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Windows Server 2003 Service Pack 適用手順書

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(1)

CLUSTERPRO

®

for Windows Ver7.0/8.0

Windows Server 2003 Service Pack 適用手順書

第4版 2007年 5月 21日 本手順書では、CLUSTERPRO環境におけるWindows Server 2003 Service Pack 1/2の適用方法を説明します。 以降、特に記述のない場合、Service Packは、Windows Server 2003 Service Pack 1/2を指すものとしま す。

作業の前に必ずお読みください

CLUSTERPROのコンポーネント別の適用手順は、以下のとおりです CLUSTERPROサーバ ⇒ 本手順書「2.CLUSTERPROサーバ環境へのインストール手順」 CLUSTERPROマネージャ CLUSTERPROクライアント • CLUSTERPROサーバ上へインストールされている場合 ⇒ 本手順書「2.CLUSTERPROサーバ環境へのインストール手順」 • CLUSTERPROサーバとは別にインストールされている場合 ⇒ 本手順書「3.CLUSTERPROマネージャ/クライアント環境へのインストール手順」 CLUSTERPROサーバのバージョン、運用状態(*)などでService Packの適用手順が異なる場合があり

ます。該当する手順を確認し、必ず本手順書に沿って作業を実施してください。 (*) 以下の3通りの状態があります。 新規インストール : 新規にOSのインストール、Service Packの適用を行なった後、 CLUSTERPROをインストールする状態を示します。 既に運用中 : 既にCLUSTERPROがインストールされている環境に、Service Packを適用する状態を示します。 ローリングアップグレード : 既にCLUSTERPROがインストールされており、クラスタとして 運用が開始されている環境に、ローリングアップグレードに よりService Packを適用する状態を示します。 1サーバずつService Packを適用することで、システム停止 時間を最小限にとどめることができます。

Service Pack 1/2 適用により発生する問題

フェイルオーバグループが活性しているサーバ(現用系サーバ)から、そのフェイルオー バグループの持つ仮想コンピュータ名またはフローティングIPを使用してファイル共 有プロトコル(SMB/CIFS)の通信をするような運用を行う場合には、Service Pack適用手 順とは別に、4.2章および4.3章に記載の手順を実施する必要があります。

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1.インストールを始める前に

Service Packのインストールの際には、以下の媒体/セットアップカードが必要となります。媒体の 準備が整うまで、Service Packのインストールを行なわないでください。 CLUSTERPROのバージョン 7.0 8.0 Service Pack Service Pack 1/2 ○ ○ 【NEC Express5800サーバの場合】 Express5800用Service Pack 1 差分モジュール ○ ○ CLUSTERPRO CLUSTERPRO セットアップカード △※1 ※1 CLUSTERPRO CD △※1 ※1 CLUSTERPRO アップデート △※2 ※2 ※1 既に運用中の場合は、CLUSTERPROセットアップカードおよびCLUSTERPRO CDは必要ありませ ん。 ※2 Service Packに依存したCLUSTERPROアップデートはありません。 • 新規インストール、既に運用中に関係なく、できるだけ新しいCLUSTERPROアップデート を適用するようご検討ください。 CLUSTERPROアップデートの情報についてはPP・サポートサービスのインフォメーション サービスをご利用ください。

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2.CLUSTERPROサーバ環境へのインストール手順

CLUSTERPROのバージョン、クラスタの運用状態(既存システムへのService Packの適用か、新規イン ストールする環境へのService Packの適用か、既存システムへのローリングアップグレードによる Service Packの適用)によって手順が異なる場合がありますので、以降の該当する手順をご確認の上 でService Packの適用を実施してください。

2.1 CLUSTERPROをすでに運用中の場合

手順の概要は以下のとおりです。 • CLUSTERPROが起動しないようにサービスのスタートアップを変更 • Service Packの適用 • CLUSTERPROが起動するようにサービスのスタートアップを変更 以下の手順で、Service Packを適用します。 (1) Administrator権限を持つユーザでログオンしてください。 以後、必要な作業はAdministrator権限を持つユーザで行なってください。 (2) 全サーバの「CLUSTERPRO Server」サービスのスタートアップの種類を[手動]に変更し、クラ スタシャットダウンを行なって、全サーバの電源を切ってください。 以下のサービスがあれば、これらのスタートアップの種類も[手動]に変更してください。 • CLUSTERPRO LogCollector

• CLUSTERPRO Mirror Disk Agent • CLUSTERPRO Manager

• CLUSTERPRO Web Manager

(3) 手順(3-1)から手順(3-7)までの作業をサーバ毎に実施してください。

共有ディスク構成時の注意事項

共有ディスク構成の場合は、手順(3-1)から手順(3-6)までの作業を1サーバずつ実施 し、同時に複数のサーバが起動することの無いように注意してください。 Service Packの適用により、切替パーティションに対するアクセス制御の設定が無効 となる場合があります。複数のサーバが動作する状態では、アクセス制御が正しく機 能しない場合、切替パーティション上のデータが破壊される可能性があります。 以降、手順(3-6)でサービスを自動起動に戻してサーバの再起動を行なうまでは、CLUSTERPRO は動作しないので、単体サーバと同様の手順でサーバをシャットダウン/起動して構いません。

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(3-1) サーバを起動してください。

(3-2) サーバにService Packを適用してください。

ご使用のハードウェア固有の差分モジュールがあれば、それらを適用してください。 【NEC Express5800サーバをご利用の場合】

Express5800用Service Pack差分モジュールを適用してください。

(3-3) Service Packを有効とするために、サーバを再起動してService Pack適用後の動作を確認 してください。 【共有ディスク構成の場合】 Service Packの適用により、共有ディスクのドライブ文字の設定やクロスコールの設 定が変わっていないことを確認してください。 • ディスクパーティションへのドライブ文字の設定 ⇒ 「スタート」→「プログラム」→「管理ツール」→ 「コンピュータの管理」→「ディスクの管理」 • 共有ディスクのLUN/HostBusアダプタに対するクロスコールの設定およびクラス タ文字/ドライブ文字の設定 ⇒ 「スタート」→「プログラム」→「CLUSTERPRO Server」→ 「ディスクアドミニストレータ」 クロスコール/クラスタ文字の設定が変わっていた場合は、「CLUSTERPROシステム構築 ガイド クラスタ生成ガイド(共有ディスク)」に記載されている手順により再設定し てください。 【ミラーディスク構成の場合】 ミラーディスクのドライブ文字の設定が変わっていないことを確認してください。 (3-4) 【Windowsファイアウォールをご利用の場合】 CLUSTERPROの使用するポートをWindowsファイアウォールに登録してください。 Windowsファイアウォールの設定手順については、本手順書「4.Windowsファイア ウォールの設定」を参照してください。 (3-5) 最新版CLUSTERPROアップデートが未適用であれば、CLUSTEROPROアップデートを適用して ください。 CLUSTERPROアップデートの適用手順については、適用するCLUSTERPROアップデートの 「CLUSTERPROアップデート手順書」を参照してください。

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(3-6) 「CLUSTERPRO Server」サービスのスタートアップの種類を[自動]に変更してください。

以下のサービスがあれば、これらのスタートアップの種類も[自動]に変更してくださ い。

CLUSTERPRO LogCollector CLUSTERPRO Mirror Disk Agent CLUSTERPRO Manager

CLUSTERPRO Web Manager (Webマネージャを使用する場合のみ自動にしてく ださい) (3-7) サーバをシャットダウンし、サーバの電源を切ってください。 (4) 全サーバを起動してください。 起動後、CLUSTERPROの運用が再開されます。 【ミラーディスク構成の場合】 ミラーディスクのディスク/ネットワークアダプタの設定を確認し、必要に応じて再設定を 行ってください。 ⇒ 「スタート」→「プログラム」→「CLUSTERPRO Server」→ 「ミラーディスクアドミニストレータ」 • ミラーセットのアイコンが赤色になり、「アクティブネットワーク」欄に「情報を取 得できません」と表示される場合、対象ディスクのあるサーバでミラーディスクアド ミニストレータの「交換」メニューから「交換」→「ディスク構成変更」を実施し、 再起動後にミラー再構築を実施してください。 • データミラーリングに使用するネットワークが「自サーバネットワーク」欄または「相 手サーバネットワーク」欄に表示されない場合、そのサーバでミラーディスクアドミ ニストレータの「交換」メニューから「交換」→「ネットワーク交換」を開いてネッ トワークを再登録し、再起動してください。 ミラーディスクアドミニストレータによる設定についての詳細は、「CLUSTERPROシステム構 築ガイド GUIリファレンス」を参照してください。

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2.2 CLUSTERPROを新規インストールする場合

手順の概要は以下のとおりです。 • Service Packの適用 • CLUSTERPROのインストール • クラスタ構築 以下の手順で、Service Pack適用とCLUSTERPROのインストールを行ないます。 (1) Administrator権限を持つユーザでログオンしてください。 以後、必要な作業はAdministrator権限を持つユーザで行なってください。 (2) Service Packを適用してください。 ご使用のハードウェア固有の差分モジュールがあれば、それらを適用してください。 【NEC Express5800サーバをご利用の場合】 Express5800用Service Pack差分モジュールを適用してください。

(3) Service Packを有効とするために、サーバを再起動してService Pack適用後の動作を確認して ください。 (4) 【Windowsファイアウォールをご利用の場合】 CLUSTERPROの使用するポートをWindowsファイアウォールに登録してください。 Windowsファイアウォールの設定手順については、本手順書「4.Windowsファイアウォール の設定」を参照してください。 (5) CLUSTERPROをインストールしてください。 CLUSTERPROインストール手順については、CLUSTERPROのセットアップカードを参照してく ださい。 (6) 最新版CLUSTERPROアップデートが未適用であれば、CLUSTEROPROアップデートを適用してくださ い。 CLUSTERPROアップデートの適用手順については、適用するCLUSTERPROアップデートの 「CLUSTERPROアップデート手順書」を参照してください。 (7) CLUSTERPROセットアップカードを参照し、インストール後に必要な手順およびクラスタ構築を 実施してください。 (8) フェイルオーバグループが活性しているサーバ(現用系サーバ)から、そのフェイルオーバグルー プの持つ仮想コンピュータ名またはフローティングIPを使用してファイル共有プロトコル (SMB/CIFS)の通信をするような運用を行う場合には、4.2章および4.3章に記載の注意事項を確 認の上、これらの章に記載の手順を実施してください。

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2.3 ローリングアップグレードを行う場合

バージョン7.05以降のCLUSTERPROがインストールされている場合1、ローリングアップグレードによ るService Packの適用を行なうことができます。運用中の業務をサーバ間で移動させながら1サー バずつService Packを適用することで、システム停止時間を最小限にとどめることができます。 手順の概要は以下のとおりです。 1サーバずつService Packの適用を実施 • フェイルオーバグループを別のサーバへ移動 • CLUSTERPROが起動しないようにサービスのスタートアップを変更 • Service Packの適用 • CLUSTERPROが起動するようにサービスのスタートアップを変更 • サーバをクラスタへ復帰 以下の手順で、Service Packを適用します。 (1) 手順(1-1)から手順(1-12)までの作業を1サーバずつ実施してください。 (1-1) サーバでフェイルオーバグループが動作している場合、CLUSTERPROマネージャを操作し て、フェイルオーバグループを別のサーバへ移動してください。 (1-2) サーバへAdministrator権限を持つユーザでログオンしてください。 以後、必要な作業はAdministrator権限を持つユーザで行なってください。 (1-3) サーバの「CLUSTERPRO Server」サービスのスタートアップの種類を[手動]に切り替えて、 サーバシャットダウンを行い、サーバの電源を切ってください。 以下のサービスがあれば、これらのスタートアップの種類も[手動]に変更してくださ い。 CLUSTERPRO LogCollector CLUSTERPRO Mirror Disk Agent CLUSTERPRO Manager

CLUSTERPRO Web Manager

以後、手順(1-11)でサービスを自動起動に戻してサーバの再起動を行なうまでは、この サーバではCLUSTERPROは動作しないので、単体サーバと同様の手順でこのサーバを シャットダウン/起動して構いません。 (1-4) サーバを起動してください。

共有ディスク構成時の注意事項

共有ディスク構成の場合は、サーバを起動する前に、共有ディスク装置との接

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(1-5) サーバにService Packを適用してください。 ご使用のハードウェア固有の差分モジュールがあれば、それらを適用してください。 【NEC Express5800サーバをご利用の場合】 Express5800用Service Pack差分モジュールを適用してください。 (1-6) Service Packを有効とするために、サーバを再起動してください。 (1-7) 【Windowsファイアウォールをご利用の場合】 CLUSTERPROの使用するポートをWindowsファイアウォールに登録してください。 Windowsファイアウォールの設定手順については、本手順書「4.Windowsファイアウォー ルの設定」を参照してください。 (1-8) 【ミラーディスク構成の場合】

「CLUSTERPRO Mirror Disk Agent」サービスを開始してください。 (1-9) Service Pack適用後の動作を確認してください。 Service Packの適用により、CLUSTERPROの使用するデバイス(ディスク、HostBusアダ プタ、ネットワークアダプタ等)が新規デバイスとして認識された場合は、クロスコー ルディスクやミラーディスクの設定を確認し、必要に応じて再設定を行なってくださ い。 【共有ディスク構成の場合】 1) 共有ディスクのHostBusアダプタに対するクロスコールの設定を確認します。 ⇒ 「スタート」→「プログラム」→「CLUSTERPRO Server」→ 「ディスクアドミニストレータ」→「X-CALL DISKの設定」 クロスコールの設定がLocalに変わっていた場合は、X-CALLに再設定してくださ い。 2) 一旦サーバをシャットダウンして共有ディスク装置との接続ケーブルを元通り接 続し、再起動します。 3) 共有ディスクのドライブ文字の設定を確認します。 ⇒ 「スタート」→「プログラム」→「管理ツール」→ 「コンピュータの管理」→「ディスクの管理」 4) 共有ディスクのクラスタ文字の設定を確認します。 ⇒ 「スタート」→「プログラム」→「CLUSTERPRO Server」→ 「ディスクアドミニストレータ」→「CLUSTER文字の設定」 クロスコールやクラスタ文字の設定方法については「CLUSTERPROシステム構築ガイ ド クラスタ生成ガイド(共有ディスク)」を参照ください。 【ミラーディスク構成の場合】 1) ミラーディスクのドライブ文字の設定を確認します。 ⇒ 「スタート」→「プログラム」→「管理ツール」→ 「コンピュータの管理」→「ディスクの管理」

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2) ミラーディスクのディスク/ネットワークアダプタの設定を確認します。 ⇒ 「スタート」→「プログラム」→「CLUSTERPRO Server」→ 「ミラーディスクアドミニストレータ」 • ミラーセットのアイコンが赤色になり、「アクティブネットワーク」欄に「情 報を取得できません」と表示される場合、対象ディスクのあるサーバでミ ラーディスクアドミニストレータの「交換」メニューから「交換」→「ディ スク構成変更」を実施し、再起動後にミラー再構築を実施してください。 • データミラーリングに使用するネットワークが「自サーバネットワーク」欄 または「相手サーバネットワーク」欄に表示されない場合、そのサーバでミ ラーディスクアドミニストレータの「交換」メニューから「交換」→「ネッ トワーク交換」を開いてネットワークを再登録し、再起動してください。 ミラーディスクアドミニストレータによる設定についての詳細は、「CLUSTERPROシ ステム構築ガイド GUIリファレンス」を参照してください。 (1-10) 最新版CLUSTERPROアップデートが未適用であれば、CLUSTEROPROアップデートを適用して ください。 CLUSTERPROアップデートの適用手順については、適用するCLUSTERPROアップデートの 「CLUSTERPROアップデート手順書」を参照してください。 (1-11) 「CLUSTERPRO Server」サービスのスタートアップの種類を[自動]に変更して、サーバを 再起動してください。 以下のサービスがあれば、これらのスタートアップの種類も[自動]に変更してくださ い。 • CLUSTERPRO LogCollector • CLUSTERPRO Mirror Disk Agent • CLUSTERPRO Manager

• CLUSTERPRO Web Manager (Webマネージャを使用する場合のみ自動にしてく ださい) (1-12) CLUSTERPROマネージャを操作して、サーバをクラスタへ復帰してください。 (2) すべてのサーバのService Packの適用が完了後、必要であればCLUSTERPROマネージャを操作し て、フェイルオーバグループをそれぞれ元のサーバへ移動してください。 (3) フェイルオーバグループが活性しているサーバ(現用系サーバ)から、そのフェイルオーバグルー プの持つ仮想コンピュータ名またはフローティングIPを使用してファイル共有プロトコル (SMB/CIFS)の通信をするような運用を行う場合には、4.2章および4.3章に記載の注意事項を確 認の上、これらの章に記載の手順を実施してください。

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3.CLUSTERPROマネージャ/クライアント環境へのインス

トール手順

手順の概要は以下のとおりです。 • CLUSTERPROが起動しないようにサービスのスタートアップを変更 • Service Packの適用 • CLUSTERPROが起動するようにサービスのスタートアップを変更 以下の手順で、Service Packを適用します。 (1) Administrator権限を持つユーザでログオンしてください。 以後、必要な作業はAdministrator権限を持つユーザで行なってください。 (2) 下記サービスのスタートアップの種類を[手動]に変更してください。 【CLUSTERPROマネージャがインストールされている場合】 • CLUSTERPRO Manager

• CLUSTERPRO Web Manager

【CLUSTERPROクライアントがインストールされている場合】 • CLUSTERPRO Client (3) Service Packを適用してください。 ご使用のハードウェア固有の差分モジュールがあれば、それらを適用してください。 【NEC Express5800サーバをご利用の場合】 Express5800用Service Pack差分モジュールを適用してください。

(4) Service Packを有効とするために、Windowsを再起動してService Pack適用後の動作を確認して ください。 (5) 【Windowsファイアウォールをご利用の場合】 CLUSTERPROの使用するポートをWindowsファイアウォールに登録してください。 Windowsファイアウォールの設定手順については、本手順書「4.Windowsファイアウォール の設定」を参照してください。 (6) 下記サービスのスタートアップの種類を[自動]に変更後、サービスを開始してください。 【CLUSTERPROマネージャがインストールされている場合】 • CLUSTERPRO Manager

• CLUSTERPRO Web Manager (Webマネージャを使用する場合のみ自動への変更、サービ ス開始を行なってください)

【CLUSTERPROクライアントがインストールされている場合】 • CLUSTERPRO Client

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4.注意事項

4.1 Windowsファイアウォールの設定

Windowsファイアウォールを利用する場合、CLUSTERPROの使用するポートをWindowsファイアウォー ルに登録する必要があります。 以下の手順で、Windowsファイアウォールの設定を行なってください。 (1) [コントロールパネル]から[Windowsファイアウォール]を起動してください。 (2) [例外]タブ⇒[ポートの追加]を選択して、以下のポートを登録してください。 【CLUSTERPROサーバがインストールされている場合】 ポート番号 プロトコル 備考 20003 TCP [クラスタプロパティ]→[ポート番号]→[1] 20003 UDP [クラスタプロパティ]→[ポート番号]→[1] 20004 TCP [クラスタプロパティ]→[ポート番号]→[2] 20005 TCP [クラスタプロパティ]→[ポート番号]→[3] 20006 TCP [クラスタプロパティ]→[ポート番号]→[4] 20006 UDP [クラスタプロパティ]→[ポート番号]→[4] 20007 UDP [クライアント設定ファイル]→[Port NO] 20009 TCP サーバ・マネージャ間通信 20010 UDP サーバ・マネージャ間通信 20020 TCP サーバ・ログ収集ツール間通信 20091 TCP サーバ・ミラーディスクヘルパ間通信(LEのみ) 25009 TCP サーバ・サーバ間通信(LEのみ) 【CLUSTERPROマネージャがインストールされている場合】 ポート番号 プロトコル 備考 20008 UDP サーバ・マネージャ間通信 20090 TCP サーバ・ミラーディスクヘルパ間通信(LEのみ) 80 TCP [Webサービス設定]→[ポート番号] 【CLUSTERPROクライアントがインストールされている場合】 ポート番号 プロトコル 備考 20007 UDP [クライアント設定ファイル]→[Port NO] ※ 「名前」には任意の名前を設定してください。

※ 上記のポート番号は既定値です。CLUSTERPROの使用するポート番号を既定値から変更 している場合は、変更後のポート番号を設定してください。

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4.2 自サーバに対し仮想コンピュータ名を使用して通信する場合

の注意事項

Service Pack 1/2適用環境でCLUSTERPROサーバを使用する場合、仮想コンピュータ名に関して次の現 象が発生することが判明しています。 [現象] フェイルオーバグループが活性しているサーバ(現用系サーバ)から、そのグループの持つ仮想コン ピュータ名を使用してファイル共有プロトコル(SMB/CIFS)の通信を行うと、認証エラーが発生し通信 に失敗することがあります。 例1)グループ活性中のサーバで、エクスプローラを起動し、アドレスバーに次を入力して共有フォ ルダを開こうとしても、認証エラーで失敗する。 - \\<仮想コンピュータ名>\共有名 例2)グループ活性中のサーバで、レジストリエディタを起動し、「ネットワークレジストリへの接 続」で仮想コンピュータ名を指定すると、認証エラーで失敗する。 [回避策] 1. すべてのサーバが正常動作中であることを、CLUSTERPROマネージャから確認してください。 2. あらかじめ、仮想コンピュータ名がフローティングIPアドレスと対応付けされているかどうか確 認し、対応付けされている場合はそのフローティングIPアドレスを確認しておきます。 確認方法は次のとおりです。 - 仮想コンピュータ名を含むグループが活性されていない場合は、CLUSTERPROマネージャ を操作して活性させます。 - CLUSTERPROマネージャの左上のペインで、仮想コンピュータ名を含むグループのアイコ ンをクリックします。 - CLUSTERPROマネージャの右上のペインで、仮想コンピュータ名のエントリの「説明」を 参照します。(下図赤丸で囲った部分) 「正常動作中 (IP=xx.xx.xx.xx)」のように表示されている場合は、その仮想コンピュータ名はフ ローティングIPアドレスと対応付けられています。このアドレスをメモしておいてください。 「正常動作中」のみ表示されている場合は、その仮想コンピュータ名はフローティングIPアドレ スと対応付けられていません。

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対応付けについての詳細は、システム構築ガイド(基本/共有ディスク または 基本/ミラーディス ク)の仮想コンピュータ名の章を参照してください。 3. クラスタを構成する全サーバで、以下4~8を実施します。 4. スタートメニューの"ファイル名を指定して実行"からregedit.exeを起動し、以下のレジストリ値 を追加します。 キー: HKEY_LOCAL_MACHINE \SYSTEM \CurrentControlSet \Services \lanmanserver \parameters 名前(型): DisableStrictNameChecking (DWORD値) 値: 0x1 5. 以下のキーに、次の値がすでに存在する場合、削除します: キー: HKEY_LOCAL_MACHINE \SYSTEM \CurrentControlSet \Control \Lsa \MSV1_0 名前(型): BackConnectionHostNames (DWORD値) 6. 上記と同じ名前("BackConnectionHostNames")の"複数行文字列値"を新規作成し、仮想コンピュー タ名をセットします。 複数の仮想コンピュータ名が存在する場合には、それらすべてをセットします。 例) "vcom1"、"vcom2"の2つの仮想コンピュータ名が存在する場合

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8. (仮想コンピュータ名がフローティングIPアドレスと対応付けられている場合のみ実施) システムドライブの、\Windows\system32\drivers\etc\hosts に、仮想コンピュータ名と、それ に対応付けられているフローティングIPアドレスの組み合わせでエントリを追加します。 フローティングIPアドレスと対応付けられている仮想コンピュータ名が複数存在する場合には、 それらすべてについてエントリを追加します。 例) 仮想コンピュータ名が"vcom1"、それと対応付けられているフローティングIPアドレスが 10.1.1.11の場合: hostsファイルに次の行を追加 10.1.1.11 vcom1 9. 以上の手順をすべてのサーバで実施した後、クラスタシャットダウンを実施して、すべてのサー バを再起動してください。

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4.3 自サーバに対しフローティングIPを使用して通信する場合の

注意事項

Service Pack 1/2適用環境でCLUSTERPROサーバを使用する場合、フローティングIPに関して次の現象 が発生することが判明しています。 [現象] フェイルオーバグループが活性しているサーバ(現用系サーバ)から、そのグループの持つフローティ ングIPアドレスを使用してファイル共有プロトコル(SMB/CIFS)の通信を行うと、認証エラーが発生し 通信に失敗することがあります。 ただし、発生するのはリソース活性直後のみで、リソース活性から2~3分経つと、問題なくアクセス できるようになります。 例1)グループ活性中のサーバで、エクスプローラを起動し、アドレスバーに次を入力して共有フォ ルダを開こうとすると、リソース活性後2~3分程度の間は認証エラーで失敗する。 - \\<フローティングIPアドレス>\共有名 例2)グループ活性中のサーバで、レジストリエディタを起動し、「ネットワークレジストリへの接 続」でフローティングIPアドレスを指定すると、リソース活性後2~3分程度の間は認証エラー で失敗する。 [回避策] 活性中のサーバからアクセスが必要な場合は、フローティングIPの代わりに仮想コンピュータ名を使 用してください。 ただし、Service Pack 1/2適用環境で仮想コンピュータ名を使用する際の注意事項がありますので、 4.2章に記載の「回避手順」を実施する必要があります。 [補足] CLUSTERPROを構築していない環境でも、OSのネットワーク設定から手動でIPアドレスを追加すると、 同様の現象が発生することを確認しています。

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