飛躍的な発展はなく、動力電池のボトルネックのため、新エネルギー自動車の 使用中に様々な制限が存在しており、従来の自動車と同じように様々な状況で使用することがで

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中国の自動車用リチウム電池業界の競争構造

4-1 中国の自動車用リチウム電池業界の集中度分析

4-1.1 2015 年の TOP10 企業リスト 2015 年、中国の動力電池企業トップ 10(取付量)のリストは下記の通りである。 図表 16 2015 年における動力電池生産企業 TOP10 リスト 企業名称 登録資本金 2015 年の取付量 (台) 比亜迪股份有限公司 (「比亜迪」と略称) 247600 万元 64,837 天津力神電池股份有限公司 (「力神電池」と略称) 125000 万元 37,237 万向 A 一二三系統有限公司 (「A123 電池」と略称) 125800 万元 31,582 波士頓電池(江蘇)有限公司 (「波士頓電池」と略称) 30700 万米ドル 29,703 寧徳時代新能源科技股份有限公司 (「寧徳時代」と略称) 55198.9561 万元 20,796 合肥国軒高科動力能源有限公司 (「国軒高科」と略称) 24324.8669 万元 14,732 深セン市沃特瑪電池有限公司 (「沃特瑪」と略称) 7294.7361 万元 12,203 中航鋰電(洛陽)有限公司 (「中航鋰電」と略称) 86692 万元 10,839 北京普莱徳新能源電池科技有限公司 (「北京普莱徳」と 略称) 10000 万元 10,164 深セン市比克電池有限公司 (「比克電池」と略称) 138633.5261 万元 8,681 出典:中国工業情報化部、専門家へのインタビューにより、上海 Rapid が作成 備考:取付量とは、リチウム電池を取りつけた新エネルギー自動車の台数を指す。 4-1.2 2015 年におけるリチウム電池生産企業 TOP10 の市場シェア 2015 年、動力電池企業 TOP10 の全体市場占有率(取付量)は約 64.24%で、業界集中度 は高い。「比亜迪」は、比較的早く動力電池市場に参入したこと、及び電池から車両までの整った 産業チェーンの優位性があるため、その市場シェアは他の企業をはるかに超えている。

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図表 17 2015 年におけるリチウム電池生産企業 TOP10 の市場シェア 出典:中国工業情報化部、専門家へのインタビューにより、上海 Rapid が作成 4-1.3 リチウム電池生産企業 TOP10 の市場シェアの変化状況 近年、ニッケル・カドミウム・マンガン(NCM)など三元系電池が発展するにつれ、「比亜迪」など のリン酸鉄リチウムを中心とする動力電池企業の市場占有率(取付量)は減少が見られた。 「天津力神」はその中国国有企業の背景により、近年、公共交通分野で大きな発展を遂げた。 「波士頓電池」は国内の主な三元系電池生産企業として、その市場占有率も年々上昇してい る。 「寧徳時代」は華晨 BMW との提携が深化していき、市場占有率は年々上昇している。

「A 123 電池」は「万向集団(Wangxiang Group)」との合併を通して、販売が急速に増加し、 2015 年の市場占有率は上昇した。 比亜迪, 17.32% 力神電池, 9.95% A123電池, 8.44% 波士頓電池, 7.93% 寧徳時代, 5.56% 国軒高科, 3.84% 沃特瑪, 3.26% 中航鋰電, 2.90% 北京普莱徳, 2.72% 比克電池, 2.32%

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中国の自動車用リチウム電池業界の重点地域の発展状況

5-1 中国の自動車用リチウム電池業界の全体構造の特徴の分析

5-1.1 業界の地域集中度の分析 2015 年、中国の新エネルギー自動車が使用している動力電池の 90%以上は中国国内で生 産されたものである。動力電池企業は分散しており、華南、華東、華北、華中地域のいずれにも 分布する。中国の自動車企業は全国に分布しており、密集度は高くない。より良く顧客に近づくた め、中国の多くの動力電池企業はすでに中国の多くの地域で工場建設を計画している。よって、 中国のリチウム電池業界の地域集中度は一般的と言える。 図表 19 一部の主要動力電池企業の位置分布と工場建設の状況 動力電池企業 既存工場の所在都市 建設中(建設予定)の工場の所 在都市 国軒高科 合肥、昆山、南京 青島 比亜迪 深セン、恵州 青海 天津力神 天津 青島、蘇州、綿陽、武漢 沃特瑪 深セン 十堰、渭南 北京波士頓 溧陽、台湾 天津 深セン比克 深セン 大連、鄭州 寧徳時代 寧徳、青海 珠海銀隆 珠海、邯鄲 北京国能 北京 鄭州 出典:専門家へのインタビューにより、上海 Rapid が作成

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5-1.2 業界の地域特徴分析 動力電池は新エネルギー自動車のコアコンポーネントであるため、動力電池工場は新エネル ギー自動車工場の周辺に建設し、迅速に顧客に応答する必要がある。現在、中国の動力電池 業界は地域ごとに目立った区別はなく、各動力電池企業は主にそれぞれの川下の顧客及び地 域保護政策に基づき地域を選択している。 5-1.3 業界規模指標の地域分布の分析 中国は動力電池において基本的に三大エリアを形成しており、それぞれ珠江デルタ、長江デ ルタ、北京と天津である。この三大地域全体の産業チェーンは基本的にすでに大規模化されて いる。原材料、完成車の応用、電池の集積などを含む分野で、この 3 つのエリアに非常に良い産 業チェーンを形成している。 5-1.4 業界企業数の区域分布分析 現在、中国華東地区の電池企業が最も多く、割合は 50%を超えている。主に華東地域であり、 上海、江蘇省、浙江省、安徽省、江西省、福建省、山東省など多くの省を含む。かつ中国の自 動車製造の中心地帯であり、数多くの完成車企業を持つ。しかし、華南、華北、華中地域の自動 車製造業も比較的成熟しており、地域の大きさの要素を排除した場合、4 つの地域の企業分布 は比較的均等である。 図表 20 2015 年における中国の動力電池関連企業の分布状況 (130 社) 出典:専門家へのインタビューにより、上海 Rapid が作成 華東, 53.00% 華南, 16.00% 華北, 12.00% 華中, 11.00% 西北, 3.00% 東北, 2.00% 西南, 3.00%

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中国におけるリチウム電池メーカーの企業事例詳細研究

6-1 恵州億緯鋰能股份有限公司

6-1.1 企業の基本状況 恵州億緯鋰能股份有限公司(以下は「恵州億緯」と略称)は 9 年にわたる急速な発展を経て、 現在すでに中国のリチウム電池業界をリードする企業となっている。当社は 2009 年 10 月に第一 陣として深セン創業板で上場した(株式コード:300014.SZ)。会社の製品は世界のスマートメータ ー、自動車電子、消費電子製品、セキュリティ工業、データ通信、スマート交通とエネルギー貯 蔵などの分野に幅広く用いられる。 図表 21—「恵州億緯」の企業基本情報 会社名称 恵州億緯鋰能股份有限公司 法人代表者 劉金成 登録資金 242693.731 万元 会社のタイプ その他株式有限会社(上場) 成立日 2001 年 12 月 24 日 経営期限 固定期限無し 登録所在地 広東省恵州市仲愷高新区恵風七路36号 経営所在地 広東省恵州市仲愷高新区恵風七路36号 TEL 0752-2605878 FAX 0752-2606033 経営範囲 生産、販売:リチウム一次電池、リチウム二次電池、リチウムポリマー電池、リチウムイオン電 池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、アルカリ電池、マンガン電池、ナノテクノロ ジー新材料、水道メーター、ガスメーター、電気メーターの仕掛品及びその部品の製造、技 術研究、開発及び譲渡、貨物の輸出入。 出典:企業所在地の工商局 6-1.2 企業株主状況 図表 22—「恵州億緯」の企業株主 TOP10 株主 株主のタイプ 株式割合(%) 恵州億緯科技有限公司 国内非国有法人 42.18% 劉金成 国内自然人 2.98% 駱錦紅 国内自然人 2.75% 劉建華 国内自然人 1.41% 韜蘊(北京)投資控股有限公司 国内非国有法人 1.25%

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出典:企業所在地の工商局 6-1.3 取扱いリチウム電池 図表 23—「恵州億緯」企業製品の紹介 出典:企業内部へのインタビューにより、上海 Rapid が作成 6-1.4 2013-2015 年企業のリチウム電池の売上高状況 2015 年、「恵州億緯」は主業に注目、基礎を固める」という方針で業務を展開し、通年の営業 売上高は 13.48 億元で、前年同時期と比べ 11.58%増加した。 図表 24—「恵州億緯」リチウム電池の売上高状況 1,039,067 1,208,924 1,348,933 71.44% 16.35% 11.58% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 50% 55% 60% 65% 70% 75% 80% 0 200,000 400,000 600,000 800,000 1,000,000 1,200,000 1,400,000 1,600,000 2013 2014 2015 単位;千元 売上高 成長率 袁中直 国内自然人 0.93% 広発証券資管-工商銀行-広発原馳·億緯鋰能1号集合資 産管理計画 その他 0.83% 長江証券-興業銀行-超越理財東湖1号集合資産管理計画 その他 0.64% 華安資産-工商銀行-藍巨霊活配置1号資産管理計画 その他 0.51% 中国工商銀行股份有限公司-嘉実事件駆動股票型証券投 資基金 その他 0.49% 合計 53.97 電池の種類 電池の特徴 使用範囲 リチウム一次電池 主要製品:リチウム電池、リチウムマ ンガン電池、SPC 製品等 スマートメーター(水、電器、ガス、熱メ ーター)、リモコンデータ採取システム、 スマートセキュリティ、スマートホーム、 スマート交通、データ貯蔵、医療器械、 石油掘削、軍事応用等に用いられる。 リチウムイオン電池 正極材料別に、コバルト酸リチウム シリーズ製品、リン酸鉄リチウムシリ ーズ製品と 3 元系材料シリーズ製 品に分けられる。 電子タバコ、ウェアラブル製品、銀行パ スワードカード、新エネルギー自動車、 電力エネルギー貯蔵、通信エネルギー 貯蔵、分布式エネルギー貯蔵と電動工 具等。

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出典:企業内部へのインタビューにより、上海 Rapid が作成 6-1.5 企業の特許状況 2016 年上半期まで、「恵州億緯」の特許取得件数は 325 件であり、そのうち発明型は 151 件、実用新案型は 174 件であった。2015 年、企業は「国家知的財産権優勢企業」の称号を 得た。 出典:国家知的財産権局 6-1.6 企業の研究開発動向 ここ二年、「恵州億緯」が担当した国家級プロジェクトには、《塩化チオニル電池産業化プロジ ェクト》(中国国家重点産業構成調整項目)、《塩化チオニル電池》(中国科学技術部財政部 イノベーション基金)、《塩化チオニル電池》(中国科学技術部財政部イノベーション基金)、《高 安全性リチウムイオン電池体系のエネルギー貯蔵と動力電池システム》(中国国家開発改革 委員会、工信部 2010 年電子情報産業振興と技術改造専門プロジェクト)があった。担当した 省級プロジェクトには、《純電動物流自動車電源システムキー技術研究と産業化》、《範囲拡 張電動バスとダブルエネルギー動力インテグレーション単元及びその管理システムの研究開 発と産業化》があった。 6-1.7 企業の今後の動向 (1) 品質向上、リチウム電池業務優勢の強化 引き続きリチウム電池業務の優勢を強化し、技術イノベーションを通して、新製品を発表し新 たな市場を占める。IoT の発展の背景のもと、「万物の相互接続の駆動」となるリチウム電池を 率いる企業になる。「匠の心」を発揮し、「品質管理」と「自動化改造」を通して、引き続き製品 のコストパフォーマンスを高めると共に、高品質のリチウム電池製品を開発していく。 (2) 焦電エネルギーネットワーク、新エネルギーの核心競争力を立ち上げる 新エネルギー自動車の急速な発展とエネルギー貯蔵市場の起動のチャンスを掴み、リチウ ムイオンプロジェクトの建設、三元系材料動力電池一期 1 のプロジェクトとリン酸鉄リチウム 0.8 のプロジェクトを速やかに促進し、2016 プロジェクトが 2016 年上半年に生産要求に達するよう に努力する。三元系材料動力電池二期 2 プロジェクトは 2016 年年内に要求されている生産 能力を実現させる。これから市場発展に基づいて、生産能力を引き続き拡大していく。

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(3) 技術を強化し、品質を向上させる 「恵州億緯」は高機能リチウムエネルギー分野をリードする国際的一流工業製造と民間用ブラ ンド企業を目指し励んでいる。よって、「世界で最も品質の良いリチウム電池を製造し、業界をリー ドする企業になる」ことを会社のビジョンとし、「社会に信頼性の高いリチウム電池を提供する」こと を使命として、絶えず技術のリーダー的地位を強化し、製品品質を高め、エコロジー品質安全生 産体型を引き続き改善し、世界的なリチウム電池市場を立ち上げ、従業員、顧客、提携パートナ ー、投資者及び社会に価値を作り続ける。

6-2 慧通天下科技股份有限公司

6-2.1 企業の基本状況 深セン市慧通天下科技股份有限公司(以下「慧通天下」と略称)の前身は深セン力多威電池 有限公司であり、2006 年に設立された。当社は 2016 年 2 月 5 日に新三板に上場した (証券コ ード:835832) 。慧通天下はリチウムイオン二次電池及びその製品のパッケージ研究開発、生 産、販売を一体とした国家ハイテク企業であり、22 年間の豊富な電池生産経験を持つ。 図表 25— 「慧通天下」の企業基本情報 会社名称 深セン市慧通天下科技股份有限公司 法人代表者 陳清波 登録資金 5720 万人民元 会社のタイプ 株式有限会社 成立日 2006 年 5 月 23 日 経営期限 50 年 登録所在地 深セン市宝安区公明街道上村社区蓮塘工業城 C 区2から6棟 経営所在地 深セン市宝安区公明街道上村社区蓮塘工業城 C 区2から6棟 TEL 0755-81739389 FAX 0755-81739090 経営範囲 リチウム電池、自動車動力リチウムイオン電池(リチウムイオン電池、リチウムイオン電池モジ ュール、動力蓄電池応用システム)、工業用モデル、プラスチック部品、金属製品、モバイ ルバッテリー、電気自動車、電気自動車部品の技術開発、販売。国内商業、物資の供給 と販売業(国が専門に経営、管理、販売する商品を除く)。輸出入業務の経営。^リチウム電 池、自動車動力リチウムイオン電池(リチウムイオン電池、リチウムイオン電池モジュール、 動力蓄電池応用システム)、工業用モデル、プラスチック部品、金属製品、モバイルバッテ リー、電気自動車、電気自動車部品の生産。 出典:企業所在地の工商局

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中国の自動車用リチウム電池業界への投資とアドバイス

7-1 中国の自動車用リチウム電池業界への投資の特性分析

7-1.1 中国の自動車用リチウム電池業界の市場参入障壁に関する分析 中国の自動車用リチウム電池業界の参入障壁は主に政策障壁である。 中国の新エネルギー自動車業界及び動力電池業界は未だに政策に依存する市場であり、国 の政策及び補助金への依存度は高く、政府の発言権が大きく、特に公共分野の仕入れの中で、 政府が決定的な役割を果たす。また、各地の政府には未だに地方保護主義が存在しており、地 元企業を支援している。 2016 年 5 月、中国工業情報化部は新エネルギー自動車と動力リチウム電池の企業リストを結 び合わせることを明確にした。これから、中国工業情報化部のリストに入ったリチウム電池のみが 新エネルギー自動車の組み立てに使用することができ、かつ、新エネルギー補助金を享受するこ とができる。つまり、リストに入らない企業は競争において明らかに劣勢にあり、競争力がなくなると さえ考えることができる。そのため、外資企業が中国の動力電池市場に参入することは政治的環 境、地方保護などの要素に影響されやすい。 7-1.2 中国の自動車用リチウム電池の収益モデル分析 現在、中国の自動車用リチウム電池の収益モデルは主に政府支援による販売である。 近年、中国の新エネルギー自動車業界の発展には良好な傾向が現れている。動力電池業界 の注文は業績が出始め、企業の売上高は急速に増加している。その主な理由として、国家政策 の配当金が多く、充電スポット業界が急速に発展しており、政府の支援によりエンドユーザーの購 入コスト及び使用コストが下がり、これが新エネルギー自動車の消費を牽引し、動力電池の高い 利益率及び販売数を保証し、企業の利益を支えている。 しかし中国国内において、この業界の発展は新しく、業界はまだ成熟段階に入っていない。今 後、政府の支援がなくなった場合、どの収益モデルを選択するかはまだはっきりしていない。手当 がない場合、消費者が高い電池を購入するかどうか、引き続き収益を得ることができるかどうかは

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大きな問題点となっている。 中国の新エネルギー自動車業界は既に一定の規模があり、中国政府は業界の安定性と雇用 の安定性を維持するため、2020 年まで各種補助金政策を取り消すことはしない。 7-1.3 中国の自動車用リチウム電池の利益獲得の要因分析 中国の自動車用リチウム電池の利益獲得の要素は主に 3 つのポイントを含む。 1) 政府の支援 現在、中国の自動車用リチウム電池市場はまだ未熟であるため、政府が積極的に導き支援す ることが必要である。同時に、手当などの措置を通して、企業の研究開発と製造を支え、消費者 の購入コスト及び使用コストを下げることにより、消費意欲を向上させ、民間消費市場を活性化さ せ、新エネルギー自動車市場の売上高の増加を牽引する。そして企業の製品の販売と発展を促 進し、利益を実現させる。 関連支援: 2016 年 7 月、中国浙江省発展と改革委員会は、「浙江省の電気自動車の充電 インフラ「第 13 次五カ年」発展計画」を発表した。その中で、2020 年までに、杭州において 160 か所以上の専用バッテリー充電交換ステーション、63000 個以上の分散式充電スポットを新設 することを明確にしており、新エネルギー自動車の充電はますます便利になる。

これに基づき、2016 年 9 月 12 日、Didi Taxi はUber中国と手を組んで、Kuaibu Taxi と戦略 提携協議に調印し、3 年以内に 2 万台の新エネルギー電気自動車を順次投入し、Didi Taxi・Ub erプラットフォーム上で運営する。(Didi Taxi、Uber、Kuaibu Taxi:オンラインタクシー予約APP)

2) 製品の性能 動力電池は航続能力、製品価格、使用寿命、充電と放電速度などの面に弱点が存在する。 いかに弱点を克服し、性能を向上させ、消費者が製品を受け入れることができるかが、企業にと ってもう 1 つの重要な収益の決定要因となる。かつ、今後、順次政府配当が減り、その要因は企 業の収益にとっては決定的なものになる。 3) 政府の購入 現在、バス、特殊車両などの公共分野は、政府の購入を通して、業界内で多くの企業の主要

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な利益要因となっている。これらの調達は一般に金額が大きく、周期が長く、直接的に川上動力 電池企業の出荷量及び出荷価格に影響をもたらし得る。 関連調達:2014 年 7 月 13 日、中国政府は「政府機関及び公共機関の新エネルギー自動車 の購入に関する実施計画」を発表した。主な内容には次のものが含まれる。:2014-2016 年、中 国中央機関及び 88 のモデル都市政府機関の購入する自動車は 30%以上が新エネルギー自 動車であり、かつ、年々増加している。その他の都市の機関ではこの割合は 10%以上(PM2.5 汚 染が比較的深刻な、北京・天津・河北省、長江デルタ、珠江デルタは 15%以上)。2015 年は 20%以上、2016 年は 30%以上と、年々上昇している。

7-2 中国の自動車用リチウム電池業界への投資機会とアドバイス

7-2.1 中国の自動車用リチウム電池業界の投資リスク 1) 今後、生産能力過剰リスク、価格戦の勃発の可能性がある 中国の動力電池市場はここ数年の爆発的成長を経て、すべての動力電池企業は勢力拡大、 融資、人材の掘り起こし、増産、拡大生産を加速させた。驚異的な発展に伴い、業界全体の生 産能力過剰のリスクがすでに現れており、今後は価格戦が起こる可能性がある。 2) 盲目的投資、技術リスクの出現 現在、中国の多くの動力電池企業の投資は比較的盲目的で、一部の企業は明らかに技術の 蓄積と研究開発能力に乏しく、今後の技術リスクの出現を招く。多くの新規参入企業は技術要求 に対して十分な認識に欠けており、優れた技術と製造のチームがなく、ただ他社から人材を引き 抜いて、工場を建設し生産を行っている。大量の資金を投入したのちに、生産に問題が生じて、 大きなリスクに直面する。 3) 政府政策の変化は戦略にリスクをもたらす 中国の動力電池市場は政府の政策に対する依存が比較的大きい。しかし中国政府はこの業 界に関する経験が少ない。時間が経つにつれて、今後政策の変化が非常に頻繁になり、これが

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中国における自動車リチウム電池業界企業リスト(79 社)

※第 6 章に掲載した企業と同一の場合、「企業の基本状況」「取扱いリチウム電池」の内容は 同一となります。

8-1 恵州億緯鋰能股份有限公司

8-1.1 企業の基本状況 恵州億緯鋰能股份有限公司(以下は「恵州億緯」と略称)は 9 年にわたる急速な発展を経て、 現在すでに中国のリチウム電池業界をリードする企業となっている。当社は 2009 年 10 月に第一 陣として深セン創業板で上場した(株式コード:300014.SZ)。会社の製品は世界のスマートメータ ー、自動車電子、消費電子製品、セキュリティ工業、データ通信、スマート交通とエネルギー貯 蔵などの分野に幅広く用いられる。 図表 141—「恵州億緯」の企業基本情報 会社名称 恵州億緯鋰能股份有限公司 法人代表者 劉金成 登録資金 242693.731 万元 会社のタイプ その他株式有限会社(上場) 成立日 2001 年 12 月 24 日 経営期限 固定期限無し 登録所在地 広東省恵州市仲愷高新区恵風七路36号 経営所在地 広東省恵州市仲愷高新区恵風七路36号 TEL 0752-2605878 FAX 0752-2606033 経営範囲 生産、販売:リチウム一次電池、リチウム二次電池、リチウムポリマー電池、リチウムイオン電 池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、アルカリ電池、マンガン電池、ナノテクノロ ジー新材料、水道メーター、ガスメーター、電気メーターの仕掛品及びその部品の製造、技 術研究、開発及び譲渡、貨物の輸出入。 出典:企業所在地の工商局 8-1.2 取扱いリチウム電池 図表 142—「恵州億緯」企業製品の紹介 電池の種類 電池の特徴 使用範囲

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出典:企業内部へのインタビューにより、上海 Rapid が作成

8-2 慧通天下科技股份有限公司

8-2.1 企業の基本状況 深セン市慧通天下科技股份有限公司(以下「慧通天下」と略称)の前身は深セン力多威電池 有限公司であり、2006 年に設立された。当社は 2016 年 2 月 5 日に新三板に上場した (証券コ ード:835832) 。慧通天下はリチウムイオン二次電池及びその製品のパッケージ研究開発、生 産、販売を一体とした国家ハイテク企業であり、22 年間の豊富な電池生産経験を持つ。 図表 143— 「慧通天下」の企業基本情報 会社名称 深セン市慧通天下科技股份有限公司 法人代表者 陳清波 登録資金 5720 万人民元 会社のタイプ 株式有限会社 成立日 2006 年 5 月 23 日 経営期限 50 年 登録所在地 深セン市宝安区公明街道上村社区蓮塘工業城 C 区2から6棟 経営所在地 深セン市宝安区公明街道上村社区蓮塘工業城 C 区2から6棟 TEL 0755-81739389 FAX 0755-81739090 経営範囲 リチウム電池、自動車動力リチウムイオン電池(リチウムイオン電池、リチウムイオン電池モジ ュール、動力蓄電池応用システム)、工業用モデル、プラスチック部品、金属製品、モバイ ルバッテリー、電気自動車、電気自動車部品の技術開発、販売。国内商業、物資の供給 と販売業(国が専門に経営、管理、販売する商品を除く)。輸出入業務の経営。^リチウム電 池、自動車動力リチウムイオン電池(リチウムイオン電池、リチウムイオン電池モジュール、 動力蓄電池応用システム)、工業用モデル、プラスチック部品、金属製品、モバイルバッテ リー、電気自動車、電気自動車部品の生産。 出典:企業所在地の工商局 リチウム一次電池 主要製品:リチウム電池、リチウムマ ンガン電池、SPC 製品等 スマートメーター(水、電器、ガス、熱メ ーター)、リモコンデータ採取システム、 スマートセキュリティ、スマートホーム、 スマート交通、データ貯蔵、医療器械、 石油掘削、軍事応用等に用いられる。 リチウムイオン電池 正極材料別に、コバルト酸リチウム シリーズ製品、リン酸鉄リチウムシリ ーズ製品と 3 元系材料シリーズ製 品に分けられる。 電子タバコ、ウェアラブル製品、銀行パ スワードカード、新エネルギー自動車、 電力エネルギー貯蔵、通信エネルギー 貯蔵、分布式エネルギー貯蔵と電動工 具等。

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8-2.2 取扱いリチウム電池 図表 144—「慧通天下」企業製品の紹介 出典:企業内部へのインタビューにより、上海 Rapid が作成

8-3 風帆有限責任公司

8-3.1 企業の基本状況 風帆有限責任公司(以下「風帆」と略称)は中国船舶重工集団公司に属する。会社の前身 は保定蓄電池廠であり、1958 年に設立され、「第 1 次 5 カ年計画」期間の国の 156 重点建設プ ロジェクトの一つであった。2000 年 6 月に中国船舶重工集団公司は主要発起者として股份公司 を設立し、「風帆股份」A 株(600482)は 2004 年 7 月に上海証券所に上場した。中国化学と物 理エネルギー業界協会酸性蓄電池分会と中国電池工業協会鉛酸蓄電池分会も風帆に設置さ れている。 図表 145—「風帆」の企業基本情報 会社名称 風帆有限責任公司 法人代表 者 劉宝生 電池の種類 電池の特徴 使用範囲 動力型リチウムイオ ン電池 容量が大きく、且つ大電流(出力) 放電に適し、電気自転車及び電動 自動車などの大出力電池として使 われる。 自動車、電気自転車、高出力無人機、 船や飛行機の模型等 消費型リチウムイオ ン電池 消費電子製品用リチウム電池 携帯電話、タブレット、トランシーバー等 リチウムイオン電池 セル リチウムイオン電池セルは液体リチ ウムイオン電池セルとポリマー電池 セルの二種類がある。ポリマー電池 セルは液体リチウムイオン電池セル より更に安全で、爆発の恐れもな く、軽く、ハイエンドデジタル設備に 多く使われている。 リチウムイオン電池のコア部品の一つで ある。

図表 17  2015 年におけるリチウム電池生産企業 TOP10 の市場シェア 出典:中国工業情報化部、専門家へのインタビューにより、上海 Rapid が作成  4-1.3  リチウム電池生産企業 TOP10 の市場シェアの変化状況  近年、ニッケル・カドミウム・マンガン(NCM)など三元系電池が発展するにつれ、「比亜迪」など のリン酸鉄リチウムを中心とする動力電池企業の市場占有率(取付量)は減少が見られた。  「天津力神」はその中国国有企業の背景により、近年、公共交通分野で大きな発展を遂げた。 「波士頓

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