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DSpace at My University: 資料 教員養成センターNewsletter 2012

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 2012 年度4月より、 本学の教職課程が、 これまでの選択増 単位履修から国際コミュニケーション専攻の中の専修課程とし て位置づけられ、 一定レベルの英語力を有し教職を希望する 学生に実践的な英語授業力を養成する専門課程に生まれ変 わりました。 英語教科教育科目も卒業単位として、 教職を専 門として学ぶ体制ができあがりました。 2010 年に生まれた本 学教職課程は、 赤ちゃんから 2 歳になり一人歩きができるよ うになり、 ことばを発するようになりました。 これからもさらに成 長し続けていきます。  本学 「教職専修」 のねらい ・ 到達目標は、 「豊かな人間性 と社会性を育む教育理念をもとに、 英語教科指導法 ・ 教材 開発の実践的な専門知識やスキルの着実な習得を図り、 未 来を担う生徒の教育に貢献する使命感のある英語科教員を 送り出す」 としております。  専修課程の教員養成理念として、 ・ 実践的な英語科指導法をもとに授業デザイン力を身につけ る ・ 教材を様々な観点、 「視座」 「視野」 「視点」 から見る力を 育成し、 効果的な教材開発の基礎的な能力を身につける ・ 海外フィールドワークなどを通して、 幅広い教育の素養を身 につける ●巻頭エッセイ 「教職課程」 から 「教職専修」 へ ... 1 ● 2011 年度教員免許状更新講習3 報告 ... 2 ● 『OJU 教職活動報告 ・ 研究 VOL.2』 の発行 ... 3 ●第 15 回勉強会 「英語の教え方教室」 案内 ... 3 ●授業の玉手箱 「Creative であること」 ... 4 ●書籍紹介 『ビジネス ・ キャッツ―プロジェクトで学ぶ実践ビジネス英語』 . 4 ● 2012 年度教員免許状更新講習1 ・ 2 案内 ... 4 ●編集後記 ... 4

巻頭エッセイ

中井 弘一

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大阪女学院大学 

大阪女学院短期大学

April 10, 2012 第 9 号 を掲げ、 一層充実したカリキュラム内容を展開していきます。  たとえば、 2 年生では韓国への教職フィールドワーク、 3 年 生では履修要件を設定しますが英国への教職フィールドワー クを実施します。 これらのフィールドワークでは現地の中学校 の授業を参観したり、 それぞれの国の教育事情を見聞した り、 現地での資料等を使った教材開発などに取り組んだりし ます。  教職課程は学内の座学だけで進められるものでなく、 学校 現場との協同活動を得てより実践的で効果的な学びを得るこ とができます。 「勉強会」 や 「教職ネット」 を継続しさらに発 展させていく所存です。  したがって、 本学の教職専修は、 学校現場で実際に役立 つ授業実践学に基づく教員養成に臨みます。 「やる気を生 み出す学習空間づくりに至る道筋を明らかにする」 授業実践 学が、これから一層求められる研究分野であります。「学習者」 「教材」 「授業者」 「環境」 などの授業の要素をしっかり分析・ 理解して適切な学習空間を生み出すプロセスを創出する授 業デザイン力を身につけ、 教育の質を高める教員を輩出した いと考えています。  本学の教職専修への 「信頼」 をこれからも一層高めてゆき たいと思います。

「教職課程」 から 「教職専修」 としてさらなる充実をめざします

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% ・ 1 年生夏季に集中講座として「教職キャリアサポ ート基礎演習」を行い、教職への自覚を促す。 ・ 2 年生次より、「P]^NR\cY$ CJEDF国語・数学・社会の講習を始める。 ・ 2 年生終了、3 年生終了春休み時に「教職キャリ アサポート教職教養演習」を行う ・ 面接指導を行う ・ 教員採用試験対策公開模試の受験  確かな指導力に裏打ちされた教育を行うこと  教職課程設置理念・趣旨を守ること  誠意ある指導と対応を行うこと  授業力向上のための研究開発を発信すること  OJU オリジナルで創意工夫のある活動を行うこと  ニーズに応じた迅速な対応と確信のある不動の対応 5A:) 英国・韓国での現地の中学校等の授業を参観し たり、英語教育のあり方を考えたり、現地での教 材開発を行ったりする2週間程度の滞在活動 "0 ,6 ・ 毎月第2or3 土曜日に「教え方研究会」を開催予定 し、現職教員や本学教職課程履修生で、効果的な指 導法について発表や討論・輪読会を行う ・ 発表事例は整理してまとめ、実践報告集に掲載する CF! , 「国際・英語」学部としての英語力の育成% Grammar, Phonetics, Integrated Reading & Writing, Theme Studies 1 ・ 2 , Study of Current World Events 等% TOEFL550 点、TOEIC730 点以上の英語力と 英語授業力の育成% @$ UaVc*0=950::08 A% 現場教員の声を掲載した特集記事を編集するこ とにより、教員の関心を高めると同時に教員の やる気を高める。現場に役立つ記事の発信によ り、本学の真摯で情熱ある教職への取り組みを 評価してもらう 本学開催の研修・講座などの紹介を行い、本学 の取り組みの理解を得る 年4回(4/7/10/1 月)発行 @)( JLM "&% OJU 教員養成センター掲載の教育関係ニュー スや教材紹介、勉強会での実践事例などを配信す る 現場の教員の教科指導法や教育課題の声を聞き 取る  @ !h#KA% 勉強会活動報告や実践報告などの研究をまとめ た機関誌(150 ページ)を毎年まとめ、現場へ配 付する 現職教員の日々の授業を取り上げ、共有しやす い内容とする。実際に役に立つ報告編集を心が ける +79# ・ 初等中等教育(幼稚園、小学校、中学校、特別 支援学校、高等学校)の現場に赴き、学習支援、 野外活動支援、文化活動支援、部活動支援などを 課外無償ボランティアとしてD @+'-,*A% +'- ZWYc`cQ% +9.4.%'71.4;36%-63<0893:>%,0./2089?%*0:=784% 現職の学校教員との協同研究開発を通して、授 業力の向上をめざした教材研究資料、授業案、 教材作成などの役立つサイト情報収集活動を行 う 教育情報をMLを通して配信する 現職教員とのコミュニケーションを大 切にし、現場目線に立った教材開発、 授業研究・指導法研究を行う! 「信頼される教員の養成」 教員の基本的資質としての コミュニケーション能力を育 成する。 実践的な指導力を身に付け させる。       GI9# 「小学校及び中学校の普通免許状授与に係る教 育職員免許法の特例等に関する法律」として定め られた介護体験活動(7日間)を実施する 教職専修教員養成理念 豊かな人間性と社会性をはぐくむ教育理念をもとに、英語教科指導法・教材開発の実践的な専門知識やスキルの着実な習得を図り、未来を担う生徒の教育に貢献する使命感のある英語科教員を送り出す。 

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■ 講習

● 「教材開発に役立つジャンルの考え方」     東條 加寿子  英語教材のジャンルに注目して、 それぞれのジャ ンルに固有な言語的特徴をどのように見つけて教 材化するかを、 事例を挙げながら考える。 目的や 場面に適した言語使用を実践するためには、 語彙 や文法を取り上げるだけではなく、 ジャンルに特徴 的な情報の伝え方 (表現意図の構造) に注目する ことが大切であろう。 ミクロ、 マクロの観点から教材 を捉え、 「使える英語」 「通じる英語」 につながる 教材開発の一助とする。 1. はじめに 2. ジャンルとは何か 3. ジャンルを取り入れた視点 4. ジャンルを取り入れた教材開発に向けて 5. 「使える英語」 「通じる英語」 を目指して (まとめ) 付録 ■ジャンルとは ・ 特定の目的をもっている ・ 特定の対象がある ・ 特定の情報を伝える ・ 特定の言語的特徴がある=パターンがある ■ジャンルを取り入れた視点  言語はパターンで構成されている ・ 音のパターンが単語となる・・・・・・・・・・・・・・・ 発音 ・ 単語のパターンが句や節となる・・・・・・・・・・・ コロケーション ・ 句や節のパターンが文章となる・・・・・・・・・・・ 文法 ・ 文章のパターンがテキストとなる・・・・・・・・・・ テキストの構造 ・ テキストのパターンがジャンルとなる・・・・・・・ ジャンルの構造 ■ 「教材開発の方法」      中井 弘一   明日の授業に全力を尽くしている教員は、 目 の前のことに必死である。 その熱心さの反面、 す ぐに手に入る救いを求める傾向がある。 しかしな がら、 そうしたすぐに手に入る救いは、 それを得 た後、 もっと大きな救いが欲しくなるものである。 「何が大切か」 「何故そうなるのか」 しっかりとした 概念を持って、 臨むことが何より大切である。 授 業構成要素である 「学習者」 「教材」 「授業者」 「環境」 の状況・特徴・ 機能を十分に理解して適切な学習空間を作り出す道筋を立てることが 教材開発の基盤である。 そのための視座 ・ 視野 ・ 視点を話した。 最後に声を出したり身体を動かしたりして楽しむ投げ込み創作教材 「マザーグースの世界」 を紹介し、 1 日の講習を終えた。 ■論理的に考え 、 道筋を見つけるためのものを見る眼 (1) 視座 : 「どの角度から見るか」 ・・・ 物事を認識する時の立場 / 物事を見る姿勢や立場   学習材 : 生徒の立場、 教育材 : 先生の立場   内容理解の教材、 定着練習の教材 (2) 視野が広い : 「どこまでの範囲をカバーしているか」 ・ ヘリコプターで上空から見降ろしている。 広い範囲が見渡せ、 全体 の地形なども確かに把握することができる 「木を見て森を見ず」 「森を見て木を見ず」  ・ マクロな視点 : 状況や対象から距離を置き、 視野を広げることで全 体の構造や動静を概観する ・ ミクロな視点 : 状況や対象に近づき、 視野を狭めることで細かな部 分の特性や問題点などをしっかり認識すること (3) 視点 : どこに着目するか ・ ものごとを見る見方の要点、 つまり目の付けどころ ・ ただ、 視点を固定化は、 カメラのように、 一点ポイントに焦点化する と他のものがぼやけて見えるということを認識しておかなければなら ない

■ 講習コメント

参加者 (紙面の都合により全 23 名のうち 10 名) のコメント ○・ 東條先生、 中井先生、 ありがとうございました。 この講座を受講し て一番感じたことは 「温かさ」 です。 受講者のことを考えて用意し ていただいた教材を通して、 両先生のあたたかい心に触れさせてい ただいたように感じました。 教材開発の様々な方法を豊富な資料と 共に教えていただき、 とても参考になりました。 自分が今後の教育 活動に活かしていきたいヒントがいっぱいありました。 でも、 それより も、 何よりも、 一生懸命に私たちのことを考えて作ってくださってい る気持ちに心が動かされました。 4 月からの授業に向けて、 一つで も改善していけるように頑張りたいと思います。 ○・ 誠意に溢れる熱心な授業で大変有意義でした。 「意欲の再喚起」 は研修において重要な部分だと思いますが、 今日の研修を受けて 確実に意欲が高まったと思います。 文法事項の 「なぜ」 → 「〜だ から」 という納得のいく説明ができていたかなと反省しきりです。 新 しい学習指導要領にむけてのヒントをもらえたと思います。 ありがとう ございました。 ○・ 今日の講習で最初に感じたことは、 教師が授業に取り組む姿勢 や生徒に接する際の姿勢を生徒は良く見ているな、 ということです。 東條先生の清潔感のある服装、 明るい笑顔、 やわらかくていねいな 言葉遣いに、 私自身安心感をもって受講することができました。 中 井先生の情熱、 エネルギー、 意欲と楽しい話術にも惹きつけられま した。 自分も生徒に与える印象に気を遣わないといけないなと思い ます。 中井先生が、 「資料をたくさん作りすぎる悪い癖ある」 とおっ しゃっていたのも、 「教えたい!」 という情熱を伝える一つの作戦な のでは?と思います。 授業のネタを持って帰るよりも、 考えを持って 帰るべきだと言う中井先生の言葉は忘れないようにします。 工夫をし 続ける根性がなくなった時にこそ思い出して頑張ります。 同じパター ンをくり返して自分が自分の授業に飽きてしまい、 「継続は力なり」 という言葉を重たく感じることがありましたが、 いろいろなパターンで やるべきという言葉に勇気づけられました。 でも、 自分のゴール設 定を見失わないようにしようと思います。 ありがとうございました。 ○・ 「授業をもっとしたくなってしまう」 と思う講座でした。 世の中にはた

特 集

教員養成センター Newsletter 第 9 号

教員免許状更新講習 3 2011 年度

 

平成 24 年 3 月 10 日 ( 土 )

   

報告 : 中井 弘一

 

「教材の開発 - その基盤となる考え方と工夫 -」

 

・ 教材開発に役立つジャンルの考え方

・ 教材開発の方法

-

教材を見る視点、使う視点、開発する工夫

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くさんの教材が転がっており工夫次第で生徒は楽しく英語を学び、 コミュニケーション力を高めていけると思いました。 そして output を 必要とし、 それが許されているのは英語のみであること、 私たち英 語教師の楽しみの一つであることも再確認できました。 世界に羽ば たくとか大きなことは結果としてどうなるかはわかりませんが、 生徒と 共に 「取り組む」 「興味を引き起こし、 楽しめる授業」 をめざして 頑張りたいと思います。 本日は本当にありがとうございました。 ○・ 英語教育の水準の高さに定評のある大阪女学院大学で講習を受 けたいと思い参加させていただきましたが、 期待していたとおりの内 容で満足している。 二人の先生の熱心な講義に引き込まれっぱな しであった。 盛りだくさんの内容、 参考になる事例がたくさん。 帰宅 してからもう一度じっくり読み直してみたい。 ○味気ない講義ではなく、 とても温かみのあるもので、 本当に受講し てよかったと思いました。 具体的に使用できる教材例もすごく参考 になりました。 その教材や活動を授業中に行う目的を明確に持って いないといけないことがわかりました。 また、 教員としてどのような姿 勢で日々生徒や授業に向かい、 ふとした時間にも使用できる情報 収集をしたりすることがとても大切だということを改めて実感しました。 今日学んだことを学校で実践し、 生徒の力や興味を伸ばしていきた いです。 ありがとうございました。 ○・ 今回の講習のテーマ 「英語教材の開発—その基盤となる考え方と 工夫—」 の、 とりわけ、 「基盤となる考え方」 について、 自分自身 に再認識させています。 まず、 俊太郎さんの 「朝のリレー」 の詩を 読んで、 感動しました。 そして、 東日本大震災の映像を見て、 涙 がこぼれました。 中井先生の 「私たちは、 ひとりの英語の教師であ る前に、 ひとりの人間である。」 のことばが、 今日も強く心に残って います。 そう言えば、 今までに、 中井先生の講習や、 勉強会に参 加させていただいて、 私がいつも思うことがあります。 それは、 先 生に教えていただくのは、 明日から使える教材や、 そこにつながる 考え方、 授業実践学だけではなく、 明日からよい授業を行おうとす る、授業に向かう 「力」 なのだ、ということです。 実は、私にとっては、 この 「力」 をいただくことが、 とてもうれしいのです。 たとえが悪い ですが、 少し 「栄養ドリンク」 にも似ている感じです。 今日も 「力」 を得た私は、 家に帰り、 また今日先生にいただいた326枚のレジュ メを見ながら、 先生の話を思い出しています。 まもなく、 私たちにも、 短い春休みが始まります。 新年度に向けて、生徒の 「内発的動機」 「内在化」 を高めるための工夫を、 ひとりの人間として、 考えていこ うと思っています。 ○先生方がしっかりとこの講習に向け準備されて、 情熱をもって臨ま れている姿勢が受講していて、 ひしひしと伝わってきました。 免許 更新のためだけの受講ではなく、 今後の教員生活において意義の ある講習となりました。 ありがとうございました。 ○ 本講習を受講して、 教材研究の大切さを再認識した。 ジャンル、 視座、 視野、 視点という観点から教材をみていくのが改めて大切だ とわかった。 自分なりに試行錯誤しながら研究を行っているが、 自 分の思い込みがあるかも知れないので、 日頃からたくさんの英語や 資料に触れることで、 自分自身の感覚を研いて行きたいと思う。 考 える材料をたくさんいただきました。 ありがとうございました。 ○盛りだくさんの内容でびっくりしました。 最近は日々の仕事に追わ れて、 自分の授業を振り返る時間もなかったのですが、 今回の授 業を受講して反省しました。

大阪女学院大学 教職課程機関誌 発行

『OJU

教職活動報告 ・ 研究 Vol.2』

 教員養成センター活動報告 ・ 研究集とし て、 2011 年度の活動や教職課程学生の レポート、 現場の先生の実践報告などを まとめた Vol. 2を発行いたしました。 実践 報告 ・ 実践紹介を投稿いただきました岡 先生、 日下先生、 小林先生、 熊谷先生、 戸田先生にお礼申しあげます。  教員養成センターは今後も地道に活動 を続け、 本学の教職専修の発展充実を図 るとともに、 学校現場で直接教育実践を 行っている教員の皆さんと共に実践研究 を進めてゆきたいと思っております。  まだまだ行き届かないこともあり、 本機関誌は今後の改善の余地を 残しておりますが、 明日の教育を考える教育機関誌としての役割を 担うようこれからも着実な歩みを示してゆきたいと願っています。 http://www.wilmina.ac.jp/ojc/edu/ttc/newsletter/bulletin参照

第 15 回 「英語の教え方教室」 勉強会 案内

2012( 平成 24) 年5月 12 日 ( 土 ) 14:00 〜 17:00

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大阪女学院大学 教員養成センター ■ 「Post-reading 活動の効果について −要約活動に焦点を当てて−」         滋賀県立米原高等学校 熊谷 向祐 教諭 ■ 「『授業改善への試み』 ~この1年間を振り返って~」         滋賀県立石山高等学校 戸田 行彦 教諭  滋賀県の新進気鋭のお二人の先生に 実践紹介をお願いしました。  熊谷先生は、 昨年度、 生徒に 「読め たつもり」 で終わらせず 「深い読み」 に 導くために、 post-reading 活動を行うこと が効果的ではないかと考えられ、 要約活 動に焦点を当てその効果を検証してこら れました。 勉強会ではその授業実践や他 にも試みられた授業活動をご紹介いただ きます。  戸田先生は、 昨年度、 初担任 ・ 新クラ ブ顧問 ・ 初学年英語担当と、 赴任校2年 目で初モノが3つ並ぶ年で、 これら三種の仕事に従事して初めて一 人前の教師になれるとの嬉しい思いで、 年度当初決意新たに、 英 語授業改革の基本は英語Ⅰにあると、 英語Ⅰのスタイルを根本的 に見直そうと授業改善に臨まれた。 そのときのサイトトランスレーショ ン ・ シートを用いた音読重視の英語授業の実践活動をご紹介いた だきます。  講師を経て教員になられたお二人は滋賀県の高校英語ディベート の普及活動にも骨身を惜しまず頑張っておられる若手教員です。 さ わやかなお二人の 「実践紹介」 にぜひお越しいただき、 共に話し 合いませんか。 大阪女学院大学・大阪女学院短期大学 教員養成センター 〒540-0004 大阪市中央区玉造 2 丁目 26 番 54 号 TEL 06-6761-9371 FAX 06-6761-9373       http://www.wilmina.ac.jp/ojc/edu/ttc 2011年度  大阪女学院大学 教職課程機関誌  OJ U教職活動報告・研究   V ol 2 大阪女学院大学・大阪女学院短期大学 教員養成センター 大阪女学院大学・大阪女学院短期大学 教員養成センター 2011 年度 大阪女学院大学 教職課程機関誌 OJU 教職活動報告・研究 Vol. 2 2012(平成 24)年5月 12 日(土) 14:00 17:00 大阪女学院大学 教員養成センター 第 15 回勉強会「英語の教え方教室」 ̶「英語の教え方教室」は、日頃の授業の悩みや工夫を話し合う自由参加の勉強会ですー お問い合わせ:中井 弘一 [email protected] ■ 「Post-reading 活動の効果について −要約活動に焦点を当てて−」 滋賀県立米原高等学校 熊谷 向祐 教諭 ■ 「『授業改善への試み』∼この1年間を振り返って∼」 滋賀県立石山高等学校 戸田 行彦 教諭

■ 「GUEP(Global Understanding through English Presentation)の授業紹介と工夫」 ̶兵庫県立国際高等学校での特色ある英語授業を推し進める取り組み̶ 兵庫県立国際高等学校 真田 弘和 教諭 滋賀県の新進気鋭のお二人の先生に実践紹介をお願いしました。 熊谷先生は、昨年度、生徒に「読めたつもり」で終わらせず「深い読み」に導くために、post-reading活動を行うことが効果的 ではないかと考えられ、要約活動に焦点を当てその効果を検証してこられました。勉強会ではその授業実践や他にも試みられた授 業活動をご紹介いただきます。 戸田先生は、昨年度、初担任・新クラブ顧問・初学年英語担当と、赴任校2年目で初モノが3つ並ぶ年で、これら三種の仕事に 従事して初めて一人前の教師になれるとの嬉しい思いで、年度当初決意新たに、英語授業改革の基本は英語Ⅰにあると、英語Ⅰの スタイルを根本的に見直そうと授業改善に臨まれた。そのときのサイトトランスレーション・シートを用いた音読重視の英語授業 の実践活動をご紹介いただきます。 講師時代を経て教員になられたお二人は滋賀県の高校英語ディベートの普及活動にも骨身を惜しまず頑張っておられる若手教員です。 さわやかなお二人の「実践紹介」にぜひお越しいただき、共に話し合いませんか。 ー みんなで話し合ってみませんか 英語授業でのちょっとした工夫を ー 滋賀県 金勝   アルプス天狗岩 5月 目 次 Ⅰ 2011 年度活動報告 1. 教員免許状更新講習 2. 勉強会 「英語の教え方教室」 実践紹介 : 「元気の出る授業~子どもたちが活動を 通して 『気づく』 『学ぶ』 授業を目指して~」 枚方市立第2中学校教諭   岡 順二 Ⅱ 教員養成センター ・ ホームページ報告 1. 月別 HP アクセス件数 2. 英語教育 巻頭リレー ・ エッセイ 3. 書籍紹介 4. 教育ニュース回顧 Ⅲ OJC 教職ネットの 1 年  1. OJC 教職ネット登録について 2. ML 配信記録 ( 配信件数推移) Ⅳ 教職サークル ・ 教職課程活動報告 ( 学生 ) 1. サークル活動報告 2. 学生授業課題レポート : 「英語科教育法Ⅰ」 ・ 「英 語科教育法Ⅱ」 (春学期 ・ 秋学期より) ・ 「トータル ・ フィジカル ・ リスポンス、 ジャズ ・ チャ ンツは役に立つ指導法か ?」  善積実希 ・ 「中学校 ・ 高等学校でのライティング指導の実際」         茨木成美 ・ 「Content-based approach/ Task-based approach

 -新学習指導要領からみる内容重視の指導法の 必要性―」 茨木成美 ・ 「英語教育の中での文化理解」   西田理恵 Ⅴ 実践報告 ・ 実践紹介 ・ 自由論考  実践報告 1. 「学習意欲を高める指導法」    鳴門市立鳴門市第一中学校教諭  日下美香 2. 「スピーチからディベートへの橋渡し活動としての サーキットスピーチの活用」 兵庫県立尼崎小田校高等学校教諭 小林 哲  実践紹介 1. 「Post-reading 活動の効果について -要約活 動に焦点を当てて-」  滋賀県立米原高等学校教諭  熊谷向祐 2. 「『授業改善への試み』 ~この1年間を振り返っ て~」 滋賀県立石山高等学校教諭  戸田行彦 自由論考 1.「Pūnana Leo を通して『言語保持』について考える」 大阪女学院短期大学    夫 明美 2. 「英語教材の開発に関する一考 —その基盤とな る考え方と工夫—」   大阪女学院大学    中井弘一 資料 教員養成センター Newsletter 2011    第5〜8号

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大阪女学院大学 「教員免許状更新講習 1 ・ 2」

平成 24 年度講習

http://www.wilmina.ac.jp/ojc/edu/ttc/certificate ・・各講習 : 中学校英語科教員 ・ 高等学校英語科教員  計 30 名  ■講習1 平成 24 年8月6日 ( 月 ) 9 : 10 〜 16 : 40 「教材の開発 —その基盤となる考え方と工夫—」  ・ 教材開発に役立つジャンルの考え方      東條 加寿子 大阪女学院大学 教授 ・ 教材開発の方法 —教材を見る視点、 使う視点、 開発する工夫— 中井 弘一  大阪女学院大学 教授 【教材開発に役立つジャンルの考え方】 英語の授業ではさまざまな 教材が使われる。 英語教材のジャンルに注目して、 それぞれのジャ ンルに固有な言語的特徴をどのように見つけて教材化するかを、 事 例を挙げながら考える。 【教材開発の方法】 教材を見る視点、 教材 を使う視点について検討し、 それらの視点を基にワークシートや補助 教材作成のデザインなど教材開発の工夫を試みる。 さいごにマザー グースの世界を教材として紹介する。 ■講習2 平成 24 年8月7日 ( 火 ) 9 : 10 〜 16 : 40 「体験型ワークショップ ・ クリニック:音声で拓く英語の指導のために」 ・ 発音の向上と発音指導の方法 夫 明美  大阪女学院短期大学 准教授 ・ 英語リスニングのクリニック      東條 加寿子 大阪女学院大学 教授 ・ 音読パフォーマンス 中井 弘一  大阪女学院大学 教授 【発音の向上と発音指導の方法】 体験型ワークショップを通して、 発音向上のための練習及び発音指導のヒントについて考える。 【英 語リスニングのクリニック】 英語の音声が音素・音韻レベルから語、句、 文レベルへ、 さらにまとまった内容のある素材の中でどのように表れ ているか、リスニングのハードルとなっている要因を段階的に追う。 【音 読パフォーマンス】「教科書テキスト」「詩」「映画セリフ」「絵本」「ニュー ス」 「早口ことば」 など様々な素材を使った音読パフォーマンス。   平 成 24 年 4 月 16 日 ( 月 ) よ り 7 月 20 日 ( 金 ) ま で に 大 阪 女 学 院大学 教員養成センター 「教員免許状更新講習」 担当へお申し 込みください。 (申込方法) 教員養成センターメールアドレス (ttc@ wilmina.ac.jp) 宛に、 1) お名前 (漢字 ・ ふりがな) 2) メールアドレ ス 3) ご連絡先電話番号 4) ご勤務先 ・ 所属等・ 5) 希望講習を明記 してメールを送信ください。 一週間以内に本学より申込受付確認メー ルとともに受講申請手続きについてご案内いたします。 ○・受講料  3,000 円 (所定の口座へ振り込み)   本 学 の 英 語 名 が Osaka・Jogakuin・College か ら Osaka・Jogakuin・University へと改称しました。 そこ で、 ロゴマークも一新。 OJU の3つの頭文字を使い、 チューバのような大きな楽器ですべてのメロディーの ベースとなる音をリズミカルにかつ重厚に奏でている イメージとしました。 心に響く教育の基盤を築きあげたいと考えていま す。 教員養成センターも Teacher・Development・Support・Center として 学校現場の先生とともに明日の教育を担っていきたいと考えています。  この Newsletter も、 本学教職専修の活動や皆様との教員養成セン ター活動の報告、 教育情報の提供など、 さらなる充実につとめてゆき ます。 ご支援よろしくお願いします。 大阪女学院大学・大阪女学院短期大学

教員養成センター Teacher Development Support Center  540-0004 大阪市中央区玉造2丁目 26 番 54 号 Tel: 06-6761- 9371 Fax: 06-6761-9373 Homepage: http://www.wilmina.ac.jp/ojc/edu/ttc e-mail: [email protected]

授 業 の 玉 手 箱

  

Creative であること」

           中井 弘一     創造への4段階 [Wallas・Graham(1949).・The・Art・of・Thought] は、 1 preparation・  ・ (準備) 2 incubation   ・ (あたため) 3 illumination  ・ (ひらめき) 4 verification  ・ (検証) と言われる。 いきなりアイデアを思いつくことはない。 日頃からアンテ ナを張って、 これはと感じる様々なものを収集していく。 それらをニワト リが卵を温めるように大切にしておく。 温められた素材から現状の課題 に対応するアイデアがひらめきで生まれてくる。 収集した様々な情報 や実物を活用するには、 受け持つ生徒に応じて学ぶ意欲を喚起させ、 教材内容を定着させるプロセスを考え認識しておくことが大切である。 そうした認識がないと、 やみくもに授業展開しても迷うばかりである。  「右手は事をなすもの - 論理 ・ 知識 ・ 科学、 左手は夢を見るもの -・ 直観 ・ 創造 ・ 芸術、 右手を持って知識に到達しようというのが科学、 その科学におけるもろもろの仮説は左手の賜物」 とブルーナーは言う。 感覚的に物事を瞬時に感じとる 「直感」 でなく、直接対象をとらえる 「直 観」 による創作に必要な論理思考の3要素は、 「Issue 問題課題の明 確化 : 何を考えるべきか整理をして課題を絞る」 「Zero-base 常識に 縛られない : 可能性を否定せず広く考える」 「Core 深く考える : 深く 掘り下げて考える」 である。 固定概念 ( 思い込み) に左右されやす い教員は、特に “現状の制約に惑わされない” “ゼロスタートで考える” “余分なものは捨てる” ということを意識してみてはどうだろうか。   『ビジネス ・ キャッツ―プロジェクトで学ぶ 実践ビジネス英語』  ・ ・寺内はじめ (編著) 2010 南雲堂 1890 円  ・・・・・207 ページ  今回は少し・“毛色” の変わった書籍を紹介 したいと思う。 『ビジネス ・ キャッツ』 はビジネ ス英語プレゼンテーション ・ 会話の教本で、 ビジネスシーンで一つのプロジェクトを追って、 実践的に英語が学べるように書かれている。 プロジェクトの準備、 市 場分析、 上層部の説得、 新製品の販売活動、 クレーム処理、 売上 結果の報告など、 シーン別にビジネスの現場でのやり取りを最大限再 現しようとの工夫がなされている。 同時に、 Taro・ Nekono 氏を主人公 にしたユーモアたっぷりの設定である。 キャッツのイラストを楽しみな がら読み進めるうちに、 気が付いてみればすっかり引き込まれている。 ビジネスを目指さない読者にとっても、 ビジネスこぼれ話はおもしろく ためになるし、 説得やクレーム処理の章は日米の文化差を踏まえたコ ミュニケーション実践の具体的ティップを示してくれる。 書籍とは別に、 ウェブ上 (http://business-cats.net/) で音声ファイルがダウンロード できるのも便利だ。

 実は本書は、 ESP(English・for・ Specific・ Purposes) の観点を極めた秀 作であり、 ビジネス専門家と英語教育専門家、 日本人と英語母語話 者、計 7 人の究極のコラボレーションの産物である。ビジネスコミュニティ で用いられる言語表現を周到に分析し、 特徴的言語パターンを抽出 し、それらを巧みに取り込んで教材に仕上げられているのである。 ジャ ンル分析の視点、 「使える英語」 への切り口がここに具現化されてい るといってよい。  “毛色” は変わっているが、 “毛並のよさ” は保証できる 1 冊である。 (東條 加寿子) 教員養成センター Newsletter 第9号

書 籍

紹 介

    編集後記

受講申し込み受付

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 何気なく合わせたテレビのチャンネル注1)で、クレイ・シャーキー (Clay Shirky) のプレゼンテーションを聴いた。 聴き終って圧倒された。 テー マは、 Cognitive Surplus (知的余剰)。 ネット時代の現代、 ウィキペ ディアなどにみられるように、 人はなぜ自分の書いたものや制作した ものをネット上に無料で公開するのかについて 「知的余剰」 という独 自の概念を使って説明がなされている。 シャーキーによれば、 経済 的対価を求めることなく、 時間的余剰を活用してネット世界で繰り広 げられている我々の知的活動は、 今や一つの新しい文化 (Culture of Generosity) を創出させるまでに至っている。 そして、 その文化にお いては、 経済的制約 (economic constraints) よりも社会的制約 (social constraints) が人々の行動を支配しているという。 ちなみに、 シャー キーは同タイトルの著書を 2010 年に出版している注2)。 わずか 20 分 ほどのこのプレゼンテーションは、 シャーキー自身の 1 冊の著書に匹 敵するどころか、 その圧倒的な説得力と知的興奮、 さらに番組内外 の聴衆との一体感において、 異次元の産物であった。 プレゼンテー ションの威力である。  今やプレゼンテーションの時代である。 故スティーブ ・ ジョブズはプ レゼンテーションの天才と称され、 彼のプレゼンテーションがなぜ感 動を与え続けるのか、 その技術や秘訣を分析する本が次々に出版 されている注3)。 ビジネスの世界では毎日 3,000 万件以上のプレゼン テーションが行われており、 ビジネスの成否はプレゼンテーションの 成否によるともいわれる。 実際、 アップル社製品の躍進はジョブズの プレゼンテーションの成功によるところが大きいといえるのかもしれな い。  しかし、 冒頭で紹介したクレイ ・ シャーキーのプレゼンテーションは ビジネスプレゼンテーションではない。 このプレゼンテーションは TED Conference で行われたプレゼンテーションの一つである。 調べてみ ると、 TED (Technology, Entertainment, Design) はアメリカの非営利 団体で、 Ideas worth spreading を謳い文句に年 1 回、 テーマを定め て Conference を主催している。 Conference では多くの著名人がプレ ゼンテーションを行い、 聴衆として多くの人々が参加者する。 ここで 行われたプレゼンテーションを収録した動画アーカイブは圧巻で、 膨 大な数のプレゼンテーションがウェブ上で視聴できる注4)  さて、 人々の英知を広めるためには、 種々の手段がある。 本として 著す、スピーチで語る、またシャーキーの知的余剰活動さながらにウェ ブ上で作品を公開する、 等々。 しかるに、 それらの手段を選択しな いで、 なぜ人は空間を共有してリアルタイムで語りかけ、 リアルタイム で耳を傾けるのであろうか。なぜ、TED Conference のプレゼンテーショ ンが一大現象となっているのであろうか。  プレゼンテーションでは、 スピーカーは集まった聴衆に向かって檀 ●巻頭エッセイ 言語活動の潮流を読む :  英語プレゼンテーション ... 1 ● 2012 年度勉強会 「英語の教え方教室」 報告 ... 2  第 15 回勉強会 「英語の教え方教室」 ... 2   第 16 回勉強会 「英語の教え方教室」 ... 3 ●授業の玉手箱 「よい授業についての一考察」 ... 4 ●書籍紹介 『なぜあの人は中学英語でもネイティブと仕事ができるのか』 .. 4 ●教育実習参観 ... 4 ●編集後記 ・ 10 月勉強会案内 ... 4

巻頭エッセイ

東條 加寿子

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大阪女学院大学 

大阪女学院短期大学

July 7, 2012 第 10 号 上で話をするが、 スクリーンにビジュアル映像を映し出したり、 物を 持ち込んだりと、 効果的な演出が可能である。 またスピーチと違って スピーカーは壇上で比較的自由に動き回る。 そして、 あらかじめ比 較的短い制限時間が決められている。 こういった特徴は、 プレゼン テーションでは聴衆に “どのように伝えるか” が “何を伝えるか” に 勝るとも劣らず重要であることを反映している。 スピーカーは与えら れた環境の中で聴衆に効果的に英知を伝達することに意識的 ・ 無 意識的に工夫を凝らす。 筆者は英語プレゼンテーションの特徴につ いて研究しているが、 プレゼンテーションは従来的なスピーチや講 演と比べて、 話し言葉の特徴をはるかに色濃く備えている。 具体的 に例を挙げると、 効果的なプレゼンテーションでは、 代名詞 you の 使用頻度が顕著に高く、 また、 いわゆる inclusive we と言われる聴 衆を内包する人称代名詞が多用されることがわかっている。 いずれ も、 聴衆に働きかけ、 聴衆を巻き込む効果をもっている。 結果として、 聴衆と一体化した時空を生み出す。 TED Conference では、 スピー カ ー の intellectual power, emotional power, power of contribution in the world が注ぎ込まれ、 スピーカーと聴衆が共有する経験は unforgettable moment となり、 一つの感動が生まれるという。 プレゼ ンテーションの本質や魅力がここにある。  人は、 自分の考えを伝えたいという生来的な欲求をもっているとい われる。 文字で伝える言語活動。 話して伝える言語活動。 近年では ツイッターやブログにみられるように話し言葉を文字化するという言語 活動も盛んである。 同時に、 人はやはり、 人に向かって話すことに 大きな関心を持ち魅力を感じ続けている。 スピーチの進化系、 プレ ゼンテーションはシャーキーの説く知的余剰を伏線に、 現代的言語 活動として時代の潮流に乗っているのであろう。  今回、 プレゼンテーションについて考えてみたのは、 英語教育に 関わるものとして、 時代の潮流を肌で感じ取っていることが、 生徒た ちに英語の感動を伝える一つの条件であると思うからである。 そして、 言うまでもなく、 プレゼンテーションは英語教育において無限の可能 性を秘めていると思うからである。 ******** 注1) http://www.nhk.or.jp/superpresentation/ (NHK E テレ スーパープレ ゼンテーション 番組 HP)

注2) Shirky, Clay (2010). Cognitive Surplus: Creativity and Generosity in a Connected Age. ALLEN LANE.

注3) Gallo, Carmine (2010). The Presentation Secrets of Steve Jobs: How to Be Insanely Great in Front of Any Audience. McGraw-Hill.

注4) http://www.ted.com/ (TED Ideas worth spreading)

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教員養成センター  

2012 年度

勉強会「英語の教え方教室」

                   報告 : 中井 弘一

 

第 15 回勉強会「英語の教え方教室」   5 月 12 日 ( 土 )

■ 「Post-reading 活動の効果について −要約活動に焦点を当てて−」       滋賀県立米原高等学校 熊谷 向祐 教諭  教員3年目を迎えられた熊谷先生、 実はその前の3年間はサラリー マン時代、 換気扇を売っていたとご自身の経歴 を披露された。 今でもデパートなどのトイレに入 るとすぐに見たくなるのが換気扇であると話され、 みごとな 「つかみ」 で参加者の笑いを誘われた。 その上、 好きな言葉として、 「You can always do more than you think you can (Gilbert Kaplan)」 を紹介され、 教員としてのひたむきな姿勢、 自身 の教育哲学を示された。  熊谷先生は教員1年目から今回の発表の研究課題をもって授業に 臨まれた。 設定の理由は、 「英語Ⅰ」 の授業を行ったあと少し日を おいて、 生徒に学習内容を尋ねると、 「何の話やったけ?」 と回答 される始末。 本文の主旨を理解できていないのではと考え、 「本文 を要約するには、 本文の主旨を理解する必要がある。 そのためには Post-reading 活動として要約活動を行うことが効果的である」 と仮説 を立て実践活動を行われた。  研究方法は、 ①3種類の要約活動 (各セクションの読解終了後、 要約活動をする)、 ②フィードバック (生徒の要約を点検し、 フィード バックを行う)、 ③検証 (定期考査の結果や、 アンケート結果から効 果の検証を行う) である。  3種類の要約活動とは、 A : 口頭での要約活動 (ペアワーク) : 教 科書を見ずに、日本語で。 制限時間1分。 B:記述による要約活動1: 教科書を見て、 英語で。 文字数制限あり。  C : 記述による要約活 動2 : 教科書を見ずに、 英語で。 文字数制限あり。  フィードバックは、 1 : 要約例 (教師作成)、 2 : ポイント、 3 : よく ある間違い、 4:優秀な要約の紹介、 をプリントとしてまとめ解説する。  『要約は有意義な活動だった?』 というアンケート結果 (事後調査 12 月実施) で、 「意義を感じなかった:8人」 に対し 「意義を感じた: 52人」 であった。 「生徒の取り組み状況と手ごたえ」 としては、 3種 類の要約活動を以下のように分析された。 A : 口頭要約 (教科書見ず、 日本語で。 1 分間)  「制限時間のおかげで、 白熱した活動になる」 「教科書の内容を細 かく説明してしまい、 1分では時間が足りない生徒が多かった」 が次 の活動に繋がるのではと捉えられた。 B : 記述1 (教科書見て、 英語で)  「回を追うごとに、 要約に盛り込むべきポイントを掴めるようになって きた」 「教科書の表現をほとんどそのまま使っている」 から、 教科書 をじっくり読み返している様子がうかがえると判断された。 C : 記述2 (教科書見ず、 英語で)  「非常に難しそう」 「文法的な間違いは多いが、 自分の知っている 英語で書こうとする」 から、Bの活動の重要性に気付くのではないか、 教科書の表現を別の表現で書き換える練習になるのではないかと考 えられた。  最終的には、 この3ラウンドの要約活動の組み合わせで効果が高ま るのではないかとされ、 まとめとして5つのメリットを述べられた。 1. 理解が深まる : 自分が理解できていない箇所に気付くことができる 2. 教科書を読む機会 : 要約活動を通して、 何度も教科書を読ませる ことができる。 3. 英文書く機会 : 教科書中 の表現を書く機会を与える ことができる。 4. 書き換える機会 : 教科書 中の表現を他の表現で書 き換える機会を与えることが できる。 5. 教師のフォロー : 間違え やすい箇所、 理解不足の箇所をすぐに知り、 フィードバックできる。  今後の課題として、 「効果のデータ的裏づけ」 「長期的な生徒の変 化」 「教材や生徒に合わせたより適切な要約方法の模索」 「要約力 を向上させる指導法の模索」 を挙げられた。  ここで、 「理解を目的としてサマリー ・ ライティングをさせるのがいい のか、 サマリー ・ ライティングの修得を目的として理解を助けるのか。 どうあるべきか」 との質問を皮切りにフロアーとの討論に入った。 発 表者は、 生徒の記憶に留まらない内容理解に対策をと考え、 3ラウ ンドの要約活動を行った。 生徒がまとめた英文には、 基本的な文法 の間違いが比較的多くあることなどから、 英語力を育成するという観 点として、 ライティングの力の育成に重心を置くべきではないか、 ま た要約の方法の修得を押さええるべきではないかと意見が出された。 また、 3種類 ・ 3ラウンドの要約活動については、 授業には波がある ので、 ラウンドがあることが生徒個人や教員自身にとっても効果的で あると考えるとの意見もあった。  第一ラウンドの日本語で行う要約活動について、 学生に、 「英語か、 日本語でやるか、 君たちはどちらがよいと思うか」 と尋ねた。 7人の うち5人は 「日本語で」 2人は 「英語で」 であった。 「確実な理解に は日本語で」 や、 「英語が得意でない生徒もおりいきなり英語で行う にはハードルが高すぎる」 などが 「日本語で派」、 「英語で派」 は、 「英語で述べることができれば英語を話しているという実感が得られ、 ある種の達成感を持つことができる」 などの意見が出された。  また、 参加の先生から、 「サマリー」 というのは、 パートごとに行う ものではないとの指摘があった。 レッスン全体を通して流れがまとまっ ているものでしかサマリーはできない。 パート毎では、 トピック ・ セン テンスやサポート ・ センテンスを確認させ、 リテリングやリプロダクショ ンをさせることにならないか。 また、 教科書のレッスンが必ずしも、 イ ントロ、 ボディ、 コンクルージョンがある論説文ばかりではないので、 その点も考えないといけないという発言もあった。  「人間は困った時に学ぶものである。 したがって教員は生徒を困ら せて学ばせることが大切である」 と負荷をかけた指導の重要性を話さ れる参加の先生もおられた。  このあと、 2年目の実践として、 oral communication の授業での活 動を紹介された。 1 学期 Show and Tell : 自己紹介、 アフレコ : 病院 での会話 (海外ドラマのワンシーン)、 2 学期 Skit making : レストラ ンで起きたハプニング、 Speech Contest : 自分の夢について、 3 学 期 Presentation : 日本の文化を ALT に紹介しよう、 Discussion : 「住 むなら米原か東京か」 「制服は廃止すべきか」、 Debate : 「米原高 校は宿題を出すべきではない」   フロアーからは、 アフレコなどでは特に、 オーラルインタープリテー ションを意識し、 場面状況や立場などを理解し、 その雰囲気を伝え る表現が必要であるとか、 ディベートではスクリプトを読んだりしてい るだけでは、 結果的かみ合わないやりとりが行われることに終始する 場合がある。 5時間という設定では厳しいのではないかという意見が あった。 ■ 「『授業改善への試み』 ~この1年間を振り返って~」         滋賀県立石山高等学校 戸田 行彦 教諭  戸田先生は、 初担任 ・ 新クラブ顧問 ・ 初学年 英語担当と、 これら三種の仕事に昨年度従事し、 初めて一人前の教師になれるとの嬉しい思い で、 決意新たに英語授業改革の基本は英語Ⅰ にあると、 英語Ⅰのスタイルを根本的に見直そう と授業改善に臨まれた。 その際、 各学期が始ま る前に学年別の教科会議で何時間もかけて話し 合いをし、 どんなデザインで授業を進めるのかと ことん話し合われた。 1学期の授業デザイン  予習 : 配付した予習プリントで日本語空所 (   ) を埋める * 予習で和訳作成はさせなかった。 サイトトランスレーションシートを B4 サイズで両面印刷で作成、 B5

特 集

教員養成センター Newsletter 第 10 号 - みんなで話し合ってみませんか 英語授業でのちょっとした工夫を -

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ファイルを購入させ綴らせることにした。 新出語を紙辞書で調べさ せ、 授業で確認 ・ 予習チェックした。  授業 サイト ・ トランスレーションシートで音読重視の授業 予習プリントを使用し日本語空所 (    ) の解答を確認し、 音 読練習、 文法解説を行う 次の時間 : 1パートを数名指名し、 音読テストを実施。  復習 なし 各自で音読テストに向け練習 次の時間に、 1段落を制限時間以内に音読  6月の採用2年目教員の公開授業には、 県指導主事、 学校評議 員 (3名)。 学校長 ・ 副校長 ・ 教頭、 高校時代の恩師が来られる 授業参観となり、 その後の反省会で指摘されたことは ;  「負荷」 をもっとかける  単に音読させるだけでは、 負荷がない。  何のために音読させるのか。  音読して何をするのか。  音読のその後が見えなかった。 と厳しい指摘を受け、 夏休み1年英語科で話し合うことになり、 1学 期の反省をもとに、 2学期の授業について話し合った。  キーワード 「負荷をかける」  どのように??  テスト?復習?やっぱり和訳?  ここで、 話し合いに入った。 配付された授業予習プリントは、 教科 書本文をチャンクごとに行替えした英文が左に右にはその行ごとに 日本語訳が付され、 ところどころに空所 (    ) があるものであっ た。 まず、 このチャンクごとに区切られた英文の朗読させることなど についての話しになった。 ポーズ ・ リスニングを通して生徒自身がス ラッシュを入れ、 その後音読したりして理解する方法と予めスラッシュ 等チャンクを示したプリントを配付して音読、 理解の活動をした場合 の有意差は見られないとの報告があるとの参加者からの指摘があっ た。 その場合、 ポーズ ・ リスニングを通してスラッシュを入れさせるこ とは時間の無駄になるとのことであった。 また、 ポーズ ・ リスニングを 通してスラッシュを入れる作業で、 生徒は内容理解も進めているか という問いには、 機械的にポーズでスラッシュを入れているだけで、 内容理解にはなっていないとのことであった。 メカニカルのドリルで あって、 meaningful drill ではないことになる。 また、 その参加者が1 年生でスラッシュ入りの英文を配り、 チャンクの意を理解したと考え、 2年生では自分で入れるようにさせたところ、 どこに入れてよいか戸 惑う生徒が多かったそうだ。 1年生での活動が転移していないという ことであった。  プリント学習について参加者に伺うと、 生徒に本文をノートに写さ せる作業を指導されるか、 教員がタイプうちしたプリントを配付するか の問いでは、 時間のかかることはさせないことを考えプリント配付が 多いということが分かった。 中には配付したプリントをノートに貼らせ ていると回答される先生もおられた。 日本語訳については、 先渡し、 後渡しかの差異はあったが、 配付の傾向が見られた。 チャンク分け したスラッシュ入りの英文や訳など配付することは、 生徒をエスカレー ターに乗せたいだけではないか、 生徒は自分の力を使わずに2階、 3階へ上がって行く。 現象としては上に上がっているけれど、 本人の 力の育成になっているのかどうか分からないと、 むしろ階段を一歩ず つ自分で歩いて昇らせるように指導することが learner autonomy に なるのではないか。 そのためには、 確かなタスクを設定することが必 要で、 それがこそが英語授業のデザインの要ではないかという投げ かけもあった。 高校の新学習指導要領では、 英語の授業は英語で という原則があり、 日本語主体の授業は問われてくるであろう。  それから、 2学期 ・ 3学期の授業について話していただいた。 紙 面の都合上、 お二人の報告の詳細は、 http://www.wilmina.ac.jp/ ojc/edu/ttc/course/pdf/report015.pdf をご覧いただきたい。  当日、 お二人の盛りだくさんの話題提供に司会がうまく時間調整で きずにもっと聴きたいという雰囲気の中で終了した。 本学の学生から は、 「このような先生に高校時代に習いたかった」、 「話を聴きながら 感動で涙が出てくる思いだった」 とのコメントがあった。 参加者の先 生からも若い二人の先生の発表に、 「素晴らしい情熱で嬉しくなりま す。 特にディベートは実行するまで、 とても準備が必要で苦労され たと思います。 感銘しました」 「生徒をドンドン刺激してください。 彼 らの可能性は無限です。 きっと 「英語を使う」 ことで、 頑張りを出し ていきます」 などのコメントがあった。

第 16 回勉強会「英語の教え方教室」   6月2日 ( 土 )

■ 「英語ディベート授業実践報告       -サーキットスピーチの活用と授業の実際-」       兵庫県立尼崎小田高等学校 小林 哲 教諭  単に行ったことを紹介するのではなく、 「これら の活動を通してどんな力をつけるのか (目的 ・ 目 標)」「なぜそれが必要か、なぜこの形式なのか(理 由)」 「どのような結果に結びつくか。 (結果 ・ 効 果)」 「どうすればより効果が上がるのか (方法)」 について、 みなさんと議論したいという前置きで、 小林先生の実践報告が始まった。  最初に、 尼崎小田高校の概略を話され、 次に 兵庫県英語ディベート大会について説明され、 昨年度は兵庫県下 より参加校は20校に上ったとのことである。 兵庫方式のディベート であり、数値化する評価方式についての説明があった。 評価は、「立 論」 が、内容 (6 点満点 )、証拠 (6 点満点 )、英語 (3 点満点)、「尋問」 が内容 (6 点満点)、英語 (3 点満点 )、「反駁」 が内容 (6 点満点 )、 英語 (3 点満点 ) の合計 48 点満点のスコアで勝敗を決めるものであ る。 6 点基準は、 論点を 3 つ出すことを前提としている。 提示すれ ば各 1 点、 説得性があればそれぞれの論点に 1 点加え 6 点となる 評価方法であった。 また、 「尋問」 や 「反駁」 の際には 3 人以上 が発言しない場合は減点をするという方法が兵庫オリジナル ・ ルー ルであった。  参加者から、 0( ゼロ ) か1で評価する方法は、 誰にもできそうであ るが、 かなりおおよそで、 差がつかない評価になるのではないか。 主観的になる。 点数で評価することに、 ディベートの本質があるの ではなく、 論の展開や議論そのものこそ評価すべきではないか。 な ど意見が出た。  小林先生によると、 初歩段階の生徒には数値がわかりやすく、 そ れが励みになることがあるとのことであった。 確かに、 論の展開を ジャッジするには、 ジャッジとして論を整理して展開する能力が必要 である。 生徒にはそこまでは無理かもしれないので、 こうした数値 化シートが扱いやすいだろう。 しかしながら、指導者としての教員は、 論の展開における指摘を、 板書しながら行うチョークディベートなど を行うことが必要となると思われる。  次に、 サーキットスピーチについて話された。  A ・ B 2グループの対抗で、 Aグループが、 スピーチを配付の原 稿枠内の分類による 16 行で完成させ、ALTによるチェックを受ける。 本番ではその原稿を読み上げる。 相手側 B チームは聞き取り用紙 に書き取っていく。 聞き取り不明な部分に関して、 原稿読み上げ A チームに、 16 文全文、” Did you say, _________?” “What did you say in # sentences?” など尋ねながら、 聞き取った内容を完成させる作 業を行う。 第三者であるジャッジは質問の個数をカウントしてシート 上にカウントを記す。 回答の回数も同様に記す。 こららが最初に実 施される活動である。  原稿を書く作業について、 このようなフォーマットに慣れさせること は大切であると意見があった。 ただ、イントロ 2 行で、ボディが3パー ト各 4 行、 結論 2 行で言い表せるのか、 16 行の文で完成させるの は、 かなり難しいのではないかと思われた。 また、 ジャッジは何を 聞いたかでなく、 何回質問が行われ、 それに回答されたか、 その 回数をカウントすることが役割であった。 これには、 参加者から、 ど のようなことを聞いたかでなく、回数チェックに追われ、中身が分かっ ていないことになるのではないかと質問があった。 生徒の実態に合 わせ、 カウントさせることを第一としているということであった。  最終的に、相手側 B グループが話した内容を 16 文、リプロダクショ ンすることが課せられた活動でそれをサマリースピーチとして評価す ることであった。 参加者も実際に体験した。 参加者の感想は、 ディ クテーションをするというリスニング活動で、 内容を聞いたという感動 や心を動かされるものがない。 書き写すことに懸命になるだけではな いかという懸念が述べられた。   検 討 す べ き 課 題 は あ る が、 ディベートという活動を授業に 取り入れ工夫を重ねておられ る小林先生の姿勢に敬意を表 したい。 報告詳細は、 http:// www.wilmina.ac.jp/ojc/edu/ ttc/course/pdf/report016.pdf

参照

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○関計画課長

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